JPH03122007A - 炭素材の製造方法 - Google Patents
炭素材の製造方法Info
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- JPH03122007A JPH03122007A JP1258464A JP25846489A JPH03122007A JP H03122007 A JPH03122007 A JP H03122007A JP 1258464 A JP1258464 A JP 1258464A JP 25846489 A JP25846489 A JP 25846489A JP H03122007 A JPH03122007 A JP H03122007A
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01B—NON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
- C01B32/00—Carbon; Compounds thereof
- C01B32/05—Preparation or purification of carbon not covered by groups C01B32/15, C01B32/20, C01B32/25, C01B32/30
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
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- Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
- Materials For Medical Uses (AREA)
- Ceramic Products (AREA)
- Carbon And Carbon Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、高密度記録用磁気ディスクに使用される磁気
ディスク用基板又は光学レンズ成形用鋳型若しくは人口
心臓弁等に好適の炭素材の製造方法に関する。
ディスク用基板又は光学レンズ成形用鋳型若しくは人口
心臓弁等に好適の炭素材の製造方法に関する。
[従来の技術]
近年、磁気ディスク装置の飛躍的な進歩と、磁気記録媒
体としての磁気ディスクの高記録密度化により、下記■
乃至■に示すように、磁気ディスク用基板の特性向上が
要望されている。
体としての磁気ディスクの高記録密度化により、下記■
乃至■に示すように、磁気ディスク用基板の特性向上が
要望されている。
■先ず、磁気ディスクを高記録密度化するために、基板
の表面性状として、表面精度が優れ、欠陥が少ないこと
、 ■磁気ヘッドの追従性を良好にするために、磁気ディス
ク用基板は表面平滑性及び表面平坦度を劣化させるよう
な微小なピッチのうねりが小さ(、且つ微小突起がない
表面形状を有すること、■磁気媒体が担持される基板と
して、表面処理性が良好な化学的性質ををすると共に、
非磁性であること、 ■耐食性及び耐候性が優れていると共に、高強度且つ高
硬度であること、そして、 ■良好な浮上特性ををすると共に、耐C8S (コンタ
クト、スタート、ストップ)性を高めるためにf!量で
あること、 が要求される。
の表面性状として、表面精度が優れ、欠陥が少ないこと
、 ■磁気ヘッドの追従性を良好にするために、磁気ディス
ク用基板は表面平滑性及び表面平坦度を劣化させるよう
な微小なピッチのうねりが小さ(、且つ微小突起がない
表面形状を有すること、■磁気媒体が担持される基板と
して、表面処理性が良好な化学的性質ををすると共に、
非磁性であること、 ■耐食性及び耐候性が優れていると共に、高強度且つ高
硬度であること、そして、 ■良好な浮上特性ををすると共に、耐C8S (コンタ
クト、スタート、ストップ)性を高めるためにf!量で
あること、 が要求される。
このような背景のもとで、従来のアルミニウム合金製磁
気ディスク用基板に替り、近時、高密度記録用磁気ディ
スク基板として、セラミックスにガラスコーティングし
たもの、又はガラス板によるものが開発されている。こ
れらの基板は、耐熱性及び耐食性が優れていると共に、
高剛性で表面研磨により優れた表面精度が得られるため
に、高密度記録が可能である。
気ディスク用基板に替り、近時、高密度記録用磁気ディ
スク基板として、セラミックスにガラスコーティングし
たもの、又はガラス板によるものが開発されている。こ
れらの基板は、耐熱性及び耐食性が優れていると共に、
高剛性で表面研磨により優れた表面精度が得られるため
に、高密度記録が可能である。
しかしながら、これらの材料は脆性破壊しやすいという
欠点を有する。このため、回転、衝撃、加傷及びヒート
ショック等により破損しやすいので信頼性が低い。
欠点を有する。このため、回転、衝撃、加傷及びヒート
ショック等により破損しやすいので信頼性が低い。
なお、結晶粒界に安定化層を形成し、破壊靭性を高める
