JPH03113905A - フルレンジ演算増幅回路 - Google Patents

フルレンジ演算増幅回路

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JPH03113905A
JPH03113905A JP1069919A JP6991989A JPH03113905A JP H03113905 A JPH03113905 A JP H03113905A JP 1069919 A JP1069919 A JP 1069919A JP 6991989 A JP6991989 A JP 6991989A JP H03113905 A JPH03113905 A JP H03113905A
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JP
Japan
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voltage
operational amplifier
transistor
input voltage
input
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JP1069919A
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Inventor
Mitsunari Oya
充也 大家
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は演算増幅回路、特に接地電圧レベルから電源電
圧レベルまでの全範囲(フルレンジ)の入力電圧に対し
て、動作可能なフルレンジ演算増幅回路に関するもので
ある。
(従来の技術) 従来、この種の分野の技術としては、第2図、第3図、
および第4図のようなものがあった。以下、その構成を
図を用いて説明する。
第2図は、従来の第1の演算増幅器(以下、オペアンプ
という〉の入力段の部分回路図である。
このオペアンプの入力段は、電源電圧■CCにエミッタ
が接続され7’、:PNPトランジスタ1,2を有し、
そのトランジスタ1のベースが、接続点C1においてP
NPトランジスタ2のベースに接続され、さらにその接
続点C1には、トランジスタ2のコレクタとNPNトラ
ンジスタ3のコレク夕が共通接続されている。NPNト
ランジスタ3は、そのベースが入力電圧Vil用の入力
端子4に接続され、エミッタが接続点C2においてNP
Nトランジスタ5のエミッタに接続されている。
そして、接続点C2には、定電流源回路8のNPNトラ
ンジスタ8aのコレクタが接続され、そのエミッタが接
地電圧(VSS)接続されている。
NPNトランジスタ5は、ベースが入力電圧Vi2用の
入力端子6に接続され、コレクタがトランジスタ1のコ
レクタと出力電圧Vo用の出力端子7とにそれぞれ接続
されている。また、トランジスタ3とトランジスタ5は
、同一の特性を有している。
次に、このオペアンプの入力段の動作を説明する。
例えば、入力端子4に、入力電圧Vi2よりも高い入力
電圧Vilが加わると、トランジスタ3のベース・エミ
ッタ間の電圧VBE3が、トランジスタ5のベース・エ
ミッタ間の電圧VBE5よりも、深くバイアスされる。
そのなめ、トランジスタ3は、そのコレクタ・エミッタ
間により大きな電流を流そうとする。すると、トランジ
スタ2が動f?し、そのエミッタ・コレクタ間に電流が
流れ出す。それに呼応して、トランジスタ1のエミッタ
・コレクタ間にも同一の電流が流れ、出力端子7の出力
電圧■0を電源電圧VCC近くまで高めていく。
ここで、入力電圧Vil、Vi2の許容される電圧範囲
としては、次のようになる。
最小電圧値Viminは、次式のようになる。
Vimi n=VSS+VBE8+VBE3 (または
