JPH03102865A - マイクロ波集積回路 - Google Patents
マイクロ波集積回路Info
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- JPH03102865A JPH03102865A JP23931189A JP23931189A JPH03102865A JP H03102865 A JPH03102865 A JP H03102865A JP 23931189 A JP23931189 A JP 23931189A JP 23931189 A JP23931189 A JP 23931189A JP H03102865 A JPH03102865 A JP H03102865A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の目的〕
(産業上の利用分野)
この発明は、マイクロ波集積回路(MMIC)に関し、
特にHIM (金属一絶縁均一金属)構造にキャパシタ
を有するMMICに関する。
特にHIM (金属一絶縁均一金属)構造にキャパシタ
を有するMMICに関する。
(従来の技術)
一般に砒化ガリウム(GaAs)を用いたMMICの整
合回路は、集中定数素子または分布定数素子により構威
されているが、MMICチップの小型化に有利であるこ
とから集中定数素子による構或が精力的に研究されてい
る。例えば、第1図のような回路で示される集中定数素
子で整合回路を構成したMMICが考えられる。このよ
うな集中定数素子を用いた整合回路でMMICの高周波
特性の向上を図るには、整合回路で多く用いられている
キャパシタの接地インダクタンスを小さくすることが重
要である。このキャパシタとしてはMIN構造が多く採
用されており、接地インダクタンスを極力小さくするた
めにMIMキャパシタ直下のパイアホールを通して接地
を行なうことが望ましい。
合回路は、集中定数素子または分布定数素子により構威
されているが、MMICチップの小型化に有利であるこ
とから集中定数素子による構或が精力的に研究されてい
る。例えば、第1図のような回路で示される集中定数素
子で整合回路を構成したMMICが考えられる。このよ
うな集中定数素子を用いた整合回路でMMICの高周波
特性の向上を図るには、整合回路で多く用いられている
キャパシタの接地インダクタンスを小さくすることが重
要である。このキャパシタとしてはMIN構造が多く採
用されており、接地インダクタンスを極力小さくするた
めにMIMキャパシタ直下のパイアホールを通して接地
を行なうことが望ましい。
第2図に,従来の一例のMMICとして整合回路にMI
Mキャパシタを採用し、その接地にパイアホールを用い
たものの断面図を示す。図中、20はGaAs半絶縁性
基板、21は動作層(N層)、22はオーム性接触層(
N+層)、23はソース電極、24はドレイン電極、2
5はゲート電極、26はM縁膜(si3N4)、215
はMIMキャパシタ下地電極、27はMIMキャパシタ
上面電極、28は裏面電極、211はパイアホールであ
る。
Mキャパシタを採用し、その接地にパイアホールを用い
たものの断面図を示す。図中、20はGaAs半絶縁性
基板、21は動作層(N層)、22はオーム性接触層(
N+層)、23はソース電極、24はドレイン電極、2
5はゲート電極、26はM縁膜(si3N4)、215
はMIMキャパシタ下地電極、27はMIMキャパシタ
上面電極、28は裏面電極、211はパイアホールであ
る。
このMMICは以下のように形成される。まず、イオン
注入法、写真蝕刻法、蒸着法等により、GaAs半絶縁
性基板20上にN層21、N+層22、ソース電極23
、ドレイン電極24、ゲート電極25を形成する。次に
写真蝕刻法及び蒸着法により、MIMキャパシタ下地電
極215としてアルミニウム(AQ)を厚さ2000大
形成した後、プラズマCVD法により、キャパシタの絶
縁膜としてSi3N426を厚さ1500人堆積する。
注入法、写真蝕刻法、蒸着法等により、GaAs半絶縁
性基板20上にN層21、N+層22、ソース電極23
、ドレイン電極24、ゲート電極25を形成する。次に
写真蝕刻法及び蒸着法により、MIMキャパシタ下地電
極215としてアルミニウム(AQ)を厚さ2000大