手段も考えられるが、脆性破壊を十分に防止することは
できない。
手段も考えられるが、脆性破壊を十分に防止することは
できない。
また、セラミックス系の材料は、比重が高いため、アル
ミニウム合金基板に比して、ディスクドライブ駆動系に
大きな負荷がかかり、駆動装置の小型化が困難である。
ミニウム合金基板に比して、ディスクドライブ駆動系に
大きな負荷がかかり、駆動装置の小型化が困難である。
これに対し、炭素材料は、比重が1.5乃至2.0と小
さいと共に、熱膨張係数が小さく熱安定性が優れている
。そこで、前述のアルミニウム合金又はセラミックス系
材料に替り、高密度記録用磁気ディスク基板として炭素
材料の実用化が期待されている。
さいと共に、熱膨張係数が小さく熱安定性が優れている
。そこで、前述のアルミニウム合金又はセラミックス系
材料に替り、高密度記録用磁気ディスク基板として炭素
材料の実用化が期待されている。
また、この炭素材料の中でも、ガラス質炭素は比較的緻
密であり、気体を透過しにくいという特長を何する。こ
のガラス質炭素材は、従来、熱硬化性樹脂を成形した後
、乾燥し、硬化させ、高温で炭素化することにより製造
されている。
密であり、気体を透過しにくいという特長を何する。こ
のガラス質炭素材は、従来、熱硬化性樹脂を成形した後
、乾燥し、硬化させ、高温で炭素化することにより製造
されている。
[発明が解決しようとする課題]
しかし、ガラス質炭素は、表面研磨により局所的には優
れた表面精度が得られるものの、実際上、製造過程にお
いて表面に微小の四部が形成されることを防止すること
は困難である。そこで、本願発明者等は熱硬化性樹脂を
予備焼成した後、これを所定の圧力下において所定の温
度で熱処理する方法を提案した(特願昭11i3−27
9078号)。これにより、炭素材中の微小気孔を消滅
させることができるようになった。
れた表面精度が得られるものの、実際上、製造過程にお
いて表面に微小の四部が形成されることを防止すること
は困難である。そこで、本願発明者等は熱硬化性樹脂を
予備焼成した後、これを所定の圧力下において所定の温
度で熱処理する方法を提案した(特願昭11i3−27
9078号)。これにより、炭素材中の微小気孔を消滅
させることができるようになった。
しかしながら、上述した方法により炭素材中の微小気孔
は消滅するものの、気孔が存在していた部分には黒鉛層
が析出する。そうすると、この黒鉛層の結晶性が周囲の
炭素材の結晶性と異なるため、例えば、炭素材を磁気デ
ィスク用基板として使用すると、黒鉛層上に磁性膜が異
常成長しやすい。そして、この磁性膜の異常成長が記録
再生エラーを発生させる原因となるという問題点がある
。
は消滅するものの、気孔が存在していた部分には黒鉛層
が析出する。そうすると、この黒鉛層の結晶性が周囲の
炭素材の結晶性と異なるため、例えば、炭素材を磁気デ
ィスク用基板として使用すると、黒鉛層上に磁性膜が異
常成長しやすい。そして、この磁性膜の異常成長が記録
再生エラーを発生させる原因となるという問題点がある
。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、
微小気孔を消滅させることができると共に、黒鉛層の析
出を回避できる炭素材の製造方法を提供することを目的
とする。
微小気孔を消滅させることができると共に、黒鉛層の析
出を回避できる炭素材の製造方法を提供することを目的
とする。
[課題を解決するための手段]
本発明に係る炭素材の製造方法は、炭化焼成後にガラス
質炭素となる熱硬化性樹脂を成形する工程と、この成形
体を1500乃至1900 ℃の温度で予備焼成して成
形体の残留水素量を1100pp以下にする工程と、こ
の成形体に2050℃以上の温度下で1000気圧以上
の等方的圧力を印加する熱間静水圧加圧工程とを有する
ことを特徴とする。
質炭素となる熱硬化性樹脂を成形する工程と、この成形
体を1500乃至1900 ℃の温度で予備焼成して成
形体の残留水素量を1100pp以下にする工程と、こ
の成形体に2050℃以上の温度下で1000気圧以上
の等方的圧力を印加する熱間静水圧加圧工程とを有する
ことを特徴とする。
なお、この熱間静水圧加圧工程は、先ず、成形体に対し
1000気圧以上の等方的圧力を印加してこの圧力に保
持した後、前記成形体を2050℃以上の温度に昇温す
るというように、昇圧及び昇温工程を2段階に分けて実
施してもよい。
1000気圧以上の等方的圧力を印加してこの圧力に保
持した後、前記成形体を2050℃以上の温度に昇温す
るというように、昇圧及び昇温工程を2段階に分けて実
施してもよい。
[作用]
本願発明者等は微小気孔を消滅させると共に、黒鉛層の
析出を回避すべ(種々実験研究を行った。
析出を回避すべ(種々実験研究を行った。
その結果、以下のことが判明した。即ち、予備焼成温度
り月500℃よりも低い場合は、残留水素、つ度がIo
oppmを超えるため、後工程で熱間静水圧加圧(以下
、HIPという)処理を行うと、材料中に発生した水素
