JPH0310112A - ジャイロ装置 - Google Patents

ジャイロ装置

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JPH0310112A
JPH0310112A JP1145654A JP14565489A JPH0310112A JP H0310112 A JPH0310112 A JP H0310112A JP 1145654 A JP1145654 A JP 1145654A JP 14565489 A JP14565489 A JP 14565489A JP H0310112 A JPH0310112 A JP H0310112A
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JP
Japan
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output
tuning fork
phase shifter
resistor
preamplifier
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JP1145654A
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Inventor
Isao Masuzawa
益沢 功
Takao Murakoshi
尊雄 村越
Takeshi Hojo
武 北條
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Tokyo Keiki Inc
Original Assignee
Tokimec Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は音叉を用いたジャイロ装置く角速度検出装置)
に関する゛。
〔従来の技術〕
従来、この種のジャイロ装置としては、例えば、特開昭
63−38110に示すようなものがある。ここで、従
来の技術を第5図乃至第9図を参照して説明する。
第5図に示す従来の例に於ては、音叉(1)を、大なる
質量を有する振動質量部(1−1)、  (1−1)と
、これ等の夫々に連結した撓み部(1−2)、  (1
−2)と、両撓みlI’B(1−2)、 (1−2)の
各遊端を連結する基部(1−3)と、この基部(1−3
)  より両撓み部(1−2)、  (1−2)間の空
隙内を両者に非接触で伸びる連結部<1−4)  とよ
り構成する。
(80)はヒンジで、このヒンジ(80)は、中央の連
結部(80−2)と、それから上下に伸延する短冊状の
ヒンジ部(80−1)、  (80−3)と、該2個の
ヒンジ部(80−1)、  (80−3)の遊端を一体
的に連結、結合する基部又は円環部(80−4)とから
構成される。ヒンジ部(80−1)、  (80−3>
には、音叉(1)の入力軸(Z−Z)まわりに入力する
角速度Ωによる音叉(1)、従って、ヒンジ(80)に
生ずる撓みを検出するための圧電素子(80−1)、 
 (80−2)が夫々固定される。又、ヒンジ(80)
の連結部(80−2)は、音叉(1)の連結部(1−4
)  のコ字状凹部(1−4a)に嵌合している。
又、ヒンジ(80)の基部、即ち円環部(80−4)の
両開口端に、一端が閉じている略々同形状、且つ同寸法
の筒状体(21−1)、  (21−2)の開口部を夫
々気密に固定する。この場合、円環11(80−4)、
筒状体(21−1)、  (21−2)の軸は、夫々音
叉軸或いは入力軸<2−2>に一致するようになされて
いる。筒状体(21−1)、  (21−2)の夫々の
閉端(21−1a)、  (21−2a)を、円筒状の
弾性部材(22−1)、  (22−2)を介し、下端
部が夫々取付基台(2)に固定されているL¥:型金具
(23−1)、  (23−2)の上端部に固定する。
第6図は第5図に示した従来例の原理を説明するための
説明図で、その主要部を第5図の軸(Z−Z)方向から
見たものである。同図に示す如く、このジャイロ装置に
、角速度Ωが軸<2−2>まわりに加わると、それに対
応したコリオリの力Fcが面振動質量部(1−1)、 
 (1−1)に互に平行且つ反対方向に発生し、これに
よるトルクが、ヒンジ(80)の連結部(80−2>を
介してヒンジ部(80−1)、 (80−3)に1図示
に示す如く、S字状の曲げ変形を生せしめる。この場合
、圧電素子(81−1)、  (81−2)は、その分
掻方向が同図で+、−で示したように、互いに逆方向に
なるように、夫々ヒンジ8(80−1)。
(80−3)に固定されているので、両圧電素子(81
−1)(81−2)を並列接続して一つの出力(vp+
)とし、これを音叉(1)を駆動する制御装置(35)
の位相出力(V p 3)と共に検出装置(7)で同期
整流することにより、入力角速度Ωを検出し、従ってジ
