JPH03108690A - 燃料集合体 - Google Patents

燃料集合体

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JPH03108690A
JPH03108690A JP1245049A JP24504989A JPH03108690A JP H03108690 A JPH03108690 A JP H03108690A JP 1245049 A JP1245049 A JP 1245049A JP 24504989 A JP24504989 A JP 24504989A JP H03108690 A JPH03108690 A JP H03108690A
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肇男 青山
Junichi Koyama
淳一 小山
Hiromasa Hirakawa
平川 博將
Junichi Yamashita
淳一 山下
Tatsuo Hayashi
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    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
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    • G21C3/00Reactor fuel elements and their assemblies; Selection of substances for use as reactor fuel elements
    • G21C3/30Assemblies of a number of fuel elements in the form of a rigid unit
    • G21C3/32Bundles of parallel pin-, rod-, or tube-shaped fuel elements
    • G21C3/326Bundles of parallel pin-, rod-, or tube-shaped fuel elements comprising fuel elements of different composition; comprising, in addition to the fuel elements, other pin-, rod-, or tube-shaped elements, e.g. control rods, grid support rods, fertile rods, poison rods or dummy rods
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、沸騰水型原子炉(BWR)における燃料集合
体に係り、特に高燃焼度化に好適な燃料集合体の改善に
関する。
[従来の技術] 第7図は、現在運転中のB W Rの燃料集合体群の部
分水平断面図である。すなわち、燃料棒2を正方格子状
に配列して構成した燃料バンドルをjlt位格子セル2
2の中央に据え、前記燃料バンドルを囲むようにチャネ
ルボックス23をおくことで。
冷却材の軽水が導間せずに流れる流路となるギャップ水
領域を形成する。前記ギャップ水領域には、制御棒24
が挿入される側25と制御棒24の出し入れがない側2
6の2種類がある。
軽水炉の発電コストの低減をはかるには、燃料サイクル
コストを低減することが有効である。その一方法として
燃料集合体の平均取出燃焼度を高くすることが考えられ
ている。一般に、取出燃焼度を高くするにつれて、燃料
集合体の平均濃縮度は増加する。燃料濃縮度が高くなる
と、冷温時(約20℃)の反応度は高くなり、運転時(
約280℃)の反応度と、冷温時の反応度の差が増大す
る(運転時冷温時反応度差が増大)。反応度が高い場合
、中性子の発生量と消減量をバランスするように制御す
るのが制御棒である。第7図に示すように、運転時でも
、冷温時でも、制御棒は、燃料集合体の片側に存在する
。制御棒の中性子吸収材B、Cは、特に熱中性子を吸収
