JPH0310283B2 - - Google Patents
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- JPH0310283B2 JPH0310283B2 JP59045075A JP4507584A JPH0310283B2 JP H0310283 B2 JPH0310283 B2 JP H0310283B2 JP 59045075 A JP59045075 A JP 59045075A JP 4507584 A JP4507584 A JP 4507584A JP H0310283 B2 JPH0310283 B2 JP H0310283B2
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- light
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01T—MEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
- G01T1/00—Measuring X-radiation, gamma radiation, corpuscular radiation, or cosmic radiation
- G01T1/16—Measuring radiation intensity
- G01T1/20—Measuring radiation intensity with scintillation detectors
- G01T1/2012—Measuring radiation intensity with scintillation detectors using stimulable phosphors, e.g. stimulable phosphor sheets
- G01T1/2014—Reading out of stimulable sheets, e.g. latent image
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- High Energy & Nuclear Physics (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
- Radiography Using Non-Light Waves (AREA)
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は蓄積性螢光体シートを利用した放射線
画像情報記録再生システムにおける、画像情報読
取装置に関するものである。
画像情報記録再生システムにおける、画像情報読
取装置に関するものである。
(従来技術)
蓄積性螢光体シート(以下単に「シート」と言
う場合もある)を利用した放射線画像情報記録再
生システムは、本出願人により研究開発が進めら
れ、多数の特許出願がなされるとともに(例えば
特開昭55−12429号、特開昭56−11395号、特開昭
55−163472号)、放射線学会をはじめ各所で発表
され、注目を浴びている(例えば日刊工業新聞
昭和56年6月23日号 第16頁参照)。
う場合もある)を利用した放射線画像情報記録再
生システムは、本出願人により研究開発が進めら
れ、多数の特許出願がなされるとともに(例えば
特開昭55−12429号、特開昭56−11395号、特開昭
55−163472号)、放射線学会をはじめ各所で発表
され、注目を浴びている(例えば日刊工業新聞
昭和56年6月23日号 第16頁参照)。
このシステムは従来のX線写真では得られなか
つた診断上重要な各種の情報が得られるととも
に、最新の医療技術であるCT,IR等の撮影方法
と組み合わせて一層の診断効果を上げることがで
きるもので、医療診断上きわめて効果の高いもの
である。
つた診断上重要な各種の情報が得られるととも
に、最新の医療技術であるCT,IR等の撮影方法
と組み合わせて一層の診断効果を上げることがで
きるもので、医療診断上きわめて効果の高いもの
である。
このシステムは、大きく分けて撮影(放射線画
像の蓄積記録)と、読取り(蓄積記録された画像
の画像信号への変換、場合によつては読み出され
た画像信号の記録−記憶)と、再生(画像信号の
可視像への変換。CRT等へのデイスプレイであ
るいはフイルム上への永久記録)からなつている
が、本発明はこの中の読取りに関するものであ
る。
像の蓄積記録)と、読取り(蓄積記録された画像
の画像信号への変換、場合によつては読み出され
