JPH03121841A - 表面処理ポリビニルアルコール系フィルム - Google Patents

表面処理ポリビニルアルコール系フィルム

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JPH03121841A
JPH03121841A JP26180189A JP26180189A JPH03121841A JP H03121841 A JPH03121841 A JP H03121841A JP 26180189 A JP26180189 A JP 26180189A JP 26180189 A JP26180189 A JP 26180189A JP H03121841 A JPH03121841 A JP H03121841A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A、産。上の 本発明は耐ブロッキング性の改良されたポリビニルアル
コール系フィルム、その製法およびそれに用いる表面処
理剤に関するものである。
旦−JLL失迷− ポリビニルアルコール(以下PVAと略記する)フィル
ムは透明性、表面光沢が良く、優れた強靭性を示すため
、各種包装材料として広く使用されているが、滑り性に
乏しいためフィルム同志が密着し、いわゆるブロッキン
グ現象を起こし易く、特に自動包装機、自動製袋機に供
して高速で運転する場合、ロール状に巻取ったフィルム
が容易に解き出され難く、またフィルムが装置に付着− =2 したすして著しく作業性を害する欠点があり、場合によ
ってはフィルムが破断して作業することが出来なくなる
このため従来は二酸化硅素、二酸化チタン、クレー、ベ
ントナイト等の微粉末をフィルム表面に塗布することが
行なわれているが、かかる方法ではフィルムの透明性が
低下して商品価値を損なったり又粉末が脱落しがちでブ
ロッキング防止の効果が充分に発揮され得ない欠点があ
る。又−船釣に合成樹脂フィルムの表面に有機高分子物
質の有機溶剤溶液を塗布してブロッキングを防止する方
法も知られているが、PVAフィルムに該方法を適用し
てもかかる方法で使用される有機高分子物質は通常疎水
性の樹脂でありPVAフィルムとの接着力に乏しいため
、処理フィルムをヒートシールする場合、たとえ塗布樹
脂自体がヒートシール性の優れたものであっても塗布量
とPVAフィルム屑とが剥離しやすく結果的に接合力の
強いヒートノールを実施することが困難であったり、更
に該方法では臭化カルシウム、硝酸マグネシウム等のP
VAフィルムの接着に通常用いられている周知の接着剤
によってPVAフィルムの接着を行う際に接着性が著し
く低下してその用途が制限される等の難点がありかかる
方法はPVAのブロッキング防止方法としては実用的な
方法であるとは言えない。
これらを改良するために、PVAフィルムにポリスチレ
ン、ボ゛り塩化ビニリデン等の疎水性合成樹脂エマルジ
ョンを点在させる方法が提案されている(特公昭5B−
38610号公報)。
しかしながら該エマルジョン粒子とPVAフィルムとの
接着性が悪く、印刷、製袋等の加工作業、袋詰作業等で
脱落し、ブロッキング防止能が低下するばかりでなく、
袋によっては包装された内容物に付着し色調を変化させ
ることもあり、上記方法はまだ満足できる方法とは言え
なかった。
このような問題点を解決するために、スチレン系樹脂エ
マルジョンやメタクリル系樹脂エマルジョン、ポリビニ
ルアルコール水溶液、シリコーン系撥水剤および特定の
粒子径の微粒子体の水分散=4 物からなる組成物をコートする方法が提案されている(
特開昭57−92(131号公報)。しかしながら、こ
の方法はコート液調製が繁雑であるばかりでなく、透明
性、耐ブロッキング性、PVAフィルムのヒートシール
性および印刷、製袋等の加工作業でコート物が脱落しな
いという性質(耐摩擦性)を同時にすべてを満足するこ
とは出来ず、とうてい満足できる方法とは言えないのが
現状である。
C明が解決しようとする課題 上記の問題が全くない、表面処理ポリビニルアルコール
系フィルム、その製法およびそれに用いる表面処理剤を
提供するのが本発明の目的である。
D、 題を ゛するための 本発明者等は上記欠点を改善すべく鋭意研究を重ねた結
果、特定の粒子径を有する特定の組成のメタクリル酸メ
チル(A)/スチレン(B)/官能基を有すbモノマー
(C)の共重合体粒子を少くとも片面に、特定量有する
ことを特徴とする表面処理ポリビニアルコール系フィル
ムが、フィルムの透明性を損なわず、フィルムのブロッ
