JP2003255271A - 色分離合成光学系及びそれを用いた投写型液晶表示装置 - Google Patents

色分離合成光学系及びそれを用いた投写型液晶表示装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】黒表示を行う際、三原色光の境界波長領域で光
漏れが生じなく、高いコントラスト比が得れるものを提
供すること。 【解決手段】第一及び第二のリターダースタックを備
え、夫々備えるカットオフ波長について、前記第一のリ
ターダースタックの短波長側のカットオフ波長を前記第
二のリターダースタックの短波長側のカットオフ波長よ
りも短波長側とし、前記第一のリターダースタックの長
波長側のカットオフ波長を前記第二のリターダースタッ
クの長波長側のカットオフ波長よりも長波長側とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源からの照明光
を液晶表示素子に照射し、液晶表示素子において形成さ
れた画像をスクリーンに投影する投写型液晶表示装置、
特に投写型液晶表示装置における光学系に関する。
【0002】
【従来の技術】大画面画像表示に好適な投写型液晶表示
装置の普及には低コスト化が重要な因子である。
【0003】低コスト化に最も効果的なのは、液晶表示
素子の小型化ならびにそれに伴う投写光学系の小型化で
ある。その一方で、高品位テレビジョンのように画素密
度の高い高精細な表示も要求される。反射型の液晶表示
素子は、画素のほぼ前面を反射板を兼ねた電極で覆うこ
とにより、小型・高精細の素子においても、透過型の液
晶表示素子に比べて高い開口率を維持できるのが特長で
ある。したがって、反射型の液晶表示素子は、小型かつ
高精細な投写型液晶表示装置に最適な素子であるといえ
る。反射型の液晶表示素子を用いた投写型液晶表示装置
の投写光学系の従来例は、特開平8−271854号公
報、特開平10−20273号公報、米国特許第618
3091号明細書、WO 99/19758,P.M.
Alt・カンファレンス・レコード・オブ・ザ・199
7・インターナショナル・ディスプレイ・リサーチ・カ
ンファレンス・M19−M28・1997年、R.L.
Melcher・エスアイディー・98・ダイジェスト
・pp.25−28・1998年等に記載されている。
特に米国特許第6183091号明細書に記載されてい
る投写光学系はリターダースタックと偏光ビームスプリ
ッタとを効果的に用いることにより波長分離を行ってい
ることを特徴とする方式である。ここでいうリターダー
スタックとは、屈折率異方性のある位相差フィルムを多
数積層した光学素子であり、三原色光のうち選択した原
色光の位相差を他の原色光に対してπだけずらす機能を
備える。リターダースタックの詳細については、米国特
許第5751384号明細書に記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、米国特
許第6183091号明細書に記載されている投写光学
系には次のような課題がある。米国特許第618309
1号明細書に記載されている、偏光ビームスプリッタ
と、偏光ビームスプリッタの第一の側面に隣接した入射
リターダースタックと、偏光ビームスプリッタの第ニの
側面に隣接したスペーサと、偏光ビームスプリッタの第
三の側面に隣接したダイクロイックビームスプリッタ
と、偏光ビームスプリッタの第四の側面に隣接して配置
された出射リターダースタックとからなる光の三原色の
分離合成システムを備えた投写光学系は、黒表示を行う
際、三原色光の境界波長領域で光漏れが生じるため、高
いコントラスト比を得ることができない。また、上記の
投写光学系を用いた投写型液晶表示装置には、三原色光
の境界波長領域において異なる原色の重なりが大きいた
め、色純度が低下してしまうという問題がある。
【0005】パーソナルコンピュータのモニタやNTS
Cのテレビジョンの画面における縦横比は3:4が主流
であったが、高品位テレビジョンなどの主として画像鑑
賞を目的とする用途においては画面の縦横比が9:16
の横長の画面を備える。したがって、投写型液晶表示装
置における液晶パネルも横長の形状となるが、同時に投
写型液晶表示における色分離合成光学系の大きさが増加
するという問題が生じる。本発明の第一の目的は、三原
色光の境界波長領域での光漏れを防止し、高いコントラ
スト比の投写型液晶表示装置を実現することにある。
【0006】本発明の第二の目的は、三原色光の境界波
長領域における色純度を低下させる要因となる光を効果
的に除去し、色純度の高い画像表示の可能な投写型液晶
表示装置を実現することにある。
【0007】本発明の第三の目的は、横長の形状の液晶
パネルを備えた投写型液晶表示装置における色分離合成
光学系の大きさを縮小し、ひいては投写型液晶表示装置
の大きさを縮小することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の色分離合成光学系は、第一のリターダー
スタックと、偏光ビームスプリッタと、スペーサと、ダ
イクロイックビームスプリッタと第二のリターダースタ
ックからなる色分離合成光学系において、前記偏光ビー
ムスプリッタの第一の側面に隣接して前記第一のリター
ダースタックを配置し、前記偏光ビームスプリッタの第
二の側面に隣接して前記スペーサを配置し、前記偏光ビ
ームスプリッタの第三の側面に隣接して前記ダイクロイ
ックビームスプリッタを配置し、前記偏光ビームスプリ
ッタの第四の側面に隣接して前記第二のリターダースタ
ックを配置し、前記偏光ビームスプリッタの第一の側面
と第三の側面とが互いに向かい合っており、前記偏光ビ
ームスプリッタの第ニの側面と第四の側面とが互いに向
かい合っており、前記第一のリターダースタック及び前
記第二のリターダースタックは各々可視光領域に二つの
カットオフ波長を有し、前記第一のリターダースタック
の短波長側のカットオフ波長は前記第二のリターダース
タックの短波長側のカットオフ波長よりも短波長側に有
り、前記第一のリターダースタックの長波長側のカット
オフ波長は前記第二のリターダースタックの長波長側の
カットオフ波長よりも長波長側に有る。
【0009】また、上記目的を達成するために、本発明
の少なくとも投写型液晶表示装置は、前記色分離合成光
学系と、白色光源と、三原色の各色光に対応した複数の
