JPH03124258A - パルスモータ - Google Patents

パルスモータ

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JPH03124258A
JPH03124258A JP26092589A JP26092589A JPH03124258A JP H03124258 A JPH03124258 A JP H03124258A JP 26092589 A JP26092589 A JP 26092589A JP 26092589 A JP26092589 A JP 26092589A JP H03124258 A JPH03124258 A JP H03124258A
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Hiroshi Nakagawa
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、例えば、産業用ロボットなどのように比較
的大きな推力か要求されるF A (ファクトリ−オー
トメ−ション ルスモータに関するものである。
]−従来の技術」 周知のように、リニアパルスモータは一次側磁束発生部
であるスライダの各コイルに供給されるパルス信号・に
基■き、スライダまたはニー次側スケールをステップ状
に歩進動作させるものであり、その磁気回路の構成は、
第9図(a)に示す通りである,、この図において、1
は長尺板状の磁性体によって構成された二次側スケール
であり、その」二面には、歯部1 a, ] a,・・
か長手方向(図面左右方向)に沿って等間隔に形成され
ている。このスケール1の」二面にはスライダ2か図示
ゼぬローラ等からなる支持機構によってスケール1の長
手方向へ移動自在に支持された状態で載置されている。
スライダ2は、コ字状のA相鉄心4およびB相鉄心5と
、A相鉄心4のA相磁極4aおよび入相磁極4. 1)
に各々巻回されたコイル6aおよび6bと、B相鉄心5
のB相磁極5aおよびn相磁極5bに各々巻回されたコ
イル7aおよび7bと、鉄心4および5の」−面に図示
する極性で取すイ」けられた永久磁石8および9と、永
久磁石8および9の」−面に取りイτjけられた板状の
磁性体によって構成されるハックプレート10とから構
成されている。磁極4aの下端面には、スケール1の歯
部1aのピッチ(形成間隔)Pと同一ピッチで3個の極
歯14a,]4 a. l 4 aか形成されており、
その他の磁極4b5 a+ 5 bの各下端面にも同様
に極歯14b,L5a151〕か各々形成されている。
また、各磁極5 1)4 b, 5 aは磁極4aに対
して順次I〕/4ずつずらして配置され、これにより、
各磁極4a.4.b,5a,51〕は互いに位相か90
度ずつ異なった位置関係となっている。さらに、各極歯
14a,14b,15a1、5bの下端面と各歯部1a
の上端面との間には、所定の間隙Gが各々形成されてい
る。
そして、コイル6 a. 6 b. 7 a, 7 b
に所定のパルス信号を順次供給することにより、コイル
6a,61〕7a,7bか発生する磁束と、永久磁石8
.9か発生する磁束とか各磁極4a,4.b,5a,5
bにおいて、順次加減され、スケール1に対するスライ
ダ2の磁気的安定位置か順次移動し、これにより、スラ
イダ2かスケール1の長手方向に沿って移動する。
ここで、コイル6 a, 6 bの組、もしくはコイル
7 a, 7 bの組のいずれか一方の組に電流を供給
する1相励磁方式によってスライダ2を駆動する場合を
例にして説明する。
■第9図(a)に示す様に、コイル6 a. 6 bに
端子6cから6dへ向って所定の電流を流すと、コイル
6aか発生する磁束と、永久磁石8が発生する磁束とが
A相磁極4aにおいて相加わり、入相磁極4bにおいて
互いに打ぢ消し合うのて、図に点線φ,で示す主磁束ル
ープが発生し、この結果、図示するように、A相磁極4
aの各極歯1.4aと、スケール1の歯部1aとか一L
下に対向した位置か磁気的に安定した位置となる。
■第9図(b)に示す様に、コイル7 a, 7 bに
端子7cから7dへ向って所定の電流を流すことによっ
て、図に点線φ,て示す主磁束ループか発生し、この結
果、図示するように、磁極51)の各極歯15bと歯部
