JPH03118055A - レーザプローブ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、レーザプローブに関するものである。

従来の技術 第２図は従来のレーザプローブの構造を示す部分断面図
である。第２図に示すように、ＣＯ２レーザ用塩化銀−
臭化銀の光ファイバー１をシリコーンゴム製の保護チュ
ーブ２に収納し、突出した光ファイバー１をウィンド３
を保持する先端金属部４の後端面中央に挿入して前端面
に貫通させ、ウィンド３内に収納した状態で、保護チュ
ーブ２と先端金属部４とを接合させる。そして、先端金
属部４後端面側の外周面に弗素樹脂外管５を圧入して接
合させ、照射距離を指示するステンレススチール製の照
射距離指示管６を先端金属部４の前端面側の外周面に先
端を突出させて接着固定させる。このようにして従来の
レーザプローブが構成される。

発明が解決しようとする課題 上記従来の構成では、先端に突出した照射距離指示管６
の照射指示距離Ｘを長（とると、先端金属部４の長さＹ
を加えた全長（ｘ　＋　ｙ）も当然長くなり、第３図で
示すように内視鏡８に挿入する際、鉗子口９のＡ部で挿
入できなくなったり、また、このとき、レーザプローブ
７のＢ部で屈曲し、光ファイバー１が損傷したりすると
いう問題を有していた。したがって、この場合、上記制
限から内視鏡８の種類にもよるが、先端の金属部全長（
ｘ　＋　ｙ）の最大許容長さは１０〜１５＋ｎｍであり
、実際にとれる照射指示距離Ｘは０〜２ｍｍ程度となり
、長くはとれないことになる。このように、内視鏡８に
挿入できるレーザプローブ７の先端の金属部の全長（Ｘ
　＋　Ｙ）に制限があり、このため、照射指示距離Ｘを
長くとれないという問題を有していた。しかも、このと
き、照射指示距離Ｘが一定で可変できないものであった
。

本発明は上記従来の問題を解決するもので、照射指示距
離Ｘを可変とすることにより、内視鏡への挿入を容易に
することができるとともに、内視鏡に挿入後、照射指示
距離を長くとることができるレーザプローブを提供する
ことを目的とするものである。

課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明のレーザプローブは、
光ファイバーを収納した保護チューブと、前記保護チュ
ーブが後端面に接合され、前記光ファイバーを貫通させ
て前端面より突出させた先端金属部と、前記保護チュー
ブを収納し、前記先端金属部の外周面に接合された外チ
ューブとを有するレーザプローブであって、前記外チュ
ーブと先端金属部とに外嵌されてスライド可能なマーカ
付照射距離指示チューブと、前記マーカ付照射距離指示
チューブの後端と前記外チューブとをスライド可能に密
閉する密閉手段とを設けたものである。

作用 上記構成により、内視鏡にレーザプローブを挿入するに
際して、マーカ付照射距離指示チューブを保持した状態
で外チューブをスライドさせて照射指示距離を０にでき
るので、従来のステンレススチール製の照射距離指示管
を含めた先端の金属部全長と比べて短かくなり、レーザ
プローブは内視鏡に容易に挿入され、従来、生じていた
光ファイバーの損傷もなくなる。さらに、レーザプロー
ブを内視鏡に挿入後、マーカ付照射距離指示チューブの
マーカに合わせて照射距離指示チューブを保持した状態
で、外チューブをスライドできるので、照射指示距離を
延ばして自由に調整可能となり、照射指示距離は長くと
れる。密閉手段により、内視鏡で使用中に体液が外へ噴
出するのが防止されている。

実施例 以下、本発明の一実施例について図面参照しながら説明
する。

第１図（ａ）　（ｂ）はそれぞれ本発明の一実施例の構
造を示すレーザプローブの部分断面図であり、第１図（
ａ）は、内視鏡挿入前、照射指示距離を０に設定したと
きの図、第１図（１１）は内視鏡挿入後、照射指示距離
をＸ′に設定したときの図である。

第１図（りにおいて、塩化銀−臭化銀の光ファイバー１
１をシリコーンゴム製の保護チューブ■２に収納し、突
出した光ファイバー１１をウィンド１３を保持した先端
金属部１４の後端面中央部に挿入して前端面に貫通させ
、ウィンド３内に収納した状態で、保護チューブ１２と
先端金属部１４とを接合させる。

