JPH03123361A - 電子写真用現像剤 - Google Patents

電子写真用現像剤

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JPH03123361A
JPH03123361A JP1262376A JP26237689A JPH03123361A JP H03123361 A JPH03123361 A JP H03123361A JP 1262376 A JP1262376 A JP 1262376A JP 26237689 A JP26237689 A JP 26237689A JP H03123361 A JPH03123361 A JP H03123361A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上利用分野〉 本発明は、電子写真において静電潜像を現像するための
電子写真用トナーと、電子写真用現像剤とに関する。
〈従来の技術〉 非磁性トナーを用いた1成分系現像剤や、非磁性トナー
とキャリヤとを用いた2成分系現像剤が広く知られてい
る。
そして、電子写真にて静電潜像を現像する乾式現像方法
には、■成分系現像剤を用いる方式と、2成分系現像剤
を用いる方式とがある。
2成分系現像剤を用いる方式は、比較的安定して良好な
プリント画像が得られるが、キャリヤの劣化やトナーと
キャリヤとの混合比の変動が起こりやすい。
このため長期間にわたっての一定品質の画像が得られに
<<、加えて装置のコンパクト化や管理性等に難点があ
る。
そこで、このような欠点のない1成分系現像剤を用いる
方式が注目されている。
ところで非磁性トナーは、通常、結着樹脂、着色剤 荷
電制御剤等によつ構成される。
そして黒色の着色剤としては、カーボンブラックやチタ
ンブラック等の顔料が用いられる。
しかし従来使用されている非磁性トナーは、流動性が低
く、トナー粒子径が大きいためスリーブ上のトナー層が
厚い。
このため連続プリント後にトナー落ちが発生する。
加えて、従来の非磁性トナーを用いた現像剤では、印字
部まわりの白地部へのトナーの飛び敗りのため文字品質
が低下し、静電潜像の最高解像度を忠実に再現するする
ことが困難である。
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明の目的は、流動性が高く、加えて、画像濃度、カ
ブリ、ドツト再現力、文字品質等につき優れた画像品質
が得られる、特に、黒色の電子写真用トナーと、電子写
真用現像剤とを提供することにある。
く課題を解決するための手段〉 このような目的は下記の本発明(1)〜(4)によって
達成される。
(1)結着樹脂と、荷電制御剤と、複合酸化物で構成さ
れた無機顔料とを含有する非磁性トナーであって、 さらにカーボンブラックを含み、前記カーボンブラック
の重量をWca、複合酸化物で構成された無機顔料の重
量をWPGとしたとき、重量比W c s / W p
 aが0.1〜1.2であることを特徴とする電子写真
用トナー (2)前記カーボンブラックの含有量が、0.1〜2重
量%であり、前記複合酸化物で構成された無機顔料の含
有量が、0.5〜2.5重量%である上記(1)に記載
の電子写真用トナー (3)前記電子写真用トナーの体積平均粒子径をDV、
 個数平均粒子径をDNとしたとき、DV、/DNが1
〜1.25であり、粒子径が5−以下のトナーの個数が
10%以下であることを特徴とする上記(1)または(
2)に記載の電子写真用トナー (4)上記(1)ないしく3)のいずれかに記載の電子
写真用トナーによって構成される非磁性1成分系の電子
写真用現像剤。
〈作用〉 本発明では、黒色の着色剤として、カーボンブラックと
、複合酸化物で構成された無機顔料とを併用し、しかも
それらを所定の重量比にて用いる。
このため、画像濃度が高く、カブリが少ない。
加えて、文字品質がドツト再現力が良好である。 すな
わち、印字部まわりの白地部へのトナーの飛び散りが防
止され、静電潜像の最高解像度を忠実に再現できる。
