JPH03112910A - 微生物による芝生の病気の抑制 - Google Patents

微生物による芝生の病気の抑制

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JPH03112910A
JPH03112910A JP2036401A JP3640190A JPH03112910A JP H03112910 A JPH03112910 A JP H03112910A JP 2036401 A JP2036401 A JP 2036401A JP 3640190 A JP3640190 A JP 3640190A JP H03112910 A JPH03112910 A JP H03112910A
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microbial inhibitor
microbial
biomass
granules
lawn
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James F Walter
ジエイムズ・フレデリツク・ウオルター
Bruce K Hamilton
ブルース・キング・ハミルトン
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WR Grace and Co
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般に微生物による抑制剤(以下微生物抑制剤
と言う)を用いる芝生の病気の抑制および予防、並びに
植物の健康増進に関する。さらに詳細には本発明はこれ
らの試薬に対する効果的且つ安定な乾燥バイオマス投与
システムに関する。
本発明の微生物抑制剤組成物は胞子分裂を起こした微生
物バイオマスを含み、これを芝生に投与すると、土壌中
で微生物抑制剤を増殖させ、植物に対する病原菌の感染
を抑制し、成育した芝生に対しこれらの病原菌が引き起
こす病気を減少させることかできる。
これを要約すれば本発明は播種機または落下式散布機に
より施用するのに適した粒状物の形に成形された微生物
、好ましくはカビから成る芝生の病気を抑制または予防
するだめの微生物抑制剤調製物に関する。本発明の調製
物は広い効果スペクトルをもち、施用が容易で、貯蔵安
定性をもっている。
植物の病気を抑制するために微生物抑制剤を使用するこ
と、およびこのような抑制剤をマトリックスから徐々に
放出させること自身は新規な考えではない。例えばPr
oceed、 Intern、 Symp、 Cont
rol、 Re1. Bioact、 Mater、誌
の12巻341−3頁(1985年)のルイス(Lew
is)等の「土壌中に棲息する植物病原菌に効果がある
微生物抑制剤に対する組成物および投与システム」と題
する論文には、棉、テンサイおよび大根の苗木の立ち枯
れ病の発生を減少させるための潜在的なカビおよびバク
テリア性微生物抑制剤分離物の増殖体を含むアルギ2、
−ト・ペレットについて記載されている。同様にPhy
topathology誌75巻、772−7頁(19
85年)の7レイヴエル(Fravel)等の[アルギ
ネート・粘土マトリックス中における潜在的な微生物抑
制剤のカプセル化」と題する論文には、植物の病気を抑
制する潜在的能力をもった微生物をアルギネート・ペレ
ットの中にカプセル化する方法が記載されている。
Phytopathology誌65巻819−21頁
(1975年)のバックマン(Backman)等の「
微生物抑制剤の増殖と土壌中への投与システム」と題す
る論文には、糖蜜を含浸した珪藻土がトリコデルマ・ハ
ルジアヌム(Trichoderma harzian
um)の増殖と投与に適していることか3己載されてい
る。J、 Amer、 So仁Hort、 Sci、誌
111巻8]0−16頁(1986年)のボーリッツ(
Paulitz)等の「大根の成長応答性の増加に対す
るトリコデルマ・ハルジアヌムを含む泥炭:蛭石混合物
の効果」と題する論文には、カナダ産の水苔泥炭と蛭石
の混合物にトリコデルマ・ハルジアヌムを加え、検出可
能な植物病原菌とは無関係に大根の成長を増加させるこ
とが記載されている。ヨーロンバ特許願第863094
