JPH0311581Y2 - - Google Patents

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JPH0311581Y2
JPH0311581Y2 JP5150987U JP5150987U JPH0311581Y2 JP H0311581 Y2 JPH0311581 Y2 JP H0311581Y2 JP 5150987 U JP5150987 U JP 5150987U JP 5150987 U JP5150987 U JP 5150987U JP H0311581 Y2 JPH0311581 Y2 JP H0311581Y2
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burner
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ignition
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、2つのバーナ、たとえば、ガステ
ーブルのグリル等の焙焼器におけるグリルバーナ
とアフタバーナとに同時着火する場合等に用いる
パイロツトバーナに関する。
従来の技術 従来のこの種のパイロツトバーナは、たとえば
第9図及び第10図に示されているように、第1
点火バーナ1′と第2点火バーナ2′を袖火バーナ
3′を介して連設し、かつ、第1点火バーナ1′の
上向き炎口1a′と第2点火バーナ2′の横向き炎
口2a′を略直角に開口せしめて第1点火バーナ
1′から袖火バーナ3′を介して第2点火バーナ
2′に火移りさせる構造となつている。
考案が解決しようとする問題点 しかし、上記従来のパイロツトバーナでは、上
向きの炎口1a′をもつ第1点火バーナ1′から上
向きの細長い袖火炎口3a′を有する袖火バーナ
3′への火移りは両炎口1a′,3a′がともに上向
きであることから確実に行われるが、袖火バーナ
3′から第2点火バーナ2′への火移りは袖火バー
ナ3′の袖火炎口3a′が上向きであるのに対し、
第2点火バーナ2′の炎口2a′は略直角の横向き
となつているため分断され袖火c′の端部から第2
点火バーナ2′への火移りが極めて悪い。すなわ
ち、一般にガスバーナの燃焼炎は上方に向けて燃
焼する性質がある。したがつて、袖火c′は袖火炎
口3a′が上向きで細長く、しかも、炎口負荷及び
ガスの噴出速度が小さいために上向きの弱い炎が
形成されるにすぎない。また、第2点火バーナ
2′の炎口2a′は袖火炎口3a′とは略直角の横向
きとなつているためそのパイロツト炎b′は横向き
に形成され、その先端部が若干上向きとなるにす
ぎない。よつて、袖火c′の端部と第2点火バーナ
2′のパイロツト炎b′の基端部は袖火c′とパイロ
ツト炎b′とが前後に偏位していることと相まつて
完全に分断される。
そこで、この考案は袖火炎口と第2点火バーナ
の炎口の一部を連通させて袖火炎口と第2点火バ
ーナの炎口との間に火移り補助炎を形成せしめる
ことにより袖火バーナから第2点火バーナへの火
移りが常時迅速、確実に行いうるパイロツトバー
ナを提供するものである。
問題点を解決するための手段 この考案は、第1点火バーナ1と第2点火バー
ナ2を袖火バーナ3を介して連設し、かつ、第1
点火バーナ1の炎口1aと第2点火バーナ2の炎
口2aを略直角方向に開口せしめて第1点火バー
ナ1から袖火バーナ3を介して第2点火バーナ2
に火移りされる二段式のパイロツトバーナにおい
て、第2点火バーナ2の炎口2aの上部の一部を
斜状その他に切欠いて該炎口2aと袖火バーナ3
の袖火炎口3aを連通する火移り補助炎口4を設
けて、第2点火バーナ2の炎口2aのガスの一部
が該火移り補助炎口4から上向きに噴出されて袖
火cと第2点火バーナ2のパイロツト炎bとに連
なつた火移り補助炎dが形成される技術的手段を
採り上記問題点の解決を図つたものである。
作 用 第1点火バーナ1に点火プラグからスパークを
飛ばすなどの点火手段で着火せしめると、第1点
火バーナ1に第1パイロツト炎aが形成され、該
第1パイロツト炎aから袖火バーナ3に火移りし
該袖火バーナ3に袖火cを形成する。そして、該
袖火cから第2点火バーナ2へは、第2点火バー
ナ2の炎口2aの上部の一部を切欠いて設けた火
移り補助炎口4から炎口2aのガスの一部が上向
きに噴出されるため袖火cから火移り補助炎口4
に火移りして火移り補助炎dを形成し、該火移り
補助炎dから第2点火バーナ2に火移り補助炎d