た画像信号の記録−記憶)と、再生(画像信号の
可視像への変換。CRT等へのデイスプレイであ
るいはフイルム上への永久記録)からなつている
が、本発明はこの中の読取りに関するものであ
る。
上記システムに用いられ放射線画像情報読取装
置の一例を第1図に示し、この図を用いて以下そ
の装置の作動および問題点について説明する。
置の一例を第1図に示し、この図を用いて以下そ
の装置の作動および問題点について説明する。
レーザ光線1から一定強度のレーザ光(励起
光)1aをガルバノメータミラー2に入射させ、
このガルバノメータミラー2によつて、ガルバノ
メータミラー2の下方に置かれた蓄積性螢光体シ
ート3の幅方向にレーザ光が主走査(矢印A方向
の走査)するように、レーザ光を偏向してシート
3に照射させる。さらにシート3は、例えばエン
ドレスベルト装置9上に吸着されて、矢印B方向
へ搬送される(副走査される)ため、この副走査
とほぼ直交する角度で主走査が繰り返され、シー
ト3の全面にわたるレーザ光1bによる2次元的
走査が行なわれる。このため、レーザ光1bによ
る走査に従つてレーザ光1bの照射されたシート
の個所は、蓄積記録された画像情報に応じた強度
で輝尽発光し、この発光光が、シート近くで主走
査線に平行に入射端面4aが配された透明な集光
体4の入射端面4aから集光体4に入る。主走査
線を臨むように配されたこの入射端面4aに対し
て、主走査線を間において反対側に、集光ミラー
が主走査方向に平行な面を有して設けられてい
て、この集光ミラー10の方に発せられた輝尽発
光光を入射端面4aの方へ反射させて、集光体4
の集光効率を良くしている。集光体4はシート3
近くに位置する前端部4bが平面状に形成される
とともに、後端側に向かつて次第に円筒状になる
ように形成されていて、その後端部4cにおいて
ほぼ円筒状となつてフオトマル5と結合している
ので、入射端面4aから入つた輝尽発光光を効率
良く後端部4cに集めてフオトマル5に伝える。
後端部4cとフオトマル5との接合部には、輝尽
発光光はそのまま通過させるが、励起光は吸収す
るフイルタ(図示せず)が設けられていて、シー
ト3に照射されそこで反射して集光体に入つてく
る励起光の通過を阻止する。このため、フオトマ
ル5には輝尽発光光のみが伝わり、フオトマル5
において、輝尽発光光が電気信号に変換された
後、画像情報読取回路6に送られる。この画像情
報読取回路6によつて前記電気信号が処理されて
出力され、例えばCRT7に可視像として出力さ
せたり、磁気テープ8に記録させたりすることが
できる。
光)1aをガルバノメータミラー2に入射させ、
このガルバノメータミラー2によつて、ガルバノ
メータミラー2の下方に置かれた蓄積性螢光体シ
ート3の幅方向にレーザ光が主走査(矢印A方向
の走査)するように、レーザ光を偏向してシート
3に照射させる。さらにシート3は、例えばエン
ドレスベルト装置9上に吸着されて、矢印B方向
へ搬送される(副走査される)ため、この副走査
とほぼ直交する角度で主走査が繰り返され、シー
ト3の全面にわたるレーザ光1bによる2次元的
走査が行なわれる。このため、レーザ光1bによ
る走査に従つてレーザ光1bの照射されたシート
の個所は、蓄積記録された画像情報に応じた強度
で輝尽発光し、この発光光が、シート近くで主走
査線に平行に入射端面4aが配された透明な集光
体4の入射端面4aから集光体4に入る。主走査
線を臨むように配されたこの入射端面4aに対し
て、主走査線を間において反対側に、集光ミラー
が主走査方向に平行な面を有して設けられてい
て、この集光ミラー10の方に発せられた輝尽発
光光を入射端面4aの方へ反射させて、集光体4
の集光効率を良くしている。集光体4はシート3
近くに位置する前端部4bが平面状に形成される
とともに、後端側に向かつて次第に円筒状になる
ように形成されていて、その後端部4cにおいて
ほぼ円筒状となつてフオトマル5と結合している
ので、入射端面4aから入つた輝尽発光光を効率
良く後端部4cに集めてフオトマル5に伝える。
後端部4cとフオトマル5との接合部には、輝尽
発光光はそのまま通過させるが、励起光は吸収す
るフイルタ(図示せず)が設けられていて、シー
ト3に照射されそこで反射して集光体に入つてく
る励起光の通過を阻止する。このため、フオトマ
ル5には輝尽発光光のみが伝わり、フオトマル5
において、輝尽発光光が電気信号に変換された
後、画像情報読取回路6に送られる。この画像情
報読取回路6によつて前記電気信号が処理されて
出力され、例えばCRT7に可視像として出力さ
せたり、磁気テープ8に記録させたりすることが
