JPH03106695A - 製本機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば静電写真複写機やプリンタ等で形威さ
れた画像形威後の用紙を、自己発熱による接着タイプの
バインダー、又は、受熱接着タイプのバインダーに差し
込んで、そのバインダーの背表紙内面側に接着させるた
めの製本機に関するものである． 〔従来の技術〕 上記自己発熱による接着タイプのバインダーは、一側面
にホットメルト型の接着剤が付与された電気発熱体の他
側面を背表紙の内面側に備えたもので、前記電気発熱体
の長手方向両側には、受電用端子が背表紙の外面側に露
出させて設けられており、そして、このバインダーを対
象にした製本機には、前記電気発熱体を発熱させて接着
剤を加熱溶融させる加熱溶融手段としての給電用端子が
設けられ、この給電用端子を介して前記受電用端子間に
電流を流し、前記電気発熱体を発熱させ接着剤を加熱溶
融させることで、当該バインダーに差し込まれた用紙が
背表紙内面側に接着される．一方、受熱接着タイプのバ
インダーは、ホットメルト型の接着剤が背表紙の内面側
に付与されたものであって、このバインダーを対象にし
た製本機の内部には、前記背表紙内面側の接着剤を加熱
溶融させる加熱溶融手段としてのヒーターが設けられ、
この加熱溶融手段にバインダーの背表紙を当接させて接
着剤を加熱溶融させることで、当該バインダーに差し込
まれた用紙が背表紙内面側に接着される． 〔発明が解決しようとする課題〕 ところで、上記自己発熱による接着タイプのバインダー
を対象にした製本機では、バインダー毎で電気発熱体を
その都度発熱させて接着剤を加熱溶融させるものである
から接着剤の溶融に時間がかかり、延いては、１冊の製
本を行う際の待ち時間が長くかかることから、多数冊の
製本を連続的に行う１合の時間ロスが極めて多大であり
、かつ、多くの手間も必要としたのである． 一方の受熱接着タイプのバインダーを対象にした製本機
も同様であって、前記接着剤をバインダーの背表紙を通
して間接的にヒーターで加熱溶融させるものであるから
接着剤の溶融に時間がかかり、やはり多数冊の製本を連
続的に行う場合の時間ロスが多大で、多くの手間を要す
るものであった． 本発明は、上記の実情に鑑みて発案されたものであって
、簡単な手間で後は自動的且つ連続的に多数冊の製本が
可能な能率の良い製本機の提供を目的としている． 〔課題を解決するための手段〕 上記の目的を達威するための本発明による製本機は、自
己発熱による接着タイプ又は受熱接着タイプのバインダ
ーを対象にしたものであって、複数枚の用紙を挟んだバ
インダーの複数冊を背表紙を下方に向けた立ち姿勢で整
列させてストックする第１ストンク部と、前記バインダ
ーを整列方向の一側に移送させる移送手段と、所定のタ
イミングで前記バインダーを移送終端から下方の第２ス
トフク部に１冊ずつ取り出すバインダー取り出し手段、
及び、前記バインダーが第１ストック部から第２ストッ
ク部に取り出されるまでの間に当該バインダーに付与さ
れた接着剤を加熱溶融させるための加熱溶融手段を設け
て成る点に特徴を有する． 〔作用〕 上記の特徴構威によれば、用紙を挟んだ複数冊のバイン
ダーを第１ストック部に整列させてストンクさせること
で、後は所定のタイミングで自動的に、複数枚の用紙が
接着剤を介してバインダーの背表紙内面側に接着されて
製本されると共に、当該製本されたバインダーが１冊ず
つ第２ストック部に取り出される． 〔実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する． 第１図は本発明による一実施例の製本機を示し、第２図
は所謂自己発熱による接着タイプのバインダー１を示す
ものであって、このバインダーｌは、第４図および第５
図にも示すように、一側面にホットメルト型の接着剤２
が付与された電気発熱体３を、それの他側面をバインダ
ー本体４の背表紙４ａの内面側に位置させると共に、受
電用端子ａを構或する金属製の鳩目によって前記電気発
熱体３の長手方向両端側を背表紙４ａに固定し、かつ、
当該受電用端子ａの夫々を背表紙４ａの外面側に露出さ
