JPH03122071A - 断熱材ブロック - Google Patents

断熱材ブロック

Info

Publication number
JPH03122071A
JPH03122071A JP25663689A JP25663689A JPH03122071A JP H03122071 A JPH03122071 A JP H03122071A JP 25663689 A JP25663689 A JP 25663689A JP 25663689 A JP25663689 A JP 25663689A JP H03122071 A JPH03122071 A JP H03122071A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat insulating
block
insulating material
modifier
reinforced region
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25663689A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenzo Hayashi
林 鍵三
Kozo Hayashi
宏三 林
Akio Ito
明雄 伊藤
Koji Tsuchiya
土屋 孝次
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokiwa Electric Co Ltd
Original Assignee
Tokiwa Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokiwa Electric Co Ltd filed Critical Tokiwa Electric Co Ltd
Priority to JP25663689A priority Critical patent/JPH03122071A/ja
Publication of JPH03122071A publication Critical patent/JPH03122071A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B41/00After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
    • C04B41/45Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements
    • C04B41/46Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements with organic materials
    • C04B41/48Macromolecular compounds

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Aftertreatments Of Artificial And Natural Stones (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は断熱材に関するもので、特に、無機繊錐を主体
とする経済性に優れ、柔軟性に富んだ断熱材ブロックに
関するものである。
[従来の技術] 従来のこの種の断熱材として、特公昭63−56342
号公報に掲載の技術を挙げることができる。
この発明は、有機繊維及び無機繊維の混合繊維と、高分
子エマルジョンとを予め凝集して得られた凝集バインダ
ーとからなり、前記混合及び凝集バインダーの分散スラ
リーから湿式抄紙法により抄造した柔軟性に富んだ断熱
材の技術である。
この種の凝集バインダーの粒子径は、最も小さいもので
は約10μであって、通常の液状バインダーの粒子径が
0.1〜1μに比べて大きいため、何機繊維と無機繊維
との混合繊維に同一重量を付着させた場合、接着箇所は
前者の方が少なくなり、各繊維の可繊維の可撓性を損な
う確立は小さくなる。即ち、凝集バインダーは必要最少
限度の強度を保持し、かつ、各繊維の可撓性を損なうこ
とがないため、得られた断熱材は非常に柔軟性に富み、
屈曲部での施行が容易になる。
また、前述のように、液状バインダーに比べて粒子径が
大きいので、バインダーが断熱材表面に移動するマイク
ルージョンが生じi<、aiバインダーが均一に分散し
て層間強度が強くなる。
そして、凝集バインダーは従来のバインダー効果に加え
、結晶水を有する無機物が燃焼時に結晶水を放出して熱
