JPH03121724A - 放電加工液 - Google Patents

放電加工液

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JPH03121724A
JPH03121724A JP25526189A JP25526189A JPH03121724A JP H03121724 A JPH03121724 A JP H03121724A JP 25526189 A JP25526189 A JP 25526189A JP 25526189 A JP25526189 A JP 25526189A JP H03121724 A JPH03121724 A JP H03121724A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、放電加工法に用いられる加工液に関する。
(従来の技術) 放電加工法にはワイヤー放電加工法と型彫り放電加工法
がある。これらはいずれも電極と被加工物の間隙を絶縁
性に富む加工液で満たし、間隙で発生する火花放電によ
って加工する加工法である。
ワイヤー放電加工法においては、被加工物とワイヤー電
極との対向面積が小さいことから加工液の絶縁性が多少
悪化しても安定な放電状態を維持できること、また加工
域に順次新しいワイヤー電極が供給されるため電極消耗
率をそれほど低く抑える必要がなく、よって水系の難燃
性加工液が広く使用されている。一方型彫り放電加工法
においては電極と被加工物間の対向面積が大きいことが
ら安定な放電加工状態を持続させるためには加工液の絶
縁性に細心の注意を払う必要があること、また電極消耗
が大きいと電極形状が変化したりエツジ部にダレを生じ
被加工物の仕上り精度の悪化につながることから電極消
耗率についても出来るだけ低く抑える必要がある。また
加工量自体もワイヤー放電加工と比較して桁違いに大き
いので充分な加工速度が得られることが要求され、また
加工面の仕上りも重要なファクターである。
今までにも型彫り放電加工用の水系難燃性放電加工液の
検討が数多く行われており、特許出願もなされている。
例えば、特開昭58−181900号および特開昭56
−45331号公報には灯油に水と非イオン性界面活性
剤を添加したW10エマルジョン型の放電加工液が開示
されており、また特開昭61−4623号公報にはエチ
レンオキサイドプロピレンオキサイド共重合体(以下、
EOPOと略記する)と水との混合物であって、比重が
1.0より大きく、共重合体の割合が22〜30重量%
の放電加工液が開示されている。この加工液では、電極
消耗率が鉱油単独の場合と同程度となり、また加工速度
は30%ポリエチレングリコール溶液の場合と同等以上
になると述べられている。その他、特開昭62−236
623号、同62−236624号および同62−23
6625号の各公報には、アルコキシオキシエチレン誘
導体を水に0.5〜85%含有させた加工液が開示され
ている。
(発明が解決しようとする課題) しかし、電極消耗率、加工速度、加工面仕上り性、およ
び放電安定性を粗加工から仕上げ加工全域にわたって総
合的に評価すると、従来から広く使用されている鉱油系
放電加工液に優る水系加工液はまだ実用化されていない
のが現状である。
鉱油系放電加工液はその優れた絶縁性と適度な冷却性に
よって一定の水準の加工速度を示し電極消耗率も低いと
いう特徴を有しているが、可燃性物質であるため絶えず
火災発生の危険性がつきまとうという大きな欠点を持っ
ている。そのために放電加工機の大型化、加工電流の増
大等による装置面からの放電加工技術の進歩、および夜
間無人運転の実施による生産性の向上の要求に対する最
大の障害になっている。
この鉱油系加工液の欠点を克服するために、上述の如く
水系難燃性加工液が数多く試作され特許出願もなされて
きたが、放電加工液として使用するには電極消耗率が大
きく、仕上げ加工性能が劣る等の重大な欠点があり実用
化に至っていないことは先に述べた通りである。
そこで本発明の目的は、従来の水系難燃性放電加工液の
