JPH03121866A - 光書込装置 - Google Patents

光書込装置

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JPH03121866A
JPH03121866A JP1258920A JP25892089A JPH03121866A JP H03121866 A JPH03121866 A JP H03121866A JP 1258920 A JP1258920 A JP 1258920A JP 25892089 A JP25892089 A JP 25892089A JP H03121866 A JPH03121866 A JP H03121866A
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optical writing
light emitting
light
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Toru Teshigahara
勅使川原 亨
Atsushi Kasao
敦司 笠尾
Keiichi Yagi
圭一 八木
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A0発明の目的 1)産業上の利用分野 本発明は光書込み装置に関し、特に、1プロセスで複数
色を再現できる画像形成装置で使用するのに適した光書
込み装置に関する。
このような光書込み装置は、カラー写真フィルムを用い
て1プロセスの露光で複数色を再現する場合や、光導電
性トナーを用いて1プロセスの露光で複数色を再現する
場合等に使用される。
2)従来の技術 従来、画像情報の記録のための露光光学系は、例えばレ
ーザプリンタであれば、半導体レーザ光源で発生したレ
ーザ光がコリメータレンズによって平行光束として回転
多面鏡に照射され、回転多面鏡で偏向された反射ビーム
は走査速度を補正するfθレンズ等を介して感光体を走
査するようにした光が結像光学系により感光体に結像さ
れるように構成されている。
前記従来のレーザビームや光書込みヘッドは、単一色の
画像を出力するデジタル複写機等の画像形成装置に用い
た場合、1プロセスの露光で画像を記録することができ
る。しかしながら、前記従来のレーザビームや光書込み
ヘッドは、単一色を発光するだけなので、周知の電子写
真プロセス(たとえば、カラーデジタル複写機の露光プ
ロセス)によりフルカラーの画像を記録するためには、
3〜4プロセスの露光を行う必要がある。すなわち、前
記従来のカラーデジタル複写機においてフルカラーの画
像をイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の
3色のトナーで記録する場合には各色について露光、現
像の工程を繰り返し3回行う必要がある。また、黒(K
)のトナーを加えて合計4色のトナーでフルカラーの画
像を出力す構成されている。そのため、露光光学系の光
路が長くなり装置全体が大型になってしまうので、近頃
、真空蛍光管を用いた光書込みヘッドが用いられるよう
になってきた。
前記光書込みヘッドとしては、従来特開昭61−867
67号公報または特開昭62−137964号公報に記
載されたもの等が知られている。
前記光書込みヘッドは、熱電子を放出する陰極と、この
陰極に対向配置された陽極と、この陽極上に被着されて
前記熱電子が衝突したときに発光する複数の蛍光体(す
なわち、発光素子)と、前記陰極および前記陽極間に配
設されて前記陰極から放出された熱電子の陽極側への移
動を制御する制御電極とを備え、前記複数の発光素子に
選択的に熱電子を衝突させるように構成されている。そ
して、このような光書込みヘッドを用いた光書込み装置
は、画像情報に応じて前記複数の発光素子で発光る場合
には露光、現像のプロセスを4回繰り返す必要がある。
ところで、従来、複数色の光に排他的に感応する感光体
を用いて、1プロセスの露光で複数色を再現する画像形
成装置が知られている。
たとえば、光導電性トナーを用いて1プロセスの露光で
複数色を再現する画像形成装置が、電子写真学会誌(第
