JPH03109416A - 反応射出成形用樹脂組成物 - Google Patents

反応射出成形用樹脂組成物

Info

Publication number
JPH03109416A
JPH03109416A JP30829989A JP30829989A JPH03109416A JP H03109416 A JPH03109416 A JP H03109416A JP 30829989 A JP30829989 A JP 30829989A JP 30829989 A JP30829989 A JP 30829989A JP H03109416 A JPH03109416 A JP H03109416A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molecular weight
average molecular
polyoxyalkylene
polyisocyanate
groups
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP30829989A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07686B2 (ja
Inventor
Satoshi Yamamoto
聡 山本
Hideo Ishibashi
秀夫 石橋
Koji Izumo
孝治 出雲
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Paint Co Ltd
Original Assignee
Nippon Paint Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Paint Co Ltd filed Critical Nippon Paint Co Ltd
Publication of JPH03109416A publication Critical patent/JPH03109416A/ja
Publication of JPH07686B2 publication Critical patent/JPH07686B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は反応射出成形用樹脂組成物に係り、さらに詳し
くは耐熱性、耐衝撃性に優れたポリウレア射出成形体を
与えうる成形性に優れた樹脂組成物に関するものである
従来技術 自動車用ウレタンバンパーなどを金型内で樹脂原料を反
応させて製造する反応射出成形法が注目され、米国特許
第4254069号、同3838076号、同4216
543号、同4246363号、同4269945号等
各種の技術が提案されている。この分野で特に機械的強
度、耐熱性その他の物性に優れた反応射出成形弾性体成
形品を与え得る技術として注目されているものに、平均
分子量が1500以上のアミン末端ポリエーテルとアミ
ン末端鎖延長剤とポリイソシアネートとを密閉金型内で
反応させる特開昭58−188643号の方法があげら
れる。
ところで近年、自動車用外装材としてプラスチックス材
料の使用が検討され、一部実用化されている。ポリアル
キレンポリオールとポリイソシアネートとを金型内で反
応させポリウレタン成形品を得る技術では、ポリウレタ
ンが比較的耐熱性に乏しく、また塗装上の制約もあり、
生産コストも大となるためポリウレタン/ポリウレアか
ら、耐熱性のより良好なポリウレアへと関心が高まりつ
つある。
しかしながら、アミン末端ポリエーテルを用いる場合、
ポリエーテルポリオールを用いた場合と比較してイソシ
アネートとの反応速度が速いため硬化速度も速く、従っ
て、都合よく金型内に反応混合物を充填するためには1
秒以内の時間で充填を完了させる必要がある。このこと
は成形装置の射出速度や原料組成物の粘度、したがって
配合上の制約を意味する。また、ポリウレア化の主たる
目的は自動車車体に部品を取り付けたまま、鋼板用焼f
寸は塗料を鋼販部と同時に塗装・硬化することによる工
程の簡略化にある。従って、まず自動車車体に外装部品
を取り付けた後、自動車塗装ラインに回すのが効率がよ
い。すなわち、電着ラインにおける塗料硬化炉の温度で
熱的変形に耐える耐熱性を有する成形体が望まれる。し
かし、ポリウレア1ヒにより耐熱性を向上しようとすれ
ば、一般に成形体自体の靭性が低下し、衝撃、特に低温
