JPH03104882A - 印刷下地適性に優れたdi缶用表面処理鋼板 - Google Patents

印刷下地適性に優れたdi缶用表面処理鋼板

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JPH03104882A
JPH03104882A JP1240381A JP24038189A JPH03104882A JP H03104882 A JPH03104882 A JP H03104882A JP 1240381 A JP1240381 A JP 1240381A JP 24038189 A JP24038189 A JP 24038189A JP H03104882 A JPH03104882 A JP H03104882A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
steel sheet
printing substrate
plating layer
treated steel
Prior art date
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Pending
Application number
JP1240381A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Morita
順一 森田
Mitsuo Yoshida
光男 吉田
Ryosuke Wake
和気 亮介
Koji Tanimura
谷村 宏治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Publication of JPH03104882A publication Critical patent/JPH03104882A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、DI加工後缶外面の印刷下地適性に優れたD
I缶用表面処理鋼板に関するものである。
(従来の技術) 2ピース缶には大別して、絞り(Drawing)加工
後、しごき(Ironing)加工することにより缶胴
および缶底を一体或形するDI缶と、絞り加工のみによ
り缶胴および缶底を一体威形するDrD缶(もしくはD
r缶)とがあり、表面処理鋼板はこれらの用途に賞用さ
れている。このうちDI缶は、缶胴戒形加工時にダイス
と鋼板表面とが擦過されること、および加工に伴う材料
の変形により、鋼板表面のめっき層は相当の損傷を受け
る。従来、DI缶用にはSnめっき鋼板すなわち、ぶり
きが賞用されてきたが、その理由は主としてSnの加工
潤滑性にある。すなわち加工時にダイスと鋼板の潤滑不
足による疵発生、鋼板の割れ等のトラブルを回避するた
めにSnの潤滑性が重要な意味をもっている.しかし上
述したように、加工によるめっき層の損傷は避けられず
、加工後にはSnめっき層は、その連続性を失って素地
鉄が露出している。
一方、DI缶は店頭での展示効果を高めるために、色と
りどりの印刷を施されるのが一般的で、加工後、これら
の種々の印刷を鮮やかに浮きだたせるような下地を有す
る必要があり、種々の色を鮮やかに浮きだたせるために
は、下地は明るくなければならない.言い換えれば、下
地による光の吸収は極力抑制しなければならない。DI
缶に用いられているぶりきの場合、加工時の潤滑性には
優れるが、加工後のSnめっき層均一被覆性には劣り、
鉄の露出が大きい。
本発明者らの研究によると、表1に示すように印刷下地
としての鉄とSnの明るさを比較した場合、鉄のそれが
大きく劣ることが判った。したがって、加工後の鉄露出
を極力抑制することが印刷下地適性を向上させる近道で
あるが、めっき層としてSnを用いている限り、その潤
滑性ゆえにダイスとの擦過時に容易に調板表面上を移動
して、鉄露出を発現するのである。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、このようなぶりきのもつ欠点を有利に解決す
るためになされたものである。
(課題を解決するための手段) 本発明の要旨とするところは、下記のとおりである。
(1)  鋼板の少なくとも片面に、下層のZnめっき
層、その上層にSnめっき層を有する印刷下地適性に優
れたDI缶用表面処理鋼板. (2)調帯の少なくとも片面に、下層に1〜20g/r
dのZnめっき層、その上層に0.5 〜5g/m2の
Snめっき層を有する印刷下地適性に優れたDI缶用表
面処理鋼板。
本発明者らの研究によると、表1に示すように印刷下地
としての明るさにおいてZnはほぼSnと同等の性能を
示すことが判った。
表1 一方、ZnはSnほどの加工潤滑性を有していないため
、それ単独のめっきでは連続DI製缶できないが、反面
加工後のめっき層均一性には優れており、鉄露出抑制に
は有効である.したがって、加工後の鉄露出を抑制しつ
つ連続DI製缶適性を付与するために、Znめっき層を
下層とし、その上層にSnめっき層を配することが、極
めて有効な手段であると言える。
下層のZnめっき量は、l〜20g/rrlが適当であ
り、Ig/nf未満であると加工後の鉄露出抑制が十分
でなく、20g/rd超では鉄露出抑制効果が飽和して
経済的な損失が大きくなり不利である。
上層のSnめっき量は、0.5〜5g/gが適当であり
、0.5g/rtf未満であると加工潤滑性が不十分で
連続DI製缶時にダイスへの疵入り等の問題を生ずるお
それがあり、5g/m2超では潤滑効果が飽和して経済
的損失が大きくなって不利である.本発明が開示してい
る、下層のZnめっき層、その上層のSnめっき層から
なるめっき層構或は、上述した理由により、少なくとも
DI加工後の缶外面側になる鋼板面に必要である。他面
、すなわちDI加工後の缶内面側に相当する面には、必
