JP2002202278A - 試験用装置 - Google Patents

試験用装置

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JP2002202278A JP2000399978A JP2000399978A JP2002202278A JP 2002202278 A JP2002202278 A JP 2002202278A JP 2000399978 A JP2000399978 A JP 2000399978A JP 2000399978 A JP2000399978 A JP 2000399978A JP 2002202278 A JP2002202278 A JP 2002202278A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サンプル液を収容させる試験用容器と、この
試験用容器が着脱自在に取り付けられる取付部が多数設
けられた支持プレートとを有する試験用装置において、
各試験用容器内のサンプル液中に一対の電極を入れてサ
ンプル液を検査する操作が簡単に行えるようにする。 【解決手段】 サンプル液11を収容させる試験用容器10
と、この試験用容器が着脱自在に取り付けられる取付部
21が多数設けられた支持プレート20とを有する試験用装
置において、試験用容器にその内部に伸びた一対の電極
12,13 を設けると共に、支持プレートに設けられた各取
付部の周辺部にそれぞれ試験用容器に設けられた一対の
電極と個別に接触するように一対のリード部22,23 を設
けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、サンプル液を収
容させる試験用容器と、この試験用容器が着脱自在に取
り付けられる取付部が多数設けられた支持プレートとを
有する試験用装置に係り、特に、DNA解析や免疫学的
解析等において、上記の各試験用容器10内に収容され
たサンプル液に一対の電極を入れ、この一対の電極間に
電圧を印加させて、電気化学発光反応、ポリメラーゼ連
鎖反応(PCR)等の反応を行うのに使用する試験用装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、遺伝子工学分野における技術が急
速に発展し、DNA解析や免疫学的解析やタクパク解析
や糖鎖解析等においては、数多くのサンプルについて、
様々な試験が行われるようになった。
【0003】ここで、このように数多くのサンプルにつ
いて様々な試験を行うための試験用装置として、従来に
おいては、サンプル液を収容させる収容部を試験プレー
トに多数の設けたものや、図1に示すように、サンプル
液11を収容させる試験用容器10を、支持プレート2
0に設けられた多数の取付部21に着脱自在に取り付け
るようにしたものが使用されていた。
【0004】そして、上記の図1に示す試験用装置を用
いて様々な試験を行うにあたっては、支持プレート20
に設けられた各取付部21に各試験用容器10を取り付
け、各試験用容器10内に検査又は各種の反応を行うサ
ンプル液11を注入し、各試験用容器10内におけるサ
ンプル液11について各種の試験を行うようにしてい
た。
【0005】また、このように各試験用容器10内にお
けるサンプル液11について検査又は各種の反応を行う
にあたり、近年においては、図2に示すように、各試験
用容器10内におけるサンプル液11中に一対の電極1
2,13を挿入して、この電極12,13間に電圧を印
加させ、サンプル液11中において電気化学発光反応や
ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)等の各種の反応を起こ
させて、各サンプル液11を試験することが行われるよ
うになった。
【0006】しかし、上記のように各試験用容器10内
に収容されたサンプル液11中に一対の電極12,13
を挿入させることは非常に面倒であり、多数のサンプル
液11を効率よく検査することができず、特に、試験用
容器10が小さくなると、試験用容器10内に収容され
たサンプル液11中に一対の電極12,13を挿入させ
る操作が非常に困難になると共に、サンプル液11中に
おいて一対の電極12,13が接触してしまい、安定し
た各種の試験が行えなくなるという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、サンプル
液を収容させる試験用容器と、この試験用容器が着脱自
在に取り付けられる取付部が多数設けられた支持プレー
トとを有する試験用装置を用い、各試験用容器内に収容
されたサンプル液中に一対の電極を挿入し、この一対の
電極間に電圧を印加させて、サンプル液中において電気