さらに、本発明では耐刷後も文字品質、ドツト再現力、
カブリ、画像濃度等について経時変化の少ない優れた画
像品質のプリント画像が得られる。
そして、トナーの粒子径を所定の大きさにすることによ
って、流動性が一段と向上し、タンク内でのトナーのブ
ロッキング等を防止できる。 加えて、画像品質、特に
耐刷後の画像品質がより一層向上する。
なお、特開昭63−276064号公報には、トナー粒
子の個数平均粒子径と、体積平均粒子径の関係が、 1.0≦体積平均粒子径/個数平均粒子径≦1.2であ
り、体積平均粒子径が3〜25戸である非磁性トナーが
開示されている。
しかしトナーの粒子径分布をこのように限定しただけで
は、流動性は多少改善されるものの画像品質、特に耐刷
後の画像品質が不十分である。
また、この公報には、従来公知のいかなる染顔料をも混
合して使用し得る旨が記載されている。
しかしカーボンブラックと無機顔料とを併用した具体例
は示されていない。
加えて、染顔料を混合して用いる場合の量比や本発明に
よって得られる効果、すなわち流動性が向上し、画像濃
度が高く、ドツト再現力や文字品質が高いことは示唆す
らされていない。
〈発明の具体的構成〉 以下、本発明の具体的構成を詳細に説明する。
本発明の電子写真用トナーは、結着樹脂、荷電制御剤、
カーボンブラックおよび無機顔料を含有する非磁性トナ
ーである。
本発明に用いる結着樹脂としては、従来トナーに用いら
れているものはいずれも使用可能であるが、特にポリエ
ステル樹脂が好適である。
ポリエステル樹脂を用いれば、より好ましい定着後の画
像品質および粒子径分布のトナーが得られる。
ポリエステル樹脂は多塩基酸成分と多価アルコール成分
の縮重合反応により得られるものである。
この場合の多塩−基酸としては、シュウ酸、マロン酸、
コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スペ
リン酸、アゼライン酸、セベシン酸、マレイン酸、フマ
ル酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、1.4
−シクロヘキサンジカルボン酸、1,3−シクロヘキサ
ンジカルボン酸に代表される、樹脂族ポリカルボン酸、
芳香族ポリカルボン酸、脂環族ポリカルボン酸およびそ
の無水物が挙げられる。
また、多価アルコールとしては、エチレングリコール、
プロピレングリコール、トリメチレングリコール、1.
4−ブタンジオール、1.5−ベンタンジオール、1.
6−ヘキサンジオール、1.7−へブタンジオール、1
.8−オクタンジオール、1.9−ノナンジオール、l
、10−デカンジオール、ピナコール、ヒドロベンゾイ
ン、ベンズピナコール、シクロペンタン−1,2−ジオ
ール、シクロヘキサン−1,2−ジオール、シクロヘキ
サン−1,4−ジオールに代表される脂肪族ポリアルコ
ール、芳香族ポリアルコール、脂環族ポリアルコールが
挙げられる。
また、例えばスチレン系共重合樹脂も使用可能である。
スチレン系共重合樹脂は、スチレン系単量体と共重合可
能なビニル系単量体との共重合反応により得られるもの
である。
この場合、共重合可能な単量体としては、スチレンおよ
びその誘導体、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、
アクリル酸イソプロピル、アクリル酸n−ブチル、アク
リル酸α−エチルヘキシル、アクリル酸α−ヒドロキシ
エチル、アクリル酸ヒドロキシプロピル、メタクリル酸
メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸イソプロピ
ル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イソブチル
、メタクリル酸n−へキシ゛ル、メタクリル酸ラウリル
、メタクリル酸α−ヒドロキシエチル、メタクリル酸ヒ
ドロキシプロピルなどのアクリル酸エステルまたはメタ
クリル酸エステル類、 アクリルアミド、ジアーセトンアクリルアミド、N−メ
