JPH03104984A - 炭素繊維束の電気メッキ方法 - Google Patents
炭素繊維束の電気メッキ方法Info
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- JPH03104984A JPH03104984A JP1241749A JP24174989A JPH03104984A JP H03104984 A JPH03104984 A JP H03104984A JP 1241749 A JP1241749 A JP 1241749A JP 24174989 A JP24174989 A JP 24174989A JP H03104984 A JPH03104984 A JP H03104984A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、炭素繊維束の電気メッキ方法に関し、詳しく
は炭素m!!Ii東を高速に、かつ均一に金属メッキを
施す方法に関するものである.従来の技術 炭素繊維束に金属を被覆した金属被覆炭素繊維は、マト
リックスに熱硬化性樹脂、熱可塑性捌脂や金属を用いた
複合材料の強化材として用いたり、′¥!.磁波遮蔽材
として用いる等、種々の用途に適用されている. 炭素m雑束に連続的に金属を被覆する方法に電気メッキ
法がある.炭素繊維束は導電性はあっても電気抵抗がl
O−2〜lO−3Ω●cmと金属の10″aΩ●Cll
より大きく、しかも9〜12JLm程度の極細の単繊雑
が1 ,000〜12,000本程度集束されたもので
ある. そのため、炭素繊維束に電気メッキを行うにあたり、電
流密度を大きくしすぎると繊維束の電気抵抗により発熱
し,繊維が焼き切れたり、また繊維末の分散性が悪い場
合、炭素繊維束表面に形威されたメッキ皮膜が架橋し、
炭素繊維束内部へのメッキが困難になり、表面と内部で
のメッキ皮膜が均一な厚みのものを得ることができなく
なる.従って,均一な膜淳のメッキ皮膜を得るためには
、メッキ電流密度を極度に小さくする必要があり、その
ためメッキ速度が遅く,生産性に欠ける問題がある.そ
こで,炭素繊維のメッキ生産性の向上を図って種々の試
みがなされており、たとえば下記のものが挙げられる. (1)分繊などの機械的な工程で開繊してメッキを施す
方法(例えば特開昭48−18522) .(2)電極
反応で水素ガスを発生させることにより開繊してメッキ
を施す方法(特公昭49−35119) .(3)メッ
キ前処理としてメッキ槽中にwA極室を設置し,陽極室
内で炭素繊維束内から酸素ガスを発生させることにより
、炭素繊維束を開繊してからメッキを施す方法(特開昭
82−110975) .(4)炭素繊維束の走行路に
沿ってメッキ液を噴出することにより開繊してメッキを
施す方法(特公平1 −20283) . (5)多段で電気メッキを行うにあたり、後段ほど電流
量を少なくしてメッキ金属による炭素繊維束の架橋を防
止してメッキを施す方法(特開昭58−228195)
, 発明がM決しようとする課題 以上説明した従来技術においては、多段でメッキする場
合においていずれも単繊維の切断があったり、2段目以
降の開繊が不十分であったり(前記(1)〜(3))、
メッキ槽の構造が複雑になり設備のメンテナンス性に欠
ける(前記(3)〜0))、炭素m!i束の発熱のため
流せる電流量に自ずと制限があり、高速製造には限度が
ある(前記(5))等、必ずしも生産性に優れたM.気
メッキ方法とは言えない. 本発明は、これらの問題点を解決し、炭素繊維束の単m
維に均一に金属を被覆し、製造設備のメンテナンスが容
易な、そして高速製造可能な生産性に優れた炭素繊維束
の電気メッキ方法を提供するものである. 課題を解決するための手段 本発明は、r炭素taIIi束に連続的に電気メッキを
行うにあたり、繊維束にかかる断面積あたりの張力(T
)を783/mm2≦T≦127g/mm2の範囲とし
、am束の開繊方法としてメッキ浴中でエアーパブリン
グを行いながら、m!I束の走行方向に設けた複数個の
陰極ロールの繊維束断面積あたりの電流密度(I)を1
