JPH03104939A - ダブルツイスタの巻取方法及び巻取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、糸巻取時の繞振り（トラバース）方式を綾振
りドラム方式とし、かつその巻取工程で生じるリボンを
防止できるようにしたダブルツイスタの巻取方法及び巻
取装置に関する，［従来の技術］ ダブルツイスタの巻取部は、一般に第３図に示すように
フィードローラ８によって供給される糸Ｙをフリクショ
ンローラ９によって回転されるパヅテージ２に巻取るよ
うに構成されると共に、その巻取時に図示しないカム機
桶により軸２０を介して往復駆動されるトラバーサ２１
により糸Ｙを綾振りするようになっている．このカムト
ラバース方式によれば、巻取速度を一定に維持した状態
で綾振り速度を変えることができるので、撚むらが発生
しないばかりでなく、リボン（パッゲージの糸層表面に
同一軌跡で糸が巻取られることにより生じる膨み）を崩
してその発達を容易に防止することができる。

しかし、上記方式においては、トラバース機梢が複電で
あり、また糸速度を増大できないので、高速の糸速度が
要求されるいわゆる廿撚の生産が難しい。

このなめ、本出願人は第４図に示すように外周に核振つ
清１４が形成された稜振りドラム１５によりバッゲージ
２を回転するようにした核振りドラム方式の巻取装置を
先に提案した，この方式によれば、上記トラバースｆｉ
横と異なり、柑造が簡単で、音が静かであり、糸速度を
増大でき、甘撚の生産が可能となる。

［発明が解決しようとする課Ｉｆｆ］ しかし、上記巻取装置においては、巻取と綾振りを一つ
の回転ドラムで行うので、リボン崩しができない欠点が
ある。なお、加撚を行わずに単に巻返すた′けのワイン
ダ等においては、回転ドラムの速度を変えてパッケージ
にスリップを生じさせることによりリボン崩しができる
が、ダブルツイスタではこれをやると、糸速か変わり、
撚むらが生じる問題がある， そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、甘撚の生
産ができると共に、糸速を変えないでリボン崩しを容易
に行うことができるダブルツイスタの巻取方法及び巻取
装置を提供することにある。

［課題を解決するための手段コ 上記目的を達成するために、第１の発明は、パッケージ
を回転するフリクションローラと糸を綾振りさせる核振
り溝を有する綾振りドラムとを独立させ、フリクション
ローラを一定速度で回転させると共に、綾振りドラムの
回転速度を可変させて加熱部から供給される糸を綾振り
させつつバンゲージに巻取るようにしたことである。

また、第２の発明は、加熱部から供給される糸をパッケ
ージに巻収らせるべくパッケージを回転させるフリクシ
ョンローラの手前に、糸を綾振りさせる核振り溝を有す
る綾振りドラムをフリクションローラと独立して回転駆
動自在に設けたものである。

［作用］ 加熱部より供給される糸は、回転する綾振りドラムの絞
振り講に規制されて綾振りされつつ、フリクションロー
ラにより回転駆動されるバッゲージに巻収らｊ′Ｌる。

核振りドラムを採用しているため、カムトラバース方式
と異なり、トラバース機横が簡素化し、また廿撚の生産
が可能となる。

特に、フリクションローラと綾振りドラムが独立してい
るため、フリクションローラに対して綾振りドラムの回
転速度を独立して任意に変化させることが可能となる。

従って、フリクションローラの回転速度を一定にして核
振りドラムの回転速度を変化させると、核角が変化し、
糸かパッゲージ上に同一軌跡で巻取られなくなり、リボ
ン崩しの状態となり、リボンの発生を防止することがで
きる。

また、フリクションローラの回転速度を変えないため撚
むらが発生しない。

［実施例］ 以下、木・発明の一実施例を添付図面に基づいて詳述す
る。

第１図において、ｌはダブルツイスタの加熱部で、加熱
部１の上方には加撚された糸Ｙをパッケージ２に巻取る
巻取部３が形或されている。加熱部１は支持固定された
パッゲージ４から糸を引出しつつその軸孔に通し、スピ
ンドル５から径方向に送り出すことにより二重撚を加え
るようになっている．加燃された糸Ｙはバルーンガイド
６、ヤーンガイド７及びフィードローラ８を経て巻取部
３のパッケージ２に供給される．なお、フイードローラ
８の位置には、フイードローラ８の代わりにガイドロー
ラを配置するようにしてもよい。