することで反応度を低下させる。燃料集合体の相対的な
濃縮度分布が同じでも、濃縮度が増加すれば、制御棒に
よる熱中性子吸収量が減少するため、冷温時の制御棒価
値は減少する。
[注コ制御棒価値とは、制御棒の反応度の大きさ。
簡単には、制御棒の位置の中性子束の2乗に比例する値
したがって、高燃焼度用炉心の場合、冷温時の炉停止余
裕は小さくなる傾向にある(原子炉停止時に臨界に達し
易くなり、好ましくない)。
冷温時の炉停止余裕を向上させるには、(1)制御棒価
値を高めて、制御棒挿入時の冷温時反応度と制御棒未挿
入時の冷温時反応度との差を大きくする方法、および (2)運転時と冷温時の反応度差を小さくする方法とが
考えられる。
(1)の例として、第8図に示すように十字型制御棒3
1に対面している燃料棒32の濃縮度を、燃料集合体平
均濃縮度よりも高くすることで、制御棒価値を高める方
法(従来技術1)があった(特開昭61−275696
号公報)、また、第9図に示すように、燃料集合体41
の中央部に十字型水路42を配置して前記燃料集合体を
4つのサブ燃料集合体43.44に分けた時に制御棒4
5に最も近いサブ燃料集合体44の平均濃縮度を他のサ
ブ燃料集合体の平均濃縮度よりも高くすることで、冷態
時制御棒価値を高くする方法(従来技術2)があった(
特開昭63−98590号公報)。
[発明が解決しようとする課題] 現在運転中のBWRには、第7図に示したギャップ水領
域25及び26の面積が等しいC格子炉心と、制御棒2
4が挿入されるギャップ水領域25の面積の方が広いD
格子炉心がある。
」二記従来技術1(第8図)を前記り格子炉心に適用す
る場合、運転時の局所出力ビーキング係数は制御棒24
が挿入されるギャップ水領域側で大きくなりやすい。
[注]出カビーキング係数とは、出力最高値と平均値の
比。この値が小さい炉では、出力が平坦化されている。
また、従来技術2(第9図)では制御棒45に最も近い
サブ燃料集合体44の平均濃縮度を他のサブ燃料集合体
の平均濃縮度よりも高くするために、サブ燃料集合体の
最外周に位置した燃料棒の燃料濃縮度を高くしていた。
すなわち、高濃縮度の燃料棒が十字型水路42に隣接す
るため、特に平均濃縮度が現行に比べて高くなるべき性
質の高燃焼度用燃料集合体では、運転時の局所出力ビー
キング係数は十字型水路42に隣接した燃料棒で大きく
なりやすい。すなわち、従来技術1および2は運転時の
局所出力ビーキング係数の上昇について考慮されておら
ず、それに伴う熱的余裕低減の点て問題があった。
本発明の目的は、局所出力ピークング係数の上昇による
熱的余裕の低下を抑制できるとともに、冷温時の炉停止
余裕を向上できる燃料集合体、特に高燃焼度用に好適な
燃料集合体を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するための本発明に係る燃料集合体のも
η成は、核燃料物質を封入した複数本の燃料棒と、ウォ
ーターロッドを正方格子状に配近してなる燃料集合体の
水平断面を広いギャップ水領域に面した燃料棒群の領域
a、広いギャップ水領域側の前記領域a以外の燃料棒群
の領域b、狭いギャップ水領域に面した燃料棒群の領域
C1狭いギャップ水領域側の前記領域C以外の燃料棒群
の領域dを設定し、前記4つの各燃料棒群の領域に含ま
れる核分裂性物質の全領域に対する相対量を比較した場
合、前記領域aの燃料棒群の相対量を最小とすると共に
、前記領域すの燃料棒群の相対基を最大となるようにし
たものである。
[作用] 現在運転中のD格子炉心に装荷される燃料集合体では、
第10図に示すように狭いギャップ水領域52に面する
側54の燃料棒の燃料濃縮度が高くなる濃縮度分布を採
用している。すなわち、広いギャップ水領域に隣接した
、燃料集合体最外周燃料棒の濃縮度を低くすることで、
局所出力ビーキング係数を抑制している。これを基準ケ
ースとする。
いま、燃料集合体の燃料領域を、 (D広いギャップ水領域に面した燃料棒群[領域a]、
■広いギャップ水領域側の■以外の燃料棒群[領域b]
、■狭いギャップ水領域に面した燃料棒群[領域c]、
■狭いギャップ水領域側の■以外の燃料棒群[領域d]