キング現象を著しくし低下せしめ得ると共に、PVAフ
ィルムのヒートシール性や臭化カルシウム、硝酸マグネ
ンウム等PVAフィル・ム用に通常使用されている接着
剤によるフィルムの接着性等の諸性質を何等損なうこと
がなく、PVAフィルムを自動包装機、自動製袋機等に
供して貼り合せ、製袋等種々の加工を行なうことができ
、さらにその際に何ら脱落物を生じないことを見出し本
発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は平均粒径0.02〜1μmのメタク
リル酸メチル(A)、スチレン(B)および水酸基、カ
ルボキシル基、アミド基およびアミノ基の官能基群から
選ばれた少なくとも一種の官能基を有するビニルモノマ
ー(C)の共重合体である平均粒子径0.02〜1μm
の共重合体粒子を少くとも片面に、片面当り0.003
〜Ig/m2有することを特徴とする表面処理ポリビニ
ルアルコール系フィルムである。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明に於て対象となるPVAフィルムとしては、まず
ポリ酢酸ビニルをケン化して得られるP6 VAを溶液流延法、溶融押出法等の公知の製膜方法によ
って製造される水溶性のフィルムあるいは該フィルムを
更に熱処理あるいはホルマール化、アセタール化等の耐
水化処理をして水難溶性ないしは水不溶性としたいわゆ
るビニロンフィルム等が挙げられる。PVAの重合度並
びにケン化度については特に制限はないが、通常重合度
500〜3000好ましくは1000〜2000、ケン
化度75モル%以上好ましくは85モル%以上の品種の
ものがフィルムの機械的強度、ガス不透化性の点で優れ
ているので好適に使用される。
しかして、本発明に於て対象となるPVAフィルムには
、上記ポリ酢酸ビニルをケン化して得られるPVAを製
膜して製造されるフィルムのみならず、酢酸ビニルと共
重合可能なエチレン性不飽和単量体例えばクロトン酸、
アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、イタコン酸等
のエチレン性不飽和カルボン酸、あるいはこれらのアル
キルエステル、塩化ヒニル、塩化ビニリデン、アクリル
アミド、アクリロニトリルあるいはアルキルビニルエー
テル、エチレン、プロピレン等のα−オレフィン等の少
量を共重合成分として含有するポリ酢酸ビニル系共重合
体のケン化物の如き変性PVAから得られるフィルムあ
るいは更に該フィルムを熱処理あるいは不溶化処理をし
たフィルム等がいずれも含まれる。
また本発明で用いられるPVA系フィルムは厚み5mm
以下のシートをも含むものであるが、5〜200μmの
厚みのものが通常好んで用いられる。
該官能基を有するビニルモノマー(C)としては以下の
ものが挙げられる。
水酸基を有するビニルモノマーとしては2−ヒドロキシ
アクリレート、2−ヒドロキシメタクリレート、アリル
アルコール、メチロールアクリルアミド等が挙げられ、
カルボキシル基を有するビニルモノマーとしてはアクリ
ル酸、メタクリル酸、イタコン酸、フマル酸、マレイン
酸、イタコン酸モノアルキルエステル、フマル酸モノア
ルキルエステル、マレイン酸モノアルキルエステルが挙
げられ、アミド基を有するモノマーとしてはアクリ− ルアミド、メタクリルアミド、N−ビニルピロリドンが
挙げられ、アミノ基を有するモノマーとしてはビニルピ
リジンが挙げられる。これらの(C)成分のうち、特に
水酸基を有するモノマーを一成分とする共重合体が好ま
しい。
本発明において使用するメタクリル酸メチル(A)、ス
チレン(B)および水酸基、カルボキシル基、アミド基
およびアミノ基のうち少くとも一種の官能基を有するビ
ニルモノマー(C)の共重合体の共重合組成は特に制限
はないが、(A)成分40〜80重量%、(B)成分2
0〜60重量%および(C)成分05〜20重量%の共
重合組成が好ましく、(A)成分50〜70重量%、(
B)成分30〜50重量%および(C)成分1〜15重
量%がより好ましい共重合組成である。
該共重合体組成については、メタクリル酸メチル(A)
が40〜80重量%、スチレン(B)20〜60重量%
である必要があり、この範囲を外れた共重合体を用いる
とフィルムの透明性を損ねる場合がある。
さらに該官能基を有するビニルモノマー(C)の組成が
0.5重量%以下では耐ブロッキング性が低下し、20
重量%以上では自動製袋機等に供した際フィルム表面の
摩擦により粒子が脱落し易く、いわゆる耐摩擦性が低下
し易くなる。
本発明においては、該共重合体粒子の粒子径を選択する