1aとが」−下に対向した位置が磁気的に安定した位置
となる。
■第9図(C)に示す様に、コイル6 a, 6 bに
■と逆方向へ所定の電流を流すことによって、図に点線
φ3で示す主磁束ループが発生し、この結果、磁極4b
の各極歯14.bと歯部1aとがL下に対向した位置か
磁気的に安定した位置となる。
■第9図(d)に示す様に、コイル7 a, 7 bに
■と逆方向へ所定の電流を流すことによって、図に点線
φ4で示す主磁束ループが発生し、この結果、磁極5a
の谷径a 1 5 aと歯部1aとが」1下に対向した
位置が磁気的に安定した位置となる。
以上の■→■→■→■の各励磁モードの順にパルス励磁
を繰り返すことによって、スライダ2か図面左方向、す
なわち磁極5bから48に向かう方向へステップ状に移
動し、■−■→■→■の各励磁モードの順にパルス励磁
を繰り返すことによって、スライダ2が図面右方向、す
なわぢ磁極4aから5bに向かう方向へステップ状に移
動する。
なお、スライダ2を固定してスケール1を移動させる場
合も同様である。
「発明が解決しようとする課題」 ところで、一般に、リニアパルスモータはオーブンルー
プて高精度な位置決めか可能なことから、OA(オフィ
スオー1−メー/ヨン)機器のプリンタのキャリッジ駆
動等に用いられているものの、大きな推力が得られない
ため、産業用ロボットなとのように比較的大きなjIL
力か要求されるFA機器には、適用することが困難であ
った。すなわち、上述したリニアパルスモータにおいて
は、第9図(a)〜(d)に示すように、一方のA相磁
極4aもしくはI3相磁極5aにおいてコイル6aもし
くは7aが発生する磁束と永久磁石8.9か発生ずる磁
束とが相加わり、推力が発生している期間、他方の入相
磁極4bもしくはb相磁極5bにおいては、コイル6b
もしくは7bが発生する磁束と、永久磁石8.9が発生
する磁束とか互いに打ち消し合い、推力が発生しない構
造となっている。逆に、入相磁極4bもしくはB相磁極
5bにおいて推力か発生している期間、A相磁極4aも
しくはB相磁極5aにおいては、推力か発生しない構造
となっている。
したがって、実際に推力発生に寄与する推力発生面積は
、スケール1と対向する各磁極4.a、4b5a、 5
 bの総面積の内、50%しがなく、この推力発生面積
を広げることが、推力向上を図る際の重要な課題となっ
ていた。さらに、従来のリニアパルスモークにおいては
、永久磁石8,9が間隙Gから離れた個所に配置されて
いるので、これら永久磁石8,9で発生した磁束の一部
が漏れ磁束となって推力発生用に有効に利用されないと
いう問題もあった。
この発明は、」二連した事情に鑑みてなされたもので、
スケールと対向する各磁極の端面の総面積を推力発生用
に有効に利用し、かつ全ての永久磁石を一次側磁束発生
部とスケールとの間隙に近接して配置する構造とするこ
とにより推力の増大を図ったパルスモータを提供するこ
とを目的としている。
「課題を解決するための手段」 この発明は、特定方向に沿って等間隔に歯部を一 有する二次側スケールと、前記二次側スケールに対して
前記特定方向へ移動自在に支持された一次側磁束発生部
とからなり、前記一次側磁束発生部の各磁極と前記二次
側スケールの各歯部との間に形成された各間隙に順次磁
束を発生させることにより、前記一次側磁束発生部を二
次側スケールに対して相対移動させるパルスモータにお
いて、磁性部材と、この磁性部材上に前記特定方向に沿
って一定間隔1) / 2で配列された歯部と、これら
各歯部間の溝部に、隣合うもの同志の極性が互いに逆方
向となるように各々挿入配置された永久磁石と、前記各
歯部と前記磁性部材との間に、前記各歯部の磁化を強め
る方向に各々挿入配置された補助永久磁石とから前記二
次側スケールを構成する一方、前記一次側磁束発生部を
、前記二次側スケールの各歯部と一定の間隙を隔てて各
々対向するN個の磁極を有すると共に、前記各磁極が前
記特定方向へ所定寸法P/Nの変位を有して各々配置さ
れた鉄心と、前記各磁極に各々巻回されたコイルとから
構成したことを特徴としている。
「作用」 上記構成によれば、コイルに電流を流すと、次側磁束発
生部の鉄心の一方の磁極から、二次側スケールのS極側
の歯部に流入した磁束が、永久磁石を介して隣合うN極