エネルギーを吸収したり、また、可燃性ガスを稀薄化す
るなどの働きをし、凝集バインダーを難燃化して得られ
る断熱材の難燃性を向上させたり、また、吸水性を付与
して得られる断熱材の抗結露性を向上させたりすること
が可能となる。
[発明が解決しようとする課題] しかし、上記特公昭63−56342号公報に掲載の柔
軟性に富んだ断熱材は、抄紙過程や抄紙後に目的に応じ
て顔料、染料、接着剤、充填剤等を適宜配合し、スプレ
ー、含浸、塗被等の方法でシートに付与するものである
が、顔料、染料、接着剤、充填剤等を、スプレー、含浸
、塗被等の方法でシー1〜に付与しても、凝集バインダ
ーの性状により、ケバ立ちが生じたり、有機繊維及び無
機繊維の混合繊維が剥がれ落ちたりし、扱い難さがあっ
た。そして、上記従来の断熱材はロール状に巻回してな
るものであるから、その施工時の作業性が良くなかった
そこで、本発明は断熱材を構成する繊維が剥がれ落ち難
く、かつ、施工時の作業性が良く、見栄えが良い断熱材
ブロックの提供を課題とするものである。
[課題を解決するための手段] 請求項1の記載にかかる断熱材ブロックは、無機繊維と
バインダーの分散スラリーを抄造して、規格化された寸
法を有する断熱材ブロック本体とし、前記断熱材ブロッ
ク本体の表面に改質剤を含浸させて強化領域を形成し、
前記強化領域の表面に塗膜層を形成したものである。
請求項2の記載にかかる断熱材ブロックは、前記断熱材
ブロック本体の表面に改質剤を含浸させて平面を略平滑
面に形成した強化領域と、その強化領域の表面に形成し
た塗膜層とを、同一材料で形成したものである。
請求項3の記載にかかる断熱材ブロックは、前記請求項
1または請求項2に記載の断熱材ブロック本体の表面に
改質剤を含浸させて平面を略平滑面に形成した強化領域
を、断熱材ブロック本体の全面としたものである。
請求項4の記載にかかる断熱材ブロックは、前記請求項
1または請求項2に記載の断熱材ブロック本体の表面に
改質剤を含浸させて平面を略平滑面に形成した強化領域
を、断熱材ブロック本体の一面としたものである。
請求項5の記載にかかる断熱材ブロックは、前記請求項
1または請求項2に記載の断熱材ブロック本体の表面に
改質剤を含浸させて平面を略平滑面に形成した強化領域
を、断熱材ブロック本体の対向する二面としたものであ
る。
請求項6の記載にかかる断熱材ブロックは、前記請求項
1または請求項2に記載の強化領域の表面に形成した塗
膜層を、断熱材ブロック本体の一面を除く他の面とした
ものである。
L作用コ 請求項1においては、無機繊維とバインダーの分散スラ
リーを抄造して、規格化された寸法を有する断熱材ブロ
ック本体の表面に改質剤を含侵させて強化領域を形成し
、前記強化領域の表面に塗膜層を形成したものであるか
ら、改質剤により繊維が堅固に固化された強化領域を形
成しであるから、繊維にケバ立ちが生じたり、繊維が剥
がれ落ちたりしない。また、規格化された寸法を有する
ことから、施工時の作業性を良くすることができる。そ
して、前記強化領域の表面に塗膜層を形成したものであ
るから、その見栄えを良くすることができる。
請求項2においては、前記断熱材ブロック本体の表面に
改質剤を含侵させて平面を略平滑面に形成した強化領域
と、その強化領域の表面に形成した塗膜層とを、同一材
料で形成することにより、製造工程の簡略化が容易とな
る。
請求項3においては、前記断熱材ブロック本体の表面に
改質剤を含侵させて平面を略平滑面に形成した強化領域
を、断熱材ブロック本体の全面とすることにより、断熱
材ブロック本体の全面がら繊維のケバ立ち、繊維の剥が
れ落ちを防止し、化粧面を特徴とする 請求項4においては、前記断熱材ブロック本体の表面に
改質剤を含侵させて平面を略平滑面に形成した強化領域
を、断熱材ブロック本体の一面とすることにより、特定
の化粧面である断熱材ブロック本体の一面から繊維のケ
バ立ち、繊維の剥がれ落ちを特徴する 請求項5においては、前記断熱材ブロック本体の表面に
改質剤を含侵させて平面を略平滑面に形成した強化領域
を、断熱材ブロック本体の対向する二面とすることによ
り、一方を化粧面とし、他方の面を特徴とする 請求項6においては、前記強化領域の表面に形成した塗
膜層を、断熱材ブロック本体の一面を除く他の面とし、
接合面以外を化粧面としたものである。
[実施例コ 以下、本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明の一実施例の断熱材ブロックの製造工程
の概略を示す説明図である。また、第2図は本発明の一
実施例の断熱材ブロックの構造を示す断面図である。
図において、原料混合工程1では本実施例の主原料を耐