、VBE5) 但し、 ■BE8:トランジスタ8aのベース・エミッタ間電圧
、 VBE3:トランジスタ3のベース・エミッタ間電圧、 VBE5 : )ランジスタ5のベース・エミッタ間電
圧 また、最大入力電圧値Vimaxは、次式のようになる
Vimax=VCC−VBE2 但し、 ■BE2:トランジスタ2のベース・エミッタ間電圧 この最小入力電圧値Viminlf&大入力電圧値Vi
maxは、トランジスタ2.3,5.8の動作領域にあ
る条件を示している。トランジスタ2.3,5.8のベ
ース・エミッタ間電圧VBE2、VBE3、VBE5、
VBE8の代表的値を、0.7■とし、飽和状態時のコ
レクタ・エミッタ間電圧Vsat2.Vsat3.Vs
at5.Vsat8の代表的値をO41■とし、電源電
圧■CCを5■、接地電圧VSSをOVとした場合、入
力電圧Vil、Vi2の許容される電圧範囲としては、
1.4V〜4・3■の間となる。
ここで、例えば、この電圧範囲外の1.4V以下の入力
電圧Vil、Vi2が印加された場合、トランジスタ8
aがカットオフ領域となり、動作しなくなる。また、4
.3■以上の入力電圧Vi1、Vi 2が印加された場
合は、トランジスタ1゜2がカットオフ領域となるので
、同様に動作不能となる。
このように、第2図に示すオペアンプでは、入力電圧V
il、Vi2がフルレンジの場合、この範囲内において
、オペアンプの動作不可能な領域があった。この欠点を
解決するために、従来、第3図、第4図に示すようなオ
ペアンプが提案されていた。
第3図は、従来の第2のオペアンプの入力段の部分回路
図であり、第2図中の要素と共通の要素には同一の符号
が付されている。
このオペアンプは、第2図のオペアンプのトランジスタ
1.2.3,5.8aの他に、NPNトランジスタ9,
10を設けている。トランジスタ9は、ベースが入力電
圧VtL用の入力端子4に接続されるとともに、コレク
タが電源電圧■CCに、エミッタがNPNトランジスタ
3のベースに、それぞれ接続されている。トランジスタ
10は、ベースが入力電圧Vi2用の入力端子6に、コ
レフタが電源電圧VCCに、エミッタがNPNトランジ
スタ5のベースに、それぞれ接続されている。
例えば、入力端子4に、入力電圧Vi2よりも高い入力
電圧Vilが加わると、トランジスタ9のベース・エミ
ッタ間の電圧が、トランジスタ10のベース・エミッタ
間の電圧よりも、深くバイアスされる。そのため、トラ
ンジスタ3は、そのコレクタ・エミッタ間により大きな
電流を流そうとし、以後は、第2図のオペアンプと同様
の動作をする。
このオペアンプは、第2図に示すオペアンプのように、
入力電圧Vil、Vi2を、トランジスタ3.5のベー
スへ直接に入力させないで、トランジスタ9,10のベ
ースに入力させるようにしたので、最大入力電圧Vim
axを電源電圧VCCレベルまで広げることができた。
また、第4図は、従来の第3のオペアンプの部分回路図
である。
このオペアンプは、第3図のオペアンプのPNPトラン
ジスタ1.2、NPN)−ランジスタ35.8,9.1
0をPNPトランジスタIA、2A、3A、5A、8A
、9A、IOAで構成し、電源電圧VCCと接地電圧V
SSの極性を逆にしたものである。
このオペアンプは、コレクタが直接に接地電圧■SS接
続されたトランジスタ9A、IOAのベースに、入力電
圧Vil、Vi2を入力させるようにしたので、最小入
力電圧Vimi nを接地電圧レベルまで広げることが
できた。
(発明が解決し7ようとする課題) しかしながら、上記構成のオペアンプでは、次のような
課題があった。
第3図に示すオペアンプでは、例えば入力端子4と接地
電圧■SSとの間にトランジスタ3.8a、9を介して
いるため、入力端子4に印加される最小入力電圧値Vi
1.minは、 Vi 1m1n=VSS+VBE3+VBE9+BE8
a (但し、 VBE3.VBE9.VBE8aは、トランジスタ3.
