JPH03106967A - 吹き込み成形用ナイロン46樹脂組成物 - Google Patents

吹き込み成形用ナイロン46樹脂組成物

Info

Publication number
JPH03106967A
JPH03106967A JP24607789A JP24607789A JPH03106967A JP H03106967 A JPH03106967 A JP H03106967A JP 24607789 A JP24607789 A JP 24607789A JP 24607789 A JP24607789 A JP 24607789A JP H03106967 A JPH03106967 A JP H03106967A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nylon
resin
melt viscosity
resin composition
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP24607789A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2783610B2 (ja
Inventor
Kenji Yasue
安江 健治
Toshio Tsuji
稔夫 辻
Takashi Ida
孝 井田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unitika Ltd filed Critical Unitika Ltd
Priority to JP24607789A priority Critical patent/JP2783610B2/ja
Publication of JPH03106967A publication Critical patent/JPH03106967A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2783610B2 publication Critical patent/JP2783610B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は吹き込み戒形性と耐衝撃性とが改良されたナイ
ロン46樹脂組成物に関するものであり,さらに詳しく
は,吹き込み戒形において重要な溶融粘度特性と結晶化
特性とが共に改良された,吹き込み戒形性と耐衝撃性と
耐熱性とにすぐれたナイロン46樹脂組成物に関するも
のである。
(従来の技術) テトラメチレンジアミンとアジビン酸あるいはそれらの
機能誘導体とからなるナイロン46樹脂は既に公知のポ
リアξドである。たとえば特公昭60−8248号公報
および特公昭60−28843号公報にはナイロン4G
樹脂の製造方法が開示されている。このナイロン46樹
脂はエンジニアリングプラスチックスとしてすぐれた特
性,特に卓越した耐熱性を有することも知られている。
たとえばその融点は295゜Cであり,ナイロン66の
260℃よりも高いばかりでなく,ボリフェニレンスル
フィドの285℃をも上回るものである。また結晶化度
および結晶化速度が速く,熱変形温度(4.5 Kg/
ci荷重)は285゛Cとエンジニアリングプラスチッ
クスの中で最高位の値である。さらに引張強度,曲げ強
度などの機械的強度,摺動特性,耐疲労性にも優れてい
る。
しかしナイロン46樹脂の吹き込み戒形性は,特に大型
戒形品の吹き込み威形性は必ずしもすぐれているとはい
えない。すなわち第一にナイロン46樹脂は高温下でい
ったん溶融すると,その溶融粘度は吹き込み成形を行う
には低すぎる値であり,いわゆるドローダウンが大きく
満足な威形品が得られないばかりか,吹き込み威形その
ものがきわめて困難である。溶融粘度を高める目的でナ
イロン46樹脂の分子量を高くする方法も考えられる。
たとえば特公昭60−28843号公報で開示されてい
るように.ナイロン46樹脂は固相重合方法によって高
分子量化が図られている。しかしこの方法で分子量を高
めたナイロン46樹脂は初期分子量が高くとも,いった
ん加熱溶融すると分子量の低下が大き<,シたがって溶
融粘度の低下も大きく,好ましい溶融粘度特性を有する
パリソンが形成できない。
ナイロン46樹脂の吹き込み戒形上の第二の問題点は結
晶化速度が極めて速いため,溶融押出しされたパリソン
が固化し易く,均一な吹き込み戒形が困難であることで
ある。そのため戒形品の表面が荒れ易く.また戒形品の
厚みムラが発生し易い。