できる。
以上のように構成された放射線画像情報読取装
置において、シート3上にレーザ光(励起光)1
bを走査する時、シート3上に照射されたレーザ
光1bがシート3により反射されて集光体4の入
射端面4aおよび集光ミラー10に入射し、さら
に入射端面4aおよび集光ミラー10によつて反
射されてシート3上のレーザ光1bが照射されて
いる個所以外の部分に当たり、この部分を輝尽発
光させるという問題がある。レーザ光1bが照射
されている個所以外の部分が輝尽発光すれば、こ
の輝尽発光光はレーザ光1bが直接照射されて輝
尽発光した光と共に集光体4によつて集光されレ
ーザ光1bの照射された個所からの画像情報とし
て処理されるので、得られる再生画像が不正確に
なるという問題がある。
置において、シート3上にレーザ光(励起光)1
bを走査する時、シート3上に照射されたレーザ
光1bがシート3により反射されて集光体4の入
射端面4aおよび集光ミラー10に入射し、さら
に入射端面4aおよび集光ミラー10によつて反
射されてシート3上のレーザ光1bが照射されて
いる個所以外の部分に当たり、この部分を輝尽発
光させるという問題がある。レーザ光1bが照射
されている個所以外の部分が輝尽発光すれば、こ
の輝尽発光光はレーザ光1bが直接照射されて輝
尽発光した光と共に集光体4によつて集光されレ
ーザ光1bの照射された個所からの画像情報とし
て処理されるので、得られる再生画像が不正確に
なるという問題がある。
例えば、第1図のレーザ光1bによる走査にお
けるある瞬間のレーザ光1cを例にとつて考え
る。レーザ光1cが照射されるシート3上の点3
aは、レーザ光1cによる励起によつてその個所
に蓄積記録された画像情報に応じて輝尽発光す
る。それと同時に、レーザ光1cは点3aに照射
された後、一部はそこで反射されて周囲に飛び散
る。点3a近傍を拡大して表わした第2図に示す
ように、反射によつて周囲に飛散したレーザ光の
一部は、例えば矢印11a,11b,11cによ
つて示すように集光体4の入射端面4aや集光ミ
ラー10の反射面によつて反射され、シート3上
の点3a以外の部分に入射しこの部分を励起して
輝尽発光させる。
けるある瞬間のレーザ光1cを例にとつて考え
る。レーザ光1cが照射されるシート3上の点3
aは、レーザ光1cによる励起によつてその個所
に蓄積記録された画像情報に応じて輝尽発光す
る。それと同時に、レーザ光1cは点3aに照射
された後、一部はそこで反射されて周囲に飛び散
る。点3a近傍を拡大して表わした第2図に示す
ように、反射によつて周囲に飛散したレーザ光の
一部は、例えば矢印11a,11b,11cによ
つて示すように集光体4の入射端面4aや集光ミ
ラー10の反射面によつて反射され、シート3上
の点3a以外の部分に入射しこの部分を励起して
輝尽発光させる。
(発明の目的)
本発明は、このような事情に鑑み、蓄積性螢光
体シートに照射されその照射された部分で反射さ
れた励起光が、集光ミラーの反射面に入射しても
そこで反射されないようにして、良好な再生画像
が得られるようにした放射線画像情報読取装置を
提供することを目的とするものである。
体シートに照射されその照射された部分で反射さ
れた励起光が、集光ミラーの反射面に入射しても
そこで反射されないようにして、良好な再生画像
が得られるようにした放射線画像情報読取装置を
提供することを目的とするものである。
(発明の構成)
本発明の放射線画像情報読取装置は、前述した
従来の放射線画像情報読取装置において、前記集
光体の入射端面およびシートの励起光により走査
される部分の近傍に、この走査される部分から放
射される輝尽発光は前記入射端面の方へ反射する
が、シートから反射されてくる励起光は反射しな
い集光ミラーを、従来の集光ミラーに代えて配し
たことを特徴とするものである。
従来の放射線画像情報読取装置において、前記集
光体の入射端面およびシートの励起光により走査
される部分の近傍に、この走査される部分から放
射される輝尽発光は前記入射端面の方へ反射する
が、シートから反射されてくる励起光は反射しな
い集光ミラーを、従来の集光ミラーに代えて配し
たことを特徴とするものである。
(発明の効果)
本発明によれば、集光ミラーは輝尽発光光のみ
を反射し、励起光は反射しないので、走査励起光
が直接照射される部分以外からは輝尽発光光が放
射されることは少なくなり、読み取られる画像情
報が正確になる。
を反射し、励起光は反射しないので、走査励起光
が直接照射される部分以外からは輝尽発光光が放
射されることは少なくなり、読み取られる画像情
