JP2006102158A - 生体情報検出装置 - Google Patents

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Shoichi Hayashida
尚一 林田
Kimihisa Aihara
公久 相原
Shinji Mino
真司 美野
Hiroshi Koizumi
弘 小泉
Naoyoshi Tatara
尚愛 多々良
Taisuke Oguchi
泰介 小口
Junichi Shimada
純一 嶋田
Shoichi Sudo
昭一 須藤
Osamu Tochikubo
修 杤久保
Hidetoshi Miura
秀利 三浦
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Abstract

【課題】
本願発明は、生体情報を検出する生体情報計測装置であって、特に、耳介への安定な装着が容易な生体情報計測装置を提供することを目的とする。
【解決手段】
本発明の生体情報計測装置は、例えば耳珠を挟み込んで生体情報を検出する生体センサを有する生体情報検出部と、耳介を挟み込むようにして固定する固定部とを、接続部を介して接続することにより生体の測定対象とする位置へ的確に接触させ、安定に生体情報を検出する。また、前記生体センサとして発光素子と受光素子を備えれば、発光素子により生体へ光を照射し、照射した光が生体で散乱した光又は生体を透過した光を受光素子で受光することにより、例えば脈波を高精度に検出したり、前記センサをカフに内蔵して、生体を押圧する状態における生体情報、例えば血圧を継続的に測定できる生体情報検出装置を提供することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、生体情報を検出する生体センサを備える生体情報検出装置に関する。
高齢化が進み、成人の生活習慣病への対応が社会的に大きな課題となっている。特に高血圧に関連する疾患の場合、長期の血圧データの収集が非常に重要である点が認識されている。このような観点から、血圧をはじめとした各種の生体情報の計測装置が開発されている。
従来、外耳で生体情報を計測する装置については、外耳道に挿入され、常時装着する患者モニタ装置がある(例えば、特許文献1参照。)。これは、脈拍、脈波、心電、体温、動脈血酸素飽和度、及び血圧などを生体内へ放射した赤外光、可視光の散乱光の受光量から計算できるとしている。
また、外耳道に装着する装置としては、無線通信手段を有し、動脈血酸素飽和濃度センサ、体温センサ、心電センサ、脈波センサを備えている緊急情報装置がある(例えば、特許文献2参照。)。
一方、血圧の測定に関しては、血管の脈動波形による血圧測装置は、他の方式であるカフ振動法や容積補償法などによる血圧測定装置(例えば、非特許文献1参照。)と並んで、有力な血圧の測定方法として認められている。なお、本明細書において、外耳の名称は非特許文献2及び3による。
特開平9−122083号公報 特開平11−128174号公報 山越 憲一、戸川 達男著、「生体センサと計測装置」、日本エム・イー学会編/ME教科書シリーズ A−1、39頁〜52頁 Sobotta 図説人体解剖学第1巻(監訳者:岡本道雄)、p.126、(株)医学書院、1996年10月1日発行 からだの地図帳(The Atlas of Human Body)、p.20、(株)講談社、2004年1月29日第35刷発行
従来技術においては生体へ照射した赤外光、あるいは可視光が生体により散乱された散乱光を受光して脈拍、脈波、心電などの生体情報の血圧測定が述べられているが、耳への固定手段がなく、安定に生体情報を計測できない欠点があった。
あるいは、耳への固定が不十分であり継続的に安定に生体情報を測定できないという課題があった。
そこで、本発明は、従来技術における上記の課題を解決し、生体に安定して装着でき、継続的に生体情報を検出できる生体情報検出装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の生体情報検出装置は、例えば耳珠を挟み込んで生体情報を検出する生体センサを有する生体情報検出部と、耳介を挟み込むようにして固定する固定部とを、接続部を介して接続することにより生体の測定対象とする位置へ的確に接触させ、安定に生体情報を検出する。また、前記生体センサとして発光素子と受光素子を備えれば、発光素子により生体へ光を照射し、照射した光が生体で散乱した光又は生体を透過した光を受光素子で受光することにより、例えば脈波を高精度に検出したり、前記センサをカフに内蔵して、生体を押圧する状態における生体情報、例えば血圧を継続的に測定できる生体情報検出装置を提供することができる。
具体的には、本発明は、U字型又はV字型で対向するようにそれぞれの一端が支軸で接続された1対のアーム及び前記一対のアームのうち少なくとも一方のアームの他端であって前記一対のアームの対向する側に生体情報を検出する生体センサを有する生体情報検出部と、生体を挟み込んで固定する固定部と、前記アームの前記一端と前記クリップの前記先端部とを接続する接続部と、を備える生体情報検出装置である。
また、本発明は、U字型又はV字型で対向するようにそれぞれの一端が支軸で接続された1対のアーム及び前記一対のアームのうち少なくとも一方のアームの他端であって前記一対のアームの対向する側に生体情報を検出する生体センサを有する生体情報検出部と、持ち手を解放することによりクリップの対向する2つの先端部で挟み込んで固定する固定部と、前記アームの前記一端と前記クリップの前記先端部とを接続する接続部と、を備える生体情報検出装置である。
上記のように、本発明の生体情報検出装置は、前記固定部を生体の一部、例えば耳介に固定し、前記固定部はU字型又はV字型のアームの対向する内側に生体センサを設ける生体情報検出部を、接続部を介して保持し、前記生体センサを生体の測定対象とする位置に的確に接触させることにより、安定に生体情報を検出することができる。
本発明の生体情報検出装置では、前記接続部は、前記生体情報検出部と前記固定部との間の距離を可変にする距離可変機構を含む生体情報検出装置としてもよい。
上記のように、本発明の生体情報検出装置は、前記接続部が前記生体情報検出部と前記固定部との間の距離を可変にする距離可変機構を含むことにより、前記固定部を生体の一部、例えば耳介に固定し、前記距離可変機能により前記生体情報検出部と前記固定部との距離を調整することにより、前記生体情報検出部の前記生体センサを生体の測定対象とする位置に的確に接触させて、安定に生体情報を検出することができる。
本発明の生体情報検出装置では、前記距離可変機構は、距離の可変を一時的に制限するラッチ機構を有する生体情報検出装置としてもよい。
上記のように、本発明の生体情報検出装置は、前記距離可変機構が距離の可変を一時的に制限するラッチ機構を有する生体情報検出装置とすることにより、前記固定部を生体の一部、例えば耳介に固定し、前記距離可変機能により前記生体情報検出部と前記固定部との距離を調整し、前記生体情報検出部の前記生体センサを生体の測定対象とする位置に的確に接触させた状態で、前記ラッチ機構により前記距離可変機構が距離の可変を一時的に制限して固定し、その後、生体の姿勢の変化などにより前記生体情報検出部と前記固定部との距離を再度調整する必要が生じた場合、前記ラッチ機構により前記距離可変機構が距離の可変を一時的に制限した状態を解除し、前記生体情報検出部と前記固定部との距離を前記距離可変機構により再調整することにより、円滑に状況の変化に対応して、前記生体センサを生体の測定対象とする位置に的確に接触させ、安定に生体情報を検出することができる。
本発明の生体情報検出装置では、前記接続部は、前記接続部と前記固定部との接続点及び前記接続部と前記生体情報検出部との接続点の少なくとも1箇所に、前記生体情報検出部と前記固定部との角度を可変にする角度可変機構を含む生体情報検出装置としてもよい。
上記のように、本発明の生体情報検出装置は、前記接続部が、前記接続部と前記固定部との接続点及び前記接続部と前記生体情報検出部との接続点の少なくとも1箇所に、前記生体情報検出部と前記固定部との角度を可変にする角度可変機構を含むことにより、前記固定部を生体の一部、例えば耳介に固定し、前記角度可変機構により前記生体情報検出部と前記固定部との相対的な角度を調整して、前記生体センサを生体の測定対象とする位置に的確に接触させることにより、安定に生体情報を検出することができる。