熱性及び成形性に優れた、安価な無機繊維である粒状綿
状態のロックウールを使用した。
この粒状綿状態のロックウールに対して、バインダー、
防水剤、定着剤等を混合タンクで混合する。
ここで使用するバインダーは、断熱材の物性からして、
構造強度、施工加工性、耐久性、耐熱性が要求され、変
形アクリル酸エステル(柔軟)、アクリルアミド(硬質
)、硫酸アルミニュウム、エピクロルヒドリンを1〜5
[%]程度の配合で組合せて使用した。また、防水剤と
してパラフィンエマルジョン、石油ワックス系の内添剤
を使用した。
原料混合工程1で混合された粒状綿状態のロックウール
は、撹拌機による解繊工程2で、供給するスラリーの混
合状態が均一化されるように攪拌して解繊状態とする。
次に、解繊工程2を経て送出されたスラリーは沈降分離
または調整紙料の崩壊等が生じないように、混合状態か
常に均一化されるように維持する蓄積工程3に入る。こ
の蓄積工程3で扱うスラリー容量は、原料混合工程1及
び解繊工程2て扱うスラリー容量の数倍程度の容量であ
る。
蓄積工程3からスラリー量125〜175[Q]程度を
12〜14[sec]で定量ホッパーにポンプアップし
、定量ホッパーで計量されたスラリーは抄造工程4に導
かれる。
本実施例の抄造工程4では、その抄造形状の縦横寸法が
1800[mm]で、板厚16[mm]としての抄網を
用いて、バッジ式真空吸引抄造装置で抄造した。このと
き、最大厚み誤差は2 [mm]であり、抄網からの濾
水性は1ショット1.5〜2.0 [mln ]とし、
続いて、真空ポンプで脱水している。このときの含水率
は78〜82[%]程度であった。
このとき、」−面は最大厚み誤差は2 [mm]程度の
凹凸面となる。したがって、この」二面の精度を」二げ
る必要がある場合には、抄造形状の板厚16[mm]を
維持するように、板厚16[mmlの上面に均し処理を
行なう。この均し処理は、板厚16[mm]以」二に抄
造成形中に、ジェット水流による切断またはローラー或
いはコンベアの回転による拡散で板厚16[mm]とし
、その状態で、−旦、残渣スラリーを原料混合工程1ま
たは解繊工程2に帰還させる。なお、残渣スラリーを原
料混合工程1または解繊工程2に帰還させると、バイン
ダー及び解繊状態にあるロックウールの濃度が薄くなる
ことから、別に用意してタンクに残渣スラリーを一時収
容し、次の抄造工程4で最初にそれを供給し、その残渣
を排出した後に、新たなスラリーを供給すると、効率の
良い運転が可能となる。
スラリーを脱水してなる湿紙成形体は、反転工程5で乾
燥用金網に反転させて湿紙成形体を維持し、抄網から湿
紙成形体を取出して乾燥用金網上に乗せ、乾燥工程6に
移行する。この反転工程5は抄網を乾燥用金網に替え抄
網の使用量を少なくすると共に、湿紙成形体の厚みの不
均一を均一化すべく作用する。
乾燥工程6では湿紙成形体を150〜180[’C]の
乾燥機内で180〜240[tln]間乾燥させた。
前記湿紙成形体をこのように乾燥させて縦横寸法が18
00 [mm] 、板厚16[mm]の断熱材ブロック
本体Aを形成し、改質剤含浸工程7で改質剤として合成
樹脂を収容した容器に断熱材ブロック本体Aを浸漬し、
合成樹脂を断熱材ブロック本体Aの厚みの3〜5 [m
m]程度まで含浸させる。
その改質剤を含浸させた断熱材ブロック本体Aを反転さ
せて乾燥工程8に入り乾燥させる。
乾燥させた改質剤を含浸させた断熱材ブロック本体Aは
、塗装工程9で所定の塗料を吹付け、前記断熱材ブロッ
クの改質剤を含浸させた側の面に塗膜を形成する。この
とき塗装工程9で使用する塗料は公知の塗料の使用が可
能である。
なお、前記改質剤含浸工程7及び塗装工程9はその44
 Itの選択によっては、改質剤含浸・塗装工程10と
することができる。例えば、改質剤含浸工程7で改質剤
として用いる合成樹脂の顔料によって塗膜と同様の装飾
効果を得ることができる。
また、アルミナセメント等のセメント類、石膏、水ガラ
ス、コロイドシリカ等のコロイド類、リン酸塩等の使用
も可能である。特に、アルミナセメント等のセメント類
、石膏、水ガラス、コロイドシリカ等のコロイド類、リ
ン酸塩等を塗膜として使用する場合には、その塗布量が
100〜120[g/m2]程度の場合、本実施例では
、コンロッドバー塗工を行なって、その表面を平滑面仕
上げとした。
このように、本発明の実施例の断熱材ブロックは、無機
繊維とバインダーとの分散スラリーを抄造して、規格化
された寸法を有する断熱材ブロック本体Aとし、前記断
熱材ブロック本体Aの表面に改質剤を含浸させて平面を
略平滑面に形成した強化領域Bと、前記強化領域Bの表