報が正確になる。
(実施例)
次に実施例によつて本発明を説明する。
なお、以下に説明する実施例においては集光ミ
ラーのみでなく、集光体の入射端面においても励
起光の反射防止を図つた例を示すが、これは集光
体の入射端面での励起光の反射も防止することに
より一層画像情報を良くすることができるためで
あり、本発明においては、この集光体の入射端面
での励起光の反射防止は必ずしも必要ではない。
ラーのみでなく、集光体の入射端面においても励
起光の反射防止を図つた例を示すが、これは集光
体の入射端面での励起光の反射も防止することに
より一層画像情報を良くすることができるためで
あり、本発明においては、この集光体の入射端面
での励起光の反射防止は必ずしも必要ではない。
以下に説明する本発明の放射線画像情報読取装
置の実施例は、集光体の入射端面に励起光反射防
止膜が設けられていること、および集光ミラー1
0として輝尽発光光は反射するが励起光は反射し
ない集光ミラーが用いられていること以外は、第
1図に示した従来の読取装置と全く同じである。
従つて、装置自体の作動は第1図によつて説明し
たので省略し、第1図における矢印−に沿う
断面拡大図に対応する第3図によりこの実施例を
説明する。
置の実施例は、集光体の入射端面に励起光反射防
止膜が設けられていること、および集光ミラー1
0として輝尽発光光は反射するが励起光は反射し
ない集光ミラーが用いられていること以外は、第
1図に示した従来の読取装置と全く同じである。
従つて、装置自体の作動は第1図によつて説明し
たので省略し、第1図における矢印−に沿う
断面拡大図に対応する第3図によりこの実施例を
説明する。
励起光1bによつて走査されるシート3の走査
部分に沿つて入射端面4aが配された集光体4の
入射端面4aには、励起光反射防止膜13が設け
られ、前記走査部分に沿うとともに反射面10a
が集光体4の入射端面4aと向かい合うように集
光ミラー10が配されている。
部分に沿つて入射端面4aが配された集光体4の
入射端面4aには、励起光反射防止膜13が設け
られ、前記走査部分に沿うとともに反射面10a
が集光体4の入射端面4aと向かい合うように集
光ミラー10が配されている。
この反射ミラー10は、その反射面10aに入
射した輝尽発光光は反射するが、励起光は透過、
吸収等により反射しないものである必要がある。
このような光学的性質を有する集光ミラー10の
具体例として、金属アルミニウムの表面を着色ア
ルマイト処理し、この処理部分(着色アルマイト
膜)を反射面10aとしたものが挙げられる。こ
の場合、金属アルミニウムの表面は陽極酸化され
ると同時に輝尽発光光は反射するが励起光は吸収
するような染料によつて着色され、これによつて
金属アルミニウム表面に前記のような光学的性質
を有する着色アルマイト膜が反射面として形成さ
れる。また集光ミラー10の別の具体例として、
ガラス、プラスチツク等からなる基体の表面にダ
イクロイツクコーテイングを施し、このダイクロ
イツクコーテイングを反射面10aとしたもの
(すなわちダイクロイツクミラーが挙げられる。
勿論この場合、基体表面に設けられるダイクロイ
ツクコーテイングは輝尽発光光反射するのが励起
光は透過するような光学的性質を有するものであ
る。これらのミラー10に入射する比較的長波
(例えば波長633nm)の励起光は反射面10aに
よつて吸収される(前者の具体例)か、あるいは
反射面10aを透過し(後者の具多例)、従つて
ミラー10によつて反射されることはなく、比較
的短波(例えば波長400nm)の輝尽発光光のみが
ミラー10によつて反射させる。
射した輝尽発光光は反射するが、励起光は透過、
吸収等により反射しないものである必要がある。
このような光学的性質を有する集光ミラー10の
具体例として、金属アルミニウムの表面を着色ア
ルマイト処理し、この処理部分(着色アルマイト
膜)を反射面10aとしたものが挙げられる。こ
の場合、金属アルミニウムの表面は陽極酸化され
ると同時に輝尽発光光は反射するが励起光は吸収
するような染料によつて着色され、これによつて
金属アルミニウム表面に前記のような光学的性質
を有する着色アルマイト膜が反射面として形成さ
れる。また集光ミラー10の別の具体例として、
ガラス、プラスチツク等からなる基体の表面にダ
イクロイツクコーテイングを施し、このダイクロ
イツクコーテイングを反射面10aとしたもの
(すなわちダイクロイツクミラーが挙げられる。
勿論この場合、基体表面に設けられるダイクロイ
ツクコーテイングは輝尽発光光反射するのが励起
光は透過するような光学的性質を有するものであ