欠点を克服し、出来るだけ鉱油系に近い性質を持ち、し
かも不快臭の程度も少ない水系放電加工液を提供するこ
とにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本発明は、ポリエーテルと水
との混合放電加工液において、前記ポリエーテルが次の
一般式(1)、 R+  O−+CJ40hH (式中のR3はC3〜C11のアルキル基で直鎖状でも
分岐状でもよく、またnは1〜4の整数を示す)で表わ
されるタイプ1のポリエーテル0〜90重量%と、次の
一般式(2) (式中のR2はC3〜C+Zのアルキル基で直鎖状でも
分岐状でもよく、またmは1〜3の整数を示す)で表わ
されるタイプ2のポリエーテル100〜lO重量%とか
ら成り、全混合放電加工液に対しポリエーテルおよび水
が夫々30〜70重量%、多価アルコールが40重量%
以下の割合で配合されていることを特徴とするものであ
る。
仕上げ加工性能を良くするにはポリエーテルの親油基鎖
長を長くすれば良いが、タイプ1のポリエーテルでは上
記(1)式中のR+をC+Z以上に長くするとゲル化や
発泡の問題を生じる。
一方、タイプ2のポリエーテルでは上記(2)式中のR
2と芳香族環とを合わせて012以上でもゲル化や発泡
を起こすことがないので、タイプ2のポリエーテルを使
用すればより仕上げ加工性を改良することができ、しか
もタイプ1のポリエーテルの臭気の問題も解消すること
ができる。従って、これらの観点からはできるだけタイ
プ2のポリエーテルの比率を増加することが好ましく、
ポリエーテルが全てタイプ2のポリエーテルであっても
よい。しかし、これらの配合比率は後で述べる多価アル
コールの配合も含めて使用時における液の溶解性、二相
分離性をも考慮して定める必要がある。
本発明で使用するタイプ1のポリエーテルは上記(1)
式中のRoがC5〜C11でかっnが1〜4の整数であ
ることが要求されるが、これは以下の理由による。
すなわち、R1が炭素数4以下の鎖長のポリエーテル、
例えばエチレングリコールモノブチルエーテルやジエチ
レングリコールモノブチルエーテルでは水と任意割合で
混和するが蒸発し易く、また特に中仕上げ加工及び仕上
げ加工の条件における放電加工性能が劣るという問題が
ある。
一方、R1が炭素数12以上の鎖長のポリエーテル、例
えばR8がラウリル基のものでは泡立ちが著しく、また
場合によってはゲル化するため放電加工液としては適さ
ない。
特に好ましいタイプ1のポリエーテルとしては、R,が
C8〜C8でnが1または2のもの、例えばエチレング
リコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモ
ノ−2−エチルヘキシルエーテル、ジエチレングリコー
ルモノ−オクチルエーテルまたはジエチレングリコール
モノ−ヘキシルエーテル、あるいはR1がC3〜CIO
でnが3のもの、例えばトリエチレングリコールモノ2
−エチルヘキシルエーテル、トリエチレングリコールモ
ノノニルエーテル、トリエチレングリコールモノデシル
エーテルまたはモノイソオクチルエーテルを挙げること
ができる。
また、タイプ2のポリエーテルについては、上記(2)
式中のR2がC3〜CI2のアルキル基でかつmが1〜
3の整数であることが要求されるが、これもタイプ1と
同様の理由によるものである。
特に好ましいタイプ2のポリエーテルの一例としては、
R2がC4〜C1でmが1または2のもの、例えばエチ
レングリコールモノヘキシルフェニルエーテル、ジエチ
レングリコールモノヘキシルフェニルエーテル、ジエチ
レングリコールモノオクチルフェニルエーテル、ジエチ
レングリコールモノノニルフェニルエーテル、あるいは
R2がC8〜C1□でmが3のもの、例えばトリエチレ
ングリコールモノオクチルフェニルエーテル、トリエチ
レングリコールモノノニルフェニルエーテル、トリエチ
レングリコールモノデシルフェニルエーテル、トリエチ
レングリコールモノウンデシルフェニルエーテル、トリ
