JP2769212B2 - ヒューズ - Google Patents

ヒューズ

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JP2769212B2
JP2769212B2 JP1307938A JP30793889A JP2769212B2 JP 2769212 B2 JP2769212 B2 JP 2769212B2 JP 1307938 A JP1307938 A JP 1307938A JP 30793889 A JP30793889 A JP 30793889A JP 2769212 B2 JP2769212 B2 JP 2769212B2
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ozone
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odor
high voltage
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Inventor
正敏 稲谷
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松下冷機株式会社
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、生ゴミ等を入れる厨芥収納庫等のいやな臭
いを除去する、オゾンを利用した脱臭器の、安全性を確
保するために組み込まれるヒューズに関する。
従来の技術 一般に、食生活から出る生ゴミ等の厨芥物を収納庫に
入れ、2〜3日放置しておくと、腐敗し悪臭を放つよう
になる。その悪臭は台所に充満し不快感を感じさせ、ま
た、そのような厨芥収納庫を室外に放置したとしても蓋
をあけた際には、悪臭を放ち嫌悪感を覚えるなど、快適
な生活を著しく阻害する原因を作る。
これらの悪臭を除去する脱臭方法としては、活性炭な
どの吸着剤による方法や、香料等の芳香剤によっていや
な臭いをマスキングする方法、また、高温で燃焼させる
方法等が考えられている。
しかし、活性炭等の吸着剤による方法は、初期の脱臭
効果は優れているものの持続性が無く、頻繁に新しい吸
着剤と交換する必要があり、ランニングコストが高くな
り、また、手間がかかる課題を有していた。
また、香料などの芳香剤によるマスキング法は、別の
臭いで悪臭を紛らわすものであり、個人によってはその
臭いが悪臭と感じる場合があり、根本的な原因の解消と
はなっていなかった。
また、高温により燃焼させる方法は、大量の燃料が必
要でランニングコストが非常に高くなると共に、高温で
の処理のため空気中の窒素まで酸化させ、有毒な窒素酸
化物を生成する等の問題点や課題があった。
上記課題を解決するために、最近では実公昭62−2435
1号公報のように、高電圧を印加してオゾナイザーによ
りオゾンを発生させ、悪臭をオゾンで酸化分解し、脱臭
する方法が考案されている。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記、実公昭60−24351号公報では、
オゾン分解触媒のオゾン分解能が低下した時過剰のオゾ
ンが脱臭器の外に洩れることになる。オゾンは独自の臭
いを放つばかりでなく、0.1ppm以上の濃度になると目や
呼吸器官を傷め、人体に悪影響を与えることとなる。す
なわち、オゾンが脱臭器の外に洩れる危険性を持ち、安
全面での配慮がなされていなかった。
本発明は、上記課題に鑑み、オゾン分解触媒のオゾン
分解能が低下し、過剰のオゾンが発生し洩れが生じた
時、そのオゾンを検知し、オゾナイザーの電源を切る働
きをするヒューズを提供するものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために、本発明のヒューズは、オ
ゾンにより劣化し易く、また、ゴム弾性を持つ押さえ板
と、自然復帰するスプリングスイッチとからなり、前記
押さえ板の引張り弾性力を利用してスプリングスイッチ
を入力状態とし、前記スプリングスイッチの復帰力の加
わる端部により、引張り弾性力が加わる前記押さえ板を
折り曲げて取り付け構成されたものである。
作用 本発明は、上記した構成によって、ヒューズの設置さ
れた雰囲気にオゾンが混じると、オゾンにより押さえ板
が劣化しクレージングを起こす、この押さえ板は引張り
弾性力を加えられ、さらにスプリングスイッチの復帰
と、折り曲げの応力とが端部に集中して加えられている
ため破断し、押さえ板により押され、入力状態となって
いたスプリングスイッチが自然復帰し、開放状態にな
る。すなわち、スプリングスイッチをオゾン式脱臭器の
入力電源に結線しておくことにより、オゾンが洩れた時
ヒューズがオゾンを検知しオゾン式脱臭器を停止させる
働きをする。よって、高濃度のオゾンが洩れることを防
止し安全性が向上するものである。
実施例 以下本発明の一実施例のヒューズが取り付けられたオ
