JPH0311454Y2 - - Google Patents

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JPH0311454Y2
JPH0311454Y2 JP19585886U JP19585886U JPH0311454Y2 JP H0311454 Y2 JPH0311454 Y2 JP H0311454Y2 JP 19585886 U JP19585886 U JP 19585886U JP 19585886 U JP19585886 U JP 19585886U JP H0311454 Y2 JPH0311454 Y2 JP H0311454Y2
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stepped shaft
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cam
slide tube
way clutch
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この考案はケースに対して蓋を開閉自在に蝶着
するなど、二つの部材を蝶着するためのヒンジ装
置に関する。
<従来の技術> ワンウエイクラツチを使用したこの様なヒンジ
装置として、先方が小径部、この小径部から後が
大径部となつて蝶着すべき一方の部材から突出す
る段付軸と、蝶着すべき他方の部材に固定される
本体を備え、上記本体の内部に軸方向にのみ移動
可能にスライド筒を設け、このスライド筒中に前
記段付軸の大径部外周に嵌合するワンウエイクラ
ツチを固定したものは、本出願人が実願昭61−
119510号で提案した。
このヒンジ装置は、段付軸の小径部をワンウエ
イクラツチ内周に嵌合しているときはケースに対
して蓋を開閉両方向に自由に動かすことができ、
又、スライド筒を本体中で移動してワンウエイク
ラツチを段付軸の大径部に嵌合したときは開いた
蓋を閉める方向にのみ動かすことができて、蓋を
90゜以上の任意の開き具合に停めることができる。
<考案が解決しようとする問題点> 上記従来例は所期の通りの効果を発揮するが、
スライド筒を軸方向に動かし、ワンウエイクラツ
チが段付軸の小径部に嵌合する位置にスライド筒
を係留したり、或いは大径部に嵌合する位置にス
ライド筒を係留するのをハートカムで行うため、
部品点数が多くなり、構造が複雑になると共に、
段付軸の小径部に嵌合する位置から大径部に嵌合
する位置、或いはその逆に切り換えるためにその
都度、スライド筒を軸方向に押込む必要があり、
操作が煩雑である。
<問題点を解決するための手段> そこで本考案は先方が小径部、この小径部から
径が大径部となつて蝶着すべき一方の部材から突
出する段付軸と、蝶着すべき他方の部材に固定さ
れる本体を備え、上記本体の内部に軸方向にのみ
移動可能にスライド筒を設け、このスライド筒中
に前記段付軸の大径部外周に嵌合するワンウエイ
クラツチを固定したワンウエイクラツチ使用のヒ
ンジ装置において; 上記段付軸の大径部の周囲に鋸面を有する鋸歯
形カムを、小径部との境界から後に離して固定
し; 前記スライド筒の、上記段付軸と対向した端部
に、段付軸の鋸歯形カムの斜面に斜面を接触させ
ることができるカムを突設すると共に、前記本体
には上記スライド筒を押して上記カムを本体の外
に押し出す押釦を設けたことを特徴とする。
<作用> 段付軸の小径部がワンウエイクラツチの内周に
位置しているときは一方の部材、例えばケースに
対して他方の部材、例えば蓋を開閉両方向に自由
に動かすことができる。又、或る程度、蓋を開
き、一方の部材の大径軸の回りの鋸歯形カムがス
ライド筒のカムと噛合える状態になつたとき、押
釦によりスライド筒を押し動かしてスライド筒の
カムを本体の外に突出させると、スライド筒内に
固定したワンウエイクラツチは段付軸の大径部外
周に嵌合し、蓋は閉める方向にしか動かせなくな
り、90゜以上の任意の開き具合に蓋を停めること
ができる。そして、蓋を閉じる方向に回動すると
段付軸の大径部の回りの鋸歯形カムの斜面でスラ
イド筒のカムの斜面が押され、分力でスライド筒
を本体内に押込まれ、スライド筒のカムは本体内
に引込み、ワンウエイクラツチは自動的に段付軸