エチレングリコールモノドデシルフェニルエーテル等を
挙げることができる。
本発明は、上記タイプ1とタイプ2のポリエーテルと水
および多価アルコールとを上記重量比で配合した場合に
粗加工〜仕上げ加工の全域において鉱油系加工液に近い
性能を示すことが判明し、なされたものである。また、
かかるポリエーテルは上記ゲル化や泡立ちの問題の起こ
らない範囲において親油基が大きい程、またエチレンオ
キサイド鎖が短い程、鉱油系放電加工液の性能に近づい
て行くことも明らかとなった。
タイプ2のポリエーテルは親油基の芳香族環を導入する
ことにより、タイプ1よりも発泡、ゲル化を起こしに(
いため、タイプ1に較べてより長鎖の親油基を持たせる
ことが可能になる。しかし水への溶解性がタイプ1に較
べて劣るため、必要に応じてタイプ1と併用し溶解性を
確保することにより、タイブエ単体の放電加工液に較べ
て親油性を大きくできるために更に優れた放電加工性能
を発揮することができる。
本発明のポリエーテルと水との放電加工液は常温下では
均一な溶液相を形成している。しかし、放電加工時に電
極と加工材表面間での放電により、核部に接触する加工
液は局部的に高温にさらされ、この局部昇温により加工
液はすばやく−10型エマルジヨンを局部において形成
す、る。第1図は局部における液の状態を示しており、
(イ)に示す如くポリエーテル1が連続相を形成するよ
うになる。
このようにW10型エマルジョンの形成能を有すること
により、電極、加工材表面は疎水化され、電極消耗率、
加工速度および加工面の仕上り性の面でポリエーテル1
ooxt%と殆ど等しい性能を示すという画期的な効果
が奏せられることになる。
このエマルジョン形成温度を着点と称する。尚、更に昇
温すれば二相分離するようになる。したがって、放電部
分に存在する放電加工液は、放電により一70型エマル
ジョンを形成し、二相分離を起す。加工液は、全体とし
て約30〜50°Cに保持されているから、局部の加工
液と熱交換されたり、液移動が繰り返されている。
一方、ポリエーテルの濃度が本発明の範囲よりも低濃度
となると、第1図の(ロ)に示す如く着点においてO/
W型エマルジョンを形成し、水2が連続相を形成するの
で、該0ハ型エマルジヨン形成能の液では、上記効果を
奏し得ない。従って、本発明においてはポリエーテルは
30重量%以上の濃度が要求される。但し、水は難燃化
のために概して30重量%以上は必要である。
本発明の加工液の着点は、好ましくは約40°C以上で
ある。更に好ましくは60°C以上に設定する。
即ち、着点が40°C未満では、液が放電加工の局部に
存在する前、即ち加工液全体において二相分離をおこし
てしまい、目的の効果を発揮し得ない。
よって、好ましくは40°C以上、より好ましくは60
°C以上である。該着点は、圧力ガラス製容器、例えば
、ガラス製オートクレーブに試験管等を入れ、これに試
料液を満たし、加熱し、外部から観察して測定出来る。
通常180°C程度まで測定できるが、本発明の加工液
で測定したところ、180°Cまでに着点を有するもの
は十分な効果を発揮したが、更にこれ以上の温度に着点
を有するものも有効であった。即ち、圧力6〜7kg/
cm”のもと180”Cまでの着点又はそれ以上のもの
も有効である。
しかし、本発明で使用するタイプ1、タイプ2のポリエ
ーテルには水に難溶なものも含まれており、これらの化
合物は先に述べたように本来鉱油系加工液に近い高性能
を示すポリエーテルであるが、着点が常温よりも低く水
に難溶であるので、このままでは使用することが困難で
ある。そこで、これらを常温で本発明の濃度範囲まで溶
かし込むための相溶剤を検討したところ、プロピレング
リコール、ジプロピレングリコール、1.3−ブタンジ
オール、2,3−ブタンジオール、1,6ヘキサンジオ
ール1,7ヘブタンジオール等の水溶性多価アルコール
が有効であり、着点を充分上昇させるためにはこれらを
0〜40重量%の範囲内で添加する必要がある。これら
の多価アルコールは、後述の実施例からもわかるように
放電加工性能に何ら悪影響を及ぼさない。