液晶パネルと、投写レンズを備えており、前記白色光源
からの照明光を前記偏光ビームスプリッタの張り合わせ
界面に対してp偏光とし、前記白色光源からの照明光を
前記第一のリターダースタック側から前記偏光ビームス
プリッタに入射するように構成し、前記スペーサの前記
偏光ビームスプリッタに隣接する面とは反対側の面に緑
色用液晶パネルを備え、前記ダイクロイックビームスプ
リッタの第一の出射面に赤色用液晶パネルを備え、前記
ダイクロイックビームスプリッタの第二の出射面に青色
用液晶パネルを備え、第二のリターダースタックに隣接
して出射側偏光板及び投写レンズを順に備える。
【0010】あるいはまた、上記目的を達成するため
に、本発明の少なくとも投写型液晶表示装置は、前記色
分離合成光学系と、白色光源と、三原色の各色光に対応
した複数の液晶パネルと、投写レンズを備えており、前
記白色光源からの照明光を前記偏光ビームスプリッタの
張り合わせ界面に対してs偏光とし、前記白色光源から
の照明光を前記第ニのリターダースタック側から前記偏
光ビームスプリッタに入射するように構成し、前記スペ
ーサの前記偏光ビームスプリッタに隣接する面とは反対
側の面に緑色用液晶パネルを備え、前記ダイクロイック
ビームスプリッタの第一の出射面に赤色用液晶パネルを
備え、前記ダイクロイックビームスプリッタの第二の出
射面に青色用液晶パネルを備え、第一のリターダースタ
ックに隣接して出射側偏光板及び投写レンズを順に備え
る。
【0011】また、上記目的を達成するために、本発明
の色分離合成光学系は、第一のリターダースタックと、
偏光ビームスプリッタと、スペーサと、ダイクロイック
ビームスプリッタと第二のリターダースタックからな
り、前記偏光ビームスプリッタの第一の側面に隣接して
前記第一のリターダースタックを配置し、前記偏光ビー
ムスプリッタの第二の側面に隣接して前記スペーサを配
置し、前記偏光ビームスプリッタの第三の側面に隣接し
て前記ダイクロイックビームスプリッタを配置し、前記
偏光ビームスプリッタの第四の側面に隣接して前記第二
のリターダースタックを配置し、前記偏光ビームスプリ
ッタの第一の側面と第三の側面とが互いに向かい合って
おり、前記偏光ビームスプリッタの第ニの側面と第四の
側面とが互いに向かい合っており、前記第一のリターダ
ースタック及び前記第二のリターダースタックは各々可
視光領域に二つのカットオフ波長を有し、前記第一のリ
ターダースタックの長波長側のカットオフ波長を、前記
ダイクロイックビームスプリッタの張り合わせ界面に対
してs偏光のカットオフ波長よりも長波長側とし、前記
第一のリターダースタックの短波長側のカットオフ波長
を、前記ダイクロイックビームスプリッタの張り合わせ
界面に対してp偏光のカットオフ波長よりも短波長側と
した。
【0012】さらに、前記色分離合成光学系における前
記ダイクロイックビームスプリッタのカットオフ波長
は、前記ダイクロイックビームスプリッタの張り合わせ
界面に対する主たる光軸から照明光学系のF値から規定
される照明光の広がり角度だけずれた角度における光に
対する前記ダイクロイックビームスプリッタのカットオ
フ波長とした。
【0013】また、上記の他の目的を解決するために、
本発明の投写型液晶表示装置における色分離光学系にお
いては、前記偏光ビームスプリッタの張り合わせ界面に
おける透過光の光軸と反射光の光軸とが含まれる面と、
前記ダイクロイックビームスプリッタの張り合わせ界面
における透過光の光軸と反射光の光軸とが含まれる面と
が概ね90度となるように配置した。
【0014】さらには、前記偏光ビームスプリッタと前
記ダイクロイックビームスプリッタとの間に、赤色光の
位相を青色光のそれに対してπずらす機能を備えた第三
のリターダースタックを備えた。
【0015】あるいはまた、さらに投写型液晶表示装置
を小型化するために、第一のリターダースタックと、偏
光ビームスプリッタと、第二のリターダースタックから
なる色分離合成光学系と、緑用液晶パネルと、時分割で
赤画像と青画像とを切り替えて表示する赤/青用液晶パ
ネルと、時分割で黄色とシアンとを切り替えて照明する
ことが可能な照明光学系と、投写レンズとを備えた投写
型液晶表示装置において、前記色分離合成光学系におい
て、前記偏光ビームスプリッタの第一の側面に隣接して
前記第一のリターダースタックを配置し、前記偏光ビー
ムスプリッタの第二の側面に隣接して前記緑色パネルを
配置し、前記偏光ビームスプリッタの第三の側面に隣接
して前記赤/青用液晶パネルを配置し、前記偏光ビーム
スプリッタの第四の側面に隣接して前記第二のリターダ
ースタックを配置し、前記偏光ビームスプリッタの第一
の側面と第三の側面とが互いに向かい合っており、前記
偏光ビームスプリッタの第ニの側面と第四の側面とが互
いに向かい合っており、前記第一のリターダースタック
及び前記第二のリターダースタックは各々可視光領域に
二つのカットオフ波長を有し、前記第一のリターダース
タックの短波長側のカットオフ波長は前記第二のリター
ダースタックの短波長側のカットオフ波長よりも短波長
側に有り、前記第一のリターダースタックの長波長側の
カットオフ波長は前記第二のリターダースタックの長波
長側のカットオフ波長よりも長波長側に有る色分離合成
光学系とした。
【0016】
【発明の実施の形態】(実施例1)図1は、本実施例の
投写型液晶表示装置における色分離合成光学系の説明図
であり、白表示状態を示している。本実施例の投写型液
晶表示装置における色分離合成光学系は、第一のリター
ダースタック101と、偏光ビームスプリッタ102
と、スペーサ103と、三原色の各色光毎に設けられた
液晶パネル104R、104G、104Bと、ダイクロ
イックビームスプリッタ105と、第二のリターダース
タック106と、出射側偏光板146からなる。第一の
リターダースタック101は、偏光ビームスプリッタ1
02の第一の側面に隣接しており、スペーサ103は偏
光ビームスプリッタ102の第二の側面に隣接してお
り、ダイクロイックビームスプリッタ105は偏光ビー
ムスプリッタ102の第三の側面に隣接しており、第二
のリターダースタック106は偏光ビームスプリッタ1
02の第四の側面に隣接して配置されている。偏光ビー
ムスプリッタ102は、2つの45度プリズムを張り合
わせた構成であり、張り合わせ界面に誘電体多層膜を設
けて、前記張り合わせ界面に対する偏光状態に応じて入