での衝撃に対する破壊耐性が無くなる問題が新たに生じ
てくる。
発明が解決しようとする問題 そこで好都合なる成形性を保持し、かつ、耐熱性、低温
耐衝撃性にすぐれたポリウレア反応射出成形体の製造が
要望されており、かかる課題に応えること・が本発明の
目的である。
問題を解決するための手段 本発明に従えば、上記目的が、 ポリアミン成分としての (I)平均分子量が270〜10000で、エポキシ基
を1分子あたり2コ含むポリオキシアルキレンポリエポ
キシ化合物(A)と、分子量が108〜400の芳香族
ジアミン(B)とをエポキシ基数に対してアミノ基数が
当量比で過剰量になる割合に混合し反応させて得られる
ポリオキシアルキレンポリアミン、 (II)平均分子量が270〜10 、000でエポキ
シ基を1分子あたり2より多く含むポリオキシアルキレ
ンポリエポキシ化合物(C)と、分子量が108〜40
0の芳香族ジアミン(D)とをエポキシ基数に対してア
ミノ基数が当量比で過剰量になる割合に混合し反応させ
て得られるポリオキシアルキレンポリアミン、及び (I[I)平均分子量が122〜400で芳香族的に結
合し、かつ1つのアミノ基に対してオルト位に少なくと
も1つのアルキル又はチオアルキル置換基を有する鎖延
長剤の芳香族ジアミンと、ポリイソシアネート成分とし
ての (IV)平均分子量が174〜1500で、分子内に芳
香族的に結合したイソシアネート基を2コ以上含むポリ
イソシアネート化合物(E)と、CHCN CH2 [式中Rはイソシアネートに対し活性な官能基(OH,
C00H1NH2、エポキシ基)、xは2以上の整数、
yは0または1以上の整数、Zは9以上の整数]で表さ
れる平均分子量が1000〜5000の液状ポリブタジ
エンゴヒ合物(F)とをイソシアネート基数がイソシア
ネート活性基数に対して過剰量になるよう混合し反応さ
せて得られる液状のポリイソシアネートプレポリマーか
らなる反応射出成形用樹脂組成物により達成せられる。
本発明の反応射出成形用樹脂組成物で用いられるポリア
ミン成分は上記の如く3種類のものからなるが、その第
一のものは (1)特定のポリオキシアルキレンポリエポキシ(ヒき
物(A)に過剰量の特定の芳香族ジアミン(B)を反応
させて得られる反応生成物のポリオキシアルキレンポリ
アミンである。
かかるポリオキシアルキレンポリアミンの反応原料であ
るポリオキシアルキレンポリエポキシ1ヒ合物(A)は
ポリオキシアルキレンポリオール化合物(例えば特開昭
53−31513、GB特許GB 1286676、U
S特許3445525等に記載)をエピクロルヒドリン
で末端エポキシ化して得られる、数平均分子量約270
〜10000でエポキシ基を1分子当たり2コ含む化合
物である。かがる化合物は、各種のものが市販されてお
り例えば、ポリオキシプロピレングリコールジグリシジ
ルエーテルとして、ディナ:7−ルE X −2000
(mポキシ当量約1100g、ナガセ化成工業■製)、
ディナコールEX4000 (エポキシ当量的2270
 g、ナガセfヒ成工業畑製)等があり、これらは阿れ
も本発明において好都合に使用せられる。また、芳香族
ジアミン(B)としては例えば、1−メチル−3,5−
ジエチル−2,4ジアミノベンゼン、1−メチル−3,
5−ジエチル−2,6ジアミノベンゼン(両者は、また
、ジエチルトルエンジアミンまたはDETDAと称せら
れる)、1,3.5−トリエチル−2,6−ジアミノベ
ンゼン、3,5,3“、5゛テトラエチル−4,4°−
ジアミノベンゼン3、5.3’、 5’−テトラエチル
−4,4°−ジアミノジフェニルメタン、3,5−ジメ
チルチオ2.4−)−ルエンジアミン、3.5−ジメチ
ルチオ−2,6−トルエンジアミンを含む。特に好まし
いジアミン化合物は1−メチル−3,5−ジエチル−2
,6−ジアミノベンゼン、1−メチル−3,5−ジエチ
ル−2,4−ジアミノベンゼン、またはこれらの化合物
の混合物である。これらジアミン類は通常その分子量が
108〜400の範囲にある。上記ポリオキシアルキレ
ンポリエポキシ化合物とジアミン類とは、エポキシ基数
に対してアミノ基数が当量比で過剰量になる割合で反応
せしめられる。従ってその反応生成物中には当然に、ポ
リオキシアルキレンポリアミン以外に、未反応の芳香族
ジアミン類が残存することが許容せられる。
本発明で使用せられるポリアミン成分の他のものは、 (2)特定のポリオキシアルキレンポリエポキシ化合物
(C)に過剰量の特定の芳香族ジアミン(D)を反応さ