ガスが炭素質をエツチングし、メタン及びエタンの低分
子炭化水素となる。そして、この低分子炭化水素が加熱
されて気孔内に黒鉛結晶として析出する。また、予備焼
成温度が1900 ℃を超えると、黒鉛の結晶化が進行
し、後工程のHIP処理時に気孔を消滅させることがで
きない。
り月500℃よりも低い場合は、残留水素、つ度がIo
oppmを超えるため、後工程で熱間静水圧加圧(以下
、HIPという)処理を行うと、材料中に発生した水素
ガスが炭素質をエツチングし、メタン及びエタンの低分
子炭化水素となる。そして、この低分子炭化水素が加熱
されて気孔内に黒鉛結晶として析出する。また、予備焼
成温度が1900 ℃を超えると、黒鉛の結晶化が進行
し、後工程のHIP処理時に気孔を消滅させることがで
きない。
そこで、本発明においては、1500乃至1900℃の
温度で予備焼成を行う。これにより、材料中の残留水素
を1100pp以下に低減する。そうすると、気孔中で
は黒鉛結晶を析出させるに十分な低分子炭化水素濃度に
ならないため、黒鉛結晶の析出を回避することができる
。次いで、この予備焼成品を2050℃以上の温度で1
000気圧以上の等方的圧力を印加してHIP処理する
。これにより、予備焼成品中に存在する閉気孔が消滅す
る。
温度で予備焼成を行う。これにより、材料中の残留水素
を1100pp以下に低減する。そうすると、気孔中で
は黒鉛結晶を析出させるに十分な低分子炭化水素濃度に
ならないため、黒鉛結晶の析出を回避することができる
。次いで、この予備焼成品を2050℃以上の温度で1
000気圧以上の等方的圧力を印加してHIP処理する
。これにより、予備焼成品中に存在する閉気孔が消滅す
る。
このようにして製造された炭素材を研磨すると、気孔が
消滅しているため極めて優れた表面精度が得られると共
に、磁性記録膜を成膜したときに異常成長が発生する結
晶性欠陥がないため、記録再生エラーは著しく減少され
、高信頼性の高密度記録用磁気ディスクを得ることがで
きる。
消滅しているため極めて優れた表面精度が得られると共
に、磁性記録膜を成膜したときに異常成長が発生する結
晶性欠陥がないため、記録再生エラーは著しく減少され
、高信頼性の高密度記録用磁気ディスクを得ることがで
きる。
HIP処理においては、材料から水素等のガスが発生す
る温度域で1000気圧以上の圧力が印加されると、発
生したガスが除去されに(くなり、気孔内に黒鉛結晶が
析出しやすくなる。このため、予り;11焼成温度に達
するまでは大きな圧力を印加せずに昇温し、予備焼成温
度を維持して所定のHIP正圧力で昇圧した後に、所定
のHIP温度まで昇温することが好ましい。これにより
、気孔の消滅が極めて高効率で行われ、炭素材を磁気デ
ィスクに使用したときに、記録再生エラーを一層低減す
ることができる。
る温度域で1000気圧以上の圧力が印加されると、発
生したガスが除去されに(くなり、気孔内に黒鉛結晶が
析出しやすくなる。このため、予り;11焼成温度に達
するまでは大きな圧力を印加せずに昇温し、予備焼成温
度を維持して所定のHIP正圧力で昇圧した後に、所定
のHIP温度まで昇温することが好ましい。これにより
、気孔の消滅が極めて高効率で行われ、炭素材を磁気デ
ィスクに使用したときに、記録再生エラーを一層低減す
ることができる。
[実施例コ
次に、本発明の実施例について説明する。
平均粒径が60μmのフェノールホルムアルデヒド樹脂
粉末を用意した。そして、金型を使用して、この粉末を
ホットプレス成形し、外径が120mm、内径が20m
m、厚さが3+++mの円板状の成形体を複数個得た。
粉末を用意した。そして、金型を使用して、この粉末を
ホットプレス成形し、外径が120mm、内径が20m
m、厚さが3+++mの円板状の成形体を複数個得た。
これらの成形体を夫々不活性ガス中におき、温度が]0
00℃(比較例1)、+200℃(比較例2) 、15
00℃(実施例1)又は2300℃(比較例3)で予備
焼成した。そして、引き続きこれらの成形体に対し、温
度が2600℃1圧力が1800気圧の条件でHIP処
理を施した。その後、実施例及び比較例の各成形体に対
し、表面研磨及び端面加工を実施して3.5インチのサ
ブストレートを製造した。
00℃(比較例1)、+200℃(比較例2) 、15
00℃(実施例1)又は2300℃(比較例3)で予備
焼成した。そして、引き続きこれらの成形体に対し、温
度が2600℃1圧力が1800気圧の条件でHIP処
理を施した。その後、実施例及び比較例の各成形体に対
し、表面研磨及び端面加工を実施して3.5インチのサ
ブストレートを製造した。
このサブストレートを弱アルカリ洗剤及びIPA(イソ
プロピルアルコール)で洗浄した後、その表面にCoN
i Cr合金を成膜した。
プロピルアルコール)で洗浄した後、その表面にCoN
i Cr合金を成膜した。
そして、これらの実施例及び比較例の各サブストレート
に対し、ANS l−X3B7 (試験規格)に準拠し
て磁性膜の評価を行った。即ち、ヘッド浮上高さを0.