ゾン式脱臭厨芥収納庫について第1図から第3図を参考
にしながら説明する。
1は開口部2を開閉する開封蓋3と、外箱4とトップ
フランジ5とで構成された脱臭機能付き収納庫である。
この厨芥収納庫1の庫内6には市販のポリエチレン袋
7をクランプリングで止め挿入された内箱と、誘電体10
としてアルミナを使用し、放電電極11側にZrBz2材を、
誘電電極12にはヒーターを兼ねたルテニア材を使用した
オゾナイザー13と、酸化チタン及び酸化マンガンを主成
分とする脱臭を兼ねたオゾン分解触媒14と、排気ファン
15と、オゾンにより劣化し易いゴム弾性を持つ押さえ板
16と、自然復帰するスプリングスイッチ17とからなるヒ
ューズ18とで構成されている。
尚、オゾナイザー13は高電圧発生機19と電気的に結線
されており、放電電極11と誘電電極12との間に交流電圧
が加わるようになっている。誘導電極12はアース側と
し、別回路で約100Vの電圧を加えることによりヒーター
としても使用できるようにしてある。
この時ヒーターの抵抗値は約8KΩとし、表面温度が約
40℃になるように設定した。
また、ヒューズ18は、高電圧発生機19の1次側電源回
路内に配設され、オゾン分解触媒14と排気ファン15との
間に設置されている。
さらに、オゾナイザー13の組み込まれたオゾン発生器
20への吸気口21にはゴミの侵入を防止するスクリーン22
が設けられている。
開閉蓋3の中央部には、小型の吸気ファン23が取り付
けられてあり、外気を吸入口24より吸入し、内箱9のポ
リエチレン袋7の底部に入れられた厨芥物に外気を送風
するようにしてある。また、トップフランジ5は、内箱
9の開口縁よりも狭いフランジ縁25を形成することによ
り、内箱9内の臭いを内箱9と外箱4とで形成するダク
ト26を通して、吸気口21に導くようになっている。尚、
27は電源コードである。
また、ヒューズ18は、引張り応力を加えた押さえ板16
によりスプリングスイッチ17を入力状態としたもので、
スプリング28の復帰力を受けるスプリングスイッチ17の
端部29により、押さえ板16は折り曲げた状態で取りつけ
てある。
以上のように構成された脱臭機能付き収納庫1につい
て、以下その動作を同様に第1図から第3図を参考に用
いて説明する。
まず、内箱9に市販のポリエチレン製の袋7を挿入
し、クランプリング8で止め、脱臭機能付き収納庫1の
庫内の定位置にセットする。そしてトップフランジ5を
倒し、開閉蓋3を閉じる。次に電源コード27を差し込
み、吸気ファン23と、排気ファン15と、オゾナイザー13
を稼動させる。
そこで、内箱9内に厨芥物を入れると、吸気ファン23
で外気が吸入口24より吸引され、内箱9のポリエチレン
袋7の底部に入れられた厨芥物に送風される。厨芥物は
通常、酸化や細菌で腐敗や醗酵が進み、悪臭を生成す
る。この腐敗や醗酵に欠かせないのが水分であり、多湿
条件は悪臭の発生を促進させることになる。しかし、前
述のように、吸気ファン23により、比較的乾燥した外気
を庫内6に吸引し、厨芥物表面に送風することは、庫内
6の温度を下げるばかりか、厨芥物表面が乾燥し、乾燥
膜を形成することになり、厨芥物から出る悪臭を抑える
効果をも持つこととなる。
厨芥物表面に送風された外気は臭気と共に、内箱9側
壁に沿って開口縁を昇り、フランジ縁25内側と、ダクト
26を通って、吸気口21よりオゾン発生器20へ入る。オゾ
ン発生器20部内では、高電圧発生機19で高電圧をかけた
オゾナイザー13から発生するオゾンと混合気体を生成す
る。オゾンと臭気は混合気体中でも反応して臭気が酸化
され、臭いの少ないものへと変化するが、一般に、混合
気体中での反応は遅い。オゾンの脱臭効果はオゾンが酸
素と酸素ラジカルに分解され、その酵素ラジカルが、悪
臭成分と反応することによって発揮する。
よって、大部分の脱臭は、オゾン分解触媒14の表面で
行なわれる。また、過剰のオゾンは、触媒14によって分
解され酸素に変化するため、排気ファン15によって排気
される気体中にはオゾンは残らないことになる。
しかし、長時間オゾンに曝されているとオゾン分解能
は経時的に劣化し、排気される気体中にオゾンが小量残
存することになる。分解能の寿命は、オゾン濃度、臭気
成分濃度、温度、湿度、によって変化するので、使用条
件に影響される。オゾンは独自の臭いを放つばかりでな
く、0.1ppm以上の濃度になると目や呼吸器官を傷め、人
体に悪影響を与えることとなる。よって、オゾンの洩れ
を極力抑える必要があるが、本発明の場合には、オゾン
分解触媒14と排気ファン15との間に設置された、ヒュー
ズ18により、高電圧発生機19の電源を切ることでオゾン
の洩れを防ぎ、安全性が維持されている。
また、多湿雰囲気中ではオゾナイザー13の放電が不安
定となり易い為、別途回路で誘導電極11をヒーターとす
る電圧を加えることにより、オゾナイザー13表面を加熱
しておく必要がある。これにより、電極表面での結露を