形成した後、プラズマCVD法により、キャパシタの絶
縁膜としてSi3N426を厚さ1500人堆積する。
次に写真蝕刻法と蒸着法により、MIMキャパシタ上面
電極27を形成する。次に熱抵抗低減のためにGaAs
半絶縁性基板20裏面をラッピングとケミカルポリッシ
ングにより、厚さ約100μmまで薄層化する。最後に
MIMキャパシタ下地電極215に対向する部分のGa
As半絶縁性基板20裏面からRIE(Reactiv
eIon Etching)によりHIMキャパシタ下
地電極215に到達するパイアホール211を形成した
後、蒸着法により、裏面電極28を形成する。
電極27を形成する。次に熱抵抗低減のためにGaAs
半絶縁性基板20裏面をラッピングとケミカルポリッシ
ングにより、厚さ約100μmまで薄層化する。最後に
MIMキャパシタ下地電極215に対向する部分のGa
As半絶縁性基板20裏面からRIE(Reactiv
eIon Etching)によりHIMキャパシタ下
地電極215に到達するパイアホール211を形成した
後、蒸着法により、裏面電極28を形成する。
上記構造のMMICは、キャパシタの接地インダクタン
スが十分に小さく高周波特性に優れている。
スが十分に小さく高周波特性に優れている。
しかし、このMMICには以下に記す欠点がある。
まず、GaAs半絶縁性基板裏面薄層化工程で生じた基
板厚のパラツキ及びパイアホール形成工程におけるGa
As結晶のエッチング速度のバラツキ等により、パイア
ホール形成の際、MIMキャパシタ下地電極にエッチン
グ孔が到達する時間が基板内の位置により大幅に異なる
結果、早く到達した部分では他の部分に比べ、下地電極
がRIE過程に長時間曝されることである。この程度が
著しい場合には、長時間のRIEにより下地電極がエッ
チングされ、さらにMIMキャパシタの#1!縁膜が侵
されて、MIMキャパシタの下地電極と上面電極間のM
e性が保てなくなることも起こり、MMICの歩留りが
著しく低下することも多かった。
板厚のパラツキ及びパイアホール形成工程におけるGa
As結晶のエッチング速度のバラツキ等により、パイア
ホール形成の際、MIMキャパシタ下地電極にエッチン
グ孔が到達する時間が基板内の位置により大幅に異なる
結果、早く到達した部分では他の部分に比べ、下地電極
がRIE過程に長時間曝されることである。この程度が
著しい場合には、長時間のRIEにより下地電極がエッ
チングされ、さらにMIMキャパシタの#1!縁膜が侵
されて、MIMキャパシタの下地電極と上面電極間のM
e性が保てなくなることも起こり、MMICの歩留りが
著しく低下することも多かった。
また、上記従来例でMIMキャパシタ下地電極が長時間
RIE過程に曝されて下地電極が幾分エッチングされて
もキャパシタの絶縁性を保つためには、第3図に示すよ
うにM工阿キャパシタ下地電極215の厚さを約5μm
と厚く形成することも行なわれる。
RIE過程に曝されて下地電極が幾分エッチングされて
もキャパシタの絶縁性を保つためには、第3図に示すよ
うにM工阿キャパシタ下地電極215の厚さを約5μm
と厚く形成することも行なわれる。
しかし、今度はこれにより第3図点線内299に示す段
差部の高さが大きくなり、その部分のSi3N426の
被覆性が悪くなるため、キャパシタの絶縁破壊電圧が低
下する。これを防止するため予めSi3N, 26の厚
さを厚く設定して絶縁破壊電圧を十分高く保つことが行
なわれるが、この場合、同じ容量値を得るためにはMI
Mキャパシタの面積を大きくする必要があり、MMIC
チップの寸法を大きくする結果となっている。
差部の高さが大きくなり、その部分のSi3N426の
被覆性が悪くなるため、キャパシタの絶縁破壊電圧が低
下する。これを防止するため予めSi3N, 26の厚
さを厚く設定して絶縁破壊電圧を十分高く保つことが行
なわれるが、この場合、同じ容量値を得るためにはMI
Mキャパシタの面積を大きくする必要があり、MMIC
チップの寸法を大きくする結果となっている。
この発明は、上記従来の欠点に鑑み、改良されたMMI
Cの構造を提供するものである。
Cの構造を提供するものである。
(課題を解決するために手段)
本発明のマイクロ波集積回路は、半導体基板上に形成さ
