JPH03104984A - 炭素繊維束の電気メッキ方法 - Google Patents

炭素繊維束の電気メッキ方法

Info

Publication number
JPH03104984A
JPH03104984A JP1241749A JP24174989A JPH03104984A JP H03104984 A JPH03104984 A JP H03104984A JP 1241749 A JP1241749 A JP 1241749A JP 24174989 A JP24174989 A JP 24174989A JP H03104984 A JPH03104984 A JP H03104984A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fiber bundle
plating
current density
carbon fiber
cathode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1241749A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Kaneda
兼田 善弘
Ryosuke Wake
和氣 亮介
Ryoichi Yoshihara
良一 吉原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP1241749A priority Critical patent/JPH03104984A/ja
Publication of JPH03104984A publication Critical patent/JPH03104984A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electroplating Methods And Accessories (AREA)
  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、炭素繊維束の電気メッキ方法に関し、詳しく
は炭素m!!Ii東を高速に、かつ均一に金属メッキを
施す方法に関するものである.従来の技術 炭素繊維束に金属を被覆した金属被覆炭素繊維は、マト
リックスに熱硬化性樹脂、熱可塑性捌脂や金属を用いた
複合材料の強化材として用いたり、′¥!.磁波遮蔽材
として用いる等、種々の用途に適用されている. 炭素m雑束に連続的に金属を被覆する方法に電気メッキ
法がある.炭素繊維束は導電性はあっても電気抵抗がl
O−2〜lO−3Ω●cmと金属の10″aΩ●Cll
より大きく、しかも9〜12JLm程度の極細の単繊雑
が1 ,000〜12,000本程度集束されたもので
ある. そのため、炭素繊維束に電気メッキを行うにあたり、電
流密度を大きくしすぎると繊維束の電気抵抗により発熱
し,繊維が焼き切れたり、また繊維末の分散性が悪い場
合、炭素繊維束表面に形威されたメッキ皮膜が架橋し、
炭素繊維束内部へのメッキが困難になり、表面と内部で
のメッキ皮膜が均一な厚みのものを得ることができなく
なる.従って,均一な膜淳のメッキ皮膜を得るためには
、メッキ電流密度を極度に小さくする必要があり、その
ためメッキ速度が遅く,生産性に欠ける問題がある.そ
こで,炭素繊維のメッキ生産性の向上を図って種々の試
みがなされており、たとえば下記のものが挙げられる. (1)分繊などの機械的な工程で開繊してメッキを施す
方法(例えば特開昭48−18522) .(2)電極
反応で水素ガスを発生させることにより開繊してメッキ
を施す方法(特公昭49−35119) .(3)メッ
キ前処理としてメッキ槽中にwA極室を設置し,陽極室
内で炭素繊維束内から酸素ガスを発生させることにより
、炭素繊維束を開繊してからメッキを施す方法(特開昭
82−110975) .(4)炭素繊維束の走行路に
沿ってメッキ液を噴出することにより開繊してメッキを
施す方法(特公平1 −20283) . (5)多段で電気メッキを行うにあたり、後段ほど電流
量を少なくしてメッキ金属による炭素繊維束の架橋を防
止してメッキを施す方法(特開昭58−228195)
 , 発明がM決しようとする課題 以上説明した従来技術においては、多段でメッキする場
合においていずれも単繊維の切断があったり、2段目以