8a、9のベース・エミッタ間電圧〉となる。その結果
、最小入力電圧値Vi1min以下の電圧で入力した場
合、このオペアンプは動作不可能となる。
また、第4図に示すオペアンプは、電源電圧■CCから
入力端子4までの間にトランジスタ3A。
8A、9Aを設けているので、トランジスタ3A。
8’A、9Aのそれぞれのベース・エミッタ間において
、電圧降下が起きる。このため、入力端子4に印加され
る最大入力電圧値Vi 1maxは、Vi 1max=
VCC−VBE3A −VBE8AVBE9A (但し、 VBE3A、VBE8A、VBE9Aは、トランジスタ
3A、8A、9Aのベース・エミッタ間電圧)となり、
低く抑えられる。その結果、例えば、入力電圧Viが、
最大入力電圧値Vi1maxから電源電圧■CCまでの
範囲で入力された場合、このオペアンプは動作不可能と
なる。
このように、第3図、第4図に示すオペアンプにおいて
も、第2図のオペアンプの欠点であるオペアンプの動作
不可能な入力電圧範囲が存在するという点について、充
分に解決できないでいた。
本発明は、前記従来技術の持っていた課題として、入力
電圧の入力可能な範囲が制限されている点について解決
したフルレンジ演算増幅回路を提供するものである。
(課題を解決するための手段〉 本発明は、前記課題を解決するために、フルレンジ演算
増幅回路において、接地電圧レベルから電源電圧レベル
間の入力電圧範囲に動作領域と不動作領域とを有し、前
記入力電圧範囲の電源電圧レベル側に第1の動作領域を
、接地電圧レベル側に第1の不動作領域を有する第1の
演算増幅器と、前記入力電圧範囲の電源電圧レベル側に
第2の不動作領域を、接地電圧レベル側に第2の動作領
域を有する第2の演算増幅器とを有している。さらに、
入力電圧を判定してそのレベルが前記第1の動作領域内
のときには第1の制御信号を、前記第2の動作領域内の
ときは第2の制御信号をそれぞれ出力する判定回路と、
前記第1の制御信号により前記第2の演算増幅器の出力
を選択し、前記第2の制御信号により前記第1の演算増
幅器の出力を選択するスイッチ回路とを、備えている。
(作用) 本発明は、以上のようにフルレンジ演算増幅回路を構成
しなので、第1の演算増幅器は、その第1の動作領域に
よって第2の不動作領域を補うように働き、第2の演算
増幅器はその第2の動作領域によって、第1の不動作領
域を補うように働く。
判定回路は、入力電圧レベルの範囲が、接地電圧レベル
から電源電圧レベルまでに及んでいる場合、その入力電
圧レベルが前記範囲のどの位置にあるかを判定する。そ
の判定結果が第1の動作領域内にあれば、“Lllレベ
ルの第1の制御信号を出力し、第2の動作領域あれば、
IIH“°レベルの第2の制御信号を出力する。スイッ
チ回路は、前記第1および第2の制御信号によりオン・
オフ動作し、“°L″レベルの第1の制御信号により、
第2の演算増幅器の出力を選択するように働き、II 
HIIレベルの第2の制御13号により第1の演算増幅
器の出力を選択するように働く。
したがって、前記課題を解決できるのである。
(実施例) 第1図は、本発明の第1の実施例を示すフルレンジ演算
増幅回路の構成図である。
このフルレンジ演算増幅回路は、電圧フォロア用として
構成され、電子回路中のある部分の電圧をその回路に影
響を及ぼさないように取り出す場合に用いる回路である
。入力電圧vi用の入力端子20には、第1および第2
の演算増幅器であるオペアンプ21.22の正相入力端
21a、22aがそれぞれ接続され、さらに、判定回路
であるシュミットバッファ23が接続されている。オペ
アンプ21.22は、逆相入力端21b、22bが出力
端子21c、22cにそれぞれ帰還接続され、その出力
端子21c、22cがスイッチ回路24のアナログスイ
