JPH03103481A - 防菌性に優れた塗料ならびにこれを用いた容器 - Google Patents
防菌性に優れた塗料ならびにこれを用いた容器Info
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- JPH03103481A JPH03103481A JP24037889A JP24037889A JPH03103481A JP H03103481 A JPH03103481 A JP H03103481A JP 24037889 A JP24037889 A JP 24037889A JP 24037889 A JP24037889 A JP 24037889A JP H03103481 A JPH03103481 A JP H03103481A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明は自由に防菌性能を制御できる機能を有する塗料
ならびに、これを用いた容器に係るものである。
ならびに、これを用いた容器に係るものである。
（従来の技術）
従来弁当箱や重箱等の食品を収納する容器は、塗料等を
塗布しないものや塗布したものが知られている。
塗布しないものや塗布したものが知られている。
これらは、使用時十分乾燥，殺菌すればよいが、多量の
ものを扱う場合、しばしば洗條，乾燥，殺菌が不十分な
ことがあり、食中毒等の問題が生じている現状である。
ものを扱う場合、しばしば洗條，乾燥，殺菌が不十分な
ことがあり、食中毒等の問題が生じている現状である。
（発明が解決しようとする課題）
本発明は上記問題の解決を目的とし、具体的には食品の
保存する際に外部要因による腐敗を防止する塗料ならび
に容器の食品と接する部分に防菌作用を有する塗料を塗
布してなる容器を提案することを目的とする。
保存する際に外部要因による腐敗を防止する塗料ならび
に容器の食品と接する部分に防菌作用を有する塗料を塗
布してなる容器を提案することを目的とする。
（課題を解決するための手段ならびにその作用）即ち本
発明はＡｇ２Ｏに換算してＡｇ゛イオンを少なくとも０
．２−２重量％含有する制御溶出硼珪酸塩系ガラス粉末
を１−１０重量％含有してなることを特徴とする持続性
のある防菌性塗料ならびにそれら塗料を塗布してなる容
器である。
発明はＡｇ２Ｏに換算してＡｇ゛イオンを少なくとも０
．２−２重量％含有する制御溶出硼珪酸塩系ガラス粉末
を１−１０重量％含有してなることを特徴とする持続性
のある防菌性塗料ならびにそれら塗料を塗布してなる容
器である。
以下、本発明の手段たる構成ならびにその作用を説明す
ると次の通りである。
ると次の通りである。
即ち本発明はＡｇ２Ｏ含有の制御溶出性硼珪酸塩系ガラ
スをポリウレタン，アクリル，アルキッド，エポキシ，
フェノール，ビニール系等から選ばれた１種以上の樹脂
に混入し塗料としたものであるから、必要に応じてＡｇ
２Ｏの溶解度を変えることにより溶出するＡｇ”イオン
量を制御することが出来るため防菌有効期間を自由に変
更出来る。例えば本発明の塗料を塗布した弁当箱では箸
傷，弁当箱の隅に付着する食物の防菌性は約二ケ年間保
持することが認められた。更に前述の塗面を軽く研磨す
ることにより防菌性が表面に現れ一段と強化される。更
に又本発明の塗料の塗布に際し、塗料の指触乾燥時点に
本発明のＡｇ２Ｏ含有の制御溶出性硼珪酸塩ガラス粉末
を表面に散布し、被覆せるものは、一段とその防菌効果
が顕著であり、表面が艶消状の優雅な容器が得られる利
点がある。
スをポリウレタン，アクリル，アルキッド，エポキシ，
フェノール，ビニール系等から選ばれた１種以上の樹脂
に混入し塗料としたものであるから、必要に応じてＡｇ
２Ｏの溶解度を変えることにより溶出するＡｇ”イオン
量を制御することが出来るため防菌有効期間を自由に変
更出来る。例えば本発明の塗料を塗布した弁当箱では箸
傷，弁当箱の隅に付着する食物の防菌性は約二ケ年間保
持することが認められた。更に前述の塗面を軽く研磨す
ることにより防菌性が表面に現れ一段と強化される。更
に又本発明の塗料の塗布に際し、塗料の指触乾燥時点に
本発明のＡｇ２Ｏ含有の制御溶出性硼珪酸塩ガラス粉末
を表面に散布し、被覆せるものは、一段とその防菌効果
が顕著であり、表面が艶消状の優雅な容器が得られる利
点がある。
Ａｇ２Ｏ含有硼珪酸塩系ガラスの粒子について詳述する
。
。
先づ請求項！）ならびに２）の塗料については、これに
用いるガラス粒子は塗膜より容易に脱落することなく且
持続的にＡｇ゛イオンを溶出される粒度であることが望
ましく、例えば２Ｏ〜２Ｏ０μｍ１好ましくは１５〜１