ことが重要であり、002〜1μmの範囲のものを使用
する必要がある。より好ましい粒径は0、05〜0.2
μmである。平均径が0.02μm未満では耐ブロッキ
ング性が低下し、一方、1μmを超えるものではフィル
ムの透明性が低下するので不都合である。
該共重合体粒子は種々の方法で得られた該共重合体を所
定の大きさに粉砕等の物理的方法で調整したものでも良
いが、とりわけ乳化重合等で得られるエマルジョンを用
いるのが経済的に有利である。
又、上記エマルジョンは単独で用いても充分ナプロツキ
ング防止効果を発揮し得るが、必要に応じて他のブロッ
キング防止剤例えば酸化硅素、二酸化チタン、クレー、
ベントナイト、ステアリン酸及びその塩又はアミド等を
適宜併用することが9 0 出来る。
また本発明のポリビニルアルコール系フィルムは、平均
粒径002〜1μmのメタクリル酸メチル(A)/スチ
レン(B)/官能基含有モノマー(C)共重合体粒子を
、少くとも片面に、片面当り0003〜Ig/m2有す
ることが必要である。より好適な量は、片面当り0.0
1−0.2g/ m’である。
0.003g/m’以下では充分なブロッキング性が得
られず、また1g7m2を超えるとヒートシール性、糊
シール性が不良となるので好ましくない。
また本発明の、平均粒径0.02〜1μmのメタクリル
酸メチル(A)/スチレン(B)/官能基含有モノマー
(C)共重合体粒子を、少くとも片面に、片面当り0.
003〜Ig/m’有することを特徴とする表面処理ポ
リビニアルコール系フィルムの製造方法としては、何等
の制限を有するものではないが、好適な製造方法として
は例えば、平均粒径0.02〜1μmの上記の共重合体
粒子、好ましくは乳化重合等で得られる該共重合体エマ
ルジョンを、ポリビニルアルコールをバインダーとして
、片面当り共重合体粒子固形分として0003〜Ig/
m’塗布乾燥して得ることができる。
そして上記の好ましい製造例において、該共重合体粒子
、好ましくは該共重合体エマルジョンを、ポリビニアル
コール系フィルム上に塗工するにおいては、バインダー
としてポリビニルアルコール(以下PVAと略称する。
)を用いる必要がある。
バインダーを用いないと、フィルム表面にかかる少しの
摩擦でも粒子が脱落し易くなり、またPVA以外のバイ
ンダーでは基体ポリビニアルコール系フィルムとの接着
力が低く、コート層が脱落し易くなるのである。
該PVAとしてはケン化度80モル%以上の水可溶性の
PVAであれば良く、重合度も特に制限されず平均重合
度100〜4000のものが好適に用いられる他、クロ
トン酸、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、イタ
コン酸等のエチレン性不飽和カルボン酸あるいはこれら
のアルキルエステル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、ア
クリルアミド、アクリロニトリルあるいはアルキルビニ
ルエーテル、アルコキンヒニルンラン、エチレン、プロ
ピレン等のα−オレフィンの少量を共重合成分として含
有するポリ酢酸ビニル系共重合体のケン化物のような変
性PVAも好適に使用できる。
上記エマルジョンを塗布する場合に用いるPVAとエマ
ルジョンとの使用割合は特に限定されないが、PVA/
エマルジョン(固定性重量比)が20/1〜1/20、
好ましくは5/1〜1/2の範囲が好適である。
これらの塗工液の濃度についても特に制限はなく、前記
塗布量に応じて適当な濃度を選定すべきであるが、乾燥
工程、作業性を考慮して通常線固形分含量で0.05〜
5%、好ましくは01〜3%の範囲を採るのが適当であ
る。
」二重エマルノヨンとPVAをPVAフィルム表面に塗
布する方法としては、ロールコータ−法、エアドクター
法、ブレードコーター法、スプレー法、デイツプ法等、
公知の任意の方法が採用される。
本発明のコーティングを行なうに当っては、PVAフィ
ルムが共存する水により膨潤するので、フィルムを緊張
下に保っておくことが必要である。
本発明のコーティングを実施した後、フィルムは常法に
より乾燥される。乾燥温度は特に限定はないが30℃未
満ではフィルムにしわや凹凸が出来易い傾向があるのみ
ならず、乾燥に長時間を要し実用的でなく、一方160
℃より高温ではフィルムの収縮や劣化を生ずるので通常
30〜160℃の範囲より選ぶのが適当である。
本発明は前述のように主としてシート状のフィルムにつ
いてその片面または両面について適用され得るが、これ
のみに限定されるものではなく、インフレージョン法に