の4つに分割する。基1世ケースでは、領域aの濃縮度
が各領域中で最小となる。前記従来技術1では、領域a
における濃縮度を高めることで、冷温時制御棒価値を向
上させていた。第11図は、領域aに含まれるU−23
5の相対量を各領域中で最小となるように、基準ケース
と同一とし、領域すに含まれているU−235の相対量
を増加させた時の冷温時制御棒価値の変化を示している
ここでは、燃料集合体1の中央部に位置する太径水ロッ
ド3に隣接していない燃料棒の燃料濃縮度を基準ケース
よりも高めることで、領域すに含まれるU−235の相
対量を増加させている。ここで、領域に含まれるU−2
35の相対量は、で表わされるものとする。基準ケース
に対し、領域すに含まれるU−235の相対量を30%
程度増加させ、領域Cに含まれるU−235の相対量よ
りも大きくすることで、冷温時制御棒価値は0゜7%Δ
に/に程度高められる。現在の沸騰水型原子炉の設計基
準では、炉停止余裕が1%Δに以」−である、したがっ
て、本発明による改善効果は大きいことがわかる。
また、第12図は、領域すに含まれるU−235の相対
量を増加させた時の運転時冷温時反応度差の変化を示す
。領域すに含まれるU−235の相対量を増加させ、領
域Cに含まれるU235の相対量よりも大きくすると、
運転時冷温時反応度差は減少する。
また、第13図は、局所出力ビーキング係数の変化を示
す。領域すにおいてU235の量を増加させることは局
所出力ビーキング係数を増大させることに対して大きな
影響を及ぼさない。基準ケースに対し、領域すに含まれ
るU−235の相対量を30%程度増加しても、局所出
力ビーキング係数の増加は約3%程度にとどまる。これ
は前に述べたように、広いギャップ水領域に隣接した領
域aでU −235の相対量を最小にしたからである。
以上説明したように、領域すに含まれるU−235の相
対量を増加させることで、局所出力ビーキング係数の増
加を抑制しつつ9冷温時制御棒価値ならびに運転時冷温
時反応度差を改善でき、冷温時の炉停止余裕を向上でき
る。
領域すに含まれるU−235の相対量を増加させる具体
的な方法は、 (1)a縮度分布をつける、 (2)燃料インベントリ−を領域間で変える、がある。
方法(2)では、 (a)燃料ペレット径を太くする。
(b)領域に含まれる燃料棒本数を多くする、(c)燃
料ペレット密度を大きくする、の他に、燃料集合体内熱
中性子束分布が燃料集合体中央部で非均質になるのを防
ぐために挿入される太径水ロッドを領域Cの方へ移動さ
せることで。
領域すに含まれる燃料棒本数を多くすることでも実現で
きる。太径水ロッドを減速材の少ない狭いギャップ水領
域側に移動させることは、燃料集合体内熱中性子束分布
の・ド坦化を向コーさせることができ、その結果、反応
度向上が図Jcる。すなオ〕ち、狭いギャップ水領域に
おける熱中性子束と広いギャップ水領域における熱中性
子束の比を比較すると、基準ケースでは、Q、626で
あるのに対し。
本発明では0.738となり、熱中性子束分布平坦化が
向上する。その結果1反応度は約0.2%Δに向上する
一方、領域すに含まれるU −2:35の相対量を増加
させるのに1前記方法(1)で極端におこなうと、領域
すにおける局所出力ビーキング係数が上昇する可能性が
あるが、前記太径水ロッドを移動させて領域すに含まれ
るU−235の相対量を増加させる方法では、局所出力
ビーキング係数の上昇は、前記方法(1)よりも抑制で
きる6[実施例コ 以下本発明の実施例を第1図〜第6図を用いて説明する
第1図は、本発明の第1実施例の燃料集合体の水平断面
図であり、その構成は、1は、燃料集合体であり、燃料
棒2を、正方格子状に配列し、燃料集合体1の中央部に
、太径水ロッド3を配設する。本実施例においては、燃
料棒2の濃縮度はA、B、C・・・の順に低くなるよう
にし、各燃料棒の濃縮度は、第1表に示すとおりである
本実施例では、濃縮度分布によって、各領域4 (領h
ia)、5(領域b)、6(領域c)、7(領域d)に
含まれるU−235の量を調整している。
本実施例では、太径水ロッド3に隣接していない燃料の
濃縮度も高めることで、領域すにおけるU−235の相