化学発光反応やポリメラーゼ連鎖反応(PCR)等の各
種の反応を起こさせて、多数のサンプル液を試験する場
合における上記のような問題を解決することを課題とす
るものである。
【0008】すなわち、この発明においては、上記の各
試験用容器内に収容されたサンプル液中に一対の電極を
挿入させるという面倒な操作を行う必要がないようにす
ると共に、サンプル液中において一対の電極が接触する
のを防止し、多数のサンプル液の試験が効率よく安定し
て行えるようにすることを課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明における第1の
試験用装置においては、上記のような課題を解決するた
め、サンプル液11を収容させる試験用容器10と、こ
の試験用容器10が着脱自在に取り付けられる取付部2
1が多数設けられた支持プレート20とを有する試験用
装置において、上記の試験用容器10にその内部に伸び
た一対の電極12,13を設けると共に、上記の支持プ
レート20に設けられた各取付部21の周辺部にそれぞ
れ試験用容器10に設けられた一対の電極12,13と
個別に接触するように一対のリード部22,23を設け
るようにしたのである。
【0010】そして、この発明における第1試験用装置
のように、各試験用容器10にその内部に伸びた一対の
電極12,13を設けると共に、支持プレート20に設
けられた各取付部21の周辺部にそれぞれ試験用容器1
0に設けられた一対の電極12,13と個別に接触する
ように一対のリード部22,23を設けると、各取付部
21の周辺部に設けられた一対のリード部22,23を
介して各試験用容器10に設けられた一対の電極12,
13に電圧を印加させることができ、従来のように、各
試験用容器10内に収容されたサンプル液11中に一対
の電極12,13を挿入させるという面倒な操作を行う
必要がなくなると共に、小さな試験用容器10を用いた
場合においても、サンプル液11中において一対の電極
12,13が接触するのも防止され、多数のサンプル液
11の試験が効率よく安定して行えるようになる。
【0011】また、この発明における第1の試験用装置
において、各試験用容器10に設けられた一対の電極1
2,13と、支持プレート20に設けられた各取付部2
1の周辺部における一対のリード部22,23とが確実
に接触されるようにするため、各試験用容器10を支持
プレート20に設けられた各取付部21に取り付けるに
あたって、その位置決めを行う位置決め手段を設けるこ
とが好ましい。
【0012】また、この発明における第2の試験用装置
においては、上記のような課題を解決するため、サンプ
ル液11を収容させる試験用容器10と、この試験用容
器10が着脱自在に取り付けられる取付部21が多数設
けられた支持プレート20と、この支持プレート20の
各取付部21に取り付けられた各試験用容器10の開口
部を閉塞させる板状の蓋板30とを有する試験用装置に
おいて、上記の試験用容器10にその内部に伸びた一対
の電極12,13を設けると共に、各試験用容器10の
開口部を閉塞させる上記の蓋板30に、各試験用容器1
0に設けられた一対の電極12,13と個別に接触する
ようにして、試験用容器10における一対の電極12,
13に対応した一対のリード部32,33を設けるよう
にしたのである。
【0013】そして、この発明における第2の試験用装
置のように、各試験用容器10にその内部に伸びた一対
の電極12,13を設けると共に、支持プレート20の
各取付部21に取り付けられた各試験用容器10に設け
られた一対の電極12,13と個別に接触するようにし
て、蓋板30に試験用容器10における一対の電極1
2,13に対応した一対のリード部32,33を設ける
と、この蓋板30により各試験用容器10の開口部を閉
塞させた際に、各試験用容器10における一対の電極1
2,13が蓋板30にそれぞれ対応して設けられた一対
のリード部32,33と接触するようになり、対応した
一対のリード部32,33を介して各試験用容器10に
設けられた一対の電極12,13に電圧を印加させるこ
とができるようになる。このため、従来のように、各試
験用容器10内に収容されたサンプル液11中に一対の
電極12,13を挿入させるという面倒な操作を行う必
要がなくなると共に、小さな試験用容器10を用いた場
合においても、サンプル液11中において一対の電極1
2,13が接触するのも防止され、多数のサンプル液1
1の試験が効率よく安定して行えるようになる。
【0014】さらに、この発明における第2の試験用装
置のように、蓋板30により各試験用容器10の開口部
を閉塞させると、各試験用容器10内に供給されたサン
プル液11が蒸発するのを防止できるようになる。
