JPH03119383A - 給湯器の操作器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、バックライト式の液晶表示装置を備えた給湯
器の操作器に関する。

〔従来の技術〕

給湯器の操作器には、設定温度や運転状態をはっきりと
知らせるために、液晶表示装置が備えられていて、様々
な表示を行っている。

しかし、操作器が設置される浴室内やキッチン等は、照
明が不十分であるため反射式の液晶表示装置では、１分
に視認することができない場合が多い。

一方、こうした操作器は、浴室やキッチン等の壁面に固
定されることがら、その厚みを小さくする必要がある。

このため、第６図に示すように、操作器の内部に発光素
子５１を設けるとともに、透明体５３を液晶表示装置５
４の背面に配して、発光素子５１の光を液晶表示装置５
４に当てるようにしたバックライト装置がある。

［発明が解決しようとする課題］ しかし、こうした操作器は、限られた空間内に必要な制
御回路が収容されていて、本体側がら供給される電力に
よって作動するため、多くの発光素子を設けて、制御装
置から大きな電力を供給して発熱量を増大させることが
できない。そのため、限られた数の発光素子によって液
晶表示装置の表示画面の明るさを均一にするためには、
発光素子を互いに近接して一列に配する必要がある。

このため、発光素子から離れた遠い部分では、光が弱く
なり、液晶表示装置の表示画面の明るさに限界があり、
操作器が設置された浴室等の周囲の明るさによっては、
表示を容易に視認することができない場合が生じるとい
う問題がある。

本発明は、機器を制御する制御装置から供給される電力
によって作動する液晶表示装置を備えた給湯器の操作器
において、液晶表示装置の表示をさらに見易くするとと
もに操作器の厚みを小さくすることを目的とする。

［課題を解決するための手段］ 本発明は、給湯器を制御するための制御装置と接続され
、該制御装置より供給される電力により作動するととも
に、液晶表示装置を備えた給湯器の操作器において、前
記液晶表示装置の背面にはバックライト装置が備えられ
、該バックライト装置は、前記液晶表示装置の背面に配
置された透明部材、該透明部材を介して前記液晶表示装
置を照射する発光素子、前記透明部材の前記液晶表示装
置側の面を除いて前記透明部材および前記発光素子を覆
う光反射部材とからなることを技術的手段とする。

し作用］ 本発明では、操作器の液晶表示装置およびバックライト
装置は制御装置から供給される電力によりそれぞれ作動
する。

バックライト装置では、発光素子が発光すると、その光
は、透明部材を通り抜けて液晶表示装置を通過する。

この場合、透明部材および発光素子の外側にはこれらを
覆う光反射部材が設けられているため、液晶表示装置の
背面側の面以外の面には光が漏れず、すべて反射して液
晶表示装置を照射する。従って、液晶表示装置を通過す
る光量が多くなり、液晶表示装置における表示が見易く
なる。

［発明の効果］ 本発明では、発光素子の発光量が同じであっても、液晶
表示装置に作用する光量が多くなるため、発光素子によ
る表示効率が向上する。

従って、液晶表示装置の表示内容を従来に比べて非常に
見易くすることができる。

また、発光素子による表示効率が向上するので、発光素
子を小型化でき、透明部材の厚みを小さくすることがで
きる。

［実施例］ 次に本発明を実施例に基づいて説明する。

第２図に示す本実施例のガス給湯システム１は、熱交換
器およびバーナ等からなる給湯器本体２、給湯器本体２
を制御する制御装置３、制御装置３の制御内容の設定お
よび動作状態の指示を与えるメーンリモコン１０および
風呂リモコン２０からなる。

制御装置３は、各リモコン１０．２０とそれぞれ２本の
電線からなる接続ケーブル４．５によって接続されてい
て、各接続ケーブル４．５を介して各リモコン１０．２
０へ作動用電力を供給して各リモコン１０．２０を作動
させるとともに、各リモコン゛１０．２０からの設定信
号や操作信号に応じて給湯器本体２の燃焼量等の運転状
態を制御するものである。

また、制御装置３は、各リモコン１０．２０へ給湯器本
体２の運転状態を表示するための信号を送出する。

本発明は、以上のガス給湯システム１における風呂リモ
コン２０において実施されたもので、以下、風呂リモコ
ン２０を説明する。

風呂リモコン２０は、第１図に示すとおり、基体２１、
制御基板２２および主体枠２３とからなる。

基体２１は、主体枠２３とともに風呂リモコン２０のケ
ーシングを形成するもので、板部２１ａの周囲に低い壁
部２１ｂが形成されていて、板部２１ａの中央部には、
接続ケーブル５を通すために、ゴムバッキングを備えた
開口２１ｃが設けられている。

制御基板２２は、風呂リモコン２０の中心部分で、給湯
器本体２の動作を設定するためのいくつかのスイッチ２
２ａと、各スイッチ２２ａの操作に応じて点灯嚢示され
る発光ダイオード２２ｂと、その他、抵抗器、コンデン
サおよび制御基板２２の裏側に設けられたマイクロコン
ピュータ等からリモコン制御回路を構成するもので、主
体枠２３の裏側に固定される。

制御基板２２上には、各スイッチ２２ａによる設定温度
等の設定状態や、給湯器本体２の動作状態を表示するた
めの液晶表示装置２４が設けられている。

この液晶表示装置２４は、設定温度、湯張り設定時刻、
メーンリモコン１０との切り替え状態等を表示するもの
で、液晶表示装置２４と制御基板２２との間には、液晶
表示装置２４による表示を見易くするためのバックライ
ト装置３０が設けられている。

