JPH03122034A - 熱線反射性合せ板 - Google Patents

熱線反射性合せ板

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JPH03122034A
JPH03122034A JP25847489A JP25847489A JPH03122034A JP H03122034 A JPH03122034 A JP H03122034A JP 25847489 A JP25847489 A JP 25847489A JP 25847489 A JP25847489 A JP 25847489A JP H03122034 A JPH03122034 A JP H03122034A
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layer
transparent
film
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heat radiation
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Tatsuya Hyodo
兵藤 達哉
Atsushi Kawaguchi
淳 川口
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
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    • B32B17/10005Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin laminated safety glass or glazing
    • B32B17/10165Functional features of the laminated safety glass or glazing
    • B32B17/10174Coatings of a metallic or dielectric material on a constituent layer of glass or polymer
    • B32B17/1022Metallic coatings
    • B32B17/10229Metallic layers sandwiched by dielectric layers

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  • Joining Of Glass To Other Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、一対の透明ガラス板を透明な合成樹脂からな
る中間膜で張り合せた熱線反射性の合せ板に関するもの
である。
〔従来技術〕
自動車や建物の窓ガラスに熱線反射性能を有するガラス
を用いて、室内に流入する熱量を抑制することはよく知
られている。このような目的に用いるガラスとして、特
開昭63−134232号には、枚のガラス板上に透明
酸化物の第1N、Agの第2層、透明酸化物の第3層、
Agの第4層、透明酸化物の第5層を順次に形成した熱
線反射ガラスが開示されている。そして、この熱線反射
ガラスでは、前記第1.第3.第5Nの金属酸化物層は
、屈折率が1.7〜2.5の範囲の厚み方向に均一な層
からなっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、前記した従来技術の熱線反射ガラスは、
可視域で高い反射率を有し、さらに反射の色調が強いの
で、自動車や建物の窓ガラスとして使用した場合、ギラ
ギラした色感を呈し、車体あるいは建物の外壁との色の
調和がとりにくいという外観上の欠点があった。
本発明は、上記した欠点を解決する、すなわち、反射光
による外観はほとんど色を感じさせず、透過色調につい
ても使用するガラス板とは大きく変らない熱線反射ガラ
スを提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、第1および第2の透明ガラス板を透明樹脂膜
で張り合せた板であって、前記第1の透明板の内側面に
は、この第1の透明板と前記透明樹脂膜との間に介在す
るように、熱線反射膜が被着されており、前記熱線反射
膜が、透明酸化物の第1層、Agの第2層、透明酸化物
の第3層、Agの第4層、透明酸化物の第5層を前記第
1の透明ガラス板の内側面上に順次形成した積層体から
なり、前記第1層、第3層および第5層が、それぞれ屈
折率がnl、厚みがd1nmの低屈折率層と、屈折率が
n2、厚みがdznmの高屈折率層との積層体からなり
、これらnl+n2 +  dl +  d2が次式を
満足するように設けられ、 1.6≦n、≦2.0 2.3≦n2≦2.4 第1層および第5層について 62≦n、dl + nzdz≦66 第3層について 144≦n1d1+n2d2≦154 前記第2Nおよび第4層のAgの厚みが7〜llnmで
ある熱線反射性合せ板である。
本発明において、第1層および第2層のAgの厚みは7
〜llnmであることを必要とする。すなわちAgの厚
みがllnmを越えると可視光線透過率が低くなり、窓
ガラスとして暗くなる。
