JPH03120986A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JPH03120986A
JPH03120986A JP1259594A JP25959489A JPH03120986A JP H03120986 A JPH03120986 A JP H03120986A JP 1259594 A JP1259594 A JP 1259594A JP 25959489 A JP25959489 A JP 25959489A JP H03120986 A JPH03120986 A JP H03120986A
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spacer
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泰章 西田
Katsuya Fujisawa
藤沢 克也
Yoshihiro Fujita
藤田 欣裕
Shiro Osada
長田 司郎
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Kuraray Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、偽信号や偽色信号の発生を抑制する光学的
ローパスフィルタを備えた撮像装置に関する。
[従来の技術〕 単板式固体撮像装置は、色フィルタアレイにより色信号
を得ているが、被写体の像に色フィルタアレイのピッチ
に対応する高周波数成分が含まれている場合には、これ
が色信号として検出されて偽色信号が発生する。また、
固体撮像装置においては、画素が不連続に、かつ規則正
しく配置されているので、被写体の像に画素のピッチに
対応する高周波数成分が含まれている場合には、折り返
し現象による偽信号が発生する。そのため、固体撮像装
置では、高周波数成分を制限する光学的ローパスフィル
タを用いて、偽信号や偽色信号が発生するのを抑制して
いる。
従来、かかる光学的ローパスフィルタとしては、3枚以
上の水晶板と1枚の赤外線遮断フィルタとを貼り合わせ
たものが用いられている。ところが、水晶板は高価なも
のであるため、この水晶板を複数枚用いた撮像装置は、
高価で量産性に乏しいという欠点を有している。
そこで、この欠点を解決するために、第14図のような
回折格子30を光学的ローパスフィルタとして用いた撮
像装置が、開発されている(例えば、特公昭49−20
105号公報、特公昭55−49723号公報および特
開昭83−307423号公報参照)、第14図におい
て、回折格子30は矩形波状の断面形状を有しており、
そのMTF (Modulation Tran−sf
er Function )特性を第15図に示す、第
14図の回折格子30の周期をd、格子の凸部の幅をa
、格子と撮像面(以下、固体撮像素子面または色フィル
タアレイ面を総称して撮像面という、)との距離をす、
入射光の波長をλとすると、第15図のカットオフ周波
数faおよびrbは、それぞれ、下記の式(1)および
式(2)で表される。
fa=a/bλ         (1)fb=(d−
a)/b入     (2)したがって、撮像面からの
距離すが決定されれば、第14図の回折格子30の周期
dと凸部の幅aを最適化することによって、偽色信号や
偽信号を防止することができる。上記回折格子30を用
いた光学的ローパスフィルタは安価で量産性が高い。
[発明が解決しようとする課題] しかし、回折格子30を備えた撮像装置では、撮像装置
の絞りを絞り込んだときに、回折格子の像(以下、回折
格子像という、)が画面上に発生する。この回折格子像
の発生について、第16図および第17図を用いて説明
する。
第16図は回折格子型光学的ローパスフィルタを用いた
ビデオカメラの従来の構造を示す、この図において、回
折格子35は、撮像レンズ32と固体撮像素子31の保
護ガラス34との間に設けられている。従来は、固体撮
像素子31に投影される回折格子像の周期(以下、固体
撮像素子または色フィルタアレイに投影される回折格子
像の周期を実効的な周期という、)Dが、第17図のよ
うに、固体撮像素子31の画素の周期のたとえば3倍に
なっていた。そのため、出力信号が回折格子35により
強度変調されるので、画面に明暗が現われ、回折格子像
が画面上に映るという現象を呈する。
以上は実効的な周期りを画素周期の3倍とした例である
が、3倍よりも大きい場合でも、同様の理由から回折格