バックライト装置３０は、第３図に示すとおり、複数の
発光ダイオード３１と、樹脂製の透明部材３２を中心と
するものである。

発光ダイオード３１は、固定用基板３１ａに一列に配さ
れていて、照射方向が透明部材３２の内側を指向してい
る。

透明部材３２は略直方体を呈していて、下面は図示手前
側から後方へ向かって次第に」〕昇して厚みが小さくな
った斜面を成していて、透明部材３２の発光ダイオード
３１が配された側には、発光ダイオード３１の照射光を
効率よく内部へ吸収できるように、各発光ダイオード３
１に対応した溝状四部３２ａが形成されている。

さらに、これら発光ダイオード３１、固定用基板３１ａ
および透明部材３２の外側には、これらを覆う樹脂箱３
３が設けられている。

樹脂箱３３は、反射性の白色樹脂あるいは内側が白色塗
装された樹脂からなり、はぼ透明部材３２より一回り大
きく、下面は図示手前側から後方へ向かって次第に」−
昇していて、透明部材３２の液晶表示装置２４側の面の
みを開放させている。

これによって、発光ダイオード３１の照射した光は、樹
脂箱３３内ではすべて反射して液晶表示装置２４に対し
てのみ作用するため、液晶表示装置２４の照射光度が向
上し、その表示内容の視認を容易ならしめている。

なお、バックライト装Ｗ３０の透明部材３２の上面と液
晶表示装置２４との間には、透明部材３２を介して液晶
表示装置２４へ照射される発光ダイオード３１の照射光
を散乱させる散乱ｌＢＩ３４が設けられていて、液晶表
示装置２４の背面に散乱面が形成されているため、発光
ダイオード３１による照射光が液晶表示装置２４を直接
通過しないため、非常に見やすい。

また本実施例では発光ダイオード３１は従来のものより
小型化したものを用いているが、発光ダイオード３１の
表示効率が向上するため、従来のものに比べ十分見やす
く、発光ダイオード３１の小型化により透明部材３２の
厚みを小さくでき、その結果バックライト装置３０の厚
みを小さくできる。

このため、第４図に示すように、樹脂箱３３の下部に４
本の脚３３ａを設け、樹脂箱３３と制御基板２２の間の
スペースを利用して、いくつかの電子部品３５を取り付
けることができる。

主体枠２３は、その裏側に制御基板２２が固定され、制
御基板２２の各スイッチ２２ａに対応した位置には、各
スイッチ２２ａを操作するための押しボタン２３ａが、
各発光ダイオード２２ｂに対応した位置には、図示しな
い開口がそれぞれ設けられ、各押しボタン２３ａおよび
各開口は、表面を防水性フィルムによって覆われている
。

また主体枠２３には、液晶表示装置２４の表示画面に対
応して、矩形の大開口を透明な樹脂により塞いだ表示窓
２３ｂが設けられている。

さらに主体枠２３には、制御基板２２の一部分のスイッ
チ２２ａに対応して、開閉蓋２３ｃが備えられている。

主体枠２３は、制御基板２２に対して水分の影響がない
ようにするために、バッキング２５を介して基体２１と
嵌め合わされる。

以上のとおり、本実施例の風呂リモコン２０では、液晶
表示装置２４に備えられたバックライト装２３０は、発
光ダイオード３１および透明部材３２が反射性を有する
樹脂箱３３によって覆われていて、発光ダイオード３１
の照射光が、液晶表示装置２４の背面から液晶表示装置
２４のみに有効的に作用するため、液晶表示装置２４の
表示画面は明るくなり、非常に見易くしている。

また、発光ダイオード３１の照明としての効率が向上す
るため、限られた供給電力により発光ダイオードを駆動
する場合でも、液晶表示装置２４では、より明るい表示
を行うことができる。

この結果、例えば、第５図において、反射式の液晶表示
装置を用いた場合の表示画面の明瞭度を実線Ａに示すと
、本発明のバックライト装置を用いた場合には、実線Ｂ
のよ・うに、室内の明るさに関係なく反射式の場合の比
較的明るい場合の明瞭度とほぼ等しい明瞭度が得られ、
破ｌｌＣに示した従来のバックライト装置の場合と比べ
て、遥かに明瞭度のよい表示を行うことができる。

従って、浴室内のように、照明が不十分な場所において
も、明瞭度の高い表示画面を得ることができ、表示内容
を非常に見易くすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す風呂リモコンの分解図、
第２図は本実施例のガス給湯システムを示すブロック図
、第３図は本実施例の液晶表示装置およびバックライト
装置を示す斜視図、第４図はその断面図、第５図は本発
明の効果を従来のものと比較して示す特性図、第６図は
バックライト装置の従来例を示す斜視図である。 図中、２・・・給湯器本体（給湯器）、３・・・制御装
置、２０・・・風呂リモコン（給湯器の操作器）、２４
・・・液晶表示装置、３０・・・バックライト装置、３
１・・・発光ダイオード（発光素子）、３２・・・透明
部材、３３・・・樹脂箱（光反射部材）。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）給湯器を制御するための制御装置と接続され、該制
   御装置より供給される電力により作動するとともに、液
   晶表示装置を備えた給湯器の操作器において、 前記液晶表示装置の背面にはバックライト装置が備えら
   れ、該バックライト装置は、前記液晶表示装置の背面に
   配置された透明部材、該透明部材を介して前記液晶表示
   装置を照射する発光素子、前記透明部材の前記液晶表示
   装置側の面を除いて前記透明部材および前記発光素子を
   覆う光反射部材とからなることを特徴とする給湯器の操
   作器。