一方、Agの厚みが7層mより小さいと熱線反射性能が
低下する。窓としての明るさを自動車用の窓ガラスに適
したものとするには第2層および第4層のAgの厚みは
、それぞれ8〜llnmが好ましい。
本発明において、可視光線反射率を低く抑え、かつ、反
射色調および透過色調が目立たないようにするために第
1N、第3層、第5層は低屈折率層と高屈折率層の2層
からなる積層体とされる。
そして低屈折率層の屈折率n、は1.6〜2.0の範囲
に、高屈折率層の屈折率n2は2.3〜2.4の範囲に
選ばれ、かつ、第1層および第5層の光学膜厚n+d+
+nzd2は62〜66nmの範囲内に、第3層の光学
膜厚”+d+十nzc12は144〜154r++nの
範囲内に選ばれる。上記範囲から屈折率および光学膜厚
の値がはずれると可視光線反射率が太き(なり、かつ反
射色調が目立つようになる。
屈折率が1.6〜2.0の低屈折率層を構成する物質と
しては、ZnO、SnO2、SnO2.SnO2、Sn
O2を含むInzOi(ITO) 、アルミニウムシリ
サイドの酸化物が好んで用いられる。ZnO膜、Sn0
g膜、ITO膜は1.9〜2.0の屈折率を有し、アル
ミニウムシリサイドの酸化物の膜は、屈折率を1.6〜
2.0に膜の酸化度を調整することができる。これらの
酸化物の膜は、たとえば金属のターゲットを減圧した酸
素を含む雰囲気中でおこなうスパッタリングあるいはア
ーク蒸着などの公知の方法で被覆することができる。ま
た屈折率が2.3〜2.4の高屈折率層を構成する物質
としては、TiO□を用いることができる。
TiO□膜についても、前記低屈折率層と同じ方法によ
り被覆することができ、屈折率の微妙な調整は、被覆す
るときの雰囲気の酸素の分圧を調整することによりおこ
なうことができる。
また第1層、第2層および第3層の低屈折率からなる層
の光学膜厚は、上記の範囲内であれば同じであっても互
に異っていてもよく、低屈折率層と高屈折率層の被覆の
順序は、ガラス側から低屈折率層、高屈折率層が順次被
覆されていても、逆の順序に被覆されていてもよい。
本発明において、第1および第2の透明ガラス板は、フ
ロートガラスからなるガラス板が好ましく、必要な可視
光線透過率を有するように第1または第2のガラス板の
少なくとも1つのガラス板を、着色成分としてFeイオ
ン、Coイオン、Niイオン、Seイオンの1種または
複数種を含む着色ガラス板とすることができる。
本発明において、前記透明樹脂膜としては、上記透明板
の屈折率(ガラス板の場合には、例えば約1.52)と
ほぼ同一の屈折率を有し、上記透明板および熱線反射膜
に対してそれぞれ密着性が良く、しかも、可視域で透明
であれば、特にその材料を限定されるものではない。そ
して、透明樹脂膜として、例えば、ポリビニルブチラー
ルのようなポリビニルアルコール樹脂、エチレンビニル
アセテートのような酢酸ビニル樹脂、熱可塑性ポリウレ
タン樹脂およびポリ塩化ビニル樹脂のうちのいずれかか
らなるフィルムを用いることができ、特に、ポリビニル
ブチラールから成るフィルムを用いるのが好ましい。ま
た、その厚みは、0.05〜0.4n、好ましくは0.
1〜0.2 mlであってよい。
本発明による熱線反射性合せ板を製造する場合には、通
常、第1のガラス板の内側面に、透明酸化物の第1層、
Agの第2層、透明酸化物の第3層、Agの第4層、透
明酸化物の第5層を順次形成し、この第1のガラス板、
シート状の透明樹脂膜および第2のガラス板を順次積層
してから、この積層体を130〜180℃に加熱すると
共に、1〜5kg / cdの圧力で加圧することによ
って、透明樹脂膜を第1のガラス板の第5の透明酸化物
層と第2のガラス板の内側面とにそれぞれ熱融着させる
〔作 用〕
本発明において、第2層と第4層のAg層は可視光線透
過率を著るしく低下させることなく、近赤外域より長波
長の熱線を反射する。また本発明において第1層、第3
層および第5Nの積層体からなる透明酸化物層は、可視
域における反射防止層として作用し、可視域の透過率を
向上させるとともに、光の干渉によって生ずる反射色調
が強く現われるのを抑制し、透過色調を第1および第2
のガラス板固有のガラス板の色調と実質的に同じものに
する。
〔実施例〕
本発明をさらに実施例に苓いて説明する。第1図は、本
発明の熱線反射性合せ仮の一部断面図で、■は第1の透
明ガラス板、2は熱線反射膜、3は透明樹脂膜、4は第
2の透明ガラス板で、透明樹脂膜3は熱線反射膜2と第
2の透明ガラス板に熱融着されている。第2図は、本発
明にかかる熱線反射膜2の構成を説明するための熱線反
射膜の1実施例の一部断面図で、第1のガラス板1の上
に屈折率が1.6〜2.0の透明酸化物の膜5aと屈折
率が2.3〜2.4の透明金属酸化物の膜6aとが積層
された透明酸化物の第1層7aが被覆され、その上にA
gの第2層8aが被覆され、さらに屈折率が1.6〜2
.0の透明酸化物の膜5bと屈折率が2.3〜2.4の
透明金属酸化物の膜6bとが積層された透明酸化物から
なる第3層7bが被覆され、さらにAgからなる第4N
8bが被覆され、その上に屈折率が1.6〜2.0の透
明酸化物の膜5Cと屈折率が2.3〜2.4の透明酸化
物の膜6Cとが積層された透明酸化物からなる第5層7
Cが被覆されている。本発明においては、屈折率が1.
