JPH0312309A - オゾン発生器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、生ゴミ等厨芥物のいやな臭いを除却する、オ
ゾンを利用した脱臭機能付の厨芥収納庫等に組み込まれ
るオゾン発生器に関する。

従来の技術 一般に、食生活から出る生ゴミ等の厨芥物を収納庫に入
れ、２〜３日放置しておくと、腐敗し悪臭を放つ様にな
る。その悪臭は台所に充満し不快感を感じさせ、また、
その様な厨芥収納庫を外に設置したとしても蓋を開けた
際には、嫌悪感を覚えるなど、快適な生活を著しく阻害
する原因を作る。これらの悪臭を除却する脱臭方法とし
ては、活性炭等の吸着剤による方法や、香料等の芳香剤
によっていやな臭いをマスキングする方法、また高温で
燃焼させる方法等が考えられている。しかし、活性炭等
の吸着剤による方法は、初期の脱臭効果は優れているも
のの持続性が無く、頻繁に新しいものと交換する必要が
あり、ランニングコストが高くなる課題を有していた。

又香料等の芳香剤によるマスキング法は、別の臭いで悪
臭をまぎられすものであり、個人によってはその臭いを
悪臭と感じる場合もあシ、根本的な原因の解消とはなっ
ていなかった。また、高温によυ燃焼させる方法は、大
量の燃料が必要でランニングコストが非常に高くなると
共に、高温での処理のため空気中のチッ素まで酸化させ
、有毒なチッ素酸化物を生成する等の問題点や課題があ
った。上記課題を解決するために、最近では実公昭６０
−２４３６１号公報の様に、高電圧を印加してオゾナイ
ザ−によりオゾンを発生させ、悪臭をオゾンで酸化分解
させ脱臭する方法が考案されている。

発明が解決しようとする課題 しかしながら上記実公昭６０−２４３６１号公報では、
厨芥収納庫内部の条件が室温で多湿雰囲気となるため、
高濃度の悪臭成分が発生すると共に、湿度とオゾン発生
量とは第３図の曲線（８）の様な関係を示し多湿条件で
はオゾナイザ−からのオゾンの発生が少量となるため、
充分な脱臭効果は得られない。

また、多湿条件で必要オゾン濃度を確保するだめ、高圧
電源の電位を上げたり、周波数を高めたり、または、オ
ゾナイザ−面に結露防止用のヒーターを配置し必要な量
のオゾンを発生させた時は、逆に、生ゴミが収納されな
い状態の時、すなわち湿度が低くなると、必要以上の大
量のオゾンが発生される事となシ、オゾン分解触媒では
分解しきれない高濃度のオゾンが収納庫外に洩れる可能
性が大らなる。オゾンは高濃度になると人体に悪影響を
与えるため安全衛生上問題となる。

本発明は、上記課題に鑑み、効果的に、必要な一定のオ
ゾン量を発生させ生ゴミの脱臭を行うことのできる脱臭
装置付の厨芥収納庫に使用するオゾン発生器を提供する
ものである。

課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明のオゾン発生器は、オ
ゾナイザ−と、このオゾナイザ−に高電圧を印加する高
電圧発生機とからなり、前記オノナイザーが位置する空
間の湿度を検出する湿度センサーと、この湿度センサー
により前記高電圧発生機の発生電圧を高湿度下で高電圧
となる様に制御する電圧変更手段とを備えてなるもので
ある。

作　　用 本発明は上記した構成によって、湿度センサーによりオ
ゾナイザ−が位置する空間の湿度の変化を検知し高電圧
発生機の発生電圧を高湿度下で高電圧となる様に制御さ
れるため、高湿条件では発生電圧の電圧が上がり、低湿
条件では下がることにより、オゾン発生量は湿度にかか
わらず一定とする事ができ、低湿条件で必要以上の高濃
度のオゾンが発生せずオゾンが洩れる可能性を少なくし
、安全性が向上するものである。

実施例 以下本発明の一実施例と１−てオゾン発生器を備えた脱
臭機能付収納庫について第１図から第３図を参考にしな
がら説明する。

１は開口部２を開閉する開閉蓋３と、外箱４とトップ７
ランジ５とで構成された脱臭機能付収納庫である。

この厨芥収納庫１の庫内６には市販のポリエチレン袋７
をクランプリング８を止め挿入された内箱９と、誘電体
１ｏとしてアルミナを使用し、放電電極１１側にＺ　ｒ
　Ｂ　２材を、誘導電極１２はヒーターを兼ねたルテニ
ア材を使用したオゾナイザ−１３と、酸化チタン及び酸
化マンガンを主成分とする脱臭を兼ねたオゾン分解触媒
１４と、排気ファン１６とで構成されている。