チロールアクリルアミドなとのアミド類、 その他、ビニルエステル類、エチレン系オレフィン類、
エチレン系不飽和カルボン酸類などが挙げられる。
その他の樹脂としては、例えばエポキシ樹脂、シリコー
ン樹脂、フッ素樹脂、ポリアミド樹脂、アクリル樹脂、
ポリウレタン樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリビニルアル
コール樹脂、ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合
体、ポリプロピレンなどが挙げられる。
これらの樹脂は1種類だけを用いてもよいが、必要に応
じて、2種類以上混合して用いることも出来る。 さら
に、これら樹脂の製造法としては、溶液重合法、懸濁重
合法、乳化重合法、塊状重合法、熱重合法、接触重合法
、高圧重合法、低圧重合法および、これらの重合法の適
当な組合せなど、従来公知の重合法において製造が可能
である。
また、結着樹脂、荷電制御剤、カーボンブラック、無機
顔料および必要とされる各種内添剤中の結着樹脂の含有
量は93〜98重量%、特に95〜97.5重量%程度
であることが好ましい。
前記範囲未満では、カブリ等、画像品質に問題が生じる
傾向にある。
前記範囲をこえると、画像濃度が低下する傾向にある。
本発明に用いる荷電制御剤としては、有機染料、特に負
帯電性の有機染料が好ましい。
例えば、アゾ系色素、特にモノアゾ色素の金属、特にク
ロム錯体等が好適である。
このようなモノアゾ色素の金属錯体としては、例えば下
記の構造式のものが挙げられる。
(ただし、R,R,、R,およびR4は、それぞれ、芳
香族系極性基を表わし、Mは金属を表わし、Catはカ
チオンを表わす。)この他、公知の各種アゾ色素の金属
錯体も好適である。
そして、これらアゾ色素の金属錯体としては、アイゼン
スビロンブラックTRH1T−37、T−77[以上、
保土谷化学株式会社] ボントロン5−34、S−31
,5−32[以上、オリエント化学工業株式会社]、カ
ヤセットブラックT−2、カヤセットブラックT−3[
以上、日本化薬株式会社]等がある。
なお、他の電荷制御剤を使用することはもちろん可能で
ある。
また、結着樹脂、荷電制御剤、カーボンブラック、無機
顔料および必要とされる各種内添剤中の荷電制御剤の含
有量は0.1〜3重量%、特に0.3〜1重量%程度で
あることが好ましい。
前記範囲未満では、画像濃度が低下し、特に経時変化が
太き(なる傾向にある。
前記範囲をこえると、転写性が悪化し、トナー消費量が
増加し、さらに感光体の寿命も低下させる傾向にある。
本発明では、黒色の着色剤としてカーボンブラックと、
顔料とを併用する。
そして、顔料としては、複合酸化物で構成された無機顔
料を用いる。
この場合、有機顔料では、カーボンブラックと混合した
とき、色調が異なり、真黒となりにく(、色補正が困難
であり、良好な画像品質が得られない傾向にある。
なお、本発明には、複合酸化物で構成された従来公知の
黒色の無機顔料は何れも用いることができる。
例えば、本発明に好適な無機顔料としては、ダイとロキ
サイド#9510 (CuO−Cr 2Oz系) ダイ
ピロキサイド#9550(CuO−Fez Oa −M
nz Oa系)等の黒色顔料等が挙げられる。
ただし、複合酸化物以外の黒色の無機顔料、例えばチタ
ンブラック等では感光体カブリにより、トナー消費量が
増加する傾向にある。
また、カーボンブラックの重量なMcll、無機顔料の
重量なMpc、としたとき、重量比M ca/ M p
oが、0.1〜1.2、好ましくは0.3〜1.0種度
である。
前記範囲未満では色調が真黒になりにくい傾向にある。
前記範囲をこえると感光体カブリにより、トナー消費量
が増加する傾向にある。
また、結着樹脂、荷電制御剤、カーボンブラック、無機
顔料および必要とされる各種内添剤中のカーボンブラッ
クの含有量は、0.1〜2重量%、特に0.5〜1.5
重量%程度であることが好ましい。
前記範囲未満では色調が真黒になりにくい傾向にある。