せて成る． 一方、製本機は、前記バインダー１の複数冊をそれの背
表紙を下方に向けた立ち姿勢で整列させてストックする
第１ストック部５と、この第１ストック部５にストンク
されたバインダー１を整列方向の一側に移送させる移送
手段６と、所定のタイミングで前記バインダー１を移送
終端から下方の第２ストック部７に１冊ずつ取り出すバ
インダー取り出し手段８、及び、バインダーｌが第１ス
トフク部５から第２ストック部７に取り出されるまでの
間に、当該バインダー１の背表紙内面側に付与されてい
る接着剤２を加熱溶融させるための加熱溶融手段９を設
けて或る． 前記移送手段６は、第１ストソク部５に沿ってバインダ
ー１の整列方向に往復移動自在に押圧部材６ａを設ける
と共に、正逆転駆動されるモータＭにアーム６ｂを連設
し、かつ、ピンと長孔を介して前記アーム６ｂに押圧部
材６ａを連結して威り、前記バインダー１が１冊ずつ取
り出される度に、所定のタイミングで前記モータＭが所
定角度だけ回動し、第１ストック部５上のバインダー１
を移送するように構威されている． 前記バインダー取り出し手段８は次のように構威されて
いる．即ち、前記第１ストック部５のバインダー移送方
向終端部にバインダー落下口ｌＯを形威すると共に、こ
のバインダー落下口１０を閉じる蓋状のバインダー受け
部材１ｌを回動自在に設け、かつ、当該バインダー受け
部材ｌ１を往復回動させるための第１駆動手段（ソレノ
イドを図示）　１２を設けてある． そして、前記バインダー１の落下経路を横断させる状態
で前記バインダー受け部材１１の下方部位に、第２のバ
インダー受け部材ｌ３を回動自在に設けると共に、この
第２のバインダー受け部材ｌ３を往復回動させるための
第２の駆動手段（同じくソレノイドを図示）１４を設け
、かつ、当咳第２のバインダー受け部材ｌ３によって受
け止められたバインダーｌの通過経路部材１５を設けて
成る．次に、前記自己発熱による接着タイプのバインダ
ー１を対象にした加熱熔融手段９は、第４図に示すよう
に、受電用端子ａを介して電気発熱体３の両側に所定圧
の電流を印加させる一対の給電用端子ｂと、この飴電用
端子ｂに対する電流の印加回路ｌ６、及び、バインダー
１のサイズによって電流の印加時間を変更設定するため
のタイマー１７から威り、かつ、前記給電用端子ｂは、
電気的に絶縁状態で前記バインダー受け部材ｌ３に設け
られている． 尚、前記第１駆動手段１２は、図外のスタートスイッチ
がＯＮされると、前記第ｌバインダー受け部材１ｌを往
復回動さセて、当該第１バインダー受け部材ｌｌ上のバ
インダー１を第２のバインダー受け部材１３に落下させ
るように構威され、爾後吐、前記第２の駆動手段ｌ４が
第２のバインダー受け部材１３を往復回動させる度に、
それにや一遅れて第１バインダー受け部材１１を往復回
動させるように構威されている． 一方、前記第２の駆動手段１４は、前記加熱溶融手段９
のタイマー１７によって設定された時間を経過する度に
、前記第２のバインダー受け部材１３を往復回動させる
ように構威されている．而して、上記の構威によれば、
複数枚の用祇ｄを挟んだバインダーｌの複数冊を、それ
の背表紙４ａを下方に向けた立ち姿勢で整列させて第１
ストソク部５にストックさせると共に、移送千段６によ
って前記複数冊のバインダーｌを整列方向の一側に移送
させるようにセットし、かつ、図外のスタートスイッチ
をＯＮさせると、先ず、第１バインダー受け部材１１が
往復回動して、整列方向で最先端のバインダー１が落下
口１０から第２のバインダー受け部材１３上に落下位置
し、前記受電用端子ａを通して電気発熱体３に電流が印
加され、当該電気発熱体３に付与されている接着剤２が
加熱溶融される． この間に、前記第１ストック部５上の複数冊のバインダ
ー１が移送手段６によって整列方向の一側に移送される
と共に、前記タイマー１７によって設定された所定の時
間を経過すると、これを基にして前記第２のバインダー
受け部材ｌ３が往復回動し、当該第２のバインダー受け
部材１３上に位置するバインダーｌがシュート１８を通
して斜め姿勢で第２ストック部７に取り出され、かつ、
前記加熱溶融の状態にあった接着剤２が自然冷却によっ