子像が画面に映る。また、色フィルタアレイを有する撮
像装置の場合は1色フィルタアレイの1組の周期と、実
効的な周期りとの関係から1回折格子像が画面上に映る
ことがある。
そこで、この出願人は、実効的な周期りを、画素または
色フィルタアレイの1組の周期の2倍もしくは整数分の
1倍に設定して、上記回折格子像が画面上に現われるの
を抑制する光学的ローパスフィルタを提案している(特
願昭Ei3−83785号)。
ここで、実効的な周期りは、撮像レンズの焦点距離をf
、回折格子の周期をdとすると、下記の(3)式により
近似的に求めることができる。
D!f −d/ (f−b)       (3)した
がって、実効的な周期りは、焦点距離fおよび回折格子
の周期dが定まっている場合、回折格子と撮像面との距
離すにより決定されるので、回折格子と撮像面とを互い
に正確に位置決めする必要がある。しかし2離れた位置
にある回折格子と撮像面とをgmのオーダーで正確に位
置決めすることは、決して容易でなく、そのため製造性
が低下するうえ、回折格子像の発生を十分に防止できな
い。
この発明は上記問題に鑑みてなされたもので、回折格子
を備えた撮像装置において、回折格子像が画面上に発生
するのを十分に防止でき、かつ、製造性の良い撮像装置
を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、この出願の各請求項の発明
は、まず、実効的な周期が1色フィルタアレイの1組ま
たは画素の周期に対する2倍もしくは整数分の1倍に設
定されている。また、回折格子と固体撮像素子とは、こ
れらの間に介挿したスペーサとともに積層されて一体化
されている。
上記回折格子は、赤外線を遮断する基板の主表面に格子
を形成することにより構成してもよい。
さらに、上記撮像レンズと回折格子との間に複屈折板を
配置するのが好ましい。
上記スペーサは、2つの主表面に反射防止膜を有してい
るのが好ましい。
[作用] この出願の各請求項の発明によれば、実効的な周期が、
画素または色フィルタアレイの1組の周期に対して整数
分の1倍に設定されている場合は、輝度の出力信号が格
子により強度変調されないので、回折格子像が画面に映
る現象を生じない。
一方、実効的な周期が、画素または色フィルタアレイの
1組の周期の2倍に設定されている場合は、輝度ムラや
色ムラが生じても、輝度ムラや色ムラのピッチが小さい
ので、回折格子像が目立たない画面になる。
また、回折格子、スペーサおよび固体撮像素子は、積層
されて一体化されているから、回折格子と撮像面との距
離を製造時に容易に設定でき、しかも、回折格子と撮像
面とが互いに傾くこともない、そのため、上記実効的な
周期の精度が向上するので1回折格子像が画面上に発生
せず、しかも、製造性が向上する。
[実施例] 以ド、この発明の実施例を図面にしたがって説明する。
第1図ないし第4図は、この発明の第1の実施例を示す
、第1図において、撮像レンズ1と固体撮像素子2との
間には、光学的ローパスフィルタとしての回折格子3が
配設されている。上記回折格子3は、赤外線を遮断する
基板3aの主表面に断面が矩形波状の格子3bが形成さ
れてなる。
回折格子3と固体撮像素子2との間には、スペーサ4が
介挿されている。上記回折格子3、スペーサ4および固
体撮像素子2は、パッケージ5内に収納されており、パ
ッケージ5の保護ガラス6に保護されている。
上記スペーサ4は、たとえば、ポリエチレンテレフタレ
ート製の平板状のフィルムからなる。上記スペーサ4と
固体撮像素子2とは、互いに押し付けられた状態で、第
2図に示すように、これらの周縁部の一部において、た
とえばエポキシ系の接着剤7で接着されている。また、
上記スペーサ4と回折格子3とは、互いに押し付けられ
た状態でこれらの周縁部の一部において、接着剤7で接
着されている。つまり、回折格子3と固体撮像素子2と
は、これらの間に介挿されたスペーサ4とともに、積層
されて一体化されている。
なお、接着剤7は、スペーサ4の材質に応じてウレタン
系などの他の接着剤を使うことができる。また、スペー
サ4はガラス板などで構成してもよい。
上記撮像レンズ1により固体撮像素子2に投影される回
折格子像の周期(実効的な周期)Dは、!@3図(a)
のように、画素の周期の1倍に設定されている。ここで
、実効的な周期りは、撮像面に投影された回折格子像の
周期であるから、必ずしも81図の格子3b自体の周期
dと一致するとは限らない、なお、前述の(3)式にお
ける回折格子3と撮像面との距*bは、スペーサ4の厚