286〜291頁、第26巻、第3号、1987年)、
または米国特許第4125322号明細書(Int、c
1、G30’G17104、U、S、C1,355/4
)に記載されており、また、前記光導電性トナーは特公
昭43−21781号公報に記載されている。
3)発明が解決しようとする課題 前記光導電性トナーを用いて1プロセスの露光で複数色
を再現する画像形成装置において、前記従来の単一色を
発光する光書込みヘッドを用いると、異なる発光色の蛍
光体を育する複数個の光書込みヘッドが必要となる。す
なわち、感光体の移動方向(副走査方向)に沿って異な
る発光色の複数の光書込ヘッドを配置固定する必要があ
る。この場合、光書込みヘッドの数が複数となるので、
装置を小型化することが困難であり、コストも高くなる
という問題点があった。さらに、前記界なる発光色の複
数の光書込みヘッドを配置固定する際、各光書込みヘッ
ド内の発光素子列を所定間隔離して互いに平行に配置す
ることが困難であるという問題点もあった。
本発明は、前述の事情に鑑みてなされたもので、1プロ
セスの露光で複数色の画像を記録することができるよう
にした光書込み装置において、装置全体を小型化すると
ともに、異なる発光色の各発光素子列を所定間隔離して
互いに平行に配置できるようにすることを課題とする。
2)作 用 前述の構成を備えた本発明の光書込み装置は、複数の発
光素子がそれぞれ異なる発光スペクトル分布を有する2
以上の発光素子群から構成された光書込みヘッドを有し
ているので、1個の光書込ヘッドで複数色の光を発光す
ることができる。そして、前記1個の光書込みヘッド内
に全ての発光素子列が形成されているので、各発光素子
列を別々の光書込みヘッド内に形成するのに比較して、
各発光素子列を所定間隔離して互いに平行に配置するこ
とが容易である。そして、ある色の発光素子列から出射
した光の列と他の色の発光素子列から出射した光の列と
は、前記ロッドレンズアレーにより、感光体の副走査方
向に所定の距離だけ離れた所定の書込みライン上にそれ
ぞれ収束する。
したがって、感光体とロッドレンズアレーとを相対的に
副走査方向に移動させることにより感光体B3発明の構
成 1)課題を解決するための手段 前記課題を解決するために、本発明の光書込み装置は、
熱電子を放出する陰極と、この陰極に対向配置された陽
極と、この陽極上に形成されて前記熱電子が衝突したと
きに発光する複数の発光素子と、前記複数の発光素子に
選択的に熱電子を衝突させる手段とを有する光書込みヘ
ッドと、前記発光素子で発光した光を感光体に収束させ
る結像光学系とを備えた光書込み装置において、前記複
数の発光素子が異なる発光スペクトル分布を有する2以
上の発光素子群によりて構成され、同一発光素子群に属
する発光素子が主走査方向に沿って列設されるとともに
前記主走査方向に沿う発光素子群の列は副走査方向Yに
所定間隔離れて配置され、前記複数の発光素子を時分割
駆動する手段が設けられたことを特徴とする。
の所定の面積を前記各色の光で走査することが可能とな
る。
また、前記複数の発光素子を時分割駆動する手段が設け
られているので、光書込みヘッド内部の発光素子と外部
とを接続する電極(リード電極)数が少なくなる。すな
わち、一般に1個の光書込みヘッド内に複数色の発光素
子を設けると、発光素子数が増加しそれに伴い前記リー
ド電極数が増加するが、前記時分割駆動する手段を設け
ることにより前記リード電極数の増加が抑制される。
3)実施例 以下、図面にもとずいて本発明による光書込み装置の実
施例について説明する。
第1図は光書込み装置の第1実施例の全体説明図、第2
図は開光書込み装置で使用される光書込みヘッドの全体
斜視図、第3図は開光書込みヘッドとロッドレンズアレ
イの詳細説明図、第4図は第3図の■矢視部分と駆動回
路との関連を示す図、第5図は前記第4図の■−V線断
面図、第6図は前記第4図の■−■線断面図、第7図は
開光書込み装置の駆動回路の作用を説明するためのタイ
ムチャート図、第8.9.10図はそれぞれ前記第1実
施例の光書込み装置の第1、第2、第3の使用例の概略
説明図、である。