【0015】ここで、この発明における第1及び第2の
試験用装置において、上記のように試験用容器10に、
その内部に伸びた一対の電極12,13を設けるにあた
っては、試験用容器10に導電性部材を貼り付け又は塗
布させるようにしたり、メッキによって一対の電極1
2,13を設けるようにしたり、導電性樹脂で一対の電
極12,13を構成させるようにすることができる。
【0016】そして、電極12,13に用いる上記の導
電性部材としては、例えば、ニッケル箔や銅箔等の金属
箔を用いることができる。
【0017】また、メッキによって電極12,13を形
成する場合には、2段階の射出成形等により、試験用容
器10において電極12,13が形成されない部分をメ
ッキされにくい材料で成形する一方、電極12,13が
形成される部分をメッキされやすい材料で成形するよう
にしたり、また試験用容器10をメッキされにくい材料
で構成し、電極12,13を形成させる部分にメッキさ
れやすい材料を塗布するようにし、このような状態で無
電解メッキにより、メッキされやすい部分にメッキを行
って、電極12,13を設けるようにすることができ
る。ここで、上記のメッキされやすい材料としては、例
えば、ABS樹脂,ナイロン,AS樹脂やこれらの樹脂
を構成成分の一つとするポリマーアロイ等を用いる一
方、メッキされにくい材料としては、例えば、ポリブチ
レンテレフタレート,ポリフェニレンサルファイト,ポ
リスチレン,ポリカーボネート等を用いるようにする。
【0018】また、電極12,13を導電性樹脂で構成
する場合にも、2段階の射出成形等により、試験用容器
10において電極12,13が形成されない部分を絶縁
性の材料で成形する一方、電極12,13となる部分を
導電性樹脂で成形させるようにすることができる。ここ
で、電極12,13となる導電性樹脂としては、例え
ば、カーボン、カーボン繊維、グラファイト等の導電性
材料や、Cu,Ni,Fe等の金属繊維を多量混合させ
た樹脂等を用いることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態に係る
試験用装置を添付図面に基づいて具体的に説明する。
【0020】(実施形態1)実施形態1における試験用
装置においても、サンプル液11を収容させる試験用容
器10を、支持プレート20に設けられた多数の取付部
21に着脱自在に取り付けるようにしている。
【0021】そして、この実施形態1における試験用装
置においては、図3(A),(B)に示すように、上記
の試験用容器10の開口部の縁部に、一対の位置決め用
の係止部14,15を対向するように設けると共に、帯
状になった一対の電極12,13を上記の一対の係止部
14,15から試験用容器10の内部に伸びるように設
けている。
【0022】一方、上記の支持プレート20において
は、図4に示すように、上記の試験用容器10に設けら
れた一対の係止部14,15と対応するようにして、各
取付部21の周辺部に、一対の位置決め用の係止凹部2
4,25を対向するように設けると共に、上記の試験用
容器10に設けられた各電極12,13と接触するよう
に、帯状になった一対の各リード部22,23を、上記
の一対の各係止凹部24,25から支持プレート20の
上面まで伸びるように設けている。
【0023】そして、上記の取付部21の列における一
方の各リード部22を第1リード線26に接続させる一
方、取付部21の列における他方の各リード部23を第
2リード線27に接続させ、さらに取付部21の各列に
おける第1リード線26を第1走査回路28に接続させ
ると共に、取付部21の各列における第2リード線27
を第2走査回路29に接続させている。
【0024】そして、この実施形態1における試験用装
置を用いて各サンプル液11の検査を行うにあたって
は、図5に示すように、試験用容器10に設けられた一
対の係止部14,15を取付部21の周辺部に設けられ
た一対の係止凹部24,25に嵌め込むようにして、支
持プレート20の各取付部21に試験用容器10を取り
付け、各試験用容器10に設けられた一対の電極12,
13を各取付部21に設けられた一対のリード部22,
23に接続させるようにする。
【0025】次いで、このように支持プレート20の各
取付部21に取り付けられた各試験用容器10内に検査
を行うサンプル液11を注入し、上記の第1走査回路2
8及び第2走査回路29を走査させて、電源(図示せ
ず)から上記の各第1リード線26及び各第2リード線
27に順々に電圧を印加し、各取付部21の周辺部に設
けられた一対のリード部22,23を介して各試験用容
器10に設けられた一対の電極12,13間に順々に電
圧を印加させて、各試験用容器10内に収容されたサン
プル液11について試験を行うようにする。
