JPH03118314A - 制がん剤 - Google Patents

制がん剤

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JPH03118314A JP25567489A JP25567489A JPH03118314A JP H03118314 A JPH03118314 A JP H03118314A JP 25567489 A JP25567489 A JP 25567489A JP 25567489 A JP25567489 A JP 25567489A JP H03118314 A JPH03118314 A JP H03118314A
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成瀬 千助
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  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は新規な制がん剤に関するものである。
[従来の技術] 従来から制がん剤には、核酸や酵素など重要な機能を有
する生体高分子をアルキル化することにより制がん性を
発揮するアルキル化剤、核酸代謝を阻害する代謝拮抗剤
、細胞の核酸の生合成に関与する細胞分裂前であり、分
裂増殖の盛んな細胞に対して殺細胞作用を示す制がん抗
生物質、さらには植物由来の抗がん物質やホルモン剤な
どがある。
[発明が解決しようとする課題] 従来の制かん剤は、いずれも副作用があり、有効性に満
足できるものは少なく、より優れた制がん剤の開発が要
望されている。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、副作用がない制がん剤について鋭意研究
の結果、一般式が、 Of(0H CH2(CH2)。C112 で示され、nが6〜33の整数であるα、ω−ジオール
が顕著な制がん作用を有することを見出したものである
。すなわち、本発明は一般式(I):Oll     
 OH(11 CH2(CH2)l’l CH2 (式中、nは6〜33の整数を表わす)で示されるα、
ω−ジオールを有効成分とする制がん剤を提供するもの
である。
[実施例] 本発明において、α、ω−ジオールのアルキレン鎖の鎖
長は、一般式fJ)におけるnが6〜33の整数である
ものである。nが6より小さいときは全く制かん作用を
発揮しない、また33より大きいときも同様側がん作用
を発揮しないという問題がある。前記一般式(I)中、
nの値が12〜I8である物質が、とくに高い制がん作
用を示す。
本発明に用いるα、ω−ジオールはワックスのような天
然物を分解してえられる。用いる天然物としては、羊毛
ロウ、鯨ロウ、ミツロウ、シナロウ、生白ロウ、カルナ
ウバ口つなどのワックスかあげられる。
市販の無水ラノリン(ウールグリース)を水素化アルミ
ニウムリチウムで還元する。この還元ラノリンをフロリ
ジル(f Iorfsf I) (商品名、フロリジル
社製)を用いてカラムクロマトグラフィーで2つの両分
に分画する。メタノール画分をさらに分画する(第1図
参照)。
ベンゼン画分と分離し、メタノール画分から尿素付加法
により、ステロール、トリテルペンアルコールなどの脂
環式化合物画分を除去し、脂肪族化合物画分を分離する
。この方法は以下のように行なわれる。
尿素の飽和水溶液または飽和メタノール溶液またはその
混合溶液に試料を加え、減圧下30°Cで徐々に溶媒を
蒸発し取り除く。このとき、試料をエチルメチルケトン
、イソブチルメチルケトン、5ec−ブチルアルコール
、塩化メチレンなどに溶かしておくと、付加物生成が促
進される。
付加物結晶をろ過、洗浄したのち、カラムクロマトグラ
フィーで脂環式化合物と脂肪族化合物を 尿素付加物を分離する。脂肪族化合物の尿素付加物に水
を加えることにより、尿素付加物を分解する。そして、
分液漏斗を用いて脂肪族化合物を抽出する。
えられた脂肪族画分をシリカゲルを用いて1(P L 
Oで分画する。分画する前にHP I、CのLIV検出
器を使用できるようにp−ニトロベンゾイルクロリドで
サンプルをエステル化する。HPLCで分離したピーク
をそれぞれ分取し、加水分解してアルコールに戻す。
この分離方法は、以下の文献にしたがった。
サトン・タカノ、マコト・ヤマナカ、キクヒコ・才力モ
トおよびフミオ・サイト−、アレルゲンズ・オブ・ラノ
リン:パートIアンド■、パート1:アイソレーション
・アンド・アイデンティフィケーション・オブ・ジ・ア
レルゲンズ・オブ・ハイドロゲネーティッド・ラノリン
、ジャーナル・オブ・ザ・ソサイエティ・オブ・コスメ
テイック・ケミスッ、34巻、99〜116頁(198
3年)  (SATO8HI TAKANO,MAKO
TOYAMANAKA。
KIXυ旧KOO’lAMOTO,and PU)hO
5AITO。
Allergens  of  1anolin  :
  parts  I  and   nPAl?T 
 l :  l5OLATION  AND  IDE
NTIFICATION  0FTHE ALLERG
ENS OF HYDROGENATED  LAN0
LIN。
JOURNAL  OF  THE  5OCIETY
