JPH03120994A - ボタン電話装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、交換機の電話回線で構成される少くとも一つ
の外線と、ボタン電話機を終端接続する複数の内線とを
収容して相互接続制御する主装置を有するボタン電話装
置に関する。

〔従来の技術〕

従来のボタン電話装置は、外線にボタン電話機を接続す
る場合、外線への結合インピーダンス値および送受話信
号のレベル値は所定値に固定されていた。

第３図の従来の一例を示すブロック図を参照して説明す
る。第４図に示すように、主装置はボタン電話機を終端
する電話線の内線１ｏと交換機、例えば電話局の加入電
話回線（局線）の外線とを接続する電話機インタフェイ
ス部２０１通話路スイッチ３０．外線イタフェイス部８
０．および制御部９０を有している。また、外線インタ
フ・エイス部８０は増幅器８１，８２、二線四線変換回
路８３、および回線監視制御回路４４を、制御部９゜は
外線指定回路５１をそれぞれ有している。

内線１０はボタン電話機を終端し、送話路、受話路およ
び信号路を有している。電話機インタフェイス部２０は
内線１０を介して接続するボタン電話機からの通話路を
通話路スイッチ３０へ、また信号路を制御部９０へそれ
ぞれ接続している。

通話路スイッチ３０は電話機インタフェイス部２０と、
外線６０を収容する外線インクフェイス部８０と、それ
ぞれの通話路を収容して、相互交換接続する。外線イン
タフェイス部８ｏの増幅器８１．８２はそれぞれボタン
電話機の送話路および受話路に挿入され、所定の条件の
通話レベルを確保する固定増幅値が設定される。二線四
線変換回路８３は外線６０の加入電話回線の双方向通話
路の二線を、ボタン電話機の送受話路の四線に変換する
回路で、内線、外線の変換用ハイブリッド回路および外
線とのインピーダンス整合をとる平衡網を有している。

回線監視制御回路４４は外線６０の状態を監視すると共
に外線６０を介して交換機と発呼１着呼などの制御信号
を授受して制御部９０に接続する。

制御部９０はボタン電話機および交換機と信号を授受し
、通話路スイッチ３０を主としてボタン電話装置の主装
置を制御する。外線指定回路５１はボタン電話機で一つ
の外線指定釦が指定操作されたとき、外線指定情報を受
信して通話路スイッチ３０の接続指定情報にすると共に
、指定された外線６０に回線監視制御回路４４を介して
発呼信号を送信する。

増幅器８１．８２および二線四線変換回路８３、並びに
監視制御回路４４は公衆通信網で規定する加入者端末と
しての基準２条件を満足すればよく、所定の固定規格値
によって形成されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

まず、従来技術の問題点になる原因について第４図を参
照して説明する。第４図によれば、ボタン電話装置１は
局用交換機２を介して通信網３に接続され、被呼者であ
る相手先へは、一方では最新型交換機４および最新回線
５を介して最新式電話機６へ、また他方では旧式交換機
７および老朽回線８を介して旧式電話機９へ、それぞれ
接続される。通信網３の中でも新型・旧型又は伝送路が
長いための損失が大きい回線が存在する。

上述のように従来のボタン電話装置は、相手先の電話機
まで種々の伝送条件で接続されるにも拘らず、所定の固
定規格値で通信路を形成しているので、少数になった最
悪の伝送路条件を有する接続先との通話が聴きずらくな
るという問題点があった。

本発明は上記問題点を解決するボタン電話装置を提供す
ることにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明によるボタン電話装置は、主装置が次のような二
線四線変換回路、レベル変換回路、結合条件記憶回路、
および結合条件制御回路を有することを特徴とする。

二線四線変換回路は外線の二線とボタン電話機の四線と
を変換すると共に、外線に結合するインピーダンス値が
可変である。レベル変換回路は通話路に挿入された伝送
信号のレベル値が可変である。結合条件記憶回路は接続
先ダイヤル符号の所定符号に対して設定する二線四線変
換の結合インピーダンス値および前記伝送信号のレベル
値を記憶する。結合条件制御回路はボタン電話機から外
線指定の発呼があり且つ接続先ダイヤル符号を受信した
とき受信した接続先ダイヤル符号により前記結合条件記
憶回路を検索して前記結合インピーダンス値およびレベ
ル値を読出し、読出した値を前記二線四線変換回路およ
びレベル変換回路に通知して変換制御する。

上述の手段によれば、ボタン電話装置の主装置は、ボタ
ン電話機から接続先ダイヤル符号を受信したとき受信符
号を結合条件制御回路が結合条件記憶回路に照合して二
線四線変換の結合インビーダンス値および伝送信号レベ
ル値を読出し、それぞれの続出値を二線四線変換回路お
よびレベル変換回路へ通知して条件値を所定値に設定す
る。

〔実施例〕

次に、本発明について図面を参照して説明する。

第１図は本発明の一実施例を示す主装置のブロック図、
第２図は第１図の制御部の主要動作手順の一例を示すフ
ローチャートである。

第１図で示すようにボタン電話装置は電話機インタフェ
イス部２０５通話路スイッチ３０．外線インタフェイス
部４０．および制御部５０を有している。外線インタフ
ェイス部４０はレベル変換回路４１，４２、二線四線変
換回路４３および回線監視制御回路４４を、また制御部
５０は外線指定回路５１．被呼者符号受信回路５２．結
合条件制御回路５３．および結合条件記憶回路５４をそ
れぞれ有している。

