JPH03123566A - 低周波治療器 - Google Patents

低周波治療器

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JPH03123566A
JPH03123566A JP26280389A JP26280389A JPH03123566A JP H03123566 A JPH03123566 A JP H03123566A JP 26280389 A JP26280389 A JP 26280389A JP 26280389 A JP26280389 A JP 26280389A JP H03123566 A JPH03123566 A JP H03123566A
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resistor
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Shinichiro Mano
真一郎 真野
Tadao Miyabayashi
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、制御用の回路にマイクロコンピュータ−を用
いた低周波治療器に係わり、とくに、電源電圧が低下し
た際の安全機構に関する。
(従来の技術) 従来の低周波治療器たとえば家庭用電子マッサージャー
における回路構成の一例を第5図に基づいて説明する。
1は高電圧発生蓄積回路で、この高電圧発生蓄積回路1
は、たとえば、DC−DCコンパータ−とコンデンサー
となどにより構成されており、人体に十分な刺激を与え
得る電圧を得るために、図示しない電池(起電力■。)
を電源として昇圧を行なうとともに、発生された高電圧
を蓄積するものである。そして、前記高電圧発生蓄積回
路1の出力端が、pnp型トランジスターT「1を介し
て十極出力端子CNIに接続されている。また、このト
ランジスターTriのベースが抵抗R1およびnpn型
トランジスターT+2を介して電池の一極に接続されて
いる。さらに、このトランジスターTr2のベースが抵
抗R2を介してドライブパルスを化カスる制御回路の出
力端Pに接続された構造になっている。なお、前記十極
出力端子C11lとともに人体に装着される一極出力端
子CN2は、たとえば抵抗R3を介して電池の一極に接
続されている。
そうして、高電圧発生蓄積回路1により高電圧が発生さ
れて蓄積された後、制御回路の出力端Pが一時的にHI
GHになって、トランジスターT「i 、 Tr2がO
Nになり、人体に高電圧の治療用電気パルスが印加され
て刺激が与えられるようになっている。
ところで、最近は、高電圧発生蓄積回路1および出力段
のトランジスターT+2を制御するための制御回路にマ
イクロコンピュータ−を用いた低周波治療器が多くなっ
てきている。なお、この場合、前記制御回路の出力端P
は、マイクロコンピュータ−の出力ポートになる。
ところが、マイクロコンピュータ−は、このマイクロコ
ンピュータ−を駆動する電源である電池が消耗して、こ
の電池の電圧が低下してくると、誤動作するおそれがあ
る。そして、マイクロコンピュータ−が誤動作すると、
治療用電気パルスが不規則に発生したり、予期しない強
い治療用電気パルスが発生したりして、場合によっては
、危険な状態になる。
ところで、電池の電圧が低下してくると、マイクロコン
ピュータ−の出力ポートPのHIGH時の電圧も低下し
てくるが、もしこの出力ポートPの電圧が十分に低下し
たとすれば、トランジスターTr2のベース電流はほと
んど流れなくなり、したがって、治療用電気パルスも人
体へはほとんど出力されなくなる。しかし、従来のよう
に、トランジスターT「2のベースが単に抵抗R2を直
列に介してマイクロコンピュータ−の出力ポートPに接
続された構造になっていると、一般的に、トランジスタ
ーT+2がONLなくなるほど出力端Pの電圧が低下す
る前に、マイクロコンピュータ−は誤動作するようにな
る。そのため、マイクロコンピュータ−の誤動作時にも
、治療用電気パルスが人体へ出力され、この人体に悪影
響を与えるおそれがある。
そこで、従来、特開平1−147634号公報に記載さ
れているように、電源電圧の低下時にマイクロコンピュ
ータ−をリセットしてそのままこのマイクロコンピュー
タ−の動作を停止させるためのリセット回路を設けた構
造も採られた。しかし、このようなリセット回路は、複
雑なものであり、高価である。たとえば、上記公報に記
載のリセット回路は、電源電圧を検出してリセット信号