本発明の生体情報検出装置では、前記接続部は、前記接続部と前記固定部との接続点及び前記接続部と前記生体情報検出部との接続点の間に、前記生体情報検出部と前記固定部との角度を可変にする角度可変機構を含む生体情報検出装置としてもよい。
上記のように、本発明の生体情報検出装置は、前記接続部が、前記接続部と前記固定部との接続点及び前記接続部と前記生体情報検出部との接続点の間に、前記生体情報検出部と前記固定部との角度を可変にする角度可変機構を含むことにより、前記固定部を生体の一部、例えば耳介に固定し、前記角度可変機構により前記生体情報検出部と前記固定部との相対的な角度を調整して、前記生体センサを生体の測定対象とする位置に的確に接触させることにより、安定に生体情報を検出することができる。
本発明の生体情報検出装置では、前記角度可変機構は、角度の可変を一時的に制限するラッチ機構を有する生体情報検出装置としてもよい。
上記のように、本発明の生体情報検出装置は、前記角度可変機構が角度の可変を一時的に制限するラッチ機構を有することにより、前記固定部を生体の一部、例えば耳介に固定し、前記角度可変機構により前記生体情報検出部と前記固定部との相対的な角度を調整し、前記生体情報検出部の前記生体センサを生体の測定対象とする位置に的確に接触させた状態で、前記ラッチ機構により前記角度可変機構が角度の可変を一時的に制限して固定し、その後生体の姿勢の変化などにより前記生体情報検出部と前記固定部との角度を再度調整する必要が生じた場合、前記ラッチ機構により前記角度可変機構が角度の可変を一時的に制限した状態を解除し、前記生体情報検出部と前記固定部との相対的な角度を前記角度可変機構により再調整することにより、円滑に状況の変化に対応して、前記生体センサを生体の測定対象とする位置に的確に接触させ、安定に生体情報を検出することができる。
本発明の生体情報検出装置では、前記接続部は、前記生体情報検出部と前記固定部とのねじり角を可変にするねじり角可変機構を含む生体情報検出装置としてもよい。
上記のように、本発明の生体情報検出装置は、前記接続部が前記生体情報検出部と前記固定部とのねじり角を可変にするねじり角可変機構を含むことにより、前記固定部を生体の一部、例えば耳介に固定し、前記ねじり角可変機構により前記生体情報検出部と前記固定部とのねじり角を調整して、前記生体情報検出部の前記生体センサを生体の測定対象とする位置に的確に接触させることにより、安定に生体情報を検出することができる。
本発明の生体情報検出装置では、前記ねじり角可変機構は、ねじり角の可変を一時的に制限するラッチ機構を有する生体情報検出装置としてもよい。
上記のように、本発明の生体情報検出装置は、前記ねじり角可変機構は、ねじり角の可変を一時的に制限するラッチ機構を有することにより、前記固定部を生体の一部、例えば耳介に固定し、前記ねじり角可変機構により前記生体情報検出部と前記固定部とのねじり角を調整し、前記生体情報検出部の前記生体センサを生体の測定対象とする位置に的確に接触させた状態で、前記ラッチ機構により前記ねじり角可変機構がねじり角の可変を一時的に制限して固定し、その後生体の姿勢の変化などにより前記生体情報検出部と前記固定部とのねじり角を再度調整する必要が生じた場合、前記ラッチ機構により前記ねじり角可変機構がねじり角の可変を一時的に制限した状態を解除し、前記生体情報検出部と前記固定部とのねじり角を前記ねじり角可変機構により再調整することにより、円滑に状況の変化に対応して、前記生体センサを生体の測定対象とする位置に的確に接触させ、安定に生体情報を検出することができる。
本発明の生体情報検出装置では、前記接続部は、可塑性の材料で構成されている生体情報検出装置としてもよい。
上記のように、本発明の生体情報検出装置は、前記接続部を可塑性の材料で構成することにより、前記生体情報検出部と前記固定部との距離、相対的な角度、ねじり角を調整して、前記生体センサを生体の測定対象とする位置に的確に接触させ、安定に生体情報を検出することができる。
本発明の生体情報検出装置では、前記固定部は、前記クリップの前記対向する2つの先端部のうち少なくとも一方の先端部であって前記先端部の対向する側に突起部を有する生体情報検出装置としてもよい。
上記のように、本発明の生体情報検出装置は、前記固定部は、前記クリップの前記対向する2つの先端部のうち少なくとも一方の先端部であって前記先端部の対向する側に突起部を有することにより、生体の一部、例えば耳介に装着する場合、前記突起部により前記固定部と耳介の間の距離を一定に保ち、かつ前記固定部の振動を防止できるので、前記生体センサを生体の測定対象とする位置に的確に接触させ、安定に生体情報を検出することができる。
本発明の生体情報検出装置では、前記固定部は、前記生体情報検出部に接続される信号線又は空気パイプを保持する保持機構を含む生体情報検出装置としてもよい。
上記のように、本発明の生体情報検出装置は、前記固定部に前記生体情報検出部に接続される信号線又は空気パイプを保持する保持機構を含むことにより、前記生体情報検出部が検出した情報を伝達する前記信号線又は生体情報検出部に空気を給排気する空気パイプを前記固定部に固定し、前記信号線又は空気パイプを保護して、前記生体センサは生体情報を安定に検出することができる。
本発明の生体情報検出装置では、前記固定部は、前記生体情報検出部に電力を供給する電源機構を含む生体情報検出装置としてもよい。
上記のように、本発明の生体情報検出装置は、前記固定部が前記生体情報検出部に電力を供給する電源機構を含むことにより、外部からの給電なしに、継続的に生体情報を検出することができる。
本発明の生体情報検出装置では、前記生体センサは、外部に光を照射する発光素子と、前記照射された光が外部で散乱した光又は外部を透過した光を受光する受光素子と、を含む生体情報検出装置としてもよい。
上記のように、本発明の生体情報検出装置は、前記生体センサが、外部に光を照射する発光素子と、前記照射された光が外部で散乱した光又は外部を透過した光を受光する受光素子と、を含むことにより、前記発光素子により外部、すなわち生体へ光を照射し、照射された光が生体で散乱した光又は生体を透過した光を前記受光素子により受光し、生体の動脈の脈波、あるいは生体の動脈内の血流などの生体情報を高精度に検出することができる。
本発明の生体情報検出装置では、前記生体センサは、空気によって膨張するカフと、当該カフに内蔵され外部に光を照射する発光素子と、前記カフに内蔵され前記照射された光が外部で散乱した光を受光する受光素子と、を含む生体情報検出装置としてもよい。
上記のように、本発明の生体情報検出装置は、前記生体情報検出部の一方のアームの対向する側に、外部に光を照射する発光素子と、前記照射された光が外部で散乱した光を受光する受光素子と、前記発光素子及び前記受光素子を内蔵するカフと、を有することにより、前記カフにより生体を圧迫する状態において、前記発光素子により外部、すなわち生体へ光を照射し、照射された光が前記生体で散乱した散乱光を前記受光素子で受光し、前記生体の動脈の脈波、あるいは生体の動脈内の血流などの生体情報を高精度に検出することにより、例えば、前記生体の血圧を高精度に測定することができる。
本発明の生体情報検出装置では、前記生体センサは、前記1対のアームにそれぞれ配置され空気によって膨張するカフと、前記一方のカフに内蔵され外部に光を照射する発光素子と、前記他方のカフに内蔵され前記照射された光が外部を透過した光を受光する受光素子と、を含む生体情報検出装置としてもよい。
上記のように、本発明の生体情報検出装置は、前記生体情報検出部のアームの一方の対向する側に、外部に光を照射する発光素子を内蔵するカフを有し、他方のアームの対向する側に前記照射された光が外部で散乱した光を受光する受光素子を内蔵するカフを有することにより、前記カフにより生体を圧迫する状態において、前記発光素子により外部、すなわち生体へ光を照射し、照射した光が前記生体で散乱した光を前記受光素子で受光し、前記生体の動脈の脈波、あるいは生体の動脈内の血流などの生体情報を高精度に検出することにより、例えば前記生体の血圧を高精度に測定することができる。
本発明によれば、生体に固定した固定部により生体センサを前記生体の測定対象とする位置へ的確に接触させ、かつ個人の体型の差及び姿勢の変化に対応して、固定部と生体センサの距離、角度、ねじり角を調整し、さらに調整した状態を一時的に固定し、かつ解除する機能を備えて繰り返し調整可能であり、安定に生体情報を検出できる生体情報検出装置を提供できる。
さらに、前記生体情報検出装置は生体センサを発光素子と受光素子を内蔵するカフとすることにより、例えば、人体の耳介を挟み込むように装着することにより、血圧などの生体情報を、継続的にかつ高精度に測定できる生体情報検出装置を提供できる。