降の開繊が不十分であったり(前記(1)〜(3))、
メッキ槽の構造が複雑になり設備のメンテナンス性に欠
ける(前記(3)〜0))、炭素m!i束の発熱のため
流せる電流量に自ずと制限があり、高速製造には限度が
ある(前記(5))等、必ずしも生産性に優れたM.気
メッキ方法とは言えない. 本発明は、これらの問題点を解決し、炭素繊維束の単m
維に均一に金属を被覆し、製造設備のメンテナンスが容
易な、そして高速製造可能な生産性に優れた炭素繊維束
の電気メッキ方法を提供するものである. 課題を解決するための手段 本発明は、r炭素taIIi束に連続的に電気メッキを
行うにあたり、繊維束にかかる断面積あたりの張力(T
)を783/mm2≦T≦127g/mm2の範囲とし
、am束の開繊方法としてメッキ浴中でエアーパブリン
グを行いながら、m!I束の走行方向に設けた複数個の
陰極ロールの繊維束断面積あたりの電流密度(I)を1
番口の陰極ロールでは1.3A/ am2< I I<
 13A / am2.  2番目以降の陰極ロー)レ
ではI,<I,≦・・・≦In (Inはn番目の陰極
の″R.FL密度を表す.)と1番目の電流密度より高
電流密度の範囲になるように配分し、多段で高速電気メ
ッキを行うことをamとする炭素繊維束の電気メ−/キ
方法』である. 以下,本発明を詳細に説明する. 本発明では、m維束にかかる断面積あたりの張力(T)
を7687鵬厘2≦T≦127g/量1の範囲とし,メ
ッキ浴中でエアーバブリングを行いwi維束をメッキ浴
中で開繊させてメッキすることが必要である. 即ち,メッキ浴中での炭素am束の分散性を確保するた
めに、炭素繊維束にかかる張力を制御し、メッキ浴中で
炭素繊維を振動させて開繊しながらメッキしなければな
らない.炭素繊維束にかかる張力は各陰極ロールを駆動
させることにより制御できる.その方法については特に
限定するものではないが、各険極ロールをモーターによ
る駆動方法等がある. メッキ浴中での開繊方法は、メッキ槽の構造を複雑にせ
ず、設備メンテナンスを容易にするためにエアーバブリ
ングにし、エアー量は好ましくは1〜3IL/分にしな
ければならない.このようにメッキ浴中で炭素繊維束を
充分に開繊させることにより、度素繊維束表面でメッキ
金属が架橋することなく単繊雑毎に均一な厚膜のメッキ
皮膜を得ることができる. また、炭素ja#I束に多段で電気メッキを行うにあた
り、1番目の陰極ロールでは断面積あたり?.3 A 
/ IIW2< 1 1 < 13A / i++w2
の電流密度にすることも必要である.即ち、1.3A/
開2以下の電流密度では炭素繊維の単繊維表面の均一メ
ッキ性に劣り、また1番目の陰極の電流密度が13A 
/■麿2以上では炭素m維束が発熱し、ひどい場合には
断線してJ!l統メッキを行うことができないため、上
記範囲の電流量にしなければならない.さらに、このよ
うに1番目の陰極を通じてメッキされた炭素繊維束は,
炭素繊雑表面に薄く金属が被覆されて炭素繊維単独より
導電性が向上しているため,後段の陰極ではlffi目
の陰極の電流密度より大きな電流密度で通電しても、炭
素繊維束が発熱することなくメッキでき、かつ後段程メ
ッキ金属の析出量が多くなり、メッキ速度が速くなるた
め、高速製造が可能となり、生産性が飛躍的に向上する
. 一方、m誰束にかかる張力が127 g / am2よ
り大きく、又は繊維束をメッキ浴中で振動させない場合
は、炭素繊維束の開繊が不十分となり、炭素mm束表面
でメッキ金属が架橋し炭素m維束表面と内部でのメッキ
皮膜が均一性が著しく損なわれる. 又、繊維束にかかる張力が78g/+s口2より小さい
場合は、パブリング等によるメッキ液の振動により炭素
a雑束がシンクロールから外れてしま?、メッキ槽内を
走行できなくなる. さらに、特開昭59− 228195に述べられている
ような多段で′rl!気メッキするにあたり、全電流を
各々の陰極での電vi.ffiがIn−▲≧■。≧I1
+t(I■はn番目陰極の電流量)の範囲になるよう配
分する方法は、単mai毎に均一な膜厚のメッキ皮膜を
{!tることができるが、1番目の陰極に流せる電流量
に限度があり,かつ後段程電流量を少なくするので各陰
極での析出金属量は後段程少なくなるため、炭素繊維束
の走行速度に自ずと限度がある.本発明による電気メッ
キ方法は、通常の電気メッキが可能なXi. Cu, 