ャイロ装置を得ることが出来る。
一方、音叉(1)の変位を検出するため、その両撓み部
(1−2)、  (1−2)に取付けた変位検出器(圧
電素子) (6)、 (6A)の出力は、制!II装置
(35)を介して、音叉(1)の2個の撓み部(1−2
)、  (1−2)に取付けられた例えば圧電素子製の
駆動素子(4)、  (4A)に入力され、これにより
音叉(1)の自励発振系が構成される。
第7図は第5図に示す制御装置(35)を含んだ自励発
振系(35A)  及び検出装置(7)を含んだ検出系
(7A)の一実施例を示すブロック線図である。図中、
(10)は音叉(1)の力学的振動系、すなわち制御対
象(振動ジャイロの音叉系)を示し、ブロック内はその
伝達関数を示す。(11B)は変位検出器(6)、 (
6A)全体を示し、G2は、そのゲインである。
上記変位検出器(IIB)  の出力電圧V P 2は
、制御装置t(35)のプリアンプ(34)に加えられ
、45°移相器(37)、乗算器(12)を介して、制
御装置(35)の出力として制御信号V。を出力し、そ
の出力V。は駆動素子(4)、  (4A)よりなる駆
動装置(4B)を介して、力学的振動系(10)に加え
られ、制御ループが閉じるよう構成されている。
45°移相器(37)の出力V P 3はAC−DC変
換部(16)にも加えられる。AC−+DC変換部(1
6)は、入力電圧V p zを全波整流し、図示せずも
適当な平滑回路によりV P 3の振幅に対応した直流
電圧を出力する。
V P jの直流電圧は、基準電圧Vを例えはポテンシ
ョメータのような設定素子(15)を通して得られた設
定電圧Vl  と、加算器(A[11) で比較され、
その偏差信号は、偏差増幅器(18)に加えられる。偏
差増幅器(18)は、加えられた偏差信号を増幅し、そ
の出力を乗算器(12)へ供給する。
上述の如く構成された制御11装置(35)を含んだ自
励発振系(35A>  の閉ループは発散振動する性質
をもち、正弦波状の振動を生じ、その振幅は次第に増大
する。これは、ループ−巡の信号がそのように振動しつ
つ増大することをあられすので、音叉(1)もまた、そ
の周波数で力学的に振動しつつ、その振幅を増大する。
これにつれ、AC→DC変換部(1G)の入力電圧VP
3も増大するので、設定電圧VIとAC→DC変換部(
16)の出力電圧との差は次第に減少していき、乗算器
(12)に加わる偏差増幅器(18)の出力電圧も減少
する。このため、乗算器(12〉の出力は、VF6の増
大と共に偏差増幅器(18)の出力電圧の減少の影響で
小さな値となって行き、ついにはループ−巡の信号も音
叉(1)の振幅も一定となる。
第8図Aは第7図に示した自励発振系(35A)  の
制御装置(35)のプリアンプ(34)と変位検出器(
IIB)としての圧電素子(6)、  (6A)の部分
を示す軸線図である。例えば圧電素子より成る変位検出
器(6)、 (6A)の各々は、音叉(1)の各脚の振
れ角φに比例した電圧VP2 = KV2φの電圧源(
6−1)  と静電容量C2とで近似的に表わされる。
ここで φ=φsin ω。t     ・・・・・・(1)一
方、プリアンプ(34)は、抵抗R2の入力抵抗器(3
4−1)、演算増幅器(34−2)、抵抗R3,R,の
フィードバック抵抗器(34−3)、  (34−4)
より構成される。演算増幅器(34−2)の入力電圧V
l□と圧電素子(6)、  (6^)の出力電圧VP2
との間には、V12=R2C2S/(R2C2S+1)
 VF6・・・・(2)但し、Sはラプラス演算子であ
る。
ここでVF6は次式(3)で表わせるので、VP2=K
V2φsin aUo t   −−−−−・C3)(
岡;振動振幅、ω。;音叉の角周波数)この(3)式を
(2)式に代入し、時間領域に変換すれば、次式が得ら
れる。
・・・・・・(4) ここで、δ2はR2C2等で決まる位相角である。
一方、変位検出器(6)、 (6A)のゲインKV2は
次式%式% (5) 但しに2 は変位検出器の寸法で決まる定数、K2 は
変位検出器(6)、 (6A)の電気機器結合係数を表
わす。
(5)式を(4)式に代入すれば ・・・・・・(6) (6)式の中で、温度変化の影響を受けやすいものは、
例えば圧電素子からなる変位検出器(6)、  (6A
)の静電容量C2であり、これが温度変化を受けないた
めには、次式が成立する必要がある。
R2= 1 / C2ωo         ” ” 
” (7)しかしながら第7図に示す自励発振系(35
A)  としてみると、上式の条件は、位相的に音叉(
1)の振幅φに対°して45°進んでいることになり、
((6)式の62=45°)、理想発振系としての90
°進みの条件が満されていないため、一般には通常のR
2C回路で構成される第1の45°移相器(37)をプ
リアンプ(34)の出力段に設けている。