ずしも必要でないが、製造上の理由等により、該めっき
層構戒を付与した方が有利な場合は特応支障はない。
また、Snめっき層の上層に施すクロメート層について
は、めっき後の経時によるSnの酸化を防止する意味で
有用である.クロメート方法は、従来ぶりきに用いられ
ている方法、たとえば重クロム酸溶液への浸漬処理等で
よい。
また、本発明においてZnめっき層は、下層である必要
がある.Snめっき層が下層でZnめっき層が上層であ
ると、加工時にSnが潤滑性を発揮してダイスとの擦過
により鋼板表面上を移動するに際し、その上層のZnも
Snとともに移動してしまうため、加工後の鉄露出抑制
が不十分となるからである。
本発明の主たる目的は、印刷下地適性に優れたDI缶用
表面処理鋼板を提供することにあるが、該鋼板は同時に
耐さび性能にも優れている。すなわち、Znめっき層が
犠牲防食作用により素地鉄のさび発生を抑制するのであ
る,DI缶は基本的には外面塗装印刷されるが、缶底部
分には高度の塗装技術を必要とし完全には塗膜で被覆し
きれない場合があり、また塗装が完全でも流通過程での
擦過により塗膜が損傷を受ける場合もある。このような
場合、鋼板上のめっき層の特性により耐さび性能が決定
される.周知のようにZnは電位的に卑で素地鉄に対す
る犠牲防食作用を確実に発揮し、さび発生から缶体を保
護する.良好な耐さび性能に必要なZnめっき量は、印
刷下地適性確保に最低必要な1 g/rrlで十分であ
る. (実施例) 次に本発明の実施例を比較例とともに表2に挙げる. 表2に挙げた供試材の製造方法は以下のとおりである.
板厚0.3鵬、テンバー度T − 2. 5の鋼板に、
常法により脱脂、酸洗いを施した後、酸性硫酸Znめっ
き浴(硫酸Zn200g/l、硫酸ソーダ1 0 0 
g/l−,硫酸10cc/j!、浴温50℃)で電流密
度30A/da+”にて所定厚みのZnめっきを施し、
水洗後、公知の酸性Snめっき浴いわゆるフェロスクン
浴(40℃)で電流密度20A/da”にて所定厚みの
Snめっきを施し、水洗後、重クロム酸ソーダ浴(3 
0 g/It, 4 0℃)へ5秒浸漬処理し、水洗乾
燥した。
また、比較例においては必要に応じZnめっきとSnめ
っきの順序を逆にした. めっき量は、めっき後めっき層をIN一塩酸に溶解して
原子吸光法にてZn, Snil度を測定し、めっき量
を算出した. DI加工は、いわゆるφ21l(缶径66aam)の3
50sj!缶用の加工を行なった,DI加工後の缶外面
について、鉄露出指標,明るさ.耐さび性能を評価した
. *1.DI加工後外面の鉄露出指標の測定方法DI加工
後の缶外面をE P M A (ElectronPr
obe for ?licro Analysis)の
腺分析(LineAnalysis)により、鉄の露出
状況を分析した。第1図に示すように、鉄が露出してい
る部分で鉄が強く検出される。定量化するために、量大
検出強度の50%レベルに線をひき、50%以上の検出
強度部分の割合を%表示した.なお、EPMAのビーム
径は2μで、l試料あたり500一分析した. 率2.DI加工後外面の明るさの測定方法DI加工後の
缶外面を切り出し平坦に伸ばして、市販の缶外面用ホワ
イトコーチング用塗料(アクリル系)をロールコーター
にて5 0mg/da”  (乾燥重量、通常仕様は1
 8 0mg/dm” ) !!!布・焼き付けし、白
色光度計にてL値(色表示系の1種であるLab系のL
値)を測定し、明るさの指標とした.L値の大きい方が
、明るいことを意味する.*3.缶底部分の耐さび性の
評価方法 DI加工後の缶を平坦な塩化ビニル製板の上に置き、冷
蔵庫(4℃雰囲気)内に17時間保管、その後37℃、
80%相対湿度雰囲気に7時間保管しこの保管サイクル
を20回繰り返した。その後の、缶底部分、主として板
に接触する部分のさび発生程度を目視観察した.赤さび
発生のないものを〔O〕,赤さび発生のあるものを〔×
〕で表示した. (発明の効果) このように、本発明によればDI加工後缶外面の印刷下
地適性に優れ、また同時に耐さび性にも優れ、商品価値
の高いDI缶製造用の表面処理鋼板を提供することがで
きるので工業的に大きな効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、鉄検出強度を示す説明図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)鋼板の少なくとも片面に、下層にZnめっき層、
    その上層にSnめっき層を有する印刷下地適性に優れた
    DI缶用表面処理鋼板。
  2. (2)Znめっき層が1〜20g/m^2、Snめっき
    層が0.5〜5g/m^2であることを特徴とする請求
    項1に記載の印刷下地適性に優れたDI缶用表面処理鋼
    板。
JP1240381A 1989-09-16 1989-09-16 印刷下地適性に優れたdi缶用表面処理鋼板 Pending JPH03104882A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008184619A (ja) * 2007-01-26 2008-08-14 Jfe Steel Kk 合金化溶融亜鉛めっき鋼板
JP2008184618A (ja) * 2007-01-26 2008-08-14 Jfe Steel Kk 合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法
JP2016176101A (ja) * 2015-03-19 2016-10-06 株式会社神戸製鋼所 プレス成形用表面処理鋼板およびプレス成形品

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