尚、本発明の放電加工液においては予めその組成物中に
従来公知の成分、例えばさび止め剤、金属不活性化剤、
腐食防止剤、酸化防止剤、腐敗防止剤などを必要に応じ
て添加し、これらの添加剤によって夫々の性能を付与す
ることができる。
(実施例) 以下に実施例および比較例に基づいてこの発明の内容に
ついて具体的に説明する。
使用した試験方法については下記の通りである。
〔試験方法〕
(1)放電加工試験 ■牧野フライス製作所製放電加工機EDNG −22に
より電極にはグラファイト電極HD−3を、被加工材に
は5K−5鋼を使用して行なった。主要な放電加工条件
を第1表に示す。
(2)放電加工液性能試験 設定深さ加工後に、以下の項目により試験用加工液の放
電加工性能を評価した。
加工速度:加工量(g)/加工時間(min)電極消耗
率:〔電極消耗長さ(ffilll)/加工法さ(M)
 ) X100 (%) 加工面粗さ:最大表面粗さR−X (μm)また、試験
用加工液の着点測定および溶解性、二相分離状態の観察
を以下のようにして行った。
(3)着点測定 調製した放電加工液を試験管に密封復水浴中に浸漬し、
除々に温度を上げながら加工液が白濁し始める温度を着
点とした。より高い着点は、ガラス製オートクレーブ中
で測定した。
(4)溶解性、二相分離状態の観察 本発明に使用した基剤はいずれも無色透明であるから、
着点以上の温度領域における二相分離過程でポリエーテ
ル相と水相のどちらが連続相であるかを識別するのは困
難である。そこで、極少量の不水溶性で油溶性の色素5
udan mを使用し目視観察した。即ち、着点以下の
温度では放電加工液は5udan mにより均一に着色
されることから、溶解性がわかり、またポリエーテル相
のみ着色されることから、二相分離状態が識別される。
1〜7   1〜6 下記の第2表に示す配合割合(重量%)にて、本発明の
放電加工液(実施例1〜7)および比較加工液(比較例
1〜6)を夫々調製した。また、第2表中には着点およ
び二相分離時の連続相の観察等結果も合わせて示す。
実施例1〜5は1,6ヘキサンジオールを相溶剤として
使用し、そのままでは水にほとんど不溶なタイプ1、タ
イプ2のポリエーテルを蒸留水に溶かし込んだものであ
る。実施例6はポリエーテルとしてタイプ2のエチレン
グリコールモノヘキシルフェニルエーテルヲ用いて、1
,3ブタンジオールを相溶剤として配合したものである
。また実施例7はタイプ1のポリエーテルとしてジエチ
レングリコールモノヘキシルエーテルを、タイプ2のポ
リエーテルとしてジエチレングリコールモノヘキシルフ
ェニルエーテルを使用し、相溶剤を使用しないで蒸留水
に溶かし込んで均一な水溶液としたものである。これら
の実施例はいずれも溶解性、あわ立ち、ゲル化の問題が
なく、二相分離時の連続相がポリエーテルになるもので
ある。
比較例1は実施例1とポリエーテル基材は同じであるが
ポリエーテル量が合計で25重量%、水分が40重量%
のものであり、二相分離時の連続相が水になり好ましく
ない。比較例2,3はそれぞれ特許請求範囲外の親水性
の大きいタイプ1あるいはタイプ2のポリエーテルを単
独で使用した加工液であり、二相分離時の連続相はポリ
エーテルになるものである。比較例4.5はm=4であ
るタイプ2のポリエーテルを使用したものであり、これ
らはゲル化するために放電加工液としては使用できない
ものである。比較例6はcp3ノルマルパラフィンを基
材とした鉱油系放電加工液である。
第2図および第3図に夫々実施例および比較例の加工液
の粗加工条件下における放電加工試験結果を示す。
第2図および第3図から明らかなように、粗加工実験を
行った実施例の加工液のすべてと比較例2.3.6はパ
ルス幅の増加につれて電極消耗率が連続的に減少し、あ
るパルス幅で電極消耗率が零となった。
この電極消耗率が零になる点における加工速度を比較す
ると実施例1〜3の加工液ではいずれも2.2〜2.3
 g/minを示すが、比較例2.3の水系加工液の場
合1.8g/min、比較例6の鉱油系加工液では1.
