JPH03120006A - セラミックグリーンシートの製造方法 - Google Patents

セラミックグリーンシートの製造方法

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JPH03120006A
JPH03120006A JP25817189A JP25817189A JPH03120006A JP H03120006 A JPH03120006 A JP H03120006A JP 25817189 A JP25817189 A JP 25817189A JP 25817189 A JP25817189 A JP 25817189A JP H03120006 A JPH03120006 A JP H03120006A
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JP
Japan
Prior art keywords
ceramic
casting film
different characteristics
slurries
slurry
Prior art date
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Pending
Application number
JP25817189A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromi Aramaki
荒牧 浩美
Yoshitaka Kanbe
良隆 神戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はセラミックグリーンシートの製造方法に関する
し従来の技術] セラミック積層コンデンサ、多層配線基板または多層I
Cのような電子部品の製造には、種々のセラミックスの
薄板を成形する必要がある。従来から、このようなセラ
ミックグリーンシートの製造方法としては、ドクターブ
レード法、ロール成形法、押出成形法などが用いられて
きた。
ドクターブレード法は、原料に溶媒や結合剤を加えて混
合した泥漿(スラリ)をキャスティングフィルム上に流
し、ドクターブレードでシートの厚さを調整する成形法
である。ロール成形法は原料粉末と可塑性材との混合物
を一対のロールの間を通過させて圧延して、薄いシート
を得る一種の圧延成形法である。押出成形法は原料と可
塑剤との混合物を回転するスクリューなどで加圧してス
リット状の口金から押し出して成形するものである。
[発明が解決しようとする課題] 一方、第3図の斜視図に示すように、セラミックスの薄
板を積層型酸素濃度センサ14の保護層として用いる場
合、pt電極12の酸素濃度悪用部分12aは平均気孔
径の大きい多孔質保護層10aで覆う必要があり、それ
以外の部分は平均気孔径の小さい緻密質保護層10bで
覆う必要がある。そのため、平均気孔径の異なる2種の
セラミックスを一枚のシートとして作製する必要がある
しかるに、従来用いられているセラミックグリーンシー
トの製造方法では、平均気孔径等の特性の異なるセラミ
ックグリーンシートは、それぞれ別々にしか製造できず
、そのため平均気孔径の異なる2種のセラミックスを一
枚のシートとして作製するには、別々に製造したセラミ
ックグリーンシートを後から一枚に接合する必要があっ
た。
このように平均気孔径の異なる2種のセラミックグリー
ンシートを接合して1枚の保護層として使用した場合、
接合した界面において隙間ができるので、この隙間から
排ガスが侵入し、そのため酸素濃度センサの正常な出力
が得られないという問題点がある。また、特性の異なる
2種以上のセラミックグリーンシートをそれぞれ別々に
製造するため、製造工程が複雑となり、コスト的にも不
利である。
本発明は2種以上の特性の異なるセラミックを一体とし
て1枚のセラミックグリーンシートとする場きの前記の
ごとき問題点に鑑みてなされたものであって、2種以上
の特性の異なるセラミックを界面を生じさせずに一体と
して1枚のセラミックグリーンシートに成形することの
できるセラミックグリーンシートの製造方法を提供する
ことを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明のセラミックグリーンシートの製造方法は、一定
の速度で水平に移動するキャスティングフィルムの上方
に設置されたスラリータンクに特性の異なる2種以上の
セラミックスラリを前記キャスティングフィルム移動方
向に平行な仕切板を境にして注入する工程と、前記スラ
リータンクの底面から前記2種以上のセラミックスラリ
を同時に前記キャスティングフィルム上に供給する工程
と、前記キャスティングフィルムの上に供給された前・
記セラミックスラリを前記キャスティングフィルム上方
に設置されたドクターブレードにて所望の厚さに掻き取