００μｍである。
用いるガラス粒子は塗膜より容易に脱落することなく且
持続的にＡｇ゛イオンを溶出される粒度であることが望
ましく、例えば２Ｏ〜２Ｏ０μｍ１好ましくは１５〜１
００μｍである。
請求項３）については、ベース塗料に用いるＡｇ２Ｏ含
有ガラスの粒度は比較的微細なものが好ましい。この理
由は研磨に際し粗大粒子では塗布面より脱落する恐れが
あるため、例えば１０〜１００μｍの６のが有効である
。塗面の研磨に際しては例えば＃６００番のサンドペー
パーによる研磨でその目的が達成される。
有ガラスの粒度は比較的微細なものが好ましい。この理
由は研磨に際し粗大粒子では塗布面より脱落する恐れが
あるため、例えば１０〜１００μｍの６のが有効である
。塗面の研磨に際しては例えば＃６００番のサンドペー
パーによる研磨でその目的が達成される。
請求項４）についてはベース塗料のＡｇ２Ｏ含有ガラス
の粒度は請求項１）２）に準じ１５〜１００μｍのもの
が好ましく、塗膜表面が指触乾燥直前に散布固着させる
ガラス粒子は５〜８０μｍが好ましい。
の粒度は請求項１）２）に準じ１５〜１００μｍのもの
が好ましく、塗膜表面が指触乾燥直前に散布固着させる
ガラス粒子は５〜８０μｍが好ましい。
従来は一般的に食品の防腐には食品に直接混入する薬剤
と、冷蔵，加熱等による一過性の滅菌等が用いられて来
たが、本発明のように継続的使用に供しうる持続性を有
し防菌性のある容器がみられなかった。又多孔性或は骨
格構造物に吸着せしめた含Ａｇ’ イオンを有する防菌
性容器はＡｇ’イオンの溶出速度が一定でなく、防菌効
果を持続することが困難であった。しかるに本発明は防
菌性に優れたＡｇ’イオンを含有し、しかも制御溶出性
硼珪酸塩系ガラスを含有する塗料であるから、その防菌
効果が恒常持続性があり、経済的且大量容易に生産出来
る利点がある。
と、冷蔵，加熱等による一過性の滅菌等が用いられて来
たが、本発明のように継続的使用に供しうる持続性を有
し防菌性のある容器がみられなかった。又多孔性或は骨
格構造物に吸着せしめた含Ａｇ’ イオンを有する防菌
性容器はＡｇ’イオンの溶出速度が一定でなく、防菌効
果を持続することが困難であった。しかるに本発明は防
菌性に優れたＡｇ’イオンを含有し、しかも制御溶出性
硼珪酸塩系ガラスを含有する塗料であるから、その防菌
効果が恒常持続性があり、経済的且大量容易に生産出来
る利点がある。
以下実施例につきのべるが明細書記載の部または％はい
ずれも重量基準である。
ずれも重量基準である。
実施例ｌ
ａ）ポリウレタン塗料 ９０部ｂ）制御溶
出性硼珪酸塩系ガラス ５部ポリウレタン塗料
５部Ｃ）分散剤
０．１部先づｂ）ｃ）を混合よく練合せａ）を加える実
施例２ アクリル塗料 ９０部制御溶出性硼
珪酸塩系ガラス １０部沈澱防止剤
０．３部アクリル塗料シンナー ３
０部上記のものを混合し塗料とした塗料を吹付塗装する
と本発明の容器をうる。
出性硼珪酸塩系ガラス ５部ポリウレタン塗料
５部Ｃ）分散剤
０．１部先づｂ）ｃ）を混合よく練合せａ）を加える実
施例２ アクリル塗料 ９０部制御溶出性硼
珪酸塩系ガラス １０部沈澱防止剤
０．３部アクリル塗料シンナー ３
０部上記のものを混合し塗料とした塗料を吹付塗装する
と本発明の容器をうる。
実施例３
油性合成うるし ９５部制御溶出性硼
珪酸塩系ガラス・ ５部シンナー
３０部上記配合の塗料を容器に塗布し乾燥后＃
６００番サンドペ！パーにて表面を軽く研磨して本発明
品とした。
珪酸塩系ガラス・ ５部シンナー
３０部上記配合の塗料を容器に塗布し乾燥后＃
６００番サンドペ！パーにて表面を軽く研磨して本発明
品とした。
実施例４
アクリルラッカー ９７部制御溶出性
硼桂酸塩系ガラス ３部アクリルシンナー
２５部上記配合の塗料を容器に吹付塗装し指
触乾燥直前（塗膜表面にタックのある未乾燥の状態）に
前述のＡ ｇ ２ ０含有ガラス粉末を｛ｄ当り３ｇ散
布固着せしめて本発明品を得た。
硼桂酸塩系ガラス ３部アクリルシンナー
２５部上記配合の塗料を容器に吹付塗装し指
触乾燥直前（塗膜表面にタックのある未乾燥の状態）に
前述のＡ ｇ ２ ０含有ガラス粉末を｛ｄ当り３ｇ散
布固着せしめて本発明品を得た。
前述の如き容器は、例えば弁当箱の場合１００回連続使
用したが何れも防菌作用を有し、収納した食品の腐敗が
認められなかった。一方従来品は斯る長期的防菌作用が
みられなかった。
用したが何れも防菌作用を有し、収納した食品の腐敗が
認められなかった。一方従来品は斯る長期的防菌作用が
みられなかった。
（発明の効果）
以上詳しく説明した通り、本発明はＡｇ２Ｏに換算して
防菌作用を有するＡｇ’イオンを少なくとも０．２〜２