フィードローラ８の斜め上方にはバッゲージ２を接触回
転させるためのフリクションローラ９が配置され、パッ
ケージ２は俯仰自在に枢支されたクレ一ドルアーム１０
に回転自在に支持され、フリクションローラ９の上面に
押圧接触されて回転駆動されるようになっている。この
場合、パッケージ２はその下面から糸Ｙを引込むように
回転駆動される．なお、ダブルツイスタは加熱部１と巻
取部３とからなるユニットを多数並設してなり、加熱部
ｌのスピンドル５は共通の無端ベルト１１によって回転
駆動され、フィードローラ８及びフリクションローラ９
は共通の駆動軸１２．１３にそれぞれ取付けられている
， そして、フリクションローラ９の手前には、フィードロ
ーラ８からパッケージ２に供給される糸Ｙをバッゲージ
２の軸方向に繞振りさせるための周面に核振り講１４を
有する綾振りドラム１５がフリクションローラ９と平行
に、かつフリクションローラつと独立して回転駆動自在
に配設されている，この場合、核振りドラム１５はフリ
クションローラ９にできるだけ接近して配置することが
好ましく、このためにはフリクションローラ９及ひ紋振
りドラム１５の径を小さくする方がよい。

糸ＹはＦ２ｍりドラム１５の上測を通るようにしてその
紋振つ涌ｌ４に嵌まっている。また、核振りドラム１５
はパンゲージ２の径が増大してもパッケージ２と接触し
ないように配置されている。

絞振りドラム１５はパッゲージ２と接触しないので、表
面硬化処理（メッキ、アルマイト、チッ化等）を施す必
要がない．綾振りドラム１５の駆動軸■６は駆動軸１２
．１３と同様、並設されたユニ／トに共通のものであっ
てもよいが、ユニット毎に独立して駆動されるものであ
ってもよい。

次に実施例の作用及び巻取方法を説明ずる。

加熱部１から加撚されつつバルーンガイド６及びヤーン
ガイド７を経てフィードローラ８に至った糸は、このフ
ィード口ーラ８から綾振りドラム■５を経てフリクショ
ンローラ９により回転されているパッゲージ２に供給さ
れて巻取られる。

フリクションローラ９と綾振りドラム１５か独立してい
るため、フリクションローラ９及び核振りドラム１５を
独立して任意の速度で回転させることが可能となる． そこで、フリクションローラ９を一定速度で回転させる
と共に、綾振りドラム１５の回転速度を可変させる。核
振りドラム１５の回転速度を変化させる方法としては、
核振りドラム１５の駆動源をＯＮ，ＯＦＦする方法、イ
ンバータ制御により駆動源の回転速度を変化させる方法
等がある。例えば、綾振りドラム１５の回転数が毎分１
０００回転に設定されている場合には、その略１０％減
の範囲で、すなわち毎分９００回転と１０００回転との
間で周期的に回転数を変化させるようにしてもよい。

綾振りドラム１５の回転速度を変化させると、綾振り速
度が変化して、パッケージ上に巻取られる糸の綾角が変
化するため、糸がパッゲージ上に同一軌跡で巻取られな
くなる．従って、リボン崩しの状態となり、リボンの発
生を防止することができる． また、フリクションローラ９の回転速度を変えないため
撚むらが発生しない．更に、綾振りドラム１５を採用し
ているため、カムトラバース方式と異なり、トラバース
ｔｌ！構が簡素化し、また甘撚の生産が可能となる． 〔発明の効果］ 以上要するに本発明によれば、綾振りドラム方式を採用
しているため、甘撚の生産が可能であるばかりでなく、
フリクションローラの回転速度を一定にして綾振りドラ
ムの回転速度を変化させることにより、リボン崩しを容
易に行うことかでき、しかも撚むらが生じることがない
．

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を適用したダブルツイスタの測面図、第
２図は第１図の要部平面図、第３図及び第４図は従来の
ダブルツイスタの巻取部をそれぞれ示す正面図である。 図中、１は加熱部、２はパンゲージ、９はフリクション
ローラ、１４は核振り溝、１５は核振りドラムである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、パッケージを回転するフリクションローラと糸を綾
   振りさせる綾振り溝を有する綾振りドラムとを独立させ
   、フリクションローラを一定速度で回転させると共に、
   綾振りドラムの回転速度を可変させて加熱部から供給さ
   れる糸を綾振りさせつつパッケージに巻取るようにした
   ことを特徴とするダブルツイスタの巻取方法。 ２、加熱部から供給される糸をパッケージに巻取らせる
   べくパッケージを回転させるフリクションローラの手前
   に、糸を綾振りさせる綾振り溝を有する綾振りドラムを
   フリクションローラと独立して回転駆動自在に設けたこ
   とを特徴とするダブルツイスタの巻取装置。