また、音叉(1〕の振動振幅φは変位検出器(6)、 
(6A)及び、プリアンプ〈34)に関する条件式と4
5°移相器(37)と両者台せて90°進んだ信号VP
3となり、この移相信号V P 3は音叉(1)の振動
振幅φの微分値φ(レート)に相当することになる。
(1)式より φ=φω。CO5ω。t    ・・・・・・(8)簡
単のため、プリアンプ(34) 、45°移相器(37
)のゲインを1とし、45°移相器(37)で移相が4
5゜進°むとすると、45°移相器(37)の出力VP
3は次式%式% (9) 更に、簡単のためにAC−DC変換部(16)のゲイン
を1とすると、後述するように(9)式の振幅が設定′
電圧vI に等しくなることから、音叉(1)の振動レ
ートφω。は次式で表わされる。
上述したように第7図の制御装置(35)を含む自励発
振系(35A)  の−巡ループは、振幅のレートを一
定にするような自動制御機能をもち、且つその周波数を
力学的振動系の共振周波数に保つ機能をも、あわせ備え
ている自励発振系であることがわかる。一定となる振幅
は、設定電圧V! と偏差増幅器(18)のゲインとで
定まるが、偏差増幅器(18)の伝達関数に、周波数が
低くなるに従ってゲインが増幅するような特性(例えば
「比例+積分」特性)を用いると、振幅の定常値は設定
電圧v1 のみによって定まる。これより、設定素子(
15)でvIを変えることにより、振幅を任意にきめる
ことができる。
次に、第7図の検出系(7A)について述べる。
前述の如く、音叉(1)を動作させた状態で第5図に示
す音叉軸<2−2>のまわりにΩで示す角速度が入力さ
れると、2個の振動質量部(1−1)、 (1−1)に
は、速度Vと入力角速度Ωの積に比例したコリオリの力
F。が夫々発生し、音叉(1)を上記音叉軸<y、z>
のまわりに音叉(1)と同一の振動数で交番振動させる
。この交番振動の変角は、圧電素子(81−1)、  
(81−2)からなる角振動検出器(81)によって、
電気信号に変換され、電圧出力となる。
この場合、第7図の検出系(7A)に示す如く、上記角
振動検出器(81)の出力電圧、Iを、プリアンプ(3
2)を介してデモシュレータ(33)に入力し、同期整
流した後、必要があればフィルタ(36)を通すことに
より、音叉(1)の音叉軸<2−2>まわりに入力され
る角速度Ωに比例した電圧Yが出力され、ジャイロ装置
が構成される。即ち、音叉(1)の両振動質量部(1−
1)の質量、該振動質量部(1−1)、 (1−1)間
の距離の積を比例定数に、で表わすものとする。
音叉軸<2−2)まわりの入力角速度Ωと比例定数Kt
 と音叉(1)の速度、即ち振幅φ=φSin  ω。
tを微分したものとを乗じたコリオりの力F。による交
番トルクΩに、φωCOS  ωしは、音叉(1)全体
を音叉軸(Z−Z)のまわりに交番角振動させる。第7
図の(31)は、音叉(1)を含む<2−2>軸まわり
の機械系で、ブロック内はその伝達関数である。交番角
振動の偏角θは角振動検出器〈81)によって電気信号
V、−二変換され、検出装置(7)のプリアンプ(32
)に加えられる。プリアンプ(32)で交流増幅した後
、デモシュレータ(33)において、同期整流され、フ
ィルタ(36)を通して角速度Ωに比例した電圧Yが検
出装置(7)から出力できることになる。ここで、デモ
シュレータ(33)の基準信号として、自励発振系(3
5A)  の制御装置(35)内の45゜移相器(37
)の出力V P 3が、検出系(7人)の検出装置(7
)内の45°位を口器(38)を介して供給されている
尚、KVIは角振動検出器(81)を構成する圧電素子
(81−1)、  (81−2)の偏角−電圧変換定数
、K、はプリアンプ(32)のゲインである。ブロック
(31)内の伝達関数内に於ける、■は音叉軸<2−2
>まわりの音叉系の慣性能率、C0は音叉系の等価粘性
抵抗係数、Kは圧電素子(81−1)、  (81−2
)の音叉軸<2−2>まわりのトルクバネ定数、又、S
はラプラス演算子を夫々示す。
尚、第8図Bは検出系(7A)の検出装置(7)のプリ
アンプ(32)と角振動検出器(81)を構成する圧電
素子(81−1)、  (81−2>との−例を示す結
線図で、同図に於て、圧電素子より成る角振動検出器(
81)は、検出系(7A)に用いた場合には、機械系(
31)の偏角θに比例した電圧V、、 = KVIθの
電圧源(81−10)と静電容量C1とで近似的に表わ
される。一方、プリアンプ(32)は、抵抗Rの入力抵
抗器(32−1)、演算増幅器(32−2)、抵抗Rs
 、  R6のフィードバック抵抗器(32−3)、 
 (32−4)より構成される。演算増幅器(32−2
)の入力端子V目と圧電素子(81−1)。
(81−2)の出力電圧VPIとの間には、次式の関係
がある。
Vz−R+  C+  S/(R+  C+  S+1
)vPl・・・・(11)但し、Sはラプラス演算子で
ある。