3μmとしてバーニッシュグライドを実施した後、サー
テイファイヤ−により記録再生時のエラー特性を評価し
た。その結果を下記第1表に示す。なお、バーニッシュ
グライド及びサーテイファイヤ−はいずれも各サブスト
レートのTOP (表)及びBOT(裏)について実施
した。
に対し、ANS l−X3B7 (試験規格)に準拠し
て磁性膜の評価を行った。即ち、ヘッド浮上高さを0.
3μmとしてバーニッシュグライドを実施した後、サー
テイファイヤ−により記録再生時のエラー特性を評価し
た。その結果を下記第1表に示す。なお、バーニッシュ
グライド及びサーテイファイヤ−はいずれも各サブスト
レートのTOP (表)及びBOT(裏)について実施
した。
第 1 表
この第1表から明らかなように、比較例1、比較例2と
、予備焼成時の温度の上昇に伴ってエラー数は減少し、
予備焼成時の温度を1500″Cとした実施例1におい
ては、エラー数は極めて少ない。
、予備焼成時の温度の上昇に伴ってエラー数は減少し、
予備焼成時の温度を1500″Cとした実施例1におい
ては、エラー数は極めて少ない。
また、予備焼成時の温度が本発明の特許請求範囲よりも
高い比較例3においては、黒鉛の結晶化が進行し、HI
P処理において気孔が消滅せず、このためエラーの発生
が多がった。
高い比較例3においては、黒鉛の結晶化が進行し、HI
P処理において気孔が消滅せず、このためエラーの発生
が多がった。
第1図(a)、(b)は夫々予備焼成温度が1200℃
及び1500 ℃の場合のサブストレート表面を示す金
属顕微鏡写真(倍率;100倍)からその表面凹凸をト
レースした図である。この第1図に示すように、予備焼
成温度が1200℃の場合[第1図(a)]は、サブス
トレート表面に多くの凹凸が形成されていた。これに対
し、予備焼成温度力月500℃の場合[第1図(b)]
は、極めて清浄な表面が得られた。
及び1500 ℃の場合のサブストレート表面を示す金
属顕微鏡写真(倍率;100倍)からその表面凹凸をト
レースした図である。この第1図に示すように、予備焼
成温度が1200℃の場合[第1図(a)]は、サブス
トレート表面に多くの凹凸が形成されていた。これに対
し、予備焼成温度力月500℃の場合[第1図(b)]
は、極めて清浄な表面が得られた。
次に、実施例1と同様にホットプレス成形した成形体に
ついて、1500℃の温度で予備焼成した。
ついて、1500℃の温度で予備焼成した。
その後、実施例2として、この成形体を2050℃以上
に昇温すると同時に、1000気圧以上に昇圧した。
に昇温すると同時に、1000気圧以上に昇圧した。
また、実施例3として、ホットプレス後の成形体を30
気圧の圧力下で1500℃に昇温した。その後、温度を
1500℃に維持したまま圧力を2000気圧に昇圧し
た。更に、所定時間経過後、圧力を2000気圧に維持
したまま、2050℃以上の温度に昇温させた。
気圧の圧力下で1500℃に昇温した。その後、温度を
1500℃に維持したまま圧力を2000気圧に昇圧し
た。更に、所定時間経過後、圧力を2000気圧に維持
したまま、2050℃以上の温度に昇温させた。
この同時昇温昇圧の実施例2及び昇圧先行の実施例3の
成形体から、前述の実施例1と同様にしてサブストレー
トを製造した。そして、この実施例2及び3のサブスト
レートに対し、エラー特性を評価した。その結果を下記
第2表に示す。
成形体から、前述の実施例1と同様にしてサブストレー
トを製造した。そして、この実施例2及び3のサブスト
レートに対し、エラー特性を評価した。その結果を下記
第2表に示す。
第 2 表
この第2表から明らかなように、実施例2及び3はいず
れもエラーの発生が少ないが、特にHIPにて昇圧した
後昇温した実施例3はエラーが全くな(、高密度記録用
磁気ディスクとして極めて優れているものであった。
れもエラーの発生が少ないが、特にHIPにて昇圧した
後昇温した実施例3はエラーが全くな(、高密度記録用
磁気ディスクとして極めて優れているものであった。
[発明の効果コ
以上説明したように本発明によれば、所定温度で予備焼
成することにより成形体の残留水素濃度を1100pp
以下にした後、熱間静水圧処理を行うから、気孔を消滅
させることができると共に、黒鉛の結晶の析出を防止す
ることができる。このため、本実施例により製造された
炭素材は優れた表面精度を有すると共に、磁気記録膜の
異常成長の発生を回避することができ、高密度記録用磁
気ディスクの基板さして好適である。
成することにより成形体の残留水素濃度を1100pp
以下にした後、熱間静水圧処理を行うから、気孔を消滅
させることができると共に、黒鉛の結晶の析出を防止す
ることができる。このため、本実施例により製造された