面に形成した塗膜層Cとを具備するものである。
したがって、無機繊維とバインダーの分散スラリーを抄
造した規格化された寸法を有する断熱材ブロック本体A
の表面に、改質剤を含浸させて強化領域Bを形成し、更
に、前記強化領域Bの表面に塗膜層Cを形成したもので
あるから、改質剤により繊維が堅固に固化された強化領
域Bを形成しであるから、繊維にケバ立ちが生じたり、
繊維が剥がれ落ちたりすることがない。当然、塗膜層C
も堅固に付着させることができる。
故に、人体または者等が接触するような所定の使用領域
においても、或いは、従来のように、断熱材として使用
する場合に、他のt&t1等でその両面を挾まなくとも
、直接壁面に取付けができるから、断熱材を二重に被覆
する必要がなくなる。
また、断熱材ブロックが規格化された寸法を有すること
から、タイルまたはブロックの施工と同様に使用できる
ので、施工時の作業性を良くすることができる。勿論、
メタルラス等で押えて施工することもできる。
そして、前記強化領域Bの表面に塗膜層Cを形成したも
のであるから、塗膜層Cを内側に施工することにより、
その見栄えを良くすることができる。
更に、上記実施例の断熱材ブロックでは、断熱材ブロッ
ク本体Aの表面に改質剤を含浸させて平面を略平滑面に
形成した強化領域Bを、断熱材ブロック本体Aの一面と
したものであるから、特定の化粧面である断熱材ブロッ
ク本体Aの一面から繊維のケバ立ち、繊維の剥がれ落ち
を防止し、その製造コストを低くできる。
ところで、上記実施例の断熱材ブロックでは、断熱材ブ
ロック・本体Aの表面に改質剤を含浸させて平面を略平
滑面に形成した強化領域Bとその強化領域Bの表面に形
成した塗膜層Cとを、合成樹脂酸イはセメン)・類、右
行、水ガラス、コロイド類、リン酸塩等の同−月料で形
成することもできる。
この種の発明の実施例では、強化領域Bとその強化領域
Bの表面に形成した塗膜層Cとを一回の工程で単一層ま
たは1回の工程で単一層にできるから、−工程の省略ま
たは材料を複数使用する必要がなくなり、廉価に製造で
きる。
また、」1記実施例の断熱材ブロックでは、断熱材ブロ
ック本体Aの表面に改質剤を含浸させて平面を略平滑面
に形成した強化領域Bを、−面としたものであるが、断
熱材ブロック本体Aの全面とすることもできる。
この種の発明の実施例では、強化領域Bのため、断熱材
ブロック単位の移動によって繊維にケバ立ちが生じたり
、繊維が剥がれ落ちたりすることがない。また、必要に
応じて施工後等でも塗膜形成が容易となる。また、強化
領域Bを用いて壁面に両面接着テープまたは接着剤で接
着することも容易となる。
そして、上記実施例の断熱材ブロックでは、断熱材ブロ
ック本体の表面に改質剤を含浸させて平面を略平滑面に
形成した強化領域Bを、−面としたものであるが、断熱
材ブロック本体Aの対向する二面とすることもできる。
この場合の強化領域Bは接着剤、両面接着テープまたは
他の取付手段の配設が容易となり、断熱材ブロック本体
Aの取付けか容易となり、また、繊維にケバ立ちが生じ
たり、繊維が剥がれ落ちたりすることが大幅になくなる
更に、上記実施例の断熱材ブロックでは、強化領域Bの
表面に形成した塗膜層Cは、特定の面とするものである
が、断熱材ブロック本体Aの一面を除く他の面とするこ
とによって、断熱材ブロック本体Aの隣接間隔に隙間を
設けても、見栄えが良いし、露出して施工する場合にも
その意匠性を」二げることかできる。
なお、本発明を実施する場合の塗膜層Cは、光沢のある
または光沢のない、所謂、艶消しした平滑面とすること
ができる。また、模様入りとすることもできる、更に、
凹凸面を生かしたままの塗膜層Cとすることもできる。
更に、塗膜層Cを金属光沢のある反斜面とした場合には
、所定の領域或いは屋根裏等の断熱材としての断熱効果
を」二げることかできる。
また、」1記実施例の規格化された寸法を有する断熱材
ブロックは、縦横寸法が1800[mml、板厚が16
[mmlであるが、本発明を実施する場合には、それに
限定されるものではな(、如何なる寸法を規格化された
寸法としてもよい。
[発明の効果コ 以上のように、請求項1の断熱材ブロックは、無機繊維
とバインダーの分散スラリーを抄造してなり、規格化さ
れた寸法を有する断熱材ブロック本体と、その断熱材ブ
ロック本体の表面に改質剤を含浸させて平面を略平滑面
に形成した強化領域と、前記強化領域の表面に形成した
塗膜層とを具備するものである。
したがって、無機繊維とバインダーの分散スラリーを抄
造した規格化された寸法を有する断熱材ブロック本体の
表面に、改質剤を含侵させて強化領域を形成し、更に、
前記強化領域の表面に塗膜層を形成したものであるから