前記範囲をこえるとクリーニング不良が発生する傾向に
ある。
また、無機顔料の含有量は、0.5〜2.5重量%、特
に1.0〜2.0重量%程度であることが好ましい。
前記範囲未満では色調が真黒にならず、画像濃度が低い
傾向にある。
前記範囲をこえると色調が真黒になりにくい傾向にある
なお、これらの無機顔料は1種類だけを用いても良いが
、必要に応じて、2種類以上を組合せて使用することも
できる。
また、本発明の非磁性トナー中には、さらに、種々の内
添剤が添加されていてもよい。
内添剤の1例として、ワックス類がある。
ワックス類は、定着ロールによる定着の際に発生するい
わゆるオフセット現像対策などのためのものであり、例
えば低分子量のポリエチレン、ポリプロピレンや脂肪酸
の金属塩、シリコーン油などが使われる。
このようなものとして、ハイワックス100P、ハイワ
ックス110P[三井石油化学工業(株)]などのポリ
エチレン、ビスコール550 P、ビスコール330P
 [三洋化成工業(株)]などのポリプロピレン、ステ
アリン酸亜鉛601、ステアリン酸亜鉛CPc日東化成
工業(株)]などの脂肪酸金属塩、シリコーンオイルK
F96、シリコーンオイルKF69H[信越シリコーン
(株)コなどのシリコーン油等が挙げられる。
このような機能を有する離型剤としては、フッ素樹脂も
有効である。
これら離型作用を有する物質は結着樹脂、荷電制御剤カ
ーボンブラック、無機顔料および各種内添剤中、0.1
〜4重量%、より好ましくは2〜3重量%程度含有させ
ることが好ましい。
この他、内添剤としては、後述の流動性改良剤、抵抗調
整剤等が挙げられ、これらを0.5重量%程度以下含有
させることができる。
また、このような本発明のトナーには、流動性改良剤を
外添することが好ましい。
流動性改良剤の例として、コロイダルシリカ、酸化チタ
ン、酸化亜鉛、アルミナなどの金属酸化物、炭化ケイ素
、炭酸カルシウム、炭酸バリウム、珪酸カルシウムなど
の無機微粉末等が挙げられる。
そして、特にシリカ微粒子と、金属酸化物微粒子とを固
着一体化した複合粒子等が好適である。
なお固着一体化とは、金属酸化物微粒子表面にシリカ微
粒子が埋め込まれた状態にすることである。
用いる金属酸化物としては、酸化チタン、チタン酸カル
シウム、チタン酸ストロンチウム、チタン酸バリウム、
チタン酸マグネシウム、酸化亜鉛、酸化セレン、酸化ア
ルミニウム、酸化セリウム、酸化ジルコニウム、酸化ク
ロム等が好ましい。 そして特に酸化チタン、酸化アル
ミニウムおよび酸化亜鉛等が好適である。
この場合、用いる上記金属酸化物微粒子の体積平均粒子
径は、0.01〜5−より好ましくは、0.03〜4μ
m程度が好ましい。
またシリカ微粒子の体積平均粒径は、0.5p以下、よ
り好ましくは0.001〜0.5戸、特に好ましくは0
.01〜0.1μm程度が好ましい。
そして、このシリカ微粒子は、様々な環境条件下での安
定性の面から、表面処理を施すことにより疎水性とした
ものであることが好ましい。
本発明において好適に用いられるシリカ微粒子としては
、日本アエロジル社製のR−972、R−974、R−
976、RX−200等がある。
また複合粒子中のシリカ微粒子の含有量は、40〜95
重量%、より好ましくは50〜80重量%程度が好適で
ある。
上記複合粒子は、一種のみを用いてもよいが、必要に応
じて二種以上用いてもよい。
また、複合粒子中には、金属酸化物微粒子、シリカ微粒
子がそれぞれ1種以上含有されていてもよい。
なお、流動性改良剤は1種類だけを用いても良いが、必
要に応じて、2種類以上を組合せて使用することもでき
る。
この場合、流動改良剤は乾式混合され、トナー粒子表面
に吸着ないし固着されたり、熱的あるいは機械的に固着
ないし埋め込まれたりする。
さらに流動改良剤には、表面疎水化処理、表面分散改良
処理のためにチタネート系、アルミニウム系、シラン系
などのカップリング剤やシリコーンオイル、その他の有
機処理、無機処理をほどこすこともできる。