対量を最大としている。本実施例では、前記相対量は2
7.0%であり、第10図に示した基偲ケースよりもU
−235の量を約20%増加させている。一方、領域a
におけるU−235の相対量は約16%であり、蒔準ケ
ースと同量である。一方、現在運転中のD格子炉心に装
荷される燃料集合体で採用している撚料iコ縮度分布と
同様に、ギャップ水領域に面する領域dでは。
その平均燃料濃縮度を領域Cのそれよりも高めておくこ
とで、局所出力ビーキング係数を抑制できるように構成
している。
既に説明したように、領域すに含まれるU−235の相
対量を多くした燃料集合体構成により、冷温時制御棒価
値は基準ケースより約0.3%Δに/に大きくなる。ま
た、運転時冷温時反応度差も約0.02%八に/に小さ
くなる。一方、局所出力ビーキング係数の増加は3%程
度に抑制されている。すなわち、本発明では局所出力ビ
ーキング係数の増加を抑制しつつ、基準ケースに比べて
制御棒側のU−235の相対量を多くし、冷温時制御棒
価値を増大できる。
第2図は、本発明の第2実施例の燃料集合体の水平断面
図である。楕成上の符号は、第1図と全く同一である。
第2図は、第1実施例において、燃料集合体1の中央部
に挿入されている太径水ロッド3を狭いギャップ水側で
ある領域Cの方に移動させることにより、領域すに含ま
れる燃料棒2の本数を増加させて、領域すに含まれるU
−235の相対量を増加せしめたものである。第1図と
同様にして、A、B、C,・・・は燃料棒2の濃縮度を
示す。領域すに含まれるU−235の相対量を多くする
ために、領域すには燃料濃縮度が最大である燃料棒を領
域す全体の約9割と比率を大きくしている。その結果、
領域すに含まれるU−235の相対量は29.1%とな
っている。領域すのU−235の量は基準ケースよりも
約30%増加させている。一方、領域aにおけるU−2
35の量は基準ケースと同量である。太径水ロッド3を
狭いギャップ水側へ移動させ、領域すに含まれるU−2
35の量を第1実施例よりもさらに増加させる構成によ
り、冷温時制御棒価値をより増大できる0本実施例の冷
温時制御棒価値は基準ケースよりも約0.7%八に/に
、第1実施例よりも約0.4%Δに/に大きくなる。ま
た、領域すに含まれるU−235の相対量を増加させる
のに、太径水ロッド3を燃料集合体1の中央部から領域
Cへ移動させたことで、本実施例では運転時冷温時反応
度差を基準ケースより約0.2%八に/に低減できる。
一方、局所出力ビーキング係数の増加は約3%程度であ
り、濃縮度分布により構成した前記第1実施例と同程度
に抑制できる。また、作用の項で説明したように、約0
.3%八にの反応度の向上をはかることができる。
第3図は5本発明の第3実施例の水平断面図である0本
実施例の場合は、燃料棒2の配列を、9×9正方格子状
とし、大径水ロッド3を複数本としたものである。第3
図中の符号は、1〜3は、第1〜2図と同一である6本
実施例における燃料棒2の濃縮度は、A’、B’、C’
の順に低くなり、G′は、ガドリニア入り燃料棒を示す
。燃料棒の濃縮度を、第2表に示す。
第2表 領域すに含まれるU−235の相対量は約31%である
。これは前記基準ケースにおいて格子を9×9とした場
合の9×9格子基準ケースよりも15%程度増加させて
いる。領域aに含まれるU−235の相対量は9×9格
子基準ベースと同量の17%とする。太径水ロッドを複
数とした本実施例では、大径水ロッド3を第3図に示す
ように配置しているが、太径水ロッド断面円の中心を結
ぶ中点を中心として、90°回転させた配置としてもよ
い。
燃料棒格子数を9×9とし、太径水ロッドを複数とした
実施例では、局所出力ビーキング係数を9X9格子基準
ベースと同程度で、冷温時制御棒価値を0.4%Δに/
に高めることができる。また運転時冷温時反応度差を0
.1%Δに/に程度小さくできる。
実施例2では、太径水ロッドを活用して領域すにあるU
−235の相対量を増加させたが、領域すにおける燃料
の燃料密度を他の領域よりも大きくしたり、領域すにお
ける燃料ペレット外径を他の領域よりも大きくしていも
よい、前記実施例1で、領域すに属する燃料の一部の燃