よって得られたチューブ状のフィルムについても、フィ
ルムを緊張下に保ちチューブ内に本発明の塗工液をスプ
レー法等により塗布するのが適当である。また必要とあ
れば、チューブ状フィルムの内面ばかりでなく、外面に
もブロッキング防止処理を行うことが出来る。
=13 4 る。以下「部」又は「%」とあるのは特にことわりのな
い限り重量基準である。
実施例1 攪拌機付き反応器に水100部にドデンルベンゼンスル
ホン酸ナトリウム0,8部を溶解後、メチルメタクリレ
−1−(MMA ) 22.8部、スチレン(St )
 15.2部、2−ヒドロキシエチルメクリレート(H
E A )2部を添加し、過硫酸アンモニウムを使用し
て70℃にて乳化重合を行ない、平均粒径0.1μmの
エマルジョン[エマルジョン=(I )]を得た。
次いで平均重合度l700、ケン化度99.2モル%の
P V Aの2%水溶液にPVA/エマルジョン(固形
分)−1/lになるようIこエマルジョン(1)を添加
し塗工液とし、これをロールコータ−で、厚さ30μm
のPVAフィルムにエマルジョン固形分換算でり、03
g/m’になるように塗布し、80℃、2秒間熱風乾燥
した。得られたフィルムの諸物性を第1表に示す。透明
性、耐ブロッキング性、耐摩耗性、ヒートノール強度、
糊接着強度のすべての物性を満足するものであった。
なお対照例として上記処理を行なわなかった場合につい
てのPVAフィルムの物性値を第1表に併記する。
実施例2および3 実施例1で使用した反応器で平均粒径0.10μm、M
MA/S t /アクリル酸(A A )= 58/3
9/3のエマルジョン(実施例2)とMMA/S t/
N−メチロールアクリルアミド(N−MAM)=60/
38./2のエマルジョン(実施例3)を作成した。
それぞれP XI A /エマルジョン(固形分)=1
/1のコート液を調製し、エマルジョン固形分換算で0
.02g/m’となるように実施例1で用いたPVAフ
ィルムに実施例Jと同様にコートし乾燥した。
得られたPVAフィルムの諸物性を第1表に記す。
比較例1 実施例1で使用した反応器で平均粒径0,10μm、M
MA/S t =60/40のエマルジョンを作成し、
実施例1と同様、PVA/エマルジョン(固形分)−1
/Iのコート液を用い、エマルジョン固形分換算で0.
03g/11+”の割合でPVAフィルムにコートシた
結果を第1表に示す。
比較例2および3 実施例1においてエマルジョン塗工量を0.03g/m
2から0.002g/m’ (比較例2)、および1.
20g/m2(比較例3)に変更した以外は実施例Iと
同じ方法によりPVAフィルムを得た。その結果を第1
表に示す。
実施例4 MMA/S t/HEA=57/3815、平均粒径0
.05i+mのエマルジョンとPVA (平均重合度1
700、ケン化度98.5モル%)をPVA/エマルジ
ョン(固形分)=37Iの比で混合しコート液とした。
エマルジョン塗工量を0.02g/m’の割合で実施例
1で用いたPVAフィルムにコートした結果を第1表に
示す。
実施例5 MM A / S t /HE A = 67/281
5、平均粒径0、IIのエマルジョンとPVA (平均
重合度1300、ケン化度99.5モル%)をPVA/
エマルジョン(固形分)=2/Iの比で混合し、コート
液とした。エマルノヨン塗工員を0.05g/m’の割
合で実施例1て用いたPVAフィルムにコートした結果
を第1表に示す。
実施例6 MMA/S t/HEA=57/3g15、平均粒径0
.3μmのエマルジョンをP V A、 (平均重合度
1300、ケン化度99,5モル%)をP V A /
エマルジョン(固形分)−2/lの比で混合し、コート
液とした。エマルノヨン塗工員を0.10g/m!の割
合で実施例1で用いたPVAフィルムにコートした結果
を第1表に示す。
実施例7 実施例1のエマルジョン塗工量0.03g/m’から0
.01g/n+’に変更した以外は同側と同じ方法によ
り表面処理PVAフィルムを得た。結果を第1表に示す
実施例8 実施例1においてエマルジョン−(I)に代えて、MM
A/S t /2−ヒドロキシエチルメタクリレ7− −ト(HEMA) −54/36/10、平均粒径0.
lhmのエマルジョンを用いる以外は実施例1と同じ方
法により、表面処理PVAフィルムを得た。結果を第1
表に示す。
比較例4 MMA/S t/HEA=57/3815、平均粒径1
2μmのエマルジョンとPVA (平均重合度1700
、ケン化度99,2モル%)とを固形分でI/Iになる
ように混合しコート液とし、エマルジョン塗工量を0.