38.9号[アグラセトゥス(Agracetus) 
]には粉砕した蛭石の培地、栄養剤および水を調製し微
生物培養液を接種したカビの培養生成物か記載されてい
る。
上記のような微生物抑制剤の使用法はすべて種または苗
木、即ち成長していない植物の病気の抑制に向けられた
ものであった。本発明において微生物抑制剤が成長した
植物に作用することは予想外のことである。また従来の
微生物抑制剤の使用法は局所的な使用法(即ち種への被
覆、播種時および植え付は時における施用、または直接
植物の根に対する施用)であった。芝生全体または畠全
体を処理するような広く散布する方法で微生物抑制剤試
薬を広い区域に施用することは従来全く行われていなし
゛。
以下の説明において、「微生物性段カビ剤」と言う言葉
は植物のカビによる病気を抑制する作用をする微生物を
意味する。約50種のカビ、および数種のバクテリアお
よびウィルスによって引き起こされる土壌性の病気は植
物の病気による損害の約50%の原因となっている。米
国だけでも内輪に見積もって土壌性の病気による穀物の
損害は毎年少なくとも約50億ドルに達する。微生物に
よる抑制を実施するうえでの主な障害は、工業的に製造
することができ、現在の農業および園芸体系に受は入れ
られるような効果的で安定な調製物を開発し製造する技
術か不足していることである。
本発明の組成物は従来法のものと似てはいるが、これを
成長した芝生に対する使用することおよびその効果は以
前には示されていない。「芝生」という言葉は成長した
芝生、ゴルフ場のグリーン、芝生の畑、運動場、修復し
た芝地、および新しく播種または植え付けた芝生を含む
刈り込まれた任意の草地を意味するものとする。
「バイオマス」という言葉は芝生に対し微生物を抑制す
る作用をもつ微生物を意味する。バイオマスの定義には
菌糸体、菌糸、未成熟および成熟した胞子かを含まれる
本発明の乾燥投与システムは食用、園芸用、装飾用およ
びレクリエーション用の植物の健康を増進させるのに極
めて効果的である。本発明の微生物抑制剤組成物は芝生
の病気、特に胞子分裂を起こすカビの抑制に効果的な微
生物から成っている。
胞子分裂を起こすカビは芽状芽胞に冨んでいることが好
ましい。
本発明の第一の目的は微生物性の殺カビ剤および他の微
生物抑制剤を含む微生物を食用、園芸用、装飾用および
レクリエーション用の植物の栽培地の土壌に施し、土壌
中の生物活性を利用して芝生の病気を抑制し植物の健康
を増進させる経済的な投与システムを提供することであ
る。これに関連する本発明の目的はこれらの栽培地にお
いて容易に取り扱いでき施用できる投与システムを提供
することである。
本発明の他の重要な目的は主として滅菌しない状態で調
製および包装しても著しいバクテリアの汚染を生しなり
・バイオマス投与システムを提供することである。本発
明の投与システムは容易に貯蔵し輸送することができる
。本発明の投与システムは小さな容器に、また長期間貯
蔵することができる。本発明の微生物抑制剤調製物は乾
燥するとバクテリアの増殖を減少させ或いは停止させる
ことかできる。
本発明の他の目的は一時的に不活性化した微生物抑制剤
から成る乾燥した材料を提供することである。これによ
り微生物抑制剤を施用の時期まで細胞が死滅しない状態
に保つことができる。芝生に施用する場合、湿らせると
不活性化された抑制剤は活性化し、生物的に活性化した
形を回復する。
本発明は微生物性の殺カビ剤または他の微生物抑制剤剤
を含む微生物を芝生に施して芝生の病気[例えはダラー
・スポット病(dollar spoシ) 、条斑病(
brown patch) 、べと病(downy m
ildew)、フサリウム・バッチ病(fusariu
m patch) 、および発疹性胴枯れ病(typh
ula blight) ] を抑制し、或いは芝生に
何らかのを益な結果をもたらす投与システムに関する。
殺カビ剤として有効な量の微生物抑制剤調製物を使用す
る。本発明の芝生の病気の微生物抑制剤組成物は微生物
性のバイオマス、好ましくは粒状にしたカビ性のバイオ
マスから成っている。本発明の粒状物は直径が帆5〜5
mmであり、粉末も含んでいる。微生物は土壌生物によ
る病気の抑制または植物の健康保持に効果がある種から
選ばれる。好適な微生物による抑制剤調製物は(1)選