ところで、機械系(31)は、ΩKT φωOcos 
 ωo1とし、第7図に示す伝達関数で表わされる関数
で、偏角θを出力する。その共振点は、普通、自励発振
系(35A)  の力学的振動系(10)の共振点より
低い周波数に選ばれるので、振動系(10)の共振周波
数において、機械系(31)のゲインは1より小さく、
位相は180°遅れている。そのゲインをに2  とす
ると、偏角θは次式となる。
θ=−に2 Ωに、φω。cos  ω。t  ・・・
・(12)従って、(11)式を時間領域で表わすと次
式となる。
cos(ω。t+δ、)  ・−・・−(13)ここで
、δ1 はR,、C,等で決まる位相角である。
一方、角振動検出器(81)の圧電素子(81−1)。
(81−2)のゲインKVIは次式で表わされる。
K、、=*、 K、 /E   ・・・・・・(14)
但し、K1  は圧電素子の寸法で決まる定数、K1は
圧電素子の電気機器結合係数を表わす。
(14)式を(13)式に代入すれば cos (ω。t+δ1)  ・・・・・・(15)(
15)式の中で、温度変化の影響をうけやすいものは、
角振動検出器(81)を構成する圧電素子(81−1)
(81−2)の静電容量C1であり、これが温度変化を
うけないためには次式が成立する必要がある。
R+  = 1 / C+  ω。    ・・・・・
・(16)しかしながら、この条件は、第8図Bのプリ
アンプ(32)の入力端子V、、 、即ちその出力VP
I  の信号位相を45°進めることになる((15)
式で、δ1−45°を意味する)。
一方、自励発振系(35A) の制御装置(35)のプ
リアンプ(34)のゲインを1とすると、その出力VP
2は(6)式で表され、検出系(7A)の検出装置(7
)のプリアンプ(32)のゲインを1とすれば、その出
力Vp+は(15)式で表され、両者の信号の位相差は
90°である。従って、制御装置(35)の45°移相
器(37)の出力VP3を入力とする第2の45°移相
器(38)を検出装置(7)内に設け、合計90°の位
相差をもつ信号出力Vp を、デモシュレータ(33)
の基準信号としてデモシュレータ(33)に供給し、基
準信号VF とプリアンプ(32)の出力V、1′とが
同位相或いは180°位相になるように構成している。
従って、簡単のため、プリアンプ(32)、デモシュレ
ータ(33)及びフィルり(36)のゲインを1とする
と、(15)式より、検出装置(7)の出力Yは次式で
表わされる。
・・・・(17) 音叉(1)の振動レートφωを表わす<10)式を(1
7)式に代入すると、 g、 K、  R,、/ET 温度変化の影響をうけない(5)式及び(16)式を(
18)式にあてはめると、次式を得る。
上式より、第7図に示すブロック線図のジャイロ装置は
、温度変化の影響をうけないことが知れる。
これを、動作的に簡単に並べると、音叉系の振動レート
φωは、その値が一定となるような制御装置(35)の
作用により、その振幅φを検出する圧電素子(6)、 
(6A)のゲインが増大すると逆に、小さくなる。一方
、検出系(7A)の圧電素子(81−1)。
(81−2)のゲインが増大すると、その出力は増大す
る。ジャイロ出力は、音叉系の振動レートと検出系の出
力との積になっているため、上記音叉系及び検出系のプ
リアンプを含めた圧電素子の温度特性を夫々最小にする
ことにより、温度変化の影響を受けないジャイロ装置を
得ることができる。
尚、上述の構成により、スケールファクターの温度変化
の少いジャイロを得ることが出来るが、実際には、スケ
ールファクターのわずかな温度変化が残存し、又、音叉
(1)の制作上のアンバランス等により、バイアス自体
が温度による影響をうけることが避けがたい。第7図の
検出装置(7)内の符゛号(40)は、音叉(1)の近
傍に設けた温度センサーで、その出力を調定器(41)
を介してデモシュレータ(33)の出力に、加算器(4
2)で加算入力することにより、バイアス温度変化を補
償する。
尚、(43)はバイアス修正回路で、音叉(1)のアン
バランス等による固定的なバイアス出力を修正するため
のものである。この従来例は、ジャイロ出力に対し、音
叉(1)の振動系の検出圧電素子(6)、 (6A)の
出力伝達関数と、検出系の圧電素子(81−1)。
(81−2)の出力伝達関数とが、分母・分子の関係に
なる点に着目し、これ等を同種の素子で構成すると共に
、それぞれのプリアンプの入力抵抗をR−1/C,ωo
 、  R2= 1/ C2(jJo  にすると共に
、音叉の自励発振系のプリアンプの後段に45゜移相器
(37)を設けることにより、自励発振系としての動作
を確保すると同時に、検出系のデモシュレータへの基準
出力にも45°移相器(38)を設けることにより、圧
電素子の温度特性に依存しない高精度のジャイロ装置を
得ている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来のジャイロ装置にあって