はだはだしい場合には全く吹き込み戒形ができないこと
もある。ところが従来よりかかるナイロン46樹脂の結
晶化速度を抑制する方法はほとんど試みられていなかっ
た。わずかにε一カブロラクタムを共重合する方法が知
られているが,この方法ではナイロン46樹脂の最も大
きな特徴である融点に代表される耐熱性が低下するので
好ましくない。
このような事情により,ナイロン46樹脂はエンジニア
リングプラスチックスとして様々なすぐれた特性を有し
ているにもかかわらず,上述したような問題点のために
吹き込み成形法はほとんど適用されていなかったのが実
状である。
(発明が解決しようとする課題) かかる事情に鑑み,本発明の目的は吹き込み戒形性が改
良され,かつ耐熱性と耐衝撃性とにすぐれたナイロン4
6樹脂組成物を得ることにある。また本発明の他の目的
は,かかる吹き込み成形性の改良されたナイロン46樹
脂組成物を用いて耐熱性と耐衝撃性にすぐれ.幅広い分
野で使用し得る有用な吹き込み威形品を得ることにある
(課題を解決するための手段) 本発明者はかかる目的で鋭意研究を重ねた結果.(A)
ナイロン46樹脂と,〈B)ナイロン6および/または
ナイロン66樹脂と,(C)変性ポリオレフィンとから
な,り,特定の溶融粘度と特定の過冷却度とを有する樹
脂組威物が本発明の目的をことごとく満足し,しかもナ
イロン46樹脂のすぐれた耐熱性を全く損なうことがな
いという驚くべき効果を見いだし本発明に到達したもの
である。
すなわち本発明は.(A)ナイロン46樹脂30〜9日
重量%と,(B)相対粘度が3.0以上であるナイロン
6および/またはナイロン66樹脂1〜50重景%と,
(C)カルボン酸基,カルボン酸金属塩基,酸無水物基
,エステル基およびエボキシ基よりなる群から選ばれた
少なくとも1種の官能基を有する変性ポリオレフィン1
〜50重景%とからなり, 300℃における溶融粘度
が式(1)および(II)を満足し.かつ降温結晶化時
の過冷却度が式(I[I)を満足する吹き込み成形用ナ
イロン46樹脂組成物。
s.oooポイズ≦J二’,y ≦50.000ポイズ
 (r)4.000ポイズ≦ηj;;≦40,000ポ
イズ 〔■〕40゜C ≦ΔT ≦100゜C    
(IIr〕ここでηJ二;は温度300℃、剪断速度1
0sec− ’における溶融粘度を示し,η5;二は温
度300”C,剪断速度100sec− ’における溶
融粘度を示す。ΔTはナイロン46の結晶の融解温度T
mと,降温速度20゜C/分で冷却したときの降温結晶
化温度Tccとの差で定義される過冷却度Tm − T
ccを表わされる樹脂組成物に関するものである。
本発明の樹脂組成物の溶融粘度はJIS K7210の
参考試験として記載されている方法,すなわち,高化式
フローテスターを用いて測定することができる。その場
合ノズル径は一般に0.5mmと1mmとが用いられ,
ノズル長さは一般に2mmあるいは10mmが用いられ
る。吹き込み戊形において被或形体が受ける剪断速度は
比較的低< , 10sec− ’から100sec−
’の程度である。したがって吹き込み戒形においては+
  10sec−’から100sec− ’の剪断速度
における溶融粘度が重要である。本発明の樹脂組戒物に
おいて式(1)および(■llを満足する溶融粘度を有
するものは最もすぐれた吹き込み戊形性を示す。
ナイロン46の結晶の融解温度Tmは,樹脂組成物を示
差熱分析計を用いて昇温速度20゜C/分で昇温した時
の結晶の融解ピークの温度で定義される。
またその降温結晶化温度Tccは,樹脂組底物をいった
ん300゜Cで溶融させたのち降温速度20“C/分で
冷却したときの降温結晶化ピークの温度で定義される。
本発明において用いられるナイロン46樹脂とは,テト
ラメチレンジアミンとアジビン酸およびそれらの機能誘
導体からなるボリアξドをおもな構或単位とするボリア
ξドであるが,そのアジピン酸戒分またはテトラメチレ
ンジア稟ン戒分の一部を他の共重合或分で置き換えたも
のでもよい。共重合或分は特に制限がなく.公知のアミ
ド基形或或分を用いることができる。
共重合或分の代表例として,6−アミノカブロン酸,1
1−アミノウンデカン酸.12−アξノドデカン酸,パ
ラアξノメチル安息香酸なとのアくノ酸,ε一カブ口ラ
クタム,ω−ラウリルラクタムなどのラクタム,ヘキサ
メチレンジアミン,ウンデカメチレンジアミン,ドデカ
メチレンジアξン,2.2.4 −/2,4.4− }
リメチルへキサメチレンジアミン,5−メチルノナメチ
レンジア≧ン,メタキソリ. シレンジアミン、バラキシレンシアミン,1,3^  