料密度を約8%増大させることにより、冷温時制御棒価
値は約0.9Δに/に増大する。
第4図(イ)、(ロ)は、本発明の第4実施例の燃料集
合体水平断面および燃料濃縮度分布図である。第4図(
イ)は、燃料濃縮度の軸方向分布が一様でない燃料棒か
らなる燃料集合体の水平断面図である。
本実施例における各燃料棒2の濃縮度(wlo)はA1
.B1.c、・・・G1およびG2で示す。前記実施例
3において、燃料棒番号B、及びC4の燃料濃縮度(w
lo)を異ならせることで、−様でない燃料濃縮度軸方
向分布としている。各燃料棒の燃料濃縮度は第4図(ロ
)に示す通りである。燃料集合体」二部、下部ともに、
領域すに含まれるU−235の相対量は約31%である
。領域aに含まれるU−235の相対量は9X9格子基
準ベースとほぼ同量である(燃料集合体上部で18%、
下部で17%)。
本実施例でも、冷温時制御棒価値及び運転時冷温時反応
度差を実施例3と同程度に改善できる。
さらに、軸方向出力分・布の平坦化が実現できるほか運
転時冷温時反応度差が改善されるのでガドリニア添加量
を低減でき、中性子経済性を向卜することができる。
第5図(イ)、(ロ)は、本発明の第5実施例の燃料集
合体水平断面および燃料濃縮度分布図である。構成上の
符号1〜3は、第1図と全く同一である。
第5図(イ)は、燃料集合体の軸方向上部に、炉心装荷
した場合に炉心上部に相当する位首に本発明を適用した
燃料集合体の一実施例を示したものである0本実施例で
は、燃料集合体下部を起点にして、燃料有効長の11/
24から22/24までを本発明の構成とする。各燃料
棒の燃料濃縮度は第5図(ロ)に示す通りで、燃料棒番
号B2及びc、の燃料濃縮度(wlo)を燃料集合体上
部で変えることで本発明の燃料集合体を構成している。
本実施例でも、軸方向上部の領域すに含まれるU−23
5の相対量は約31%である。
炉心上部にあたる本発明の燃料集合体部分ではこれまで
説明したように、運転時冷温時反応度差を改善できる。
炉停止余裕は炉心の設計制約条件の1つであるが、サイ
クル末期の炉停止余裕には炉心上部燃料の運転時冷温時
反応度差が大きな影響を及ぼb、燃料集合体の運転時冷
温時反応度差が大きいほど炉停止余裕は厳しくなる0本
実施例では、炉心上部に本発明を適用することで、最大
線出力密度などの他の炉心運転特性を損なうことなく、
運転時冷温時反応度差を小さくでき、炉停止余裕を改善
できる。
第6図(イ)、(ロ)は、十字型制御棒の周辺に本発明
の燃料集合体と従来型燃料集合体を配設したD格子炉心
および部分詳細図である。
燃料棒群に含まれる核分裂性物質の全領域に対する相対
量を最小とした外側燃料棒群、すなわち領域aを十字型
制御棒122と対面するように。
本発明の燃料集合体1[第6図(イ)]を炉心に装荷し
た時の沸騰水型原子炉炉心131の一実施例を第6図(
ロ)に示す。本実施例は、十字型制御棒122のまわり
に従来の燃料集合体121が3体、本発明の燃料集合体
1が1体装荷された移行炉心である。移行炉心を実施例
として示したが、本発明の燃料集合体だけで炉心を構成
してもよい。
本発明の燃料集合体では、冷温時制御棒価値および運転
時冷温時反応度差を改善できるので5本発明の燃料集合
体を装荷した炉心の炉停止余裕を改善できる。また、作
用で説明したように、本発明の燃料集合体では、集合体
内中性子束分布を平坦化することができる。
したがって1本発明に係る燃料集合体に隣接した燃料集
合体を囲むチャンネルボックスへの照射損傷の度合を低
減することができる。
なお、将来プルトニウムの供給が充分となり、M OX
燃料が用いられるようになれば、例えば、第1実施例に
おける領域すのU−235の相対量のU−235に相当
する点を、Pu−239に置換えた構成とすることによ
り、本実施例の効果を高めることができる。
[発明の効果] 以上説明した構成を特徴とする本発明の燃料集合体を、
D格子炉心に装荷することにより、局所出力ビーキング
係数の増加を抑制し、熱的余裕を低減することなく、冷
温時制御棒価値を増加させると共に、運転時と冷温時の
反応度差を低減することができるので、冷温時の炉停止