番口の陰極ロールでは1.3A/ am2< I I<
13A / am2. 2番目以降の陰極ロー)レ
ではI,<I,≦・・・≦In (Inはn番目の陰極
の″R.FL密度を表す.)と1番目の電流密度より高
電流密度の範囲になるように配分し、多段で高速電気メ
ッキを行うことをamとする炭素繊維束の電気メ−/キ
方法』である. 以下,本発明を詳細に説明する. 本発明では、m維束にかかる断面積あたりの張力(T)
を7687鵬厘2≦T≦127g/量1の範囲とし,メ
ッキ浴中でエアーバブリングを行いwi維束をメッキ浴
中で開繊させてメッキすることが必要である. 即ち,メッキ浴中での炭素am束の分散性を確保するた
めに、炭素繊維束にかかる張力を制御し、メッキ浴中で
炭素繊維を振動させて開繊しながらメッキしなければな
らない.炭素繊維束にかかる張力は各陰極ロールを駆動
させることにより制御できる.その方法については特に
限定するものではないが、各険極ロールをモーターによ
る駆動方法等がある. メッキ浴中での開繊方法は、メッキ槽の構造を複雑にせ
ず、設備メンテナンスを容易にするためにエアーバブリ
ングにし、エアー量は好ましくは1〜3IL/分にしな
ければならない.このようにメッキ浴中で炭素繊維束を
充分に開繊させることにより、度素繊維束表面でメッキ
金属が架橋することなく単繊雑毎に均一な厚膜のメッキ
皮膜を得ることができる. また、炭素ja#I束に多段で電気メッキを行うにあた
り、1番目の陰極ロールでは断面積あたり?.3 A
/ IIW2< 1 1 < 13A / i++w2
の電流密度にすることも必要である.即ち、1.3A/
開2以下の電流密度では炭素繊維の単繊維表面の均一メ
ッキ性に劣り、また1番目の陰極の電流密度が13A
/■麿2以上では炭素m維束が発熱し、ひどい場合には
断線してJ!l統メッキを行うことができないため、上
記範囲の電流量にしなければならない.さらに、このよ
うに1番目の陰極を通じてメッキされた炭素繊維束は,
炭素繊雑表面に薄く金属が被覆されて炭素繊維単独より
導電性が向上しているため,後段の陰極ではlffi目
の陰極の電流密度より大きな電流密度で通電しても、炭
素繊維束が発熱することなくメッキでき、かつ後段程メ
ッキ金属の析出量が多くなり、メッキ速度が速くなるた
め、高速製造が可能となり、生産性が飛躍的に向上する
. 一方、m誰束にかかる張力が127 g / am2よ
り大きく、又は繊維束をメッキ浴中で振動させない場合
は、炭素繊維束の開繊が不十分となり、炭素mm束表面
でメッキ金属が架橋し炭素m維束表面と内部でのメッキ
皮膜が均一性が著しく損なわれる. 又、繊維束にかかる張力が78g/+s口2より小さい
場合は、パブリング等によるメッキ液の振動により炭素
a雑束がシンクロールから外れてしま?、メッキ槽内を
走行できなくなる. さらに、特開昭59− 228195に述べられている
ような多段で′rl!気メッキするにあたり、全電流を
各々の陰極での電vi.ffiがIn−▲≧■。≧I1
+t(I■はn番目陰極の電流量)の範囲になるよう配
分する方法は、単mai毎に均一な膜厚のメッキ皮膜を
{!tることができるが、1番目の陰極に流せる電流量
に限度があり,かつ後段程電流量を少なくするので各陰
極での析出金属量は後段程少なくなるため、炭素繊維束
の走行速度に自ずと限度がある.本発明による電気メッ
キ方法は、通常の電気メッキが可能なXi. Cu,
Zn, Sn, Cr. Cd. Pb. Au、Ag
等のメッキ、及びそれらの合金メッキ,多層メッキに使
用できる. 第1図は本発明方法に使用する装置の1例を示すJ!E
ll’!図である. 第1図で炭素繊雄束4は入り側第ID極ロール1aから
の通電により、メッキ浴5中の陽極2aで電気メッキが
行われ,次に第2陰極ロールlbからの通電により陽極
2bで電気メッキが行われる.ここで、各陽極において
メー,キ槽6の下部に設置したエアー配管7でエアーバ
ブリングすることにより、炭素ia.m束4をメッキ浴
5中で振動させ,かつ各防極ロールを駆動させて炭素繊
維束にかかる張力を制御している.これを繰り返しなが