                    ^ビス(ア
ミノメチル)シクロヘキサン,1.4−ビス(アミノメ
チル)シクロヘキサン,1−アミノ−3−ア旦ノメチル
−3.5.5− }リメチルシクロヘキサン,ビス(4
−アξノシクロヘキシル)メタン,ビス(3−メチル−
4−アξノシクロヘキシル)メタン,2,2−ビス(4
−アξノシクロヘキシル)プロパン,ビス(アミノブ口
ピル)ピベラジン,ビス(アミノエチル)ピベラジンな
どのジアミンとアジピン酸,スベリン酸,アゼライン酸
,セバシン酸,ドデカンニ酸,テレフタル酸.イソフタ
ル酸,2−クロロテレフタル酸,2−メチルテレフタル
酸,5−メチルイソフタル酸,5一ナトリウムスルホイ
ソフタル酸,ヘキサヒドロテレフタル酸,ヘキサヒドロ
イソフタル酸,ジグリコール酸などのジカルボン酸など
をあげることができる。
本発明で用いられるナイロン46樹脂の製造方法は任意
である。たとえば特公昭60−28843号公報,特公
昭60−8248号公報,特開昭58−83029号公
報および特開昭61−43631号公報で開示された方
法,つまりまず環状末端基量の少ないブレポリマーを特
定の条件下で製造したのち,水蒸気雰囲気などで固相重
合して高粘度のナイロン46樹脂を調製する方法で得た
もの,あるいは2−ビロリドンやN一メチルビロリドン
などの極性有機溶媒中で加熱する方法で得たものの利用
が特に好ましい。
本発明で用いられるナイロン46樹脂の重合度について
は特に制限はないが,相対粘度を96%硫酸を用い,濃
度1 g/dl. 25゜Cで測定したとき1.5〜5
.5さらには2.0〜4.5の範囲にあるナイロン46
樹脂が好ましい。相対粘度が5.5をこえると組戊物の
流動性が悪くなるだけでなく,その機械的,熱的性質の
ばらつきが大きくなるので好ましくない。相対粘度が1
65よりも低いと組戒物の機械的強度が低くなるという
欠点が生じる。
本発明の樹脂組成物においてナイロン46樹脂の配合量
は30〜98重景%である。ナイロン46樹脂の配合量
が30重景%未満の場合には樹脂組成物の耐熱性が大き
く低下するので好ましくない。
本発明で用いられるナイロン6とはポリカプロアξドお
よびカブロアミド単位を主たる構成単位とする共重合ボ
リアξドであり,ナイロン66とはポリへキサメチレン
アジパξドおよびヘキサメチレンアジバξド単位を主た
る構戒単位とする共重合ボリアミドを意味する。ナイロ
ン6およびナイロン66の製造方法は通常の溶融重合法
を用いて製造することができる。すなわち原料のε一カ
ブ口ラクタムやヘキサメチレンジアミンとアジビン酸の
実質的等モル塩を水とともに重合缶に仕込み,250〜
300 ’Cの温度で常圧,加圧あるいは減圧下に重合
を行う方法によって製造することができる。
本発明で用いられるナイロン6およびナイロン66樹脂
の相対粘度は,96%硫酸を用い,濃度1g/dffi
.25゜Cで測定したとき3.0以上である。ナイロン
6およびナイロン66の相対粘度が大きい値をとるほど
.ΔT,すなわちナイロン46の結晶の融解温度Tn+
と,降温速度20゜C/分で冷却したときの降温結晶化
温度Tccとの差(Tm − Tcc)で定義される過
冷却度が増大する。相対粘度が3.0未満のナイロン6
やナイロン66ではこの過冷却度△Tが満足に上昇せず
結晶化速度が効果的に抑制されず好ましくない。
本発明の樹脂組成物においてナイロン6および/または
ナイロン66の配合量は1〜50重量%である。ナイロ
ン6および/またはナイロン66樹脂は本発明の樹脂組
成物においてその溶融粘度の上昇効果とその結晶化速度
を抑制する効果とを発揮する。しかしその配合量が1重
景%未満では溶融粘度の上昇効果と結晶化抑制効果とは
顕著でない。
逆にその配合量が50重景%を越える場合には樹脂組成
物の結晶性の低下が著しくなり,それと共に耐熱性も低
下するので好ましくない。
本発明で用いられる変性ポリオレフィンとはカルボン酸
基,カルボン酸金属塩基1酸無水物基,エステル基およ
びエポキシ基よりなる群から選ばれた少なくとも1種の
官能基を有する変性ポリオレフィンである。
本発明に用いられる変性ポリオレフィンの具体例として
はエチレン・アクリル酸共重合体,エチレン・メタクリ
ル酸共重合体,エチレン・フマル酸共重合体,エチレン
・アクリル酸エチル・アクリル酸共重合体.エチレン・
無水マレイン酸共重合体,スチレン・無水マレイン酸共
重合体,エチレン・プロピレン・無水マレイン酸共重合
体,エチレン・グリシジルメタクリレート共重合体,エ
チレン・酢酸ビニル・グリシジルメタクリレート共重合
体などに代表されるところのオレフィン系単量体とカル