【0026】ここで、この実施形態1における試験用装
置においては、試験用容器10の開口部の縁部に、一対
の位置決め用の係止部14,15を対向するように設け
たが、図6(A),(B)に示すように、試験用容器1
0の開口部の縁部に、一対の位置決め用の係止部14,
15を中心に対して直角になるように設け、帯状になっ
た一対の電極12,13をこの一対の係止部14,15
から試験用容器10の内部に伸びるように設けると共
に、図7に示すように、支持プレート20における各取
付部21の周辺部に、一対の位置決め用の係止凹部2
4,25を中心に対して直角になるように設け、上記の
試験用容器10に設けられた各電極12,13と接触す
るように、帯状になったリード部22,23を各係止凹
部24,25から支持プレート20の上面まで伸びるよ
うに設けることも可能である。なお、図7に示す試験用
装置においては、第1走査回路28及び第2走査回路2
9を走査させて、電源(図示せず)から上記の各第1リ
ード線26及び各第2リード線27に順々に電圧を印加
させることにより、各取付部21の周辺部に設けられた
一対のリード部22,23を介して個々の試験用容器1
0に設けられた一対の電極12,13間に順々に電圧を
印加させて、各試験用容器10内に収容されたサンプル
液11について個々に試験を行うことができるようにな
る。
【0027】また、この実施形態1における試験用装置
においては、試験用容器10の開口部に設けた一対の係
止部14,15の部分に電極12,13を設けると共
に、支持プレート20における各取付部21の周辺部に
設けた一対の係止凹部24,25の部分にリード部2
2,23を設けるようにしたが、上記の係止部14,1
5とは別に位置に電極12,13を設けると共に、上記
の係止凹部24,25と別の位置にリード部22,23
を設け、上記の係止部14,15を係止凹部24,25
に嵌め合わせて、この嵌め合わせ位置とは異なった位置
で各電極12,13を各リード部22,23に接触させ
ることも可能である。
【0028】さらに、上記の実施形態1における試験用
装置においては、試験用容器10の開口部に設けた一対
の係止部14,15を設けると共に、支持プレート20
における各取付部21の周辺部に上記の一対の係止部1
4,15が嵌め合わされる一対の係止凹部24,25を
設けるようにしたが、支持プレート20における取付部
21の周辺部に設けられた一対のリード部22,23
と、試験用容器10に設けられた一対の電極12,13
とが接触するように位置決めする方法は特に限定され
ず、例えば、上記の係止部や係合凹部を1つにすること
も可能である。
【0029】また、上記の実施形態1における試験用装
置においては、試験用容器10として上面が開口された
ものを用いるようにしたが、この試験用容器10内に供
給するサンプル液11の量が少なく、またサンプル液1
1が蒸発しやすい場合には、この試験用容器10に蓋材
(図示せず)を取り付け、試験用容器10内にサンプル
液11を供給した後、試験を行うまでの間、この試験用
容器10の開口部を蓋材により閉塞させて、試験用容器
10内に供給されたサンプル液11が蒸発するのを防止
させるようにすることも可能である。
【0030】(実施形態2)実施形態2における試験用
装置においても、上記の実施形態1の場合と同様に、サ
ンプル液11を収容させる試験用容器10を、支持プレ
ート20に設けられた多数の取付部21に着脱自在に取
り付けるようにしており、試験用容器10としては、前
記の図3(A),(B)に示すように、開口部の縁部に
一対の位置決め用の係止部14,15を対向するように
設けると共に、帯状になった一対の電極12,13を上
記の一対の係止部14,15から試験用容器10の内部
に伸びるように設けたものを用いるようにしている。
【0031】一方、この実施形態2における試験用装置
においては、図8(A)に示すように、上記の支持プレ
ート20における各取付部21の周辺部に、試験用容器
10に設けられた電極12,13と接触するリード部2
2,23を設けないようにする一方、支持プレート20
の各取付部21に取り付けられた各試験用容器10の開
口部を閉塞させる板状の蓋板30に、図8(B)に示す
ように、各試験用容器10に設けられた一対の電極1
2,13と個別に接触するようにして、試験用容器10
における一対の電極12,13に対応した一対のリード
部32,33を対向するように設けている。
【0032】そして、上記のように蓋板30に設けられ
た一方の列の各リード部32を第1リード線36に接続
させる一方、他方の列の各リード部33を第2リード線
37に接続させ、さらに各列における第1リード線36
を第1走査回路38に接続させると共に、各列における
第2リード線37を第2走査回路39に接続させてい