ばれたカビを成育させ抵抗性のある胞子または他の生存
可能な構造を生成するのに有利な条件下において胞子分
裂させ、(2)これを球状の粒子にし、(3)この粒状
物を乾燥することによりつくって投与する。この乾燥し
た粒状物を播種機または散布機により保護すべき芝生に
施し、湿らせてバイオマスを活性化する。胞子は発芽し
て生きた細胞になり、これか目的の芝生の病原菌を抑制
しまたは芝生の健康を増進させる作用をする。
カビは何性生殖または無性生殖によってつくられた胞子
を介して再生させることができる。不利な条件でつくら
れた胞子(例えば芽状芽胞、子嚢胞子等)は不利な環境
条件、例えば加熱、乾燥、不利なpHまたは栄養条件等
に対し強い抵抗性をもっている。有利な条件が戻れば胞
子は発芽する。
有利な条件か続けば多数の有性生殖によってつくられた
胞子か生じる。これによってカビは広範囲に広がって行
く。
上記のような芝生の病気に対しカビによる抑制か行われ
るためには、生きた活発に代謝を行うカビが植物の病原
菌の近くに存在していなければならない。微生物による
このような土壌中の植物病原菌の抑制には、病原菌が存
在するおよび/または病原菌が植物を攻撃する場所に生
きた敵対するカビか存在することが必要である。
本発明の投与システムはこの要求を満たしている。本発
明のバイオマス組成物は抑制作用をもつ微生物を汚染さ
れた土壌に浸透させて農業用、園芸用および食用の植物
栽培地のいずれにも施用できるのに十分な融通性をもっ
ている。乾燥した製品を芝生に施用することができる。
別法として製品を水と混合し、単純な水溶液として施用
することができる。いずれの場合も土壌および微生物抑
制剤を湿らせると、土壌中で胞子が発芽し始め、目標の
病原菌に対する微生物抑制剤として作用する。
乾燥した粒状物は特定の病気により芝生が傷むと期待さ
れる約2週間前に芝生に施す。最良の結果を得るために
は病気が蔓延する機会が生じる前に粒状物を添加する。
この粒状物は病気が起こる前に接種か完了していれば、
ダラー・スポットのような葉の病気、および条斑病のよ
うな根の病気の両方を抑制する。発病時期が判らない場
合には、病気を確実に抑制する助けとするために多重施
用も可能である。
本発明記載の方法により微生物活性をもったカビを選び
調製する。植物病原菌となるカビを抑制する多数のカビ
が知られている。芝生の病気の発生を減少させるのに潜
在的な効果をもつものはもっと多数存在する。芝生の病
気を抑制するのに使用できる微生物による抑制作用をも
ったカビには次のものが含まれる。
トリコデルマ・ヴイリデ(Trichoderma v
iride)トリコデルマーハマトウム (Trichoderma hamatum)トリコデ
ルマ・ハルジアヌム (Trichodarma harzianum)タラ
ロミセス・フラヴス(TaJaromyces fla
vus)グリオクラディウム・ヴィレンス (Gliocladiumu virens)グリオオ
フラブイウム・ロセウム (Gliocladiumu roseumu)バエン
ロミセスーフモソロセウス (Paecilomyces  fumosorose
us)ペニシリウム・オキサリクム (Penicilliumu oxalicum)ラエ
ティサリア・アルヴアリス (Laetisaria arvalis)本発明の製
品を製造するためには、所望の微生物抑制剤を選び、培
地で培養し、胞子分裂を起こさせる。本明細書において
は単一の胞子をつくる場合について説明を行うか、ある
用途においては異なった属または種の混合物が望ましい
こともある。上記のような通常の種のカビの培養物は米
国イリノイ州べオリア(Peoria)ユニヴアシティ
ー・ストリート(Llniversity 5tree
t) 1815 Ns  ノーザン・リージョナル・リ
サーチ・ラボラトリ−(Northern Regio
nal Re5earch Laboratory) 
 (NRRL)のアグリ力ルチャル・リサーチ・サーヴ
イス・カルチャー〇コレクション(Agricultu
ral Re5earchService Cu1tu
re Co11ection) 、および米国メリーラ
ンド州バークローン・ドライヴ(ParklawnDr
ive) 12301のアメリカン・タイプ・カルチャ