を介して火移りされて第2点火バーナ2に第2パ
イロツト炎bを形成せしめるのである。
実施例 以下この考案の一実施例を図面に基づき説明す
る。
第1図ないし第7図において、1は第1点火バ
ーナで、上向きの炎口1aを有し、上向きの第1
パイロツト炎aが形成されるようになつている。
2は第2点火バーナで、横向きの炎口2aを有
し、横向きの第2パイロツト炎bが形成されるよ
うになつている。上記第1点火バーナ1と第2点
火バーナ2は一定の距離を存して設けられ、それ
ぞれの炎口1a,2aは略直角方向に開口されて
いる。3は袖火バーナで、上向きの細長い袖火炎
口3aを有し、上向きの袖火cが形成され、第1
点火バーナから該袖火バーナ3の袖火cを介して
第2点火バーナ2に火移りされるようになつてい
る。4は前記第2点火バーナ2の炎口2aの上部
の一部を袖火側に切欠いて形成した該炎口2aと
袖火バーナ3の袖火炎口3aを連通する火移り補
助炎口であつて、該火移り補助炎口4から第2点
火バーナ2の炎口2aのガスの一部が上向きに噴
出し火移り補助炎dが袖火cから火移りされて形
成されるようになつている。この火移り補助炎口
4の切欠き形状としては、第1図及び第2図に示
されているように30゜〜50゜程度の斜状の切欠きと
するほか、第6図イ,ロに示されているように段
状の切欠き又は第6図ハ,ニに示されているよう
に斜状と段状を組合せた切欠きなどとするもので
ある。なお、第7図に例示したように、袖火バー
ナ3の袖火炎口3aの背面壁の上部を第1及び第
2点火バーナ1及び2側へ折曲げて抑制片4aを
設けると、袖火cが該抑制片4aで抑えられてそ
の燃焼が安定し、しかも、袖火cが第1点火バー
ナ1及び第2点火バーナ2側へなびくため第1点
火バーナ1から袖火バーナ3への火移り及び第2
点火バーナ2から火移り補助炎口4への火移りが
さらに安定的に行われる。また、実施例はこの考
案のパイロツトバーナを鈑金製とした場合で、第
5図に分解して示したように断面半円形のガス混
合通路5を全体に膨出形成し該ガス混合通路5に
通ずる断面半円形の第1点火バーナ1と斜状その
他の切欠きによる火移り補助炎口4を設けたガス
混合通路5に通ずる断面半円形の第2点火バーナ
2とを一体に膨出形成し、さらに、基端拡開部6
に一次空気取入孔7を穿つた逆へ字状の前板部材
Aと、先端部に上記前板部材Aのガス混合通路5
からの混合ガスを後述の袖火バーナ3に供給する
ための複数個のガス供給孔8を列穿し、基端部に
断面半円形のガス混合通路9を膨出形成して上記
前板部材Aと重合したとき前板部材Aのガス混合
通路5の基端部と該ガス混合通路9とで断面円形
のガス混合通路10(第4図参照)が形成され、
先端には上記前板部材Aの第2点火バーナ2の炎
口2aに形成せる火移り補助炎口4に通ずる切欠
き11を設け、さらに、基端拡開部12に一次空
気取入孔13を穿つた上記前板部材Aと同一形状
の逆へ字状の中板部材B及び袖火バーナ3の袖火
炎口3aを形成する幅狭の上部を開口せる偏平凹
部14を全体に膨出形成し、袖火炎口3aの幅を
保持する数個の突起15を一体形成した上記前板
部材Aと中板部材Bの先端部と同一形状の後板部
材Cからなり、これらをそれぞれの周縁に設けた
フランジ部16,17,18を重ね合せかしめ加
工等により一体に接合せしめることにより第1図
及び第2図に示したようなパイロツトバーナが形
成されるようになつている。しかし、上記実施例
のものに限定されないこと勿論である。図中、1
9はガス供給管で、その先端に備えたガス噴出ノ
ズル(図示せず)を前記パイロツトバーナの基端
拡開部6,12に臨ませている。
上記構成において、ガス供給管19からのガス
と一次空気取入孔7,13からの空気は基端部の
断面円形のガス混合通路10内において混合され
該混合ガスは先端部の断面半円形のガス混合通路
5から第1点火バーナ1の炎口1aと第2点火バ
ーナ2の炎口2a及びガス供給孔8を通じて袖火
バーナ3の袖火炎口3aへそれぞれ供給される。
しかして、まず、第1点火バーナ1に点火プラグ
からのスパークなどの点火手段をもつて着火せし
めると、該第1点火バーナ1に上向きの第1パイ
ロツト炎aが形成され、該第1パイロツト炎aか
ら袖火バーナ3の基端部に火移りし先端部にまで
至る上向きの細長い一連の袖火cが形成される。
そして、該袖火cの先端部から第2点火バーナ2
へ火移りするものであるが、第2点火バーナ2の
炎口2a上部にその一部を切欠いて該炎口2aと
袖火バーナ3の袖火炎口3aを連通する火移り補
助炎口4が設けられているため炎口2aの混合ガ