ら炭素繊錐東4は電気メッキが行われ、出側陰極ロール
を通り、水洗,乾燥後aき取られる(なお、第1図の3
はシンクロールである.).第11j3極ロールでは炭
素繊維束そのものに通電するために抵抗が大きいので、
電流密度は13A/■2より小さくしなければならない
が、第2陰極ロール以降は炭素m雑束表面に金属が薄く
メッキされることにより抵抗が小さくなっており、かつ
パブリング等により炭素繊維束が充分に開繊しているの
で,前の険極ロールより電流密度を大きくすることがで
きる. このようにして繊維束にかかる張力(T)を76g/m
m2≦T≦1271/mm2の範囲とし、メッキ浴中で
エアーパブリングを行い繊維束をメッキ浴中で開繊しな
がら走行させ、l番目の陰極ロールでは!.3A/mm
2< I 1 <13A/mm2、2. 2番目以降の
陰極ロールではI,<I2≦・・・≦In (Inはn
番日の隘極の電流密度を表す)と1番目の電流密度より
高電流密度の範囲になるように配分し、多段で電気メッ
キを行うことにより、炭素am束表面でメッキ金属が架
橋することなく、単am毎に均一な膜厚のメッキ皮膜を
得ることができ、かつ生産性が飛躍的に向上する. 実施例 次に本発明を実施例および比較例により説明する. 直径10gmの単m維1,000 〜12,000本か
らなる炭素繊維束に、6{l1の陰極ロールを用いてl
O段階で連続的に次の処理条件でニッケルメッキを行っ
て、第1表に示した実施例1〜5を,次いで比較例l〜
4を作威し、ニッケル被覆状態を評価した結果を第1表
に示した.メッキ浴組成は硫酸ニッケル150g/l、
塩化アンモニウム15g/l.ホウ酸15g/Jlの普
通浴で、メッキ液のPHは6.0、温度は25℃である
. 第1表に示したように、実施例1〜5では1.1〜5.
O ml■inの高速で走行しても,単m!l毎のメッ
キytみのバラツキが小さく、炭素繊維束表面でのメッ
キ金属の架橋もないニッケルメッキ炭素繊維束が得られ
た. しかし、比較例lでは第1陰極ロールの電流密度が本発
明の範囲より高いため、炭素m維束の赤熱により断線し
、連続メッキを行えなかった.比較例2では炭素m#1
束にかかる張力が本発明の範囲より大きいため、又比較
例3ではメッキ液中でのパブリングを行っていないため
,単繊雑毎のメッキ厚みのバラツキが非常に大きく、さ
らに炭素繊維束表面でのメッキ金属の架橋も認められ、
炭素gA維束内部で全くメッキされていない単mwiも
あった. また、比較例4では単繊錐毎のメッキ厚みのバラツキが
小さく、炭素ta*束表面でのメッキ金属の架橋もない
ニッケルメッキ炭素繊維束が得られるが、各陰極ロール
の電流密度を第1陰極ロールと同じにしているため、走
行速度を0.2m/winと遅くしなければならず,生
産性に劣る. 発明の効果 以上詳しく説明したように、炭素m維束の張力を制御し
,かつメッキ浴中で開繊させながら、後段ほど高電流密
度でメッキすることにより、炭素mm束の走行速度が早
くても、炭素ja!11束表面でメッキ金属が架橋する
ことなく、単繊維毎に均一な膜厚の金属被覆炭素繊維束
が得られた.この発明により,金属被覆炭素繊維束の生
産性を格段に向上させることが可能となった.
は炭素m!!Ii東を高速に、かつ均一に金属メッキを
施す方法に関するものである.従来の技術 炭素繊維束に金属を被覆した金属被覆炭素繊維は、マト
リックスに熱硬化性樹脂、熱可塑性捌脂や金属を用いた
複合材料の強化材として用いたり、′¥!.磁波遮蔽材
として用いる等、種々の用途に適用されている. 炭素m雑束に連続的に金属を被覆する方法に電気メッキ
法がある.炭素繊維束は導電性はあっても電気抵抗がl
O−2〜lO−3Ω●cmと金属の10″aΩ●Cll
より大きく、しかも9〜12JLm程度の極細の単繊雑
が1 ,000〜12,000本程度集束されたもので
ある. そのため、炭素繊維束に電気メッキを行うにあたり、電
流密度を大きくしすぎると繊維束の電気抵抗により発熱
し,繊維が焼き切れたり、また繊維末の分散性が悪い場
合、炭素繊維束表面に形威されたメッキ皮膜が架橋し、