さをt、その屈折率をnとすると、下記の式(4)で表
わされる。
b=t/n                 (4)
したがって、回折格子3の実効的な周期りは、上記屈折
率りをも考慮して設定されている。
たとえば、固体撮像素子2の画素周期が15ILm、撮
像レンズlの焦点圧1111fが15mm、スペーサ4
の屈折率が1.6とする。上記の式(1)。
(2)、(3)および(4)から、回折格子3の周期d
を14.8pm、格子の凸部の輻aを5.9JLm(位
相差0.58π)、スペーサ4の厚さtを0.2Eim
 mにすることによって、第3図(a)の実効的な周期
りは。
固体撮像素子2の画素周期の1倍になる。
上記構成においては、実効的な周期りが画素周期の1倍
であるから、出力信号が回折格子3により強度変調され
ない、したがって、回折格子3による明暗が平均化され
るので1回折格子像が画面上に映る現象を生じない。
上記実効的な周期りは1画素周期の整数分の1倍であれ
ばよい、たとえば172倍、173倍などであっても、
出力信号が格子3bにより強度変調されないので、同様
の効果を奏する。
また、実効的な周期りは、第3図(b)に示すように、
画素周期の2倍であってもよい、この図に示す場合と異
なり1回折格子像の凸部の中央と、画素の境界の位置と
が一致していないときは、回折格子による明暗が平均化
されないので、輝度ムラが生じる。しかし、輝度ムラの
生じるピッチが小さいので、実用上問題がない。
また、上記のように画素周期が151Lmである場合、
空間周波数が68.7木/ m mおよび133.3木
/ m mに偽信号が発生するのに対し、回折格子3の
MTF特性は、(1)、(2)式から第4図に示すよう
に上記空間周波数がカットオフ周波数になるので、偽信
号が発生しない。
また、上記構成によれば、第1図の回折格子3、スペー
サ4および固体撮像素子2は、積層されて一体化されて
いるから1回折格子3と固体撮像素子2とを容易に互い
に位置決めできる。そのため1回折格子3から固体撮像
素子2までの距離すの精度が向上するとともに、格子面
と撮像面とが互いに傾くこともない、したがって、上記
実効的な周期りの精度が向上するので、回折格子像が画
面上に発生せず、しかも、製造性が向上する。
また、この実施例と異なり、上記回折格子3゜スペーサ
4および固体撮像素子2の主表面の全面に接着剤7を塗
布した場合は、硬化した接着剤7に気泡が生じたり、接
着剤7の厚さが各製品ごとにばらついて距離すの調整が
難しいなどの問題を生じる。ここで、この実施例では、
回折格子3、スペーサ4および固体撮像素子2を、これ
らの周縁部で互いに接着している。したがって、接着剤
7に気泡が生じたり、接着剤7の量が不均一になっても
何ら支障を生じない。
なお、上記実施例の場合、スペーサ4と固体撮像素子2
とを互いに押し付けた状態で接着すれば、これらの間に
接着剤7が侵入するおそれがない。
第5r14および第6図は、この発明の第2の実施例を
示す。
第5図において、スペーサ4は、フィルム4aと、この
フィルム4aの両生表面に密着された反射防止膜4b 
、4cとで構成されている。その他の構成は@1の実施
例と同様であり、同一部分または相当部分に同一符号を
付して、その詳しい説明を省略する。
上記第1図の実施例では、スペーサ4と回折格子3およ
び固体撮像素子2との間に、極めて微小な隙間が生じる
のは避けられず、両側の隙間の寸法が異なっている場合
には、画面上に色ムラが生じる。これに対し、第5図の
実施例では、スペーサ4の両生表面に反射防止膜4b、
4Cを有しているので、上記色ムラの発生を防止するこ
とができる。
第7図ないし第11図は、この発明の第3の実施例を示
す。
第7図において、スペーサ4は断面が口字のリング状に
形成されて、光の入射部が開口している。上記スペーサ
4は、ガラス、金属またはフィルムで構成されている。
固体撮像素子2は、その表面に色フィルタアレイ8を有
している0色フィルタアレイ8に投影される回折格子像
の周期(実効的な周期)Dは、第10図のように、色フ
ィルタアレイ8における1組の周期Pの1倍に設定され
ている。
第7図の撮像レンズ1はズーム機能を備えている。撮像
レンズ1と保護ガラス6との間には、たとえば水晶や方
解石からなる複屈折板9が配置されている。
その他の構成は、上記第1の実施例と同様であり、同一
部分または相出部分に同一符号を付して、その詳しい説
明を省略する。
上記構成において、第10図の実効的な周期りが1色フ