ッチ24a、24bの入力側にそれぞれ接続されている
。シュミツドパ・・lフッ23は、入力電圧Viを判定
してアナログスイッチ24bを制御する第1の制御信号
s1を、アナログスイッチ24aを1]I御する第2の
制御信号S2をそれぞれ出力する回路である。また、ア
ナログスイッチ24a、24bの出力側は、出力電圧V
o用の出力端子25に共通接続されている。
第5図は、オペアンプ21の一構成例を示す回路図であ
る。
このオペアンプ21は、入力電圧Viのフルレンジ内に
、第1の動作領域VTR2]と第1の不動作領域Vth
21とを有する回路である。オペアンプ21は、電源電
圧vCCにエミッタが接続されたPNPトランジスタ3
0.31を有し、そのPNPトランジスタ30のベース
が、接続点C30において、PNPトランジスタ31の
ベースに接続され、さらにその接続点C30には、トラ
ンジスタ31のコレクタとNPNトランジスタ32のコ
レクタとが共通接続されている。
また、トランジスタ30のコレクタには、NPNトラン
ジスタ33のコレクタが接続され、このトランジスタ3
3のエミッタが、接続点C31を介してNPNトランジ
スタ32のエミッタに接続されている。トランジスタ3
3のベースには、NPNトランジスタ34のエミッタが
接続され、そのコレクタが電源電圧VCCに、ベースが
正相入力端21aに接続されている。トランジスタ32
のベースは、NPNトランジスタ35のエミ・ツタに接
続され、このトランジスタ35のコレクタが、電源電圧
VCCに、ベースが逆用入力端21bにそれぞれ接続さ
れている。そして、接続点C31は、定電流源用のNP
Nトランジスタ38のコレクタに接続されると共に、そ
のベースが定電流源用のNPNトランジスタ39.40
のベースにそれぞれ接続されている。さらに、トランジ
スタ38.39.40のそれぞれのエミッタは、接地電
圧■SS接続されている。ベースがコレクタと接快され
なトランジスタ39は、そのコレクタが抵抗41を介し
て、電源電圧VCCに接続されている。その上、トラン
ジスタ40は、そのコレクタがI)NPトランジスタ4
2のコレクタに接続されている。トランジスタ42は、
エミッタが電源電圧VCCに、ベースがトランジスタ3
0.33c7゜コレクタに共通接続されている。そして
、トランジスタ40.42のコレクタが、出力端子21
cにそれぞれ接続されている。
第6図は、オペアンプ22の一構成例を示す上路図であ
る。
このオペアンプ22は、入力電圧Viのフルレンジ内に
、第1の動作領域VTL22と第1のイ動作領域Vt1
22とを有する回路である。オペアンプ22は、オペア
ンプ21と極性を逆にしな構成になっており、定電流源
用のPNPトランジスタ50,51.52を有し、エミ
ッタが電源■圧■CCにそれぞれ接続され、ベースが共
通接躬されている。トランジスタ50は、ベースとコレ
クタとが接続され、そのコレクタが抵抗50rを介して
接地電圧■SS接続されている。トランジスタ51は、
そのコレクタがPNPトランジスタ53.54のエミッ
タに共通接続されている。トランジスタ53は、ベース
がPNPトランジスタ55のエミッタに、コレクタがP
NPトランジヌタ56のエミッタに、それぞれ接続され
、トランジスタ54は、ベースがPNPトランジスタ5
7のエミッタに、コレクタがPNPトランジスタ58の
エミッタに、それぞれ接続されている。さらに、トラン
ジスタ57のベースは、正相入力端22aに、トランジ
スタ55のベースが、逆相入力端22bに、それぞれ接
続されている。
そして、トランジスタ56のベースは、接続点C50に
おいて、エミッタと接続されると共に、トランジスタ5
8のベースに接続されいる。また、トランジスタ55.