の小径部外周に嵌合する。
<実施例> 図示の実施例において、1は例えばケースAに
対して固定する一方の部材で、これからは先方が
小径部2a、その後が大径部2bとなつた段付軸
2が突出する。段付軸2は金属で、プラスチツク
製の部材1は上記軸2の一部を内部に鋳んでイン
サートモールドで成形してある。そして、部材1
の端面からは鋸歯カム3が二つ180゜の位相で大径
部2bの回りに沿つて突出する。上記鋸歯カム3
の先端は段付軸の小径部2aと大径部2bの境界
の段2′から所定距離lだけ後に離れている。
4は例えば蓋Bに対して固定する本体で、その
内部の一端側にはバネ5で押出方向に付勢された
押釦6を内蔵し、前記部材1と対向する他端側に
は内周に段付軸の大径部2bを嵌合する周知のワ
ンウエイクラツチ7を固定したスライド筒8を軸
方向にのみ移動可能に内蔵している。このスライ
ド筒8の前記段付軸2と対向する端部8′からは、
段付軸の前記鋸歯形カムの斜面に斜面を接触させ
ることができるカム9が二つ180゜の位相で突出す
る。このカム9,9は、ワンウエイクラツチ7と
同心に配置され、カム9,9の内周の曲率は段付
軸の大径部2bの外周と等しい。
押釦6を内蔵した本体の一端側のチヤンバ10
は円筒形であるのに対し、上記スライド筒8を軸
方向に移動可能に内蔵したチヤンバ11は、上記
チヤンバ10とほゞ同径の約3/4円周の弧状壁1
1aと、これに連なる直角壁11bを有し、スラ
イド筒の断面形状は、カム9,9の部分を除き上
記チヤンバ11の内径より僅かに小さい相似形
で、これによりスライド筒はチヤンバ11内で回
転不能である。尚、チヤンバ11の軸方向長さは
カム9,9を加えたスライド筒の全長にほゞ等し
い。
そして、両チヤンバ10と11を隔てる仕切壁
12の両側には押釦6の両側から突出する一体の
腕13,13を通す孔14,14があり、押釦6
はバネ5で本体の一端に向かつて押され、これに
より腕13,13の先端は孔14,14内に位置
する。
押釦6はバネ5をチヤンバ10内に入れた後チ
ヤンバ10内に本体の一端から押込んで取付け
る。本体1の一端部周側には相対向した一対の爪
付き舌片15が遊離して設けてあり、押釦6を押
込むと爪付き舌片15,15は互いに反対方向に
開き、押釦が通過すると元の状態に戻り、バネ5
で押される押釦を舌片15の爪で受止めて押釦が
チヤンバ10から脱出するのを防ぐ。
同様にスライド筒8も本体の他端からチヤンバ
11内に押込んで取付ける。このため本体の他端
部周側には一対の爪付き舌片16が遊離して設け
てあり、スライド筒を押込むと爪付き舌片16,
16は互いに反対方向に開き、スライド筒の端部
8′が通過すると元の状態に戻り、スライド筒の
端部8′を受止める態勢になる。従つて、スライ
ド筒は一端に向かつて仕切壁12に当接する非作
動位置と、他端に向つて端部8′が爪付き舌片1
6,16の爪に受止められる作動位置とに軸方向
に移動可能であり、非作動位置のときはカム9,
9もチヤンバ11内に引込み、作動位置に移動し
たときはカム9,9は本体の他端から外に突出す
る。
段付軸2と本体4は、スライド筒8を非作動位
置にして置き軸の小径部2aの先端をスライド筒
のカム9,9及びワンウエイクラツチ7の内周に
通し、仕切壁12に当接させた状態に組立てる。
この組立状態では、スライド筒は非作動位置にあ
り、ワンウエイクラツチ7の内周には段付軸の小
径部2aが通つているので蓋をケースに対し開閉
両方向に自由に動かすことができる(第8図b)。
そして、この実施例ではスライド筒8に突設した
カム9及び段付軸2の大径部2bの回りの鋸歯形
カム3は第6,7図に示す様に円周方向の長さが
夫々約105゜で、その一端から45゜の領域が緩やか
な斜面、これに続く45゜の領域が急斜面、これに
続く残りの15゜の領域が平坦面になつて居り(第
6,7図参照)、蓋をケースに対し約90゜開く(第
8図b……α)と、カム3と9の緩急な斜面同志
が互いに噛合う状態になる。従つて、そのとき、
或いはそれ以降のカム3,9が互いに噛合う状態
のときに押釦6をバネ5に抗して押込むと、押釦
に設けられた腕13,13は仕切壁12の孔1
4,14を通り抜けてスライド筒8の端面を押
し、スライド筒は端部8′が爪付き舌片16,1
6に受止められる作動位置に移動する。これによ