Zn, Sn, Cr. Cd. Pb. Au、Ag
等のメッキ、及びそれらの合金メッキ,多層メッキに使
用できる. 第1図は本発明方法に使用する装置の1例を示すJ!E
ll’!図である. 第1図で炭素繊雄束4は入り側第ID極ロール1aから
の通電により、メッキ浴5中の陽極2aで電気メッキが
行われ,次に第2陰極ロールlbからの通電により陽極
2bで電気メッキが行われる.ここで、各陽極において
メー,キ槽6の下部に設置したエアー配管7でエアーバ
ブリングすることにより、炭素ia.m束4をメッキ浴
5中で振動させ,かつ各防極ロールを駆動させて炭素繊
維束にかかる張力を制御している.これを繰り返しなが
ら炭素繊錐東4は電気メッキが行われ、出側陰極ロール
を通り、水洗,乾燥後aき取られる(なお、第1図の3
はシンクロールである.).第11j3極ロールでは炭
素繊維束そのものに通電するために抵抗が大きいので、
電流密度は13A/■2より小さくしなければならない
が、第2陰極ロール以降は炭素m雑束表面に金属が薄く
メッキされることにより抵抗が小さくなっており、かつ
パブリング等により炭素繊維束が充分に開繊しているの
で,前の険極ロールより電流密度を大きくすることがで
きる. このようにして繊維束にかかる張力(T)を76g/m
m2≦T≦1271/mm2の範囲とし、メッキ浴中で
エアーパブリングを行い繊維束をメッキ浴中で開繊しな
がら走行させ、l番目の陰極ロールでは!.3A/mm
2< I 1 <13A/mm2、2. 2番目以降の
陰極ロールではI,<I2≦・・・≦In (Inはn
番日の隘極の電流密度を表す)と1番目の電流密度より
高電流密度の範囲になるように配分し、多段で電気メッ
キを行うことにより、炭素am束表面でメッキ金属が架
橋することなく、単am毎に均一な膜厚のメッキ皮膜を
得ることができ、かつ生産性が飛躍的に向上する. 実施例 次に本発明を実施例および比較例により説明する. 直径10gmの単m維1,000 〜12,000本か
らなる炭素繊維束に、6{l1の陰極ロールを用いてl
O段階で連続的に次の処理条件でニッケルメッキを行っ
て、第1表に示した実施例1〜5を,次いで比較例l〜
4を作威し、ニッケル被覆状態を評価した結果を第1表
に示した.メッキ浴組成は硫酸ニッケル150g/l、
塩化アンモニウム15g/l.ホウ酸15g/Jlの普
通浴で、メッキ液のPHは6.0、温度は25℃である
. 第1表に示したように、実施例1〜5では1.1〜5.
O ml■inの高速で走行しても,単m!l毎のメッ
キytみのバラツキが小さく、炭素繊維束表面でのメッ
キ金属の架橋もないニッケルメッキ炭素繊維束が得られ
た. しかし、比較例lでは第1陰極ロールの電流密度が本発
明の範囲より高いため、炭素m維束の赤熱により断線し
、連続メッキを行えなかった.比較例2では炭素m#1
束にかかる張力が本発明の範囲より大きいため、又比較
例3ではメッキ液中でのパブリングを行っていないため
,単繊雑毎のメッキ厚みのバラツキが非常に大きく、さ
らに炭素繊維束表面でのメッキ金属の架橋も認められ、
炭素gA維束内部で全くメッキされていない単mwiも
あった. また、比較例4では単繊錐毎のメッキ厚みのバラツキが
小さく、炭素ta*束表面でのメッキ金属の架橋もない
ニッケルメッキ炭素繊維束が得られるが、各陰極ロール
の電流密度を第1陰極ロールと同じにしているため、走
行速度を0.2m/winと遅くしなければならず,生
産性に劣る. 発明の効果 以上詳しく説明したように、炭素m維束の張力を制御し
,かつメッキ浴中で開繊させながら、後段ほど高電流密
度でメッキすることにより、炭素mm束の走行速度が早
くても、炭素ja!11束表面でメッキ金属が架橋する
ことなく、単繊維毎に均一な膜厚の金属被覆炭素繊維束
が得られた.この発明により,金属被覆炭素繊維束の生
産性を格段に向上させることが可能となった.
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法に使用する装置の一例を示す概略図
である. 1●●●陰極ロール.1a●●●第1陰極ロール.1b
●●●第2陰極ロール、2●●◆陽極金属、2a●●●
第1陽極、2b・●●第2陽極、3●●●シンクロール
、4●●●炭素Im!i束、5●●●メッキ液、6●●
●メッキ槽、7●●●エアー配管.