添付の図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。以下に説明する実施の形態は本発明の構成の例であり、本発明は、以下の実施の形態に制限されるものではない。
本実施の形態の生体情報検出装置は、U字型又はV字型で対向するようにそれぞれの一端が支軸で接続された1対のアーム及び前記一対のアームのうち少なくとも一方のアームの他端であって前記一対のアームの対向する側に生体情報を検出する生体センサを有する生体情報検出部と、生体を挟み込んで固定する固定部と、前記アームの前記一端と前記クリップの前記先端部とを接続する接続部と、を備える生体情報検出装置である。特に、前記固定部は、持ち手を解放することによりクリップの対向する2つの先端部で挟み込んで固定することが望ましい。
本実施の形態の生体情報検出装置について、添付の図を参照して説明する。図1は本実施の形態の生体情報検出装置の構成を示す図である。
図1において、生体情報検出装置5は生体情報検出部10、固定部30、接続部40により構成され、生体情報検出部10はアーム11、アーム12、生体センサ13、生体センサ14により構成され、固定部30は持ち手31、持ち手32、クリップ33、クリップ34、クッション51、クッション52により構成される。
生体情報検出部10のアーム11とアーム12はV字型で対向するように対をなし、それぞれの一端が支軸で接続され、アーム11とアーム12の少なくとも一方の他端であってアーム11とアーム12の対向する側に生体情報を検出する生体センサ13又は生体センサ14を有する。図1においてはアーム11とアーム12の各々に生体センサ13と生体センサ14を設けた場合を示しているが、少なくとも生体センサ13と生体センサ14の一方が設けられていればよい。ここで、生体センサ13及び生体センサ14の信号線などの通常の技術により実現できる部分は表示していない。
図1において、アーム11及びアーム12はV字型で対向する面に生体センサ13と生体センサ14の一方を保持し、それぞれの一端が接続される支軸を中心にアーム11及びアーム12がなす角度を変化させて生体センサ13及び生体センサ14を測定対象とする生体へ接触させる機能を有する。
生体センサ13及び生体センサ14は、例えば脈波、あるいは血流などの生体情報を検出する機能を有する。
固定部30は持ち手31及び持ち手32を押さえた後で解放することにより、クリップ33及びクリップ34の先端部で生体の一部を挟み込んで固定する機能を有し、さらに固定部30は接続部40を介して生体情報検出部10を保持して、生体情報検出部10を前記生体の測定対象とする部分へ接触させる機能を有する。図1において、クリップ33及びクリップ34の対向する面の各々には、クッション51及びクッション52が設けられ、クッション51及びクッション52は生体との接触感を快適に保つ機能を有する。
接続部40は生体情報検出部10と固定部30を接続する機能を有する。
図2は図1に示す生体情報検出装置5を耳介に装着した状態を示す図であり、生体情報検出部10は耳珠2を挟むように装着し、固定部30は耳介の耳輪3を挟むように固定している状態を示している。図2において、生体情報検出装置5は図1の上方、すなわちアーム11及びクリップ33の方向から見た形状を示している。
図2を用いて本実施の形態の生体情報検出装置5の動作を説明する。本実施の形態の生体情報検出装置5の生体情報検出部10のアーム11及びアーム12の対向する面に設ける生体センサ13及び生体センサ14を、例えば耳珠2に接するようにアーム11及びアーム12の角度を調整して装着する。さらに固定部30の持ち手31と持ち手32を持ってクリップ33及びクリップ34の角度を拡大し、例えば耳輪3を適切に挟む位置で持ち手31及び持ち手32を開放することによりクリップ33及びクリップ34により耳輪3を挟んで固定部30を固定する。
上記においては、生体センサ13及び生体センサ14を装着した後に、固定部30を固定する場合を説明したが、先に固定部30を固定して、その後生体センサ13及び生体センサ14を装着してもよい。
以上説明したように、生体センサ13及び生体センサ14を装着し、固定部30を固定する結果、固定部30は接続部40を介して生体情報検出部10の位置を安定に固定する状態となり、生体情報検出装置5は生体センサ13又は/及び生体センサ14により、例えば、脈波などの生体情報を安定に検出することができる。
本実施の形態の生体情報検出装置は、前記接続部が、前記生体情報検出部と前記固定部との間の距離を可変にする距離可変機構を含む生体情報検出装置としてもよい。
本実施の形態の生体情報検出装置について、添付の図を参照して説明する。図3は本実施の形態の生体情報検出装置の構成を示す図である。
図3において、本実施の形態の生体情報検出装置5は、図1により説明した実施の形態の生体情報検出装置5の接続部40が距離可変機構41含む場合であり、距離可変機構41以外の部分の構成、機能、動作は図1により説明した生体情報検出装置5と同様である。
図3に示す、距離可変機構41は、接続部40を中間で分割して接続部40の一方を円筒とし、接続部40の他方を前記円筒より口径の小さな円筒として、接続部40の一方の円筒の中に、接続部40の口径の小さな他方の円筒を挿入しスライドさせて出し入れすることにより長さを可変にする構成としてもよい。
距離可変機構41は、接続部40の長さを、図3に矢印で示す方向へ可変にすることにより、生体情報検出部10と固定部30との距離を可変にする機能を有する。
図3を用いて本実施の形態の生体情報検出装置5の動作を説明する。本実施の形態の生体情報検出装置5は、図1により説明した実施の形態の生体情報検出装置5の動作の、生体情報検出部10を装着する過程、あるいは固定部30を固定する過程において、接続部40の距離可変機構41により生体情報検出部10と固定部30との距離を調整することにより、生体情報検出部10を的確に生体の測定対象とする位置に接触させて保持する。
以上説明したように、本実施の形態の生体情報検出装置5は、生体情報検出部10を装着するとき、あるいは固定部30を固定するときに、接続部40の距離可変機構41により生体情報検出部10と固定部30との距離を調整することができるので、生体情報検出部10を的確に生体の測定対象とする位置に接触させて保持することにより、安定に生体情報を検出することができる。
本実施の形態の生体情報検出装置は、前記距離可変機構が、距離の可変を一時的に制限するラッチ機構を有する生体情報検出装置としてもよい。
本実施の形態の生体情報検出装置について、添付の図を参照して説明する。図4は本実施の形態の生体情報検出装置の構成を示す図である。
図4において、本実施の形態の生体情報検出装置5は図3により説明した実施の形態の生体情報検出装置5の距離可変機構41がラッチ機構42を含む場合であり、ラッチ機構42以外の構成、機能、動作は図3により説明した生体情報検出装置5と同様である。
図4に示す、ラッチ機構42は、ネジ付きのピンで構成し、接続部40の口径の大きな円筒の中に口径の小さな円筒を挿入しスライドさせて出し入れすることにより接続部40の長さを可変する距離可変機構41に対して、前記口径の大きな円筒の外部からネジ機構によりピンを回転させて挿入して、内部の口径の小さな円筒との摩擦により、距離可変機構41の距離可変機能を一時的に制限して、一時的に接続部40の長さを固定する構成としてもよい。
ラッチ機構42は接続部40の距離可変機構41の距離可変機能を一時的に制限し、一時的に生体情報検出部10と固定部30の距離を固定する機能を有する。
図4を用いて本実施の形態の生体情報検出装置5の動作を説明する。本実施の形態の生体情報検出装置5は、図3により説明した実施の形態の生体情報検出装置5の動作の、生体情報検出部10を装着する過程、あるいは固定部30を固定する過程において、接続部40の距離可変機構41により生体情報検出部10と固定部30との距離を調整した状態で、ラッチ機構42により距離可変機構41の距離可変機能を一時的に制限し、生体情報検出部10と固定部30との距離を一時的に固定する。上記のようにラッチ機構42により生体情報検出部10と固定部30との距離を一時的に固定した後で、生体の姿勢の変化などにより、生体情報検出部10と固定部30との距離を再度調整する必要が生じた場合、ラッチ機構42により距離可変機構41の距離を一時的に固定する状態を解除して、生体情報検出部10と固定部30との距離を再度調整することにより、固定部30は生体情報検出部10を的確に生体の測定対象とする位置に保持する。