6〜2.0の透明酸化物の膜と屈折率が2.3〜2.4
の透明酸化物の膜は、逆の順序で被覆されていてもよい
第3図は、従来技術による熱線反射膜の一部断面図で、
透明ガラス板1の上に膜の厚み方向に均一な透明酸化物
からなる第1層9a、Agからなる第2層8a、均質な
透明酸化物からなる第3層9b、Agからなる第4層8
b、均質な透明酸化物からなる第5層9Cが被覆されて
いる。
実施例 3つのカソードをそなえた直流マグネトロンスパッタ装
置内にターゲットとしてAg + Ti+ Znをそれ
ぞれのカソードに取付けた。表面を清浄にした2n厚の
着色ガラス(日本板硝子(株)製部品名ブロンズベーン
)を真空槽内の基板ホルダにセントし、真空ポンプで1
.3 X 10−” Pa以下に真空槽内を排気した。
アルボッ50体積%酸素50体積%の混合ガスを真空槽
内に導入しつつ、圧力を0.4Paに維持した。Znタ
ーゲットにカソード電圧400■、カソード電流5Aを
供給し、所定時間スパッタリングをおこないガラス上に
17nmのZnO膜を被覆し、Znターゲットへの電力
の供給を停止した。つぎにTiターゲットにカソード電
圧480V、カソード電流8Aを供給し、所定時間スパ
ッタリングをおこないZnO膜上に1SnmのTiO2
膜を被覆し、その後ターゲットへの電力の供給および混
合ガスの導入を停止し、積層体からなる第1層の透明酸
化物を形成した。つぎに真空槽内を1.3 X 10−
” Pa以下まで排気後、アルゴンを導入しつつ、真空
槽内の圧力を0.4Paに維持した。Agターゲットに
カソード電圧400■、カッド電流2Aを供給し、所定
時間スパッタリングをおこない第1の透明酸化物層の上
にSnmのA、膜を被覆し、その後ターゲットへの電力
の供給および混合ガスの導入を停止した。つぎに真空槽
内1.3XIO−’Pa以下まで排気後、アルボッ50
体積%酸素50体積%の混合ガスを真空槽内に導入し、
圧力を0.4Paにした。Znターゲットにカソード電
圧400■、カソード電流5Aを供給し、所定時間スパ
ッタリングをおこないAg膜の上に37nmのZnO膜
を被覆し、Znターゲットへの電力の供給を停止した。
つぎにTiターゲットにカソード電圧480V、カソー
ド電流8Aを供給し、所定時間スパッタリングをおこな
いZnO膜上に34nmのTiO□膜を被覆し、その後
ターゲットへの電力およびガスの導入を停止して、積層
体からなる第2の透明酸化物層を形成した。つぎに真空
槽内を1.3XIO−’Pa以下まで排気後、アルゴン
を導入しつつ真空槽内の圧力を0.4Paに維持した。
Agのターゲットにカソード電圧400■、カソード電
流2Aを供給し、所定時間スパッタリングをおこない第
2の透明酸化物層の上にSnmのAg膜を被覆し、その
後ターゲットへの電力の供給およびガスの導入を停止し
た。つぎに真空槽内の圧力を1.3×10−”Pa以下
まで排気後、アルボッ50体積%酸素50体積%の混合
ガスを真空槽内に導入しつつ真空槽内の圧力を0.4P
aに維持した。Znターゲットにカソード電圧400V
、カソード電流5Aを供給し所定時間スパッタリングを
おこないAg膜の上に14nmのZnO膜を被覆し、亜
鉛ターゲットへの電力の供給を停止した。最後にチタニ
ウムターゲットにカソード電圧480V、カソード電流
8Aを供給し、所定時間スパッタリングをおこないZn
O膜上に16nmのTiO2膜を被覆し、その後ターゲ
ットへの電力の供給とガスの導入を停止して、積層体か
らなる第3の透明酸化物層を形成した。
真空槽内を大気圧に戻し、ガラス板上に熱線反射層が被
覆されたサンプルを取り出した。ついで、このサンプル
の第3の透明酸化物層の上に0.15鶴厚のポリビニル
ブチラールのフィルムからなる透明樹脂膜と2鶴厚の透
明フロートガラスとを順次積層した。ついで、この積層
体を150℃に加熱した状態で3kg/−の圧力で加圧
することによって、ポリビニルブチラールのフィルムを
第3の透明酸化物層と透明フロートガラスとにそれぞれ
熱融着させて、熱線反射性合せ板を得た。
また同様にして、透明酸化物層を構成する屈折率が1.