56,57.58のコレクタが接地電圧■SS接続され
、トランジスタ58のエミッタが、トランジスタ59の
ベースに接続されている。トランジスタ59は、そのコ
レクタがトランジスタ52のコレクタに接続されると共
に、出力端子22cに接続されている。
第8図は、第1および第2のオペアンプ2122の動作
領域と不動作領域とを示す領域図であり、この図を参照
にしつつ第1図の動作を説明する。
決す、入力電圧Viが最大入力電圧値V i m aX
〜電源電圧VCC間の場合 その入力電圧Viが入力端子20に印加されたとき、オ
ペアンプ21正相入力端子21aに入力電圧Viと同一
の電圧が加わることになる。すると、トランジスタ34
のベース・エミッタ間の電圧が、バイアスされる。その
ため、トランジスタ33は、そのコレクタ・エミッタ間
に電流を流そうとする。その結果、トランジスタ30が
オン状態となり、そのエミッタ・コレクタ間に電流が流
れ、トランジスタ42がオンされる。このため、出力端
子21cの電圧が電源電圧VCC近くまでになる。この
出力端子22cの電圧が逆相入力端子22bに帰還され
るので、トランジスタ35がバイアスされオン状態とな
る。その結果、トランジスタ31,32.がオンされる
。トランジスタ34.35は、同一特性であるので、そ
れぞれのエミッタ・コレクタ間に、同一電流が流れ、正
相入力端子22aと逆相入力端子22bとに発生する電
圧は同一となる。したがって、出力端子22Cに発生す
る電圧は入力電圧Viと同一となる。
前記入力電圧Viが第1の動作領域VTH21にあるの
で、シュミットバッファ23は、第2の制御信号である
“Hルベルの制御信号S2を出力する。これにより、ア
ナログスイッチ24aがオン状態となり、出力端子25
には、入力電圧■iと同一の電圧が発生ずる。
このとき、オペアンプ22の正相入力端子22aにも、
オペアンプ21の入力電圧■iと同一の電圧が印加され
るが、オペアンプ22には、トランジスタ5L 54.
57のベース・エミッタ間電圧VBE51.VBE54
.VBE57による電圧降下があるため、入力電圧Vi
の入力可能な電圧範囲(即ち、第2の動作領域VTL2
2>は、最大入力電圧値Vimax=VCC−(VBE
51+VBE54+VBE57)以下となる。このため
、最大入力電圧値Vimax−電源電圧VCC間の入力
電圧Viが、正相入力端子22a、に印加されたとき、
オペアンプ22は、動作しない。
次に、入力電圧Viが接地電圧電圧レベルVSS〜最小
入力電圧レしルV i n i n間の場合その入力電
圧Viが、入力端子20に印加されたときも、正相入力
端子22aに入力電圧Viと同一の電圧が加わることに
なる。すると、トランジスタ57のベース・エミッタ間
の電圧が、バイアスされる。そのため、トランジスタ5
4がオンされ、そのコレクタ・エミッタ間に電流が流れ
る。
すると、トランジスタ59がオン状態となり、出力端子
22cの電圧が接地電圧電圧レベルVSS近くになる。
この出力端子22cの電圧が逆相入力端子22bに!I
i還されるので、トランジスタ55がバイアスされオン
状態となる。その結果、トランジスタ53.56.58
がオンされる。トランジスタ55.57は、同一特性で
あるので、それぞれのエミッタ・コレクタ間に、同一電
流が流れ、正相入力端子22aと逆相入力端子22bと
に発生する電圧は同一となる。したがって、出力端子2
2cに発生する電圧は入力電圧Viと同一となる。
前記入力電圧Viが第2の動作領域VTR21にあるの
で、シュミットバッファ23は、第1の制御信号である
II L Tルベルの制御信号S1を出力する。これに
より、アナログスイッチ24bがオン状態となり、出力
端子25には、入力電圧■iと同一の電圧が発生する。
このとき、オペアンプ21の正相入力端子21aにも、
オペアンプ22の入力電圧Vjと同一の電圧が印加され
るが、正相入力端子21 aは、トランジスタ3B、3
4.38を介して接地電圧VSS接続されているため、
トランジスタ33,34.38のベース・エミッタ間電
圧VBE33゜VBE34.VBE38によって、最小
入力電圧値Viminが引上げられる。したがって、オ
ペアンプ21の入力電圧Viの入力可能な電圧範囲(叩