は、2個の45°移相器(37)、 (38)  を使
用しており、その移相量を決定している部品の定数が温
度変化等により変化するため、ジャイロ装置の出力信号
のスケールファクタ、バイアス等が変化して、安定な性
能を得ることが困難という問題があった。
次に、第9図A及びBを参照して、スケールファクタ及
びバイアスが変化する動作を説明する。
同図に於いて、上述のv、2′は制御装置(35)のプ
リアンプ(34)の出力、■、は検出装置(7)の45
°移相器(38)の出力、■、は図示せずもデモシュレ
ータ(33)内のスイッチ素子をON、 OFFするだ
めの信号電圧、V P l  はプリアンプ(32)の
出力、即ちデモシュレータ(33)への入力である。ま
た、Vll はプリアンプ(32)の出力信号に混在す
るヌル電圧で、音叉(1)のアンバランス等により生じ
る固定的な残電圧で、入力角速度Ωに比例する本来の信
号出力と90°位相がずれている。また、第7図に示す
従来例の動作説明で述べたように、■、2′ とv、1
′とは90°位相差がある。
第9図Aは制御装置(35)の45°移相器(37)お
よび検出装置(7)の45°移相器(38)が、理想的
に合計90°の移相量を作っている場合を示し、例えば
Vcが負の半サイクルの区間、デモシュレータ(33)
の出力が得られるとすると、本来の出力はv、1′の波
形の斜線部が、デモシュレータ(33〉の出力となり、
VP+’ とVG  とは同相なので、これを平滑した
直流電圧出力は最大となる。
一方、第9−8に示すように、2つの45゛移相器(3
7)、 (38)  の合計移相量が90°でなく、例
えば90°よりαだけ少ない場合は、本来の出力V。
の斜線部に示すようなデモシュレータ(33)の出力波
形となり、これを平滑した直流電圧出力は同国Aの場合
に比してcosαを乗算した値となる。即ちスケールフ
ァクタが小さくなる。
また、ヌル電圧VMは2つの45°移相器(37)。
(38)の合計移相量が理想的に90°であれば、第9
図AのVl 波形の斜線部に示すように正負同面積とな
るので、これを平滑すると零となる。しかし、同合計移
相量が90°でなく、例えば90°よりαだけ少ない場
合、同図BのVM 波形の斜線部に示すように正負同面
積にならないので、これを平滑すると直流出力電圧、即
ちバイアスを発生し、その値はヌル電圧の大きさとsi
nαとの積に比例する。
上述のように、温度変化等により、2つの45゜移相器
D7)、  (38)の移相量がαだけ変化すると、ジ
ャイロ装置の出力信号のスケールファクタはCOSαの
係数で減少し、バイアスはヌル電圧のsinαの係数で
増大すると云う問題が生ずる。
従って、本発明の主目的は、上記従来の問題を一掃した
新規なジャイロ装置を提供せんとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明による上述の如き従来の課題を解決する手段は、
角周波数ω。で振動する質量部(1−1)  を有する
音叉(1)、該音叉の質量部の振動の振幅を検出する変
位検出器(11B)  、上記変位検出器の出力゛が入
力される第1のプリアンプ(34)、該第1のプリアン
プの出力を入力とする第1の45°移相器(37)、上
記質量部の振動振幅の微分値(レート)を一定に保持す
るための制御回路を含む自励発振系(35A)  の制
御装置(35)、上記音叉に生ずるコリオリの力(FC
)  によるモーメントを検出する角振動検出器(81
)、該角振動検出器の出力が入力される第2のプリアン
プ(32)、上記第1の45°移相器の出力を入力とす
る第2の45°移相器(38)、上記第2のプリアンプ
の出力を入力とし上記第2の45°移相器の出力を基準
信号とするデモシュレータ(33)より成るジャイロ装
置において、上記第1および第2の45°移相器の移用
量を決めているコンデンサおよび抵抗器の値と、その温
度係数との間に が成立するように、抵抗器の抵抗温度係数aR/aTを
選定するか、或いは、抵抗温度係数aR/aTおよび静
電容量温度係数θC/aTの小さな抵抗器およびコンデ
ンサを選定することを特徴とスルジャイロ装置である。
〔作用〕
本発明は上述のような構成であるので、温度が変化して
も、45°の移相Iを決定しているRCω。
−1(ω。:音叉の振動角周波数)の条件は保持される
ので、温度変化に対して、スケールファクタ、バイアス
等の変動の極めて少ないジャモロ装置ヲ得ることができ
る。
〔実施例〕
以下、本発明を図面に基づいて説明する。尚、本発明に
よるジャイロ装置は、以下述べる45°移相器を除けば
、第5乃至第9図に関連して説明した従来のジャイロ装
置と全く同一であるので、それ等の図示及び説明を省略
する。
第1図A及びBは、夫々従来の45°移相器(37)(
38)に対応する本発明の45°移相器(37A)、 
