JPH03102747A - プロジエクシヨンテレビ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［ａ業上の利用分野］ この発明は、ブラウン管（陰極線管）上の画像をスクリ
ーンに投写するプロジェクションテレビ装置に関するも
のであり、さらに詳しくは、投写光学系に関するもので
ある。

［従来の技術］ 第２図は、従来のプロジェクションテレビ装置の構成を
示す概略側面図であり、同図において、（１）は陰極線
管（以下ＣＲＴという）であって、このＣ　Ｒ　Ｔ　（
１）は第３図で示すように、赤、青、緑の３本の互いに
独立したＣ　Ｒ　Ｔ　（ＩＲ）　，　（ＩＢ）　．　（
ＩＧ）により構成されており、それらのガラス材の屈折
率はｎ．である． （４）はスクリーン、（７）　は反射ミラーで、上記各
Ｃ　Ｒ　Ｔ　（ＩＲ）　，　（１Ｂ）　．　（１（ｉ）
から出射された光束（ｒ），（ｂ）　．　（ｇ）の方向
を上記スクリーン（４）の方向に反射させる．（８）は
上記Ｃ　Ｒ　Ｔ　（１）を駆動させる電子回路である。

第４図は従来のプロジェクションテレビ装置における要
部の断面図、つまり、投写光学系の具体構造を示し、同
図において、（２）はＣ　Ｒ　Ｔ　（１）を冷却する冷
却液で、その屈折率はｎ２である。

（３）は投写レンズで、第１〜第４レンズ（５Ａ）〜（
５０）より構成されており、上記冷却液（２）に接した
第１レンズ（５Ａ）の屈折率はｎ３である．（６）は冷
却液ホルダで、上記Ｃ　Ｒ　Ｔ　（１）と投写レンズ（
３）とをつなぐとともに、上記冷却液（２）を保持する
。

なお、上記各屈折率ｎ＋　＋　　２＋　ｎ３は、ｎ１ｎ ≠ｎ２≠ｎ３の関係に設定されている．次に、上記構成
の動作について説明する．電子回路（８）により駆動さ
れる各ＣＲＴ（ＩＲ），（ＩＢ）　，　（ＩＧ）の蛍光
面上にそれぞれ赤、青、緑の独立した画像が映し出され
る。

これら各画像は投写レンズ（３）より反射ミラー（７）
に向けて出射され、この反射ミラー（７）で反射された
画像がスクリーン｛４｝上に投写される。

このとき、スクリーン上では赤、緑、青の像が重ね合わ
されるため、カラーの画像となる。

このような投写状態において、上記各ＣＲＴ（ＩＲ）　
，　（ＩＢ）　．　（ＩＧ）は冷却液（２）によって発
熱がおさえられる。

［発明が解決しようとする課題］ 従来のプロジェクションテレビ装置は、以上のように構
成されているので、ＣＲＴの構成、ガラス材、冷却液お
よび投写レンズの第１レンズの屈折率ｎ　ｌ　＋　ｎ　
２およびｎ，の値がそれぞれ異なるため、冷却液（２）
とＣ　Ｒ　Ｔ　（１）の境界面、および冷却液（２）と
第１レンズ（５Ａ）の境界面での光の反射をさけること
ができず、反射した光が迷光となりコントラストの低下
を生ずるという問題があった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、冷却液とＣＲＴの境界面および冷却液と第１
レンズの境界面での光の反射を軽減させてコントラスト
の向上を達成することができるプロジェクションテレビ
装置を提供することを目的とする。

［課題を解決するための千段］ この発明によるプロジェクションテレビ装置は、冷却液
とＣＲＴの境界面および冷却液と第１レンズの境界面に
それぞれ反射防止膜を設けたことを特徴とする。

［作用］ この発明によれば、互いに屈折率が異なるＣＲＴと冷却
液との境界面での光の反射および冷却液と第１レンズと
の境界面での光の反射をともに軽減することが可能とな
り、スクリーン上の画像のコントラストの低下を抑制す
ることができる．［発明の実施例］ 以下、この発明の一実施例を図面にもとづいて説明する
。