り、特性の異なる2種以上のセラミックを一体のシート
に成形する工程とからなることを要旨とする。
水平に移動するキャスティングフィルムには、鋼製のも
の、あるいはポリエチレン、テフロンなどが用いられる
が、グリーンシートとの剥離を良くするためボレプロピ
レン系を用いると良い。
キャスティングフィルムの上方に設置されたスラリータ
ンクの底面には適宜の大きさの供給孔が設けられ、仕切
板を境にしてスラリータンクに注入された特性の異なる
2種以上のセラミックスラリは、スラリータンクの底面
から同時に前記キャスティングフィルム上に供給される
セラミックスラリは、原料に溶媒と解膠剤を加えて混合
粉砕し、さらに結合剤、可塑剤等を適量添加して混合し
、ペースト状の泥漿として調製する。
ドクターブレードとキャスティングフィルムとの間隔は
、目標とするシートの厚さ、セラミックスラリの粘度、
キャスティングフィルムの移動速度などにより、適宜に
決定される。
[作用] 特性の異なる2種以上のセラミックスラリはそれぞれ別
個に調製され、キャスティングフィルムの移動方向に平
行な仕切り板を境にして、スラリータンクの中に注入さ
れるので、お互いに混合しない状懸でスラリータンクに
収容される。
スラリータンクに収容された2種以上のセラミックスラ
リは、スラリータンクの底面から同時にキャスティング
フィルム上に供給されるので、特性の異なる2種以上の
セラミックスラリか、互いに相隣るセラミックスラリの
混合する狭い境界層を境にして、キャスティングフィル
ム上に載置されて移動する。
ドクターブレードはキャスティングフィルムと適宜の間
隔を隔てて設置されているので、キャスティングフィル
ムの上に乗せられて移動してきたセラミックスラリは、
ドクターブレードにより所望の厚さに掻き取られ、特性
の異なる2種以上のセラミックが境界層を境にして一体
のグリーンシートとして形成される。
[実施例] 本発明の実施例を比較例と共に説明し、本発明の効果を
明らかにする。
第1図は本発明方法に用いられるドクターブレード装置
の斜視図を示す。一定方向に水平に移動するキャスティ
ングフィルb 3の上方には、スラリータンク1が設置
されており、このスラリータンク1の中央にはキャステ
ィングフィルム3の移動方向に平行な仕切板4が設けら
れている。また、スラリータンク1の底面には直接キャ
スティングフィルム3が接しており、スラリータンク1
に注入されたセラミックスラリ5aおよび5bがキャス
ティングフィルム上に供給されるようになっている。ス
ラリータンク1の下流にはドクターブレード2がキャス
ティングフィルム3と所定の間隔を保って設置されてお
り、キャスティングフィルム3の上に乗せられて移動し
てくるセラミックスラリ5aおよび5bを所定の厚さに
掻き取るようになっている。
このドクターブレード装置を使用して平均気孔径の異な
る2種類のセラミックが一体になったセラミックグリー
ンシートを作製した。先ず、原料粉末100部、結合剤
11部、溶媒70部、可塑剤5部、解膠剤3部を混きし
、ボールミルで2時間撹拌し、多孔質セラミックスラリ
5aを調製した。また、同じ配合の原料粉末混合物を、
ボールミルで50時間撹拌し、緻密質セラミックスラリ
5bを調製した。
以上のようにして調製した多孔質セラミックスラリ5a
および緻密質セラミックスラリ5bをスラリータンク1
に仕切板4を境にして左右にそれぞれ注入し、ドクター
ブレード2とキャスティングフィルム3の間隙を0.9
mmとし、キャスティングフィルム3を0.3m/wi
nの速度で移動させた。
ドクターブレード2により掻き取られたセラミックスラ
リを120℃の熱風で乾燥させたところ、境界111を
境にして平均気孔径の異なる2種類のセラミック10a
および10bが一体となった300μ輪の厚さのセラミ
ックグリーンシート10が得られた。得られたセラミッ
クグリーンシート10を焼成しセラミックシートとした
後、平均気孔径を測定したところ多孔質側10aの平均
気孔径は3000人、緻密質側tobの平均気孔径は1
00人であった。
焼成したセラミックシートの保護層としての性能を試験
するため、第3図に示す積層型酸素濃度センナの保護層
として装着してその性能を測定した。すなわち、pt電
極12の酸素濃度感知部分12aは多孔質側10aで覆
い、境界層11を境にしてそれ以外の部分は緻密質側t
abで覆い、酸素濃度のリーンなガスと酸素濃度のリッ
チなガスを交互に吹き付けて、出力電圧を測定した。
なお、比較のために別々に製造したセラミックグリーン
シートを後から一枚に接合する従来方法で製造されたセ
ラミックシートを装着した積層型得られた結果は、時間
の経過に対する出力電圧の関係を示す線図として第2図
に示した。
第2図から明らかなように、従来のセラミックシートを
用いた積層型酸素濃度センサは、充分な出力電圧が得ら
