JPH03122554A

JPH03122554A - 電気化学発光検出用容器

Info

Publication number: JPH03122554A
Application number: JP1260073A
Authority: JP
Inventors: Takashi Tanaka; 俊田中; Akira Shibue; 明渋江; Tomoiku Ishii; 石井　知幾
Original assignee: TDK Corp
Current assignee: TDK Corp
Priority date: 1989-10-06
Filing date: 1989-10-06
Publication date: 1991-05-24
Anticipated expiration: 2014-03-10
Also published as: JP2869866B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は、単体ではなく、多数体にして、多項目の同
時、順次検査等を容易した電気化学発光検出用容器に関
するものである。

Ｃ従来の技術〕抗原抗体反応における、抗原に固定された発光性物質の
発光が、抑制される現象を利用して、その時の発光量の
測定による種々の抗体の定量的測定等、電気化学発光検
出に用いられる検出用容器１として、第４図に示すよう
なものがある。すなわち、発光性物質を包含した被検溶
液２の入る筒状容器３の底壁３ａ内面の部分に、面電極
であって表面が反射鏡面である作用電極ＷＥを形成する
とともに、作用電極ＷＥと対峙する筒状容器３の内周面
３ｂの部分に、作用電極ＷＥと一定の間隔Ｇをもって、
一部にスリット部分Ｓを有するほぼ帯環状の面電極であ
って表面が反射鏡面である対電極ＣＥを形成して成るも
のである。そして、作用電極ＷＥには、対電極ＣＥのス
リット部分Ｓを通って筒状容器３の上端縁３Ｃに至る細
長いリード部分ＷＥ−１が形成され、対電極ＣＥには、
作用電極ＷＥ側のリード部分ＷＥ−１に平行して筒状容
器３の上端縁３Ｃに至る細長いリード部分ＣＦ、−１が
形成されている。

検出用容器１を用いて電気化学発光の検出を行うには、
リード部分ＷＥ−１、ＣＥ−１にクリ・ンプ等の接続手
段４を介してパルス電圧発生器５（例えば、ファンクシ
ョン・ジェネレータとポテンシオスタットから構成され
ている。）を接続し、また、検出用容器１の上方開口の
直−トに、検出用容器１内からの光りを受光し、受光量
の強弱をグラフまたは数字等で表示する光検出装置６（
例えば、フォトマルチプライヤ等の光検出器と、プリア
ンプと、パルスカウンタと、オシログラフ等の信号出力
器から構成されている。）を設置する。

そして、被検溶液２をその液面が対電極ＣＥを越える位
置まで検出用容器１内に入れ、パルス電圧発生器５を操
作して、作用電極ＷＥと対電極ＣＥの間に所定のパルス
電圧を印加する。パルス電圧の印加によって被検溶液２
中に含まれている発光性物質が発光し、その発光量は光
検出装置６で所定単位に換算され、グラフまたは数字等
で表示される。

なお、電気化学発光検出用容器１で使用される被検溶液
２は、抗原抗体反応が行われる、緩衝液を含有する水溶
液を含むが、その抗原としては、各種の蛋白質、ポリペ
プチド、多糖体、脂質、核酸等を対象とすることができ
、その発光性物質としては、ルミノール、ピレン、アン
トラセン、ルブレンおよびこれらの誘導体等を用いるこ
とができる。また、抗原への発光性物質の固定は、通常
の架橋剤を用いて行う。

〔発明が解決しようとする課題］この従来技術においては、検出用容器ｌは、単体である
。それゆえ、−人に関し、て多項目を同時、順次に検査
し、または多数人に関して同一項目を同時、順次に検査
する場合には、検出用容器１を順次に使用するか、また
は検出用容器１を複数、集合しなければならない。した
がって、かかる場合、その取扱は不便であるという課題
がある。

この発明は、このような従来技術の課題を解決する目的
でなされたものである。

〔課題を解決するための手段］上記課題を解決するための手段を、実施例に対応する第
１図を用いて以下、説明する。この発明は、絶縁性平板
１１上に複数の作用電極ＷＥと複数の対電極ＣＥとがそ
れぞれ電気的に接続されており、前記作用電極ＷＥと前
記対電極ＣＥとからなる各セル１２の配置が少なくとも
一列以上配列されたものである。

