JPH03106642A - 低収縮気泡モルタル複合パネル - Google Patents

低収縮気泡モルタル複合パネル

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JPH03106642A
JPH03106642A JP24232789A JP24232789A JPH03106642A JP H03106642 A JPH03106642 A JP H03106642A JP 24232789 A JP24232789 A JP 24232789A JP 24232789 A JP24232789 A JP 24232789A JP H03106642 A JPH03106642 A JP H03106642A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cement
shrinkage
calcium
foam mortar
low
Prior art date
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Pending
Application number
JP24232789A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Suzuki
鈴木 脩
Ikuo Uchida
内田 郁夫
Yasutaka Kuroki
黒木 康貴
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chichibu Cement Co Ltd
Original Assignee
Chichibu Cement Co Ltd
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Publication date
Application filed by Chichibu Cement Co Ltd filed Critical Chichibu Cement Co Ltd
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Pending legal-status Critical Current

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  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、低収縮気泡モルタル複合パネルに関するもの
である. 〔従来の技術〕 外壁.内壁.床等の表面仕上材として厚さが3〜lO閣
のセラ亀ツタ板やlO一以下の薄切石材等の薄肉厚板が
市販されて0る.これらは、耐候性や美観に優れる長所
を持つが、反面厚さが薄いために板としての剛性が小さ
く、外力により変形しやすく、割れやすい欠点がある. また、躯体に取付ける方法として有機質接着剤による接
着があるが、有機質接着剤は劣化による剥離の心配があ
り、せいぜい内装用だけで、外装用としては1〜2階の
低層にしか使えないという難点がある.またその取付け
は湿式工法であるため、取付け効率が悪いばかりでなく
専門の職人が必要で、大工仕事で簡単に内装工車が出来
なかった. なおビス止めによる取付工法があるが、ビス頭が見え商
品価値が低下するため、実施されていない. 上記薄肉厚板の問題点の改善方法として、lO〜100
Mの低収縮気泡モルタル層2を付加した複合パネルが考
えられた. この複合パネルは、厚みが大となるため、剛性が高まり
変形しにくくまた破損しにくくなる.さらに第1図に示
すようC気泡モルタル層2に取付け用ファスナー4のた
めのインサート金具3を埋込んだり、T型ファスナー4
′を使うための切溝5を形成することができるため、躯
体への取付けを容易にすると同時に、乾式取付工法であ
るため、施工能率がアップし、且つパネルを大型化でき
る.即ち施工の合理化を図ることができる.また、気泡
モルタルは軽量で加工性に優れるため、鋸引き、釘打ち
、穴あけ等の加工が容易で、しかも断熱、吸音性能に優
れる複合パネルを作ることができる.しかし乍ら、他方
において次のような欠点がある. (1)  普通セメント、早強セメント等の従来のセメ
ントを使用した気泡モルタル層との複合パネル構造であ
ると、気泡モルタル層が乾燥により収縮するため、薄肉
厚板との収縮差(薄肉厚板は乾燥しても殆ど収縮しない
)により、複合パネルが反ったり、ねじれたりして商品
価値を低下させると共に、納まりが悪くなるという欠点
がある.(2)また、薄肉厚板にひびわれが生じ商品価
値を無くすという欠点がある. (3)更に、普通セメント等を使った気泡モルタルは、
セメントの永和で生じたCa”イオンにより消泡が起こ
り、気泡が大きくなる.この現象はCa”イオン等無機
イオン濃度が高い硬水中で泡が立ちにくい現象と原理は
同じである。気泡が大きくなることにより、独立気泡か
ら連通気泡へと変化する.従って普通セメントを用いた
気泡モルタルは吸水率が大きく、耐凍害性に劣る欠点を
持つ.〔発明が解決しようとする課題〕 本発明は従来の気泡モルタル層を使用した薄肉厚板複合
パネルが持つ欠点 即ち (1)  変形(反り、ねじれ) (2)ひびわれ発生 (3)耐凍害性の低下 のないものを提供しようとするものである.〔課題を解
決するための手段〕 本発明は前記の課題を解決するためなされたもので、低