そして、流動性改良剤は0.001〜5μm程度の粒径
とする。 また、外添量は結着樹脂、荷電制御剤、カー
ボンブラック、無機顔料および必要とされる各種内添剤
100重量部に対し、0.1〜5重量重量部上する。
なお、上記の含有量内で、さらに離型剤、抵抗調整剤等
を外添してもよい。
本発明の電子写真用トナーを製造するには、1つの例と
して、上記の結着樹脂、荷電制御剤および所定量のカー
ボンブラック、無機顔料に、さらに必要に応じ各種内添
剤を添加し、ヘンシェルミキサーにて、十分混合し、つ
いで熱溶解混線機にて、混練する。 その後、冷却し、
ハンマーミルにて粗粉砕後、ジェットインパクトミルに
て微粉砕を行う。
ついで、過剰の微粉域を風力分級機にて除去後、ヘンシ
ェルミキサーにて上記外添剤を乾式ミキシング等したの
ちに、過剰の粗粉域を風力分級機にて除去し、所定の粒
子径分布のトナーを得る。
また、その他の公知の種々の方法を用いてもよいことは
もちろんである。
本発明のトナーは、体積平均粒子径をDV、個数平均粒
子径をり、とじたとき、DV/D、4が1〜1.25、
特に、1,03〜1.18程度であることが好ましい。
前記範囲をこえると流動性が低下し、ブロッキングの防
止が困難であり、加えて、スリーブ上での搬送ムラが生
じ易い傾向にある。
ただし、あまり小さ(は製造上困難である。
この場合、DV、は5.0〜8.5μfll、特に5.
5〜8.0−程度であることが好ましい。
前記範囲未満では流動性が低下し、現像器内で凝集が起
こり、スリーブ上の搬送不良を生じる傾向にある。
前記範囲をこえるとドツト最高忠実性が劣化し、また文
字品質も悪化する傾向にある。
そして、粒子径が5−以下のトナーの個数が10%以下
、より好ましくは3〜10%程度であることが好ましい
前記範囲をこえると流動性が低下し、ブロッキングの防
止が困難であり、加えてスリーブ上での搬送ムラが生じ
る傾向にある。
ただし、あまり小さ(は製造上困難である。
また、粒子径が2Dν以上のトナーの個数が2%程度以
下であることが好ましい。
トナーの粒子径分布や平均粒子径DV、、DNの測定に
は、コールタ−カウンタ法により、トナー粒子の数と、
体積とを測定し、測定値の体積粒子径を算出する。 そ
して、その50%平均粒子径を平均粒子径とする。
コールタ−カウンタ法においては、電解液としてイソト
ン■(コールタ−エレクトロニクス社製)を用い、例え
ばアパーチャー径100Pのコールタ−カウンタTA−
II (コールタ−エレクトロニクス社製)を用いて体
積や個数基準の測定を行い、それぞれをDV、、DNと
する。
なお、トナーのJIS  22504によるカサ密度は
0.20〜0.30g/cm3  特に0.23〜0 
、28 g/cm3であることが好ましい。
このような本発明の電子写真用トナーは、主に非磁性1
成分系の電子写真用現像剤として用いられ所定の効果を
発揮するが、キャリヤをさらに混合して、現像剤とする
こともできる。
そしてこのような本発明の非磁性1成分系の電子写真用
現像剤を用いて静電潜像を現像するには、例えばフィー
ド現像法によればよい。
フィード現像法では、例えば、第1図に示される現像装
置1を使用し、下記のとおり現像を行う。
まず、現像器内に収納されているトナー7は、撹拌用羽
根6によって強制的に寄せられ、スポンジローラ4に供
給される。
次に、スポンジローラ4に取り込まれたトナー7は、ス
ポンジローラ4を図中の矢印方向に回転させることによ
って、搬送用ローラ3に運ばれる。
このときトナー7は、摩擦され、搬送用ローラ3に静電
的あるいは物理的に吸着する。
そして、搬送用ローラ3を図中の矢印方向に強く回転さ
せると、ブレード5によって均一な厚みのトナー層が形
成されるとともに摩擦帯電する。
その後、搬送用ローラ3に接触あるいは近接している静
電潜像を有する感光体2の表面に運ばれ潜像が現像され
る。
そして、l成分系の現像剤では、有機光導電体を感光体
とする反転型の現像方法が好ましい。
また、本発明のトナーに、キャリヤを混合して現像剤と
するときは、従来公知の乾式現像法を用いればよく、例
