JPH03107581A - 圧縮機の支持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は冷蔵庫やショーケース等に使用され、密閉ケー
ス内に圧縮機本体をコイルバネで弾性的に支持する形式
の圧縮機の支持装置に関する。

（ロ）従来の技術 従来、この種の圧縮機の支持装置は実開昭５９３２１８
７号公報等に開示されているように、圧縮機本体を構成
する枠体に形成された上部リテーナと、密閉ケースの内
壁に固着された金具に装着された下部リテーナと、上端
に大径の密着巻部を、下端に小径の密着巻部を夫々有し
、前記両ノテーナに挿入されたコイルバネとからなり、
前記コイルバネのノＪ＼径密着巻部を下部リテーナに圧
入した状態で該バネの大径密着巻部に上部リテーナを挿
入することにより、圧縮機本体を密閉ケース内で弾性的
に支持している。

そして、斯る支持装置は、コイルバネの下端を小径の密
着巻部とすることにより、密閉ケースの径があまり大き
くならないようにして圧縮機の／Ｊ＼型化を促進させる
と共に、該小径の密着巻部を下部リテーナに圧入するこ
とにより、圧縮機の輸送時でもコイルバネが外れたりし
ないようにしていた。

（ハ）発明が解決しようとする課題 しかしながら上記の構成によると、コイルバネの上下端
に密着巻部を形成する関係から、該密着巻部からピッチ
巻部に移る移行部分のピッチが、通常のピッチ巻部のピ
ッチより小さくなるよう設計される。このため、コイル
バネに圧縮機本体の荷重が加わると前記移行部分のピッ
チが更に／Ｊ＝ｔくなり、この移行部分、ずなわち、コ
イルバネのリテーナからの離れ際の部分の隙間が僅かと
なって、圧縮機の運転時に高周波騒音、所謂ビビリ音を
発生するという問題があった。

本発明は斯る点に鑑みなきれたものであり、圧縮機の小
型化を促進し輸送時におけるコイルバネの外れを防止し
つつ、簡単な構成で運転時の高周波騒音を低減すること
を目的とする。

（ニ）課題を解決するための手段 本発明は、圧縮機本体に設けた上部リテーナと、密閉ケ
ースの内壁に取付けた下部リテーナと、下端に小径の密
着巻部を有し前記両リテーナに挿入されたコイルバネと
で前記圧縮機本体を密閉ケース内に支持したものにおい
て、前記コイルバネ下端の密着巻部からピッチ巻部へ移
る部分の外周に緩衝材を嵌着し、コイルバネは緩衝材を
嵌着した状態で下部リテーナに圧入されている構成とし
たものである。

（ホ）作用 本発明の圧縮機の支持装置は上記の構成により、コイル
バネにおける下端の小径密着巻部からピッチ巻部へ移る
部分を、常時、緩衝材で押圧しておくことかでさ、コイ
ルバネと下部リテーナの間の隙間、或いはコイルバネの
上記移行部分の隙間をなくし、コイルバネの離れ際で生
じていた振動を防止して高周波騒音、所謂ビビリ音を低
減できる。また、コイルバネは予め緩衝材を外嵌した状
態で下部リテーナに圧入するだけで目標とする箇所、即
ち、コイルバネの離れ際に嵌着できるので、緩衝材の取
付作業や圧縮機の組立作業は容易に行なえる。

くべ）実施例 以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

１は密閉ケース２内に圧縮機ｆａ３と電動機部４とこれ
ら両板部３，４が取付けられる枠体５とからなる圧縮機
本体６を収納した密閉型圧縮機である。前記圧縮機本体
６は、枠体５の腕部７に形成された上部リテーナ８と、
密閉ケース２の内壁に固着された金具９に取付けられた
下部リテーナ１０と、上端に大径の密着巻部１１を下端
に小径の密着巻部１２を夫々有し、かつ、これら密着巻
部１１．１２以外が等ピッチとなるよう形成され前記両
リテーナ８，１０に挿入されたコイルバネ１３と、この
コイルバネ１３０大径の密着巻部１１に嵌入されて該バ
ネと上部リテーナ８との間に介在された合成樹脂製のブ
ツシュ１４とから構成される装置 支持されている。