側の歯部に流入し、さらに、補助永久磁石と磁性部材を
介して他のN極側の歯部へ流入し、一次側磁束発生部の
鉄心の他方の磁極へ流入する主磁束ループが形成される
ので、二次側スケールと対向する各磁極の総面積を推力
発生用に有効に利用することができ、また、永久磁石と
補助永久磁石を全て一次側磁束発生部との間隙に近接し
て配置することができるので、大きな推力が得られる。
「実施例」 以下、図面を参照し、この発明の実施例について説明す
る。
第1図はこの発明の第1実施例によるリニアパルスモー
タの磁気回路の構成を示す図である。
この図において、20は固定されたスケール、21は図
示せぬローラ等の支持機構によってスヶ−ル20の長手
方向(図に示す矢印M方向)へ移動自在に支持されたス
ライダである。
スケール20は、板状の磁性部材22と、この磁性部材
22の長手方向に沿って−・定間隔P/2で配列された
歯部22 a、 22 a、・・・と、これら各歯部2
2a、22a、  間の溝部22 b、 22 b、−
に、隣合うもの同志の極性か互いに逆方向となるように
各々挿入配置された永久磁石23,23.・・と、前記
各歯部22a、22a、・・と磁性部材22との間に、
各歯部22aの磁化を強める方向に各々挿入配置された
補助永久磁石27.27.・・とから構成されている。
一方、スライダ21は、スケール20と一定の間隙Gを
隔てて各々対向する4個の磁極、すなわちA相磁極24
Aと入相磁極24人と色相磁極24Bと色相磁極24B
とを有する鉄心24と、各磁極24 A、24 A、2
4 B、2 /l sニ各々巻回すれたコイル25A、
25人、25B、25Bとから構成されている。この場
合、各磁極24 A、24人 24B 24Bの相対位
置関係は次の通りである。ずなわぢ、磁極24Aに対し
て、磁極24 Bは(5P−P/4)隔てて位置し、ま
た各磁極24Aおよび24Bに対して、各磁極24人お
よび24百は各々(2P+I)/2)隔てて位置し、こ
れにより、各磁極24に、24B、24人、 24.8
 (7)順に、その移動方向く矢印M方向)へ所定寸法
P/4ずつの変位を有して配置されている。また、各磁
極24A、24A、24 B、24 Bのスケール21
 と対向する端面には、スケール21の歯部22aと路
間−の対向面積を有する極歯24Aa、24Ab24人
a、24人す、24.Ba、24 Bb、241’;a
、27′IT3 bが各々形成されている。
以上の構成において、各コイル25A、25人。
25B、25Bに電流を供給しない状態においては、第
2図に点線矢印によって示すように、各永久磁石23.
23.・のN極から各々のS極に戻る磁束ループが形成
されると共に、同図に実線矢印によって示すように、ス
ケール20のN極側の歯部22aからスライダ21の各
磁極24A、24人。
24B、24r>i、:流入シタ後、スケール20のS
2 極側の歯部22aに戻り、そして、補助永久磁石27と
磁性部材22を介して元のN極側の歯部22aへ戻る磁
束ループか形成され、この状態で静止している。
ここで、A相と入相コイル25A、25人の組、または
+3相とn相コイル25B、25Bの組の方に7411
=tを供給する1相励磁方式によってスライダ21を駆
動する場合の動作について第3図を参照して説明する。
■第3図(a)に示す状態において、A相と入相コイル
25Δ、25人に対して、図に示す×印から・印の方向
へ所定の電〆AEを流すと、鉄心24には入相磁極24
人からA相磁極24Aに向ってコイル25A、25人に
よる起磁力が発生し、これにより図にφ1で示すように
、鉄心24のA相磁極24Aの容積m24Aa、24A
bからスケール20のS極側の歯部22aに流入した磁
束か、永久磁石23を介して隣合うN極側の南部22a
に流入した後、補助永久磁石27と磁性部材22を介し
て他のN極側の711部22aへ流入し、さらに該歯部
22aから鉄心24の入相磁極24への各極歯24人a
、24八すへ流入する主磁束ループか形成される。この
結果、A相磁極24Aの各極歯24Δa、24Aaかス
ケール20のS極側の歯部22aと対向し、入相磁極2
4への各極歯24人a24人すがスケール20のN極側
の歯部22aと対向する位置か磁気的に安定した位置と
なる。
■第3図(+1)に示ず様に、色相と色相コイル25B