る。
【0033】そして、この実施形態2における試験用装
置を用いて各サンプル液11の検査を行うにあたって
は、支持プレート20の各取付部21に各試験用容器1
0を取り付けた後、各試験用容器10内に検査を行うサ
ンプル液11を注入する。
【0034】その後、図9に示すように、支持プレート
20の各取付部21に取り付けられた各試験用容器10
の開口部を上記の蓋板30により閉塞させ、各試験用容
器10における一対の電極12,13を、それぞれ対応
して蓋板30に設けられた一対のリード部32,33と
接触させるようにする。
【0035】そして、この状態で、上記の第1走査回路
38及び第2走査回路39を走査させて、電源(図示せ
ず)から上記の各第1リード線36及び各第2リード線
37に順々に電圧を印加し、上記の各リード部22,2
3を介して各試験用容器10に設けられた一対の電極1
2,13間に順々に電圧を印加させて、各試験用容器1
0内に収容されたサンプル液11について試験を行うよ
うにする。
【0036】なお、この実施形態2における試験用装置
においては、試験用容器10の開口部の縁部に対向する
ように設けた一対の位置決め用の係止部14,15に電
極12,13を設けると共に、各試験用容器10におけ
る一対の電極12,13に対応して、蓋板30に一対の
リード部32,33を対向するように設けたが、前記の
図6(A),(B)に示すように、試験用容器10の開
口部の縁部に中心に対して直角になるように設けた一対
の位置決め用の係止部14,15に電極12,13を設
けた場合には、図10に示すように、各試験用容器10
に設けられた一対の電極12,13と対応するようにし
て、蓋板30に一対のリード部32,33直角に設ける
ようにする。なお、このようにした場合、第1走査回路
38及び第2走査回路39を走査させて、電源(図示せ
ず)から上記の各第1リード線36及び各第2リード線
37に順々に電圧を印加させることにより、各試験用容
器10に対応して蓋板30に設けられた一対のリード部
32,33を介して個々の試験用容器10に設けられた
一対の電極12,13間に順々に電圧を印加させて、各
試験用容器10内に収容されたサンプル液11について
個々に試験を行うことができるようになる。
【0037】また、上記のように支持プレート20の各
取付部21に取り付けられた各試験用容器10の開口部
を蓋板30により閉塞させた場合に、各試験用容器10
における一対の電極12,13が、それぞれ対応して蓋
板30に設けられた一対のリード部32,33と確実に
接触するように、上記の蓋板30と支持プレート20と
に位置決め用の部材(図示せず)を設けることが好まし
い。
【0038】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明における
第1の試験用装置においては、サンプル液を収容させる
試験用容器を、支持プレートに設けられた多数の取付部
に着脱自在に取り付けるにあたり、試験用容器にその内
部に伸びた一対の電極を設けると共に、支持プレートに
設けられた各取付部の周辺部にそれぞれ試験用容器に設
けられた一対の電極と個別に接触するように一対のリー
ド部を設けたため、各取付部に試験用容器を取り付けた
場合、試験用容器に設けられた各電極が取付部の周辺部
に設けられた各リード部と接触するようになり、各取付
部の周辺部に設けられた一対のリード部を介して各試験
用容器に設けられた一対の電極に電圧を印加させること
ができるようになった。
【0039】また、この発明における第2の試験用装置
においては、各試験用容器にその内部に伸びた一対の電
極を設けると共に、支持プレートの各取付部に取り付け
られた各試験用容器における一対の電極と個別に接触す
るようにして、蓋板に試験用容器における一対の電極に
対応した一対のリード部を設けたため、この蓋板により
各試験用容器の開口部を閉塞させた際に、各試験用容器
における一対の電極が蓋板にそれぞれ対応して設けられ
た一対のリード部と接触するようになり、蓋板における
一対の各リード部を介して各試験用容器10に設けられ
た一対の電極に電圧を印加させることができるようにな
った。
【0040】この結果、この発明における第1及び第2
の試験用装置においては、従来のように、各試験用容器
内に収容されたサンプル液中に一対の電極を挿入させる
という面倒な操作を行う必要がなくなると共に、小さな
試験用容器を用いた場合において、サンプル液中におい
て一対の電極が接触するのが防止され、多数のサンプル
液の検査を効率よく安定して行えるようになった。
【0041】また、この発明における第2の試験用装置
のように、蓋板により各試験用容器の開口部を閉塞させ
ると、各試験用容器内にサンプル液を供給した後、試験