れた下地電極と、その上に形成された薄い絶縁膜および
その上に形成された上面電極からなるキャパシタの下地
電極がその直下に形成された前記半導体基板裏面に達す
る貫通孔により接地されているマイクロ波集積回路にお
いて,キャパシタの下地電極が,その上面と半導体基板
の上面とをほぼ同一平面上にある如く半導体基板に埋込
み構成されていることを特徴とする。
れた下地電極と、その上に形成された薄い絶縁膜および
その上に形成された上面電極からなるキャパシタの下地
電極がその直下に形成された前記半導体基板裏面に達す
る貫通孔により接地されているマイクロ波集積回路にお
いて,キャパシタの下地電極が,その上面と半導体基板
の上面とをほぼ同一平面上にある如く半導体基板に埋込
み構成されていることを特徴とする。
(作 用)
本発明にかかるMMICの構造は、キャパシタ直下の半
導体基板を凹状に加工し、凹状部分にMIMキャパシタ
下地電極となる金属層を厚く形成することにより、パイ
アホール形成工程で下地電極が長時間のRIEにさらさ
れてもそのエッチング作用により穴を生ずることがない
ため、絶縁膜が侵されてキャパシタの絶縁性が保たれな
くなることなどを防ぐことができ、また、この下地電極
が半導体基板に埋め込まれて形成されるため、厚い下地
電極の形成に伴う段差を十分に小さくでき、段差の被覆
性の低下によるキャパシタの絶縁破壊電圧の低下も防ぐ
ことができる。したがって、MIMキャパシタの接地イ
ンダクタンスが十分に小さい高周波特性に優れたMMI
Cを高歩留りで再現性良く、しかも小さい寸法で実現で
きる。
導体基板を凹状に加工し、凹状部分にMIMキャパシタ
下地電極となる金属層を厚く形成することにより、パイ
アホール形成工程で下地電極が長時間のRIEにさらさ
れてもそのエッチング作用により穴を生ずることがない
ため、絶縁膜が侵されてキャパシタの絶縁性が保たれな
くなることなどを防ぐことができ、また、この下地電極
が半導体基板に埋め込まれて形成されるため、厚い下地
電極の形成に伴う段差を十分に小さくでき、段差の被覆
性の低下によるキャパシタの絶縁破壊電圧の低下も防ぐ
ことができる。したがって、MIMキャパシタの接地イ
ンダクタンスが十分に小さい高周波特性に優れたMMI
Cを高歩留りで再現性良く、しかも小さい寸法で実現で
きる。
(実施例)
以下,この発明の実施例につき第工図を参照し、さらに
その製造工程の要部を第5図によって説明する。第4図
において各部分の名称は第2図に対応する番号と同じで
ある。第4図に示すようにこの発明にかかるMMICは
、HIMキャパシタ下地電極215をGaAs半絶縁性
基板20に埋め込むことによって、MIMキャパシタ下
地電極に段差を生じることはなく、厚く形成できる構造
上の特徴を備えている。かかる構造により、パイアホー
ル形成工程で生じるMIMキャパシタの絶縁破壊を防止
できる。長時間のRIEに耐える下地電極の厚さとして
は、5μm以上必要であるという実験結果を得た.例え
ば、第6図(a)(b)はRIEの反応ガスにBCQ,
系を用いた場合のGaAsと脚のエッチングの様子を調
べた図である。この図から明らかなようにGaAsと脚
のエッチング比は約5程度である。GaAs半絶縁性基
板薄層化工程で生じる面内基板厚のバラツキは10μm
、またRIE工程で生じる面内エッチング量のばらつき
は10μm程度であり、バラツキ量の最大部分は、20
μmとなる。したがって、下地電極20 の厚さは,(−十α)μmより、5μm以上必要であ5 る。なおαは、安全係数で経験的にlμmが適当であっ
た。
その製造工程の要部を第5図によって説明する。第4図
において各部分の名称は第2図に対応する番号と同じで
ある。第4図に示すようにこの発明にかかるMMICは
、HIMキャパシタ下地電極215をGaAs半絶縁性
基板20に埋め込むことによって、MIMキャパシタ下
地電極に段差を生じることはなく、厚く形成できる構造
上の特徴を備えている。かかる構造により、パイアホー
ル形成工程で生じるMIMキャパシタの絶縁破壊を防止
できる。長時間のRIEに耐える下地電極の厚さとして
は、5μm以上必要であるという実験結果を得た.例え
ば、第6図(a)(b)はRIEの反応ガスにBCQ,
系を用いた場合のGaAsと脚のエッチングの様子を調