りカム9は本体から外に突出して鋸歯形カム3と
噛合い(第5図)、ワンウエイクラツチ7は段付
軸の大径部2bの外周に嵌合するため、蓋はワン
ウエイクラツチによつて開く方向に回動できなく
なり、90゜或いはそれ以上に開いた状態に停止す
る(第8図d)。勿論、蓋を閉じる方向には回動
できるので、上記の様にして開いた状態に停めた
あと、閉じる方向に回動して行くと(第8図e)、
スライド筒のカム9,9の斜面9′は鋸歯形カム
3,3の斜面3′で押され、カムの斜面9′,3′
同志の摺接により生じる分力でスライド筒8はワ
ンウエイクラツチ7を伴つて非作動位置に向かつ
てチヤンバ11中を移動し、蓋が閉じる直前(第
8図f−β)にカム9,9はチヤンバ内に引込
み、ワンウエイクラツチは再び段付軸の小径部2
a上に嵌合する。従つて、蓋を閉め、次に開くこ
と(第8図a)はそのまゝで行える。
そして、スライド筒8が非作動位置のときは段
付軸の大径部2bがスライド筒に突設したカム
9,9の内面に嵌合しているため、段付軸2と本
体ないしスライド筒8がぐら付くことはない。勿
論、スライド筒が作動位置にあるときは段付軸の
大径部2bがワンウエイクラツチ7の内周に嵌合
しているため同様にぐらつかない。
蓋をどの程度開いたとき(第8図b−α)にカ
ム3と9を互いに噛合う状態にするか、又、開い
ている蓋をどの程度閉じたとき(第8図f−β)
に分力でスライド筒8を非作用位置に戻すかはカ
ム3と9の夫々円周方向の長さと、配置によつて
適切に定めればよい。
<考案の効果> 本考案によれば構成が非常に簡素で、それでい
て蓋を或る程度開いたらそれ以上は開けない様に
抱束して蓋を停め、次いで蓋を閉じて行くとその
抱束状態が自動的に解放され、次に蓋を開くこと
が直ぐに行える非常に便利なヒンジ装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は分解斜面図、第2図は本体の縦断側面図、第3
は第2図を左から見た正面図、第4図は組立
てゝ、スライド筒が非作用位置にあるときの斜面
図、第5図は同じくスライド筒が作用位置にある
ときの斜面図、第6図はカムの平面図、第7図は
カム展開図、第8図は本考案のヒンジ装置を用い
て蓋を開閉する状態を示す説明図で; 図中、1は部材、2は段付軸、2aはその小径
部、2bは同じく大径部、3は鋸歯形カム、4は
本体、5はバネ、6は押釦、7はワンウエイクラ
ツチ、8はスライド筒、9はカムを示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 先方が小径部、この小径部から後が大径部とな
    つて蝶着すべき一方の部材から突出する段付軸
    と、蝶着すべき他方の部材に固定される本体を備
    え、上記本体の内部に軸方向にのみ移動可能にス
    ライド筒を設け、このスライド筒中に前記段付軸
    の大径部外周に嵌合するワンウエイクラツチを固
    定したワンウエイクラツチ使用のヒンジ装置にお
    いて; 上記段付軸の大径部の周囲に鋸面を有する鋸歯
    形カムを、小径部との境界から後に離して固定
    し; 前記スライド筒の、上記段付軸と対向した端部
    に、段付軸の鋸歯形カムの斜面に斜面を接触させ
    ることができるカムを突設すると共に、前記本体
    には上記スライド筒を押して上記カムを本体の外
    に押し出す押鉛を設けたことを特徴とするワンウ
    エイクラツチ使用のヒンジ装置。
JP19585886U 1986-12-22 1986-12-22 Expired JPH0311454Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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TW576077B (en) * 2001-03-22 2004-02-11 Nifco Inc A hinge unit and hinge structure
JP6483977B2 (ja) * 2014-09-02 2019-03-13 四方工業株式会社 ヒンジ装置

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