JPH0310504A - 圧電共振子及びこれを備えた圧電部品 - Google Patents

圧電共振子及びこれを備えた圧電部品

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JPH0310504A
JPH0310504A JP14587289A JP14587289A JPH0310504A JP H0310504 A JPH0310504 A JP H0310504A JP 14587289 A JP14587289 A JP 14587289A JP 14587289 A JP14587289 A JP 14587289A JP H0310504 A JPH0310504 A JP H0310504A
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JP
Japan
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piezoelectric
piezoelectric resonator
resin layer
resonator
resin
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JP14587289A
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Inventor
Hiroshi Seto
瀬戸 宏
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、圧電共振子及びこれを備えた圧電部品に関す
る。
〈従来の技術〉 従来から、圧電共振子の一例としては、第3図で示すよ
うな厚み縦振動効果を利用するものが知られている。こ
の圧電共振子lOは、矩形平板状に形成された圧電基板
11を備えたものであって、その表裏面それぞれには電
極12が形成されており、各電極12は樹脂層13によ
って覆われている。なお、この樹脂層13は、圧電共振
子10の有する共振周波数を調整すべく付加された質量
物質として機能するものであり、具体的には、SRイン
クのような熱硬化性材料やUV(紫外線)硬化性材料な
どによって形成されている。
また、この圧電共振子IOを備えた圧電部品15として
は、第4図で示すように、圧電共振子10の電極部分の
周囲に形成された空洞16を介して圧電共振子10を外
装樹脂部17で覆ってなるものが知られている。なお、
この空洞16は、あらかじめ圧電共振子10の電極部分
の周囲にパラフィンやワックスなどのような空洞形成剤
(図示していない)を塗布しておき、その周囲に外装樹
脂部17となる樹脂材料を塗布したうえで加熱すると、
空洞形成剤のほとんどが外装樹脂部17の形成材料に吸
収されてしまうことを利用して形成したものである。
〈発明が解決しようとする課題〉 ところで、前記圧電共振子IOにおける共振周波数の調
整にあたっては、電極12上の樹脂層13となる樹脂材
料の濃度や塗布量を制御する必要があるが、この樹脂材
料の濃度や塗布量がばらつき易いため、高い精度で共振
周波数を調整するのは大変に難しかった。また、このと
き、形成された樹脂層13の表面が平坦状で、かつ、そ
の濡れ性が悪いものとなることから、この樹脂層13の
表面上には、外装樹脂部17を形成する際の加熱時に残
った空洞形成剤が水玉状となったままで残存してしまう
ことになる。そして、このように、空洞形成剤がある程
度まとまった状態で残存していると、圧電共振子10の
振動が阻害されてしまうことになる結果、圧電部品15
の特性悪化を招いてしまうという不都合が生じていた。
本発明は、このような不都合を解消しうる圧電共振子及
びこれを備えた圧電部品の提供を目的としている。
〈課題を解決するための手段〉 本発明に係る圧電共振子は、圧電基板上に形成された電
極を覆う樹脂層を形成するとともに、この樹脂層の表面
上に粉末状固形物を定着させたことを特徴とするもので
ある。
また、本発明に係る圧電部品は、圧電共振子と、その電
極部分の周囲に形成した空洞を介して前記圧電共振子を
覆う外装樹脂部とからなることを特徴とするものである
く作用〉 上記構成の圧電共振子によれば、その電極を覆う樹脂層
によって共振周波数の概略調整を行ったのち、この樹脂
層の表面上に定着させる粉末状固形物によって共振周波
数の最終的な調整を行うことになる。また、この粉末状
固形物によって樹脂層の表面が凹凸状となり、その濡れ
性が良くなる結果、加熱時に残った空洞形成剤は樹脂層
の表面上に薄く拡がって残存することになり、空洞形成
剤がまとまって樹脂層の表面上に残存することばなくな
る。
〈実施例〉 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明に係る圧電共振子の概略構成を示す外観
斜視図、第2図は圧電部品の概略構成を示す断面図であ
り、これらの図における符号1は圧電共振子、2は圧電
部品である。なお、これらの図で示す圧電共振子1及び
圧電部品2それぞれの構成は、前述した従来例に係る圧
電共振子10及び圧電部品15と基本的に異ならないの
で、第1図及び第2図において第3図及び第4図と互い
に同一もしくは相当する部品、部分には同一符号を付し
、ここでの詳しい説明は省略する。
圧電共振子lは、矩形平板状に形成された圧電基板11
を備えており、その表裏面それぞれには互いに対向し合
う一対の電極12が形成されている。そして、各電極1
2はエポキシ樹脂などからなる樹脂1ii13によって
覆われており、樹脂層13それぞれの表面上にはアルミ
ナ粉末などのような粉末状固形物3.・・・が定着され
ている。そこで、この樹脂j!13の表面は、定着され
た粉末状固形物3.・・・によって凹凸状となっている
。ところで、この樹脂層13はSRインクのような熱硬
化性材料や[J V (紫外線)硬化性材料などをスク
リーン印刷や吹きつけなどで薄く塗布したものであり、
未乾燥状態の樹脂層13の表面上に所定量の粉末状固形