ー・コレクンヨン(American Type Co
11ection)  (ATCC)、並びに大学およ
び政府による私的な提供源から入手することができる。
カビの培地は、選ばれた種に対し適当な培養条件で増殖
を維持するのに適しj;媒質(例えば炭素および窒素源
を含む媒質)上に保持する。本発明に使用する微生物抑
制剤を増殖させる能力は当業界の通常の専門家の知識お
よび能力の範囲内にある。通常の大規模液体発酵器を使
用することができる。
胞子の分裂か起こるまで発酵を続ける。胞子の分裂は、
選はれた微生物抑制剤に必要な栄養か不足するまで培養
を統けることにより誘起することかできる。加熱または
温度による衝撃を与えるような他の胞子分裂誘起方法も
使用することができる。トリコデルマおよびグリオクラ
デイウムのような抑制用のカビを使用する場合には、弁
状芽胞に富んだバイオマスを使用することか好ましい。
何故ならばこれらの胞子は分生胞子と異なり抑制用のカ
ビの抵抗性をもった生存可能な構造体をなしているから
である。ラエテイサリアのような他のカビを用いる場合
には、特殊な菌糸体が抵抗性をもった構造体として生し
、タラロミセスの場合には子嚢胞子または分生胞子が生
じる。他の種の場合には芽胞子または卵胞子か抵抗性を
もった生存可能な構造体となる。
液体発酵媒質の基質、例えばパン用のイースト、糖蜜、
トウモロコンの煮出し汁、トウモロコシ糖等が適当な培
養基質であり、容易に入手可能である。大量の抵抗性を
もった胞子か生産されるまで、即ち乾燥したバイオマス
1g当たり少なくとも約IQ’CFUが生成するまで発
酵を統ける。次いで胞子分裂した細胞の塊を採取する。
細胞の塊はさらに処理する前に濃縮することか好ましい
。濃縮を行うと細胞の塊と一緒に培養基質を取り扱う必
要がなく、処理が簡素化されると同時に微生物抑制剤も
濃縮される。バイオマスは濾過、遠心分離または他の任
意の通常の方法により使用済みの基質から分離すること
ができる。本発明方法においては中間段階の乾燥工程を
必要とせず、湿ったバイオマスから直接調製かできるの
で有利である。別法としてバイオマスを乾燥し、例えは
混練りまたは磨砕により粉末にして好ましくは40ツノ
/ユの篩を通る粒子にすることかできる。
バイオマスは湿っていても乾燥していても栄養基質と配
合することかできる。小麦の麩は特に適した栄養基質で
ある。別法としてキチンまたはセルロースをベースにし
た物質、例えばトウモロコンの穂軸、落花生の殻等、ま
たはこれらの混合物を用いることもできる。栄養基質を
先ず加熱(湾入ば80〜90°Cに48時間)するか、
或いは他の処理を行い汚染微生物の増殖を減少させる。
バイオマスに栄養基質を添加すると、最終的な再調合の
ときまでバイオマスの生存させることかできる。アルギ
ネートは特に適したカプセル化物質である。
別法として澱粉硼酸塩、澱粉キサンテートまたはカラゲ
ニン・ゲル、或いはこれらの混合物を使用することがで
きる。
バイオマス/栄養基質/カプセル化物質の混合物をゲル
化剤の溶液に滴下し、微生物抑制剤の球状の粒子をつく
る。好適なゲル化剤溶液はCaCl 2の溶液である。
微生物抑制剤の好適な大きさは約2nu++である。微
生物抑制剤の粒子を真空中で低温(<30’C)におい
て乾燥する。乾燥した微生物抑制剤の粒子は直径か約0
.5〜5mmであり、密度が0.3g/m12より高い
ことか好ましい。最も好適な大きさは約2mmである。
播種基または落下式散布機に使用する場合この大きさお
よび密度か特に好適である。これよりも小さい粒子は原
状をなしており投与する際に浮遊して逃げてしまい、こ
れよりも大きい粒子は散布機を詰まらせる恐れがある。
この微生物抑制剤の粒子をゆっくりと乾燥し、全揮発分
含量か約1O10%以下、最も好ましくは約2.0%以
下になるようにする。全揮発分含量を低くすると、バク
テリアおよびカビの増殖を最低限に減少させるか増殖を
停止させることができ、従って微生物抑制剤の粒状物の
貯蔵が可能になる。
粒状物をできるだけ乾燥し、この段階におけるバクテリ
アおよびカビの増殖を減少させることが好ましい。乾燥
した微生物抑制剤の粒状物は貯蔵安定性があり、最高6
週間またはそれ以上貯蔵することができる。
乾燥した微生物抑制剤の粒状物はそのIg当たり少なく
