JPH0311284A - ショーケース - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） この発明は、商品貯蔵室を備えたショーケースの改良に
関する。

（従来の技術） 従来のショーケースは、第４図に示すように箱状本体ｌ
からなり、この箱状本体１は、」一部に蒸発器からの冷
気により冷却され商品か陳列される貯蔵室２と、下部に
蒸発器及び送風機（共に図示せず）が設けられた冷却室
と、凝縮器３及び圧縮機４が設けられた機械室５とから
構成される。

圧縮機４で高温、高圧化された冷媒ガスは凝縮器３で冷
却、液化された後、減圧装置を経て蒸発器に供給される
。蒸発器は底板６の下の冷却室に取付けられ、蒸発器に
よる冷却風は、冷却室に設置された送風機によって矢印
Ａで示すように、吹出口６ａから出てガラス板からなる
側壁面２ａに沿って上方に送り込まれ、天井壁から対向
する側壁面２ｂに沿って下降し、吸込口６ｂから底板６
下の冷却室内の蒸発器へと循環する。なお、箱状体１０
頭部はプラスチック等の透光性の合成樹脂による上蓋１
ａで覆われ、そこに描かれた広告文字等は内部の照明用
蛍光灯で照らされる。

ショーケースの側壁面は、通常は少なくとも−而が開閉
自在なガラス扉２ｃを構成し、四方から貯蔵室２内を透
視できるようになっているが、商品をしばしば出し入れ
することから、ガラス扉の頻繁な開閉により、冷気が庫
外へ漏れ、冷却効果がそがれるという欠点があった。

一般にオーブンショーケース等においては、冷気が外に
漏れるのを防ぐのに、冷気の循環通路の外側に外気を利
用したエアーカーテンを形成させることが考えられる。

しかし、前記ショーケースに適用させた場合、漏れ防止
用に冷気循環路の外側にエアーカーテン機構を別途付加
することは、比較的小さな構造物でしかも良好な外観が
特に重視されるショーケースとしては、その商品価値が
そがれるという欠点がある。

（発明が解決しようとする課題） この発明は、ショーケースとしての商品価値を阻害する
ことなく、比較的簡単な構成で、エアーカーテンを形成
し、冷気の漏れを防止し得るショーケースを提供するこ
とを目的とする。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） この発明は、箱状体からなり、上部に配置され商品を収
納する貯蔵室と、蒸発器及び送風機が収納される冷却室
と、凝縮器及び圧縮機等が設けられた機械室とで構成さ
れ、蒸発器からの冷却風を送風機により貯蔵室を形成す
る一対の対向側壁面に添って上下方向に循環させ、貯蔵
室内の商品を冷却するショーケースにおいて、前記箱状
体の内側上部にエアーカーテン用送風機を載置し、この
送風機による風が前記冷却風とは交差するように他方の
対向側壁面に添って上下方向に循環させるよう構成する
ことを特徴とする。

（作　用） この発明によるショーケースは、エアーカーテン用送風
機を箱状体の内側上部に載置し、蒸発器による貯蔵室内
冷却風の循環方向と交差するように、他の対向側壁面に
添うよう循環させるものである。従って、送風機による
風は蒸発器からの吹出口及び吸込口を直接経由すること
なく底板上面に添うように貯蔵室内を循環する。

エアーカーテン用の送風機による風は、蒸発器によって
冷却された貯蔵室内の冷気そのものを利用するものであ
り、しかも蒸発器からの冷却風の流れ方向とは交差して
重ならないので、エアーカーテンの流れによって冷気が
奪われるような不都合は起こらない。冷気の交差はむし
ろ貯蔵室内での均一な冷却を促進させ冷却効果を高める
役割を持っている。

また、エアーカーテンは貯蔵室内の冷気循環によるので
、単に箱状体内上部に送風機を載置し、それにダクトを
接続するだけで構成できるので、ショーケース全体の形
状や大きさをそれ程変えることもなく実現できる。

（実施例） 以下、この発明によるショーケースの一実施例を第１図
ないし第３図を参照し詳細に説明する。

なお、第４図に示す従来のショーケースと同一構成には
同一符号を付し、詳細な説明は省略する。

即ち、ショーケースは、箱状本体ｌの上部に商品を収納
する貯蔵室２を備え、この貯蔵室２の底部に蒸発器７及
び蒸発器用送風機１３が収納された冷却室を形成する。

また、本体ｌの下部には、凝縮器３や圧縮機４が設けら
れた機械室５を構成している。蒸発器７からの冷却風は
、矢印Ａで示すように、貯蔵室２の一方の側壁面２ａの
内側に添って上方に送り出され、上部の仕切板８下面か
ら他方の側壁面２ｂに沿って下降して冷却室内の蒸発器
７へと循環する構成となっている。一方、ショーケース
の前面、即ち扉面２ｃは一端をヒンジにて支持されて前
方に回動して開き、貯蔵室２内の商品を手により自由に
取出し出来るように構成されている。また、２ｄは扉面
２ｃと対向する側壁面である。