べた図である。この図から明らかなようにGaAsと脚
のエッチング比は約5程度である。GaAs半絶縁性基
板薄層化工程で生じる面内基板厚のバラツキは10μm
、またRIE工程で生じる面内エッチング量のばらつき
は10μm程度であり、バラツキ量の最大部分は、20
μmとなる。したがって、下地電極20 の厚さは,(−十α)μmより、5μm以上必要であ5 る。なおαは、安全係数で経験的にlμmが適当であっ
た。
次に、上記構造の製造方法を第5図を参照して説明する
。まず、GaAs半絶縁性基板20上の動作層形戊予定
域に加速エネルギ140keV、ドース量3×1012
0−2のSLイオンを選択的に注入する。次にオーム性
接触層形成予定域に加速エネルギ1 20keVと25
0keV、ドース量2 X 1013cxn−2のSi
イオンを選択的に注入する。続いて850℃の温度でア
ニールしてSiイオンを活性化させて、動作層(N層)
21.オーム性接触層(N+層)22を形成する。次に
MIMキャパシタの下地電極形成予定域に開口を有する
フォトレジスト50パターンをGaAs半絶縁性基板2
0表面に形成し、このフォトレジスト50をマスクとし
てRIEにより,深さ5μmの凹部511を形成する(
第5図(a))。次に、フォトレジスト50を残したま
まMIMキャパシタの下地電極としてのAQを厚さ5μ
m蒸着した後、フォトレジスト50をその上に蒸着され
た周とともに除去して、MIMキャパシタの下地電極2
15を形成する(第5図(b))。ここで、MIMキャ
パシタの下地電極215はGaAs#!.絶縁性基板2
0の凹部に形成され、段差は生じない。次に通常の写真
触刻法と蒸着法により,ソース電極23、ドレイン電極
24,ゲート電極25をそれぞれ形成する。次にプラズ
マCvD法により、MIMキャパシタの絶縁膜及びゲー
ト電極の保護膜として、例えばSi. N. 26を厚
さ1500人堆積する。次に写真触刻法とフレオン(C
F4 )を用いたプラズマエッチング(CDE)により
、ソース電極23、ドレイン電極24上のsi3N42
6を除去する。次に写真触刻法と蒸着法により、チタン
(Ti) と金(Au)の2層からなるHIMキャパ
シタの上面電極27を形成する。次に熱抵抗低減のため
に、ラッピング及びケミカルポリッシングにより、Ga
As半絶縁性基板50を、厚さ約100μmまで薄層化
する。ここで、一般にGaAs半絶縁性基板の薄層化は
、作業性の向上等を考慮して、石英板等の支持板にGa
As半絶縁性基板をワックス等で接着して行なうため、
GaAs半絶縁性基板の平行出しが難かしく、このとき
に10μm程度のばらつきが生じ易い。
。まず、GaAs半絶縁性基板20上の動作層形戊予定
域に加速エネルギ140keV、ドース量3×1012
0−2のSLイオンを選択的に注入する。次にオーム性
接触層形成予定域に加速エネルギ1 20keVと25
0keV、ドース量2 X 1013cxn−2のSi
イオンを選択的に注入する。続いて850℃の温度でア
ニールしてSiイオンを活性化させて、動作層(N層)
21.オーム性接触層(N+層)22を形成する。次に
MIMキャパシタの下地電極形成予定域に開口を有する
フォトレジスト50パターンをGaAs半絶縁性基板2
0表面に形成し、このフォトレジスト50をマスクとし
てRIEにより,深さ5μmの凹部511を形成する(
第5図(a))。次に、フォトレジスト50を残したま
まMIMキャパシタの下地電極としてのAQを厚さ5μ
m蒸着した後、フォトレジスト50をその上に蒸着され
た周とともに除去して、MIMキャパシタの下地電極2
15を形成する(第5図(b))。ここで、MIMキャ
パシタの下地電極215はGaAs#!.絶縁性基板2
0の凹部に形成され、段差は生じない。次に通常の写真
触刻法と蒸着法により,ソース電極23、ドレイン電極
24,ゲート電極25をそれぞれ形成する。次にプラズ
マCvD法により、MIMキャパシタの絶縁膜及びゲー
ト電極の保護膜として、例えばSi. N. 26を厚
さ1500人堆積する。次に写真触刻法とフレオン(C
F4 )を用いたプラズマエッチング(CDE)により
、ソース電極23、ドレイン電極24上のsi3N42
6を除去する。次に写真触刻法と蒸着法により、チタン