せて得られる反応生成物のポリオキシアルキレンポリア
ミンである。
かかるポリオキシアルキレンポリアミンの反応原料であ
るポリオキシアルキレンポリエポキシ化合物(C)はポ
リオキシアルキレンポリオール化合物(例えば特開昭5
3−31513、GB特許GB 1286676、US
特許3445525等に記載)をエピクロルヒドリンで
末端エポキシ化して得られる、数平均分子量約270〜
10000.好ましくは270〜2000. テエボキ
シ基を1分子当たり2より多く含む化合物である。 か
かる化合物は、各種のものが市販されており、例えば、
トリメチロールプロパンポリグリシジルエーテルとして
、ディナコールEX−321(エポキシ当量的145g
、ナガセ化成工業(噂製)、ペンタエリスリトールポリ
グリシジルエーテル化合物として、EX−411(エポ
キシ当量的231g、ナガセ化成工業■製)、トリグリ
シジルトリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレー
ト系化合物としてEX−301(エポキシ当量的242
g、ナガセ化成工業■製)等があり、これらは何れも本
発明において好都合に使用せられる。また、芳香族ジア
ミン(D>としては例えば、1−メチル−3,5−ジエ
チル−2,4ジアミノベンゼン、1−メチル−3,5−
ジエチル−2,6ジアミノベンゼン(両者は、また、ジ
エチルトルエンジアミンまたはDETDAと称せられる
)、1,3,5  hジエチル−2,6−ジアミノベン
ゼン、3.5.3’、 5’−テトラエチル−4,4’
−ジアミノベンゼン、3.5.3°、5°−テトラエチ
ル−4,4′−ジアミノジフェニルメタン′、3.5−
ジエチルチオ−2,4−トルエンジアミン、3.5−ジ
メチlレチオー2.6−トルエンジアミン等先に芳香族
ジアミン(B)として例示したものを含む。特に好まし
いジアミン化合物は1−メチル−3,5−ジエチル−2
,6−ジアミノベンゼン、l−メチル−3,5−ジエチ
ル−2,4−ジアミノベンゼン、またはこれらの化合物
の混合物である。これらジアミン類は通常その分子量が
108〜400の範囲にある。上記ポリオキシアルキレ
ンポリエポキシ化合物とジアミン類とは、エポキシ基数
に対してアミン基数が当量比で過剰量になる割合で反応
せしめられる。従ってその反応生成物中には当然に、ポ
リオキシアルキレンポリアミン以外に、未反応の芳香族
ジアミン類が残存することが許容せられる。
本発明ではさらにポリアミン成分として鎖延長剤の、芳
香族的に結合し、且つ1つのアミノ基に対してオルト位
に少なくとも1つのアルキルまたはチオアルキル置換基
を有する芳香族ジアミン(I[I)が用いられる。かか
る芳香族ジアミンの具体例はl−メチル−3,5−ジエ
チル−2,4ジアミノベン′ゼン′、1−メチル−3,
5−ジエチル−2,6ジアミノベンゼン(両者は、また
、ジエチルトルエンジアミンまたはDETDAと称せら
れる>、1,3.5−)ジエチル−2,6−ジアミツベ
ンゼン、3,5.3°、5°−テトラエチル−4,4′
−ジアミノベンゼン、3.5.3’、 5’−テトラエ
チル−4,4°−ジアミノジフェニルメタン、3.5−
ジエチルチオ−2,4−)−ルエンジアミン、3.5−
ジメチルチオ−2,6−トルエンジアミン等であり、特
に好ましいジアミン化合物は1−メチル−3,5−ジエ
チル−2,6−ジアミノベンゼン、1−メチル−3,5
−ジエチル−2,4−ジアミノベンゼン、またはこれら
の化合物の混合物である。
次に、本発明では主剤である上記(I)〜(■)のポリ
アミン成分の硬化剤成分(IV)として特定の液状ポリ
ブタジェン化合物(F)に過剰量の芳香族的に結合した
イソシアネート基を含むポリイソシアネート(E)を反
応させて得られる液状のポリイソシアネートプレポリマ
ーが用いられる。
本発明でポリブタジェンと予備的に反応させるなめに使
用せられるポリイソシアネート化合物(E)は分子内に
2コ以上のイソシアネート基を含み、平均分子量が17
4〜1500、好ましくは174〜500の通常ポリウ
レタンあるいはポリウレアの製造に使用せられる液状の
任意の芳香族系有機ポリイソシアネート、あるいは、イ
ソシアネートプレポリマーとして知られている芳香族系
有機ポリイソシアネートとポリエーテルポリオールある
いはポリアミンとの部分反応プレポリマーである広範囲
なポリイソシアネート類が本発明に使用される。
典型的なポリイソシアネート類としてはカルボジイミド