を出力するICと、電源電圧の低下を電源投入時の電源
電圧の立ち上がりから区別するための時定数回路となど
からなっている。
(発明が解決しようとする課題) 上述のように、従来の低周波治療器では、電池などから
なる電源の電圧が低下することによりマイクロコンピュ
ータ−が誤動作するようになったときにも、治療用電気
パルスが人体に出力されるため、人体に悪影響を及ぼす
おそれのある問題があった。また、電源電圧の低下時に
マイクロコンピュータ−の動作を停止させるためのリセ
ット回路を設けた低周波治療器では、高価になる問題が
あった。
本発明は、上述のような問題点を解決しようとするもの
で、複雑なリセット回路をもっていなくとも、電源電圧
の低下によりマイクロコンピュータ−が誤動作するよう
になったとき、人体に悪影響を及ぼすことを防止できる
低周波治療器を提供することを目的とするものである。
〔発明の構成〕
(課題を解決するだめの手段) 本発明の低周波治療器は、電池などの電源と、この電源
により駆動されるマイクロコンピュータ−と、このマイ
クロコンピュータ−により制御され治療用電気パルスを
発生させる電子回路と、この電子回路により発生された
治療用電気パルスを出力する出力電極とを備え、前記電
子回路が、前記マイクロコンピュータ−の出力ポートに
ベースが第1の抵抗を介して接続され前記出力電極への
治療用電気パルスの出力をON・OFFするトランジス
ターを有するものである。そして、請求項1の低周波治
療器では、上記目的を達成するために、前記トランジス
ターのベースとエミッターとの間に第2の抵抗を接続し
ている。
一方、請求項2の低周波治療器では、同じ目的を達成す
るために、前記トランジスターのベースないしエミッタ
ー側の回路中にダイオードを挿入している。
(作用) 本発明の低周波治療器では、マイクロコンピュータ−に
より制御されつつ電子回路が発生させた治療用電気パル
スが、人体に装着された出力電極を介して人体へ出力さ
れることにより、この人体に刺激が与えられて治療が行
なわれる。このとき、出力電極への治療用電気パルスの
出力のON・OFFは、マイクロコンピュータ−の出力
ポートに第1の抵抗を介してベースが接続されたトラン
ジスターのON・OFFによってなされ、出力ポートか
らの出力に応じて、出力電極へ治療用電気パルスが出力
されることになる。そして、請求項1の低周波治療器で
は、マイクロコンピュータ−の出力ポートおよびトラン
ジスターのエミッター間の電圧がこれらの間に直列に挿
入された第1の抵抗および第2の抵抗により分圧される
が、これら両抵抗間にトランジスターのベースが接続さ
れているため、マイクロコンピュータ−を駆動する電源
の電圧が低下していくとき、トランジスターのベースお
よびエミッター間の電圧はこのエミッターおよび出力ポ
ート間の電圧よりも低いレベルで低下していく。これに
よって、マイクロコンピュータ−が誤動作するまで電源
電圧が低下したとき、ベースおよびエミッター間の電圧
がベース電流のほとんど流れなくなる電圧を下回るよう
にすることができ、出力電極への治療用電気パルスの出
力自体を断つことができる。
一方、請求項2の低周波治療器では、出力電極への治療
用電気パルスの出力をON・OFFするトランジスター
のベースないしエミッター側の回路中にダイオードが挿
入されているので、このダイオード自体の起電力により
、トランジスターに十分なベース電流が供給されるのに
必要なマイクロコンピュータ−の出力ポートおよびダイ
オードを含めたトランジスターのエミッター間の電圧は
、ダイオードがない場合よりも高くなる。これによって
、マイクロコンピュータ−が誤動作するまで電源電圧が
低下したとき、前記出力ポートおよびエミッター間の電
圧がベース電流のほとんど流れなくなる電圧を下回るよ
うにすることができ、出力電極への治療用電気パルスの
出力自体を断つことができる。
(実施例) 以下、本発明の低周波治療器の一実施例について、第1
図に基づいて説明する。
Eは直流電源であるリチウム電池などの電池(起電力v
tlは、たとえば3V)である。この電池Eには電解コ
ンデンサC11が並列に接続されている。また、MCは
電池Eを駆動電源とするCMOSマイクロコンピュータ
−(たとえば、NEC製μP07554Gなど)である
。そして、電池Eの電極が電源スィッチSWI 1の接
点s1に接続されており、この接点S、に選択的に接続
される3つの接点T + 、 O3,Mlのうち接点”
r、、M、がマイクロコンピュータ−MCの電極電源端
子0に接続されている。一方、マイクロコンピユー9−
MCの一極電源端子[株]は、電池Eの一極に接続(以