射光を透過ないし反射する特性を備える光学素子であ
る。緑色用の液晶パネル104Gは、スペーサ103に
おける偏光ビームスプリッタ102とは反対側の側面に
隣接して配置される。赤色用の液晶パネル104Rは、
ダイクロイックビームスプリッタ105の第一の出射面
に隣接して配置される。青色用の液晶パネル104B
は、ダイクロイックビームスプリッタ105の第ニの出
射面に隣接して配置される。ここで用いたダイクロイッ
クビームスプリッタ105は、2つの45度プリズムを
張り合わせた構成であり、張り合わせ界面に誘電体多層
膜を設けて波長に応じて反射ないし透過する特性を備え
る光学素子である。ここで用いたダイクロイックビーム
スプリッタ105は、青色光を反射し、赤色光を透過す
る特性を備える。
【0017】図1中には図示されていない光源からの白
色光100であるWpは、予めp偏光(図1において紙
面に水平方向に偏光)で第一のリターダースタック10
1側から偏光ビームスプリッタに入射する。第一のリタ
ーダースタック101において、Wpのうち緑色の波長
成分はπの位相変調を受けs偏光(図1において紙面に
垂直方向に偏光)となり、Wpのうちマゼンタの波長成
分は位相変調を受けずp偏光のままであり、夫々Gs及
びMpと表す。図1中にG/Mとあるが、これは緑色
(G)の波長成分を位相変調し、マゼンタ(M)の波長
成分は位相変調しないという機能を意味している。Gs
は偏光ビームスプリッタ102の界面で反射されスペー
サ103を介して緑色用液晶パネル104Gに入射す
る。緑色用液晶パネル104Gが白表示状態の時には、
前記Gsは偏光状態の変調を受け、p偏光となる(G
p)。前記Gpは、再びスペーサ103を介して偏光ビ
ームスプリッタ102に入射するが、今度は界面を透過
して第二のリターダースタック106に入射し、πの位
相変調を受けてs偏光となり出射される。一方、第一の
リターダースタック101から偏光ビームスプリッタ1
02に入射したMpは、偏光ビームスプリッタ102を
透過してダイクロイックビームスプリッタ105に入射
し、その界面で青色光(Bp)と赤色光(Rp)に分離
される。分離された青色光(Bp)は青色用液晶パネル
104Bに入射し、分離された赤色光(Rp)は赤色用
液晶パネル104Rに夫々入射して、何れも白表示の際
にはπの位相変調を受けてs偏光となる(夫々Bs及び
Rs)。前記Bs及びRsはダイクロイックビームスプ
リッタ105により再び色合成されマゼンタ(Ms)と
なり、偏光ビームスプリッタ102に入射し、その界面
によって反射される。偏光ビームスプリッタ102で反
射されたMsは、先の緑色光(Gp)と合成され第二の
リターダースタック106に入射する。このうちGpの
波長成分が主としてπの位相変調を受けs偏光となり、
位相変調を受けなかったMsと合成されてs偏光の白色
光108(Ws)となり、第二のリターダースタックか
ら出射する。前記第二のリターダースタックからの出射
する白色光は、出射側偏光板146によって不要な偏光
成分が除去される。前記白色光は、図示されていない投
写光学系によりスクリーン等に投写され画像を形成す
る。
【0018】図2に示した投写型液晶表示装置は、図1
の投写型液晶表示装置と構成は同じであるが、黒表示状
態を示している。図1中には図示されていない光源から
の白色光100であるWpは、予めp偏光(図1におい
て紙面に水平方向に偏光)で第一のリターダースタック
101側から偏光ビームスプリッタに入射する。第一の
リターダースタック101において、Wpのうち緑色の
波長成分はπの位相変調を受けs偏光となり、Wpのう
ちマゼンタの波長成分は位相変調を受けずp偏光のまま
であり、夫々Gs及びMpと表す。Gsは偏光ビームス
プリッタ102の界面で反射されスペーサ103を介し
て緑色用液晶パネル104Gに入射する。緑色用液晶パ
ネル104Gが黒表示状態の時には、前記Gsは偏光状
態の変調を受けず、s偏光のままとなる(Gs)。前記
Gsは、再びスペーサ103を介して偏光ビームスプリ
ッタ102に入射し、界面で再び反射されて第一のリタ
ーダースタック101に入射し、πの位相変調を受けて
p偏光となり出射される。一方、第一のリターダースタ
ック101から偏光ビームスプリッタ102に入射した
Mpは、偏光ビームスプリッタ102を透過してダイク
ロイックビームスプリッタ105に入射し、その界面で
青色光(Bp)と赤色光(Rp)に分離される。分離さ
れた青色光(Bp)は青色用液晶パネル104Bに入射
し、分離された赤色光(Rp)は赤色用液晶パネル10
4Rに夫々入射して、何れも黒表示の際には位相変調を
受けずp偏光のままとなる(夫々Bp及びRp)。前記
Bp及びRpはダイクロイックビームスプリッタ105
により再び色合成されマゼンタ(Mp)となり、偏光ビ
ームスプリッタ102に入射し、その界面を透過する。
偏光ビームスプリッタ102を透過したMpは、先の緑
色光(Gs)と合成され第一のリターダースタック10
1に入射する。このうちGsの波長成分が主としてπの
位相変調を受けp偏光となり、位相変調を受けなかった
Mpと合成されてp偏光の白色光109(Wp)とな
り、第一のリターダースタックから出射する。前記白色
光109は、光源方向に戻るため、スクリーン上では黒
表示となる。偏光ビームスプリッタ102のp偏光透過
率は100%ではないため、界面で僅かに反射されて第
二のリターダースタック106方向に向かう光がある
が、第二のリターダースタック106に隣接して設けた
出射側偏光板146により除去されるので、コントラス
ト比への影響はない。しかしながら、各液晶パネル10
4で僅かに位相変調が生じた場合には、第二のリターダ
ースタックから出射する光は出射側偏光板146では除
去できず漏れ光112となり、スクリーン上での黒表示
の輝度レベルが僅かに上昇してコントラスト比の低下に
つながり問題である。液晶パネル104における黒表示
時の位相変調量を極力小さくする必要がある。
【0019】漏れ光112の生じる原因は、液晶パネル
104での不要な位相変調の他にも存在する。コントラ
スト比低下の最も大きな原因は、三原色光の境界波長領
域での光漏れである。三原色光の境界波長領域での光漏
れの要因としては大きく次の二つがある。一つ目の要因
はリターダースタックのカットオフ波長近傍での特性で
ある。リターダースタックのカットオフ波長とは、位相