ィルタアレイ8における1組の周期Pの1倍に設定され
ているから、輝度信号が、回折格子3により強度変調さ
れないので、回折格子像が画面上に映る現象を生じない
、なお、R信号、G信号およびB信号の各信号の強度は
、互いに異なっているが、ホワイトバランス補正を行う
ことにより、各信号の強度を補正できる。
実効的な周期りは1色フィルタアレイ8における1組の
周期Pの整数分の1倍であればよい、たとえば、第7図
の固体撮像素子2の画素周期が157zm、色フィルタ
アレイ8の1組の周期Pが307tm、撮像レンズ1の
焦点圧1lIlfが15mmとする。上記の式(1)、
(2)および(3)から1回折格子3の周期dをIL8
ILm、格子の凸部の幅aを5.8弘m(位相差o、5
8π)、スペーサ4の厚さtを0.18mmにすること
によって、実効的な周期りは、色フィルタアレイ8にお
ける1組の周期Pの1/2倍になる。この場合も、輝度
信号は回折格子3により強度変調されず、したがって、
回折格子像の発生を防止できる。
また、上記のように、画素周期が15JLm、色フィル
タアレイ8における1組の周期Pが304mである場合
、空間周波数が33.3本/ m mおよび100本/
 m mに偽色信号が発生し、68.7木/mmおよび
133.3本/ m mに偽信号が発生する。
これに対し1回折格子3のMTF特性は、第9図の一点
鎖線で示すようになり、水晶板(複屈折板)9の分離幅
を15gmとすれば、第9図の破線で示す水晶板のMT
F特性が得られる。撮像装置が有するMTF値は、上記
回折格子3と複屈折板9のMTF値を合成した値になる
から、第9図の実線で示す特性になるので、偽信号およ
び偽色信号の発生を防止することができる。
しかも、撮像装置は、デフォーカス状態であっても、複
屈折板9のMTF特性が変化しないことから、偽色信号
が発生する周波数を複屈折板9により遮断することがで
きる。したがって、デフォーカス状態における偽色信号
の発生を防止することができる。
また、第11図のように、上記実効的な周期りは、色フ
ィルタアレイ8における1組の周期Pの2倍であっても
よい、この場合には、輝度信号が回折格子3によって強
度変調されないので、回折格子像が生じない、なお、R
信号およびB信号の強度が異なり1画面に色ムラが生じ
るが、この色ムラは周期が小さいので、実用上問題がな
い。
また、この実施例では、第7図のスペーサ4における光
の入射部を開口させているので、スペーサ4と回折格子
3および色フィルタアレイ8とのmlに生じる隙間が、
互いに異なっていても、画面上に色ムラが生じない。
ところで、この発明において、回折格子像の周期(実効
的な周期D)の誤差は、2%以下であればよく、好まし
くは1%以下である。たとえば、回折格子像の周期が固
体撮像素子2の画素周期の1倍であれば回折格子像の総
数が全画素数に対して±1個の範囲(画素数が256で
あれば回折格子像の総数が255ないし257の範囲)
に、あるようにするのが好ましい。
第12図はこの発明の第4の実施例を示す、この図にお
いて、回折格子3の基板3aは、保護ガラス6を構成し
ている0回折格子3は、基板3aがパッケージ5に嵌合
されているとともに、格子3bがスペーサ4に当接した
状態で、基板3aの全周の周縁がパッケージ5に接着剤
7で接着されている。その他の構成は、上記第3の実施
例と同様であり、その図示および詳しい説明を省略する
この第4の実施例によれば、回折格子3の基板3aが保
護ガラス6を構成しているので、撮像装置の構成が一層
簡易になる。
上記各実施例では2回折格子3の格子3bは固体撮像素
子2偏に配置されていたが、第13図の第5の実施例の
ように、保護ガラス6側、つまり光の入射側に配置され
てもいてもよい、この実施例では回折格子3の基板3a
がスペーサ4を構成している。そのため、この実施例に
よれば、スペーサ4を別途設ける必要がなく、しかも、
別体のスペーサを接着する必要もないので、撮像装置の
構成がより一層簡易になるとともに、製造性が向上する
なお、上記各実施例では、スペーサ4を回折格子3およ
び固体撮像素子2に接着したが、必ずしも接着する必要
はない。
上記各実施例では、回折格子3の断面形状を。
矩形波状としたが5台形波状、正弦波状などの他の形状
にしてもよい。
また、上記実施例では、赤外線を遮断する性質を有する
基板上に回折格子3の格子3bを形成したが、赤外線を
遮断するように積層して形成された薄膜を有する任意の
透明基板上に、回折格子3のパターンを形成してもよい
さらに、上記回折格子3は、互いに交差する2方向に格