余裕を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第1実施例の燃料集合体水平断面図
、第2図は、同J二第2実施例の燃料集合体水平断面図
、第3図は、同上第3実施例の燃料集合体水平断面図、
第4図(イ)、(ロ)は、同上第4実施例の燃料集合体
水平断面および燃料濃縮度分布図、第5図は、同上第5
実施例の燃料集合体水平断面および燃料濃縮度分布図、
第6図は、同上第3実施例の燃料集合体水平断面および
炉心水平断面図、第7図は、従来例の燃料集合体群水平
断面図、第8図は、従来例1の燃料集合体水平断面図、
第9図、従来例2の燃料集合体水平断面図、第10図は
、従来例のD格子炉心に装荷される燃料集合体水平断面
図、第11〜13図は1本発明の原理説明図である。 く符号の説明〉 1・・・燃料集合体(本発明)、2・・・燃料棒、3・
・・太径水ロッド、4・・・領域a、5・・・領域b、
6・・・領域C17・・・領域d、101・・・ガドリ
ニア人燃料捧、121・・・燃料集合体(従来型)、1
22・・・十字型制御棒、131・・・炉心。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、核燃料物質を封入した複数本の燃料棒と、ウォータ
    ーロッドを正方格子状に配置してなる燃料集合体の水平
    断面を広いギャップ水領域に面した燃料棒群の領域a、
    広いギャップ水領域側の前記領域a以外の燃料棒群の領
    域b、狭いギャップ水領域に面した燃料棒群の領域c、
    狭いギャップ水領域側の前記領域c以外の燃料棒群の領
    域dを設定し、前記4つの各燃料棒群の領域に含まれる
    核分裂性物質の全領域に対する相対量を比較した場合、
    前記領域aの燃料棒群の相対量を最小とすると共に、前
    記領域bの燃料棒群の相対量を最大としたことを特徴と
    する燃料集合体。 2、核燃料物質を封入した複数本の燃料棒と、ウォータ
    ーロッドを正方格子状に配置してなる燃料集合体の水平
    断面を広いギャップ水領域に面した燃料棒群の領域a、
    広いギャップ水領域側の前記領域a以外の燃料棒群の領
    域b、狭いギャップ水領域に面した燃料棒群の領域c、
    狭いギャップ水領域側の前記領域c以外の燃料棒群の領
    域dを設定し、前記4つの各燃料棒群の領域に含まれる
    核分裂性物質の全領域に対する相対量を比較した場合、
    前記領域aの燃料棒群の相対量を最小とすると共に、前
    記bの領域の燃料棒群の相対量を前記cの領域の燃料棒
    群の相対量よりも大きくしたことを特徴とする燃料集合
    体。 3、請求項2、において、前記領域bの燃料棒群の燃料
    棒本数を、前記領域cの燃料棒群の燃料棒本数よりも多
    くすることを特徴とする燃料集合体。 4、請求項2、において、前記領域bの燃料棒群の燃料
    ペレットの外径を、前記領域cの燃料棒群の燃料ペレッ
    トの外径よりも太くすることを特徴とする燃料集合体。 5、請求項2、において、前記領域bの燃料棒群の燃料
    ペレット密度を、前記領域cの燃料棒群の燃料ペレット
    密度よりも大きくすることを特徴とする燃料集合体。 6、請求項2、において、前記領域bに対して、前記領
    域c内の水ロッドの本数または水ロッド流路面積を多く
    することを特徴とする燃料集合体。 7、請求項1、〜6、において、燃料棒に含まれる核分
    裂性物質としてウラン235、プルトニウム239およ
    び241の少くとも1種類を含むことを特徴とする燃料
    集合体。 8、請求項1、の燃料集合体を炉心に装荷する場合、燃
    料棒群に含まれる核分裂性物質の全領域に対する相対量
    を最小とした外側燃料棒群を、少くとも制御棒と対面す
    るようにして装荷することを特徴とする燃料集合体装荷
    方法。 9、請求項8、において、前記装荷方法によって、前記
    燃料集合体を装荷したことを特徴とする原子炉炉心。
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