とも10’コロニ一生成単位(CFU)の生きた胞子を
与えるのに十分なカビの胞子を含んでいなければならな
い。コロニー生成単位は胞子調製物の増殖活性の目安で
ある。有用な範囲は1g当たり約103〜約10”CF
IJ、好ましくは約10′〜lO’cFUである。乾燥
した微生物抑制剤の粒状物の好適な胞子数は芝生に使用
する際に予想される投与量に依存する。1m”の芝生に
対し約1.0〜約10.ooOgが示唆されている。好
適な投与量は1m2当たり約10〜100gである。微
生物抑制剤粒状物は散布機を用いるような適当な方法に
より所望の割合で芝生に投与される。
乾燥した微生物抑制剤粒状物は貯蔵および輸送に適した
任意の容器に包装することができる。本発明の材料を用
いて緻密な包装物をつくることができる。包装の材料お
よび設計は予想される貯蔵寿命の間包装製品を低水分含
量に保つのに適したものでなければならない。
上記のように乾燥した微生物抑制剤粒状物を保護すべき
芝生に投与することができる。別法として乾燥した粒状
物を水または他の液体に懸濁させ水薬として芝生に施用
することができる。
本発明によれば芝生に添加した場合カビの胞子を活性化
し、栄養条件下において微生物抑制剤を増殖させ生育さ
せることができる。芝生に投与した後、病原菌の接種材
料密度か減少して芝生の病気の予防および抑制し得るこ
とにより調製物の効果を確認することができる。本発明
の微生物抑制剤粒状物を使用すればリゾクトニア・ソラ
ニ(Rhizoctonia 5olani) % ス
フレロティニア0ホメオカルバ(Sclerotini
a homoeocarpa) 、ビテイウム・ウルテ
ィムム(Pythium ultimum) 、スクレ
ォティウムーロルフシイ(Sclero目um rol
fsii) )ヴエルティシウム・ダーリアエ(Ver
Licilliumdahliae)および芝生の病原
菌の他の種によって引き起こされる芝生の病気の治療お
よび予防を行うことができる。
下記の実施例は本発明を例示するものであり、本発明を
限定するものではない。以下の説明において下記の略号
を用いる。
℃    摂氏の℃ CFU    コロニー生成単位 cc     cm3、立方センチ g    グラム インチ Q     リットル M    モル mg     ミリグラム mQミリリットル N    規定 %    パーセント rpm    1分画たりの回転数 sq、 ft、  平方フィート TV     全揮発分 Wt、    重量 実施例 l 微生物抑制剤製品の調製と成形 グリオクラディウム・ヴィレンスGL−21の培地を寒
天培養基または凍結させた培地から、30gIQの糖蜜
および5g/(+のパン用のイーストから成る媒質lQ
を含む滅菌した2Qの振盪フラスコに移す。溶液のpu
を6.0に調節し40〜48時間26°Cに保つ。次に
この振盪フラスコを用い、15g/Qのファーマメディ
ア(pharmamedia)  [米国テキサス州7
ツト・ワース(Ft、 Worth)のトレイダー・プ
ロティン(Trader Protein)社製] 、
10gIQのトウモロコシ煮出し汁および60gIQの
グリコースから成る媒質15αを含んだ20Qの発酵器
に接種する。発酵器に通気を行い((L5〜IVVM)
 、撹拌しく 101000rp、グルコースの濃度を
監視し周期的に(700g/Cのグルコース溶液を)添
加して濃度を5〜30gIQに保つ。
増殖期中発酵液のpHを6に保ち(調節剤として6Nの
NH,ORを使用)、48時間後に胞子は分裂し始め、
これか120〜160時間続いた。
発酵液中で胞子か完全に分裂した後、遠心分離法により
細胞の塊を補集した。
次に胞子分裂した細胞の塊を配合し、アルギン酸ナトリ
ウム1%、麩20%および細胞濃縮物lO%のアルギネ
ート溶液をつくった。造粒カラムを用いて球状の粒状物
をつくり、これを0−IMのCaCl2溶液中に落下さ
せてゲル化した。ゲル化した粒状物を濾過し空気中で乾
燥した。
実施例 2 抑制 グリオクラディウム・ヴィレンスが存在すると雑種のバ
ーミュダ草にカビ性の病気であるダラー・スポットの発
生を抑制できるかどうかを決定するために、微生物抑制
剤(グリオクラディウム・ヴィレンス)で処理した地域
を標準および実験用の殺カビ剤で処理した地域、および
