JPH031170Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH031170Y2
JPH031170Y2 JP18912985U JP18912985U JPH031170Y2 JP H031170 Y2 JPH031170 Y2 JP H031170Y2 JP 18912985 U JP18912985 U JP 18912985U JP 18912985 U JP18912985 U JP 18912985U JP H031170 Y2 JPH031170 Y2 JP H031170Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
deburring
cutter
spindle
workpiece
chamfering
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP18912985U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62100813U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP18912985U priority Critical patent/JPH031170Y2/ja
Publication of JPS62100813U publication Critical patent/JPS62100813U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH031170Y2 publication Critical patent/JPH031170Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 開示技術は、金属製品部品等に対するバリ取り
や面取り作業を行う装置の構造技術分野に属す
る。
而して、この考案は、例えば、自動車の等速ジ
ヨイント等の断面が変形しているワークのバリ取
り装置において、駆動装置の回転軸に対してスピ
ンドルの上端が連結され、下部にはバリ取りや面
取りを行うカツターが取外し自在に装着されてい
るバリ取り装置に関する考案であり、特に、上記
回転軸にユニバーサルジヨイント等を介して連結
されたスピンドルが上下のベアリングを介してベ
アリングケースに枢支され、而して、該ベアリン
グケースはウレタンゴム等の上下一対のラジアル
クツシヨンを介して駆動装置のフレームに係合す
るホルダに連係されて又、上部ラジアルクツシヨ
ンにはその圧縮率調整リングが付設されているバ
リ取り装置に係る考案である。
〈従来技術〉 周知の如く、自動車部品等の多くの金属製品の
部品は鋳造等の一次加工後、精密仕上げに先立つ
て該一次加工によつて形成されたバリに対するバ
リ取りやコーナ部分での面取り作業を行うように
されるのが通常であり、このうちバリ取りは一般
に回転駆動装置に連結されているバリ取り装置に
よつて行うようにされている。
そして、このようなバリ取り作業において、ワ
ークが断面円形等の場合は比較的作業が行い易い
が、例えば、第2,3図に示す様な自動車の等速
ジヨイント等の断面が変形された状態のワークに
対するバリ取りや面取り作業は問題があつた。
〈考案が解決しようとする問題点〉 即ち、ワークとバリ取り装置のカツターとの相
対回転のプロセスにおいて、バリの凹凸が大きす
ぎたり、相対変位の変化が大きく、カツターに対
するバリの食い付きが大きく、カツターが破損し
易いという欠点があり、又、面取りにバラツキが
生じ易いという難点があつた。
そして、従来のバリ取り装置においては、駆動
装置の回転軸に対するスピンドルの回転中心が位
置固定であるために、逃げが無く、結果的に仕上
げ精度にバラツキが生ずるという不具合もあつ
た。
これに対しセンサ等を取りつけて自動的に相対
近接離反を行うようにしてもよいが、装置が複雑
になり、コスト高になるという不利点があるうえ
に、保守点検整備等のメンテナンスが煩瑣である
という不都合さがあつた。
そして、先述した如く、ワークが第2,3図に
示す様な等速ジヨイントの外側面、及び、内側面
のバリ取りや面取りを行うに際してはセンサが装
備し難いという点もあつた。
この考案の目的は上述従来技術に基づく駆動装
置の回転軸に対するスピンドルの回転中心固定式
のバリ取り装置の問題点を解決すべき技術的課題
とし、スピンドルを回転軸に対しては回転が自在
に伝達されるようにしながらも、求心性のあるフ