る。これらのミラー10に入射する比較的長波
(例えば波長633nm)の励起光は反射面10aに
よつて吸収される(前者の具体例)か、あるいは
反射面10aを透過し(後者の具多例)、従つて
ミラー10によつて反射されることはなく、比較
的短波(例えば波長400nm)の輝尽発光光のみが
ミラー10によつて反射させる。
集光体4の入射端面4aに設けられる励起光反
射防止膜13は、励起光の反射を防止するととも
に輝尽発光光の反射をも防止し、輝尽発光光を集
光体4の内部へ効率良く導入しうるものである必
要がある。このような光学的性質を有する励起光
反射防止膜13の具体例として、集光体4の材料
の屈折率よりも低い屈折率を有する材料の蒸着薄
膜が挙げられる。このような蒸着薄膜を設ける場
合、その光学的厚さを励起光の波長の1/4とする
と励起光の反射は最小となり、特に薄膜材料の屈
折率n1と集光体材料の屈折率n2との間にn1=√2
なる関係がある場合に励起光の反射は全くなくな
る。集光体4の材料の具体例としてプラスチツ
ク、ガラス等が挙げられるが、これらの材料から
なる集光体の入射端面に設けられる蒸着薄膜の材
料として、MgF2,CaF2,氷晶石等が挙げられ
る。なお、このような蒸着薄膜は、励起光の反射
を防止すると共に輝尽発光光の反射をも防止し、
従つて輝尽発光光は集光体4の内部へ効率良く導
入される。蒸着薄膜によつて反射が防止され、集
光体内部へ導入された励起光および輝尽発光光の
うち、励起光は集光体4とフオトマル5の間に設
けられたフイルタにより吸収されて除去される
が、輝尽発光光はこのフイルタを透過してフオト
マル5により受光される。
射防止膜13は、励起光の反射を防止するととも
に輝尽発光光の反射をも防止し、輝尽発光光を集
光体4の内部へ効率良く導入しうるものである必
要がある。このような光学的性質を有する励起光
反射防止膜13の具体例として、集光体4の材料
の屈折率よりも低い屈折率を有する材料の蒸着薄
膜が挙げられる。このような蒸着薄膜を設ける場
合、その光学的厚さを励起光の波長の1/4とする
と励起光の反射は最小となり、特に薄膜材料の屈
折率n1と集光体材料の屈折率n2との間にn1=√2
なる関係がある場合に励起光の反射は全くなくな
る。集光体4の材料の具体例としてプラスチツ
ク、ガラス等が挙げられるが、これらの材料から
なる集光体の入射端面に設けられる蒸着薄膜の材
料として、MgF2,CaF2,氷晶石等が挙げられ
る。なお、このような蒸着薄膜は、励起光の反射
を防止すると共に輝尽発光光の反射をも防止し、
従つて輝尽発光光は集光体4の内部へ効率良く導
入される。蒸着薄膜によつて反射が防止され、集
光体内部へ導入された励起光および輝尽発光光の
うち、励起光は集光体4とフオトマル5の間に設
けられたフイルタにより吸収されて除去される
が、輝尽発光光はこのフイルタを透過してフオト
マル5により受光される。
なお、集光ミラー10については前述のような
ものに限られるものでなく、励起光は反射せず輝
尽発光光のみを反射する性質のミラーであればい
かなるものでもよい。
ものに限られるものでなく、励起光は反射せず輝
尽発光光のみを反射する性質のミラーであればい
かなるものでもよい。
以上説明したように、本発明によれば、シート
に照射され、その照射された部分で反射される励
起光が再びシートに入射することがないようにし
ているので、励起光走査によつて集光体を介して
得られる輝尽発光光が、蓄積記録された情報量と
正確に対応することになり、正確な画像情報を得
ることができる。
に照射され、その照射された部分で反射される励
起光が再びシートに入射することがないようにし
ているので、励起光走査によつて集光体を介して
得られる輝尽発光光が、蓄積記録された情報量と
正確に対応することになり、正確な画像情報を得
ることができる。
第1図は放射線画像情報読取装置の概略図、第
2図は第1図における点3a近傍を拡大して示す
斜視図、第3図は第1図の矢印−に沿つて切
断して本発明の実施例を示す拡大断面図である。 2……ガルバノメータミラー、3……シート、
4……集光体、4a……入射端面、5……フオト
マル、10……集光ミラー。
2図は第1図における点3a近傍を拡大して示す
斜視図、第3図は第1図の矢印−に沿つて切
断して本発明の実施例を示す拡大断面図である。 2……ガルバノメータミラー、3……シート、
4……集光体、4a……入射端面、5……フオト
マル、10……集光ミラー。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 放射線画像情報を蓄積記録した蓄積性螢光体