6〜2.0の膜として、ZnO膜に代えて、5nSL1
02膜、ITO膜(Sn02が含まれるInz03膜)
アルミニウムシリサイドの酸化物の膜を、それぞれSn
ターゲット、ITO焼結体ターゲット、アルミニウムシ
リサイド(Al 80重量%Si20重量%)のターゲ
ットを用いて被覆し、上記と同様の方法で熱線反射性合
せ板の製造を行った。
上述のようにして得られた熱線反射性合せ板のサンプル
の熱線反射膜の構成を第1表に、熱線反射性合せ板の光
学特性を第2表に示す。また上述のようにしてガラス板
上に被覆したZnO膜、SnO□膜、ITO膜、アルミ
ニウムシリサイドの酸化物の膜について、エリプソメー
ターで屈折率を測定した結果、ZnO膜、5nOz膜、
ITO膜はそれぞれ2.0アルミニウムシリサイドの酸
化物の膜は1.6であった。また、Ti0zの膜は、雰
囲気中の酸素の量により2.3〜2,4の屈折率が得ら
れた。
比較例1 実施例1と同じ直流マグネトロンスバフタ装置を用いて
、ターゲットとして、AgとZnとTiをそれぞれのカ
ソードに取付けた。表面を清浄にした2鶴厚の着色ガラ
ス(日本板硝子(株)裂開品名ブロンズベーン)を真空
槽内の基板ホルダにセットし、真空ポンプで1.3 X
 10−” Pa以下に真空槽内を排気した。アルボッ
50体積%酸素50体積%の混合ガスを真空槽内に導入
しつつ、圧力を0.4Paに維持した。Znターゲット
にカソード電圧400V、カソード電流5Aを供給し、
所定時間スパッタリングをおこないガラス上に40nm
のZnO膜を被覆し、Znターゲットへの電力の供給と
ガスの導入を停止した。つぎに真空槽内を1.3×10
−’Pa以下に排気後、アルゴンを導入しつつ真空槽内
の圧力を0.4Paに維持した。Agターゲットにカソ
ード電圧400V、カソード電流2Aを供給し、所定時
間スパッタリングをおこないZnO膜の上に10nmの
Ag膜を被覆し、その後ターゲットへの電力の供給とガ
スの導入を停止した。上記の方法により、さらに65n
mのZnO膜、10nmのAg膜、40nmのZnO膜
をこの順序で被覆し、第1、第3、第5Nが厚み方向に
均一な膜からなる熱線反射膜が被覆された比較サンプル
1を得た。このサンプルを用い、実施例と全く同じよう
にして熱線反射性合せ板を製造した。得られた熱線反射
性合せ板の膜構成および光学特性をそれぞれ第3表、第
4表に示す。
比較例2 比較例1とは、第3層の厚みを変えたことのほかは、全
く同じようにして比較サンプル2を得た。
得られた熱線反射性合せ板の膜構成および光学特性をそ
れぞれ第3表、第4表に示す。
比較例3 従来例1とは、ZnO膜を、Tiターゲットを0.4P
aのアルボッ50体積%酸素50体積%の混合ガスによ
りスパッタリングしたTiO□膜に代えたことのほかは
同じにして、TiO2膜とAg膜からなる熱線反射性合
せガラスの比較サンプル3を得た。このサンプルの膜構
成および光学特性を第3表、第4表に示す。
第2表、第4表で示されるハンター色調は、a“および
blの絶対値が大きくなる程、強い着色を示すようにな
り、一方a0およびb“の絶対値が小さくなる程無彩色
に近くなる。a* 、b*が1a11≦2.5.l b
”  I≦2.5であれば、窓ガラスとして用いたとき
に実質上着色を感じさせない。
第2表に示される本発明の実施例の場合にはa*、b*
は十分に小さく、反射色はほとんど着色していないこと
が分る。一方、第4表に示す本発明の比較例の場合には
、反射の色調は、強い感じを与えることが分る。
第3表 第1.第3.第5層は光学膜厚、第2.第4層は物理的
膜厚を示す。
膜、4・・・ガラス板、5・・・屈折率が1.6〜2.