下、接地という)されている。
また、電源スィッチSWI 1の接点S、と連動する接
点S2が、マイクロコンピュータ−ICの出力ポート■
に接続されているとともに、抵抗R11を介して接地さ
れている。そして、前記接点s2に選択的に接続される
3つの接点T2.0□9M2のうち接点02が、前記接
点T+、Mlに抵抗R12を介して接続されている。ま
た、前記接点M2が、マイクロコンピュータ−MCの入
力ポート■に接続されているとともに、抵抗R+3を介
して接地されている。さらに、マイクロコンピュータ−
MCの入力ポート■が抵抗RI4を介して接地されてい
る。
また、電源スィッチ5W11の接点T + 、 M +
 に、マイクロコンピュータ−MCの入力ポート■、■
がタクトスイッチ5W12を介して接続されている。ま
た、マイクロコンピュータ−MCのクロック端子■。
0間に抵抗R15および可変抵抗vRt+が直列に接続
されている。さらに、マイクロコンピュータ−MCのリ
セット端子■がコンデンサーCI2を介して電源スィッ
チSW+tの接点T、、M、に接続されている。なお、
マイクロコンピュータ−MCのボート■。
■、■は接地されている。
そして、電源スィッチ5wt1の接点T + 、 M 
+に可変抵抗VR12を介して、コイルLll 、 L
12の一端が接続されており、これらコイルLll 、
 L12の他端がそれぞれnpn型トランジスターTr
ll、 T+I2のコレクターに接続されている。これ
らトランジスターTrll、 T+12のエミッターは
それぞれ接地されている。また、これらトランジスター
Trll。
Tt12のベースは、それぞれ抵抗R16、RI7を介
して発振器となるマイクロコンピュータ−MCの出力ボ
ート■、■に接続されている。さらに、前記抵抗R16
、RI7に、それぞれコンデンサー013゜C14およ
び抵抗RI8 、 R19の直列回路が並列に接続され
ている。
そして、コイルLll 、 L12およびトランジスタ
ーTa1l、 T「I2の接続点が、それぞれダイオー
ドDIl 、 C12を介してコンデンサーCI5の一
端に接続されており、このコンデンサーC15の他端が
接地されている。
また、これらダイオードD11 、012およびコンデ
ンサーC15の接続点が、抵抗112Gおよびnpn型
トランジスターT+I3を介して接地されている。
そして、このトランジスターTr13のベースは、抵抗
R21ヲ介してマイクロコンピュータ−MCの出力ボー
トOに接続されている。
さらに、同じダイオード旧1,012およびコンデンサ
ーC15の接続点がpnp型トランジスターTr14の
エミッターに接続されており、このトランジスターTr
14のコレクターが土掻出力電極CNIIに接続されて
いる。また、このトランジスターTr14のベースは抵
抗R22を介して++pn型トランジスターTr15の
コレクターに接続されており、このトランジスターT+
15のエミッターは接地されている。
そして、このトランジスターTr15のベースは第1の
抵抗R23を介してマイクロコンピュータ−MCの出力
ボート■に接続されている。さらに、トランジスターT
r15のエミッターおよびベース間に第2の抵抗R24
が接続されている。
一方、一種出力電極CN12は、抵抗1125 、 R
26の直列回路を介してnpn型トランジスターTr1
6のベースに接続されており、前記両抵抗R25、R2
6の接続点がツェナーダイオードzDを介して接地され
ている。また、トランジスターT+16のコレクターが
、抵抗R27を介して電源スィッチ5WIIの接点T 
1. M +に接続されているとともに、マイクロコン
ピュータ−MCの入力ポート■に接続されている。一方
、トランジスターT「16のエミッターが接地されてい
る。なお、このトランジスターTr16のエミッターお
よびベース間には抵抗R28が接続されている。さらに
、トランジスターT+I6のコレクターは、コンデンサ
ーCI6を介して接地されている。
なお、出力電極CNII、 CN12は、人体に着脱自
在に装着されるものである。
そして、以上に説明した第1図(C)に示す回路が、マ
イクロコンピュータ−MCにより制御され治療用電気パ
ルスを発生させる電子回路であり、とくに、その出力段
のトランジスターT+14. T+15は、出力電極C
NII、 CN12への治療用電気パルスの出力をON
・OFFするものである。さらに、トランジスターT+
I5のベースに接続された第1の抵抗R23および第2
の抵抗R24の抵抗値は、電源である電池Eの電圧が低
下していくとき、この電圧がたとえば2V程度のある設
定値を下回ると、接地点に対する両抵抗R23、R24