避け多湿雰囲気中でのオゾンの生成を安定化している。
本実施例では、ヒーターの抵抗を8KΩとし、100Vの商用
電源を印加し表面温度とし40℃を得た。その時の外気温
度は20℃であった。
通常、高電圧を印加してオゾンを発生させるオゾナイ
ザーの場合、その時の温度と湿度によってオゾン発生量
が変化する。すなわち、一定の高電圧を発生させる高電
圧発生器を使用した場合には、温度や湿度によってオゾ
ン濃度変化は著しく、夏場と冬場では約3倍の濃度変化
を持つ。この過剰のオゾンは、オゾン分解触媒の寿命を
短くすると共に、収納庫外にオゾンが洩れる確率を高く
する。
本発明の一実施例では、オゾン分解触媒14と排気ファ
ン15との間にヒューズ18を設置しているので万が一オゾ
ンがオゾン分解触媒14で分解されずに通り抜けてきたと
しても、オゾンが収納庫外に洩れないようにオゾンの発
生を停止すべく高電圧電源19を停止する。このヒューズ
18は、オゾンにより劣化しやすいNBRなどのフレキシブ
ルな押さえ板16に引っ張り弾性力を加え自然復帰するス
プリングスイッチ17のスプリング28の復帰力を受けるス
プリングスイッチ17の端部29により、押さえ板16は折り
曲げた状態で取り付けているので、もしオゾンが通過し
てくると押さえ板16、特に応力集中部となるスプリング
スイッチ17の端部29と接する面が劣化を起こし破断し、
それにより、スプリングスイッチ17が自然復帰し、すな
わち、OFF状態にもどり結線されている高電圧電源19が
停止することになる。
次に開放蓋3を開放すると、吸気ファン23が停止す
る。これは、乾燥され、低濃度となったとはいえ、庫内
6の悪臭を撹拌し、開口部2より飛散させることを避け
るためである。しかし排気ファン15は運転を続けるた
め、庫内6は減圧となり、開口部2より外気が導入さ
れ、庫内6の悪臭の大部分と共に、内箱9の開口縁より
トップフランジ5のフランジ縁25の内側を通ってダクト
26から吸気口21にはいる。そのため開口部2より悪臭を
飛散させることは極力避けることができる。本実施例で
は排気量は30L/minとした。
発明の効果 以上のように、本発明のヒューズは、オゾンにより劣
化し易いゴム弾性を持つ押さえ板と、自然復帰するスプ
リングスイッチとからなり、前記押さえ板の引張り弾性
力を利用してスプリングスイッチを入力状態とし、前記
スプリングスイッチの復帰力の加わる端部により、引張
り弾性力が加わる前記押さえ板を折り曲げて取り付け構
成されたものであり、このヒューズを例えばオゾンを発
生させる放電式高圧電源回路の中に組み込み、オゾン式
脱臭機のオゾン分解触媒の後方排気口に設置すると、余
剰オゾンが通過し出した場合、安全上問題となる状態に
なった時、押さえ板が切断することでスプリングスイッ
チが切れ、高圧電源が停止し、余剰オゾンの漏れを防止
する。また、本発明のようにゴム弾性を持つ押さえ板を
使用することで、取り付けが容易となり、引張り弾性力
を持つ状態の押さえ板の所定部にスプリングスイッチの
復帰力と、さらに折り曲げ力を加え、応力の集中部を形
成させることにより、余剰オゾン濃度に対する切断感度
を向上させ、押さえ板の切断位置を定化することにより
ヒューズとしての品質を安定化させるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例におけるヒューズの構成を示
す断面図、第2図は本発明のヒューズが設置された脱臭
器を持つ厨芥収納庫の断面図、第3図は本発明のヒュー
ズにより制御される高電圧発生器の制御回路である。 16……押さえ板、17……スプリングスイッチ、18……ヒ
ューズ 29……端部。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01H 35/00 A61L 9/015 B01D 53/34

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オゾンにより劣化し易いゴム弾性を持つ押
    さえ板と、自然復帰するスプリングスイッチとからな
    り、前記押さえ板の引張り弾性力を利用してスプリング
    スイッチを入力状態とし、前記スプリングスイッチの復
    帰力の加わる端部により、引張り弾性力が加わる前記押
    さえ板を折り曲げて取り付けたことを特徴とするヒュー
    ズ。
JP1307938A 1989-11-28 1989-11-28 ヒューズ Expired - Lifetime JP2769212B2 (ja)

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JPH0247814B2 (ja) * 1985-05-08 1990-10-23 Aisin Seiki Denkikairoyoshadananzensochi

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