ち、第1の動作領域VTL、21)は、最小入力電圧値
Vimi n=Vss+VRE33+VBE34+VB
E38以上となる。このため、接地電圧電圧VSS〜最
小入力電圧値Vimin間の入力電圧Viが、正相入力
端子21aに印加されたとき、オペアンプ21は、動作
しない。
本実施例では、次のような利点を有している。
アナログ/デジタル変換器(以下A/D変換器という)
は、アナログ入力部のインピーダンスは低いので、例え
ば、サーミスタを用いて温度変化をデジタル信号に変換
する場合、サーミスタをアナログ入力部へ直接に接続す
ると、サーミスタのインピーダンスが高いため、A/D
変換器が正常に動作できなくなることがある。
このような場合のインピーダンス変換用として本実施例
のオペアンプを用いると、例えば、サーミスタによって
温度変化が電圧の変化に変換されるが、その電圧変(ヒ
を正確にA/D変換器へ伝達できる。即ち、従来のオペ
アンプでは、入力電圧Viに制限があったため、制限さ
れた範囲の電圧でA/D変換器に伝達されていた。これ
により、例えば、サーミスタによる電圧変化を正確にA
/D変換器へ伝達できず、オペアンプに精度的な問題が
あった。本実施例のオペアンプは、この点を改善し、入
力電圧Viを制限させることなくフルレンジで入力でき
るようにしたので、電圧フォロア用オペアンプの精度的
向上が図れる。
第7図は、本発明の第2の実施例を示すフルレンジ演算
増幅回路の構成図であり、 第1図中の要素と共通の要
素には同一の符号が付されている。
このフルレンジ演算増幅回路は、比較器として用いられ
、入力電圧Vi、Viaの大小を判定する回路である。
第1図のフルレンジ演算増幅回路とは次の点で構成が異
なっている。即ち、入力電圧入力電圧Vi用の入力端子
20には、第1および第2のオペアンプ21.22の正
相入力端21a、22aがそれぞれ接続されている。さ
らに、入力電圧入力電圧Via用の入力端子20aには
、第1および第2のオペアンプ21.22の逆相入力端
子21b、22bがそれぞれ接続されている。
次に、第8図を9照しつつ、このフルレンジ演算増幅回
路の動作を説明する。
入力電圧Viが最大入力電圧値Vtmax〜電源電圧V
CC間の場合 例えば、Vi>Viaのとき、オペアンプ21−のトラ
ンジスタ34のベース・エミッタ間の電圧が、トランジ
スタ35のベース・エミッタ間の電圧よりも、深くバイ
アスされる。そのため、トランジスタ34は、そのコレ
クタ・エミッタ間により大きな電流を流そうとし、その
結果、トランジスタ33がオンされる。続いてトランジ
スタ30がオンされて、そのエミッタ・コレクタ間に電
流が流れると、トランジスタ42がオンされる。このた
め、出力端子21cの電圧が電源電圧VCC近<(“H
”レベル)まで上昇する。
前記入力電圧Viまたは、Viaが第1の動作領域VT
H2,lにあれば、シュミットバッファ23は、第2の
制御信号である゛H′°レベルの制御信−号S2を出力
する。これにより、アナログスイッチ24aがオン状態
となり、出力端子25には、Hレベルの電圧が発生する
次に、入力電圧Viが接地電圧レベルVSS〜最小入力
電圧しベルVinin間場合 例えば、Vi>Viaであるとき、入力電圧■iが、正
相入力端子22aに加わると、トランジスタ55のベー
ス・エミッタ間の電圧が、トランジスタ57のベース・
エミッタ間の電圧よりも、深くバイアスされる。そのた
め、トランジスタ55は、そのコレクタ・エミッタ間に
より大きな電流を流そうとし、すると、トランジスタ5
3が動作し、トランジスタ51、トランジスタ53を介
して、トランジスタ55のエミッタ・コレクタ間により
多くの電流が流れ出す。それに呼応して、トランジスタ
56.58がオンされる。そこで、トランジスタ59の
ベース・エミッタ間のバイアス電圧が低下するため、ト
ランジスタ56がオフされる。その結果、出力端子22
cの電圧が電源電圧■CCレベル近く(“′H″レベル
)まで上昇する。
前記入力電圧Viが第2の動作領域VTH21にある場
合、シュミットバッファ23は、第1の制御信号である
Lレベルの制御信号S1を出力する。これにより、アナ
ログスイッチ24bがオン状態となり、出力端子25に