シート上に励起光を走査せしめる走査光学系、 前記シート上の前記励起光によつて走査される
部分を入射端面が臨むように設けられ、この入射
端面から前記励起光の走査により前記シートから
放射される輝尽発光光を取り込んで集光する集光
体、 この集光体の前記入射端面に対して、前記シー
トの走査される部分を間において反対側に配さ
れ、この走査される部分から放射される輝尽発光
光は前記入射端面の方へ反射するが、この走査さ
れる部分で反射される励起光は反射しない集光ミ
ラー、および この集光体により集光された輝尽発光光をこの
輝尽発光光を選択的に透過するフイルタを介し
て、受光して光電的に電気信号に変換する光電変
換器からなることを特徴とする放射線画像情報読
取装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59045075A JPS60189736A (ja) | 1984-03-09 | 1984-03-09 | 放射線画像情報読取装置 |
EP85102660A EP0169965B1 (en) | 1984-03-09 | 1985-03-08 | Radiation image read-out apparatus |
DE8585102660T DE3573840D1 (en) | 1984-03-09 | 1985-03-08 | Radiation image read-out apparatus |
CA000476076A CA1229182A (en) | 1984-03-09 | 1985-03-08 | Radiation image read-out apparatus |
US06/710,255 US4680473A (en) | 1984-03-09 | 1985-03-11 | Radiation image read-out apparatus including selective stimulating ray reflection preventing means |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59045075A JPS60189736A (ja) | 1984-03-09 | 1984-03-09 | 放射線画像情報読取装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60189736A JPS60189736A (ja) | 1985-09-27 |
JPH0310283B2 true JPH0310283B2 (ja) | 1991-02-13 |
Family
ID=12709213
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59045075A Granted JPS60189736A (ja) | 1984-03-09 | 1984-03-09 | 放射線画像情報読取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60189736A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2571116B2 (ja) * | 1989-01-31 | 1997-01-16 | 富士写真フイルム株式会社 | 放射線画像情報読取装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5913235A (ja) * | 1982-07-14 | 1984-01-24 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | 放射線画像読取装置 |
-
1984
- 1984-03-09 JP JP59045075A patent/JPS60189736A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5913235A (ja) * | 1982-07-14 | 1984-01-24 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | 放射線画像読取装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60189736A (ja) | 1985-09-27 |
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