、改質剤により繊維が堅固に固化された強化領域を形成
しであるから、繊維にケバ立ちが生じたり、繊維が剥が
れ落ちたりすることがない。当然、塗膜も堅固に付着さ
せることができる。
また、規格化された寸法を有することから、施工時の作
業性を良くすることができる。
そして、前記強化領域の表面に塗膜層を形成したもので
あるから、その見栄えを良くすることができる。
請求項2の断熱材ブロックは、請求項1に記載の断熱材
ブロック本体の表面に改質剤を含侵させて平面を略平滑
面に形成した強化領域とその強化領域の表面に形成した
塗膜層とを、同一材料で形成したものである。
したがって、強化領域と塗膜層とを一工程で製造でき、
製造コストを廉価とすることができる。
請求項3の断熱材ブロックは、請求項1または請求項2
に記載の断熱材ブロック本体の表面に改質剤を含侵させ
て平面を略平滑面に形成した強化領域を、断熱材ブロッ
ク本体の全面としたものであるから、断熱材ブロック単
位の移動によって繊維にケバ立ちが生じたり、繊維が剥
がれ落ちたりすることがない。また、必要に応じて施工
後等でも塗膜形成が容易となる。
請求項4の断熱材ブロックは、請求項1または請求項2
に記載の断熱材ブロック本体の表面に改質剤を含侵させ
て平面を略平滑面に形成した強化領域を、断熱材ブロッ
ク本体の一面としたものである。
したがって、特定の化粧面である断熱材ブロック本体の
一面から繊維のケバ立ち、繊維の剥がれ落ちを防止し、
その製造コストを低くできる。
請求項5の断熱材ブロックは、請求項1または請求項2
に記載の断熱材ブロック本体の表面に改質剤を含侵させ
て平面を略平滑面に形成した強化領域を、断熱材ブロッ
ク本体の対向する二面としたものである。
したがって、一方の面を化粧面とし、他方の面を接合面
として使用できる。また、それらの面の繊維のケバ立ち
、繊維の剥がれ落ちを防止できる。
請求項6の断熱材ブロックは、請求項1または請求項2
に記載の強化領域の表面に形成した塗膜層は、断熱材ブ
ロック本体の一面を除く他の面としたものである。
したがって、取付けに要する断熱材ブロック本体の面以
外が意匠面となることができ、特に、その装飾的効果を
期待する施工に好適となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の断熱材ブロックの製造工程
の概略を示す説明図、第2図は本発明の一実施例の断熱
材ブロックの横進を示す断面図である。 図において、 A:断熱材ブロック本体 B:強化領域 C:塗膜層 である。 なお、図中、同−符号及び同一記号は同一または相当部
分を示すものである。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)無機繊維とバインダーとの分散スラリーを抄造し
    てなり、規格化された寸法を有する断熱材ブロック本体
    と、 前記断熱材ブロック本体の表面に改質剤を含浸させて平
    面を略平滑面に形成した強化領域と、前記強化領域の表
    面に形成した塗膜層と を具備することを特徴とする断熱材ブロック。
  2. (2)前記断熱材ブロック本体の表面に改質剤を含浸さ
    せて平面を略平滑面に形成した強化領域とその強化領域
    の表面に形成した塗膜層とは、同一材料で形成したこと
    を特徴とする請求項1に記載の断熱材ブロック。
  3. (3)前記断熱材ブロック本体の表面に改質剤を含浸さ
    せて平面を略平滑面に形成した強化領域は、断熱材ブロ
    ック本体の全面としたことを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載の断熱材ブロック。
  4. (4)前記断熱材ブロック本体の表面に改質剤を含浸さ
    せて平面を略平滑面に形成した強化領域は、断熱材ブロ
    ック本体の一面としたことを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載の断熱材ブロック。
  5. (5)前記断熱材ブロック本体の表面に改質剤を含浸さ
    せて平面を略平滑面に形成した強化領域は、断熱材ブロ
    ック本体の対向する二面としたことを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載の断熱材ブロック。
  6. (6)前記強化領域の表面に形成した塗膜層は、断熱材
    ブロック本体の一面を除く他の面としたことを特徴とす
    る請求項1または請求項2に記載の断熱材ブロック。