而して、１５は合成樹脂または合成ゴムからなりコイル
バネ１３の小径の密着巻部１２の外周に嵌着された円筒
状の緩衝材である。この緩衝材はコイルバネ１３の密着
巻部１２の外径より小さな内径を有し、密着巻部１２に
嵌着した状態で該密着巻部１２を軽く押圧するよう形成
されている。

そして、この緩衝材１５はコイルバネ１３におけ４ る密着巻部１２からピッチ巻部へ移る部分の隙間、及び
、密着巻部１２と下部リテーナ１０との間の隙間がなく
なるように、前記密着巻部１２と圧接しており、コイル
バネ１３のダンピング用として機能する。また、緩衝材
１５ほ圧縮機の組立時に予め密着巻部１２に嵌め込んで
おくことによりコイルバネ１３に嵌着され、この緩衝材
１５を嵌装したコイルバネ１３を下部リテーナ１０に圧
入することにより組込まれる。

このように構成された圧縮機の支持装置は、緩衝材１５
によってコイルバネ１３における密着巻部１２からピッ
チ巻部へ移る部分を常時押圧しておくことができ、前記
移行部分の隙間、及び密着巻部１２と下部リテーナ１０
の間の隙間をなくすことができる。この結果、圧縮機の
運転時にこれら密着巻部１２の離れ際で発生していた高
周波騒音、所謂、ビビリ音の発生を防ぐことができ、圧
縮機の騒音を低減できる。また、緩衝材１５は第３図に
示すように、圧縮機の組立時に予めコイルバネ１３の密
着巻部１２へ軽く圧入しておき、該コイルバネを下部リ
テーナ１０へ圧入するだけで目標箇所、即ち、コイルバ
ネ１３の離れ際部分に嵌着できるため、緩衝材１５の嵌
着作業や圧縮機の組立作業は容易に行なえる。尚、フィ
ルバネ１３の下端には小径の密着巻部１２が形成されて
おり、また、該密着巻部は下部リテーナ１０に圧入され
る構成であるため、密閉ケース２の小径化による圧縮機
のノ」−型化の促進や圧縮機の輸送時におけるコイルバ
ネ１３の外れ防止といった従前の利点も維持できる。

（ト）発明の効果 以上のように本発明によれば、圧縮機の小型化を促進し
輸送時におけるコイルバネの外れ等を防止しつつ、簡単
な構成で運転時の高周波騒音を低減できる。また、緩衝
材は圧縮機の組立時に予めコイルバネに嵌め込んだ状態
で下部リテーナへ圧入するだけで、目標箇所、即ちコイ
ルバネの離れ際部分に嵌着できるため、緩衝材の装着作
業や圧縮機の組立作業を容易に行なえる。

【図面の簡単な説明】

− 第１図は本発明の実施例を示す密閉型圧縮機の縦断面図
、第２図は支持装置の断面図、第３図は支持装置の分解
断面図である。 ２・・・密閉ケース、　　６・・・圧縮機本体、　８・
・・上部リテーナ、　　１０・・・下部リテーナ、　　
１１，１２・・・密着巻部、　　１３・・・コイルバネ
、　　１５・・・緩衝材。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）圧縮機本体に設けた上部リテーナと、密閉ケース
   の内壁に取付けた下部リテーナと、下端に小径の密着巻
   部を有し前記両リテーナに挿入されたコイルバネとで前
   記圧縮機本体を密閉ケース内に支持したものにおいて、
   前記コイルバネ下端の密着巻部からピッチ巻部へ移る部
   分の外周に緩衝材を嵌着し、コイルバネは緩衝材を嵌着
   した状態で下部リテーナに圧入されていることを特徴と
   する圧縮機の支持装置。