第1図において、光書込み装置は、感光体Fに対向して
配置されたロッドレンズアレーしおよび光書込みヘッド
Hと、インターフェースI/Fを介してコンピュータ等
の画像信号源からのRGB信号および同期信号5YNC
を受けるメモリおよびバッファ回路Cと、このメモリお
よびバッファ回路Cにより出力タイミングを制御されて
前記光書込みヘッドHを駆動するドライバ回路ボードD
とから構成されている。
次に、前述の第1図に示した光書込みヘッドHまた、前
記ガラス基板3表面中央部には、光書込みヘッドHの長
手方向(第1図で紙面に垂直な方向)に沿って3列の陽
極7,8.9が配列されている。前記陽極7は赤発光用
陽極、前記陽極8は緑発光用陽極、前記陽極9は青発光
用陽極である。
前記赤色発光用陽極7表面には、熱電子が衝突したとき
に赤色を発光する赤色蛍光体(すなわち、発光スペクト
ル分布の中心波長628nmの赤色の蛍光体)Rが被着
されており、前記緑色発光用陽極8表面には、熱電子が
衝突したときに緑色を発光する緑色蛍光体(すなわち、
発光スペクトル分布の中心波長が530nmの緑色の蛍
光体)Gが被着されている。また、前記青色発光用陽極
9表面には、熱電子が衝突したときに青色を発光する青
色蛍光体(すなわち、発光スペクトル分布の中心波長が
452nmの青色の蛍光体)Bが被着について説明する
第2,3図において、光書込みヘッドHは、アルミ等の
金属製の支持板1とこの支持板1に支持されたガラス製
の真空容器2とを備えている。前記真空容器2は、前記
支持板1に接着されたガラス基板3と、このガラス基板
3上に接着されたガラス製のスペーサ4,4と、このス
ペーサ4,4に接着されたガラス製の透明カバー5を備
えており、前記ガラス基板3表面(第3図中下面)には
絶縁性スペーサ層3aが形成され、この絶縁性スペーサ
層38表面には真空容器2の内外を接続するリード電極
3bが形成されている。
前記真空容器2内には、その長手方向X(第1゜3図中
、紙面に垂直な方向)に沿って熱電子放出用の2本の陰
極6,6が配設されており、陰極6゜6には、その使用
時、6Vrmss 100KHzの交流が印加される。
されている。
なお、前記赤色、緑色および青色の各蛍光体R2Gおよ
びBは、それぞれ赤色、緑色および青色の発光スペクト
ルを有するY2O25iEu。
Zn5iCuAI およびZnSiAgに、5n02、
In2O3、またはZnO等の導電性物質を混ぜて低抵
抗にした物質が用いられている。
前記各陽極7,8.9およびその表面に被着された各蛍
光体R,G、Bの幅はいずれも60μである。そして、
前記各陽極7,8.9にはその駆動時、200■〜35
0■の電圧が印加され、エネルギ効率の最も高いZnS
iAg  (青色蛍光体)に一番低い電圧が、エネルギ
効率の低いY2O25iEu(赤色蛍光体)に高電圧が
印加される。このように陽極7,8.9への印加電圧が
調整されて各色の蛍光体R,G、Bの発光強度は適当に
調整される。
ガラス基板3表面に設けられた前記各蛍光体R2G、H
の第3図中、下方には、前記各蛍光体R2G、Bの両側
に配設された前記絶縁性スペーサ層3aによって支持さ
れた複数の選択用グリッド電極10が配設されている。
第4.5図に示すように複数の選択用グリッド電極10
は主走査方向Xに沿って列設されており、各選択用グリ
ッド電極10の両側縁は前記主走査方向Xに垂直な副走
査方向Yに延設されている。そして、各選択用グリッド
電極10には、前記陰極6から前記陽極7゜8.9へ移
動する熱電子を選択的に阻止、または通過させるための
選択用スリット10aが形成されている。この選択用ス
リット10aは幅が60μであり、第4,5図に示すよ
うに主走査方向Xに対して垂直に交叉するように形成さ
れている。
そして、隣接するスリット間の間隔は65μである。
=15 ト12aおよび選択用スリット10aを通して前記各陽
極7.8.9表面上の蛍光体R,G、Bが見える。そし
て、見える蛍光体R,G、Bの形状は、第4図から明ら
かなように60μX80μの正方形である。この正方形
の蛍光体R,G、Hの各々が1個の発光素子R1、R1
、・・・、 Gl 、 G1、・・・、 Bl 、 B