JP25663689A 1989-09-30 1989-09-30 断熱材ブロック Pending JPH03122071A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25663689A JPH03122071A (ja) 1989-09-30 1989-09-30 断熱材ブロック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25663689A JPH03122071A (ja) 1989-09-30 1989-09-30 断熱材ブロック

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03122071A true JPH03122071A (ja) 1991-05-24

Family

ID=17295361

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25663689A Pending JPH03122071A (ja) 1989-09-30 1989-09-30 断熱材ブロック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03122071A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7989370B2 (en) Interior wallboard and method of making same
CA1141640A (en) Building components
US8039058B2 (en) Methods of forming gypsum facers and gypsum boards incorporating gypsum facers
KR101953694B1 (ko) 습윤 지역 또는 습한 지역에 적합한 매트 및 석고 보드
US20080003903A1 (en) Coated nonwoven mat
US20070149078A1 (en) Perforated non-woven fiberglass mat
US20090130416A1 (en) Highly Filled Fibrous Veil
SK287957B6 (sk) Insulation product of mineral fibres, a process for the preparation thereof and a use of the insulation product
US4107375A (en) Bulky asphalt-impregnated sheet having different properties on both surfaces
JPH03122071A (ja) 断熱材ブロック
JPH03122072A (ja) 断熱材ブロック
JP4310715B2 (ja) シート状不燃成形体
JP2580002B2 (ja) 化粧繊維セメント板の製造方法
EP0743995A1 (en) Method and system for manufacturing a dry-formed fibrous web
US20040048110A1 (en) Wallboard comprising an improved multi-layer facing material and a method for making the same
HU215374B (hu) Eljárás műanyag alapú, könnyű szerkezetű szendvicslapok előállítására
JPH0242958B2 (ja)
US3573083A (en) Surface-layered felted fiber substrate and method of producing same
CN209686608U (zh) 一种无机保温砂浆结构
RU2344936C2 (ru) Стеновая плита для внутренних работ и способ ее производства
JPH11236282A (ja) 表面処理無機質材とその製造方法
JP2648248B2 (ja) 窯業系建材の抄造製造法
WO1993004242A1 (en) A mineral fibre element and a process for the production of such element
JP2680902B2 (ja) 繊維セメント板の製造方法
JPS6331575A (ja) 繊維集積成形体表面への被膜形成方法