第１図はプロジェクションテレビ装置の要部の断面構造
を示し、（ｌＧ）はＣ　Ｒ　Ｔ　（１）の表面に形成さ
れた第１の反射防止膜である。この第１の反射防止膜（
１０）の屈折率ｎ４と厚みｄ４は、ＣＲＴ（１）より出
射される光の中心波長をλとするとき、 ｎ４＝−ｒＴ＋コー１コー　　　　　　　　　・（１）
ｄ４＝λ／４ｎ４　　　　　　　　　・・・（２）の関
係が成立するように設定されており、たとえば、ＣＲＴ
のガラス而の屈折率ｎ＋＝１．５４、冷却液の屈折率ｎ
２＝１．４２であり、膜材の一例としてＳ　ｉ　Ｏ　２
（ｎ　＜　＝　１．４６）等が使用される。

（１１）は第１レンズ（５Ａ）上の表面に形成された第
２の反射防止膜で、屈折率ｎＩＩと厚みｄ，はｎ，＝ｆ
ｉコ〒コー　　　　　　　　　・・・（３）ｄ８＝λ／
４ｎ．　　　　　　　　　　・・・（４）の関係が成立
するように設定されている。

以上のような第１および第２の反射防止膜（１０）．　
（１１）は赤、青、緑に発光される光の中心波長λに応
じて、ｄ４，ｄ，の厚みは最適な厚みに形成する。

なお、ｎ４　＋　ｎｓ　１　ｄ４　＊　ａｓはよく知ら
れた反射防止条件の式となっている。

つぎに、上記構成のプロジェクションテレビ装置の動作
について説明する。

Ｃ　Ｒ　Ｔ　（１）と冷却液（２）の境界面および冷却
液（２）と第１レンズ（５Ａ）の境界面に形成された第
１の反射防止膜（ｌＯ）および第２の反射防止膜は、波
長λの光に対しては、完全な反射防止をおこない、また
、発光中心の波長λ以外の光に対しても、赤、青、緑の
ＣＲＴそれぞれ独立にｄ４ｄｓの膜厚が最適な厚みに設
定されているので、各境界面での反射パワーを’１１！
できる。したがって、これまでこれら境界面での反射に
より生じていた、スクリーン上の画像のコントラスト低
下を軽減できる． なお、上記実施例では、反射防止膜（１０）．　（１１
）としてたとえば、Ｓ　ｉ　Ｏ２等の単層膜をコーティ
ングしたが、屈折率の異なる２つの膜（例えばＳｉ０２
とＴｉｅ．等）を交互に多層膜コーティングして、反射
防止の機能をもたせても良い。

［発明の効果］ 以上のように、この発明によれば、ＣＲＴと冷却液の境
界面および冷却液と第１レンズ間との境界面における屈
折率の差による光の反射を軽減できるようにしｋので、
スクリーン上の画像のコントラストの低下を制御し、良
好な画像をスクリーン上に投写させることができる効果
がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例によるプロジェクションテ
レビ装置の要部の断面構造を示す図、第２図はプロジェ
クションテレビ装置の一般的な構戒を示す概略側面図、
第３図はＣＲＴの構造図、第４図は従来のプロジェクシ
ョンテレビ装置の要部の断面構造を示す図である。 （１）　、（ＩＲ）、（ＩＢ）、（ＩＧ）・・・ＣＲＴ
、（２）・・・冷却液、（３）・・・投写レンズ、（４
）・・・スクリーン、（５＾）・・・第１レンズ、（１
０）・・・第１の反射防止膜、（１１）・・・第２の反
射防止膜。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）陰極線管と、陰極線管上の画像をスクリーン上に
   投写する投写レンズと、上記陰極線管と投写レンズの間
   に注入された冷却液と、上記陰極線管上に設けられ上記
   陰極線管と上記冷却液との屈折率差による光の反射を防
   止する第１の反射防止膜と、上記投写レンズの上記冷却
   液に接する第１レンズ面上に設けられ投写レンズの第１
   レンズと冷却液との屈折率差による光の反射を防止する
   第２の反射防止膜を備えたことを特徴とするプロジェク
   ションテレビ装置。