以上説明したように、本実施の形態の生体情報検出装置5は、生体情報検出部10と固定部30との距離を調整した状態で、ラッチ機構42により生体情報検出部10と固定部30との距離を一時的に固定し、その後、生体の姿勢の変化などにより再度調整する必要が生じた場合、生体情報検出部10と固定部30との距離の一時的な固定を解除して、再調整できるので、生体情報検出部10を生体の測定対象とする位置に的確に接触させて保持することにより、安定に生体情報を検出することができる。
本実施の形態の生体情報検出装置は、前記接続部は、前記接続部と前記固定部との接続点及び前記接続部と前記生体情報検出部との接続点の少なくとも1箇所に、前記生体情報検出部と前記固定部との角度を可変にする角度可変機構を含む生体情報検出装置としてもよい。
本実施の形態の生体情報検出装置について、添付の図を参照して説明する。本実施の形態の生体情報検出装置の前記角度可変機構は図1から図4により説明した実施の形態の生体情報検出装置に適用可能であるが、代表例として、図4により説明した実施の形態の生体情報検出装置に適用した場合の構成を説明する。
本実施の形態の生体情報検出装置は、前記接続部が、前記接続部と前記固定部との接続点及び前記接続部と前記生体情報検出部との接続点の少なくとも1箇所に、前記生体情報検出部と前記固定部との角度を可変にする角度可変機構を含む生体情報検出装置であるが、ここでは、前記接続部が、前記接続部と前記固定部との接続点及び前記接続部と前記生体情報検出部との接続点に、前記生体情報検出部と前記固定部との角度を可変にする角度可変機構を含む場合を例に説明する。
図5は本実施の形態の生体情報検出装置の構成を示す図である。図5において、本実施の形態の生体情報検出装置5は、図4により説明した実施の形態の生体情報検出装置5が、接続部40と固定部30との接続点及び接続部40と生体情報検出部10との接続点に、角度可変機構35及び角度可変機構43を含む場合であり、角度可変機構35及び角度可変機構43以外の部分の構成、機能、動作は図4により説明した実施の形態の生体情報検出装置5と同様である。
図5に示す、角度可変機構35は接続部40と固定部30のクリップ33との間を回転軸で接続することにより接続部40と固定部30のクリップ33との角度を可変とする構成とし、また角度可変機構43は接続部40と生体情報検出部10のアーム12との間を回転軸で接続することにより接続部40とアーム12との間の角度を可変とする構成としてもよい。
角度可変機構35は接続部40と固定部30のクリップ33との角度を、図5の矢印Aで示す方向に可変とする機能を有し、また角度可変機構43は接続部40と生体情報検出部10のアーム12との間の角度を、図5の矢印Aで示す方向に可変とする機能を有する。
図5を用いて本実施の形態の生体情報検出装置5の動作を説明する。本実施の形態の生体情報検出装置5は、図1から図4により説明した実施の形態の生体情報検出装置5の動作の、生体情報検出部10を装着する過程、あるいは固定部30を固定する過程において、角度可変機構35及び角度可変機構43により、各々接続部40と固定部30との角度及び接続部40と生体情報検出部10との角度を調整することにより、固定部30と生体情報検出部10との角度を調整し、固定部30は生体情報検出部10を的確に生体の測定対象とする位置に保持する。
以上においては、本実施の形態の生体情報検出装置5が、接続部40と固定部30との接続点及び接続部40と生体情報検出部10との接続点に、角度可変機構35及び角度可変機構43を含む場合について説明したが、本実施の形態の生体情報検出装置5が、接続部40と固定部30との接続点又は接続部40と生体情報検出部10との接続点のいずれか1箇所に、角度可変機構35又は角度可変機構43を含む場合は、本実施の形態の生体情報検出装置5は角度可変機構35又は角度可変機構43により、固定部30と生体情報検出部10との角度を調整し、固定部30は生体情報検出部10を的確に生体の測定対象とする位置に保持する。
以上説明したように、本実施の形態の生体情報検出装置5は、生体情報検出部10を装着するとき、あるいは固定部30を固定するときに、角度可変機構35及び角度可変機構43の少なくとも一方により生体情報検出部10と固定部30との角度を調整することにより、生体情報検出部10を的確に生体の測定対象とする位置に接触させて保持することにより、安定に生体情報を検出することができる。
本実施の形態の生体情報検出装置は、前記接続部が、前記接続部と前記固定部との接続点及び前記接続部と前記生体情報検出部との接続点の間に、前記生体情報検出部と前記固定部との角度を可変にする角度可変機構を含む生体情報検出装置としてもよい。
本実施の形態の生体情報検出装置について、添付の図を参照して説明する。本実施の形態の生体情報検出装置の前記角度可変機構は図1から図4により説明した実施の形態の生体情報検出装置に適用可能であるが、代表例として、図4により説明した実施の形態の生体情報検出装置に適用した場合の構成を説明する。
図6は本実施の形態の生体情報検出装置の構成を示す図である。図6において、本実施の形態の生体情報検出装置5は、図4により説明した実施の形態の生体情報検出装置5の、接続部40と固定部30との接続点及び接続部40と生体情報検出部10との接続点の間に、生体情報検出部10と固定部30との角度を可変にする、角度可変機構45を含む場合であり、角度可変機構45以外の部分の構成、機能、動作は図4により説明した実施の形態の生体情報検出装置5と同様である。
図6に示す、角度可変機構45は、接続部40を中間部分で分割して回転軸で接続し、接続部40を回転軸で接続した部分において屈曲させる構成としてもよい。
角度可変機構45は接続部40の中間部分の回転軸で接続した部分において、接続部40を屈曲させて、生体情報検出部10と固定部30との角度を、図6の矢印Bで示す方向に可変にする機能を有する。
図6を用いて本実施の形態の生体情報検出装置5の動作を説明する。本実施の形態の生体情報検出装置5は、図1から図4により説明した実施の形態の生体情報検出装置5の動作の、生体情報検出部10を装着する過程、あるいは固定部30を固定する過程において、接続部40の角度可変機構45により、接続部40を屈曲することにより、生体情報検出部10と固定部30との角度を調整することにより、生体情報検出部10を的確に生体の一部の測定対象とする位置に保持する。
以上説明したように、本実施の形態の生体情報検出装置5は、生体情報検出部10を装着するとき、あるいは固定部30を固定するときに、角度可変機構45により生体情報検出部10と固定部30との角度を調整することにより、生体情報検出部10を的確に生体の測定対象とする位置に接触させて保持することにより、安定に生体情報を検出することができる。
本実施の形態の生体情報検出装置は、前記角度可変機構が、角度の可変を一時的に制限するラッチ機構を有する生体情報検出装置としてもよい。
本実施の形態の生体情報検出装置について、添付の図を参照して説明する。図7及び図8は本実施の形態の生体情報検出装置の構成を示す図である。図7において、本実施の形態の生体情報検出装置5は、図5により説明した実施の形態の生体情報検出装置5の角度可変機構35及び角度可変機構43が角度の可変を一時的に制限するラッチ機構36及びラッチ機構44を有する場合であり、ラッチ機構36及びラッチ機構44以外の部分の構成、機能、動作は図5により説明した実施の形態の生体情報検出装置5と同様である。
図7に示す、ラッチ機構36及びラッチ機構44は、各々ネジ付きのピンで構成し、角度可変機構35及び角度可変機構43の各々が回転軸を中心に回転する部分に外部からネジ機構によりピンを回転させて挿入して、摩擦により角度可変機構35及び角度可変機構43の角度可変機能を一時的に制限して、一時的に角度を固定する構成としてもよい。
ラッチ機構36及びラッチ機構44は、角度可変機構35及び角度可変機構43が角度の可変を一時的に制限する機能を有し、一時的に生体情報検出部10と固定部30との角度を固定できる。
図8において、本実施の形態の生体情報検出装置5は、図6により説明した実施の形態の生体情報検出装置5の角度可変機構45が角度の可変を一時的に制限するラッチ機構46を有する場合であり、ラッチ機構46以外の部分の構成、機能、動作は図6により説明した実施の形態の生体情報検出装置5と同様である。
図8に示すラッチ機構46は、ネジ付きのピンで構成し、角度可変機構45が回転軸を中心に回転する部分に外部からネジ機構によりピンを回転させて挿入して、摩擦により角度可変機構45の角度可変機能を一時的に制限して、一時的に角度を固定する構成としてもよい。