変調が0の波長領域と位相変調がπの波長領域との境界
に位置し、位相変調がちょうどπ/2である波長を指
す。リターダースタックのカットオフ波長近傍では、位
相変調が0とπとの間の値となるため、リターダースタ
ックに入射した直線偏光は楕円偏光となって出射する。
二つ目の要因は、偏光ビームスプリッタのp偏光に対す
る特性である。偏光ビームスプリッタ102は、s偏光
に対しては良好な反射特性を示すのに対し、p偏光に対
しては透過特性と反射特性との比を十分に得ることがで
きない。具体的には、偏光ビームスプリッタ102のs
偏光反射率は99.99%以上とすることができるのに
対し、p偏光透過率はたかだか80%から90%程度で
あり、p偏光の10%から20%程度は反射されてしま
う。上記の二つの要因により漏れ光112が生じる様子
を、図14を用いて緑色光と赤色光の境界波長領域(O
光と称する)を例にとり説明する。
【0020】p偏光の白色光100のうちO光は第一の
リターダースタック101を通過後楕円偏光1001と
なる。前記楕円偏光のうちs偏光成分(Os)は偏光ビ
ームスプリッタ102の界面で反射され緑色用パネル1
04Gに向かい、反射された光は再び偏光ビームスプリ
ッタ102の界面で反射されるため、漏れ光112とは
ならない。一方、前記楕円偏光のうちp偏光成分(O
p)は、偏光ビームスプリッタ102の界面を透過する
成分(Opt)と、反射される成分(Opr)とに分離
される。前記Opt光はダイクロイックビームスプリッ
タ105を介して赤色用液晶パネル104Rに入射す
る。赤色用液晶パネル104Rは黒表示状態であるの
で、Opt光の偏光状態は変調されないため、再び偏光
ビームスプリッタの界面に到達したときに、その大部分
は透過するため漏れ光112とはならないが、Opt光
の10%から20%は界面で反射され(Optr)、第
二のリターダースタック106に向かう。第二のリター
ダースタック106に隣接して設けられた出射側偏光板
146の目的は、画像光の偏光状態とは異なる偏光状態
以外の不要光を除去することである。ここでは、s偏光
を透過しp偏光を除去するように構成されている。第二
のリターダースタック106でOptr光が変調されて
p偏光からs偏光となると、前記出射側偏光板146を
透過してしまい、漏れ光112となる。この漏れ光11
2の発生を防止するために、本発明の投写型液晶表示装
置における第一及び第二のリターダースタック101及
び106を次に説明する構成とした。
【0021】図3及び図4は、本発明の投写型液晶表示
装置における第一のリターダースタック101及び第二
のリターダースタック106の特性曲線である。図3
は、第一のリターダースタック101ないしは第二のリ
ターダースタック106のクロスニコルの偏光配置下で
の透過率を示しており、第一のリターダースタック10
1及び第二のリターダースタック106の特性曲線は夫
々111G及び110Gである。図4は、第一のリター
ダースタック101ないしは第二のリターダースタック
106の平行ニコルの偏光配置下での透過率を示してお
り、第一のリターダースタック101及び第二のリター
ダースタック106の特性曲線は夫々111M及び11
0Mである。本発明の投写型液晶表示装置における第一
のリターダースタック101及び第二のリターダースタ
ック106の特徴は、第一のリターダースタック101
におけるカットオフ波長に対し第二のリターダースタッ
ク106におけるカットオフ波長を異なった波長とした
ことにある。
【0022】さらに、第二のリターダースタック106
における二つのカットオフ波長の差分であるバンド幅
を、第一のリターダースタック101におけるバンド幅
に対して狭帯域としたことも特徴である。
【0023】あるいはまた、第二のリターダースタック
106における短波長側のカットオフ波長は第一のリタ
ーダースタック101における短波長側のカットオフ波
長に比べて長波長側とし、第二のリターダースタック1
06における長波長側のカットオフ波長は第一のリター
ダースタック101における長波長側のカットオフ波長
に比べて短波長側としたことも特徴である。
【0024】このような構成としたことにより、不要光
となるはずであったOpt光はほぼ全てが位相変調され
ることが無いためp偏光状態を維持し、第二のリターダ
ースタック106と投写光学系との間に設けた出射側1
46偏光板により除去されるため、不要光112となる
ことはない。
【0025】図5に、第一のリターダースタック101
の長波長側のカットオフ波長と第二のリターダースタッ
ク106の長波長側のカットオフ波長との差分、及び第
一のリターダースタック101の短波長側のカットオフ
波長と第二のリターダースタック106の短波長側のカ
ットオフ波長との差分Δλを夫々0nm、5nm及び1
0nmとした時の漏れ光112のスペクトルを示す。図
5のスペクトル120、121及び122が夫々上記の
差分Δλを0nm、5nm及び10nmとしたときの結
果に相当する。第一及び第二のリターダースタックのカ
ットオフ波長間の差分Δλを増加することにより、三原
色光の境界波長領域における漏れ光の強度を効果的に低
減できることが明らかである。
【0026】第一及び第二のリターダースタックのカッ
トオフ波長間に差分Δλを設けることの他の効果は色純
度の向上である。図6に、第一及び第二のリターダース
タックのカットオフ波長間の差分Δλを0nm、5nm
及び10nmと増加させたときの白表示におけるスペク
トルを示す。三原色の境界波長領域の光は色純度を低下
させるが、図6からも明らかなようにΔλを増加させる
ことにより、三原色の境界波長領域の光強度を低減で
き、すなわち三原色の色分離を良好に行うことができ、
色純度を向上させることが可能となる。
【0027】図7は、本実施例の色分離合成光学系に用
いたダイクロイックビームスプリッタ105の波長特性
と、第一のリターダースタック101の波長特性との対
応関係を示した図である。ダイクロイックビームスプリ
ッタにおける透過率ないし反射率のカットオフ波長に
は、偏光依存性及び入射角度依存性が存在する。スペク
トル130Tp0は、ダイクロイックビームスプリッタ
の界面での光軸に沿った方向でのp偏光の透過率であ
り、130Tp+及び130Tp−は夫々光軸に沿った
方向からプラス方向及びマイナス方向に14度ずらした