収縮性で、しかも気泡安定性の良いセメントを使った気
泡モルタル層を薄肉厚板に任意の厚さに裏打ちしたもの
である. 上記のセメントとしては、種々実験の結果Cat′″イ
オンと反応して多量のエトリンガイトを生威するセメン
トが適していることが判明した.特に特公昭60−58
183号公報に開示されるセメントが適している.即ち
3Ca0 ・3AlzOs ・CaSO4. Ca0?
1zO* . 12CaO ・7AhOsなどCaO/
A1zOzモル比が3より小さいカルシウムサルホアル
ミネート化合物あるいはカルシウムアルくネート化合物
を主成分とするクリンカー、あるいはセメントをカルシ
ウムサルホアルミネート化合物あるいはカルシウムアル
ミネート化合物換算で3乃至20重量%と、ポルトラン
ドセメント、混合セメントなどのけい酸3石灰3CaO
  ・SiO■あるいはけい酸2石灰2CaO・SiO
2を主成分とするクリンカーあるいはセメントをカルシ
ウムシリケート化合物換算で3乃至20重量%と、無水
せつこう、2水せっこうなどのせっこうをCaSO.換
算で6乃至40重量%と、高炉水砕スラグを20ないし
881!I%と、クエン酸ナトリウム、リンゴ酸などの
オキシカルボン酸類を0.1ないし1.5重量%とを全
体割合として混合して(3AlxOs +1.5SiO
z)/ (CaO−SO3)モル比が1以上となるよう
にしたセメントが好ましい.このセメントが、低収縮性
および良好な気泡安定性を発揮する理由は次のとおりで
ある.セメントは例えば、カルシウムサルホアルミネー
ト化合物3CaO ” 3AltOz ’ CaSO4
を主成分とするカルシウムサルホアルミネートクリンカ
ー、ポルトランドセメント、せつこう、高炉水砕スラグ
から構戒されており、永和によって、ポルトランドセメ
ントからけい酸カルシウム水和物(C−S−H)および
水酸化カルシウム< Ca (011) t >が生成
すると同時に、カルシウムサルホアルミネート化合物、
せつこう、水酸化カルシウムからエトリンガイト3Ca
O ” 3A1zOi ’ CaSOa ” 3211
tOが生威する.従って、最終的に存在する水和物は、
主にけい酸カルシウム水和物とエトリンガイトであり、
水酸化カルシウムは消費されてしまって存在しない.膨
脹性水和物であるエトリンガイトが大量に生成するため
セメント硬化体は収縮が相殺され低収縮性となる. また、水酸化カルシウムが存在しないため、気泡がCa
”イオンにより消泡することがなくなり、微細な独立気
泡が得られる.即ち、気泡安定性が向上する. 〔実施例〕 第2図は本発明の実施例で、厚さ4wl1のセラξツク
板itに下記製法により厚さ4Gnmの気泡モルタル7
112を裏打ちした住宅用外壁パネルである.セメント
はカルシウムサルホアル逅ネートクリン力一として、3
CaO ・3AlzO, ・CaSOa 60%,遊離
石灰16%、遊離のせつこう1%およびけい酸2石灰2
1%を含有するクリンカーを15重量%と、3CaO・
SiO2 63%, 2CaO ・SiO2 12%を
含有する普通ポルトランドセメントクリンカーを25重
量%と、無水せつこうが主成分の硬せつこう15重量%
と、高炉水砕スラグ45重量%とを混合してブレーン値
4000c艷/gに粉砕してから、クエン酸ナトリウム
0.3重量%を混合したセメントを使用した.このセメ
ントの(3A1*Os +1.5 SiOt)/(Ca
O  SO2)モル比・1.42である. 上記セメントに減水剤及び水を加えてセメントペースト
を練りまぜ、次に界面活性剤系起泡剤(商品名ファイン
フォーム)、水、汀石仄から気泡を作り、セメントペー
ストに分散して気泡モルタルを得た.そして、第2図(
b)に示すようにセラミック板1lを型枠l4の底面へ
裏返してセットした後に、気泡モルタルを流し込んで空
気モルタル層l2を形成した.気泡モルタルの配合は次
の通りである. セメント         100重量%減水剤   
       Ill% 水               32重量%空気量 
         40体積%〔異なる実施例〕 第3図は異なる実施例を示すもので、厚さ88mmの気
泡モルタル層l2の両面に厚さ6鴫の薄切御影石l3を
複合した集合住宅向け戸境壁パネルである.製造法とし
ては第3図(b)に示すように型枠14の内面両側に厚
さ6Mに薄切りした御影石l3を配置し、縦打ち法によ
り気泡モルタルを流し込んで気泡モルタル層12を形威
したものである.〔発明の効果〕 本発明における気泡モルタル層l2は、セメント硬化時
に大量に生成するエトリンガイト(膨脹性水和物)によ
り乾燥収縮が小さく、従って従来のように、パネルの反
り、ねじれ、薄肉厚板のひびわれがない. また、エントリガイト生成時に水酸化カルシウムCa 
(Oll) zが消費されるので、Ca”イオン濃度が
小さく、このため気泡安定性が向上する.従って微細な
独立気泡となり、耐凍害性に優れた複合パネルが得られ
る. 更に気泡導入量を多くずることにより、気泡モルタル層
の強度は低下するが、強度の小さい気泡モルタル層内部
にひびわれを均一に分散発生さセることによって複合パ
ネルの反りを防ぐ効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は複合パネルの取付工法の説明図、第2図は本発
明の実施例の斜視図と断面図、第3図は異なる実施例の
斜視図と断面図である。 it・・・セラミック大板 l2・・・気泡モルタル層 13・・・薄切御影石 14・・・型 枠