0の透明酸化物層、6・・・屈折率が2.3〜2.4の
透明酸化物層、7・・・屈折率が1.6〜2.0の透明
酸化物層と屈折率が2.3〜2.4の透明酸化物層が積
層された透明酸化物層、8・・・Agの層、9・・・均
一な透明酸化物層。
〔発明の効果〕
本発明の熱線反射合せ板は、反射の色調が実質上はとん
どなく、ギラギラした感じを与えないので、自動車のよ
うな車輌や建築物の窓ガラスとして使用した場合、車体
や建築物の外壁の色感を損うことなく、室内に流入する
太陽放射エネルギーを低減し、室内の温度が上昇するの
を抑制することができる。また、本発明の熱線反射合せ
板は、可視域での光透過率が高く、室外への透視が十分
に確保でき、かつ、ガラス板が割れてもガラス板の破片
は中間膜に張り付いて人体への殺傷の可能性が少いので
、安全性が高い。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の熱線反射性合せ板の1実施例の一部
断面図で、第2図は、本発明にかかる熱線反射膜の構成
を説明するための熱線反射膜の一部断面図で、第3図は
、熱線反射膜の構成を説明するための従来の技術の熱線
反射膜の一部断面図である。 1・・・ガラス板、2・・・熱線反射膜、3・・・透明
樹脂筒 図 第 図 第 図 手続補正書 1.事件の表示 特願平1−258474号 2、発明の名称 熱線反射性合せ板 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 住所  大阪市中央区道修町3丁目5番11号名称  
(400)  日本板硝子株式会社代表者 中島達二 4、代理人 住所 東京都港区新橋5丁目11番3号新橋住友ビル 日本板硝子株式会社 特許部内 7、補正の内容 1)明細書第4頁第20行目の「7〜11nmJを「7
〜12nmJと訂正する。 2)明細書第5頁第1行目の「第1層および第2層」を
「第2層および第4層」と訂正する。 3)明細書第5頁第2行目の「7〜11nmJを「7〜
12nmJと訂正する。 4)明細書第5頁第3行目のr 11 nmJを「12
nmlと訂正する。 5)明細書第11頁第19行目の「混合ガス」を「アル
ゴン」と訂正する。 6)明細書第16頁第2表のサンプル16の透過特性の
a の欄にr−1,5Jを加入する。 7)明細書第18頁第15行目の「従来例」を「比較例
」と訂正する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)第1および第2の透明ガラス板を透明樹脂膜で張り
    合せたガラス板であって、前記第1の透明板の内側面に
    は、この第1の透明板と前記透明樹脂膜との間に介在す
    るように、熱線反射膜が被着されており、 前記熱線反射膜が、透明酸化物の第1層、Agの第2層
    、透明酸化物の第3層、Agの第4層、透明酸化物の第
    5層を前記第1の透明ガラス板の内側面上に順次形成し
    た積層体からなり、前記第1層、第3層および第5層が
    、それぞれ屈折率がn_1、厚みがd_1nmの低屈折
    率の層と、屈折率がn_2、厚みがd_2nmの高屈折
    率の層との積層体からなり、次式を満足するように設け
    られ、 1.6≦n_1≦2.0 2.3≦n_2≦2.4 第1層および第5層について 62≦n_1d_1+n_2d_2≦66 第3層について 144≦n_1d_1+n_2d_2≦154かつ、前
    記第2層および第4層のAgの厚みが7〜12nmであ
    る熱線反射性合せ板。 2)前記低屈折率層の物質がZnO、SnO_2、Sn
    O_2が含まれるIn_2O_3、アルミニウムシリサ
    イドの酸化物からなる群から選ばれた1つであり、前記
    高屈折率層の物質が、TiO_2である特許請求の範囲
    第1項記載の熱線反射性合せ板。
JP25847489A 1989-10-03 1989-10-03 熱線反射性合せ板 Pending JPH03122034A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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