  OF  CO3METICCIIEMISTS、3
4.p  99〜11[i、1983)α、ω−ジオー
ルの例としては、たとえば、1.1B−ヘキサデカンジ
オール、1.17−ヘキサデカンジオール、1..18
−オクタデカンジオール、1.19−ノナデカンジオー
ル、1,2o−エイコサンジオールなどがあげられる。
これらのジオールは単独または2種以上混合して使用し
てもよい。
本発明の制がん剤を注射、点滴用製剤とするにはプルロ
ニックI’−88(商品名、無電化工業■製) 、HC
O−60(商品名、日光ケミカルズ■製)などの界面活
性剤を添加し、超音波で分散させるか、リポソームまた
は水中油乳液とし、p−ヒドロキシ安息香酸メチルなど
の防腐剤、レシチン、リノール酸などの安定剤、ココナ
ツ油などの非水性ビヒクル、グルコースなどの懸濁剤を
含ませることかできる。
また、経口用製剤とするには腸管吸収に適したカプセル
として、ゼラチンのような結合剤、ステアリン酸マグネ
シウムのような安定剤、乳糖のような賦形剤、ポテトス
ターチのような崩壊剤を含ませ、酢酸フタル酸セルロー
ス、アクリル酸メチル/メタクリル酸共重合体などで腸
溶性皮膜を形成することができる。その他、顆粒剤、徐
放性埋没カプセル、半割、ネプライザ、バッカル剤とし
ても製剤化できる。
本発明の制がん剤は、静脈内、皮下注射、点滴などの非
経口投与剤では、有効成分の投与量(成人の体重1kg
、1日あたり) 10〜1500mg。
とくに50〜400mgが好ましく、カプセルなどの経
口投与剤では、0.2〜50g1とくに1〜10gが好
ましい。
本発明の制がん剤は、腹水がんや、白血病だけでなく固
形がんにも、有効であり、各組織の腺がん、扁平上皮が
ん、未分化がん、肉腫など広範囲の適応症を有する。ま
た、がん移植動物たけでなく、ヒト、マウス、ラット、
ハムスタなどの培養悪性細胞に対しても有効なので、直
接的がん細胞致死効果を有し、種特異性もなく、医薬や
家畜および動物のがん化学療法剤として使用できる。
さらに腫瘍移植部位への直接投与だけでなく、遠隔投与
でも治療効果が認められる。毒性L D s。
はラット皮下注射で3.1〜15g/kgであり、1〜
2 g/kgの10日間連続投与でも副作用は認められ
ない。
以下に試験例(invino試験)をあげて本発明の制
がん剤の有効成分であるα、ω−ジオルの効果を説明す
るが、本発明はかかる試験例のみに限定されるものでは
ない。
試験例1 5週令のddY系マウスの腹腔にエールリッヒ腹水がん
細胞106個を接種し、24時間後より0.25%(重
量%、以下同様)プルロニックFfi8生理食塩水溶液
に各試料を50+ng/mlの濃度に懸濁した液を、1
群10匹、10mg/kg/日で5日間腹腔内注射した
試料を含まない同波を投与した対照群は接種後平均生存
日数14.0日であるのに対して、1,18−オクタデ
カンジオールの投与群は55.0日以上、l、20−エ
イコサンジオールは48.5日であり、これらの等量混
合物は52.0日以上であり、有意の延命効果が認めら
れた。
試験例2 C57BL/6とDBA/2系の一代雑種の6週令マウ
スの背部皮下にアデノカルシノーマ755細胞106個
を移植し、24時間後より0.25%HCO−60生理
食塩水溶液に各試料を50mg/mlの濃度に懸濁した
液を1群8匹、10■/ kg/日で5日間皮下注射し
た。アデノカルシノーマ755細胞移植後IO日に、マ
ウスを層殺し、腫瘍を切取した。
平均腫瘍重量(g)は各々、対照群の6.5に対して1
,16−ヘキサジカンジオール投与群は2.5であり、
有意の腫瘍抑制効果が認められた。
[発明の効果] 本発明の制がん剤は、優れた制がん効果を示し、しかも
その有効成分は生体(高等動物)由来であり、生体に重
篤な副作用を示さないものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明におけるα、ω−ジオ 製法を示すフローチャートである。 ルの 特 許 出 願 人 第一工業製薬株式会社 手続補正書 (自発) 平成2年4月16日 1事件の表示 平成1年特許願第255674号 2発明の名称 制がん剤 3補正をする者 事件との関係  特許出願人 住 所  京都府京都市下京区西七条東久保町55番地
名 称 (350)第−工業製薬株式会社代表者三浦隆
彦 ほか1名 4代理人 〒540 住 所  大阪市中央区谷町2丁目2番22号氏名 (
6522)弁理士朝日余寒4.’if、a。 NSビル 6) 943−8922 (代) ほか2名 方せ ど不\ 5補正の対象 (1) 明細書の 「発明の詳細な説明」 の欄 6補正の内容 (1) 明細書2頁7行の 「抗がん物質」 を [制が ん物質」 と補正する。 以 」ニ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式( I ): ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、nは6〜33の整数を表わす)で示されるα,
    ω−ジオールを有効成分とする制がん剤。 2 前記一般式( I )において、nが12〜18の整
    数である請求項1記載の制がん剤。
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