角度のp偏光(F値にして約2に相当)に対しての透過
率スペクトルである。また、スペクトル130Ts0、
130Ts+及び130Ts−は、同じくs偏光に対し
ての透過スペクトルである。このように、p偏光に対す
るカットオフ波長の方がs偏光に対するカットオフ波長
よりも短波長側にある。また、入射角度が光軸に沿った
方向からプラス方向にずらした角度でのカットオフ波長
の方がマイナス方向でのそれよりも短波長側にある。本
実施例の特徴は、ダイクロイックビームスプリッタ10
5の透過スペクトルのカットオフ波長を何れも第一のリ
ターダースタック101の長波長側のカットオフ波長と
短波長側のカットオフ波長との間に配置したことであ
る。もしもダイクロイックビームスプリッタ105の透
過スペクトルのカットオフ波長が第一のリターダースタ
ック101の長波長側のカットオフ波長ないし短波長側
のカットオフ波長の外側になった場合、そのはみ出した
波長領域の光は光軸からのずれ角度に対し非対称に損失
となり、投写画像において三原色毎に異なった輝度傾斜
が生じるいわゆるカラーシェーディングの問題が生じ
る。したがって、ダイクロイックビームスプリッタ10
5の透過スペクトルのカットオフ波長を何れも第一のリ
ターダースタック101の長波長側のカットオフ波長と
短波長側のカットオフ波長との間に配置することによ
り、カラーシェーディングの発生を効果的に防止するこ
とができる。
【0028】(実施例2)図8及び図9に本実施例の投
写型液晶表示装置における色分離合成光学系を示す。図
8は白表示状態を示しており、図9は黒表示状態を示し
ている。実施例1の色分離合成光学系と大きく異なる点
は、光源からの白色光100を第二のリターダースタッ
ク106側から入射し、画像光を第一のリターダースタ
ック101側から取り出す構成としたことである。本実
施例の色分離合成光学系においても実施例1と同様な不
要光発生の問題点があるため、第一のリターダースタッ
ク101の長波長側及び短波長側のカットオフ波長と第
二のリターダースタック106の長波長側及び短波長側
のカットオフ波長とは夫々異なる波長とした。具体的に
は、本発明の投写型液晶表示装置における第一のリター
ダースタック101及び第二のリターダースタック10
6の特徴は、第一のリターダースタック101における
カットオフ波長に対し、第二のリターダースタック10
6におけるカットオフ波長を異なった波長とした。
【0029】さらに、第二のリターダースタック106
における二つのカットオフ波長の差分であるバンド幅
を、第一のリターダースタック101におけるバンド幅
に対して狭帯域とした。
【0030】あるいはまた、第二のリターダースタック
106における短波長側のカットオフ波長は第一のリタ
ーダースタック101における短波長側のカットオフ波
長に比べて長波長側とし、第二のリターダースタック1
06における長波長側のカットオフ波長は第一のリター
ダースタック101における長波長側のカットオフ波長
に比べて短波長側とした。
【0031】(実施例3)図10に本実施例の投写型液
晶表示装置における色分離合成光学系を示す。本実施例
の特徴は、偏光ビームスプリッタ102の張り合わせ界
面における透過光の光軸と反射光の光軸とが含まれる面
と、ダイクロイックビームスプリッタ105の張り合わ
せ界面における透過光の光軸と反射光の光軸とが含まれ
る面とが概ね90度となるように配置したことにある。
液晶パネルの表示部の形状は通常横長であり、さらに高
品位テレビジョンのように縦横比が9:16のように横
方向に細長い形状をとりうる。本実施例のように構成す
ることにより、ダイクロイックビームスプリッタ105
のサイズを大幅に削減することが可能となり、ひいては
光学系全体のサイズを縮小することが可能となる。
【0032】(実施例4)図11に本実施例の投写型液
晶表示装置における色分離合成光学系を示す。本実施例
の特徴は、実施例3の色分離合成光学系において、さら
に偏光ビームスプリッタ102とダイクロイックビーム
スプリッタ105との間に第三のリターダースタック1
07を設けたことにある。第三のリターダースタック1
07は、赤色光をπの位相変調し、青色光に対しては位
相変調がほぼ0の特性を備える。偏光ビームスプリッタ
102の張り合わせ界面における透過光の光軸と反射光
の光軸とが含まれる面と、ダイクロイックビームスプリ
ッタ105の張り合わせ界面における透過光の光軸と反
射光の光軸とが含まれる面とが概ね90度となるように
配置しているので、実施例3においては例えば偏光ビー
ムスプリッタ102からダイクロイックビームスプリッ
タ105に入射するp偏光は、ダイクロイックビームス
プリッタ105の張り合わせ界面に対してはs偏光とな
る。逆も同様である。本実施例の色分離合成光学系にお
いては、青色用液晶パネル104Bにはダイクロイック
ビームスプリッタ105の張り合わせ界面で反射された
s偏光が入射し、赤色用液晶パネル104Rにはダイク
ロイックビームスプリッタ105の張り合わせ界面を透
過したp偏光が入射する。
【0033】実施例1においても述べたように、ダイク
ロイックビームスプリッタ105には、偏光依存性及び
入射角度依存性が存在する。p偏光に対するカットオフ
波長はs偏光に対するカットオフ波長よりも短波長側に
あり、夫々に入射角度依存性がある。言い換えれば、p
偏光に対するカットオフ波長はs偏光に対するカットオ
フ波長よりも青色側にある。第三のリターダースタック
107を設けたことにより、青色用パネル104B用の
照明光はダイクロイックビームスプリッタ105の張り
合わせ界面に対してs偏光となるので、赤色よりにある
ダイクロイックビームスプリッタ105のs偏光に対す
るカットオフ波長の入射角度依存性の影響を受けない。
また、赤色用パネル104R用の照明光はダイクロイッ
クビームスプリッタ105の張り合わせ界面に対してp
偏光となるので青色よりにあるダイクロイックビームス
プリッタ105のp偏光に対するカットオフ波長の入射
角度依存性の影響を受けない。したがって、ダイクロイ
ックビームスプリッタ105の偏光依存性と入射角度依
存性を原因とする不要な反射光等の迷光の発生を効果的
に防止することができ、高コントラスト比な投写型液晶
表示装置を実現することができる。
【0034】(実施例5)図12に本実施例の投写型液
晶表示装置の模式図を示す。本実施例の投写型液晶表示