れない上、応答速度が極端に悪い。
これに対して本発明方法で製造したセラミックシートを
用いた積層型酸素濃度センナは充分な出力電圧が得られ
て優れた感度を示し、かつ応答速度においても浸れてお
り、酸素濃度センサとして正常な特性が得られることが
が確認された。
[発明の効果] 本発明のセラミックグリーンシートの製造方法は以上説
明したように、スラリータンクに特性の異なる2種以上
のセラミックスラリを仕切板を境にして注入し、スラリ
ータンクの底面から2種以上のセラミックスラリを移動
するキャスティングフィルム上に供給し、ドクターブレ
ードにて所望の厚さに掻き取り特性の異なる2種以上の
セラミックを一体のシートに成形することを特徴とする
特フグリーンシートが連続的に生産でき、その成分が同
一である場合は、脱脂および焼成等の温度条件を複雑に
することなく、簡易に製造できる。また、従来の別々に
製造したセラミックグリーンシートを圧着する場合に比
べ、工数が少なく生産コストが低減できる。さらに、特
性の異なる2種以上のセラミックグリーンシートが一体
となって製造されるので、境界層に隙間がなく、保護膜
としても優れたセラミックグリーンシートが製造できる
。そのため、例えば酸素濃度センサの保護膜として使用
したような場合には、排ガスが侵入しないので、センサ
の正常な特性を保証しかつセンサの耐久性を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に用いられるセラミックグリーンシート
の製造装置、第2図は本発明方法と従来方法で得られた
セラミックシートを保護膜として用いた酸素濃度センサ
の出力電圧と時間との関係を示す線図、第3図は積層型
酸素濃度センサの斜視図である。 ■・・・スラリータンク、2・・・ドクターブレード、
3・・・キャスティングフィルム、4・仕切板、5aお
よび5b・・・セラミックスラリ、10aおよび10b
・・・セラミックグリーンシート、11・・・境界層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一定の速度で水平に移動するキャスティングフィ
    ルムの上方に設置されたスラリータンクに特性の異なる
    2種以上のセラミックスラリを前記キャスティングフィ
    ルム移動方向に平行な仕切板を境にして注入する工程と
    、前記スラリータンクの底面から前記2種以上のセラミ
    ックスラリを同時に前記キャスティングフィルム上に供
    給する工程と、前記キャスティングフィルムの上に供給
    された前記セラミックスラリを前記キャスティングフィ
    ルム上方に設置されたドクターブレードにて所望の厚さ
    に掻き取り、特性の異なる2種以上のセラミックを一体
    のシートに成形する工程とからなることを特徴とするセ
    ラミックグリーンシートの製造方法。
JP25817189A 1989-10-03 1989-10-03 セラミックグリーンシートの製造方法 Pending JPH03120006A (ja)

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JP25817189A JPH03120006A (ja) 1989-10-03 1989-10-03 セラミックグリーンシートの製造方法

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JP (1) JPH03120006A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5595698A (en) * 1993-07-29 1997-01-21 Monier Roof Tile, Inc. Method of making multi-color concrete tiles
JP2021011110A (ja) * 2019-07-08 2021-02-04 エス.ア.エス. スリーディーセラム − シントー 光造形法を用いてセラミック部品を製造する機械のための、ペーストの層を塗布するデバイス

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5595698A (en) * 1993-07-29 1997-01-21 Monier Roof Tile, Inc. Method of making multi-color concrete tiles
JP2021011110A (ja) * 2019-07-08 2021-02-04 エス.ア.エス. スリーディーセラム − シントー 光造形法を用いてセラミック部品を製造する機械のための、ペーストの層を塗布するデバイス

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