l 、・・・を形成している。そして、1本の選択用ス
リット10a内の3本の陽極7゜8.9表面の前記発光
素子R1、Gl 、Blの位置は、副走査方向Yから見
てピッチPYだけ順次ずらされている。
第3図から分かるように、蛍光体R,G、Bで発光して
感光体F表面に収束される光は、光の色(波長)に応じ
てピッチPYづつずれている。したがって、略同時に各
蛍光体R,G、Bで発光した光はそれぞれ感光体F表面
の第n−1ラインゑn−1、第nライン4ns第n+1
ライン1nil上前記選択用グリッド電極10の第3図
中、下方には他のスペーサ11を介して、前記陰極6か
ら前記陽極7,8.9へ移動する熱電子を加速するため
の、1枚の板体から形成された加速用グリッド電極12
が形成されている。前記スペーサ11は、光を取り出す
方向すなわち第3.6図中、陰極6.の在る側(すなわ
ち、下側)から陽極718.9を見た場合、前記加速用
グリッド電極12により隠されていて、スペーサ11自
体がチャージアップしないように構成されている。前記
加速用グリッド電極12は、前記蛍光体R,G、Bの全
面を覆うように配置されており、前記選択用スリブ)1
0aに対向する位置には第4,5図に示すように選択用
スリット10aよりもやや大きな幅の加速用スリット1
2aが形成されている。
従って、加速用グリッド電極12の下側から見ると、こ
の加速用グリッド電極12の加速用スリンに収束するよ
うに構成されている。
第4図に示すように、インターフェースI/Fを介して
コンピュータ等の画像信号源からのRGB信号および同
期信号5YNCを受けるメモリおよびバッファ回路Cは
、出力タイミングを制御してドライバ回路ボードDの選
択用グリッド制御回路DIおよび陽極選択回路D2に、
前記選択用グリッド電極10および前記陽極7.8.9
への印加電圧指令信号を送り、光書込みヘッドHを駆動
するように構成されている。
次に、前述の光書込み装置の第1実施例の作用を説明す
る。
前記インターフェースI/F(第1,4図参照)からの
前記同期信号5YNCに応じて、前記陽極7.8.9に
、前記ドライバ回路ボードDの陽極選択回路D2からの
出力信号によって所定の大きさの電圧(200V〜35
0V)を選択的に印加=18− するとともに、前記陰極6,6に図示しない電源より所
定の大きさの交流電圧(6Vrms 、 100KHz
)を印加する。また前記加速用グリッド電極12には図
示しない電源より、前記陽極7,8゜9に印加した電圧
よりも低いプラスの電圧を印加する。すると、陰極6,
6から放出された前記熱電子の一部は前記加速用グリッ
ド電極12に捕捉されて開口を通過しないが、残りの熱
電子は加速用グリッド電極12によって加速され、加速
用グリッド電極12の加速用スリブ)12aを通過する
また、前記多数の選択用グリッド電極10には常時マイ
ナスの電圧が印加されているが、書込み走査時には画像
データに応じて選択的にプラスの電圧が印加される。そ
して、前記加速用スリット1、2 aを通過した熱電子
は、前記マイナスの電圧が印加された選択用グリッド電
極10の選択用ス印加されている間は、主走査方向X(
第4図参照)に列設された多数の選択用グリッド10に
マイナスの電圧が印加されたまであるが、前記陽極9に
プラスの電圧が印加されている間は、前記多数の選択用
グリッド10は第1ライン11の青の画像データAIB
によって走査される。
次に、第2番目の同期信号5YNCにより第2走査が開
始される。このときには、前記陽極7にプラスの電圧が
印加されている間は、主走査方向Xに列設された多数の
選択用グリッド10にマイナスの電圧が印加されたまで
あるが、前記陽極8にプラスの電圧が印加されている間
は、前記多数の選択用グリッド10は第1ラインAIの
緑の画像データAIGによって走査される。また、前記
陽極9にプラスの電圧が印加されている間は、前記多数
の選択用グリッド10は第2ライン石2の青の画像デー
タ42Bによって走査される。
リッ)10aを通過できないが、前記書込走査時に画像
データに応じたプラスの電圧が印加た選択用グリッド電
極10の選択用スリット10aを通過して陽極7,8.