装置は、白色光源141と、オプティカルインテグレー
タ141、142と、レンズ143、144と、ミラー
145等から構成される照明光学系と、実施例1から4
において述べた色分離光学系と、投写レンズ147等か
ら主として構成される。
【0035】白色光源141から出射される白色光は、
オプティカルインテグレータ141、142、レンズ1
43、144及びミラー145により液晶パネル104
上に、実施例1から4で述べた色分離合成光学系を介し
て照射強度の均一性の高い照明を行う。各液晶パネル1
04で変調を受けた光は再び実施例1から4で述べた色
分離合成光学系を介し、投写レンズ147によって投写
される。図12中には記載していないが、照明光学系に
おいて偏光変換素子を設けておくと光利用効率が増し、
輝度を向上することができる。
【0036】(実施例6)図13に本実施例の投写型液
晶表示装置の模式図を示す。本実施例の投写型液晶表示
装置は、第一のリターダースタック101と、偏光ビー
ムスプリッタ102と、第二のリターダースタック10
6と、出射側偏光板146からなる色分離合成光学系
と、緑用液晶パネル104Gと、時分割で赤画像と青画
像とを切り替えて表示する赤/青用液晶パネル104R
Bと、時分割で黄色とシアンとを切り替えて照明するこ
とが可能な照明光学系150と、投写レンズ147とか
ら構成される。第一のリターダースタック101を偏光
ビームスプリッタ102の第一の側面に隣接して配置
し、緑色パネル104Gを偏光ビームスプリッタ102
の第二の側面に隣接して配置し、赤/青用液晶パネル1
04RBを偏光ビームスプリッタ102の第三の側面に
隣接して配置し、第二のリターダースタック106を偏
光ビームスプリッタ102の第四の側面に隣接して配置
した。偏光ビームスプリッタ102の第一の側面と第三
の側面とが互いに向かい合っており、また第ニの側面と
第四の側面とが互いに向かい合っている。第一のリター
ダースタック101及び第二のリターダースタック10
6は各々可視光領域に二つのカットオフ波長を有し、第
一のリターダースタック101の短波長側のカットオフ
波長は第二のリターダースタック106の短波長側のカ
ットオフ波長よりも短波長側とし、第一のリターダース
タック101の長波長側のカットオフ波長は第二のリタ
ーダースタック106の長波長側のカットオフ波長より
も長波長側とした。
【0037】図13では、照明光学系150からの照明
光100を第一のリターダースタック101側から入射
し、第二のリターダースタック106側からの出射光1
08を投写レンズ147を介して投写する構成を示して
いる。出射側偏光板146は第二のリターダースタック
106に隣接して配置される。逆に照明光学系150か
らの照明光100を第二のリターダースタック106側
から入射し、第一のリターダースタック101側からの
出射光108を投写レンズ147を介して投写する構成
とした場合には、出射側偏光板146は第一のリターダ
ースタック101に隣接して配置される。
【0038】本実施例の投写型液晶表示装置は、黄色光
(Yp)とシアン光(Cp)とを時分割で切り替えられ
る照明光学系150からの照明光100を第一のリター
ダースタック101及び偏光ビームスプリッタ102に
より、緑色光(Gs)と赤色光(Rp)ないし緑色光
(Gs)と青色光(Bp)に分離して、夫々緑色用液晶
パネル104Gと赤/青色用液晶パネル104RGに入
射させる。緑色用液晶パネル104Gは定常的に緑色光
を変調して緑色画像を表示するのに対し、赤/青色用液
晶パネル104RGは照明光の色の切り替えに同期させ
て赤色画像と青色画像を高速に時間分割で切り替えて表
示する。出射光108は時間的に緑色光(Gp)と赤色
光(Rs)ないしは緑色光(Gp)と青色光(Bs)と
を合成してそれぞれ黄色光(Ys)ないしはシアン光
(Cs)となり、高速に時間分割で切り替えて投写レン
ズ147を介して投写される。高速に黄色画像とシアン
画像とを切り替えて表示するので、観測者には色合成さ
れたフルカラーの画像として視認される。
【0039】従来、赤色用液晶パネルと青色用液晶パネ
ルの2枚のパネルを必要としていたのに対し、赤色画像
と青色画像とを時分割で切り替え表示が可能な赤/青色
用液晶パネル104RBを用いたことにより、さらに色
分離合成光学系を縮小化することができ、投写型液晶表
示装置を大幅に小型化することが可能である。
【0040】また、第一のリターダースタック101の
カットオフ波長と第二のリターダースタックの106カ
ットオフ波長を上記のように規定したことにより、三原
色の境界波長領域における光漏れを大幅に低減すること
が可能となり、高コントラスト比の投写型液晶表示装置
を実現することができる。
【0041】
【発明の効果】本発明の色分離合成光学系は、第一のリ
ターダースタックと、偏光ビームスプリッタと、スペー
サと、ダイクロイックビームスプリッタと第二のリター
ダースタックからなる色分離合成光学系において、前記
偏光ビームスプリッタの第一の側面に隣接して前記第一
のリターダースタックを配置し、前記偏光ビームスプリ
ッタの第二の側面に隣接して前記スペーサを配置し、前
記偏光ビームスプリッタの第三の側面に隣接して前記ダ
イクロイックビームスプリッタを配置し、前記偏光ビー
ムスプリッタの第四の側面に隣接して前記第二のリター
ダースタックを配置し、前記偏光ビームスプリッタの第
一の側面と第三の側面とが互いに向かい合っており、前
記偏光ビームスプリッタの第ニの側面と第四の側面とが
互いに向かい合っており、前記第一のリターダースタッ
ク及び前記第二のリターダースタックは各々可視光領域
に二つのカットオフ波長を有し、前記第一のリターダー
スタックの短波長側のカットオフ波長は前記第二のリタ
ーダースタックの短波長側のカットオフ波長よりも短波
長側に有り、前記第一のリターダースタックの長波長側
のカットオフ波長は前記第二のリターダースタックの長
波長側のカットオフ波長よりも長波長側に有るという特
徴を備えることにより、主として三原色光の境界波長領
域における光漏れを効果的に防止し、また三原色光の境
界波長領域において色純度を低下させる不要な波長成分
を効果的に除去し、高コントラスト比でかつ高色純度の
画像表示が可能な投写型液晶表示装置を実現した。
【0042】また、本発明の投写型液晶表示装置におけ