、25Bに対して、図に示ず×印から・印の方向へ所定
の電流を流すと、図にφ2て示す主磁束ループか発生し
、この結果、色相磁極24B。
24Bの各極歯24Ba、24.Bbがスケール20の
S極側の歯部22aと対向し、色相磁極24. =の各
極歯24Ba、24Bbがスケール20のN極側の歯部
22aと対向する位置か磁気的に安定した位置となる。
■第3図(c)に示す様に、A相と入相コイル25A、
25人に■と逆方向へ所定の電流を流すと、図にφ3で
示す主磁束ループが発生し、この結果、A相磁極24A
の各極歯24Aa、24.Abがスケ−ル20のN極側
の山部22aと対向し、入相磁極24人の各極歯24人
a、24人l〕かスケール20のS極側の歯部22aと
対向する位置が磁気的に安定した位置となる。
■第3図((1)に示す様に、B相とn相コイル25 
B 、 25 Bに■と逆方向へ所定の電流を流すと、
図にφ4て示す主磁束ループか発生し、この結果、n相
磁極24Bの各極歯24Ba、24Bbかスケール20
のN極側の山部22aと対向し、n相磁極24Bの各極
歯24 ’F3a、 24 l31)かスケール20の
S極側の山部22aど対向する位置か磁気的に安定した
位置となる。
以上の■→■→■→■の各励磁モードの順にパルス励磁
を繰り返すことによって、スライダ21か図面右方向へ
移動し、■→■→■−■の各励磁モートの順にパルス励
磁を繰り返すことによって、スライダ21か図面左方向
へ移動する。
次に、第4図を参照して、この発明の第2実施例である
3相リニアパルスモータについて説明する。この図にお
いて、/I2は図示ゼぬローラ等の支持機構によってス
ケール21の長手力向く図に示す矢印M方向)へ移動自
在に支持されたスライダである。スライダ42は、A相
磁極4.3 Aと、n相磁極43Bと、C相磁極4.3
 Cとを何する鉄心43と、各磁極43A−43Gに各
々巻回されたコイル44A〜44Cとから構成されてい
る。
この場合、−側部に位置する磁極43A、中央部に位置
する磁極43B、他側部に位置する磁極43Cの順に、
スケール20の長手方向(M方向)へ順次P/3ずつ変
位して配置され、これにより、入相磁極43人かスケー
ル20の歯部22aと対向している状態において、B相
磁極43 B カtm部22aからPの1/3たけ変位
し、C相磁極43Cが歯部22aからPの2/3だけ変
位する位置関係となる。
以」二の構成において、第5図に示すような励磁シーケ
ンスで、A相コイル44Aと、B相コイル44Bと、C
相コイル44. Cに極性か反転するi<ルス電流を供
給し、いわゆるバイポーラ駆動する場合の動作について
説明する。
6 まず、第6図は、スライダ42の各磁極4.3 A〜4
.3 Cトスケール20の各歯部22aとの間に発生ず
る推力ベクトルを示ず図である。この図において、Aは
A相コイル4.4 Aに正方向に駆動電流を供給した場
合に生しる推力ヘクトルを示し、人はA相コイル44A
に負方向に駆動電流を供給した場合に生しる推力ベクト
ルを示し、同様に、BおよびCはB相コイル44Bおよ
びC相コイル44Cに正方向に駆動電流を供給した場合
に各々生じる推力ベクトルを示し、BおよびCはB相コ
イル44BおよびC相コイル44Cに負方向に駆動電流
を供給した場合に各々生じる推力ベクトルを示している
そして、第5図に■で示す期間においては、A相フィル
44Aに正方向へ駆動電流か供給され、B相コイル44
BとC相コイル44Cには負方向へ駆動電流が供給され
ており、第6図に示すように、ベクトルAと、ベクトル
Bと、ベクトルCを合成したベクトルか推力ベクトルと
なって、スケール22とスライダ42間に作用する。そ
の後、■→■→ →■で示す順序で、各コイル44A〜
44Cに駆動電流を供給すると、スライダ42の各磁極
43A〜43Cとスケール20の各歯部22aとの間に
発生する推力ベクトルが第6図に■→■→・→■で示す
順序で変化し、スケール20に対するスライダ42の磁
気的安定点が移り変わる。このように■→■→■→・・
→■の各励磁モートの順、または■−■→・・−■−■
の各励磁モートの順にパルス励磁を繰り返すことによっ
て、スライダ42か移動する。
次に、この発明の第3実施例であるディスク・ロータ型
・両面駆動式のパルスモータに適用した場合の構成につ