(38A)の一実施例を示す接続図であり、これ等は夫
々第゛7図に示す従来のジャイロ装置のブロック図にお
いて、自励発振系(35A)  の制御装置(35)の
45°移相器(37)及び検出系(37A)  の検出
装置(7)の45°移相器(38)に、上述の如く適用
される。
まず、それ等の構成を説明する。第1の45°移相器(
37A)  は、第1図Aに示す如く、演算増幅器(3
7−15) 、入力端子(37i)  と演算増幅器(
37−15)の非反転入力端子との間とに設けた静電容
1ctで静電容量温度係数θ(:H+/aTの入力コン
デンサ(37−11) 、演算増幅器(37−15) 
 の非反転入力端子とコモン電位との間に設けた抵抗R
q+□で抵抗温度係数eRt+2/aTの入力抵抗器(
37−12)  、演算増幅器(37−15)  の反
転入力端子とコモン電位との間に設けた抵抗R1,3の
抵抗器(37−13)  及び演算増幅器(37−15
>  の反転入力端子と出力端子との間に設けた抵抗R
714の抵抗器(37−14)  とより構成される。
本発明の45°移相器(37A)  の移相量を45°
にするため、 R7+ 2 C7+ 1  の。=1    ・・・・
・・(26〉(ω。:音叉の振動角周波数) を満たすように抵抗R11゜及び静電容量C711を設
定すると共に、 の条件を満たすように抵抗器(37−12)  の抵抗
温度係数a R7+2/ a Tを設定するか或いは、
抵抗器(37−12)  の抵抗温度係数EI R71
2/ a T及びコンデンサ(37−11) の静電容
量温度係数ac、z/9Tを共に小さな値となし、両者
が上記(27)式を満足するようになす。
次に、第2の45°移相器(38A)  は、第1−3
に示す如く、演算増幅器(38−15)  、入力端子
(38i)と演算増幅器(38−15)  の非反転入
力端子との間に設けた静電容量CB + 1 で静電容
量温度係数aC8++/aTの入力コンデンサ(38−
11)  、演算増幅器(38−15)  の非反転入
力端子とコモン電位との間に設けた抵抗R812で抵抗
温度係数a R8+。/aTの入力抵抗器(38−12
>  、演算増幅器(38−15)  の反転入力端子
とコモン電位との間に設けた抵抗R813の抵抗器(3
8−13)  及び演算増幅器(38−15)  の反
転入力端子と出力端子との間に設けた抵抗R8I4 の
抵抗器(38−14)  とより構成される。
この45°移相器(38A)  の移相量を45°に、
するため、 R1112Cez  ω、 = 1    −・・−・
(28)(ω。:音叉の振動角周波数) を満たすように抵抗器(38−12)  の抵抗R81
2とコンデンサ(38−11)  の静電容I Ca 
、+ を設定すると共に、 Re+2i13 ’l’    Ul1口E3 ’1の
条件を満たすように抵抗器(38−12)  の抵抗温
度係数aR812/ F3 Tを設定するか或いは、抵
抗器(38−12)  の抵抗温度係数a R1112
/ at T及びコンデンサ(38−11)  の静電
容量温度係数ace□/aTを共に小さな値となし、両
者が上記(29)式を満足するようになす。
V P 3R713+ Rt l 4    R712
C711ωL90 °   tan−’  R712C
7+ I cD       ・・ ・・ = (30
)Vp       R813+ R11+4    
 R812C11ll  ω、490° −jan−’
 R1112Ce++ ω    ・・・・・・(3I
)上記(30)、  (31)式の位相角が、角周波数
ω=ω0(音叉の振動角周波数)のところで、(26)
、 (28)式が成豆するようにすることで、45°の
移相量を得ているのであるが、温度変化と共に、移相量
を決定している抵抗器及びコンデンサの値(R71゜。
C1,1およびR111□、 Caz)が変わると、第
1及び第2の45°移相器(37A)、  (38A)
としての条件(26)(28)式からずれてしまい、結
果として、検出系(7A)の検出装置(7)の出力、即
ちジャイロ装置の出力のスケールファクタ、バイアス等
を変化させることになってしまう。しかし、本発明によ
る第1及び第2の45°移相器(37A)、  (38
A)は、更に移相量を決定している抵抗器及びコンデン
サの値とそれ等の温度係数とは、(27)、  (29
)式の関係を満たすように設定されているので、温度変
化があっても、(26)、  (28)式が満足される
ことになり、第9図A″に示す状態に保持される。
従って、検出系(7A)の検出装置(7)の出力、即ち
ジャイロ装置の出力のスケールファクタ、バイアス等が
温度変化の影響を受けない。
一方、自励発振系(35A)  の制御装置(35)中
の従来の45°移相器(37)の代わりに、本発明の4
5°移相器(37A)  を用いると、45°の移相量