る色分離光学系においては、前記偏光ビームスプリッタ
の張り合わせ界面における透過光の光軸と反射光の光軸
とが含まれる面と、前記ダイクロイックビームスプリッ
タの張り合わせ界面における透過光の光軸と反射光の光
軸とが含まれる面とが概ね90度となるように配置する
ことにより、高品位テレビジョンにおける画面の縦横比
が9:16のような横長な表示を行う液晶パネルを用い
た場合においても、色分離合成光学系の大きさを大きく
することが無く、ひいては小型な投写型液晶表示装置を
実現することができた。
【0043】さらには、前記偏光ビームスプリッタと前
記ダイクロイックビームスプリッタとの間に、赤色光の
位相を青色光のそれに対してπずらす機能を備えた第三
のリターダースタックを備えたことにより、前記ダイク
ロイックビームスプリッタの偏光依存性と入射角度依存
性を原因とする迷光の発生を効果的に防止し、高コント
ラスト比な投写型液晶表示装置を実現した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係わるもので、実施例1の
投写型液晶表示装置における色分離合成光学系の説明
図。
【図2】本発明の実施形態に係わるもので、実施例1の
投写型液晶表示装置における色分離合成光学系の説明
図。
【図3】本発明の実施形態に係わるもので、第一及び第
二のリターダースタックの波長特性。
【図4】本発明の実施形態に係わるもので、第一及び第
二のリターダースタックの波長特性。
【図5】本発明の実施形態に係わるもので、黒画像表示
時のスペクトル。
【図6】本発明の実施形態に係わるもので、白画像表示
時のスペクトル。
【図7】本発明の実施形態に係わるもので、ダイクロイ
ックビームスプリッタ及び第一のリターダースタックの
波長特性。
【図8】本発明の実施形態に係わるもので、実施例2の
投写型液晶表示装置における色分離合成光学系の説明
図。
【図9】本発明の実施形態に係わるもので、実施例2の
投写型液晶表示装置における色分離合成光学系の説明
図。
【図10】本発明の実施形態に係わるもので、実施例3
の投写型液晶表示装置における色分離合成光学系の説明
図。
【図11】本発明の実施形態に係わるもので、実施例4
の投写型液晶表示装置における色分離合成光学系の説明
図。
【図12】本発明の実施形態に係わるもので、実施例4
の投写型液晶表示装置の説明図。
【図13】本発明の実施形態に係わるもので、実施例6
投写型液晶表示装置の説明図。
【図14】本発明の実施形態に係わるもので、漏れ光が
生じる様子を緑色光と赤色光の境界波長領域(O光と称
する)を例にとり説明する説明図。
【符号の説明】
100…入射白色光、101…第一のリターダースタッ
ク、102…偏光ビームスプリッタ、103…スペー
サ、104…液晶パネル、105…ダイクロイックビー
ムスプリッタ、106…第二のリターダースタック、1
07…第三のリターダースタック、108…出射光、1
10…第二のリターダースタックの波長特性、111…
第一のリターダースタックの波長特性、112…漏れ
光、130…ダイクロイックビームスプリッタの波長特
性、147…投写レンズ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/74 H04N 5/74 K (72)発明者 中川 英樹 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所ディスプレイグループ内 (72)発明者 青砥 勝英 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所ディスプレイグループ内 Fターム(参考) 2H088 EA15 HA13 HA15 HA20 HA24 HA28 MA02 2H091 FA05 FA08X FA10Z FA11Z FA12Z FA26 FA41Z LA17 MA07 2H099 AA12 BA09 CA02 CA08 DA05 2K103 AA01 AA05 AA14 AB01 AB07 BC08 BC15 BC17 BC23 BC34 CA26 5C058 AB06 BA08 BA22 EA11 EA12 EA26

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第一のリターダースタックと、偏光ビーム
    スプリッタと、スペーサと、ダイクロイックビームスプ
    リッタと第二のリターダースタックからなる色分離合成
    光学系において、 前記偏光ビームスプリッタの第一の側面に隣接して前記
    第一のリターダースタックを配置し、 前記偏光ビームスプリッタの第二の側面に隣接して前記
    スペーサを配置し、前記偏光ビームスプリッタの第三の
    側面に隣接して前記ダイクロイックビームスプリッタを
    配置し、 前記偏光ビームスプリッタの第四の側面に隣接して前記
    第二のリターダースタックを配置し、 前記偏光ビームスプリッタの第一の側面と第三の側面と
    が互いに向かい合っており、 前記偏光ビームスプリッタの第ニの側面と第四の側面と
    が互いに向かい合っており、 前記第一のリターダースタック及び前記第二のリターダ
    ースタックは各々可視光領域に二つのカットオフ波長を
    有し、 前記第一のリターダースタックの短波長側のカットオフ
    波長は前記第二のリターダースタックの短波長側のカッ
    トオフ波長よりも短波長側に有り、 前記第一のリターダースタックの長波長側のカットオフ
    波長は前記第二のリターダースタックの長波長側のカッ
    トオフ波長よりも長波長側にあることを特徴とする色分
    離合成光学系。
  2. 【請求項2】少なくとも請求項1に記載の色分離合成光
    学系と、白色光源と、三原色の各色光に対応した複数の
    液晶パネルと、投写レンズを備えた投写型液晶表示装置
    において、 前記白色光源からの照明光を前記偏光ビームスプリッタ
    の張り合わせ界面に対してp偏光とし、 前記白色光源からの照明光を前記第一のリターダースタ
    ック側から前記偏光ビームスプリッタに入射するように
    構成し、 前記スペーサの前記偏光ビームスプリッタに隣接する面
    とは反対側の面に緑色用液晶パネルを備え、 前記ダイクロイックビームスプリッタの第一の出射面に