えば磁気ブラシ現像法が好適である。
そして、キャリヤを用いる場合は、セレン系の感光体と
し、正転型の現像方法が好ましい。
いずれの場合も、トナーが負帯電クイブのものでは、本
発明の効果はより一層顕著となる。
なお、本発明の現像剤は公知の種々の現像方式にも適用
でき、感光体、特に有機感光体複写機の構造等は公知の
いずれものも適用可能である。
〈実施例〉 以下、本発明の具体的実施例を挙げ、本発明をさらに詳
細に説明する。
実施例1 下記のトナー組成物をヘンシェルミキサーにて十分混合
し、ついで熱溶解混線機にて、混線後、冷却し、ハンマ
ーミルにて粗粉砕した。
その後、ジェットインパクトミルにて微粉砕を行った。
ついで、過剰の微粉域を風力分級機にて除去後、ヘンシ
ェルミキサーにて、下記の外添剤を乾式ミキシングした
。 そののちに過剰の粗粉域を風力分級機にて除去し、
所定の粒子径分布のトナーを得た。
トナー トナー組成物: ポリエステル系樹脂   95.5重量部[花王社製] ポリプロピレン ビスコール 550P       
 2.5重11 部[三菱化成工業社製] 荷電制御剤(アゾ系色素のCr錯体) 0.5重量部 5−34 [オリエント化学社製] カーボンブラック(CB)MA−100[三菱化成工業
社製] 顔料(PCI)  :複合酸化物系無機顔料Cu0−C
rJx系 ダイピロキサイド #9510[大日本精化
社製] 顔料(PG2)  :複合酸化物系無機顔料CuO−F
ezOa−Mn2oz系 ダイピロキサイド #9550 [大日本精化社製J 顔料(PG3)  ニアニリン系有機顔料アニリンブラ
ック [1,C,I (英)社製] なお、カーボンブラックの含有量と、顔料の種類、含有
量は表1に示されるとおりである。
外添剤: (トナー組成物100重量部に対して)シリカR−97
40,7重量部 [日本アエロジル社製] 平均粒子径     10nm このようにして、表1に示されるトナーT1〜T7を作
製した。
各トナーTl−77に対し流動性試験を行った。
1)流動性試験 #100 (目びらき約145〜150戸)の篩をホソ
カワミクロン社製パウダーテスタにセットし、トナー1
0gを#100上に乗せる。 そして、10秒間振動さ
せ、#100の篩上に残存しているトナー量を測定する
判定基準 ○:0.5g未満 X:0.5g以上 結果は表2に示されるとおりである。
次に、非磁性1成分系の現像剤として、各トナーT1〜
T7を、有機光導電体を感光体とする、反転型のトナー
像転写型電子写真ページプリンタ内の現像器に収納した
なお、現像には、フィード現像法を用いた。
そして、各現像剤No、  1〜NO37について、下
記の耐刷試験を行った。
なお、耐刷試験では、まず、初期サンプリング画像をと
り、200枚ごとのピッチでサンプリングを行いつつ、
連続1000枚のプリントを行った。 この場合、サン
プリング時以外の連続プリント中は黒字部が全面積の5
%になる、5%印字パターンにて通紙な行った。
2)画像濃度 サンプリング画像の所定箇所の濃度を、反射式フォトボ
ルト濃度計(東京重色社製)により測定する。
3)カブリ サンプリング画像の白地部の反射率(A)と、普通紙白
地部の反射率(B)を反射式フォトボルト濃度計(東京
重色社製)により測定し、下記の式によりカブリ(%)
を求める。
式(I A−B I/B) X 1004)ドツト再現
力 240DP Iの解像力をもつ電子写真ページプリンタ
にて1 (dat/1nch)の画像形成パターンを作
製し、その静電潜像時の計算上の1 (dat/1nc
h)の径A(−)を求める。
次に、プリント後の画像上のl (dat/1nch)
パターンの径を拡大写真により求め、B(pm)とする
そして、B/Aを計算し、静電潜像が忠実に定着時に再
現されているかについては、下記により判定する。
なお、A=106.0 (−)であった。
判定基準 B/106.0=0.95〜1.10:Q良好B/10
6.0=0.85以上0.95未満または1.lOをこ
えl、20以下:△やや劣るB/106.0=0.85
