JPH03109057A

JPH03109057A - 歯列印象により撮影部位位置決め方法およびその装置

Info

Publication number: JPH03109057A
Application number: JP1244923A
Authority: JP
Inventors: Hideyuki Kawabata; 英之川端; Tomiichi Takahara; 富一高原; Shigeaki Yasui; 安井　茂昭
Original assignee: Takara Belmont Corp
Current assignee: Takara Belmont Corp
Priority date: 1989-09-22
Filing date: 1989-09-22
Publication date: 1991-05-09
Anticipated expiration: 2010-12-13
Also published as: JPH07114773B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は断層レントゲン撮影を行う際に、患者の顎部を
固定させるため、患者に咬ませる歯列印象を、レントゲ
ンＩ最影装置に取付ける歯列印象取付具の所要の位置、
角度に接着剤等の固定手段で取付け、歯列印象により撮
影の位置決め方法およびその装置に関する。

〔従来の技術〕

従来、断層レントゲン撮影を行う際、患者の顎部を固定
するため、患者の顎をチンレストと呼ばれる通合に載せ
させたり、額を抑えたり、耳の孔を基準にする等の方法
がとられてきた。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、これ等の方法は何れも用途部位患者の皮膚表面
を基準とするので、撮影中に患者が動いてしまったり、
撮影の都度顎の位置が変化して、像の再現性が乏しかっ
たり、患者の位置（撮影部位の）拡大率が変化したり、
歪が増大したりする。

そのため、患者の歯列を凹形とした印象を採取し、これ
を歯科レントゲン装置に取付けられて、Ｘ−Ｙ方向等に
移動できる支持台の印象取付部に取付け、この印象を患
者に咬ませることによって歯列と顎部をを介して患者を
撮影位置に固定することが考えられた。

この方法では、Ｘ線撮影の部位、方向によっては、患者
の顎部を傾けたり、顎部の向きを変えたりする必要があ
り、このためには、患者に咬ませる歯列印象を撮影装置
に対して傾けたり、方向を変えたりする必要がある。

本発明は、面述の歯列印象による患者の顎部固定による
Ｘ線撮影において、患者に咬ませる歯列印象を、撮影装
置に取付ける歯列印象取付具に対して、所要の位置（向
き、角度）に固定して、これを患者が咬むことにより、
自然に患者の顎部が撮影装置に対して傾き、所要の向き
位置となる歯列印象により撮影の位置決め方法およびそ
の装置を提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］本発明は、前述の目的を達成するための歯列印象による
断層位置決め方法およびその装置の手段に関するもので
、その方法としては、支持台上の傾斜可能な咬合器に歯
列を複製した歯型を取付け、前記支持台に取付けたゲー
ジ台からのビーム、インジケータライン等の位置決め手
段によって歯型を位置決めし、ゲージ台に交換して支持
台に取付けた歯列印象取付具に、前記咬合器の歯型に合
わせて採取されている歯列印象を接着剤等の固定手段で
固定し、この歯列印象取付装置を前記支持台から取外し
て断層撮影装置に取付ける方法によって、その目的を達
成できる。

また、その装置としては、支持台に設けられて傾動手段
により任意の角度傾けて固定でき、歯列を複製した歯型
を取付ける咬合器と、前記支持台上に着脱可能で、撮影
断層面を表示するビーム発光器と、インジケータライン
等の位置決め手段を備えたゲージ台と、該ゲージ台に代
えて前記支持台上に取付けられる断層撮影の際の（患者
固定および位置決め用）歯列印象を取付ける歯列印象取
付具とを備えることによって、その目的を達成できる。

［発明の実施例］次に、本発明の実施の一例を、図面について説明する。

第１図〜第３図は支持台上にゲージ台を取り付けた場合
を示し、■は支持台で、その上に固定された固定基台２
に対して軸３によって傾動基台４が傾動自在に取り付け
られており、っまみ５の回転角度によって傾動基台４の
傾斜角度を任意に設定できるようになっている。