変性をした液状ジフェニルメタンジイソシアネートまた
はジフェニルメタンジイソシアネートの部分プレポリマ
ー、2.4−)リレンジイソシアネート、2.6トリレ
ンジイソシアネート、ジフェニルメタン−4,4°−ジ
イソシアネート、キシリレンジイソシアネート、精製ト
リレンジイソシアネートおよびこれらのカルボジイミド
変性品があげられる。
特に好ましい芳香族ポリイソシアネートは純粋なメチレ
ンビス(4−フェニルイソシアネート)(MD I )
、もしくは、MD、Iのプレポリマー−変性された純粋
なMDIなどである。これらのタイプの物質を好適なR
IM弾性体を製造するために使用することができる。純
粋なMDIは固体であり、そのため使用に際し不便であ
ることが多く、MDIに基づいた液状生成物がしばしば
用いられ、これは本件に使用される用語: M D I
すなわちメチレンビス(4−フェニルイソシアネート)
の範囲にきまれる。米国特許第3394164号には、
液状MDI生成物の例が開示されている。さらに一般的
にはウレトンイミン変性MDIも上記の定義に含まれる
。この生成物は触媒の存在下、純粋な蒸留MDIを加熱
して製造される。液状生成物は純M D Iと変性MD
Iの混合物である。かかるタイプの市販品としては日本
ポリウレタン工業株式会社のミリオネートM T L、
ミリオネートM T L −Cなどがある。
また、本発明でポリイソシアネートと予備的に反応させ
たポリイソシアネートプレポリマーを得るために用いる
両末端にNGO反応活性基を有する液状ポリブタジェン
化合物(F )は、式、 N R:イソシアネート反応活性基 例えば、OH基、C0OH基、NH2 エポキシ基 x:2以上の整数 y:0以上の整数 Z:9以上の整数 で表される平均分子量1000〜5000の化合物であ
る。かかる化合物はその大部分が既知化合物であり、容
易に市販品として入手可能である。例えば、ポリブタジ
ェンR45−HT(出光アーク(働製、α、ωポリブタ
ジェングリコール、平均分子量約2800、OH当量約
1220g ) 、ニラソーPBG−1000(日本曹
達■製、α、ωポリブタジェングリコール、平均分子量
約1350、○H当量約742g ) 、ハイカーCT
BN1300X31 (宇部興産(慟製、α、ωジカル
ボキシルポリブタジェン−アクリロニトリル共重合体、
平均分子量約3500、結合AN17%、C0OH当量
1822g 、平均官能基数1.9ケ/mol)などで
ある。
上記ポリイソシアネートと液状ポリブタジェンは、イソ
シアネート基数がイソシアネート活性基数に対して当量
比で過剰量、好ましくは2倍以上、最も好ましくは5倍
以上の割合であらかじめ反応せられる。従って、得られ
るポリイソシアホー1ヘプレボリマー成分には、ポリイ
ソシアネート−ポリブタジェン−ポリイソシアネートの
反応生成物以外に、過剰量のポリイソシアネート化合物
の残存が許容せられる。
好適な粘度を保持させ取り汲いを容易にする目的で本発
明の組成物にはさらに所望により他のポリイソシアネー
トを含有せしめることができる。
このようなポリイソシアネートとしては、ポリウレア/
ポリウレタンの製造に通常使用せられる芳香族ポリイソ
シアネート化合物、即ち分子内に2以上のイソシアネー
ト基を有し、平均分子量が174〜1500の芳香族系
ポリイソシアネート類が添加せられる。典型的な芳香族
ポリイソシアネート類としては、p−フェニレンジイソ
シアネート、ポリメチレンポリフェニルイソシアネート
、2.6−)−ルエンジイソシアネート、ジアニシジン
ジイソシアネート、ビトリレンジイソシアネート、ナフ
タレン−1,4−ジイソシアネート、ビス(4−イソシ
アネートフェニル)メタン、ビス(3−メチル−3−イ
ソシアネートフェニル)メタンおよび4,4゛−ジフェ
ニルプロパンジイソシアネートがあげられる。
本発明の樹脂組成物は、上記の主剤であるポリアミン混
合物(I〜■)と硬化剤であるポリブタジェンが分子内
に結合されたポリイソシアネートプレポリマー(IV)
とから構成され、反応射出成形時にポリブタジェンが分
子内に結合されたポリウレアが形成せられる。
本発明の目的は好都合なる成形性を保持し、かつ耐熱性
、耐低温衝撃性に優れたポリウレア反応射出成形体を得
るための反応射出成形用樹脂組成物を提供することにあ
る。かかる目的を好都合に達成するためには、 (イ) (I)〜(III)からなるポリアミン混合物の平均ア