未満または1.20をこえる:×劣る 5)文字品質 サンプリング画像の印字部の一部を光学顕微鏡により拡
大し、写真を撮り、文字回りのトナーの飛び散りについ
て目視により確認する。
判定基準 ○:飛び散りが認められない △:飛び散りがわずかに認められる ×:飛び散りが多(認められる 結果は表2に示されるとおりである。
6)トナー落ち 1.000枚耐刷後に、プリンター内のトナーの散りに
よる汚れを目視にて確認する。
○:なし ×:有 表1により本発明の効果が明らかである。
なお、比較用の現像剤No、 6、No、7では、耐刷
試験中スリーブ上で搬送不良が発生した。 また、No
、 5〜No、 7では真黒のプリント画像が得られな
かった。
これに対し本発明の現像剤No、  1〜3では、搬送
不良もなく、真黒のプリント画像が得られた。
〈発明の効果〉 本発明の電子写真用トナーは、流動性が高い。
このため、タンク内およびスリーブ上でのトナーの搬送
不良を防止できる。 しがも耐刷後のトナー落ちもない
そして、本発明では、画像濃度が高く、カブリが少なく
、印刷部まわりの白地部へのトナーの飛び散りが防止さ
れ、静電潜像の最高解像度を忠実に再現できる。
加えて、耐刷後も経時変化の少ない良好な画像品質のプ
リント画像が得られる。
この場合、本発明の非磁性−成分系の電子写真用現像剤
では、上記の効果は特に顕著である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の非磁性1成分系の現像剤を用いる場合
の現像装置の1例が示される断面図である。 符号の説明 1・・・現像装置 2・・・感光体 3・・・搬送用ローラ 4・・・スポンジローラ 5・・・ブレード 6・・・撹拌用羽根 7・・・トナー

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)結着樹脂と、荷電制御剤と、複合酸化物で構成さ
    れた無機顔料とを含有する非磁性トナーであって、 さらにカーボンブラックを含み、前記カーボンブラック
    の重量をW_C_B、複合酸化物で構成された無機顔料
    の重量をW_P_Gとしたとき、重量比W_C_B/W
    _P_Gが0.1〜1.2であることを特徴とする電子
    写真用トナー。 (2)前記カーボンブラックの含有量が、 0.1〜2重量%であり、前記複合酸化物で構成された
    無機顔料の含有量が、0.5〜2.5重量%である請求
    項1に記載の電子写真用トナー。 (3)前記電子写真用トナーの体積平均粒子径をD_V
    、個数平均粒子径をD_Nとしたとき、D_V/D_N
    が1〜1.25であり、粒子径が5μm以下のトナーの
    個数が10%以下であることを特徴とする請求項1また
    は2に記載の電子写真用トナー。 (4)請求項1ないし3のいずれかに記載の電子写真用
    トナーによって構成される非磁性1成分系の電子写真用
    現像剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5258813A (en) * 1991-07-25 1993-11-02 Ricoh Company, Ltd. Developing device for a multicolor image forming apparatus having a toner particle size distribution which prevents mixture of toners of different colors
US7468233B2 (en) 2004-09-10 2008-12-23 Ricoh Company, Ltd. Developer for use in electrophotography, image forming method and process cartridge

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