30g/m2の割でコートしたPVAフィルムを得た。
結果を第1表に表す。
比較例5 MMA/S t/HEA=57/3815、平均粒径0
015μmのエマルジョンとPVA (平均重合度17
00、ケン化度99.2モル%)とを固形分で1/1に
なるように混合しコート液とし、エマルジョン塗工量を
0.005g/m’の割でコートしたPVAフィルムを
得た。結果を第1表に示す。
比較例6 S t /HE A =9515、平均粒径0.10μ
mのエマルジョンとPVA (平均重合度1700、ケ
ン化度992モル%)とを固形分で1/Iになるように
混合しコート液とし、エマルジョン塗工量を0.03g
/ m 2の割でコートしたPVAフィルムを得た。結
果を第1表示す。
比較例7 実施例1においてPVAバインダーを用いない以外は同
側と同条件でコートしたPVAフィルムを得た。結果を
第1表に示す。
以上のように本発明の条件を外れる場合は要求される諸
物性のすへては満足されず実用に供し得ないものとなる
ことが分る。      以下余白1)MMA、メチル
メタクリレート、St:スヂレン、HEA、2−ヒドロ
キンエチルアクリレート、AAニアクリル酸、N−MA
M N−メチロールアクリルアミド、HEMA、2−ヒ
ドロキソエチルメタクリレート 2)透明性は重ねたフィルムを通して9ポイント活字を
読み得る枚数で表わした。(フィルム厚みは1枚あたり
30μm) 3)耐ブロッキング性は、lOcmX 10cm大のフ
ィルムを約50枚重ね、その上に80g/m”の荷重を
かけ、80℃、80%I’lll雰囲気に244時間放
置后フィルム相互の密着力を引張り試験機によりT剥離
強度(g/10cm)で評価した。
4)耐摩耗性は、外径32mm、幅24mmの円筒の外
表面に黒色の綿ビロードを貼布した1kgの治具をフィ
ルム上の50cmの長さにわたり、ころがさずにずべら
し、ビロード上に付着する微粉量により、官能時に評価
した。
A 微粉が付かない。
B:微粉が付くが微量である。
C:微粉が多量に付く。
5) ヒートシール強度は富士インパルスソーラーFI
−600形(富士製作所(株)製)により20°C65
%RHに24時間調湿したPVAフィルムをヒートノー
ルし、幅15mmあたりのシール強力を弓張試験機によ
り測定する。
6)糊接着強度は塩化リチウム20部、水32部、メタ
ノール48部からなる塩化リチウム溶液を20℃、65
%R)I雰囲気下、PVAフィルムに塗布し、もう−枚
のPVAフィルムを貼合せ、4時間放置后の幅15mm
あたりの接着強度を引張試験機により測定する。
ニー」1里!す1濃− 上記の実施例で明らかなとおり、従来のポリビニルアル
コール系フィルムに比較して、本発明の表面処理ポリビ
ニルアルコールは透明性、耐ブロッキング性、耐摩耗性
、ヒートシール強度および糊接着強度のいずれもが非常
に優れており、工業的な価値が極めて高いものである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)メタクリル酸メチル(A)、スチレン(B)およ
    び水酸基、カルボキシル基、アミド基およびアミノ基の
    官能基群から選ばれた少くとも一種の官能基を有するビ
    ニルモノマー(C)の共重合体である平均粒径0.02
    〜1μmの共重合体粒子を、少くとも片面に、片面当り
    0.003〜1g/m^2有することを特徴とする表面
    処理ポリビニルアルコール系フィルム。
  2. (2)共重合体が、(A)成分40〜80重量%、(B
    )成分20〜60重量%および(C)成分0.5〜20
    重量%の共重合組成である請求項1記載の表面処理ポリ
    ビニルアルコール系フィルム。
  3. (3)ポリビニルアルコールをバインダーに用いて、請
    求項1または2記載の共重合体粒子を少なくとも片面に
    、片面当たり0.003〜1g/m^2塗布した後、乾
    燥することを特徴とする表面処理ポリビニルアルコール
    系フィルムの製法。
  4. (4)請求項1または2記載の共重合体粒子からなるポ
    リビニルアルコール系フィルム用の表面処理剤。
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