貯蔵室２の上部の仕切板８と上蓋１ａとの空間にはエア
ーカーテン用送風機９がモータ１０により駆動されるよ
う載置されている。

送風機９には、貯蔵室２内からのエアーの取込み（矢印
Ｂ方向で示す）及び貯蔵室２内への吹出し用の各ダクト
１１ａ、１１ｂが接続され、これ等各ダクトｌｌａ、ｌ
ｌｂの開口部１１ａ’　、　１．１ｂ’　は夫々先端が
貯蔵室２の各壁幅に相当する幅の断面が細長い矩形状に
形成されて、仕切板８の位置に添えて取付けられている
。なお、一方の開口部１１ｂ′には吹出しガイドｌｌｃ
が取付けられている。

従って、エアーカーテン用送風機９は、貯蔵室内の冷気
取入れ用のダクトｌｌａを介して空気を吸い込み、蒸発
器７による冷却風の循環方向（Ａ）と交差する方向（Ｂ
）に、前面側の吹出し用のダクト１１ｂから下方に吹出
すものである。換言すれば、エアーカーテン用の風が沿
う面（２ａ、２ｂ）と、蒸発器７からの冷却風が沿う面
（２ｃ、２ｄ）とは９０度差をなして交差する。なお、
第２図及び第３図において、１２は照明用蛍光灯、１４
は凝縮器用送風機を示す。

次に、本実施例における作用を説明する。

冷凍サイクルを運転することにより蒸発器７が冷却され
、送風機１３により冷却風は、矢印Ａで示すように吹出
口６ａから側壁面２ａに沿って上方に送り込まれ、上部
仕切板８下面から他方の側壁面２ｂに沿って下降し、吸
込口６ｂから冷却室の蒸発器７側へ戻される。これによ
り、貯蔵室２内に収納した商品は冷却される。

また、エアーカーテン用送風機９が運転されることによ
り、吹出し用ダクトｌｌｂからの風が吹出ガイドｉｌｃ
を介して送り出され、扉面２ｃに沿って下方に流れ、底
板６ｃ上から他方の側壁面２ｄに流れて上昇し、ダクト
ｌｌａの開口部１１ａ’　に吸い込まれるよう循環がな
される。

従って、貯蔵室２内に収納した商品を取出す際、扉面２
Ｃを開放しても、扉面に沿ってエアーカーテン用の送風
が行われているため冷気の漏れをおさえることができる
。

以上のように、この発明によるショーケースは、蒸発器
７による冷却風の流れ方向と交差してエアーカーテン用
の風が流れるように、送風機９及びダクトｌｌａ、ｌｌ
ｂを構成したので、簡ｑ１な構成で、しかもショーケー
ス全体の形状や大きさをそれ程変えることもなく、スペ
ース効率も良好にコンパクトに実現できる。

また、貯蔵室３内で、蒸発器による冷気の流れ方向と、
エアーカーテンの流れ方向とを交差させた結果、貯蔵室
内の温度がより一定に保たれるともに、冷却風の循環が
より均一化され、冷却効果も向上する利点か得られる。

［発明の効果コ この発明によるショーケースは、外観及び形状の変更が
少なくンヨーケースとしての商品価値を保持し、しかも
優れた遮断効果を有するようにエアーカーテン機構を付
加し得たものであり、実用上の効果大である。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明によるショーケースの一実施例を示す
一部切り欠き斜視図、第２図は第１図における要部のＡ
−Ａ断面図、第３図は同じく第１図における要部のＢ−
Ｂ断面図、第４図は従来のショーケースを示す一部切り
欠き斜視図である。 １・・・箱状体、２・・・貯蔵室、 ２ａ、　２ｂ、　２ｃ、　２ｄ−・・壁面、３・・・圧
縮機、４・・・凝縮器、５・・・機械室、６・・・底板
、７・・・蒸発器、８・・・仕切板、 ９・・・エアーカーテン用送風機、 １０・・モータ、ｌｌａ　・・吸込みダクト、１１ｂ−
・・吹出しダクト。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 箱状体からなり、上部に配置され商品を収納する貯蔵室
   と、蒸発器及び送風機が収納される冷却室と、凝縮器及
   び圧縮機等が設けられた機械室とで構成され、蒸発器か
   らの冷却風を送風機により貯蔵室を形成する一対の対向
   側壁面に添って上下方向に循環させ、貯蔵室内の商品を
   冷却するショーケースにおいて、前記箱状体の内側上部
   にエアーカーテン用送風機を載置し、この送風機による
   風が前記冷却風とは交差するように他方の対向側壁面に
   添って上下方向に循環させるよう構成するショーケース
   。