を行うまでの間に、各試験用容器内に供給されたサンプ
ル液が蒸発するのも防止されるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の試験用装置において、支持プレートに設
けられた多数の取付部に試験用容器を取り付ける状態を
示した概略斜視図である。
【図2】従来の試験用装置において、試験用容器内にお
けるサンプル液中に一対の電極を挿入して、サンプル液
を検査する状態を示した断面説明図である。
【図3】この発明の実施形態1に係る試験用装置におい
て使用する試験用容器の平面説明図及び断面説明図であ
る。
【図4】上記の実施形態1に係る試験用装置において使
用する支持プレートの概略平面図である。
【図5】上記の実施形態1に係る試験用装置において、
各試験用容器内におけるサンプル液を検査する状態を示
した断面説明図である。
【図6】この発明の実施形態1に係る試験用装置の変更
例において使用する試験用容器の平面説明図及び断面説
明図である。
【図7】上記の変更例に係る試験用装置において使用す
る支持プレートの概略平面図である。
【図8】この発明の実施形態2に係る試験用装置におい
て使用する支持プレート及び蓋板のの平面説明図であ
る。
【図9】上記の実施形態2に係る試験用装置において、
各試験用容器内におけるサンプル液を検査する状態を示
した断面説明図である。
【図10】上記の実施形態2に係る試験用装置の変更例
において蓋板の平面説明図である。
【符号の説明】
10 試験用容器 11 サンプル液 12,13 電極 14,15 係止部 20 支持プレート 21 取付部 22,23 リード部 24,25 係止凹部 30 蓋板 32,33 リード部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サンプル液11を収容させる試験用容器
    10と、この試験用容器10が着脱自在に取り付けられ
    る取付部21が多数設けられた支持プレート20とを有
    する試験用装置において、上記の試験用容器10にその
    内部に伸びた一対の電極12,13を設けると共に、上
    記の支持プレート20に設けられた各取付部21の周辺
    部にそれぞれ試験用容器10に設けられた一対の電極1
    2,13と個別に接触するように一対のリード部22,
    23を設けたことを特徴とする試験用装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した試験用装置におい
    て、上記の支持プレート20における取付部21の周辺
    部に設けられた一対のリード部22,23と、試験用容
    器10に設けられた一対の電極12,13とが接触する
    ように位置決め手段を設けたことを特徴とする試験用装
    置。
  3. 【請求項3】 サンプル液11を収容させる試験用容器
    10と、この試験用容器10が着脱自在に取り付けられ
    る取付部21が多数設けられた支持プレート20と、支
    持プレート20の各取付部21に取り付けられた各試験
    用容器10の開口部を閉塞させる板状の蓋板30とを有
    する試験用装置において、上記の試験用容器10にその
    内部に伸びた一対の電極12,13を設けると共に、各
    試験用容器10の開口部を閉塞させる上記の蓋板30
    に、各試験用容器10に設けられた一対の電極12,1
    3と個別に接触するようにして、試験用容器10におけ
    る一対の電極12,13に対応した一対のリード部3
    2,33を設けたことを特徴とする試験用装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れか1項に記載した試
    験用装置において、試験用容器10の内部に伸びた一対
    の電極12,13を設けるにあたり、導電性部材を貼り
    付け又は塗布させたことを特徴とする試験用装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3の何れか1項に記載した試
    験用装置において、試験用容器10の内部に伸びた一対
    の電極12,13を、メッキによって形成したことを特
    徴とする試験用装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜3の何れか1項に記載した試
    験用装置において、試験用容器10の内部に伸びた一対
    の電極12,13を、導電性樹脂で構成したことを特徴
    とする試験用装置。
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