(Ti) と金(Au)の2層からなるHIMキャパ
シタの上面電極27を形成する。次に熱抵抗低減のため
に、ラッピング及びケミカルポリッシングにより、Ga
As半絶縁性基板50を、厚さ約100μmまで薄層化
する。ここで、一般にGaAs半絶縁性基板の薄層化は
、作業性の向上等を考慮して、石英板等の支持板にGa
As半絶縁性基板をワックス等で接着して行なうため、
GaAs半絶縁性基板の平行出しが難かしく、このとき
に10μm程度のばらつきが生じ易い。
次に赤外線を利用した写真触刻法により阿IMキャバシ
タの下地電極215に対向するGaAs半絶縁性基板2
0裏面部分に開口を有するフォトレジストパターンを形
成した後、反応ガスにBCu.系を用いたRIEにより
GaAs結晶をエッチングし、MI阿キャパシタの下地
電極215に到達するパイアホール211を形成する。
タの下地電極215に対向するGaAs半絶縁性基板2
0裏面部分に開口を有するフォトレジストパターンを形
成した後、反応ガスにBCu.系を用いたRIEにより
GaAs結晶をエッチングし、MI阿キャパシタの下地
電極215に到達するパイアホール211を形成する。
ここで、GaAs半絶縁性基板20厚の不均一或いはR
IE時のエッチング速度の不均一等により、早< Ga
As結品のエッチングが終了する部分とそうでない部分
が生じ、全ての部分のエッチングが終了するまで継続す
ると早く終了した部分では下地電極が長時間RIE過程
にさらされることになるが、HIMキャパシタの下地電
極の厚さが5μmと厚く形成されているため、下地電極
に穴があいてその上の絶縁膜が侵されるようなことは生
じない。最後に、裏面側にAuを厚さ2μm蒸着し、裏
面電極28を形成して第4図に示すMMICを完成する
。
IE時のエッチング速度の不均一等により、早< Ga
As結品のエッチングが終了する部分とそうでない部分
が生じ、全ての部分のエッチングが終了するまで継続す
ると早く終了した部分では下地電極が長時間RIE過程
にさらされることになるが、HIMキャパシタの下地電
極の厚さが5μmと厚く形成されているため、下地電極
に穴があいてその上の絶縁膜が侵されるようなことは生
じない。最後に、裏面側にAuを厚さ2μm蒸着し、裏
面電極28を形成して第4図に示すMMICを完成する
。
叙上の如く、MI河キャパシタの下地電極215をGa
As半絶縁性基板20に埋め込むように形成したため、
MINキャパシタの下地電極215を厚く形成しても、
段差を生じない。
As半絶縁性基板20に埋め込むように形成したため、
MINキャパシタの下地電極215を厚く形成しても、
段差を生じない。
なお、上記実施例で述べた凹部の深さ及びMIMキャパ
シタの下地電極の厚さをいずれも5μmとしたが、これ
に限られるものではなく、パイアホール形成時のエッチ
ング比等を考慮して変えても構わない。
シタの下地電極の厚さをいずれも5μmとしたが、これ
に限られるものではなく、パイアホール形成時のエッチ
ング比等を考慮して変えても構わない。
この発明によれば、以上述べたようにMIMキャパシタ
の下地電極をGaAs半絶縁性基板に埋め込むように形
成することによって、下地電極を厚く形成しながらも、
下地電極とGaAs半絶縁性基板間の段差を小さくでき
ることから、キャパシタの絶縁破壊を防ぐことができ、
MIMキャパシタの接地インダクタンスが十分に小さく
,高周波特性に優れたMMICを高歩留りで再現性良く
、しかも小さな寸法で実現できる。
の下地電極をGaAs半絶縁性基板に埋め込むように形
成することによって、下地電極を厚く形成しながらも、
下地電極とGaAs半絶縁性基板間の段差を小さくでき
ることから、キャパシタの絶縁破壊を防ぐことができ、
MIMキャパシタの接地インダクタンスが十分に小さく
,高周波特性に優れたMMICを高歩留りで再現性良く
、しかも小さな寸法で実現できる。
第l図は本発明にかかる一実施例のMMICの断面図、
第2図(a)と(b)は第1図に示されたMMICの製
造工程の要部を示すいずれも断面図,第3図は集中定数
素子で構或された一例を示す整合回路図、第4図と第5
図は従来例のMMICの要部を示すいずれも断面図、第
6図(a)はGaAsについて、また同図(b)はAI
について夫々のエッチングの進行状態を説明するための