の接続点の電圧が、トランジスターT+I5のコレクタ
ー開放時のベースおよびエミッター間電圧V BEO以
下になるように設定されている。前記設定値は、電源電
圧がそれ以下では、マイクロコンピュータ−MCが誤動
作するような値である。
つぎに、上記実施例の作用について説明する。
まず、上記低周波治療器の使用方法の概略を説明する。
電源スィッチ5WIIは、使用者により操作されるもの
であるが、不使用時にはOFFにしておく。
そして、使用時には、電源スィッチSWI 1を操作し
てONにする。このとき、人体に出力される治療用電気
パルスの波形をも合わせて選択する。つぎに、一対の出
力電極CNl1. CN12を人体の患部に装着する。
これとともに、タクトスイッチ5WI2を押圧操作する
ことにより、出力電極CNII、 CN12からの治療
用電気パルスの出力が始まる。そして、この治療用電気
パルスの人体への印加により、人体に電流が流れて刺激
が与えられ、肩凝りや筋肉痛などの治療が行なわれる。
このとき、タクトスイッチ5WI2を操作することによ
り、治療用電気パルスの強さを調整することができる。
すなわち、治療用電気パルスの出力開始時には、治療用
電気パルスの強さは最弱になっているが、使用者がタク
トスイッチ5WI2を操作してONさせるごとに、治療
用電気パルスの強さが段階的に強くなっていく。
なお、この強さが最大になった後は、タクトスイッチ5
W12がONしても、治療用電気パルスの強さは変わら
ない。
つぎに、電気回路の作動について、詳しく説明する。
電源スィッチswttは、接点S、、O,が接している
ときOFF状態である。また、接点81T、が接してい
るときは、波形として「たたき」が選択された状態であ
り、接点S+、M+が接しているときは、波形として「
もみ」が選択された状態である。「たたき」が選択され
た状態では、接点S2.T2が接し、「もみ」が選択さ
れた状態では、接点S2.M2が接する。マイクロコン
ピュータ−MCの出力ポート■からは常時信号が出てお
り、接点32.T2が接していれば、入力ポート■がL
OWであることにより、マイクロコンピュータ−MCは
「たたき」が選択されていると判断し、接点S2.M、
が接していれば、入力ポート■がHIGHであることに
より、マイクロコンピュータ−MCは「もみ」が選択さ
れていると判断する。
なお、電源スィッチsw+iをONしたとき、瞬間的に
コンデンサーCI2に電流が流れてリセット端子■がH
IGHになることにより、マイクロコンピュータ−MC
がリセットされる。
そして、出力電極CNII、 CNI2が人体に装着さ
れた状態で、タクトスイッチ5WI2がONされること
により入力ポート■がHIGHになると、マイクロコン
ピュータ−MCは、治療用電気パルスの出力動作を始め
る。
まず、マイクロコンピュータ−MCの出力ポート■、■
のいずれか一方または両方がら高周波パルスが何回かト
ランジスターTrll、 Tr12のベースへ出力され
る。出力ポート■、■の出力がHIGHになったとき、
トランジスターTrll、 Tr12がONし、これら
を介して電池EからコイルLll 。
L12に電流が流れる。その後、出力ポート■、■の出
力がLOWになり、トランジスターTrll。
T「12が0FFL、コイルLll 、 L12に流れ
る電流が断たれたとき、このコイルLll 、 L12
に逆起電力により高電圧が生じる。この高電圧がコンデ
ンサー〇15に繰り返し充電されることにより、このコ
ンデンサーC15の充電電圧が十分に高められる。
なお、マイクロコンピュータ−MCは、タクトスイッチ
5W12がONされることにより入力ポート■がHIG
Hになると、出力ポート■、■からの高周波パルスの出
力回数を切替える。これによって、コンデンサーCI5
の充電電圧が可変設定され、治療用電気パルスの強さを
調節できる。
そして、コンデンサーCI5の充電が終了した後、それ
までLOWになっていた出方ボート■が一時的にHIG
Hになる。これによって、トランジスターT「15がO
Nするとともに、トランジスタ−T+14がONL、コ
ンデンサーCI5に充電された電圧が治療用電気パルス
として出力電極CNII。
CN12から人体に出力される。なお、「たたき」が選
択されているときには、出力ポート■は一回だけHIG
Hになり、「もみ」が選択されているときには、出力ポ
ート■は何回か続けてHI G Hになる。
ついで、それまでLOWになっていた出力ポートOが一
時的にHIGHになる。これによって、トランジスター
T113がONL、コンデンサーC15の充電電圧が0