が変化しないので、温度変化があっても安定な発振を続
けられるだけでなく、45°移相器(37A)  のゲ
インが温度変化で変化しないことから、自励発振系(3
5八)に起因するスケールファクタの変化が生じない。
この因果関係は従来例の説明で省略しているので、以下
にもう少し詳しく説明する。
第7図のブロック図に関して述べたように、(10)式
は、45°移相器(37)のゲインを1と仮定して説明
してきた。実際上においては、45°移相器(37)の
移相量を決定している部品定数を抵抗R1静電容量をC
とすると、そのゲインもR,Cの関係で決まるので、温
度変化により移相量を決定している部品の定数が変化す
ると、そのゲイ″”iB変わってしまう。この場合には
、(10)式は次のように・・・・・・(10’) 従って、音叉(1)は一定の振動レートになるように制
御装置(35)の制御を受けているつもりでも、温度変
化があると、45°移相器<37)の移相量を決定して
いる部品の定数(R,C)が変化すると、音叉(1)の
振動レートはずれてしまう。すると機械系(31)への
入力、即ちコリオリの力(ΩKT) X(φω。COS
  ω。し)が変わってしまう。このφω0はコリオリ
の力の振幅に関係づけられているので、この変化は、ジ
ャイロ装置の出力のスケールファクタの変化として現わ
れる。
そこで、本発明の45°移相器(37A)  を用いれ
ば、(30)式より(10’)式は次の式となる。
・・・・・(10”) 上式(10″)の右辺のく )の項が、高温変化があっ
ても、本発明の45°移相器(37八)  では変化し
ないので、音叉〔1〕は一定の振動レートに保持される
ので、自励発振系(35A)  に基因するスケールフ
ァクタの変化は生じない。
尚、本発明の45°移相器(37A)、  (38A)
の周波数特性式(30)、  (31)のゲインを設定
している他の部品の定数(R,、、、R,、、)及び(
R,,3,R,ヨ、)も当然温度変化でその定数が変化
しないことが、必要であるが、−船釣に抵抗温度係数の
小さな抵抗器は、それ程高価でないし、人手しやすいの
で、特別な部品として説明することは避けている。それ
に対し、移相量を決定するコンデンサ(C7z)及び(
C,、l)は、静電容量の温度係数の小さいものは種類
が少なく、また比較的に高価である。
従って、温度係数の大きなコンデンサを用いても、逆極
性の温度係数をもち、かつ(27)、  (29)式を
満足するような抵抗器を用いることで、温度変化があっ
ても、移相量及びゲインが変化せず、結果としてジャイ
ロ装置の出力のスケールファクタ、バイアス等が影響さ
れないジャイロ装置を実現できる。
尚、また、抵抗温度係数の小さい抵抗器(37−12)
、(38−12)  及び静電容量温度係数の小さいコ
ンデンサ(37−11)、  (38−11)を用いて
も(27)、  (29)式を満たすので、同様の効果
が得られる。
第2図A及びBは夫々本発明の第1及び第2の45°移
、相器(37A)、  (38A)の他の実°施例を示
す回路図である。
この第2図へ及びBの例は、夫々第1図A及び已に示す
本発明の実施例において、夫々フィードバンク抵抗器(
37−13)、  (38−13)をなくし、フィード
バック抵抗器(37−14)、  (38−14)を除
去したゲイン1のフォロアー接続として演算増幅器(3
7−15)。
(38−15)を構成したもので、それ以外は第1図A
及びBと全く同一である。従って、本実施例も、第1図
A及び已に関して説明したと同じ作用・効果が得られる
ことは明らかであるので詳細説明は省略する。
第3図A及びBは本発明の第1及び第2の45゜移相器
(37A)、  (38A)の更に他の実施例を示す回
路図である。
第3図Aは本発明の45°移相器の更に他の例で、この
例では、■、2′が印加される入力端子(37i)と第
1の演算増幅器(37−15)  の反転入力端との間
に、静電容量C71,のコンデンサ(37−11)  
と抵抗R7l□の抵抗器(37−12)  の直列回路
を挟入し、第1の演算増幅器(37−15)  の出力
端と反転入力端間に抵抗値R116のフィードバック抵
抗器(37−16)を挟入し、第1の演算増幅器(37
−15)  の非反転入力端子とコモン電位点との間に
抵抗器(37−20)  を接続し、第1の演算増幅器
(37−15)  の出力端と第2の演算増幅器(37
−19)  の反転入力端との間に抵抗器R717の入
力抵抗器(37−17)  を投入し、第2の演算増幅
器’(37−19)  の出力端と反転入力端との間に
抵抗R718の抵抗器(37−18)  を挟入し、第
2の演算増幅器(37−19)  の非反転入力端とコ
モン電位点との間に抵抗器(3・7−21)  を投入
してなる。
第3−8に示す本発明の45°移相器は、VF6が印加
される入力端子(38i)  と第1の演算増幅器(3
8−15)の反転入力端との間に、静電容量C811の