6g/minであった。従って実施例の加工液は比較例
2,3よりも加工速度が大きいことが確認された。なお
、比較例1は、電極消耗率が零を切る点がないばかりか
、加工速度も実施例1〜3に比較して小さいことは明ら
かである。
また、加工面粗さはパルス幅の影響が非常に大きい。従
って、実用上から電極消耗率が零になるパルス幅τにお
ける加工面仕上り性を比較すると、実施例ではτ=約2
80μsで加工面粗さRlXが約70μmである。一方
比較例1ではτは存在せず、比較例2ではτ=440μ
sでR@IIXは約80μm、比較例3ではτ−600
μSでR□8は80μm以上となり、比較例6の鉱油系
加工液ではτ=200μsで約60〜70μmとなって
いる。この事実からも、水系加工液で比較した場合は実
施例の方が比較例1、 2よりも加工面の仕上り性が優
れていることが分かる。
次に下記の第3表に実施例1と比較例2,6の中仕上げ
および仕上げ加工条件の放電加工試験における電極消耗
率、加工速度および加工面仕上り性の結果を示す。
第一 3−一表 (注)電極消耗率は消耗側を一1増加側を十とした。
電流値の小さい中仕上げ、仕上げ加工条件においては、
水系加工液では実施例と比較例の加工液の性能差は更に
顕著になり、第3表の試験結果より、比較例2はこうし
た加工条件での使用に堪え得ない性能しか示さないが、
実施例1の加工液では比較例6の鉱油系加工液に近い性
能を示すことが分かる。
(発明の効果) 以上説明してきたように本発明の放電加工液では、従来
の水系難燃性放電加工液の欠点が克服され、鉱油系に近
い性質を示す。
また、本発明で使用するポリエーテルは上記比較例で使
用したポリエーテルと比較して蒸発損失が小さく、臭気
が少なく、またシール材、樹脂および塗料への影響も少
ないという種々の利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図の(イ)および(ロ)は、夫々ポリグリコール水
溶液の二相分離状態を示す説明図、第2図は、実施例1
〜7の放電加工液におけるパルス幅と加工速度、電極消
耗率および加工面粗さとの関係を示すグラフ、 第3図は、比較例1〜6の放電加工液におけるパルス幅
と加工速度、電極消耗率および加工面粗さとの関係を示
すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ポリエーテルと水と水溶性多価アルコールとの混合
    放電加工液において、 前記ポリエーテルが次の一般式(1)、 ▲数式、化学式、表等があります▼(1) (式中のR_1はC_5〜C_1_1のアルキル基で直
    鎖状でも分岐状でもよく、またnは1〜4の整数を示す
    )で表わされるタイプ1のポリエーテル0〜90重量%
    と、次の一般式(2) ▲数式、化学式、表等があります▼(2) (式中のR_2はC_5〜C_1_2のアルキル基で直
    鎖状でも分岐状でもよく、またmは1〜3の整数を示す
    )で表わされるタイプ2のポリエーテル100〜10重
    量%とから成り、 全混合放電加工液に対しポリエーテルおよび水が夫々3
    0〜70重量%、多価アルコールが40重量%以下の割
    合で配合されていることを特徴とする放電加工液。 2、40℃以上の曇点を有し、W/O型エマルジョンを
    形成する請求項1記載の放電加工液。
JP25526189A 1989-10-02 1989-10-02 放電加工液 Expired - Lifetime JPH08334B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012184362A (ja) * 2011-03-07 2012-09-27 Yushiro Chemical Industry Co Ltd 水溶性金属加工油剤組成物
CN104339054A (zh) * 2014-09-28 2015-02-11 无锡阳工机械制造有限公司 一种线切割加工工作液及其制备方法

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