■になるまで、このコンデンサーC15が放電させられ
る。
その後、上述のようにして、再びコンデンサーC15の
充電が始まる。
こうして、上述の一連の動作が一定周期で繰り返される
ことにより、人体へ治療用電気パルスが低周波で出力さ
れる。
なお、出力電極CNl1. CNI2へパルスが出力さ
れるとき、もし出力電極CNII、 CNI2が人体に
装着されていなければ、これら出力電極CNII、 C
N12間に電流が流れないので、トランジスターT「1
Gにもベース電流は流れず、このトランジスターT「1
6はOFF状態になっている。したがって、マイクロコ
ンピュータ−MCの入力ポート■がHIGHになってい
るが、これにより、マイクロコンピュータ−MCは、出
力電極CNII、 CN12が人体に装着されていない
と判断する。この場合、マイクロコンピュータ−MCは
、出力ポート■、■からの出力などを停止し、治療用電
気パルスの出力動作を停止する。
一方、出力電極CIJII、 CNI2が人体に装着さ
れていれば、これら出力電極CNII、 CN12間に
電流が流れ、トランジスターT「16にもベース電流が
流れるので、このトランジスターT+16はONになる
したがって、入力ポート■がLOWになるが、これによ
り、マイクロコンピュータ−MCは、出力電極CNII
、 CN12が人体に装着されていると判断する。
この場合、出力電極II1. CNI2へのパルスの出
力が続く。この人体検知は、パルスの出力ごとに行なわ
れる。
なお、タクトスイッチ5W12がONされて入力ポート
■がHIGHになってからたとえば2秒間は、無条件に
必ず出力電極CNII、 CN12へパルスが出力され
る。これは、もちろん、治療用電気パルスの出力動作の
起動のためである。
ところで、第1図(c)に示す電子回路の出力段におい
ては、マイクロコンピュータ−MCの出力ポート■とト
ランジスターTr15のエミッターすなわち電池Eの一
極との間の電圧がこれらの間に直列に挿入された一対の
抵抗R23、R24により分圧される。したがって、電
池Eが消耗して電源電圧が低下するのに伴って、接地点
に対するHIGH時の出力ポート■の電圧が低下してい
くとき、この電圧よりも低いレベルで、両抵抗R23、
R24の接続点の電圧は低下していく。この電圧は、こ
のトランジスターTr15のベースおよびエミッター間
の電圧となるので、電源電圧が低下していくとき、抵抗
R24がない場合よりも早く、ベースおよびエミッター
間の電圧はトランジスターT「15のV。0を下回り、
このトランジスターT+I5がカットオフに追いやられ
ることになる。
すなわち、電源電圧が低下していき、出力ポート■のH
IGH時の両抵抗R23、R24の接続点の電圧がV□
0に等しくなると、トランジスターTr15のコレクタ
ー電流が流れなくなる。このコレクター電流はトランジ
スターTr14のベース電流であるから、ベース電流が
流れないことにより、このトランジスターT【14およ
び出力電極CNII、 CN12を介して人体に流れる
電流が少なくなり、人体への出力電圧も下がる。そして
、最終的には、電源電圧がある一定値以下になると、ト
ランジスターTt14. T+15はOFF状態になり
、人体には電流が流れなくなる。
第2図に電源電圧と出力電極CNII、 CNI2から
の出力電圧との関係の一例を示しである。同図に実線で
示すように、上記実施例の場合、定格電圧が3Vの電池
Eからなる電源の電圧が低下していくとき、初め出力電
圧は徐々に低下していくが、電源電圧が2V付近まで低
下すると、出力電圧は急激に低下し始め、電源電圧が約
1,8vになると、出力電圧はほとんどO■になる。こ
れに対して、同図に破線で示すように、抵抗R24がな
い場合には、電源電圧が2v以下まで低下したときにも
、出力電圧はなお徐々にしか低下していかない。
そして、電源電圧がマイクロコンピュータ−MCが誤動
作するまで低下する前に、両抵抗R23゜R24の接続
点の電圧が、トランジスターTr15のvazo以下に
なるようになっているので、電源電圧の低下によりマイ
クロコンピュータ−ICが誤動作して暴走するおそれが
生じたときには、出力電極CNl1. CN12への治
療用電気パルスの出力自体が断たれる。したがって、不
規則に発生する治療用電気パルスが人体に出力されるよ
うなことがなく、人体に悪影響を及ぼすことを防止でき
、安全である。
しかも、人体に悪影響を及ぼすことを防止するために、
複雑なリセット回路を使う必要がないので、安価にでき
る。
第3図は本発明の他の実施例を示すもので、この実施例
では、出力段のnpn型トランジスターT「15のベー