ローテイングタイプにし、ワークに対する一種の
倣い逃げが行えるようにし、複雑なワーク形状に
対しても、又、内外面に対するバリ取りや面取り
が自在に行われ、精密な設計通りの仕上げが行わ
れ得るようにして機械製造産業における加工技術
利用分野に益する優れたバリ取り装置を提供せん
とするものである。
〈問題点を解決するための手段〉 上述目的に沿い先述実用新案登録請求の範囲を
要旨とするこの考案の構成は、前述問題点を解決
するために、駆動装置の回転軸に上端を連結され
ると共に下部にカツターを装備するスピンドルを
有するバリ取り装置において、上記駆動装置のフ
レームに係合するホルダに対し上下一対のラジア
ルクツシヨンを介してベアリングケースが設けら
れ、該ベアリングケースにベアリングを介して上
記スピンドルが枢支され、而して、上部のラジア
ルクツシヨンに該ラジアルクツシヨンの圧縮率調
整装置が上設されているバリ取り装置としたもの
である。
〈作用〉 而して、駆動装置に連係されたバリ取り装置に
よりワークのバリ取り、面取り作業を行うに際
し、駆動装置の回転軸を回転させてこれにユニバ
ーサルジヨイントを介し自在に回転するスピンド
ルの先端のカツターがワークに当接されて相対回
転し、ワークの所定部位のバリ取り、及び、面取
り作業を行い、而して、当該作業プロセスにおい
て軸方向は上下のブラケツトにより支持され、側
方支持はワークの変形断面やバリの変化によりカ
ツターを介してスピンドルが側方に付勢力を受
け、ベアリングを介して回転するに、ベアリング
の外側のベアリングケースは上下のウレタンゴム
等のラジアルクツシヨンにより側方変位を吸収さ
れ、常に求心性を得てワーク形状やバリの形状の
バラツキを吸収し、カツターが破損することなく
逃げ、ワークの面に倣つて変化し、又、ラジアル
クツシヨンはボルト締め等によりその弾性係数を
最適に調整し得るようにした技術的手段を講じた
ものである。
〈実施例〉 次に、この考案の1実施例を図面に基づいて説
明すれば以下の通りである。
1はこの考案の要旨を成すバリ取り装置であ
り、第2,3図に示す様な自動車の等速ジヨイン
ト2の外周面2′、及び、内周面2″のバリ取り作
業、及び、内側の面取り2の面取り作業(以下
バリ取り作業と総称)を行うに供されるものであ
つて、第4図に示す様に、ベース3に設けられた
ベツド4に設けられた駆動装置5に対し上下方向
にセツト、リセツト自在にされており、ワーク2
に対する保持装置6は作業者7により駆動装置
5、及び、バリ取り装置1に対し近接離反自在に
操作されるようにされている。
而して、当該バリ取り装置1に於いては、第1
図に示す様に、駆動装置5のフレーム8に対しガ
イド9を介して所定に上下動自在にされるホルダ
10の上下には上下方向移動を拘束するためのブ
ラケツト11,11が適宜に固定されており、そ
の内側にはカラー12が上下のリング状のラジア
ルクツシヨンとしてのウレタンゴム13,13に
挟持されて設けられており、下側のウレタンゴム
13はブラケツト11に当接されており、一方、
上部のウレタンゴム13はその圧縮率調整用の調
整リング14に当接されており、該調整リング1
4は上部のブラケツト14に螺装するボルト15
により上下動調整自在にされてウレタンゴム1
3,13の圧縮率を変え、それにより弾性係数を
調整することが可能であるようにされている。
そして、カラー12、ウレタンゴム13,13
の内側には円筒状のベアリングケース16が設け
られて上下のベアリング17,17を介しスピン
ドル18を軸装しており、該スピンドル18の上
部は適宜のユニバーサルジヨイント19を介し駆
動装置5の回転軸20に連結され、下端には交換
自在な周知のバリ取り用、及び、面取り用のカツ
ター21が装着されるようにされている。
上述構成において、ワーク2の外側面2′、及
び、内側面2″のバリ取り作業と内側面2″の開口
部の面取り2の面取り作業やバリ取り作業を行
うに際しては、当該ワーク2をワーク保持装置6
に所定にクランプし、駆動装置5に対してバリ取
り装置1の回転軸20を回転しながら下降させて
カツター21をワーク2に近接させ、作業者7は
目視等によりワーク2の所定のバリ取り面、及
び、面取り面を近接させて相対回転し、バリ取り
作業、及び、面取り作業を行う。
而して、作業プロセスにおいて、ワーク2が第
5,6図に示す様に、カツター21に加工のため
の押圧力を付勢し、又、第7図に示す様に、カツ
ター21はワーク2の外側面2′と内側面2″に対
する相対回転方向を逆にしながら作業を行うと、
カツター21を介してスピンドル18には側方の