いずれも線図である。 l1・・・パイアホール(貫通孔) 15・・・MIMキャパシタの下地電極17・・・MI
Mキャパシタの上面電極100・・・半導体基板
第2図(a)と(b)は第1図に示されたMMICの製
造工程の要部を示すいずれも断面図,第3図は集中定数
素子で構或された一例を示す整合回路図、第4図と第5
図は従来例のMMICの要部を示すいずれも断面図、第
6図(a)はGaAsについて、また同図(b)はAI
について夫々のエッチングの進行状態を説明するための
いずれも線図である。 l1・・・パイアホール(貫通孔) 15・・・MIMキャパシタの下地電極17・・・MI
Mキャパシタの上面電極100・・・半導体基板
Claims (1)
- 半導体基板上に形成された下地電極と、その上に形成さ
れた薄い絶縁膜およびその上に形成された上面電極から
なるキャパシタの下地電極がその直下に形成された前記
半導体基板裏面に達する貫通孔により接地されているマ
イクロ波集積回路において、キャパシタの下地電極が、
その上面と半導体基板の上面とをほぼ同一平面上にある
如く半導体基板に埋込み構成されていることを特徴とす
るマイクロ波集積回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23931189A JPH03102865A (ja) | 1989-09-14 | 1989-09-14 | マイクロ波集積回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23931189A JPH03102865A (ja) | 1989-09-14 | 1989-09-14 | マイクロ波集積回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03102865A true JPH03102865A (ja) | 1991-04-30 |
Family
ID=17042828
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23931189A Pending JPH03102865A (ja) | 1989-09-14 | 1989-09-14 | マイクロ波集積回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03102865A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004006958A (ja) * | 2003-07-17 | 2004-01-08 | Sharp Corp | Mimキャパシタ及び高周波集積回路 |
US6680533B1 (en) | 1997-03-19 | 2004-01-20 | Fujitsu Limited | Semiconductor device with suppressed RF interference |
JP2010505259A (ja) * | 2006-09-26 | 2010-02-18 | ハイマイト アクティーゼルスカブ | 誘電体薄膜を用いたウエハ貫通電気相互接続及びその他構造の形成 |
-
1989
- 1989-09-14 JP JP23931189A patent/JPH03102865A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6680533B1 (en) | 1997-03-19 | 2004-01-20 | Fujitsu Limited | Semiconductor device with suppressed RF interference |
JP2004006958A (ja) * | 2003-07-17 | 2004-01-08 | Sharp Corp | Mimキャパシタ及び高周波集積回路 |
JP2010505259A (ja) * | 2006-09-26 | 2010-02-18 | ハイマイト アクティーゼルスカブ | 誘電体薄膜を用いたウエハ貫通電気相互接続及びその他構造の形成 |
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