て固化されることで、前記複数枚の用祇ｄがバインダー
ｌの背表紙４ａの内面側に接着されるもので、これによ
って前記最先端のバインダーｌによる複数枚の用紙ｄの
製本が達威される． 一方、前記第２のバインダー受け部材ｌ３が往復回動し
て所定の時間を経過すると、これに伴って前記第１のバ
インダー受け部材１１が往復回動ずることで、次は第１
バインダー受け部材ｌｌ上にある第二番目のバインダー
ｌが第２のバインダー受け部材１３上に落下位置するの
であり、後は上述の製本動作が繰り返し行われるもので
、前記第１ストック部５上にストックさせたバインダー
ｌの全てが自動的に製本される． 尚、前記タイマーｌ７による設定時間の経過後に前記電
気発熱体３に対する電流の印加を所定時間だけ停止させ
て、前記接着剤２が固化あるいはこれに近い状態になっ
た時に前記第２のバインダー受け部材１３を往復回動さ
せる制御形態をとるもよい． また、前記加熱溶融手段９の給電用端子ｂを電気的に絶
縁状態で第１のバインダー受け部材１１に取り付けて、
前記第２のバインダー受け部材ｌ３や駆動手段１４等を
省略させる構威とするもよい．更に、第６図に示すよう
に、前記自己発熱による接着タイプのバインダーｌに代
えて、これをホットメルト型の接着剤２を背表紙４ａの
内面側に付与した所謂受熱接着タイプのバインダー１を
使用可能であり、この場合、実施例で示した加熱溶融手
段９の給電用端子ｂをヒーターＣに置き換えて実施され
る． 〔発明の効果〕 以上説明したように本発明の製本機によれば、複数枚の
用紙を挟んだ複数冊のバインダーを第１ストック部にス
トンクさせるだけの簡単な手間をかけるだけで、後は自
動的且つ連続的に多数冊の製本が第２ストック部に取り
出されるもので、オペレーターにとっては、電気発熱体
をその都度発熱させて接着剤を溶融させたり、あるいは
、ヒーターによって間接的に接着剤を溶融させたりする
ための待ち時間が不要になる上、用紙を挟んだバインダ
ーをその都度加熱溶融部にセントしたり、製本されたバ
インダーを取り出したりする手間も全く不要で、多数冊
の製本を能率的に達成できるに至った．

【図面の簡単な説明】

第１図は製本機の概略縦断側面図、第２図は所謂自己発
熱による接着タイプのバインダーを示す斜視図、第３図
は用紙を挟んだバインダーの斜視図、第４図は加熱溶融
手段と共に示すバインダーの背表紙近傍の縦断正面図、
第５図はその縦断側面図である．第６図は所謂受熱接着
タイプのバインダーと共に示す別実施例の加熱溶融手段
の縦断側面図である． １・・・バインダー、２・・・接着剤、３・・・電気発
熱体、５・・・第１ストック部、６・・・移送手段、７
・・・第２ストック部、８・・・バインダー取り出し手
段、９・・・加熱溶融手段、ａ・・・受電用端子、ｄ・
・・用紙．第５図 出　願　人　　　　三田工業株式会社 代　理　人　　　　弁理士　藤本英夫 第６図 ２ １・・バインダー ５・・・第１ストフク部 ６・・・移送手段 ７・・・第２ストノク部 訃・・バインダー取り出し手段 ９・・・加熱溶融手段 ｄ・・・用紙

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　ホットメルト型の接着剤が付与された背表紙内面側の
   電気発熱体に対する受電用端子を背表紙の外面側に露出
   させた自己発熱による接着タイプのバインダー、又は、
   ホットメルト型の接着剤が背表紙内面側に付与された受
   熱接着タイプのバインダーに用紙を挟み、前記接着剤を
   加熱溶融させて前記用紙をバインダーの背表紙内面側に
   接着させる製本機であって、前記バインダーの複数冊を
   背表紙を下方に向けた立ち姿勢で整列させてストックす
   る第１ストック部と、前記バインダーを整列方向の一側
   に移送させる移送手段と、所定のタイミングで前記バイ
   ンダーを移送終端から下方の第２ストック部に１冊ずつ
   取り出すバインダー取り出し手段、及び、前記バインダ
   ーが第１ストック部から第２ストック部に取り出される
   までの間に当該バインダーに付与された接着剤を加熱溶
   融させるための加熱溶融手段を設けて成る製本機。