ミン基当量と(IV)のポリイソシアネートを主体とす
るポリイソシアネート成分の平均イソシアネート基当量
との当量比が1:O,−7〜1:1.5、好ましくは1
:0.95〜1:1.25最も好ましくは1:1.01
〜1:1.10であること (ロ) 金型内でのワレを防止し耐熱性にすぐれた硬化物を得る
ためには、(■)のポリオキシアルキレンポリアミン含
量が樹脂全量に対して3,0〜10.0重量%であるこ
とが好ましいこと (ハ) 耐衝撃性に優れた硬化物を得るためには、成分(IV)
に含まれるポリブタジェン鎖は樹脂全量に対して少なく
とも6.5重量%であることが好ましいこと (ニ) 耐熱性に優れた硬化物を得る為には成分(1)〜NV)
および所望により加えられる樹脂等の骨格に含有される
芳香族環の総重量が少なくとも30重量%であることが
好ましいこと が確かめられている。
本発明の樹脂組成物は、主剤と硬化剤との混合硬(ヒ時
に反応性が低いため、硬化反応開始が遅れ、従って樹脂
組成物を金型内に充填する際、1秒以上の流動性保持時
間を有し、従来のポリウレアに比べ作業性、成形性が格
段に改善せられる。
また、主剤と硬化剤との衝突混合・硬化時に相溶性不良
による相分離現象を利用し、ミクロ相分離構造を持ち、
かつ、海/島構造のうち海部は主としてポリウレア成分
が主体で構成され、島部は主としてポリブタジェン成分
が主体である弾性体で構成された弾性体を形成すること
により高温領域での熱変形耐性を有し、かつ、低温領域
での衝撃耐性を叶今する。
本発明の樹脂組成物を反応射出成形に使用するに際して
は、尚、必要に応じて、適当な表面活性剤、フオーム安
定剤、難燃剤、可塑剤、染料、充填剤、殺菌剤、殺バク
テリア剤、各種補強剤、内部離型剤等を適宜混合しても
よい。
このように、本発明の樹脂組成物は反応射出成形材とし
て十分な作業性、成形性を有し、もろくなる従来の欠点
がない耐熱性に優れた射出成形品を与えることができ、
通常の焼付は型塗料により塗装可能であり、自動車工業
その他の分野において極めて有用である。
以下、実施例により本発明を説明する。
α、ωポリブタジェングリコール(ポリブタジェンR4
5−HT)とジフェニルメタンジイソシアネート(ミリ
オネートMTL、日本ポリウレタン工業(慟製、NGO
当量約145g)とを29ニア1の重量比(○H基:イ
ソシアネート基の当量比1 :21 )で80℃で3時
間反応させ、液状ポリイソシアネート(a)(粘度62
0c p s (25℃))を得、た。
α、ωポリブタジェングリコール(ポリブタジェンR4
5−HT)とジフェニルメタンジイソシアネート(ミリ
オネートMTL、日本ポリウレタン工業(F@製、NC
O当量約145g)とを50 : 50の重量比(OH
基:イソシアネート基の当量比1:8.4 )で80℃
で3時間反応させ、液状ポリイソシアネート(b) (
粘度10000c p s (25℃))を得た。
α、ωポリブタジェングリコールにッソーPBG−10
00>とジフェニルメタンジイソシアネート(ミリオネ
ートMTL)とを25 : 75の重量比(OH基:イ
ソシアネート基の当量比1 :15)で80℃で1時間
反応させ、液状ポリイソシアネー)(c)(粘度350
0c p s (25℃))を得た。
α、ωジカルボキシポリブタジェンアクリロニトリル共
重合体くハイカーCTBN1300x 31 )と、ジ
フェニルメタンジイソシアネート(ミリオネートM T
 L )とを30+ 70の重量比(COOf(基:イ
ソシアネート基の当量比1 :29)で80℃で6時間
反応させ、液状ポリイソシアネート(d)(粘度390
0c p s (25°C))を得た。
ポリオキシプロピレングリコールジグリシジルエーテル
(ディナコールEX−2000>とジエチルトルエンジ
アミン(エタキュア100、エチル社製)とを1100
 : 360の重量比(エポキシ基:アミン活性水素基
の当量比1:8〉で140°Cで6時間反応させ、ポリ
オキシアルキレンポリアミン(1)〈粘度3100c 
p s (25℃〉)を得たく試料■)。
同様に、下記第2表記載のエポキシ化合物とジアミン化
合物から各種のポリオキシアルキレンポリアミンを得た
く試料■〜■)。
、(りっ 5七) ※4 Poly   bd   R−45HT(出光アーコ株
式会社) 平均分子量:約2800、 OH当量:約1220g Nl5SOPBG−1000 (日本曹達株式会社) 平均分子量:約1350、 OH当量:約742g HYCARCTBN 1300 X31(宇部興産株式