尚、オゾナイザ−１３は高電圧発生機１６と電気的に結
線されておシ、放電電極１１と誘導電極１２との間に交
流高電圧が加わる様になっており、誘導電極１２側はア
ース側とし、別回路で約１００Ｖの電圧を加えることに
よりヒーターとしても使用できる様にしである。この時
のヒーターの抵抗値は約８にΩとし、表面温度が約４０
℃になる様設定した。

まだ、高電圧発生機１６は、トランジスター１７と、ト
ランス１８と、発振回路１９とよシなり、発振回路１９
の中には湿度変化を検知する湿度センサー２０が配線さ
れている。この湿度センサー２０はオゾナイザ−１３が
位置する同一空間に設置され、その空間の湿度変化を検
知し、その湿度による抵抗変化で、発振回路１９かもの
出力パルス幅が変化しトランジスター１７を介して、−
次側の発振コイル２１に流れる電圧が変化する。この変
化はトランス１８の高圧発生コイル側の高電圧の値も変
化させるもので本発明の電圧変更手段を構成している。

またオゾナイザ−１３の組み込まれたオゾン発生機部２
２への吸気口２３にはゴミの進入を防止するスクリーン
２４が設けられている。さらに、開閉蓋３の中央部には
、小型の吸気７１ン２５が取シ付けられてあシ、外気を
吸入口２６よシ吸入し、内箱９のポリエチレン袋７の底
部に入れられた厨芥物に外気を送風する様にしである。

又、トップ７ランジ５は、内箱９の開口縁よりも狭い７
ランジ縁２７を形成する事によシ、内箱９内の臭いを内
箱９と外箱４とで形成するダクト２８を通して、吸気口
２３に導く様になっている。

以上の様に構成された脱臭機能付収納庫１について、以
下その動作を同様に第１図から第２図を用いて説明する
。

まず、内箱９に市販のポリエチレン袋の袋７を挿入し、
クランプリング８で止め、脱臭機能付収納庫１の庫内の
定位置にセットする。そしてトップフランジ６をだおし
、開閉蓋３を閉じる。そして、電源コード２９をコンセ
ントにさし込み、吸気ファン２５と、排気ファン１５と
、オゾナイザ−１３を稼動させる。

そこで、内箱９内へ厨芥物を入れると、吸気ファン２５
で外気が吸入口２ｅより吸引され、内箱９のポリエチレ
ン袋７の底部に入れられた厨芥物に送風される。厨芥物
は通常、酸化や細菌で腐敗や醗酵が進み、悪臭を生成す
る、この腐敗や醗酵に欠かせないのが水分であシ、多湿
条件は悪臭の発生を促進させることとなる。しかし、前
述の様に、吸気７１ン２５により、比較的乾燥した外気
を庫内６に吸引し、厨芥物表面に送風させる事は、庫内
６の湿度を下げるばかυか、厨芥物表面が乾燥膜を形成
する事となシ、厨芥物の内部から出る悪臭を抑える効果
をも持つことになる。

厨芥物表面に送風された外気は臭気と共に次に、内箱９
側壁に沿って開口縁を昇シ、フランジ縁２３内側と、ダ
クト２４を通って、吸気口１９よジオシン発生器２２へ
入る。オゾン発生器２２内では、高電圧発生機１６で、
高電圧をかけたオゾナイザ−１３から発生するオゾンと
混合気体を生成する。オゾンと臭気は混合気体中でも反
応し臭気が酸化され、臭いの少ないものへと変化するが
、一般に、混合気体中での反応は遅い。オゾンの脱臭効
果はオゾンが酸素と酸素ラジカルに分解され、その酸素
ラジカルが悪臭成分と反応することによシ発揮する。よ
って、大部分の脱臭は、オゾン分解触媒１４の表面で行
なわれる。又、過剰の臭気は、触媒１４に吸着され脱臭
されるため、排気ファン１６によって排気される気体中
には、悪臭成分は残らないことになる。

また、多湿雰囲気中ではオゾナイザ−１３の放電が不安
定となシ易いため、別途回路で誘電極１１をヒーターと
する電圧を加えることにより、オゾナイザ−１３表面を
加熱しておく必要がある。これによシ、電極表面での結
露をさけ多湿雰囲気中でのオゾンの生成を安定化してい
る。本実施例では、ヒーターの抵抗を８にΩとし、１ｏ
ｏｖの商用電源を印加し表面温度として４ｏ℃を得た。