炭素繊維束内部へのメッキが困難になり、表面と内部で
のメッキ皮膜が均一な厚みのものを得ることができなく
なる.従って,均一な膜淳のメッキ皮膜を得るためには
、メッキ電流密度を極度に小さくする必要があり、その
ためメッキ速度が遅く,生産性に欠ける問題がある.そ
こで,炭素繊維のメッキ生産性の向上を図って種々の試
みがなされており、たとえば下記のものが挙げられる. (1)分繊などの機械的な工程で開繊してメッキを施す
方法(例えば特開昭48−18522) .(2)電極
反応で水素ガスを発生させることにより開繊してメッキ
を施す方法(特公昭49−35119) .(3)メッ
キ前処理としてメッキ槽中にwA極室を設置し,陽極室
内で炭素繊維束内から酸素ガスを発生させることにより
、炭素繊維束を開繊してからメッキを施す方法(特開昭
82−110975) .(4)炭素繊維束の走行路に
沿ってメッキ液を噴出することにより開繊してメッキを
施す方法(特公平1 −20283) . (5)多段で電気メッキを行うにあたり、後段ほど電流
量を少なくしてメッキ金属による炭素繊維束の架橋を防
止してメッキを施す方法(特開昭58−228195)
, 発明がM決しようとする課題 以上説明した従来技術においては、多段でメッキする場
合においていずれも単繊維の切断があったり、2段目以
降の開繊が不十分であったり(前記(1)〜(3))、
メッキ槽の構造が複雑になり設備のメンテナンス性に欠
ける(前記(3)〜0))、炭素m!i束の発熱のため
流せる電流量に自ずと制限があり、高速製造には限度が
ある(前記(5))等、必ずしも生産性に優れたM.気
メッキ方法とは言えない. 本発明は、これらの問題点を解決し、炭素繊維束の単m
維に均一に金属を被覆し、製造設備のメンテナンスが容
易な、そして高速製造可能な生産性に優れた炭素繊維束
の電気メッキ方法を提供するものである. 課題を解決するための手段 本発明は、r炭素taIIi束に連続的に電気メッキを
行うにあたり、繊維束にかかる断面積あたりの張力(T
)を783/mm2≦T≦127g/mm2の範囲とし
、am束の開繊方法としてメッキ浴中でエアーパブリン
グを行いながら、m!I束の走行方向に設けた複数個の
陰極ロールの繊維束断面積あたりの電流密度(I)を1
番口の陰極ロールでは1.3A/ am2< I I<
13A / am2. 2番目以降の陰極ロー)レ
ではI,<I,≦・・・≦In (Inはn番目の陰極
の″R.FL密度を表す.)と1番目の電流密度より高
電流密度の範囲になるように配分し、多段で高速電気メ
ッキを行うことをamとする炭素繊維束の電気メ−/キ
方法』である. 以下,本発明を詳細に説明する. 本発明では、m維束にかかる断面積あたりの張力(T)
を7687鵬厘2≦T≦127g/量1の範囲とし,メ
ッキ浴中でエアーバブリングを行いwi維束をメッキ浴
中で開繊させてメッキすることが必要である. 即ち,メッキ浴中での炭素am束の分散性を確保するた
めに、炭素繊維束にかかる張力を制御し、メッキ浴中で
炭素繊維を振動させて開繊しながらメッキしなければな
らない.炭素繊維束にかかる張力は各陰極ロールを駆動
させることにより制御できる.その方法については特に
限定するものではないが、各険極ロールをモーターによ
る駆動方法等がある. メッキ浴中での開繊方法は、メッキ槽の構造を複雑にせ
ず、設備メンテナンスを容易にするためにエアーバブリ
ングにし、エアー量は好ましくは1〜3IL/分にしな
ければならない.このようにメッキ浴中で炭素繊維束を
充分に開繊させることにより、度素繊維束表面でメッキ
金属が架橋することなく単繊雑毎に均一な厚膜のメッキ
皮膜を得ることができる. また、炭素ja#I束に多段で電気メッキを行うにあた
り、1番目の陰極ロールでは断面積あたり?.3 A
/ IIW2< 1 1 < 13A / i++w2
の電流密度にすることも必要である.即ち、1.3A/
開2以下の電流密度では炭素繊維の単繊維表面の均一メ
ッキ性に劣り、また1番目の陰極の電流密度が13A
/■麿2以上では炭素m維束が発熱し、ひどい場合には