会社) 平均分子量:約3500、 結合AN:17%、 C0OH当量: 1g22g、 平均官能基数:1.9ケ/mol ミリオネートMTL (日本ポリウレタン工業株式会社) NGO当量:約145g ※5 ディナコールE X −2000(ナガセ化成工
業株式会社) エポキシ当量:約1100g :名6 ディナコールE X −4000〈ナガセ化成
工業株式会社) エポキシ当量:約2270 g ※7 ディナコールE X −321 (ナガセ化成工業株式会社) エポキシ当量:約145g ;:ミ8 エタキュア300 (エチル社) 分子量:214 ※9  MDA−220 (三井日曹ウレタン株式会社) アミン基含有量  16,1% 衷m ポリアミン試料047部とポリアミン試料032部とジ
エチルトルエンジアミン27部とを混合し、これとポリ
イソシアネート試料8140部とを衝突混合させつつ、
金型内に注入し、下記条件で反応射出成形した後、 金型寸法   縦400 +nl11、横300市、厚
さ3市原籾温度   57部2℃ 射出圧力   150±20kg / crd金型注入
速度 約420cc/冠 金型温度  120±2℃ 1分後に脱型し、140℃±2℃で30分後硬化させ、
反応射出成形品を得た。
これを後述の性能評価試験を行い、試験結果を第3表に
示した。
2〜9 および   1〜11 実施例1と同様方法により、ただし第3表記載の物質を
用い、反応射出成形品を得、実施例1と同様に性能評価
試験を行い、その結果を第3表に示した。
[性能評価方法] 1、成形性−1 原料混合物の金型充填性で評価した。
判断は金型への原料充填開始から1秒間、金型への充填
可能な流動性を保持して いれば:○ 金型への原料充填開始がら1秒以内に 流動性を失い、金型への充填が明確に 不可能になれば:× としな。
成形性−2 金型内へ樹脂混合物を注入し、注入完了1分後に金型を
開けたときの反応射出成形品におけるワレの有無で評価
した。
ワレなし:○ ワレ有り:× 耐ヒートサグ性 A S T M  D  37 (′)9に準じ、但し
、試験温度を 19 fl ’Cとして耐熱試験を行っ
た。
判断はヒー)〜サグ値が6開未満のときは:○ヒートサ
グ値かう正以上、lυ閲未満のときは:△ ヒートサグ値が10mm以上のときは:×とした。
、耐衝撃性試験 JIS  K  5400の耐衝撃性試験B法の装置を
用いた。試験用成形樹脂板の寸法は約縦100mm、横
100no++、厚さ3IIIIlの平板を成形板より
切りとって用いた。
〈試験条件) コンクリートの台の上に水平に固定した衝撃変形試験機
に半径6.35±l)、03mmの撃ち型と受は台とを
取り1寸け、あらかじめ−30℃に保温した試験片をそ
の間にはさむ。質量が約1 kgの重りを約30.cm
の高さから撃ち型の上に落とした後、余分の損傷を与え
ないように注意しながら試験片を収り出し、損傷を調べ
た。
判断は、クラック無し:○ クラックは存在するが試験片の形状を 保持:△ クラックにより試験片形状を保持せず バラバラになった:× とした。
※ l ※2 ※3 ;;ミ4 ジエファーミン D−2000 (テキサコ ケミカル カンパニー) 分子量:約2000、 活性水素当量:520 ジエファーミン T−403 (テキサコ ケミカル カンパニー) 分子量:約438 活性水素当量=80 水酸基末端ポリブタジェン Po1y bd R−45HT (出光アーコ株式会社
)平均分子量:約2800 08当量:約1220g HYCARATBN  1300x31(宇部興産株式
会社) 平均分子量:約3500、 結合AN:16.5%、 アミン当量: 900g

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ポリアミン成分としての ( I )平均分子量が270〜10000で、エポキシ
    基を1分子あたり2コ含むポリオキシアルキレンポリエ
    ポキシ化合物(A)と、分子量が108〜400の芳香
    族ジアミン(B)とをエポキシ基数に対してアミノ基数
    が当量比で過剰量になる割合に混合し反応させて得られ
    るポリオキシアルキレンポリアミン、 (II)平均分子量が270〜10,000でエポキシ基
    を1分子あたり2より多く含むポリオキシアルキレンポ
    リエポキシ化合物(C)と、分子量が108〜400の
    芳香族ジアミン(D)とをエポキシ基数に対してアミノ