ラッチ機構46は、角度可変機構45が角度の可変を一時的に制限する機能を有し、一時的に生体情報検出部10と固定部30との角度を固定できる。
図7を用いて本実施の形態の生体情報検出装置5の動作を説明する。図7に示す、本実施の形態の生体情報検出装置5は、図5により説明した実施の形態の生体情情報検出装置5の動作の、生体情報検出部10を装着する過程、あるいは固定部30を固定する過程において、角度可変機構35及び角度可変機構43により、接続部40と固定部30との角度、及び接続部40と生体情報検出部10との角度を調整することにより、生体情報検出部10と固定部30との角度を調整した状態で、ラッチ機構36及びラッチ機構44により、角度可変機構35及び角度可変機構43の角度の可変を一時的に制限し、生体情報検出部10と固定部30の角度を一時的に固定する。
上記のように生体情報検出部10と固定部30との角度を一時的に固定した後で、状況の変化により、生体情報検出部10と固定部30との角度を再度調整する必要が生じた場合、ラッチ機構36及びラッチ機構44により、角度可変機構35及び角度可変機構43の角度の可変を一時的に制限する状態を解除して、生体情報検出部10と固定部30との角度を再度調整することにより、固定部30は生体情報検出部10を的確に生体の測定対象とする位置に保持する。
一方、本実施の形態の生体情報検出装置5が、接続部40と固定部30との接続点及び接続部40と生体情報検出部10との接続点のいずれかに、角度可変機構35又は角度可変機構43を含む場合は、本実施の形態の生体情報検出装置5は、角度可変機構35又は角度可変機構43により、固定部30と生体情報検出部10との角度を調整した状態で、ラッチ機構36又はラッチ機構44により、角度可変機構35又は角度可変機構43の角度の可変を一時的に制限し、生体情報検出部10と固定部30との角度を一時的に固定する。
上記のように生体情報検出部10と固定部30との角度を一時的に固定した後で、生体の姿勢の変化などにより、生体情報検出部10と固定部30との角度を再度調整する必要が生じた場合、ラッチ機構36又はラッチ機構44により、角度可変機構35又は角度可変機構43の角度の可変を一時的に制限する状態を解除して、生体情報検出部10と固定部30との角度を再度調整することにより、固定部30は生体情報検出部10を的確に生体の測定対象とする位置に保持する。
図8に示す本実施の形態の生体情報検出装置5の動作を説明する。図8に示す本実施の形態の生体情報検出装置5は、図6により説明した実施の形態の生体情情報検出装置5の動作の、生体情報検出部10を装着する過程、あるいは固定部30を固定する過程において、角度可変機構45により、接続部40を屈曲する角度を調整することにより、生体情報検出部10と固定部30との角度を調整した状態で、ラッチ機構46により、角度可変機構45の角度の可変を一時的に制限し、生体情報検出部10と固定部30の角度を一時的に固定する。
上記のように生体情報検出部10と固定部30との角度を一時的に固定した後で、状況の変化により、生体情報検出部10と固定部30との角度を再度調整する必要が生じた場合、ラッチ機構46により、角度可変機構45の角度の可変を一時的に制限する状態を解除して、生体情報検出部10と固定部30との角度を再度調整することにより、固定部30は生体情報検出部10を的確に生体の測定対象とする位置に保持する。
以上説明したように、本実施の形態の生体情報検出装置5は、生体情報検出部10と固定部30の角度を調整した状態で、ラッチ機構36、ラッチ機構44、ラッチ機構46により、生体情報検出部10と固定部30との角度を一時的に固定して、その後、生体の姿勢の変化などにより再調整する必要が生じた場合、生体情報検出部10と固定部30との角度の一時的な固定を解除して、再調整できるので、生体情報検出部10を生体の測定対象とする位置に的確に接触させ保持することにより、安定に生体情報を検出することができる。
本実施の形態の生体情報検出装置は、前記接続部が、前記生体情報検出部と前記固定部とのねじり角を可変にするねじり角可変機構を含む生体情報検出装置としてもよい。
本実施の形態の生体情報検出装置の前記ねじり角可変機構は図1から図8により説明した実施の形態の生体情報検出装置に適用可能であるが、代表例として、図7により説明した実施の形態の生体情報検出装置に適用した場合の構成を説明する。
図9は本実施の形態の生体情報検出装置の構成を示す図である。図9において、本実施の形態の生体情報検出装置5は、図7により説明した実施の形態の生体情報検出装置5の接続部40が、生体情報検出部10と固定部30とのねじり角を可変にするねじり角可変機構47を含む場合であり、ねじり角可変機構47以外の部分の構成、機能、動作は、図7により説明した実施の形態の生体情報検出装置5と同様である。
図9に示す、本実施の形態の生体情報検出装置5のねじり角可変機構47は、接続部40の一方を円筒とし、接続部40の他方を前記円筒より口径の小さな円筒として、接続部40の一方の円筒の中に、接続部40の他方の口径の小さな円筒を挿入し回転させることによりねじり角を可変する構成としてもよい。
ねじり角可変機構47は接続部40の一方の端部と他方の端部の間におけるねじり角を、図9の矢印Cで示す方向へ可変にする機能を有する。
図9を用いて本実施の形態の生体情報検出装置5の動作を説明する。本実施の形態の生体情報検出装置5は、図1から図8により説明した実施の形態の生体情報検出装置5の動作の、生体情報検出部10を装着する過程、あるいは固定部30を固定する過程する過程において、ねじり角可変機構47により生体情報検出部10と固定部30とのねじり角を調整することにより、固定部30は生体情報検出部10を的確に生体の測定対象とする位置に保持する。
以上説明したように、本実施の形態の生体情報検出装置5は、生体情報検出部10を装着するとき、あるいは固定部30を固定するときに、接続部40のねじり角可変機構47により生体情報検出部10と固定部30とのねじり角を調整することができるので、生体情報検出部10を生体の測定対象とする位置に、的確に接触させ保持することにより、安定に生体情報を検出することができる。
本実施の形態の生体情報検出装置は、前記ねじり角可変機構が、ねじり角の可変を一時的に制限するラッチ機構を有する生体情報検出装置としてもよい。
図10は本実施の形態の生体情報検出装置の構成を示す図である。図10において、本実施の形態の生体情報検出装置5は、図9により説明した実施の形態の生体情報検出装置5のねじり角可変機構47が、ねじり角の可変を一時的に制限するラッチ機構48を有する場合であり、ラッチ機構48以外の部分の構成、機能、動作は図9により説明した実施の形態の生体情報検出装置5と同様である。
図10に示す、ラッチ機構48は、ネジ付きのピンで構成し、接続部40の口径の大きな円筒の中に口径の小さな円筒を挿入し回転させてねじり角を可変にするねじり角可変機構47に対して、前記口径の大きな円筒の外部からネジ機構によりピンを回転させて挿入して、内部の口径の小さな円筒との摩擦により、ねじり角可変機構47のねじり角の可変を一時的に制限して、一時的に生体情報検出部10と固定部30のねじり角を固定する構成としてもよい。
ラッチ機構48はねじり角可変機構47のねじり角の可変を一時的に制限し、接続部40の一方の端部と他方の端部の間におけるねじり角を一時的に固定する機能を有する。
図10を用いて本実施の形態の生体情報検出装置5の動作を説明する。本実施の形態の生体情報検出装置5は、図9により説明した実施の形態の生体情報検出装置5の動作の、生体情報検出部10を装着する過程、あるいは固定部30を固定する過程において、ねじり角可変機構47により生体情報検出部10と固定部30とのねじり角を調整した状態で、ラッチ機構48によりねじり角可変機構47がねじり角の可変を一時的に制限し、生体情報検出部10と固定部30とのねじり角度を一時的に固定する。
上記のように生体情報検出部10と固定部30とのねじり角を一時的に固定した後で、生体の姿勢の変化などにより生体情報検出部10と固定部30とのねじり角を再調整する必要が生じた場合、ラッチ機構48により、ねじり角可変機構47のねじり角の可変を一時的に制限する状態を解除して、生体情報検出部10と固定部30とのねじり角を再度調整することにより、固定部30は生体情報検出部10を的確に生体の測定対象とする位置に保持する。