スおよびエミッター間に第2の抵抗R24を接続する代
わりに、npn型トランジスターT「15のエミッター
をダイオードDI3を順方向に介して接地させている。
この構成によれば、ダイオードDI3自体の起電力によ
り、このダイオードDI3を含めたトランジスターT「
15のV Bto自体が上がることになる。
すなわち、このトランジスターT r t 5に十分な
ベース電流が供給されるのに必要なマイクロコンピュー
タ−MCの出力ポート■の最低電圧は、ダイオードDI
3がない場合よりも高くなる。これによって、マイクロ
コンピュータ−MCが誤動作するまで電源電圧が低下し
たとき、出力ポート■の電圧がトランジスターT「15
にベース電流のほとんど流れなくなる電圧を下回るよう
にすることができ、先の実施例と同様に、出力電極CN
11. CN12への治療用電気パルスの出力自体を断
つことができる。
なお、第4図に示すように、トランジスターT「15の
ベースと第1の抵抗R23との間にダイオードD14を
順方向に接続しても、同様の作用効果が得られる。
ただし、ダイオードは一般的に高価なので、最初の実施
例のように抵抗R24を用いた方が安価にできる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、っぎのような効果が得られる。
請求項1の低周波治療器では、マイクロコンピュータ−
により制御され治療用電気パルスを発生させる電子回路
にあって、マイクロコンピュータ−の出力ポートにベー
スが第1の抵抗を介して接続され出力電極への治療用電
気パルスの出力をON・OFFするトランジスターのベ
ースとエミッターとの間に第2の抵抗を接続したので、
マイクロコンピュータ−が誤動作するまで電源電圧が低
下する前に、トランジスターにほとんどベース電流が流
れなくなるようにして、出力電極への治療用電気パルス
の出力自体を断つことができ、したがって、マイクロコ
ンピュータ−の誤動作により人体に悪影響を及ぼすこと
を防止できて、安全性を高めることができ、しかも、そ
のために複雑なリセット回路を必要とせず、安価にでき
る。
また、請求項2の低周波治療器のように、トランジスタ
ーのベースないしエミッター側の回路中にダイオードを
挿入しても、同様の効果が得られる。
しかし、請求項1の低周波治療器のように、抵抗を用い
た方がより安価にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図i) (b) (c)は本発明の低周波治療器の
一実施例を示す回路図、第2図は同上電源電圧対出力電
圧の特性を示すグラフ、第3図は本発明の他の実施例を
示す回路図、第4図は本発明のさらに他の実施例を示す
回路図、第5図は従来の低周波治療器の一例を示す回路
図である。 E・・電源である電池、MC・・マイクロコンピュータ
−1■・・出力ポート、CNII、 CN12・出力電
極、Tr15・ トランジスター R23・第1の抵抗
、R24・第2の抵抗、013 、014ダイオード。 410盪可 兎源覚瓦(V) 、多ヱ」−

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電源と、この電源により駆動されるマイクロコン
    ピューターと、このマイクロコンピューターにより制御
    され治療用電気パルスを発生させる電子回路と、この電
    子回路により発生された治療用電気パルスを出力する出
    力電極とを備え、前記電子回路は、前記マイクロコンピ
    ューターの出力ポートにベースが第1の抵抗を介して接
    続され前記出力電極への治療用電気パルスの出力をON
    ・OFFするトランジスターを有し、このトランジスタ
    ーのベースとエミッターとの間に第2の抵抗を接続した
    ことを特徴とする低周波治療器。(2)電源と、この電
    源により駆動されるマイクロコンピューターと、このマ
    イクロコンピューターにより制御され治療用電気パルス
    を発生させる電子回路と、この電子回路により発生され
    た治療用電気パルスを出力する出力電極とを備え、前記
    電子回路は、前記マイクロコンピューターの出力ポート
    にベースが抵抗を介して接続され前記出力電極への治療
    用電気パルスの出力をON・OFFするトランジスター
    を有し、 このトランジスターのベースないしエミッター側の回路
    中にダイオードを挿入したことを特徴とする低周波治療
    器。
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