いて第7図(イ)〜(ニ)を参照して説明する。これら
の図において、50はハウジングであり、51はハウジ
ング50にヘアリング52.53を介して回転自在に支
持されているシャフトである。このシャフト51には、
円板状のロータ54がキー55によって固定されており
、また、ハウジング50内には、ロータ54の両面と各
々所定の間隙を隔てて対向する環状のステータ56.5
7が各々取り付けられている。ロータ54は、非磁性体
によって構成される環状部材59および60と、これら
の部材59と60間に配置された円板状の磁性部材61
と、磁性部材61の両面」二に、放射状にかつ等間隔に
配列された歯部6]a、6]a、=と、各歯部(31a
、 6 ] a、−間の溝部6]1.61b、  に、
隣り合うもの同士の極性が互いに逆方向となるように各
々挿入配置された永久磁石62,62.・と、各歯部6
1a、61a、−と磁性部材61との間に、各14q部
6]a、61a、・・の磁化を強める方向に各々挿入配
置された補助永久磁石67.67、・とから構成されて
いる。また、ステータ56は、第1図に示す各磁極24
A、24人、2z+s、24Bと同様の位置関係を有す
る磁極65a〜65dか形成された鉄心65と、これら
の磁極65a〜65dに各々巻回されたコイル66a〜
66dとから構成され、ステータ57も同様に構成され
ている。以」二の構成において、第3図と同様の動作原
理でロータ54か回転駆動され、シャフト51か回転す
る。
次に、この発明の第4実施例であるアウター・ロータ型
のパルスモータに適用した場合の構成について第8図を
参照して説明する。この図において、70はアウター・
ロータであり、円筒状の磁性部材71と、この磁性部材
71の内周面に等間隔に配列された歯部71a、71a
、−と、これら各歯部71a、71a、  間の溝部7
 ]、 b、 7 l b、−に、隣り合うもの同志の
極性が互いに逆方向となるように各々挿入配置された永
久磁性72,72.・ と、各歯部71a、71a、・
 と磁性部材71との間に、各歯部71a、71a、 
 の磁化を強める方向に各々挿入配置された補助永久磁
石77,77.・・とから構成されている。また、ステ
ータ74は、第4図に示す各磁極43A、43B、43
Gと同様の位置関係を有するA相磁極75A、B相磁極
75 B、C相磁極75Cと、入相磁極75人、B相磁
極75B、C相磁極75Gが形成された鉄心75と、こ
れらの磁極75A〜750に各々巻回されたコイル76
A〜76Cとから構成され、シャフト78に固定されて
いる。以」二の構成において、第4図9 の実施例と同様の動作原理でアウター・ロータ70が回
転駆動される。
なお、この発明は、上述した実施例に限定されることな
く、以下に挙げる種々の変形が可能である。
■−次次側シライタ、二次側スケールに対する相対移動
量を検出するセンサを設け、サーボモータとして駆動さ
せるようにしてもよい。
■コキングの除去、もしくは推力波形歪の改善のために
、・スキュー構造としたり、同一極内における若干のピ
ッチずらしく等価スキュー)を施しても構わない。
「発明の効果」 以」二説明したように、この発明によれば、二次側スケ
ールを、磁性部材と、この磁性部材」―に特定方向に沿
って一定間隔P/2で配列された歯部と、これら各歯部
間の溝部に、隣合うもの同志の極性が互いに逆方向とな
るように各々挿入配置された永久磁石と、前記各歯部と
前記磁性部材との間に、前記各歯部の磁化を強める方向
に各々挿入0 配置された補助永久磁石とから構成する一方、次側磁束
発生部を二次側スケールの各歯部と一定の間隙を隔てて
各々対向するN個の磁極を有すると共に、各磁極が特定
方向へ所定寸法P/Nの変位を有して各々配置された鉄
心と、各磁極に各々巻回されたコイルとから構成し、こ
れらのコイルに電流を流した場合に、一次側磁束発生部
の鉄心の一方の磁極から、二次側スケールのS極側の歯
部に流入した磁束が、永久磁石を介して隣合うN極側の
歯部に流入し、さらに補助永久磁石と磁性部材を介して
他のN極側の歯部に流入した後、次側磁束発生部の鉄心
の他方の磁極へ流入する主磁束ループが形成されるよう
にしたので、二次側スケールと対向する各磁極の総面積
を推力発生用に有効に利用することができると共に、永
久磁石と補助永久磁石の全てを一次側磁束発生部との間
