JPH0310530Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、棒状製品用シールに関し、棒状製品
の製造過程においてこの棒状製品に極めて容易に
取り付け可能で、しかも取り付け後は、簡単には
外れにくく、且つ、破棄しようとした時には容易
に取り去ることができ、更にこのシールに名前記
入欄を設けることによつて、顧客の便利性を高め
たものである。

従来より、棒状製品の例として、筆記具一本一
本に、その商品のネーミング、価格等を印刷した
シールをクリツプ或いは軸筒表面に取り付けた
り、貼着したものは知られている。しかしこれら
のシールは顧客の手に渡れば不要として破棄され
ていたが、本考案は顧客の利用できる名前記入欄
とも設けることによつて便利性を高めると共に、
製品自体の店頭効果を高めるものである。

以下、本考案の構成について、添付図面に従が
つて説明する。

１はシール全体であつて、表面には筆記具のネ
ーミング、価格、キヤツチフレーズ等が明記され
た印刷箇所２と、該箇所２と切り離し可能な処理
を施こした境界線３をもつて、名前記入欄４を有
している。裏面には、接着剤層１２と剥離紙１３
が形成されている。更に印刷箇所２の適宜位置に
は、裏面まで打ち抜いた切り込み５及び切り取り
用切り込み６が形成されている。

本考案は、以上の構成よりなる棒状製品用シー
ルであり、製造過程において、完成品にこのシー
ルをつけるには、切り込み５に例えば筆記具の場
合、筆記具のクリツプを単に挿填するけでよく、
挿填の手間は極めて簡単であり、しかも顧客が筆
記具を購入後従来、シールは単に破棄されるだけ
であつたが、本考案によれば、名前記入欄４を設
けたことにより、該欄に顧客は名前を記入し、境
界線３より切り離し、裏面の剥離紙１３を取り去
り名前シールとして筆記具の適宜箇所に貼着する
ことが出来る。

以上の如く、本考案によるシールは、棒状製品
の製造過程において、挿填し易いばかりでなく、
顧客の手に渡つた後も顧客の便利性を高め、又、
店頭陳列時従来にない形態の為顧客の目を引くな
ど点頭効果を大ならしめるものである。

尚、以上の説明において、シール裏面全体に接
着剤層、剥離紙を設けたが、名前記入欄の裏面に
のみ設けられていても差しつかえなく、全体の形
状も棒状製品にあわせて適宜自由に変更し得るこ
とは、云うまでもない。更に切り込みに変えて透
孔でもよい。棒状製品として、例えば、消ゴムホ
ルダーや、その他携帯可能な製品に何でも適用で
きるものである。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を示すもので、第１図
は、シールの全体斜視図、第２図は、クリツプに
シールが取り付けられた状態を示す斜視図、第３
図は名前記入欄のみ軸筒表面に貼着された状態を
示す斜視図である。 １……シール、２……印刷箇所、３……境界
線、４……名前記入欄、５……切り込み、６……
切り取り用切り込み、１２……接着剤層、１３…
…剥離紙。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 表面には、価格、ネーミング等の印刷箇所と、
   該箇所と切り離し可能な境界線を介して名前記入
   欄とを有し、裏面には接着剤層、剥離紙を有し、
   印刷箇所の適宜箇所には棒状製品の一部に挿入可
   能な切り込み或いは透孔と該切り込み或いは透孔
   に連設する切り取り用切り込みとを設けたことを
   特徴とする棒状製品用シール。