物3.・・・をスプレー法などでふりかけたのちに樹脂
層13を乾燥させれば、この樹脂層13の表面上には粉
末状固形物3.・・・が容易に定着されることになる。
なお、このような粉末状固形物3、・・・とじては、化
学的に安定で、しがも、一定(約2以上)の比重を有す
るものでありさえすればよく、アルミナ粉末以外の他の
材料からなるものであっ−ζもよいことはいうまでもな
い。さらに、この粉末状固形物3.・・・を定着する際
には、圧電共振子lの共振周波数を測定しながら粉末状
固形物3.・・・を所要量だけふりかけるようにすれば
、圧電共振子lの共振周波数が容易に調整されることに
なる。
ところで、本発明の発明者がFMラジオの中間周波数1
0.7MHzで使用される圧電共振子1の共振周波数を
調整する際に応用したところ、従来の手法による共振周
波数のばらつきが50〜70KHzとなっていたにも拘
わらず、そのばらつきが20〜30KHz以内に縮小さ
れるという良好な結果が得られている。なお、この際の
粉末状固形物3.・・・とじては粒径が数μ曽〜数十μ
−とされたアルミナ粉末を用いたうえ、圧電共振子lの
共振周波数を測定しながら樹脂層13の表面上に粉末状
固形物3.・・・を定着したものである。
また、本発明に係る圧電部品2は、以上説明した圧電共
振子lと、その電極部分の周囲に形成した空洞16を介
して圧電共振子1を覆う外装樹脂部17とからなってお
り、空洞16は前述した従来例に係る圧電部品15と同
様の手順によって形成されている。ところが、この圧電
共振子1の樹脂1113の表面は、これに定着された粉
末状固形物3.・・・によって凹凸状となっており、そ
の濡れ性は従来例よりも向上している。そこで、この圧
電共振子lの電極部分の周囲に空洞形成剤(図示してい
ない)を塗布したうえ、加熱によって空洞形成剤を加熱
して外装樹脂部17の形成材料に吸収させると、吸収さ
れずに残った空洞形成剤は樹脂部13の表面上に薄く拡
がった状態で残存することになる。すなわち、この圧電
部品2においては、空洞形成剤が従来例のようにまとま
って残存しないので、残存した空洞形成剤によって振動
が阻害されることがなくなる。
なお、本発明の発明者が実験したところによれば、以上
説明したような手順で形成された空洞16を有する圧電
部品2における不良発生率は061%以下となっており
、従来例における0、5〜0.3%に比べて大幅に改善
されている。
〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明に係る圧電共振子において
は、圧電基板上に形成された電極を覆う樹脂層を形成す
るとともに、この樹脂層の表面上に粉末状固形物を定着
させているので、その電極を覆う樹脂層によって共振周
波数の概略調整を行ったのち、この樹脂層の表面上に定
着させる粉末状固形物によって共振周波数の最終的な調
整を行うことになる。そこで、この粉末状固形物の定着
量を調整すれば、圧電共振子における共振周波数が調整
できることになり、従来例の樹脂材料のみによる周波数
調整に比べてより精度の高い周波数調整を容易に行うこ
とができる。
また、本発明に係る圧電部品は、圧電共振子と、その電
極部分の周囲に形成した空洞を介して前記圧電共振子を
覆う外装樹脂部とからなっているので、圧電共振子の電
極を覆う樹脂層の表面が粉末状固形物によって凹凸状と
なり、その濡れ性が良くなる結果、加熱時に残った空洞
形成剤は樹脂層の表面上に薄く拡がって残存することに
なる。そのため、従来例のように、空洞形成剤がまとま
って樹脂層の表面上に残存することがなくなる結果、こ
の空洞形成剤の残存によって圧電共振子の振動が阻害さ
れることがなくなり、圧電部品の特性向上を図ることが
できるという効果が得られることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明に係り、第1図は圧電共振子
の概略構成を示す外観斜視図であり、第2図は圧電部品
の概略構成を示す断面図である。 また、第3図及び第4図は従来例に係り、第3図は圧電
共振子の概略構成を示す外観斜視図であり、第4図は圧
電部品の概略構成を示す断面図である。 図における符号1は圧電共振子、2は圧電部品、3は粉
末状固形物、11は圧電基板、12は電極、13は樹脂
層、16は空洞、17は外装樹脂部である。 なお、図中の同一符号は、互いに同一もしくは相当する
部品、部分を示している。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)圧電基板上に形成された電極を覆う樹脂層を形成
    するとともに、この樹脂層の表面上に粉末状固形物を定
    着させたことを特徴とする圧電共振子。
  2. (2)請求項1記載の圧電共振子と、その電極部分の周
    囲に形成した空洞を介して前記圧電共振子を覆う外装樹
    脂部とからなることを特徴とする圧電共振子を備えた圧
    電部品。
JP14587289A 1989-06-08 1989-06-08 圧電共振子及びこれを備えた圧電部品 Pending JPH0310504A (ja)

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JP14587289A JPH0310504A (ja) 1989-06-08 1989-06-08 圧電共振子及びこれを備えた圧電部品

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04131026U (ja) * 1991-05-20 1992-12-01 株式会社村田製作所 圧電振動部品

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH04131026U (ja) * 1991-05-20 1992-12-01 株式会社村田製作所 圧電振動部品

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