    基数が当量比で過剰量になる割合に混合し反応させて得
    られるポリオキシアルキレンポリアミン、及び (III)平均分子量が122〜400で芳香族的に結合
    し、かつ1つのアミノ基に対してオルト位に少なくとも
    1つのアルキル又はチオアルキル置換基を有する鎖延長
    剤としての芳香族ジアミンとポリイソシアネート成分と
    しての (IV)平均分子量が174〜1500で、分子内に芳香
    族的に結合したイソシアネート基を2コ以上含むポイソ
    シアネート化合物(E)と、 式▲数式、化学式、表等があります▼ [式中Rはイソシアネートに対し活性な官能基(OH、
    COOH、NH_2、エポキシ基)、xは2以上の整数
    、yは0または1以上の整数、zは9以上の整数]で表
    される平均分子量が1000〜5000の液状ポリブタ
    ジエン化合物(F)とをイソシアネート基数がイソシア
    ネート活性基数に対して過剰量になるよう混合し反応さ
    せて得られる液状のポリイソシアネートプレポリマー からなる反応射出成形用樹脂組成物。
JP1308299A 1989-06-05 1989-11-28 反応射出成形用樹脂組成物 Expired - Fee Related JPH07686B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14361189 1989-06-05
JP1-143611 1989-06-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03109416A true JPH03109416A (ja) 1991-05-09
JPH07686B2 JPH07686B2 (ja) 1995-01-11

Family

ID=15342763

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1308299A Expired - Fee Related JPH07686B2 (ja) 1989-06-05 1989-11-28 反応射出成形用樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07686B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002263219A (ja) * 2001-03-13 2002-09-17 Sumitomo Rubber Ind Ltd ゴルフボール
KR20150079623A (ko) * 2012-10-24 2015-07-08 꽁빠니 제네날 드 에따블리세망 미쉘린 금속을 고무에 접착시키기 위한 접착 프라이머로서 특히 유용한 폴리우레아

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002263219A (ja) * 2001-03-13 2002-09-17 Sumitomo Rubber Ind Ltd ゴルフボール
KR20150079623A (ko) * 2012-10-24 2015-07-08 꽁빠니 제네날 드 에따블리세망 미쉘린 금속을 고무에 접착시키기 위한 접착 프라이머로서 특히 유용한 폴리우레아
JP2016500736A (ja) * 2012-10-24 2016-01-14 コンパニー ゼネラール デ エタブリッスマン ミシュラン 金属をゴムに接着させるための接着プライマーとして特に有用であるポリ尿素
US9845376B2 (en) 2012-10-24 2017-12-19 Compagnie Generale Des Establissements Michelin Polyurea that is particularly useful as an adhesion primer for adhering metal to rubber

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07686B2 (ja) 1995-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2020349C (en) Aliphatic spray polyurea elastomers
JP3034001B2 (ja) 噴霧性かつ流延性ポリ尿素エラストマー