未処理の地域と比較した。グリオクラディウム・ヴィレ
ンスの投与は、このカビがダラー・スポットの原因とな
るスフレロティニア・ホメオカル/< (Sclero
tiniahomoeocarpa)の菌核の発芽を阻
害することを期待して早期に開始した。
微生物抑制剤(実施例1期才の方法で調製し成形したも
の)および標準および実験用の殺カビ剤を四つの異なっ
た25 sq、 ft、の地域に不規則に投与した。処
理のスケジュールを第1表に示す。
各処理の評価は地域光たりの「ヒツト」の数によった。
「ヒント」はバーミュダ草に生じた直径1/2〜2″の
範囲の大きさの病斑として定義する。
評価は1989年の6月5日、6月16日および6月2
8日に行い、コンピュータ・プログラムANOVA (
変動解析)[米国カリフォルニア州、ヒユーマン骨シス
テムズーダイナミックス(Human Systems
 Dynamics) ]により統計的に解析した。結
果を第2表に示す。
30.3 9.3 2.8 1.3 0.0 0.8 1.0 5.0 51.7 24.0 4.3 0.8 0.3 6.0 0.8 20.0 85.5 46.5 22.0 15.8 3.3 J5.O 14,0 49,0 LSDo、05 4.6 9.1 18.3 この実験結果はグリオクラディウム・ヴィレンスが実際
にダラー・スポットの発生を低減させることを示してい
る。この実験においてはダコニル(Dacon i l
 ) 2787およびバンナー(Banner)のよう
な殺カビ剤の方がグリオクラディウム・ヴィレンスより
も良好に病気を抑制しているが、投与量および時期を最
適化すればダラー・スポットの処理においてグリオクラ
ディウム・ヴィレンスは他の殺カビ剤と同等もしくはそ
れより良好であることか示さている。微生物抑制剤はま
た環境に対して殆と毒性をもたないという利点もある。
実施例 3 条斑病(リゾクトニア・ソラニにより発生)を抑制する
効果についてムカデ草に対しグリオクラディウム・ヴィ
レンスを試験した。locmの鉢に植えt:6ケ月のム
カデ草を温室に入れ、一つの実験において一日のうち1
4時間の明サイクルで温度を28〜30°C1:保ち、
暗サイクルで19〜22°Cに保った。
4個の異なった地域に対し完全に不規則な方法で各処理
を行った。処理1では18目に実施例Iで調製したグリ
オクラディウム・ヴィレンスを1地域当たり帆35gの
割合で4個の地域に投与した。各投与の際グリオクラデ
ィウム・ヴィレンスは水に懸濁させた。14日1にリゾ
クトニア・ソラニを鉢1個に対し感染したトポシガラ(
fescue)の種子1gの割合で鉢に接種した。処理
2においては4個の鉢に対し14日1に上記の割合でリ
ゾクトニア・ソラニを接種するだけにし、感染の陽性対
照とした。処理3では上記の割合でリゾクトニア・ソラ
ニとグリオクラディウム・ヴィレンスの両方を接種した
処理4では4ffllの鉢に14日1にグリオクラディ
ウム・ヴィレンスだけを接種した。ガビを全く添加しな
かった植物を陰性の対照とした(処理5)。30El後
に莢が腐敗した%により処理の評価を行った。
第3表に示した結果によれば、グリオクラディウム・ヴ
ィレンスはムカデ草の条斑病を著しく抑制する。
実施例 4 実施例2の実験方法を用いてグリオクラディウム・ヴィ
レンスがヌカポ(bentgrass)の黄斑病(ye
llow patch)  [リゾクトニア・セレアリ
 (Rhizoctonia cerealis)によ
り発生]を抑制する能力があるかどうかを試験した。処
理後6ケ月してもどの区域にも病気の症候は現れなかっ
た。症候が現れなかったため、グリオクラディウム・ヴ
ィレンスが黄斑病に何らかの抑制効果をもっているかど
うかは不明であるか、グリオクラディウム・ヴィレンス
はヌカポの色およびその増殖を阻害しなかった。
以上本発明の厘理、好適具体化例並びに操作方法を説明
した。しかし上記の特定の具体化例は単に例示のための
ものであって限定的な意味をもたないから、本発明はこ
れらの特定の形に限定されるものではない。当業界の専
門家は本発明の精神を逸脱することなく多くの変形を行
うことができよう。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.芝生の病気を抑制する効果がある1種またはそれ以