（作　用〕このように構成されたものにおいては、検出用容器１０
は、単体ではなく、多数体である。

〔実施例〕

第１図はこの発明の一実施例を示す図である。

第１図において、１１は絶縁性平板、１２はセル、１３
．１４は絶縁性有孔板、ＣＥは対電極、ＷＥは作用電極
である。絶縁性平板１１は、スチレン・アクリル・エポ
キシ・ふっ素各樹脂、ポリカーボネートなどのものが用
いられ、その大きさは、例えば、幅８６．ＯＸ高さ１２
８．２Ｘ厚さ５．０ｍである。絶縁性平板１１上には、
連結部ＣＥ−１を介して複数の対電極ＣＥが電気的に接
続されているものが複数、固定されている。連結部ＣＥ
−１、対電極ＣＥは、導電性材料、好ましくは白金、金
、銀等の酸化還元電位の高い金属の蒸着厚膜、スパッタ
膜、印刷膜または板であって、対電極ＣＥの形状は、例
えば直径８ｍｍの円である。

この複数、固定によって、セル１２の対電極ＣＥは縦横
に配置される。絶縁性平板１１上に絶縁性有孔Ｆｉ１３
が固定されている。絶縁性有孔板１３には、セル１２の
内壁下部を構成する孔１２Ａが縦横に配置されている。

絶縁性有孔板１３の下面には、連結部ＣＥ−１に対応す
る凹部１３Ａが形成されている。孔１２Ａは、対電極Ｃ
Ｅと同じ大きさに形成されている。また、絶縁性有孔板
１３の上面には、連結部ＷＥ−１に対応する凹部１３Ｂ
が形成されている。絶縁性有孔板１３上には、連結部Ｗ
Ｅ−１を介して複数の作用電極ＷＥが電気的に接続され
ているものが複数、連結部ＷＥ−１を介して凹部１３Ｂ
に固定されている。作用電極ＷＥは、対電極ＣＥより対
向面積が小さく、対電極ＣＥと対向している。連結部Ｗ
Ｅ−１、作用電極ＷＥは、導電性材料、好ましくは白金
、金、銀等の酸化還元電位の高い金属の板であって、作
用電極ＷＥの形状は、例えば、直径５ｍｍの円である。

この複数、固定によって、セル１２の作用電極ＷＥは縦
横に配置される。絶縁性有孔板１３上に絶縁性有孔板１
４が固定されている。絶縁性有孔板１４には、セル１２
の内壁上部を構成する孔１２Ｂが縦横に配置されている
。孔１２Ｂは、孔１２Ａと同じ大きさに形成されている
。作用電極ＷＥおよび対電極ＣＥは、面電極であって表
面が反射鏡面である。

被検溶液は、作用電極ＷＥとセルＩ２の内壁下部１２Ａ
との間隙から、対電極ＣＥと作用電極ＷＥとの間に供給
される。また、この間隙から、作用電極ＷＥの近傍で生
じる発光は、光検出装置（図示せず）に達する。

作用電極ＷＥの形状は、円形ではなく、第３図（ａ）（
ｂ）に示すように、ワッシャ状、バイブ状に形成しても
よい。この場合、その外径は、孔１２Ｂと略等しく、中
央の孔から、被検溶液は供給され、発光は光検出装置に
達する。

以上は、絶縁性平板１１上に固定されている絶縁性有孔
板１３に固定、支持された連結部Ｗ−１によって、作用
電極ＷＥと対電極ＣＥとは、その間に介在するものがな
く、対向しているが、第２図に示すように、各セル１２
の対電極ＣＥ上に、連結部ＷＥ−１を介して対電極ＣＥ
より対向面積が小さい、複数の作用電極ＷＥが電気的に
接続されているものを複数、絶縁性スペーサ２１を介し
て配置して、作用電極ＷＥを対電極ＣＥに対向せしめ、
絶縁性平板１１上に、各セル１２の内壁を構成する孔１
２Ｃが縦横に配置されている絶縁性有孔板２２を固定し
てもよい。