9側に進む。そして、前記選択用スリット10aを通過
した熱電子は前記選択的にプラスの電圧を印加された陽
極7,8.9に吸引され、この陽極7,8.9表面に形
成された前記発光素子R1,G1、またはB1に衝突し
、それらの発光素子R1,GLまたはB1を励起して発
光させる。
ところで、第3図および第7図から分かるように、感光
体F表面に画像データを書き込むための第1走査が開始
されると、最初の同期信号5YNCの立ち下がりに応じ
て、表面に赤の蛍光体Rが形成された陽極7にプラスの
電圧が一定期間印加された後、順次陽極6、9にプラス
の電圧が印加される。そして前記陽極7,8にプラスの
電圧が次に、第3番目の同期信号5YNCにより第3走
査が開始される。このときには、前記陽極7にプラスの
電圧が印加されている間は、前記多数の選択用グリッド
10は第1ライン21の赤の画像データ忍IRによって
走査される。また、前記陽極8にプラスの電圧が印加さ
れている間は、前記多数の選択用グリッド10は第2ラ
イン乏2の緑の画像データiGによって走査される。ま
た、前記陽極9にプラスの電圧が印加されている間は、
前記多数の選択用グリッド10は第3ライン23の青の
画像データ43Bによって走査される。
このようにして、前記光書込み装置の第1実施例をダイ
ナミック駆動(すなわち、時分割駆動)することにより
、感光体Fに1プロセスでカラーの画像データが書き込
まれ記録される。
次に、第8図により、前記第1〜7図で説明した第1実
施例の光書込み装置の第1の使用例について説明する。
第8図において、カラー写真フィルム等の感光体Fは搬
送ローラR1,R2等によって矢印X方向に等速で搬送
される。前記感光体Fは、光書込みヘッドHで画像情報
に応じて発光し、収束性ロッドレンズアレーして収束さ
れる複数色の光によって露光され、その色情報が記録さ
れる。前記感光体Fはその後必要に応じて、現像等の後
処理が行われる。
次に、第9図により、前記光書込みヘッドHの第2の使
用例について説明する。
第9図は、光導電性トナーを用いて1プロセスで複数色
を再現する画像形成装置の概略説明図である。
第9図において、赤色光に感応するシアン色の光導電性
のトナー、緑色光に感応するマゼンタ色の光導電性のト
ナーおよび青色光に感応する黄色ポジ像が、第2のベル
ト23にはネガ像が、それぞれ照射された光線に応じて
形成される。第1のベルト21に残されたトナーは、電
極25により転写に適した電荷に調整された後、記録紙
26に転写される。なお複数の送りローラにより、前記
第1のベルト21、第2のベルト23、記録紙26が一
定の速度で搬送されている。第1および第2のベルト2
1.23は使い捨て素材としても良(、また無端ベルト
として適当な場所に残留トナーの除去装置を設けること
も可能である。
次に、第10図により、前記光書込みヘッドHの第3の
使用例について説明する。
第10図において、画像形成材料パン30に収容された
赤色光に感応するシアン色のトナー、緑色光に感応する
マゼンタ色のトナー、青色光に感応する黄色トナーを、
矢印り方向に移動するベルト状の担持材31により光書
込みヘッドHおよびの光導電性のトナーが分散された溶
液を塗布部20により、透明の注入電極となる第1のベ
ルト21に塗布する。そして、上記l・ナーは電極22
により一定の正の暗電荷に帯電される。一方、阻止電極
としての第2のベルト23は、電極24により一定の正
の電荷に帯電される。そして、第1および第2のベル)
21.23は、光書込みヘッドHの光線が収束性ロッド
レンズアレーLにより照射される光書き込み領域Aで、
前記トナー分散溶液を介して接している。このとき、赤
色光が照射される七シアン色のトナーの電荷が負に変化
して、シアン色のトナーは第2のベルト2に移動する。
そのため、第1のベルト21にはマゼンタおよび黄色の
トナーが残り赤色を発生する。同様にして、緑色光、青
色光が照射されると、それぞれマゼンタおよび黄色のト
ナーを移動させ、緑色、青色を発生させる。したがって
、第1のベルト21には収束性ロッドレンズアレーLが
配置された光書き込み領域Aに移送する。光書込みヘッ
ドHで画像情報に応じて発光した複数色の光は、収束性
ロッドレンズアレーLを介して担持体31上の粉末に照
射される。そして赤色光はシアン色のトナーを帯電させ
、マゼンタおよび黄色のドナーは帯電させない。同様に
して、緑色光および青色光はそれぞれマゼンタおよび黄