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  炭素繊維束に連続的に電気メッキを行うにあたり、繊
    維束にかかる断面積あたりの張力(T)を76g/mm
    ^2≦T≦127g/mm^2の範囲とし、繊維束の開
    繊方法としてメッキ浴中でエアーパブリングを行いなが
    ら、繊維束の走行方向に設けた複数個の陰極ロールの繊
    維束断面積あたりの電流密度(I)を1番目の陰極ロー
    ルでは1.3A/mm^2<I_1<13A/mm^2
    、2番目以降の陰極ロールではI_1<I_2≦・・・
    ≦I_n(I_nはn番目の陰極の電流密度を表す。)
    と1番目の電流密度より高電流密度の範囲になるように
    配分し、多段で高速電気メッキを行うことを特徴とする
    炭素繊維束の電気メッキ方法。
JP1241749A 1989-09-20 1989-09-20 炭素繊維束の電気メッキ方法 Pending JPH03104984A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1241749A JPH03104984A (ja) 1989-09-20 1989-09-20 炭素繊維束の電気メッキ方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1241749A JPH03104984A (ja) 1989-09-20 1989-09-20 炭素繊維束の電気メッキ方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03104984A true JPH03104984A (ja) 1991-05-01

Family

ID=17078967

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1241749A Pending JPH03104984A (ja) 1989-09-20 1989-09-20 炭素繊維束の電気メッキ方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03104984A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005163197A (ja) * 2003-11-28 2005-06-23 Mitsubishi Rayon Co Ltd 金属被覆炭素繊維の製造方法
US7857758B2 (en) 2005-09-30 2010-12-28 Fujifilm Corporation Optical probe and optical tomography system
JP2017075424A (ja) * 2015-10-15 2017-04-20 ウラセ株式会社 導電糸及びその製造方法
JP2019151949A (ja) * 2018-03-02 2019-09-12 国立大学法人岐阜大学 炭素繊維、および炭素繊維の製造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005163197A (ja) * 2003-11-28 2005-06-23 Mitsubishi Rayon Co Ltd 金属被覆炭素繊維の製造方法
US7857758B2 (en) 2005-09-30 2010-12-28 Fujifilm Corporation Optical probe and optical tomography system
JP2017075424A (ja) * 2015-10-15 2017-04-20 ウラセ株式会社 導電糸及びその製造方法
JP2019151949A (ja) * 2018-03-02 2019-09-12 国立大学法人岐阜大学 炭素繊維、および炭素繊維の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2891309A (en) Electroplating on aluminum wire
HU208556B (en) Process and apparatjus for galvanizing copper-folia
US4852453A (en) Chaff comprising metal coated fibers
US5437748A (en) Process for patenting and brass plating steel wire
CN108218457B (zh) 一种含纳米增强体的SiCf/SiC复合材料的制备方法
FI104501B (fi) Langan pinnoitus
JPS62288634A (ja) ゴム物品補強用スチ−ルワイヤ−およびスチ−ルコ−ドの製造方法
JPH03104984A (ja) 炭素繊維束の電気メッキ方法
US4053976A (en) Method of making Nb3 Sn composite wires and cables
US8133358B2 (en) Method and apparatus for producing a metal wire coated with a layer of metal alloy
CN111041542A (zh) 具有复合电镀纳米碳金属膜的复合金属丝及其制备方法
JP3131680B2 (ja) 銅めっき線の製造方法
JPH11117051A (ja) 耐雷電線の製造方法
JPS59169723A (ja) 放電加工用電極ワイヤ
KR100203327B1 (ko) 리드프레임 제조방법
JPH0321672B2 (ja)
US4990226A (en) Electroplating wires with nickel at high-speed and a nickel fluoborate bath therefor
JP2822107B2 (ja) 疲労性の良好な亜鉛−アルミニウム合金めっき鉄鋼線状材及びその製造法
JP2637493B2 (ja) 金属繊維およびその製造方法
JPH05214587A (ja) 金属ストリップに電気めっき処理を施す方法
JPH0512462B2 (ja)
CN115787051A (zh) 一种钢丝绳生产加工用镀锌处理工艺
JPS581086A (ja) 炭素繊維束または布の金属メツキ方法
US20210002782A1 (en) Electroplated Bead Wire Having Excellent Oxidation Resistance
JPS60119269A (ja) 炭素繊維束の連続電気メツキ方法及びその装置