ボン酸基,カルボン酸金属塩基(カルボン酸金属塩基を
含む変性ポリオレフィンはカルボン酸基を含む変性ポリ
オレフィンとNa OHやKOHに代表されるアルカリ
とを反応させることにより得ることができる。).酸無
水物基,エステル基およびエボキシ基を有するビニル系
単量体との共重合体がある。
さらにエチレンーg一無水マレイン酸共重合体(gはグ
ラフトを表わす。以下同じ。),エチレン・プロピレン
ーg−無水マレイン酸共重合体,エチレン・プロピレン
ーg−アクリル酸共重合体.エチレン・1−ブテンーg
−フマル酸共重合体,エチレン・1−ヘキセンーg−イ
タコン酸共重合体,エチレン・プロピレン・1,4−へ
キサジエンーg−無水マレイン酸共重合体,エチレン・
プロピレン・ジシクロペンタジエンーg−フマル酸共重
合体,エチレン・プロピレン・5−エチリデン−2−ノ
ルボルネンーg一無水マレイン酸共重合体.エチレン・
酢酸ビニルーg−アクリルMl合体,スチレン・ブタジ
エンーg一無水マレイン酸共重合体およびこれらの誘導
体などに代表されるところのポリオレフィンにカルボン
酸基または酸無水物基を有するビニル系単量体をグラフ
トした変性ポリオレフィンが挙げられる。
変性ポリオレフィンは通常公知の方法で製造することが
できる。たとえば特公昭59−8299号公報特公昭5
6−9925号公報などに示された方法で製造すること
ができる。すなわち,オレフィン系単量体と官能基を有
するオレフィン系単量体とをラジカル共重合することに
よって製造する方法や,オレフィン系重合体やオレフィ
ン系共重合体にラジカル発生剤を存在させ,官能基を有
するオレフィン系単量体とともに溶融混練することによ
って製造する方法等で得ることができる。
本発明の樹脂組成物において変性ポリオレフィンの配合
量は1〜50重量%である。変性ポリオレフィンは,本
発明の樹脂組成物の溶融粘度を上昇させ調整する作用を
なす。その配合量が1重量%未溝の場合には樹脂組成物
において溶融粘度の顕著な上昇がみられず,吹き込み成
形時のドローダウンが大きい。逆にその配合量が50重
景%を越える場合には,樹脂組成物の耐熱性の低下が大
きくなる。
本発明の樹脂組成物においてはその特性を大きく損なわ
ない限り,必要に応じて他の重合体を配合してもよい。
この場合その配合量は30重量%以下であることが望ま
しい。かかる他の重合体としてはポリカーボネート,ポ
リエチレンテレフタレート,ポリブチレンテレフタレー
ト,ポリアリレート1 ボリカプロラクトン,ボリスル
ホン,ポリエーテルスルホン,ポリエーテルケトン,ポ
リエーテルエーテルケトン,ポリエーテルイミド,ナイ
ロン11,ナイロン12,ナイロン610,ポリフエニ
レンオキシド,ポリフェニレンスルフィド, ABS,
PMMA,ポリプロピレン,ポリエチレン,フェノキシ
樹脂,液晶ボリマーなどがある。
さらに本発明の樹脂組成物には,その戒形性および物性
を損なわない限りにおいて,R料,熱安定剤.酸化防止
剤.耐候剤.強化材などを添加することが可能である。
強化材としてはガラス繊維,金属繊維.チタン酸カリウ
ムウイスカー,炭素繊維のような繊維状強化材.タルク
.炭酸カルシウム,マイ力,ガラスフレーク,金属フレ
ークのようなフィラー系補強材がある。特に直径が3〜
20μmのガラス繊維は樹脂組戒物の溶融粘度を安定化
し,その強度,弾性率,耐熱性がさらに向上するので好
ましい。
本発明の樹脂姐或物は通常の吹き込み戒形機を用いて様
々な戒形品とすることができる。本発明の樹脂組戒物は
吹き込み戒形性が大きく改良されているので大型の威形
品も容易に成形することができる。また本発明の樹脂組
成物は吹き込み戒形に限らず,押出し戒形,射出成形,
真空或形などの様々な方法で或形することも可能である
。本発明の樹脂組戒物を成形して得た製品はそのすぐれ
た耐衝撃性と耐熱性によって自動車.機械.電気・電子
等の幅広い分野で応用が期待される。
(実施例) 実施例および比較例における測定方法,使用原料は以下
の通りである。
権進級度 測定器 :高化式フローテスター(島津製作所製,CF
T−500A) ノズル :直径0.5 mm,長さ2fflffl温度
: 300℃ 剪断速度:荷重を変化させることにより剪断速度を広い
範囲に調節した。
溶融粘度:剪断速度と溶融粘度とをプロットし,剪断速
度が10sec− ’と100sec− ’における溶
融粘度を求めた。
遇全凱皮 測定器 :バーキンエルマー社製,DSC−20型示差
熱分析計 条 件 :昇温,降温速度20℃/分 アイゾット1−!  ・P ASTM  D256,ノッチ付.試験片厚み3.2塾