色のトナーを帯電させる。
そして、送りローラで矢印E方向に等速で送られる記録
紙32に像転写電極33の位置で前記粉末が転写される
。このとき、電極33の電位を変えることによりポジ像
、ネガ像を選択できる。
前記担持体31上に残った粉末は、画像形成材料パン3
0の手前において、図示しない粉末除去手段により、必
要に応じて除去される。
次に、第11〜13図により本発明の光書込み装置の第
2実施例を説明する。この第2実施例は、ロッドレンズ
アレーを透過する光の色(すなわち、波長λ)によって
異なる共役長〔物体(蛍光体)と像(蛍光体で発光した
光の収束点)との距離〕を補償する手段が設けられた点
で前記第1実施例と相違している。なお、この第2実施
例の説明中、前記第1〜7図で説明した第1実施例の構
成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して重複
する説明は省略する。
この第2実施例の光書込み装置を説明するための第11
図および第12図は前記第1実施例の第3図および第6
図に対応する図であり、第13図は同第2実施例の光書
込み装置のロッドレンズアレイの共役長(TC)−波長
(λ)特性図、である。
第11.12図において、赤発光用陽極7はガラス基板
3表面に直接形成されており、緑発光用陽極8は、前記
ガラス基板3表面に厚さT1の薄号を付して重複する説
明は省略する。
第14図において、陽極7,8.9はガラス基板3表面
に直接形成されており、各陽極7,8゜9上の蛍光体R
,G、Bに対してそれぞれ焦点距離の異なる別個のロッ
ドレンズアレーLR,LG、LBが配設されている。こ
のように各蛍光体R,G。
Bで発光した光をそれぞれ別個のロッドレンズアレーL
R,LG、LBにより感光体F上に収束させるために、
前記各陽極7,8.9の副走査方向Yの間隔は大きく取
られてVる。すなわち、感光体Fの書込みラインIl+
  (i= 1 +  2+・・・In+・・・)間の
ピッチをPYとすれば、前記各陽極7.8問および6、
9間の副走査方向Yの間隔はともに12PYである。
したがって、この第3実施例では、第14,15図に示
すように、感光体F上の第0行の書込ライン!nの書込
みを青の光で行うときには、緑おいスペーサS1を介し
て形成されており、また、青発光用陽極9は、前記ガラ
ス基板3表面に厚さT2の分厚いスペーサS2を介して
形成されている。
また、スペーサS2.Slの厚さT2.TIは、第13
図に示す各波長の光の共役長TCの値の差T2、TIに
等しく設定されている。そして、前記スペーサS2.S
lにより前記各蛍光体R,G、Bは、前記共役長TCの
値の差T2.TIに応じてロッドレンズアレーLから離
れた位置に配置されているので、各蛍光体R,G、Bで
発光した光は第11図に示すように、ロッドレンズアレ
ーにより同一平面上の感光体F表面に収束する。
次に、第14.15図により本発明の光書込み装置の第
3実施例を説明する。なお、この第3実施例の説明中、
前記第1〜7図で説明した第1実施例の構成要素に対応
する構成要素には同一の符よび赤の光でそれぞれ第n+
12行および第n+24行の書込みラインAn+12お
よびAn+24の書込みを略同時に行うことになる。ま
た、この光書込み装置の第3実施例は前記第1実施例と
同様に、前記第8.9.10図で示した装置に使用する
ことができる。
次に、第16〜19図により本発明の光書込み装置の第
4実施例を説明する。なお、この第4実施例の説明中、
前記第1〜7図で説明した第1実施例の構成要素に対応
する構成要素には同一の符号を付して重複する説明は省
略する。
この第4実施例は、前記第1実施例の前記主走査方向X
に延設された各陽極7,8.9と、副走査方向Yに延び
且つ主走査方向Xに列設された多数の選択用グリッド電
極10とを用いる代わりに、副走査方向Yに延び且つ主
走査方向Xに列設された幅60μの多数の陽極7′と、
主走査方向Xに延設された3本の選択用グリッド電極1
0R,10G、および10Bを用いた点で大きく相違し
ている。
そして、この第3実施例は、前記多数の陽極7′7′、
・・・のそれぞれにR,G、Bの蛍光体を被着して発光
素子R1,G1.BIを各1個ずつ形成している。また
、前記3本の選択用グリッド電極10R,IOC,およ
びIOBには、それぞれ主走査方向Xに延びる幅60μ
の選択用スリブ) 10R’10G’、および10B′