は、Hレベルの電圧が発生する。
この第2の実施例では、正相入力端子21a。
22aまたは逆相入力端子21b、22bのいずれかが
、動作領域にある方のオペアンプを選択するため、常に
、■SS〜VCC間において正常な比較動作ができる。
なお、本発明は図示の実施例に限定されず、種々の変形
が可能である。その変形例としては、例えば、次のよう
なものがある。
(a)  上記第1、第2の実施例では、判定回路とし
てシュミットバッファ23を用いたが、例えば、バッフ
ァやインバータを用いてもよい。
(b)  第2の実施例において、判定回路の参照入力
電圧を正相入力端子21a、22bに、逆相入力端子2
1b、22bに印加してもよい。但し、正相入力端子2
1a、22bに印加した場合は、第2の制御信号S2で
アナログスイッチ24bをオン、アナログスイッチ24
aをオフするように配線する。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、本発明によれば、第1の不
動作領域を第2の動作領域で補い、第2の不動作領域を
第1の動作領域で補うようにしたので、入力電圧がフル
レンジに及んでも電圧フォロアや電圧比較動作できる。
これにより、例えば5■の単一電源で、上記回路が製造
できるので、従来のように±IOV等の別電源を用いな
くともよく、回路構成の簡単化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示すフルレンジ演算増
幅回路の構成図、第2図、第3図、第4図は従来の第1
.第2.第3のオペアンプの部分回路図、第5図は第1
図および第7図中の第1のオペアンプの回路図、第6図
は第1図および第7図中の第1のオペアンプの回路図、
第7図は本発明の第2の実施例を示すフルレンジ演算増
幅回路の構成図、第8図は第1図中の第1および第2の
オペアンプの動作領域、不動作領域を示す図である。 2122・・・・・・第1および第2のオペアンプ、2
3・・・・・・シュミットバッファ、24・・・・・・
スイッチ回路、VCC・・・・・・電源電圧、VSS・
・・・・・接地電圧、VTH21,VTH・・・・・・
第1および第2の動作領域、Vth21.VtΩ22・
・・・・・第1および第2の不動作領域、SL、S2・
・・・・・第1および第2の制剤信号Vi・・・・・・
入力電圧、VO・・・・・・出力電圧。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 接地電圧レベルから電源電圧レベル間の入力電圧範囲に
    動作領域と不動作領域とを有し、前記入力電圧範囲の電
    源電圧レベル側に第1の動作領域を、接地電圧レベル側
    に第1の不動作領域をそれぞれ有する第1の演算増幅器
    と、 前記入力電圧範囲の電源電圧レベル側に第2の不動作領
    域を、接地電圧レベル側に第2の動作領域をそれぞれ有
    する第2の演算増幅器と、 前記入力電圧レベルを判定してそのレベルが前記第1の
    動作領域内のときには第1の制御信号を、前記第2の動
    作領域内のときは第2の制御信号をそれぞれ出力する判
    定回路と、前記第1の制御信号により前記第2の演算増
    幅器の出力を、前記第2の制御信号により前記第1の演
    算増幅器の出力をそれぞれ選択するスイッチ回路とを、 備えたことを特徴とするフルレンジ演算増幅回路。
JP1069919A 1989-03-22 1989-03-22 フルレンジ演算増幅回路 Pending JPH03113905A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014204291A (ja) * 2013-04-04 2014-10-27 富士電機株式会社 演算増幅回路

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JP2014204291A (ja) * 2013-04-04 2014-10-27 富士電機株式会社 演算増幅回路

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