力が付与され、又、上下方向にも抵抗力が印加さ
れる。
而して、上下方向の力はブラケツト11,11
により拘束されるが、側方の付勢力は上下のラジ
アルクツシヨンとしてのウレタンゴム13,13
に規制されて当該実施例のワーク2の第3図に示
す様な外周面の変化、及び、図示しないバリの大
小の変化によつてスピンドル18は一種の波うち
挙動をするが、ユニバーサルジヨイント19を介
して回転軸20の回転力を忠実に受けて回転しな
がらウレタンゴム13,13により一種の逃げ作
用により大きな側方力を吸収し、カツター21の
損傷等を受けず反復する相対回転により設定通り
のバリ取り作業が行え、又、面取り作業も設計通
りに行うことが出来る。
当該プロセスにおいて、第5図に示す様な側方
偏心力が大きく変化する場合に、それが予め分か
つている場合には上部のブラケツト11のボルト
15の締付けを調整することにより、調整リング
14の上下動を介してウレタンゴム13、及び、
カラー12を介して下側のウレタンゴム13の圧
縮率も変えられ、その弾性係数が調整されること
により振動吸収、即ち、求心性の調整が所定に行
われることが出来る。
そして、それにより第6図に示す様に、微小範
囲ではカツター21とスピンドル18が実質的に
側方に平行移動的に変位してワーク2の外側面や
内側面、及び、バリの大小の変化を吸収すること
が出来る。
したがつて、バリ取り作業や面取り作業におい
て、カツター21が不測にして破損する等の事故
は生ずることがなく、平均した側方力によつて設
計通りのバリ取り作業や面取り作業が行われる。
そして、作業終了後はワーク保持装置6を退行
させ、バリ取り装置1を上昇させる。
そして、カツター21の摩耗による交換は在来
態様同様に行うことが出来る。
尚、この考案の実施態様は上述実施例に限るも
のでないことは勿論であり、例えば、ベアリング
ケースとホルダとの間には上下連通する袋状のラ
ジアルクツシヨンを介装させて下側の偏心量が多
い場合には流体が上部に逃げるようにしたり、上
下のラジアルクツシヨンの弾性係数を下側が大き
くする等に変えたりする等種々の態様が採用可能
である。
又、設計変更的には上下のラジアルクツシヨン
の材質を変えたりする等も可能である。
勿論、対象とするワークは上述実施例のような
外周面や内周面が周方向に変化するものばかりで
なく、断面円形の通常のワークに対しても適用可
能である。
〈考案の効果〉 以上、この考案によれば、基本的に、バリ取り
装置において、スピンドルの先端のカツターに対
するワークのバリ取りや面取り作業中における側
方偏心力が変化するような場合であつても、カツ
ターが側方に逃げて一種の倣い逃げが行われ、カ
ツターに無理な力が加わらず、したがつて、カツ
ターが作業中に破損する等の虞れもなく、設計通
りのバリ取りや面取り作業が行われるという優れ
た効果が奏される。
而して、スピンドルを軸装するベアリングケー
スが駆動装置に係合するホルダに対し、上下一対
のラジアルクツシヨンを有していることにより、
カツターを介してスピンドルに大きな側方力が付
勢されてもスピンドルは上下部位にて求心性を有
して倣い逃げ作用が行われ、カツターにとつての
一種のうねり面変化が起こつても、これに追従し
てスピンドルの上下部にて弾力的に倣い逃げが生
じ、弾力的に求心性が保持され、設計通りのバリ
取りや面取りが行われるという優れた効果が奏さ
れる。
又、上下のラジアルクツシヨンの上部クツシヨ
ンに圧縮率調整用の調整リングが設けてあること
により、上部のラジアルクツシヨンの圧縮率が予
め調整出来、側方偏心量に予め対応することが出
来る効果がある。
そして更に、前述実施例の如く、自動車の等速
ジヨイントのような断面が変化している異形ワー
クに対してもその内外面のバリ取りや面取り作業
がセンサ等を取り付けることなく出来るために装
置が複雑にならず、又、コスト高にならないとい
う利点もある。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の1実施例の説明図であり、第
1図はバリ取り装置の部分断面側面図、第2図は
ワークの部分断面側面図、第3図は同平面図、第
4図は装置全体の概略側面図、第5,6図はバリ
取り作業の概略側面図、第7図は同平面図であ
る。 1……バリ取り装置、5……駆動装置、8……
フレーム、10……ホルダ、13……ラジアルク
ツシヨン、16……ベアリングケース、17……
ベアリング、18……スピンドル、20……回転