以上説明したように、本実施の形態の生体情報検出装置5は、ラッチ機構48により、生体情報検出部10と固定部30とのねじり角を一時的に固定して、その後、生体の姿勢の変化などにより再調整する必要が生じた場合、生体情報検出部10と固定部30のねじり角の一時的な固定を解除して、再調整できるので、生体情報検出部10を生体の測定対象とする位置に的確に接触させ保持することにより、安定に生体情報を検出することができる。
本実施の形態の生体情報検出装置は、前記接続部が、可塑性の材料で構成されている生体情報検出装置としてもよい。
本実施の形態の生体情報検出装置は、図1から図10により説明した実施の形態の生体情報検出装置5において、接続部40が可塑性の材料で構成されている場合であり、本実施の形態の生体情報検出装置の前記接続部以外の部分の構成、機能、動作は図1から図10により説明した実施の形態の生体情報検出装置5と同様である。従って、本実施の形態の生体情報検出装置の代表例として、図10により説明した実施の形態の生体情報検出装置5を本実施の形態の生体情報検出装置として説明する
図10において、本実施の形態の生体情報検出装置5の接続部40は可塑性の金属で構成してもよい。図10に示す、接続部40の機能を金属の可塑性で実現する。例えば、接続部が引き伸ばし、曲げ、ねじりが可能であり、生体情報検出部10と固定部30との距離の調整、角度の調整、ねじり角の調整を可能にする機能を持たせる。
本実施の形態の生体情報検出装置5の動作を説明する。本実施の形態の生体情報検出装置5は、図1から図10により説明した実施の形態の生体情報検出装置5の動作の、生体情報検出部10を装着する過程、あるいは固定部30を固定する過程において、固定部30の形状を変化させて、生体情報検出部10と固定部30との距離、角度、ねじり角をさらに微妙に調整して、固定部30は生体情報検出部10を、より的確に生体の一部の測定対象とする位置に保持する。
以上説明したように、本実施の形態の生体情報検出装置5は、接続部40を可塑性の材料で構成することにより、生体情報検出部10と固定部30との距離、角度、ねじり角をさらに微妙に調整できるので、生体情報検出部10を生体の測定対象とする位置に、容易に接触させ保持することにより、より安定に生体情報を検出することができる。
本実施の形態の生体情報検出装置は、前記固定部が、前記クリップの前記対向する2つの先端部のうち少なくとも一方の先端部であって前記先端部の対向する側に突起部を有する生体情報検出装置としてもよい。
本実施の形態の生体情報検出装置の前記突起部は図1から図10により説明した実施の形態の生体情報検出装置に適用可能であるが、代表例として、図10により説明した実施の形態の生体情報検出装置に適用した場合の構成を説明する。
図11は本実施の形態の生体情報検出装置の構成を示す図である。図11において、本実施の形態の生体情報検出装置5は、図10により説明した実施の形態の生体情報検出装置5の固定部30が前記クリップの前記対向する2つの先端部のうち少なくとも一方の先端部であって前記先端部の対向する側に突起部37を有する場合であり、突起部37以外の部分の構成、機能、動作は図10により説明した実施の形態の生体情報検出装置5と同様である。ここで、図11においては、固定部30のクリップ33の内側に突起部37が設けられている場合を示している。
図11に示す、突起部37は一端をクリップ33に固定された支柱の他の端に柔軟なクッションを設けた構成としてもよい。
突起部37は生体の一部、例えば、図2に示す耳甲介4付近に接触し、固定部30と耳甲介4との間隔を適切に保ち、かつ生体情報検出部10及び固定部30の振動を防止して、例えば耳介への固定を安定化する機能を有する。
図11を用いて本実施の形態の生体情報検出装置5の動作を説明する。本実施の形態の生体情報検出装置5は、図1から図10により説明した実施の形態の生体情報検出装置5の動作の、生体情報検出部10を装着する過程、あるいは固定部30を固定する過程する過程において、突起部37は生体の一部、例えば、耳介の耳甲介4に接触し、固定部30と耳甲介4との間隔を適切に保ち、かつ生体情報検出部10及び固定部30の振動を防止して、固定部30を生体の一部へ固定する。
以上説明したように、本実施の形態の生体情報検出装置5は、固定部30が突起部37を有することにより、固定部30と生体の一部、例えば、耳介の耳甲介4との距離を適切に保ち、かつ、かつ生体情報検出部10及び固定部30の振動を防止して、生体の例えば耳介への固定を安定化するので、より安定に生体情報を検出することができる。
本実施の形態の生体情報検出装置は、前記固定部が、前記生体情報検出部に接続される信号線又は空気パイプを保持する保持機構を含む生体情報検出装置としてもよい。
本実施の形態の生体情報検出装置の前記保持機構は図1から図11により説明した実施の形態の生体情報検出装置に適用可能であるが、代表例として、図11により説明した実施の形態の生体情報検出装置に適用した場合の構成を説明する。
図12は本実施の形態の生体情報検出装置の構成を示す図である。図12において、本実施の形態の生体情報検出装置5は、図11により説明した実施の形態の生体情報検出装置5の固定部30が生体情報検出部10の生体センサ13及び生体センサ14と接続された信号線26を保持する保持機構38を有する場合であり、信号線26及び保持機構38以外の部分の構成、機能、動作は図11により説明した実施の形態の生体情報検出装置5と同様である。
図12に示す、信号線26は生体センサ13及び生体センサ14に接続され、接続部40及び固定部30に沿って配線され、保持機構38はクリップ33に設けられ、信号線26を保持している。
信号線26は生体センサ13及び生体センサ14を駆動する信号を伝達し、あるいは生体センサ13及び生体センサ14が検出した生体情報の信号を伝達する機能を有し、さらに生体センサ13及び生体センサ14へ電力を供給する機能を有してもよい。
保持機構38は生体情報検出部10の生体センサ13及び生体センサ14に接続される信号線26を固定部30に沿って保持する機能を有し、信号線26の振動による破断を防止し、また、不要な雑音の混入を防止することができる。
図12を用いて本実施の形態の生体情報検出装置5の動作を説明する。本実施の形態の生体情報検出装置5は、図1から図11により説明した実施の形態の生体情報検出装置5の動作において、信号線26は生体センサ13及び生体センサ14を駆動する信号、あるいは生体センサ13及び生体センサ14が検出した生体情報の信号を伝達し、あるいは生体センサ13及び生体センサ14へ電力を供給し、保持機構38は生体センサ13及び生体センサ14に接続される信号線26を固定部30に沿って保持する。
以上説明したように、本実施の形態の生体情報検出装置5は、固定部30が生体情報検出部10と接続された信号線26を保持する保持機構38を有することにより、信号線26を固定部30に保持し、信号線26の振動による破断を防止し、さらに不要な雑音の混入を防止するので、安定に生体情報を検出できる。信号線26に替えて又は信号線26と共に空気パイプを固定部30に保持する場合も、同様に不要な雑音の混入を防止するので、安定に生体情報を検出することができる。
本実施の形態の生体情報検出装置は、前記固定部が、前記生体情報検出部に電力を供給する電源機構を含む生体情報検出装置としてもよい。
本実施の形態の生体情報検出装置の前記電源機構は図1から図12により説明した実施の形態の生体情報検出装置に適用可能であるが、代表例として、図12により説明した実施の形態の生体情報検出装置に適用した場合の構成を説明する。
図13は本実施の形態の生体情報検出装置の構成を示す図である。図13において、本実施の形態の生体情報検出装置5は、図12により説明した実施の形態の生体情報検出装置5の固定部30が体情報検出部10に電力を供給する電力線27及び電源機構39を含む場合であり、電力線27及び電源機構39以外の部分の構成、機能、動作は図12により説明した実施の形態の生体情報検出装置5と同様である。
図13に示す、電源機構39はクリップ34に設けられ、電力線27は電源機構39から信号線26と共に保持機構38に保持され、生体センサ13及び生体センサ14へ配線されている。
電源機構39は生体センサ13及び生体センサ14へ電力を供給する機能を有し、電力線27は電源機構39の供給する電力を生体センサ13及び生体センサ14へ給電する機能を有する。
図13を用いて本実施の形態の生体情報検出装置5の動作を説明する。本実施の形態の生体情報検出装置5は、図1から図12により説明した実施の形態の生体情報検出装置5の動作の、生体情報検出装置5が生体情報を検出する過程において、電源機構39は生体センサ13又は生体センサ14へ電力を供給し、電力線27は電源機構39の供給する電力を生体センサ13又は生体センサ14へ給電する。