そして、先端金属部１４の後端面側の外周面に弗素樹脂
外管１５を圧入して接合させる。。さらに、先端金属部
１４と弗素樹脂外管１５とに外嵌してスライド可能な弗
素樹脂のマーカ（目盛り）付き照射距離指示チューブ１
６を設け、入射側の照射距離指示チューブ１６の後端を
弗素樹脂外管１５とスライドして移動できるように、密
閉手段としてのゴム栓１７で密封する。このゴム栓１７
は内視鏡で使用中に体液などが毛管現象で弗素樹脂外管
１５と照射距離指示チューブ１６との挟間を通って噴出
するのを防止するためものである。このようにして、レ
ーザプローブ１８が構成される。

上記構成により、以下その作用を説明する。まず、内視
鏡にレーザプローブ１８を挿入するに際して、照射距離
指示チューブＩ６を保持した状態で弗素樹脂外管１５を
スライドさせて、第１図（ａ）に示すように照射指示距
離Ｘ′を０にする。

次に、内視鏡の鉗子口にレーザプローブ１８を挿入した
後、第１図（ｂ）に示すように、照射距離指示チューブ
１６に付けであるマーカー（目盛り）１６ａに合わせて
、照射距離指示チューブ１Ｇを保持した状態で弗素樹脂
外管１５を出し入れしてスライドさせ、照射指示距離Ｘ
′を調整する。

これによって、第２図の従来例で示したステンレス製の
照射距離指示管６が不用となり、構造上、照射指示距離
Ｘ′＝０とすることができ、先端の金属部の長さ（Ｘ’
　＋Ｙ’　）を従来のものに比べて短縮することができ
るので、従来のような、内視鏡に挿入するときに生ずる
挿入性の問題や光ファイバーの損傷の問題を解消するこ
とができる。

さらに、内視鏡にレーザプローブ１８を挿入した後に、
照射指示距離Ｘ′を自由に可変できるので、照射指示距
離を延ばして長くとることができる。

なお、照射距離指示チューブ１６に付けである距離を示
すマーカー１６ａとしては目盛りを用いて説明したが、
色で指示しても良い。

また、光ファイバー１１としては塩化銀−臭化銀の銀ハ
ライド系の光ファイバーで説明したが、タリウムハライ
ド系光ファイバーやカルコゲナイド系光ファイバーやＹ
ＡＧレーザ用の石英ファイバーでも同様の効果がある。

また、プローブ構造としてはウィンド１３付きで説明し
たがウィンドのないタイプのものでも同様の効果がある
。

また、光ファイバー１１を収納する保護チューブ１２と
してシリコーンゴムチューブを用いて説明したが、フッ
素ゴムチューブや他の樹脂チューブでも良い。

また、レーザプローブ１８を内視鏡に用いるように説明
したが、硬性鏡に用いても良い。

発明の効果 以上のように本発明によれば、先端金属部とこの先端金
属部の外周面に接合された外チューブとに外嵌されてス
ライド可能なマーカ付照射距離指示チューブと、このマ
ーカ付照射距離指示チューブの後端と外チューブとをス
ライド可能に密閉する密閉手段とを設けたことにより、
照射指示距離を０に可変することができ、従来のものに
比べて先端の金属部の全長を短縮することができるため
、レーザプローブを内視鏡に容易に挿入することができ
るとともに、このとき生じる光ファイバーの損傷も防止
することができ、また、レーザプローブを内視鏡に挿入
した後においても、照射指示距離を自由に可変して調整
することができるため、照射指示距離を延ばして長くと
ることができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）　（ｂｌはそれぞれ本発明の一実施例のレ
ーザプローブの構造を示す部分断面図であり、第１図（
ａ）は内視鏡挿入前、照射指示距離をＯに設定したとき
の図、第１図（ｂＪ　は内視鏡挿入後、照射指示距離を
Ｘ′に設定したときの図、第２図は従来のレーザプロー
ブの構造を示す部分断面図、第３図は内視鏡の鉗子口の
様子を示す概略図である。 ＩＩ・・・光ファイバー、＋２・・・保護チューブ、１
４・・・先端金属部、＋５・・・弗素樹脂外管、１６・
・・マーカ付照射距離指示チューブ、１７・・・ゴム栓
、＋８・・・レーザプローブ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １．光ファイバーを収納した保護チューブと、前記保護
   チューブが後端面に接合され、前記光ファイバーを貫通
   させて前端面より突出させた先端金属部と、前記保護チ
   ューブを収納し、前記先端金属部の外周面に接合された
   外チューブとを有するレーザプローブであって、前記外
   チューブと先端金属部とに外嵌されてスライド可能なマ
   ーカ付照射距離指示チューブと、前記マーカ付照射距離
   指示チューブの後端と前記外チューブとをスライド可能
   に密閉する密閉手段とを設けたレーザプローブ。