』劫刻4襄 ASTM  D648.荷重4.6 Kg/ctνき゛
入み ノ0の ′゜− 吹き込み或形して得た内容積1リットル,平均肉厚約1
.5llllIlの容器に水を充填し,口部を密栓して
底を下方に向けて2.5mの高さから水平なコンクリー
ト床面に繰り返し落下させ,容器の破損に至るまでの落
下回数を調べた。この試験は一定条件で成形した容器5
個について行い,その破損に至るまでの平均落下回数で
評価した。
l  ゛入   ノ0の 執 同じ容器を用い,空のまま容器の口部を支持して容器を
水平に保持し,270゜Cの熱風恒温槽中に1時間処理
した後の容器の変形の度合をもって耐熱性を評価した。
使足凰葺 ナイロン46樹脂:ユニチカ社製,F5000(相対粘
度3.5) ナイロン6樹脂:ユニチカ社製、A1030BRT(相
対粘度3.4)および A1050 (相対粘度6.2) ナイロン66樹脂:IC1社製.AD153(相対粘度
5.8) 変性ポリオレフィン タフマーMC206:三井石油化学社製,エチレン・α
−オレフィン・無水マ レイン酸共重合体 ボンダインAX8390:住友化学社製,エチレン・エ
チルアクリレート・ 無水マレイン酸共重合体 サーリン1650 :三井ポリケミカル社製,エチレン
・メタクリル酸共重合体 のZn塩 実施例1〜4,比較例1,2 表lに示した配合比でそれぞれの原料をタンブラーで混
合した後,90’Cで16時間真空乾燥を行った。つい
で2軸押出機(池貝鉄工社製,PCM45)を用いて3
00゜Cで溶融混練しこれを切断してナイロン46樹脂
組成物のペレットを得た.このペレットを射出戒形機(
日鋼社製JIOOS)によって300℃で成形しテスト
ビースを得た。テストビースは各種物性測定に供した。
また得られたペレットを用いて吹き込み戒形機(日鋼社
製65mm吹き込み戒形機)により内容積1リットル,
平均肉厚1.5開の容器を300 ’Cのシリンダー温
度でダイレクトブローにより威形し測定に供した。実施
例1〜4は問題なく吹き込み戒形ができた。比較例1は
ドローダウンが大きく連続して安定的な吹き込み戒形が
できず肉厚変動の大きい容器しか得られなかった。比較
例2ではドローダウンは比較的少なかったがバリソンの
固化が速く,表面が荒れたものや空気の吹き込みが不完
全となった物が多かった。
テストピースおよび吹き込み戒形品による樹脂組成物の
性能評価を同じく表1に掲げた。表lに具体的に示した
ように本発明のナイロン46樹脂組成物は改良された吹
き込み成形性とすぐれた耐熱性と耐衝撃性とをあわせ持
っている。
実施例5〜10 実施例1〜4と全く同様にして表2に掲げた組或でナイ
ロン46樹脂組成物のベレットを得て,これを用いてテ
ストピースおよび吹き込み成形品を或形した。それらの
性能評価の結果を表2に掲げた。いずれもすぐれた吹き
込み或形性,耐熱性,耐衝撃性をあわせ持っている。
(発明の効果) 本発明のナイロン46樹脂組成物は,(A)ナイロン4
6樹脂と,(B)ナイロン6および/またはナイロン6
6樹脂と,(C)変性ポリオレフィンとからなり,特定
の溶融粘度と特定の過冷却度とを有することにより,ナ
イロン46の吹き込み戒形性が顕著に改良され,しかも
ナイロン46樹脂のすぐれた耐熱性を全く損なうことが
ない。その上,耐衝撃性も著しく向上しているという驚
くべき効果を有している。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)ナイロン46樹脂30〜98重量%と、(
    B)相対粘度が3.0以上であるナイロン6および/ま
    たはナイロン66樹脂1〜50重量%と、(C)カルボ
    ン酸基、カルボン酸金属塩基、酸無水物基、エステル基
    およびエポキシ基よりなる群から選ばれた少なくとも1
    種の官能基を有する変性ポリオレフィン1〜50重量%
    とからなり、300℃における溶融粘度が式〔 I 〕お
    よび〔II〕を満足し、かつ降温結晶化時の過冷却度が式
    〔III〕を満足する吹き込み成形用ナイロン46樹脂組
    成物。 5,000ポイズ≦η^1^0_3_0_0≦50,0
    00ポイズ〔 I 〕4,000ポイズ≦η^1^0^0
    _3_0_0≦40,000ポイズ〔II〕40℃≦ΔT
    ≦100℃〔III〕 ここでη^1^0_3_0_0は温度300℃、剪断速
    度10sec^−^1における溶融粘度を示し、η^1
    ^0^0_3_0_0は温度300℃、剪断速度100
    sec^−^1における溶融粘度を示す。ΔTはナイロ