断線してJ!l統メッキを行うことができないため、上
記範囲の電流量にしなければならない.さらに、このよ
うに1番目の陰極を通じてメッキされた炭素繊維束は,
炭素繊雑表面に薄く金属が被覆されて炭素繊維単独より
導電性が向上しているため,後段の陰極ではlffi目
の陰極の電流密度より大きな電流密度で通電しても、炭
素繊維束が発熱することなくメッキでき、かつ後段程メ
ッキ金属の析出量が多くなり、メッキ速度が速くなるた
め、高速製造が可能となり、生産性が飛躍的に向上する
. 一方、m誰束にかかる張力が127 g / am2よ
り大きく、又は繊維束をメッキ浴中で振動させない場合
は、炭素繊維束の開繊が不十分となり、炭素mm束表面
でメッキ金属が架橋し炭素m維束表面と内部でのメッキ
皮膜が均一性が著しく損なわれる. 又、繊維束にかかる張力が78g/+s口2より小さい
場合は、パブリング等によるメッキ液の振動により炭素
a雑束がシンクロールから外れてしま?、メッキ槽内を
走行できなくなる. さらに、特開昭59− 228195に述べられている
ような多段で′rl!気メッキするにあたり、全電流を
各々の陰極での電vi.ffiがIn−▲≧■。≧I1
+t(I■はn番目陰極の電流量)の範囲になるよう配
分する方法は、単mai毎に均一な膜厚のメッキ皮膜を
{!tることができるが、1番目の陰極に流せる電流量
に限度があり,かつ後段程電流量を少なくするので各陰
極での析出金属量は後段程少なくなるため、炭素繊維束
の走行速度に自ずと限度がある.本発明による電気メッ
キ方法は、通常の電気メッキが可能なXi. Cu,
Zn, Sn, Cr. Cd. Pb. Au、Ag
等のメッキ、及びそれらの合金メッキ,多層メッキに使
用できる. 第1図は本発明方法に使用する装置の1例を示すJ!E
ll’!図である. 第1図で炭素繊雄束4は入り側第ID極ロール1aから
の通電により、メッキ浴5中の陽極2aで電気メッキが
行われ,次に第2陰極ロールlbからの通電により陽極
2bで電気メッキが行われる.ここで、各陽極において
メー,キ槽6の下部に設置したエアー配管7でエアーバ
ブリングすることにより、炭素ia.m束4をメッキ浴
5中で振動させ,かつ各防極ロールを駆動させて炭素繊
維束にかかる張力を制御している.これを繰り返しなが
ら炭素繊錐東4は電気メッキが行われ、出側陰極ロール
を通り、水洗,乾燥後aき取られる(なお、第1図の3
はシンクロールである.).第11j3極ロールでは炭
素繊維束そのものに通電するために抵抗が大きいので、
電流密度は13A/■2より小さくしなければならない
が、第2陰極ロール以降は炭素m雑束表面に金属が薄く
メッキされることにより抵抗が小さくなっており、かつ
パブリング等により炭素繊維束が充分に開繊しているの
で,前の険極ロールより電流密度を大きくすることがで
きる. このようにして繊維束にかかる張力(T)を76g/m
m2≦T≦1271/mm2の範囲とし、メッキ浴中で
エアーパブリングを行い繊維束をメッキ浴中で開繊しな
がら走行させ、l番目の陰極ロールでは!.3A/mm
2< I 1 <13A/mm2、2. 2番目以降の
陰極ロールではI,<I2≦・・・≦In (Inはn
番日の隘極の電流密度を表す)と1番目の電流密度より
高電流密度の範囲になるように配分し、多段で電気メッ
キを行うことにより、炭素am束表面でメッキ金属が架
橋することなく、単am毎に均一な膜厚のメッキ皮膜を
得ることができ、かつ生産性が飛躍的に向上する. 実施例 次に本発明を実施例および比較例により説明する. 直径10gmの単m維1,000 〜12,000本か
らなる炭素繊維束に、6{l1の陰極ロールを用いてl
O段階で連続的に次の処理条件でニッケルメッキを行っ
て、第1表に示した実施例1〜5を,次いで比較例l〜
4を作威し、ニッケル被覆状態を評価した結果を第1表
に示した.メッキ浴組成は硫酸ニッケル150g/l、
塩化アンモニウム15g/l.ホウ酸15g/Jlの普
通浴で、メッキ液のPHは6.0、温度は25℃である
. 第1表に示したように、実施例1〜5では1.1〜5.