子を有していてもよく、固体撮像素子2の水平方向およ
び垂直方向に対して同格子の方向が偏位していてもよい
[発明の効果] 以上説明したように、この出願の各請求項の発明によれ
ば、実効的な周期が、画素の周期または色フィルタアレ
イにおける1組の周期に対する2倍または整数分の1倍
に設定されているので、回折格子像の目立たない画面が
得られるか、あるいは、回折格子像が画面に生じない、
しかも1回折格子、スペーサおよび固体撮像素子を積層
して一体にしたから、回折格子を撮像面に対して容易に
精度良く位置決めできるとともに、位置決め精度が向上
することにより実効的な周期の精度が向上する。したが
って、製造性が向上するとともに、回折格子像が画面上
に生じるのを一層抑制できる。
さらに、請求項(4)の発明によれば、回折格子の他に
、デフォーカス状態においてもMTF特性が変化しない
複屈折板を設けたので、デフォーカス状態においても、
偽色信号の発生を防止できる。
また、請求項(5)の発明によれば、反射防止膜をスペ
ーサの両生表面に有しているので、スペーサと回折格子
および固体撮像素子との隙間が互いに異なっていても、
色ムラの生じるおそれがない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1の実施例を示す撮像装置の概略
構成図、第2図は第1図の■−■線断面図、第3図は実
効的な周期が画素周期の1倍または2倍である場合の出
力信号の特性図、第4図は回折格子のMTF値を示す特
性図、第5図は第2の実施例を示す概略構成図、第6図
は第5図のV−V線断面図、第7図は第3の実施例を示
す概略構成図、第8図は第7図の■−■線断面図、第9
図は撮像装置のMTF値を示す特性図、第10図は実効
的な周期が色フィルタアレイにおける1組の周期の1倍
である場合の出力信号の特性図、第11図は同2倍であ
る場合の出力信号の特性図、第12図は第4の実施例を
示す断面図、第13図は第5の実施例を示す断面図、第
14図は従来の回折格子の斜視図、第15図はそのMT
F値を示す特性図、第16図は従来の撮像装置の概略構
成図、第17図は実効的な周期が画素周期の3倍である
場合の出力信号の特性図である。 1・・・撮像レンズ、2・・・固体撮像素子、3・・・
回折格子、3a・・・基板、3b・・・格子、4・・・
スペーサ。 4b、4c・・・反射防止膜、8・・・色フィルタアレ
イ、9・・・複屈折板、D・・・回折格子像の周期(実
効的な周期)、P・・・色フィルタアレイの1組の周期

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)撮像レンズと固体撮像素子との間に、回折格子か
    らなる光学的ローパスフィルタが配設された撮像装置に
    おいて、上記撮像レンズにより上記固体撮像素子に投影
    される回折格子像の周期が、上記固体撮像素子における
    画素の周期の2倍または整数分の1倍に設定され、上記
    回折格子と上記固体撮像素子とが、これらの間に介挿し
    たスペーサとともに積層されて一体化されていることを
    特徴とする撮像装置。
  2. (2)撮像レンズと表面に色フィルタアレイを有する固
    体撮像素子との間に、回折格子からなる光学的ローパス
    フィルタが配設された撮像装置において、上記撮像レン
    ズにより上記色フィルタアレイに投影される回折格子像
    の周期が、上記色フィルタアレイにおける1組の周期の
    2倍または整数分の1倍に設定され、上記回折格子と上
    記固体撮像素子とが、これらの間に介挿したスペーサと
    ともに一体化されていることを特徴とする撮像装置。
  3. (3)請求項(1)もしくは(2)において、上記回折
    格子は、赤外線を遮断する基板の主表面に格子が形成さ
    れている撮像装置。
  4. (4)請求項(1)、(2)もしくは(3)において、
    上記撮像レンズと上記回折格子との間に複屈折板が配置
    されている撮像装置。
  5. (5)請求項(1)、(2)、(3)もしくは(4)に
    おいて、上記スペーサは2つの主表面に反射防止膜を有
    している撮像装置。
JP1259594A 1989-10-03 1989-10-03 撮像装置 Expired - Lifetime JP2895524B2 (ja)

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