が形成されている。また、加速用グリッド電極I2には
、主走査方向Xに沿って延びる3本の加速用スリブ)1
2aが形成されており、この加速用スリブ)12aの幅
は前記選択用スリブ)IOR’ 、IOC’ 、および
10B’の幅よりも少し広く形成されている。
次に、この第4実施例の作用を説明する。
第19図において、感光体F表面に画像データを書き込
むための第1走査が開始されると、最初=31− れている間は、前記多数の陽極7′は第1ライン!1の
緑の画像データAIGによって走査される。
また、前記選択用グリッド電極10Bにプラスの電圧が
印加されている間は、前記多数の陽極7′は第2ライン
L2の青の画像データA2Bによって走査される。
次に、第3番目の同期信号5YNCにより第3走査が開
始される。このときには、前記選択用グリッド電極10
Rにプラスの電圧が印加されている間は、前記多数の陽
極7′は第1ラインAIの赤の画像データAIHによっ
て走査される。また、前記選択用グリッド電極10Gに
プラスの電圧が印加されている間は、前記多数の陽極7
′は第2ラインゑ2の緑の画像データ42Gによって走
査される。また、前記選択用グリッド電極10Bにプラ
スの電圧が印加されている間は、前記多数の陽極7′は
第3ラインゑ3の青の画像データA3Bにの同期信号5
YNCの立ち下がりに応じて、選択用グリッド電極10
Rにプラスの電圧が一定期間印加された後、順次選択用
グリッド電極10G、10Bにプラスの電圧が印加され
る。そして前記選択用グリッド電極10R,10Gにプ
ラスの電圧が印加されている間は、主走査方向X(第4
図参照)に列設された多数の陽極7′にマイナスの電圧
が印加されたまであるが、前記選択用グリッド電極10
Bにプラスの電圧が印加されている間は、前記多数の陽
極7′は第1ライン忍1の青の画像データ41Bによっ
て走査される。
次に、第2番目の同期信号5YNCにより第2走査が開
始される。このときには、前記選択用グリッド電極10
Rにプラスの電圧が印加されている間は、主走査方向X
に列設された多数の陽極7′にマイナスの電圧が印加さ
れたまであるが、選択用グリッド電極10Gにプラスの
電圧が印加さよって走査される。
このようにして、前記光書込み装置の第3実施例をダイ
ナミック駆動(すなわち、時分割駆動)することにより
、感光体Fに1プロセスでカラーの画像データが書き込
まれ記録される。また、この光書込み装置の第4実施例
は前記第1実施例と同様に、前記第8.9.10図で示
した装置に使用することができる。
次に、第20.21図により本発明の光書込み装置の第
5実施例を説明する。この第5実施例は、ロッドレンズ
アレーを透過する光の色(すなわち、波長λ)によって
異なる共役長〔物体(蛍光体)と像(蛍光体で発光した
光の収束点)との距離〕を補償する手段が設けられた点
で前記第4実施例と相違している。なお、この第5実施
例の説明中、前記第16〜19図で説明した第4実施例
の構成要素に対、応する構成要素には同一の符号を付し
て−34= 重複する説明は省略する。
この第5実施例の光書込み装置を説明するための第20
図および第21図はそれぞれ前記第4実施例の第16図
および第18図に対応する図である。
第20.21図において、蛍光体GおよびBが被着され
た部分の陽極7′の裏面には、それぞれガラス基板3と
の間に厚さT1およびT2を育する階段状のスペーサS
が配設されている。前記スペーサSの厚さT2.TIは
、前記第11〜13図で説明した第2実施例と同様に、
使用されているロッドレンズアレーLの各波長の光の共
役長TCの値の差T2.TIに等しく設定されている。
そしてこのスペーサSにより前記各蛍光体R,G、Bは
、前記共役長TCの値の差T2.TIに応じてロッドレ
ンズアレーLから離れた位置に配置されているので、各
蛍光体R,G、Bで発光した先は沿って列設されるとと
もに前記主走査方向に沿う発光素子の列は副走査方向に
所定間隔離れて配置され、前記複数の発光素子を時分割
駆動する手段が設けられているので、1個の光書込ヘッ
ドで複数色の光を発光することができる。また、1個の
光書込みヘッド内に発光色の異なる複数の発光素子列を
設けたので、各発光素子列を所定間隔離して平行に配置
することができる。そして、ある色の発光素子列から出
射した光の列と他の色の発光素子列から出射した光の列
とは、前記ロッドレンズアレーにより、感光体の副走査