重量％含有する制御溶出性硼桂酸塩系ガラスを含有して
なる塗料およびそれらを塗布又は該ガラスを散布固着し
てなる容器であるから、衛生的且経済的にも極めて有効
なるものである。
防菌作用を有するＡｇ’イオンを少なくとも０．２〜２
重量％含有する制御溶出性硼桂酸塩系ガラスを含有して
なる塗料およびそれらを塗布又は該ガラスを散布固着し
てなる容器であるから、衛生的且経済的にも極めて有効
なるものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １）Ａｇ＿２Ｏに換算してＡｇ＾＋イオンを少なくとも
０．２−２重量％含有する制御溶出性硼珪酸塩系ガラス
粉末を１−１０重量％含有してなることを特徴とする持
続性を有する防菌性に優れた塗料。 ２）請求項１）の記載の塗料を容器に塗布してなる防菌
性容器。 ３）請求項２）記載の容器の塗膜表面を研磨し、Ａｇ＾
＋イオンを表面に露出させてなる防菌性容器。 ４）請求項１）記載の塗料を塗布した容器の塗面に更に
Ａｇ＿２Ｏに換算してＡｇ＾＋イオンを少なくとも０．
２−２重量％含有する制御溶出性硼珪酸塩系ガラス粉末
を表面に固着してなることを特徴とする防菌性容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24037889A JPH03103481A (ja) | 1989-09-16 | 1989-09-16 | 防菌性に優れた塗料ならびにこれを用いた容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24037889A JPH03103481A (ja) | 1989-09-16 | 1989-09-16 | 防菌性に優れた塗料ならびにこれを用いた容器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03103481A true JPH03103481A (ja) | 1991-04-30 |
Family
ID=17058602
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24037889A Pending JPH03103481A (ja) | 1989-09-16 | 1989-09-16 | 防菌性に優れた塗料ならびにこれを用いた容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH03103481A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3023150U (ja) * | 1995-09-26 | 1996-04-12 | 株式会社ダイアン総合研究所 | 抗菌抗黴機能を有する合成樹脂製容器およびその蓋 |
| WO1997046627A1 (en) * | 1996-06-05 | 1997-12-11 | Dsm N.V. | Composition for forming coating films |
| WO2021255128A1 (de) * | 2020-06-17 | 2021-12-23 | Damir Ibrahimovic | Keimreduzierende beschichtung |
-
1989
- 1989-09-16 JP JP24037889A patent/JPH03103481A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3023150U (ja) * | 1995-09-26 | 1996-04-12 | 株式会社ダイアン総合研究所 | 抗菌抗黴機能を有する合成樹脂製容器およびその蓋 |
| WO1997046627A1 (en) * | 1996-06-05 | 1997-12-11 | Dsm N.V. | Composition for forming coating films |
| JPH09324135A (ja) * | 1996-06-05 | 1997-12-16 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | 塗膜形成用組成物 |
| WO2021255128A1 (de) * | 2020-06-17 | 2021-12-23 | Damir Ibrahimovic | Keimreduzierende beschichtung |
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