この傾動基台４上には、下顎の歯列を石膏等で複製した
歯型６を固定する（咬合器の）下歯型固定台７が固定さ
れ、この下歯型固定台７には、第４図、第５図に示す上
顎歯型８を取り付ける（咬合器の）上歯型固定台９がヒ
ンジ９ａによって取り付けられるようになっている。

そして、下歯型固定台７、上歯型固定台９の何れか、或
いは両者を使用するかは、断層撮影する部位が、何れに
あるかによって決定される。

一方、支持台１上に固定されている固定台１０に対して
、つまみ１１の回転によって回転されるネジ１２により
昇降する取付台１３が設けられており、この取付台１３
にはゲージ台Ａが着脱可能に取り付けられている。

このゲージ台Ａは、上部前面に歯型の部位を断層位置に
位置合わせするためのインジケータライン１４ａの付い
たゲージ板１４が取り付けられると共に、前面に向かっ
て断層面に対する歯型の部位の傾きを確認するための垂
直な直線上のビーム光１５を発光する発光器が取り付け
られている。

このゲージ台Ａは、っまみ１１の回転によって回転する
ネジ１２によって取付台１３を昇降させることによって
、ゲージ板１４と、例えば、下顎歯型６との間隔を適切
に調整し、歯型の所要の部位が断層位置を示すインジケ
ータライン１４ａに一致するように下歯型固定台７を傾
動基台４上で移動させ位置を設定する。

次に、断層面を示すビーム光１５に対して歯型の所要の
部位が必要な角度、例えば垂直になるようにつまみ５を
回転して傾動基台４を傾ける。

このようにして、下面歯型６をゲージ台Ａ（インジケー
タライン１４ａおよびビーム光１５で示される断層面）
に対して、所要の位置（向き、傾き）に設定した後、下
歯型固定台７を傾動基板４に固定する。

固定完了後、取付台１３からつまみ１１を回してゲージ
台Ａを取り外す。

そして、取付台１３には、ゲージ台Ａに代えて、第４図
〜第６図に示す歯列印象取付具Ｂが取り付けられる。

この歯列印象取付具Ｂは、例えば、下顎歯列６と凹凸を
逆にした歯列印象を取付ける取付板１６がつまみ１７の
操作によって着脱できるようになっている。

この取付板１６は、第９図、第１０図のように下顎歯型
６が傾けられていても、同じように傾いている歯列印象
が容易に取り付けられるように、歯列印象の取付部１６
ａが軸１８によって左右に拡開できるようにするのが望
ましい。

又、その形状としては、第１１図のようなものにするこ
ともできる。

この取付板１６は、つまみ１９を有するネジ２０によっ
て左右に、つまみ２１を有するネジ２２によって前後に
、そのつまみ１９．２１を回転することによって移動で
きる。

従って、このつまみ１９．２１を操作して、取付板１６
の歯列印象の取付部１６ａを下顎歯列６と一致する位置
とすることができる。

尚、第４図〜第６図は上顎歯型８もしくは下顎歯型６が
取り付けられ、上顎部位の断層の場合には取付部１６ａ
に、上顎歯型８の歯列印象を上面に、（下顎および顎関
節部位の断層の場合には）下顎歯型６の歯列印象を下面
に、接着剤により接着する。

その接着の硬化を待って、歯列印象取付具Ｂを取付台１
３から取り外し、これを第７図、第８図のように、Ｘ線
撮影装置Ｃの取付部Ｃに取付ける。

そして、その歯列印象を患者に咬ませることにより、レ
ントゲン撮影装置ＣＯＸ線発生装置Ｃ２およびその受像
装置Ｃ３に対し、患者の顎部は、下歯型固定台７（若し
くは）上歯列固定台９で設定した下溝歯列６（または）
上顎歯列８の傾き、（位置）向きとすることができるも
のである。