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)低収縮でしかも気泡安定性の良いセメントを用い
    た気泡モルタル層を薄肉厚板に裏打ちしたことを特徴と
    する低収縮気泡モルタル複合パネル。
  2. (2)3CaO・3Al_2O_3・CaSO_4、C
    aO・Al_2O_3、12CaO・7Al_2O_3
    などCaO/Al_2O_3モル比が3より小さいカル
    シウムサルホアルミネート化合物あるいはカルシウムア
    ルミネート化合物を主成分とするクリンカー、あるいは
    セメントをカルシウムサルホアルミネート化合物あるい
    はカルシウムアルミネート化合物換算で3乃至20重量
    %とポルトランドセメント混合セメントなどのけい酸3
    石灰3CaO・SiO_2あるいはけい酸2石灰2Ca
    O・SiO_2を主成分とするクリンカーあるいはセメ
    ントをカルシウムシリケート化合物換算で3乃至20重
    量%と、無水せつこう、2水せつこうなどのせつこうを
    CaSO_4換算で6乃至40重量%と、高炉水砕スラ
    グを20ないし88重量%と、クエン酸ナトリウム、リ
    ンゴ酸などのオキシカルボン酸類を0.1ないし1.5
    重量%とを全体割合として混合して(3Al_2O_3
    +1.5SiO_2)/(CaO−SO_3)モル比が
    1以上であるセメントを用いた低収縮気泡モルタルと薄
    肉厚板を複合した請求項1記載の低収縮気泡モルタル複
    合パネル。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010007854A (ko) * 2000-10-09 2001-02-05 남기열 경량기포 콘크리트용 기포 혼화제의 제조
KR100702472B1 (ko) * 2005-09-27 2007-04-04 화인미셀공업(주) 초조강 포트랜드 시멘트
KR100702471B1 (ko) * 2005-09-27 2007-04-04 화인미셀공업(주) 초조강 고로슬래그 시멘트
JP2007523256A (ja) * 2003-09-23 2007-08-16 コールド−ボール・メタラジー・カンパニー・リミテッド 自己還元する低温結合ペレット
WO2012116380A1 (de) * 2011-03-03 2012-09-07 Geolyth Mineral Technologie Gmbh Verbundkörper und verfahren zur herstellung
JP2015231927A (ja) * 2014-06-10 2015-12-24 デンカ株式会社 セメント硬化体の製造方法およびセメント硬化体

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