以上説明したように、本実施の形態の生体情報検出装置5は、固定部30が体情報検出部10に電力を供給する電源機構39を含むことにより、継続的に生体情報を検出することができる。
本実施の形態の生体情報検出装置は、前記生体センサが、外部に光を照射する発光素子と、前記照射された光が外部で散乱した光又は外部を透過した光を受光する受光素子と、を含む生体情報検出装置としてもよい。
本実施の形態の生体情報検出装置の前記生体センサ以外の部分の構成、機能、動作は図1から図13により説明した実施の形態の生体情報検出装置5と同様である。
図14(A)、図14(B)は本実施の形態の生体情報検出装置の前記生体センサの構成を示す図である。
図14(A)、図14(B)に示すように、本実施の形態の生体情報検出装置の前記生体センサには2種類の構成があり、図14(A)に示す生体センサ6は発光素子21及び受光素子23を内蔵し、図14(B)に示す生体センサ7は発光素子21を内蔵し、生体センサ8は受光素子23を内蔵する。
図14(A)に示す、生体センサ6は図1から図13により説明した生体情報検出部10の生体センサ13又は生体センサ14として適用でき、また、図14(B)に示す生体センサ7及び生体センサ8は一組として、図1から図13により説明した生体情報検出部10の生体センサ13及び生体センサ14、あるいは生体センサ14及び生体センサ13として適用できる。
図14(A)において、生体センサ6は筐体15と生体接触面16に囲まれる内部に発光素子21及び受光素子23を内蔵し、生体接触面16は生体1へ接触し、発光素子21は外部、すなわち生体1へ照射光22を照射し、受光素子23は照射光22が外部、すなわち生体1により散乱された散乱光24を受光する位置に設けられている。図14(A)、図14(B)及び以下に示す図においては、発光素子21の駆動回路、受光素子23の受信増幅器などの通常の技術により実現できる部分は表示していない。
図14(B)において、生体センサ7は筐体15と生体接触面16に囲まれる内部に発光素子21を内蔵し、生体接触面16は生体1へ接触し、発光素子21は外部、すなわち生体1へ照射光22を照射する位置に設けられている。
図14(B)において、生体センサ8は筐体15と生体接触面16に囲まれる内部に受光素子23を内蔵し、生体接触面16は生体1へ接触し、受光素子23は、生体センサ7の発光素子21が生体1へ照射した照射光22が生体1を透過した散乱光24を受光する位置に設けられている。上記のように、通常、生体センサ7及び生体センサ8は一組として使用される。
図14(A)、図14(B)において、筐体15は生体接触面16を保持し、発光素子21及び受光素子23の少なくとも一方を搭載する機能を有する。生体接触面16は生体1に接触し、発光素子21及び受光素子23の少なくとも一方を保護する機能を有する。発光素子21は照射光22を外部へ照射する機能を有し、受光素子23は発光素子21が外部へ照射した照射光22が外部で散乱した又は透過した散乱光24を受光し、生体情報を検出する機能を有する。
図14(A)を用いて本実施の形態の生体情報検出装置に生体センサ6を適用した場合の動作を説明する。本実施の形態の生体情報検出装置は、図1から図13により説明した実施の形態の生体情報検出装置5の動作の、生体情報検出装置5が生体情報を検出する過程において、生体センサ6の生体接触面16は生体に接触し、発光素子21は照射光22を前記生体へ照射し、受光素子23は発光素子21が前記生体へ照射した照射光22が前記生体で散乱した散乱光24を受光し、受光した散乱光24から、前記生体の、例えば動脈の脈波、あるいは動脈の内部の血流などの生体情報を高精度に検出する。
次に、図14(B)を用いて本実施の形態の生体情報検出装置に生体センサ7及び生体センサ8を適用した場合の動作を説明する。本実施の形態の生体情報検出装置は、図1から図13により説明した実施の形態の生体情報検出装置5の動作の、生体情報検出装置5が生体情報を検出する過程において、生体センサ7及び生体センサ8の生体接触面16は生体を挟むように接触して対向して装着され、生体センサ7の発光素子21は照射光22を前記生体へ照射し、生体センサ8の受光素子23は生体センサ7の発光素子21が前記生体へ照射した照射光22が前記生体を透過した散乱光24を受光し、受光した散乱光24から、前記生体の、例えば動脈の脈波、あるいは動脈の内部の血流などの生体情報を高精度に検出する。
以上説明したように、本実施の形態の生体情報検出装置は、生体センサ6、あるいは生体センサ7及び生体センサ8が、外部の生体に照射光22を照射する発光素子21と、照射光22が外部の前記生体で散乱した散乱光24又は外部の前記生体を透過した散乱光24を受光する受光素子23とを含むことにより、前記生体の、例えば動脈の脈波、あるいは動脈の内部の血流などの高精度に生体情報を検出することができる。
本実施の形態の生体情報検出装置は、前記生体センサが、空気によって膨張するカフと、当該カフに内蔵され外部に光を照射する発光素子と、前記カフに内蔵され前記照射された光が外部で散乱した光を受光する受光素子と、を含む生体情報検出装置としてもよい。
図15は本実施の形態の生体情報検出装置の前記生体情報検出部のカフの構成を示す図である。ここで、図15に示すカフ18及びクッション19は、生体の耳珠2を挟むようにして接触している状態を示している。
図15において、本実施の形態の生体情報検出装置は、図1から図13により説明した実施の形態の生体情報検出装置5の生体センサ14及び生体センサ13を、カフ18及びクッション19により置き換えた場合であり、本実施の形態の生体情報検出装置のカフ18及びクッション19以外の部分の構成、機能、動作は、図1から図13により説明した実施の形態の生体情報検出装置5と同様である。
図15において、カフ18はアーム12のアーム11と対向する面に設けられ、クッション19はアーム11のアーム12と対向する面に設けられている。カフ18は筐体15と生体接触面16とにより構成される空間の内部に発光素子21及び受光素子23を内蔵し、さらに筐体15に設けられた空気パイプ20により構成されている。カフ18は空気パイプ20により筐体15に供給される空気の圧力により耳珠2を圧迫する機能を有する。筐体15は生体接触面16との間の気密を保ち、生体接触面16を保持し、発光素子21及び受光素子23を搭載する機能を有する。生体接触面16は柔軟な材料により構成され、筐体15の内部に供給される空気の圧力により耳珠2を圧迫する機能を有する。空気パイプ20は筐体15の内部へ空気を供給する機能を有し、さらに筐体15の内部の空気を排気する機能を有することもある。発光素子21及び受光素子23の機能は図14(A)により説明した発光素子21及び受光素子23の機能と同様である。クッション19はアーム11の耳珠2への接触感を快適に保つ機能を有する。
図15を用いて本実施の形態の生体情報検出装置の動作を説明する。本実施の形態の生体情報検出装置は、図1から図13により説明した実施の形態の生体情報検出装置5の動作の、生体情報を検出する段階において、カフ18は空気パイプ20により内部に空気を供給され増加する空気の圧力により耳珠2を圧迫する過程、あるいは空気パイプ20により内部の空気を排気され減少する圧力で耳珠2を圧迫する過程において、発光素子21は照射光22を耳珠2へ照射し、照射光22が耳珠2の動脈あるいは動脈の血球により散乱される散乱光24を受光し、耳珠2の動脈の脈波、あるいは血流などの生体情報を高精度に検出する。
以上説明したように、本実施の形態の生体情報検出装置のカフ18は内部の空気の圧力を増加させる過程、あるいは内部の空気の圧力を減少させる過程において、発光素子21及び受光素子23により、生体の耳珠2の、例えば動脈の脈波、あるいは血流などの生体情報を高精度に検出することができる。
本実施の形態の生体情報検出装置は、前記生体センサが、前記1対のアームにそれぞれ配置され空気によって膨張するカフと、前記一方のカフに内蔵され外部に光を照射する発光素子と、前記他方のカフに内蔵され前記照射された光が外部を透過した光を受光する受光素子と、を含む生体情報検出装置としてもよい。
図16は本実施の形態の生体情報検出装置の前記生体情報検出部のカフの構成を示す図である。ここで、図16に示すカフ17及びカフ18は、生体の耳珠2を挟むようにして接触している状態を示している。