    赤色用液晶パネルを備え、 前記ダイクロイックビームスプリッタの第二の出射面に
    青色用液晶パネルを備え、 第二のリターダースタックに隣接して出射側偏光板及び
    投写レンズを順に備えたことを特徴とする投写型液晶表
    示装置。
  3. 【請求項3】少なくとも請求項1に記載の色分離合成光
    学系と、白色光源と、三原色の各色光に対応した複数の
    液晶パネルと、投写レンズを備えた投写型液晶表示装置
    において、 前記白色光源からの照明光を前記偏光ビームスプリッタ
    の張り合わせ界面に対してs偏光とし、 前記白色光源からの照明光を前記第ニのリターダースタ
    ック側から前記偏光ビームスプリッタに入射するように
    構成し、 前記スペーサの前記偏光ビームスプリッタに隣接する面
    とは反対側の面に緑色用液晶パネルを備え、 前記ダイクロイックビームスプリッタの第一の出射面に
    赤色用液晶パネルを備え、 前記ダイクロイックビームスプリッタの第二の出射面に
    青色用液晶パネルを備え、 第一のリターダースタックに隣接して出射側偏光板及び
    投写レンズを順に備えたことを特徴とする投写型液晶表
    示装置。
  4. 【請求項4】第一のリターダースタックと、偏光ビーム
    スプリッタと、スペーサと、ダイクロイックビームスプ
    リッタと第二のリターダースタックからなる色分離合成
    光学系において、 前記偏光ビームスプリッタの第一の側面に隣接して前記
    第一のリターダースタックを配置し、 前記偏光ビームスプリッタの第二の側面に隣接して前記
    スペーサを配置し、 前記偏光ビームスプリッタの第三の側面に隣接して前記
    ダイクロイックビームスプリッタを配置し、 前記偏光ビームスプリッタの第四の側面に隣接して前記
    第二のリターダースタックを配置し、 前記偏光ビームスプリッタの第一の側面と第三の側面と
    が互いに向かい合っており、 前記偏光ビームスプリッタの第ニの側面と第四の側面と
    が互いに向かい合っており、 前記第一のリターダースタック及び前記第二のリターダ
    ースタックは各々可視光領域に二つのカットオフ波長を
    有し、 前記第一のリターダースタックの長波長側のカットオフ
    波長を、前記ダイクロイックビームスプリッタの張り合
    わせ界面に対してs偏光のカットオフ波長よりも長波長
    側とし、 前記第一のリターダースタックの短波長側のカットオフ
    波長を、前記ダイクロイックビームスプリッタの張り合
    わせ界面に対してp偏光のカットオフ波長よりも短波長
    側としたことを特徴とする色分離合成光学系。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の色分離合成光学系におけ
    る前記ダイクロイックビームスプリッタのカットオフ波
    長が、 前記ダイクロイックビームスプリッタの張り合わせ界面
    に対する主たる光軸から照明光学系のF値から規定され
    る照明光の広がり角度だけずれた角度における光に対す
    る前記ダイクロイックビームスプリッタのカットオフ波
    長であることを特徴とする色分離合成光学系。
  6. 【請求項6】請求項2または3に記載の投写型液晶表示
    装置にあって、 投写型液晶表示装置の色分離光学系が、 前記偏光ビームスプリッタの張り合わせ界面における透
    過光の光軸と反射光の光軸とが含まれる面と、前記ダイ
    クロイックビームスプリッタの張り合わせ界面における
    透過光の光軸と反射光の光軸とが含まれる面とが概ね9
    0度となるように配置したことを特徴とする投写型液晶
    表示装置。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の投写型液晶表示装置にあ
    って、 投写型液晶表示装置の色分離合成光学系が、 前記偏光ビームスプリッタと前記ダイクロイックビーム
    スプリッタとの間に、第三のリターダースタックを備え
    たことを特徴とする投写型液晶表示装置。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の投写型液晶表示装置にあ
    って、 投写型液晶表示装置の色分離合成光学系における前記第
    三のリターダースタックが、赤色光の位相を青色光のそ
    れに対してπずらす機能を備えたリターダースタックで
    あることを特徴とする投写型液晶表示装置。
  9. 【請求項9】第一のリターダースタックと、偏光ビーム
    スプリッタと、第二のリターダースタックと、出射側か
    らなる色分離合成光学系と、緑用液晶パネルと、時分割
    で赤画像と青画像とを切り替えて表示する赤/青用液晶
    パネルと、時分割で黄色とシアンとを切り替えて照明す
    ることが可能な照明光学系と、投写レンズとを備えた投
    写型液晶表示装置であって、 前記色分離合成光学系は、 前記偏光ビームスプリッタの第一の側面に隣接して前記
    第一のリターダースタックを配置し、 前記偏光ビームスプリッタの第二の側面に隣接して前記
    緑用液晶パネルを配置し、 前記偏光ビームスプリッタの第三の側面に隣接して前記
    赤/青用液晶パネルを配置し、 前記偏光ビームスプリッタの第四の側面に隣接して前記
    第二のリターダースタックを配置し、 前記偏光ビームスプリッタの第一の側面と第三の側面と
    が互いに向かい合っており、 前記偏光ビームスプリッタの第ニの側面と第四の側面と
    が互いに向かい合っており、 前記第一のリターダースタック及び前記第二のリターダ
    ースタックは各々可視光領域に二つのカットオフ波長を
    有し、 前記第一のリターダースタックの短波長側のカットオフ
    波長は前記第二のリターダースタックの短波長側のカッ
    トオフ波長よりも短波長側に有り、 前記第一のリターダースタックの長波長側のカットオフ
    波長は前記第二のリターダースタックの長波長側のカッ
    トオフ波長よりも長波長側にあることを特徴とする色分
    離合成光学系であることを特徴とする投写型液晶表示装
    置。
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