スの一部が該火移り補助炎口4から上向きに噴出
するためその流れが袖火炎口3aに近づき、炎口
2aと袖火炎口3aとは火移り補助炎口4を介し
て連なるために袖火cの先端から火移り補助炎口
4に火移りして該火移り補助炎口4に上向きの火
移り補助炎dを形成し、該火移り補助炎dを介し
て第2点火バーナ2に火移りし第2点火バーナ2
に横向きの第2パイロツト炎bを形成するもので
ある。上記一連の火移り動作は瞬時に行われ、生
ガスの放出は全く生じない。
第8図はこの考案によるパイロツトバーナをガ
ステーブルのグリルに適用した場合を例示したも
のであつて、グリル庫20に可動ケース21と、
前面扉22と一体の水受け皿23を二段引出式に
備え、水受け皿23内には焼網24を設け、その
上部にグリルバーナ25と加熱板26を備えて加
熱板26をグリルバーナ25で加熱することによ
る輻射熱で焼網24上の調理品27を焼き料理す
るようになし、かつ、最上部には煙道28を設
け、該煙道28の出口29の近くにアフタバーナ
30を備え、煙道出口29には脱煙脱臭用の触媒
プレート31を設けて調理品27から出る煙、臭
い等を燃焼排気ガスとともに煙道28に集めアフ
タバーナ30で燃焼酸化するとともに、該アフタ
バーナ30の燃焼熱で触媒プレート31をその活
性化に必要な最適温度に加熱せしめ触媒プレート
31による脱煙脱臭効果をも高める構造となつて
いる。そこで、この考案のパイロツトバーナの第
1点火バーナ1をアフタバーナ30の着火に供
し、第2点火バーナ2はグリルバーナ25の着火
に供すべく配設して使用時におけるアフタバーナ
30とグリルバーナ25の着火が迅速、確実に行
いうるようにしたものである。
考案の効果 この考案は、二段式のパイロツトバーナにおい
て、第2点火バーナ2の炎口2aの一部を切欠い
て該炎口2aと袖火バーナ3の袖火炎口3aを連
通する火移り補助炎口4を設けて袖火バーナ3か
ら第2点火バーナ2への火移りが常時迅速、確実
に行いうるようにしたから、従来この種のパイロ
ツトバーナの隘路とされていた袖火バーナから第
2点火バーナへの火移りの悪さが一挙に解消さ
れ、たとえば、ガステーブルのグリル等の焙焼器
におけるグリルバーナとアフタバーナなどのよう
に2つのバーナに同時着火する各種ガス燃焼器に
適用して安全性の高いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示した正面図、
第2図は平面図、第3図は第1図のX−X線にお
ける拡大断面図、第4図は同Y−Y拡大断面図、
第5図は分解正面図、第6図イ,ロ,ハ,ニは火
移り補助炎口の切欠き形状を異にする要部だけの
正面図及び平面図、第7図は袖火炎口に抑制片を
設けた場合の断面図、第8図はこの考案によるパ
イロツトバーナの使用例を示した断面図、第9図
は従来例の正面図、第10図はその一部平面図で
ある。 1……第1点火バーナ、1a……その炎口、2
……第2点火バーナ、2a……その炎口、3……
袖火バーナ、3a……その炎口、4……火移り補
助炎口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 第1点火バーナ1と該第1点火バーナ1から袖
    火バーナ3を介して火移りされる第2点火バーナ
    2からなり、第1点火バーナ1の炎口1aと第2
    点火バーナ2の炎口2aを略直角方向に開口した
    二段式パイロツトバーナにおいて、第2点火バー
    ナ2の炎口2aの一部を切欠いて該炎口2aと袖
    火バーナ3の袖火炎口3aを連通する火移り補助
    炎口4を設けてなるパイロツトバーナ。
JP5150987U 1987-04-04 1987-04-04 Expired JPH0311581Y2 (ja)

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JP5150987U JPH0311581Y2 (ja) 1987-04-04 1987-04-04

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JP5150987U JPH0311581Y2 (ja) 1987-04-04 1987-04-04

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JPS63159654U JPS63159654U (ja) 1988-10-19
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