尚、Ｃ４は、患者が歯列印象を咬む際に、体を支える一
助とすべく、患者が握る握り棒である。

このようにして、患者の顎部を固定した後、Ｘ線発生装
置Ｃ２、およびその受像装置Ｃ３を顎部の周囲に回動さ
せ、その回動の間に撮影を行うことにより、断層レント
ゲン撮影を行うものである。

また、つまみ１９及び２１により設定した歯列印象取付
具１６の前後左右の位置は目盛が施されているので、こ
の数値と印象を接着した歯列印象取付部１６ａを保存し
ておくことにより、何時でも撮影位置等条件を再現する
事が可能となる。

本発明は、前記したように、歯科における顎骨の固定の
他に、歯列の顎関節との関係、或いは耳鼻との位置関係
により（撮影希望部位の断層面への）位置決めを併用す
るのも可能であり、歯列部のみならず顎関節や耳鼻科等
での断層撮影やパノラマ撮影に使用できるものである。

〔発明の効果〕

本発明は叙上のように、Ｘ線撮影装置でＸ線撮影を行う
際に、患者に咬ませることによって患者の顎部を固定で
きる歯列の印象を、Ｘ線装置に取付ける歯列印象取付具
に取付けるに際して使用され、所要のＩ最影部位が断層
面に一致するように、歯列の印象の取付位置、向き、及
び角度を所定の状態にすることができる。

従って歯列印象取付具をＸ線撮影装置に取り付けたとき
、これを咬む患者の顎の位置、向き、角度が設定され、
歯列印象取付具の取り付は後、希望の撮影部位が断層面
に一致するように患者の位置を調整する手数が省略され
る。

又、この歯列印象を咬むことにより、断層レントゲン撮
影、パノラマレントゲン撮影に際し、患者の蒲郡が動か
なくなるので、その移動による撮影の失敗、再現性の不
安定、拡大率の変化等が防止できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図はゲージ台の取り付けた状態の側面図、
正面図、平面図、第４図〜第６図は歯列印象取付具を取り付けた状態の側
面図、正面図、平面図、第７図、第８図は歯列印象取付具を取り付けて撮影を行
う際のレントゲン撮影装置の側面図、正面図、第９図、第１０図は歯列印象の取付部を閉じた場合と開
いた場合の平面図、第１１図は同上の他の形態の平面図である。Ａ・・・ゲージ台、Ｂ・・・歯列印象取付具、Ｃ・・・
レントゲン撮影装置、ＣＩ・・・取付部、１・・・基台
、３・・・軸、４・・・傾斜基台、６・・・下顎歯型、
７・・・下歯列固定台、８・・・上顎歯型、９・・・上
歯列固定台、１２・・・ネジ、１３・・・取付台、１４
・・・ゲージ板、１５・・・ビーム光、１６・・・取付
板、１６ａ・・・取付部。第４第５第８図＼第７図第９図旧第１０図第１１図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）支持台上の傾斜可能な咬合器に歯列を複製した歯
型を取付け、前記支持台に取付けたゲージ台からのビー
ム、インジケータライン等の位置決め手段によって歯型
を位置決めし、ゲージ台に交換して支持台に取付けた歯
列印象取付具に、前記咬合器の歯型に合わせて採取され
ている歯列印象を接着剤等の固定手段で固定し、この歯
列印象取付装置を前記支持台から取外して断層撮影装置
に取付けることを特徴とする歯列印象による撮影の位置
決め方法。
（２）支持台に設けられて傾動手段により任意の角度傾
けて固定でき、歯列を複製した歯型を取付ける咬合器と
、前記支持台上に着脱可能で、撮影断層面を表示するビ
ーム発光器と、インジケータライン等の位置決め手段を
備えたゲージ台と、該ゲージ台に代えて前記支持台上に
取付けられる断層撮影の際の歯列印象を取付ける歯列印
象取付具とを備えたことを特徴とする歯列印象により撮
影の位置決め装置。