軸、21……カツター。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 駆動装置の回転軸に上端を連結されると共に下
    部にカツターを装備するスピンドルを有するバリ
    取り装置において、上記駆動装置のフレームに係
    合するホルダに対し上下一対のラジアルクツシヨ
    ンを介してベアリングケースが設けられ、該ベア
    リングケースにベアリングを介して上記スピンド
    ルが枢支され、而して上部のラジアルクツシヨン
    に該ラジアルクツシヨンの圧縮率調整装置が上設
    されていることを特徴とするバリ取り装置。
JP18912985U 1985-12-10 1985-12-10 Expired JPH031170Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18912985U JPH031170Y2 (ja) 1985-12-10 1985-12-10

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18912985U JPH031170Y2 (ja) 1985-12-10 1985-12-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62100813U JPS62100813U (ja) 1987-06-26
JPH031170Y2 true JPH031170Y2 (ja) 1991-01-16

Family

ID=31141145

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18912985U Expired JPH031170Y2 (ja) 1985-12-10 1985-12-10

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH031170Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7276935B1 (ja) * 2022-06-29 2023-05-18 株式会社ジーベックテクノロジー バリ取り工具、およびバリ取り方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62100813U (ja) 1987-06-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3180327B2 (ja) ガイドローラ付きカッター、ガイドローラ付き研削工具、切削装置、研削装置及び加工機械
US5119600A (en) Deburring apparatus
JPH031170Y2 (ja)
JP4110396B2 (ja) 軸受軌道面の超仕上げ方法及び超仕上げ装置
JPH0551425B2 (ja)
US6852015B2 (en) Method and apparatus for grinding workpiece surfaces to super-finish surface with micro oil pockets
CN112935949A (zh) 气门精锥面磨床
KR980008454A (ko) 반구면 연마장치
JPH02303702A (ja) 旋削加工機における車両用ブレーキドラムの研摩加工装置
CN215092486U (zh) 气门精锥面磨床
JPS6325088Y2 (ja)
JPH0618772Y2 (ja) ハンドグラインダ
JPH04183569A (ja) 自己倣い研磨装置
US2933965A (en) Method and apparatus providing an infinite range of radii for generating spherical segments and curved surfaces
CN212600766U (zh) 一种液压接头生产用的边角切削装置
JPH0222192Y2 (ja)
CN208451376U (zh) 一种伺服电机驱动型恒压力顶尖装置
JPS61257751A (ja) 研削工具および研削アタツチメント
JPS6243723Y2 (ja)
JP2589681Y2 (ja) プラトー表面加工用砥石工具
JPH045247Y2 (ja)
JP2533844Y2 (ja) 平面研削盤の目立て装置
JPH0645327Y2 (ja) バリ取り研摩機
JPH0329095Y2 (ja)
JPS62208865A (ja) ワ−クの自由曲面の自動研磨装置