隙に近接して配置することができ、これにより従来の2
倍以上の推力を得られ、例えば、産業用ロボットなとの
ように比較的大きな推力が要求されるFA機器にも適用
することが可能になるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1実施例によるリニアパルスモー
タの磁気回路構成を示す正面図、第2図は同実施例の静
止時における磁束経路を説明するための正面図、第3図
(a)〜(d)は同実施例をl相励磁方式によって駆動
した場合の動作を説明するための正面図、第4図はこの
発明の第2実施例による多相リニアパルスモータの磁気
回路構成を示す斜視図、第5図は同リニアパルスモータ
における励磁シーケンスを説明するための図、第6図は
同リニアパルスモータの各励磁モードにおける推力ヘク
トルを説明するための図、第7図(イ)はこの発明の第
3実施例によるディスク・ロータ型パルスモータの構成
を示す部分断面図、同図(ロ)は同パルスモータのステ
ータ側の構成を示す部分正面図、同図(ハ)は同パルス
モータのディスク・ロータの構成を示す部分断面図、同
図(ニ)は同パルスモータのディスク・ロータの構成を
示す部分正面図、第8図はこの発明の第4実施例による
アウター・ロータ型パルスモータの内部構成を示す正面
図、第9図は従来のリニアパルスモークの磁気回路構成
とその動作を説明すための図である。 0・・・・スケール(二次側スケール)、■・・・・ス
ライタ(一次側磁束発生部)、2・・・・・磁性部材、 2a・・歯部、22b・・・・・溝部、3・・・永久磁
石、24・・ ・鉄心、4A・・・・人相磁極、25A
・ ・・A相コイル、4人・・入相磁極、25人・ 入
相コイル、4B・・・・・n相磁極、25B  ・・B
相コイル、4B・・・・n相磁極、25B−・・・・B
相コイル、7・・・・・・補助永久磁石。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)特定方向に沿って等間隔に歯部を有する二次側ス
    ケールと、前記二次側スケールに対して前記特定方向へ
    移動自在に支持された一次側磁束発生部とからなり、前
    記一次側磁束発生部の各磁極と前記二次側スケールの各
    歯部との間に形成された各間隙に順次磁束を発生させる
    ことにより、前記一次側磁束発生部を二次側スケールに
    対して相対移動させるパルスモータにおいて、 磁性部材と、この磁性部材上に前記特定方向に沿って一
    定間隔P/2で配列された歯部と、これら各歯部間の溝
    部に、隣合うもの同志の極性が互いに逆方向となるよう
    に各々挿入配置された永久磁石と、前記各歯部と前記磁
    性部材との間に、前記各歯部の磁化を強める方向に各々
    挿入配置された補助永久磁石とから前記二次側スケール
    を構成する一方、 前記一次側磁束発生部を、前記二次側スケールの各歯部
    と一定の間隙を隔てて各々対向するN個の磁極を有する
    と共に、前記各磁極が前記特定方向へ所定寸法P/Nの
    変位を有して各々配置された鉄心と、前記各磁極に各々
    巻回されたコイルとから構成したことを特徴とするパル
    スモータ。
  2. (2)前記二次側スケールの両面に、前記歯部および溝
    部を形成し、前記各溝部に永久磁石を各々挿入配置し、
    前記各歯部と磁性部材との間に補助永久磁石を各々挿入
    配置する一方、前記二次側スケールの両面の各歯部と各
    々対向する一対の一次側磁束発生部を設け、これらの一
    次側磁束発生部は、互いに連結され、かつ前記二次側ス
    ケールに対して前記特定方向へ相対移動自在に支持され
    ていることを特徴とする請求項1記載のパルスモータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013176269A (ja) * 2012-02-27 2013-09-05 Hitachi Metals Ltd リニアモータ
DE10220822B4 (de) * 2001-05-10 2020-07-02 Smc K.K. Linearmotor

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