第２図（ａ）、（Ｃ）において、絶縁性スペーサ２１は
、角柱で、連結部ＣＥ−１を介して複数の対電極ＣＥが
電気的に接続されているものと直交し、連続しているが
、これらと平行し、連続していてもよい。また、絶縁性
スペーサ２１は、製作上から連続しているが、断続して
いてもよい。

さらに、絶縁性スペーサ２１は、−条でなく、複数であ
ってもよい。第２図（ｂ）に示すように、絶縁性スペー
サ２１は角柱ではなく、円柱にしてもよい。作用電極Ｗ
Ｅが第３図（ａ）（ｂ）に示すようなワッシャ状、パイ
プ状である場合、絶縁性スペーサ２１として、同じ形状
のものが用いら。

れてもよい。

このように、検出用容器１０は、セル１２の集合体であ
る。それゆえ、−人に関して多項目を同時、順次に検査
し、または多数人に関して同一項目を同時、順次に検査
する場合には、順次使用、複数集合を要せず、その取扱
が容易になる。

なお、検出用容器１０を用いて電気化学発光の検出は、
絶縁性平板１１に露呈している連結部ＷＥ−，１、ＣＥ
−１に、クリップ等の接続手段を介してパルス電圧発生
器（例えば、ファンクション・ジェネレータとポテンシ
オスタットから構成されている。）を接続し、また、検
出用容器１０の上方開口、すなわち、孔１２Ｂの直上に
、検出用容器１０内からの光を受光し、受光量の強弱を
グラフまたは数字等で表示する光検出装置を配置して行
う。この場合、パルス電圧発生器、光検出装置も、検出
用容器１０と同様にマトリクス状に構成すると、その取
扱は一層、容易になる。

〔発明の効果〕

以上説明してきたように、この発明は、絶縁性平板上に
複数の作用電極と複数の対電極とがそれぞれ電気的に接
続されており、前記作用電極と前記対電極とからなる各
セルの配置が少なくとも１列以上配列されたものである
。それゆえ、検出用容器は、単体ではなく、多数体であ
る。したがって、この発明によれば、多項目の同時、順
次検査等が容易であるという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す図で、（ａ）は平面
図、（ｂ）は斜視図、（Ｃ）は断面図、（ｄ）は分解斜
視図、第２図はこの発明の他の実施例を示す図で、（ａ
）、（ｂ）は断面図、（Ｃ）は分解斜視図、第３図（ａ
）、（ｂ）はこの発明を構成する作用電極の他の形状を
示す斜視図、第４図は従来の技術を示す図で、（ａ）は
断面図、（ｂ）は斜視概略図である。１１・・・絶縁性平板、１２・・・セル、１３．１４．
２２・・・絶縁性有孔板、２１・・・絶縁性スペーサ、
ＷＥ・・・作用電極、ＣＥ・・・対電極第１図（ｂ）（Ｃ） ″り・テ°力第１図（０）第１図（ｄ）第２図（ａ）１第２図（ｂ）第図第４　図（ａ）

Claims

【特許請求の範囲】１、絶縁性平板上に複数の作用電極と複数の対電極とが
それぞれ電気的に接続されており、前記作用電極と前記
対電極とからなる各セルの配置が少なくとも１列以上配
列された電気化学発光検出用容器２、絶縁性平板上に、連結部を介して複数の対電極が電
気的に接続されているものを複数、固定して各セルの対
電極を縦横に配置し、かつ、各セルの内壁下部を構成す
る孔が縦横に配置されている絶縁性有孔板を固定すると
ともに、該絶縁性有孔板上に、連結部を介して該対電極
より対向面積が小さい、複数の作用電極が電気的に接続
されているものを複数、配置して該作用電極を該対電極
に対向せしめ、かつ、各セルの内壁上部を構成する孔が
縦横に配置されている絶縁性有孔板を固定してなる電気
化学発光検出用容器３、絶縁性平板上に、連結部を介して複数の対電極が電
気的に接続されているものを複数、固定して各セルの対
電極を縦横に配置し、各セルの対電極上に、連結部を介
して該対電極より対向面積が小さい、複数の作用電極が
電気的に接続されているものを複数、絶縁性スペーサを
介して配置して該作用電極を該対電極に対向せしめ、該
絶縁性平板上に、各セルの内壁を構成する孔が縦横に配
置されている絶縁性有孔板を固定してなる電気化学発光
検出用容器