    上の微生物類のバイオマスから成り、播種機または落下
    式散布機によって投与するのに適した粒状物の形に成形
    されていることを特徴とする芝生の病気を抑制するため
    の微生物抑制剤調製物。
  2. 2.該微生物がカビであることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の微生物抑制剤調製物。
  3. 3.該カビがグリオクラディウム・ヴィレンス株GL−
    21であることを特徴とする特許請求の範囲第2項記載
    の微生物抑制剤調製物。
  4. 4.栄養基質をさらに含むことを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の微生物抑制剤調製物。
  5. 5.土壌中に棲息するカビ病原体を抑制するため、該カ
    ビを殺カビ効果を有する量で含んでいることを特徴とす
    る特許請求の範囲第2項記載の微生物抑制剤調製物。
  6. 6.1g(乾燥重量)当たり少なくとも10^3コロニ
    ー生成単位の数の生きた胞子を含んでいることを特徴と
    する特許請求の範囲第5項記載の微生物抑制剤調製物。
  7. 7.直径が0.5〜5mmであり、密度は0.3g/m
    lより高いことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の微生物抑制剤粒状物。
  8. 8.全揮発分含量が約10.0%以下であることを特徴
    とする特許請求の範囲第7項記載の微生物抑制剤粒状物
  9. 9.全揮発分含量が約2.0%以下であることを特徴と
    する特許請求の範囲第8項記載の微生物抑制剤粒状物。
  10. 10.該栄養基質は小麦の麩、キチン、トウモロコシの
    穂軸、落花生の殼またはこれらの混合物から成る群から
    選ばれることを特徴とする特許請求の範囲第4項記載の
    微生物抑制剤調製物。
  11. 11.(a)胞子分裂が起こり抵抗性をもった胞子が生
    産されるまで該カビを培地の中で発酵させ、 (b)胞子分裂したバイオマスを採取し、 (c)このバイオマスを栄養基質およびカプセル化物質
    と混合し、 (d)バイオマス/栄養基質/カプセル化物質の混合物
    から粒状物をつくり、そして (e)この粒状物を乾燥する ことによりつくられることを特徴とする特許請求の範囲
    第2項記載の微生物抑制剤調製物。
  12. 12.工程(a)の醗酵を、バイオマスの乾燥重量1g
    当たり少なくとも10^5コロニー生成単位が得られる
    のに十分な量で抵抗性をもった胞子が生じるまで続ける
    ことを特徴とする特許請求の範囲第11項記載の微生物
    抑制剤調製物。
  13. 13.芝生の病気を抑制する効果をもった1種またはそ
    れ以上の微生物類のバイオマスから成る芝生の病気を抑
    制または予防するための微生物抑制剤調製物を芝生に施
    用することを特徴とする植物の健康を増進する方法。
  14. 14.該微生物がカビであることを特徴とする特許請求
    の範囲第13項記載の方法。
  15. 15.該カビがグリオクラディウム・ヴィレンス株GL
    −21であることを特徴とする特許請求の範囲第14項
    記載の方法。
  16. 16.1m^2当たり約1.0g〜約10,000gの
    割合で該微生物抑制剤調製物を土壌または培地に流用す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第13項記載の方法
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JP2009117627A (ja) * 2007-11-07 2009-05-28 Tdk Corp 表面実装型コイル部品

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JP2009117627A (ja) * 2007-11-07 2009-05-28 Tdk Corp 表面実装型コイル部品

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