炭素材は優れた表面精度を有すると共に、磁気記録膜の
異常成長の発生を回避することができ、高密度記録用磁
気ディスクの基板さして好適である。
第1図(a)は従来方法により製造したサブストレート
表面を示す図(100倍)、第1図(b)は本発明に係
る実施例方法により製造したサブストレート表面を示す
図(100倍)である。 (a) (b) 第1図
表面を示す図(100倍)、第1図(b)は本発明に係
る実施例方法により製造したサブストレート表面を示す
図(100倍)である。 (a) (b) 第1図
Claims (2)
- (1)炭化焼成後にガラス質炭素となる熱硬化性樹脂を
成形する工程と、この成形体を1500乃至1900℃
の温度で予備焼成して成形体の残留水素量を100pp
m以下にする工程と、この成形体に2050℃以上の温
度下で1000気圧以上の等方的圧力を印加する工程と
を有することを特徴とする炭素材の製造方法。 - (2)炭化焼成後にガラス質炭素となる熱硬化性樹脂を
成形する工程と、この成形体を1500乃至1900℃
の温度で予備焼成して成形体の残留水素量を100pp
m以下にする工程と、この成形体に対し1000気圧以
上の等方的圧力を印加する工程と、この等方的圧力を保
持した状態で前記成形体を2050℃以上の温度に昇温
する工程とを有することを特徴とする炭素材の製造方法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1258464A JPH03122007A (ja) | 1989-10-03 | 1989-10-03 | 炭素材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1258464A JPH03122007A (ja) | 1989-10-03 | 1989-10-03 | 炭素材の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03122007A true JPH03122007A (ja) | 1991-05-24 |
Family
ID=17320590
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1258464A Pending JPH03122007A (ja) | 1989-10-03 | 1989-10-03 | 炭素材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03122007A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003026314A (ja) * | 2001-07-17 | 2003-01-29 | Daiki:Kk | 重量物等運搬用ローラ装置 |
JP2008100829A (ja) * | 2006-10-20 | 2008-05-01 | Seizo Ito | 搬送ローラー走行用連動装置 |
KR101707798B1 (ko) * | 2016-03-29 | 2017-02-17 | 주식회사 건화이엔지 | 차량 등속조인트의 컴팩트 부트 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01230471A (ja) * | 1987-11-07 | 1989-09-13 | Kobe Steel Ltd | 炭素材及びそ製造方法 |
JPH0251412A (ja) * | 1988-08-15 | 1990-02-21 | Kobe Steel Ltd | 高配向性黒鉛結晶の製造方法 |
-
1989
- 1989-10-03 JP JP1258464A patent/JPH03122007A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01230471A (ja) * | 1987-11-07 | 1989-09-13 | Kobe Steel Ltd | 炭素材及びそ製造方法 |
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JP2008100829A (ja) * | 2006-10-20 | 2008-05-01 | Seizo Ito | 搬送ローラー走行用連動装置 |
KR101707798B1 (ko) * | 2016-03-29 | 2017-02-17 | 주식회사 건화이엔지 | 차량 등속조인트의 컴팩트 부트 |
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