方向に所定の距離だけ離れた所定の書込みライン上にそ
れぞれ収束するので、感光体とロッドレンズアレーとを
相対的に副走査方向に移動させることにより感光体の所
定の面積を前記各色の光で走査することが可能となる。
さらに、前記複数の発光素子を時分割駆動する第20図
に示すように、ロッドレンズアレーLにより同一平面上
の感光体F表面に収束する。
以上、本発明を詳述したが、本発明は、前記実施例に限
定されるものではな(、特許請求の範囲を逸脱すること
なく、種々の設計変更を行なうことができる。
たとえば、発光スペクトル分布の異なる蛍光体は、3種
の蛍光体R,G、Bとする代わりに2種の蛍光体たとえ
ばR,Gとすることも可能であり、また、各色の蛍光体
群は1列づつ配列する代わりに2列以上の複数列づつ配
列することも可能である。
C1発明の効果 前述のように、本発明の光書込みヘッドによれば、複数
の発光素子が異なる発光スペクトル分布を有する2以上
の発光素子群によって構成され、同一発光素子群に属す
る発光素子が主走査方向に手段が設けられているので、
光書込みヘッド内部の発光素子と外部とを接続する電極
(リード電極)数を少なくすることができる。
そして、1個の光書込みヘッドを用いて、1プロセスの
露光で複数色の画像を出力することができるので、装置
全体を小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の光書込み装置の第1実施例の全体説明
図、第2図は開光書込み装置で使用される光書込みヘッ
ドの全体斜視図、第3図は開光書込みヘッドとロッドレ
ンズアレイの詳細説明図、第4図は第3図の■矢視部分
と駆動回路との関連を示す図、第5図は前記第4図の■
−V線断面図、第6図は前記第4図のVI−VI線断面
図、第7図は開光書込み装置の駆動回路の作用を説明す
るためのタイムチャート図、第8図は開光書込み装置の
第1の使用例の概略説明図、第9図は開光書込み装置の
第2の使用例の概略説明図、第10図は開光書込み装置
の第3の使用例の概略説明図、第11図は本発明の光書
込み装置の第2実施例の説明図、第12図は前記第11
図の要部拡大図、第13図は同第2実施例のロッドレン
ズアレイの共役長(TC)−波長(λ)特性図、第14
図は本発明の光書込み装置の第3実施例の構成説明図、
第15図は開光書込み装置の作用を説明するためのタイ
ムチャート図、第16図は本発明の光書込み装置の第4
実施例の構成説明図、第17図は前記第16図の107
矢視部分と駆動回路との関連を示す図、第18図は第1
7図のX■−X■断面図、第19図は開光書込み装置の
第4実施例の作用を説明するためのタイムチャート図、
第20図は本発明の光書込み装置の第5実施例の説明図
、第21図は前記第20図のXX I −XX I線断
面図、である。 R,G、B・・・蛍光体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 熱電子を放出する陰極(6、6)と、この陰極(6、6
    )に対向配置された陽極(7,8,9;7′)と、この
    陽極(7、8、9;7′)上に形成されて前記熱電子が
    衝突したときに発光する複数の発光素子(R1、R2、
    ・・・、G1、G1、B1、B1、・・・)と、前記複
    数の発光素子(R1、R2、・・・、G1、G1、・・
    ・、B1、B1、・・・)に選択的に熱電子を衝突させ
    る手段とを有する光書込みヘッド(H)と、前記発光素
    子(R1、R2、・・・、G1、G1、・・・、B1、
    B1、・・・)で発光した光を感光体に収束させる結像
    光学系(L)とを備えた光書込み装置において、前記複
    数の発光素子(R1、R2、・・・、G1、G1、・・
    ・、B1、B1、・・・)が異なる発光スペクトル分布
    を有する2以上の発光素子群(R1、R2、・・・、G
    1、G1、・・・、B1、B1、・・・)によって構成
    され、同一発光素子群に属する発光素子が主走査方向(
    X)に沿って列設されるとともに前記主走査方向(X)
    に沿う発光素子群の列は副走査方向(Y)に所定間隔離
    れて配置され、前記複数の発光素子を時分割駆動する手
    段が設けられたことを特徴とする光書込み装置。
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