O ml■inの高速で走行しても,単m!l毎のメッ
キytみのバラツキが小さく、炭素繊維束表面でのメッ
キ金属の架橋もないニッケルメッキ炭素繊維束が得られ
た. しかし、比較例lでは第1陰極ロールの電流密度が本発
明の範囲より高いため、炭素m維束の赤熱により断線し
、連続メッキを行えなかった.比較例2では炭素m#1
束にかかる張力が本発明の範囲より大きいため、又比較
例3ではメッキ液中でのパブリングを行っていないため
,単繊雑毎のメッキ厚みのバラツキが非常に大きく、さ
らに炭素繊維束表面でのメッキ金属の架橋も認められ、
炭素gA維束内部で全くメッキされていない単mwiも
あった. また、比較例4では単繊錐毎のメッキ厚みのバラツキが
小さく、炭素ta*束表面でのメッキ金属の架橋もない
ニッケルメッキ炭素繊維束が得られるが、各陰極ロール
の電流密度を第1陰極ロールと同じにしているため、走
行速度を0.2m/winと遅くしなければならず,生
産性に劣る. 発明の効果 以上詳しく説明したように、炭素m維束の張力を制御し
,かつメッキ浴中で開繊させながら、後段ほど高電流密
度でメッキすることにより、炭素mm束の走行速度が早
くても、炭素ja!11束表面でメッキ金属が架橋する
ことなく、単繊維毎に均一な膜厚の金属被覆炭素繊維束
が得られた.この発明により,金属被覆炭素繊維束の生
産性を格段に向上させることが可能となった.
第1図は本発明方法に使用する装置の一例を示す概略図
である. 1●●●陰極ロール.1a●●●第1陰極ロール.1b
●●●第2陰極ロール、2●●◆陽極金属、2a●●●
第1陽極、2b・●●第2陽極、3●●●シンクロール
、4●●●炭素Im!i束、5●●●メッキ液、6●●
●メッキ槽、7●●●エアー配管.
である. 1●●●陰極ロール.1a●●●第1陰極ロール.1b
●●●第2陰極ロール、2●●◆陽極金属、2a●●●
第1陽極、2b・●●第2陽極、3●●●シンクロール
、4●●●炭素Im!i束、5●●●メッキ液、6●●
●メッキ槽、7●●●エアー配管.
Claims (1)
- 炭素繊維束に連続的に電気メッキを行うにあたり、繊
維束にかかる断面積あたりの張力(T)を76g/mm
^2≦T≦127g/mm^2の範囲とし、繊維束の開
繊方法としてメッキ浴中でエアーパブリングを行いなが
ら、繊維束の走行方向に設けた複数個の陰極ロールの繊
維束断面積あたりの電流密度(I)を1番目の陰極ロー
ルでは1.3A/mm^2<I_1<13A/mm^2
、2番目以降の陰極ロールではI_1<I_2≦・・・
≦I_n(I_nはn番目の陰極の電流密度を表す。)
と1番目の電流密度より高電流密度の範囲になるように
配分し、多段で高速電気メッキを行うことを特徴とする
炭素繊維束の電気メッキ方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1241749A JPH03104984A (ja) | 1989-09-20 | 1989-09-20 | 炭素繊維束の電気メッキ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1241749A JPH03104984A (ja) | 1989-09-20 | 1989-09-20 | 炭素繊維束の電気メッキ方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03104984A true JPH03104984A (ja) | 1991-05-01 |
Family
ID=17078967
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1241749A Pending JPH03104984A (ja) | 1989-09-20 | 1989-09-20 | 炭素繊維束の電気メッキ方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03104984A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005163197A (ja) * | 2003-11-28 | 2005-06-23 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 金属被覆炭素繊維の製造方法 |
US7857758B2 (en) | 2005-09-30 | 2010-12-28 | Fujifilm Corporation | Optical probe and optical tomography system |
JP2017075424A (ja) * | 2015-10-15 | 2017-04-20 | ウラセ株式会社 | 導電糸及びその製造方法 |
JP2019151949A (ja) * | 2018-03-02 | 2019-09-12 | 国立大学法人岐阜大学 | 炭素繊維、および炭素繊維の製造方法 |
-
1989
- 1989-09-20 JP JP1241749A patent/JPH03104984A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005163197A (ja) * | 2003-11-28 | 2005-06-23 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 金属被覆炭素繊維の製造方法 |
US7857758B2 (en) | 2005-09-30 | 2010-12-28 | Fujifilm Corporation | Optical probe and optical tomography system |
JP2017075424A (ja) * | 2015-10-15 | 2017-04-20 | ウラセ株式会社 | 導電糸及びその製造方法 |
JP2019151949A (ja) * | 2018-03-02 | 2019-09-12 | 国立大学法人岐阜大学 | 炭素繊維、および炭素繊維の製造方法 |
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