    ン46の結晶の融解温度Tmと、降温速度20℃/分で
    冷却したときの降温結晶化温度Tccとの差で定義され
    る過冷却度Tm−Tccを表わす。
JP24607789A 1989-09-20 1989-09-20 吹き込み成形用ナイロン46樹脂組成物 Expired - Lifetime JP2783610B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24607789A JP2783610B2 (ja) 1989-09-20 1989-09-20 吹き込み成形用ナイロン46樹脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24607789A JP2783610B2 (ja) 1989-09-20 1989-09-20 吹き込み成形用ナイロン46樹脂組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03106967A true JPH03106967A (ja) 1991-05-07
JP2783610B2 JP2783610B2 (ja) 1998-08-06

Family

ID=17143134

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24607789A Expired - Lifetime JP2783610B2 (ja) 1989-09-20 1989-09-20 吹き込み成形用ナイロン46樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2783610B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2783610B2 (ja) 1998-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20090283202A1 (en) Process for the welding of two polyamide parts
US20060073306A1 (en) Amorphous wholly aromatic polyester amide composition
JP2003020389A (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JPH06306261A (ja) ブロー成形用又は押出成形用液晶性ポリエステル樹脂組成物及びその成形品
JP2566636B2 (ja) ナイロン46吹込成形品
JP2730811B2 (ja) ブロー成形用ポリアリーレンサルファイド樹脂組成物及びその中空成形品
JP2556218B2 (ja) 難燃性ポリアミド吹込成形品
JP2004339462A (ja) 非晶質全芳香族ポリエステルアミド及びその組成物
JP2529751B2 (ja) ポリアリ―レンサルファイド系樹脂中空成形品及びその製造法
JPH03106967A (ja) 吹き込み成形用ナイロン46樹脂組成物
JP2001172498A (ja) ポリアミド樹脂組成物
JPS63175058A (ja) 高衝撃強度ポリアミド成形材料
JP2788767B2 (ja) 吹き込み成形用ナイロン66樹脂組成物
JP4245969B2 (ja) 非晶質全芳香族ポリエステルアミド及びその組成物
EP1060216B1 (en) Polyamide compositions for friction-weldable molded articles
JPH0345691B2 (ja)
JP2001261948A (ja) ポリエステル樹脂組成物
JPH0359073A (ja) 吹き込み成形用ナイロン46樹脂組成物
WO1998024847A1 (en) High-impact polyamide resin composition
JP3332401B2 (ja) ブロー成形用樹脂組成物およびその中空成形品
JPH0550493A (ja) ポリアリーレンサルフアイド樹脂製エンジン周辺機構部品用中空成形品
JPS63264659A (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JPH05186607A (ja) ナイロン46樹脂成形体の製造方法
JP5806920B2 (ja) ヒケを改善する方法
JP2022022056A (ja) 寸法安定性に優れた複合樹脂組成物