EP0228190B1 (en) rim polyurethanes comprising mixed diamine chain extenders and process and composition for their production
US5013813A (en) Polyurea elastomer with rapid dry time
US4296212A (en) Elastomeric polyurethane-polyurea polymer prepared from an organic polyisocyanate a polyol and an aromatic diamine having at least one of the ortho positions to each amine lower alkyl
KR900003418B1 (ko) 폴리우레탄 폴리우레아 중합체의 제조방법
US4732919A (en) Reaction injection molded elastomer made from a quasi-prepolymer of a polyoxyalkylene polyamine and an aromatic isocyanate
US4254069A (en) Heat stable reaction injection molded elastomers
AU597701B2 (en) Polyureas prepared from a mixture of polyamines and a polyisocyanate
US4595743A (en) High modulus polyurea elastomers prepared with amine-initiated polyols
JPS62164713A (ja) 連鎖延長剤混合物を使用するポリウレタンおよび/又はポリ尿素エラストマ−の二段階製造方法
EP0128636A1 (en) Preparation of elastomers by reaction injection moulding
US4272618A (en) Heat stable reaction injection molded elastomers
US4350778A (en) Method for making RIM polyurethane elastomers using as the catalyst system a hydroxyalkylamine, dibutyltin dilaurate and an alkyltin mercaptide
EP0219709B1 (en) Polymethylene polyphenylamine modified diamine chain extenders and polyurea elastomers therefrom
US4552945A (en) Polyamide-polyurea polymers by the RIM process
US4362824A (en) Method for making RIM polyurethane elastomers using as the catalyst system dimethylethanolamine, dibutyltin dilaurate and an alkyltin mercaptide
JPS63270579A (ja) 線材被覆方法
JPH03109416A (ja) 反応射出成形用樹脂組成物
JPH03273016A (ja) 反応射出成形用樹脂組成物
JPH04270274A (ja) ポリ尿素エラストマー系の連鎖延長剤としてのピペラジン誘導体及びその製法
EP0441488B1 (en) Components for vehicle passenger compartments
EP0590803A1 (en) Reinforced reaction injection moulded polyurea elastomer
US4350779A (en) Method for making RIM polyurethane elastomers using as the catalyst system methyldiethanolamine, dibutyltin dilaurate and an alkyltin mercaptide