その時の外気温度は２０℃であった。

通常、高電圧を印加してオゾンを発生させるオゾナイザ
−の場合、その時の湿度によってオゾン発生量が変化す
る。すなわち、一定の高電圧を発生させる高電圧発生機
を使用した場合には、湿度によるオゾン濃度変化は著し
く、たとえば第３図の曲線（８）の様に３０℃、８０チ
の環境条件でｌｐｐｍ　　のオゾン濃度量を必要とし発
生させると、３０℃、２０チの環境条件では２　ｐｐｍ
強のオゾン濃度量が発生することとなる。この過剰のオ
ゾンは、オゾン分解触媒の寿命を短かくすると共に、収
納庫外へオゾンが洩れる可能性を大きくする。

本発明の一実施例では、トランジスター１７を駆動する
パルスのパルス幅を、発振回路１９中の湿度センサー２
ｏの湿度による抵抗変化で変化させることにより、湿度
変化による電圧変更手段を備えておりオゾン発生量を調
整している。すなわち、発振回路１９中の湿度センサー
２ｏの抵抗値をｓｏ％の湿度の時ＳＯＯΩ、２０％の湿
度の時２０００Ωとなる様にする事によシ、高電圧側出
力が、４．５ＫＶから４．ＯＫ　Ｖに変化し、オゾン発
生量が、両条件においても約１　ｐｐｍで一定値を示し
た。

次に、開閉蓋３を開放すると、吸気ファン２５が停止す
る。これは、乾燥され、低濃度となったとは言え、庫内
６の悪臭を撹拌し、開口部２より飛散させることを避け
るためである。しかし、排気ファン１５は運転を続ける
ため、庫内６は減圧となシ、開口部２より外気が導入さ
れ、庫内６の悪臭の大部分と共に、内箱９の開口縁よシ
狭いトップフランジ５のフランジ縁２７の内側を通って
ダクト２９から吸気口２４に入る。そのため開口部２よ
り悪臭を飛散させることは極力避ける事ができる。本実
施例においては排気量は約３０旦／分とした。

尚、本実施例では、湿度を検知して電圧を変換する手段
として、湿度センサーを発振回路に組み込み、オゾナイ
ザ−が位置する空間を湿度を湿度センサーによシ検知し
、湿度センサーの抵抗の変化を直接利用したが、湿度セ
ンサーの出力を別口路で検知し、その値に対応してモー
ター等によシ可変抵抗体を変動させるなどその他の方法
も多く考えられる。

発明の効果 以上の様に、本発明は、オゾナイザ−と、このオゾナイ
ザ−に高電圧を印加する高電圧発生機とからなり、前記
オゾナイザ−が位置する空間の湿度センサーにより前記
高電圧発生機の発生電圧を高湿度下で高電圧となる様に
制御する電圧変更手段とを備えてなるオゾン発生器であ
シ、高湿度下で高電圧発生機の発生電圧を低湿度下よシ
高電圧となる様に制御する事によシ、湿度変化によるオ
ゾンの発生量変化を抑制させ一定化している。すなわち
高湿条件にて必要オゾン量を設定しておけば、湿度が低
い時にも必要以上のオゾンは発生しないため、オゾン分
解触媒の寿命が伸びると共に、余剰オゾンが収納庫外に
洩れる可能性も少ないので安全性が確保できるものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例におけるオゾン発生器の高電
圧発生機の制御回路図、第２図は本発明のオゾン発生器
を有する厨芥収納庫の横断面図、第３図の曲線Ａは従来
のオゾン発生器でオゾンを発生させた時の湿度とオゾン
発生量との関係を示す曲線で、曲線Ｂは本発明のオゾン
発生器でオゾンを発生させた時の湿度とオゾン発生量と
の関係を示す曲線である。 １３・・・・・・オゾナイザ−１１６・・・・・・高電
圧発生機、２ｏ・・・・・・湿度センサー、２２・・・
・・・オゾン発生器。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. オゾナイザーと、このオゾナイザーに高電圧を印加する
   高電圧発生機とからなり、前記オゾナイザーが位置する
   空間の湿度を検出する湿度センサーと、この湿度センサ
   ーにより前記高電圧発生機の発生電圧を高湿度下で高電
   圧となる様に制御する電圧変更手段とを備えてなるオゾ
   ン発生器。