図16において、本実施の形態の生体情報検出装置は、図1から図13により説明した実施の形態の生体情報検出装置5の生体センサ13及び生体センサ14を、カフ17及びカフ18により置き換えた場合であり、本実施の形態の生体情報検出装置のカフ17及びカフ18以外の部分の構成、機能、動作は、図1から図13により説明した実施の形態の生体情報検出装置5と同様である。
図16に示す、カフ17はアーム11のアーム12と対向する面に設けられ、カフ18はアーム12のアーム11と対向する面に設けられている。カフ17は生体接触面16と筐体15とにより構成される空間の内部に発光素子21を内蔵し、カフ18は生体接触面16と筐体15とにより構成される空間の内部に受光素子23を内蔵している。また、カフ17の筐体15及びカフ18の筐体15は空気パイプ20により相互に接続され共通に空気を供給され、あるいは共通に空気を排気されるように構成されている。
カフ17及びカフ18は空気パイプ20により各々の筐体15に供給される空気の圧力により耳珠2を両面から圧迫する機能を有する。カフ17及びカフ18の生体接触面16と筐体15の機能は図15により説明したカフ18の場合と同様である。
空気パイプ20はカフ17及びカフ18に空気を供給する機能を有し、さらにカフ17及びカフ18の空気を排気する機能を有することもある。
カフ17に内蔵される発光素子21は照射光22を外部、すなわち耳珠2へ照射する機能を有し、カフ18に内蔵される受光素子23は発光素子21が外部、すなわち耳珠2へ照射した照射光22が耳珠2を透過した散乱光24を受光し生体情報を検出する機能を有する。
図16を用いて本実施の形態の生体情報検出装置は、図1から図13により説明した実施の形態の生体情報検出装置5の動作の、生体情報を検出する段階において、カフ17及びカフ18は空気パイプ20により内部に空気を供給され増加する空気の圧力により耳珠2を圧迫する過程、あるいは空気パイプ20により内部の空気を排気され減少する圧力で耳珠2を圧迫する過程において、カフ17に内蔵される発光素子21は照射光22を耳珠2へ照射し、カフ18に内蔵される受光素子23は照射光22が耳珠2を透過した散乱光24を受光し、脈波、あるいは血流などの生体情報を高精度に検出する。
以上説明したように、本実施の形態の生体情報検出装置のカフ17及びカフ18の内部の空気の圧力を増加させる過程、あるいはカフ17及びカフ18の内部の空気の圧力を減少させる過程において、カフ17及びカフ18の各々に内蔵する発光素子21及び受光素子23により、耳珠2の、例えば動脈の脈波、あるいは血流などの生体情報を高精度に検出することができる。
本発明の生体情報計測装置はセンサの種類により脈拍、血圧、血流などを長時間安定して測定することができるので、私生活において、健康管理や美容チェックの用途にも適用できる。
本発明の生体情報検出装置の説明図である。 本発明の生体情報検出装置の耳介への装着状態の説明図である。 本発明の生体情報検出装置の説明図である。 本発明の生体情報検出装置の説明図である。 本発明の生体情報検出装置の説明図である。 本発明の生体情報検出装置の説明図である。 本発明の生体情報検出装置の説明図である。 本発明の生体情報検出装置の説明図である。 本発明の生体情報検出装置の説明図である。 本発明の生体情報検出装置の説明図である。 本発明の生体情報検出装置の説明図である。 本発明の生体情報検出装置の説明図である。 本発明の生体情報検出装置の説明図である。 本発明の生体情報検出装置の生体センサの説明図である。 本発明の生体情報検出装置のカフの構成の説明図である。 本発明の生体情報検出装置のカフの構成の説明図である。
符号の説明
1 生体
2 耳珠
3 耳輪
4 耳甲介
5 生体情報検出装置
6 生体センサ
7 生体センサ
8 生体センサ
10 生体情報検出部
11 アーム
12 アーム
13 生体センサ
14 生体センサ
15 筐体
16 生体接触面
17 カフ
18 カフ
19 クッション
20 空気パイプ
21 発光素子
22 照射光
23 受光素子
24 散乱光
26 信号線
27 電力線
30 固定部
31 持ち手
32 持ち手
33 クリップ
34 クリップ
35 角度可変機構
36 ラッチ機構
37 突起部
38 保持機構
39 電源機構
40 接続部
41 距離可変機構
42 ラッチ機構
43 角度可変機構
44 ラッチ機構
45 角度可変機構
46 ラッチ機構
47 ねじり角可変機構
48 ラッチ機構
51 クッション
52 クッション

Claims (16)

  1. U字型又はV字型で対向するようにそれぞれの一端が支軸で接続された1対のアーム及び前記一対のアームのうち少なくとも一方のアームの他端であって前記一対のアームの対向する側に生体情報を検出する生体センサを有する生体情報検出部と、
    生体を挟み込んで固定する固定部と、
    前記アームの前記一端と前記クリップの前記先端部とを接続する接続部と、
    を備える生体情報検出装置。
  2. U字型又はV字型で対向するようにそれぞれの一端が支軸で接続された1対のアーム及び前記一対のアームのうち少なくとも一方のアームの他端であって前記一対のアームの対向する側に生体情報を検出する生体センサを有する生体情報検出部と、
    持ち手を解放することによりクリップの対向する2つの先端部で挟み込んで固定する固定部と、
    前記アームの前記一端と前記クリップの前記先端部とを接続する接続部と、
    を備える生体情報検出装置。
  3. 前記接続部は、前記生体情報検出部と前記固定部との間の距離を可変にする距離可変機構を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の生体情報検出装置。
  4. 前記距離可変機構は、距離の可変を一時的に制限するラッチ機構を有することを特徴とする請求項3に記載の生体情報検出装置。
  5. 前記接続部は、前記接続部と前記固定部との接続点及び前記接続部と前記生体情報検出部との接続点の少なくとも1箇所に、前記生体情報検出部と前記固定部との角度を可変にする角度可変機構を含むことを特徴とする請求項1から4に記載のいずれかの生体情報検出装置。
  6. 前記接続部は、前記接続部と前記固定部との接続点及び前記接続部と前記生体情報検出部との接続点の間に、前記生体情報検出部と前記固定部との角度を可変にする角度可変機構を含むことを特徴とする請求項1から4に記載のいずれかの生体情報検出装置。
  7. 前記角度可変機構は、角度の可変を一時的に制限するラッチ機構を有することを特徴とする請求項5又は6に記載の生体情報検出装置。
  8. 前記接続部は、前記生体情報検出部と前記固定部とのねじり角を可変にするねじり角可変機構を含むことを特徴とする請求項1から7に記載のいずれかの生体情報検出装置。
  9. 前記ねじり角可変機構は、ねじり角の可変を一時的に制限するラッチ機構を有することを特徴とする請求項8に記載の生体情報検出装置。
  10. 前記接続部は、可塑性の材料で構成されていることを特徴とする請求項1から9に記載のいずれかの生体情報検出装置。
  11. 前記固定部は、前記クリップの前記対向する2つの先端部のうち少なくとも一方の先端部であって前記先端部の対向する側に突起部を有することを特徴とする請求項1から10に記載のいずれかの生体情報検出装置。
  12. 前記固定部は、前記生体情報検出部に接続される信号線又は空気パイプを保持する保持機構を含むことを特徴とする請求項1から11に記載のいずれかの生体情報検出装置。
  13. 前記固定部は、前記生体情報検出部に電力を供給する電源機構を含むことを特徴とする請求項1から12に記載のいずれかの生体情報検出装置。
  14. 前記生体センサは、外部に光を照射する発光素子と、前記照射された光が外部で散乱した光又は外部を透過した光を受光する受光素子と、を含むことを特徴とする請求項1から13に記載のいずれかの生体情報検出装置。
  15. 前記生体センサは、空気によって膨張するカフと、当該カフに内蔵され外部に光を照射する発光素子と、前記カフに内蔵され前記照射された光が外部で散乱した光を受光する受光素子と、を含むことを特徴とする請求項1から13に記載のいずれかの生体情報検出装置。
  16. 前記生体センサは、前記1対のアームにそれぞれ配置され空気によって膨張するカフと、前記一方のカフに内蔵され外部に光を照射する発光素子と、前記他方のカフに内蔵され前記照射された光が外部を透過した光を受光する受光素子と、を含むことを特徴とする請求項1から13に記載のいずれかの生体情報検出装置。

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