前述の第３図で示し説明した電話機インタフェイス部２
０．通話路スイッチ３０２回線監視制御回路４４．およ
び外線指定回路５１については第１図と同一の構成要素
なので同一番号符号を付与してその説明を省略する。

外線インタフェイス部４０のレベル変換回路４１．４２
はボタン電話機の送話路および受話路に挿入され、通話
レベルの調整を行う。二線四線変換回路４３は外線６０
との結合インピーダンス値を調整する。すなわち、第４
図に示し説明した少数の旧式装置および老朽回線、並び
に長距離伝送路に対する伝送路との結合インピーダンス
値およびレベル値の調整が結合条件制御回路５３からの
制御情報によって実施される。

被呼者符号受信回路５３はボタン電話機のダイヤル釦操
作情報を電話機インタフェイス部２０を介して受信し、
結合条件制御回路５３へ転送する。

結合条件制御回路５３は外線指定回路５１および被呼者
符号受信回路５３のそれぞれから外線への接続指定およ
び被呼者のダイヤル符号を受信したとき、結合条件記憶
回路５４へ受信したダイヤル符号をアドレスとして制御
信号を取出してレベル変換回路４１．４２および二線四
線変換回路４３へ通知する。結合条件記憶回路５４はレ
ベル変換条件および結合インピーダンス等を被呼者ダイ
ヤル符号ごとに記憶する。この条件は、通信網および被
呼局に関するものであれば、被呼者ダイヤル符号のうち
地域符号または局符号ごとにあり、被呼者電話機または
この電話回線が原因であれば被呼者ダイヤル符号の全て
に対して設定される。

次に第２図のフローチャートに第１図を併せ参照して説
明する。まず制御部５０は外線指定回路５１がボタン電
話機から外線を指定する釦の操作情報を受信（手順Ｓ１
）したとき、指定された外線の不使用を確認して通話路
スイッチ３０を駆動して外線６０を指定したボタン電話
機を終端する内線１０と指定された外線６０とを接続す
る閉路を形成（手順Ｓ２）する。次いで制御部５０は外
線インタフェイス部４０を介して外線６０を駆動し、通
信網へ起呼を通知（手順８３）する。起呼を受けた交換
機から、例えば発信音により、被呼者ダイヤル符号の受
信準備完了信号を受けた発呼者は被呼者のダイヤル符号
をダイヤル操作する。

制御部５０は被呼者ダイヤル符号を受信（手順Ｓ４）し
たとき、結合条件を記憶した結合条件記憶回路５４の被
呼者ダイヤル符号条件表を被呼者ダイヤル符号により検
索（手順Ｓ５）し、ダイヤル符号がある（手順８６）場
合、外線結合条件を索引し、レベル変換回路４１．４２
および二線四線変換回路４３へ送出（手順Ｓ７）する。

手順Ｓ６で被呼者ダイヤル符号が条件表にない場合、そ
のまま何も処置なく手順は終了する。

上記実施例ではレベル変換回路および二線四線変換回路
のそれぞれを外線インタフェイス部に備えて図示し説明
したが、少くとも一方は電話機インタフェイス部に備え
てもよい。また、制御部がすべての被呼者ダイヤル符号
に対して結合条件を記憶するように説明したが、少数の
対地が対象であり、殆んどの被呼者ダイヤル符号に対し
ては結合条件の記憶を持たず、レベル変換回路および二
線四線変換回路は多数の対地に対して設定された標準値
を備えることができる。従って、この条件では結合条件
記憶回路の記憶領域は少くてよい。

第１図で図示し説明した制御部内の機能ブロックはマイ
クロコンピュータが記憶装置のプログラムおよびデータ
、並びにレジスタを駆使して機能を発揮できるなど、上
記説明が本発明を限定するものではない。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明のボタン電話装置によれば
、接続先の被呼者ダイヤル符号に対する外線結合条件を
結合条件表から取出して設定するように構成されている
ので、伝送条件が相違する相手先に対して適切な条件で
接続するのでボタン電話機内で特別な対策をとることな
しで良好な伝送状態になるという効果が得られる。

１０・・・・・・内線（電話線）、２０・・・・・・電
話機インタフェイス部、３０・・・・・・通話路スイッ
チ、４０・・・・・・外線インタフェイス部、４１．４
２・・・・・・レベル変換回路、４３・・・・・・二線
四線変換回路、５０・・・・・・制御部、５３・・・・
・・結合条件制御回路、５４・・・・・・結合条件記憶
回路、６０・・・・・・外線（局線）。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 交換機の電話回線で構成される少くとも一つの外線とボ
   タン電話機を終端接続する複数の内線とを収容して相互
   接続を制御する主装置を有するボタン電話装置において
   、 前記主装置が、前記外線の二線と前記ボタン電話機の四
   線とを変換すると共に、前記外線に結合するインピーダ
   ンス値が可変の二線四線変換回路と、通信路に挿入され
   伝送信号のレベル値が可変のレベル変換回路と、接続先
   ダイヤル符号の所定符号に対して設定する前記二線四線
   変換の結合インピーダンス値および前記伝送信号のレベ
   ル値を記憶する結合条件記憶回路と、前記ボタン電話機
   から外線指定の発呼があり且つ接続先ダイヤル符号を受
   信したとき受信した接続先ダイヤル符号により前記結合
   条件記憶回路を検索して前記結合インピーダンス値およ
   びレベル値を読出しこの読出した値を前記二線四線変換
   回路およびレベル変換回路に通知して変換制御する結合
   条件制御回路とを有することを特徴とするボタン電話装
   置。