コンデンサ(38−11)  と抵抗R8,2の抵抗器
(38−12)の直列回路を投入し、第1の演算増幅器
(38−15)の出力端と反転入力端間に抵抗R816
のフィードバック抵抗器(3g−16)  を投入し、
第1の演算増幅器(38−15)  の非反転入力端子
とコモン電位点との間に抵抗器(38−20) を接続
し、第1の演算増幅器(38−15)の出力端と第2の
演算増幅器(38−19)の反転入力端との間に抵抗R
8,7の入力抵抗器(38−17)を挟入し、第2の演
算増幅器(38−19)  の出力端と反転入力端との
間に抵抗R618の抵抗器(38−18)を°捜人し、
第2の演算増幅器(38−19)  の非反転入力端子
とコモン電位点との間に抵抗器(38−21)  を投
入してなる。
第3図A及び已に示す本発明の第1及び第2の45°移
相器(37A)、  (38A)の周波数特性は、夫々
次式で表わされる。
190°−jan−’ Rt+2Cal + ω= ・
・・・(32)190 ° −jan−’  R812
Cat +  ω      ・−−・ ・−(33)
これら(32)、  (33)式は第1図A及びBの周
波数特性を現す(30)、  (31)式と同形である
。従って、第3図A及び已に示す第1及び第2の45°
移相器(37A);  (38^)は、第1図A及び已
に示した例と夫々同じ作用効果をもつことは明白であろ
う。
尚、45°移相器(37A)、  (38^)の移相量
を決定している抵抗器の抵抗R1コンデンサの静電容量
Cの両者に使用し得る。
第4図Aに示す本発明の45°移相器(37A)、 (
38A)の周波数特性は次式で表わされる。
−〇を満足する回路は、上述した以外にも多くに存在す
るが、いずれも当該業者に容易に考えつくものである。
また、RCω。−!IF1回路でも本発明に適用できる
第4図Aは本発明の45°移相器の更に他の例を示し、
この例では、入力端子(37i>  と演算増幅器(3
7A’)の非反転入力端との間に抵抗Rの抵抗器(37
B)  を接続し、この非反転入力端とコモン電位点と
の間に容1cのコンデンサ(37C)  を挿入すると
共に、入力端子(37i)  と演算増幅器(37A’
)の出力端との間に抵抗R8の抵抗器(370) 及び
(37ε)の直列回路を挿入し、面抵抗器(370) 
 及び(37ε)の接続点を演算増幅器(37A’)の
反転入力端に接続することにより構成される。尚、この
45°移相器は、第1及び第2の45°移相器(37A
)  及び(38^)・・・(34) ω=ω0(ω0:音叉の振動角周波数)において、移相
量が45°であるためには、次式が成立する必要がある
RCωo  =tan 67.5°    −−−・−
(35)温度が変化しても45°の移相量が変化しない
ための条件は が成立すればよい。
(36)式は(27)、  (29)式と同形であり、
しかも、ゲイン(34)式に示すように、移相量を決定
している部品の定数に無関係で、1である。従って、第
4図Aに示す45°移相器を夫々従来の45°移相器(
37)、  (38)の代わりに用いてもスケールファ
クタ・バイアス等の温度変動の極めて少ないジャイロ装
置を得ることが出来る。
第4図Bは本発明の45°移相器の更に他の例を示し、
この例は、第4図Aの45°移相器の抵抗器(37B)
  及びコンデンサ(37C) を入れ換えたものに於
て、更に他の演算増幅器(37F)  を設け、その反
転入力端を抵抗R1の抵抗器(37G)  を介して演
算増幅器(37A’)の出力端に接続し、演算増幅器(
37F)の出力端子と反転入力端との間に抵抗Rf の
抵抗器(37H)  を挿入して構成される。この第4
図Bの45°移相器も、第1及び第2の45°移相器(
37^)及び(38^)として使用できる。
第4図Bに示す本発明の第1及び第2の45°移相器(
37A)、  (38^)の周波数特性は、次式で表わ
される。
温度変化に対して45°の移相量を保持するための条件
もり36)式で表わされるので、第4−3に示す45°
移相器は第4図への例と同じ作用効果をもつことは明白
であろう。
〔発明の効果〕
以上説明してきたように、本発明によれば、以下に列挙
する効果が得られる。
自励発振系(35A)  の制御装置(35)の45°
移相器(37A)  及び検出系(7A)の検出装置(
7)の45°移相器(38A)  のそれぞれの移相量
を決定している部品の■ 定数とその温度係数の間にRCω。−11180° −
2jan−’  RCω       −=  = (
37)の=ω。(ω。:音叉の振動角周波数)において
、45°の移相量をもつ条件は<35)式と同一であり
、て、スケールファクタ、バイアス等の変動の極めて少
ないジャイロ装置を得ることが出来るという効果がある
【図面の簡単な説明】
第1図A及びBは夫々本発明の45°移相器の一実施例
の接続図、第2図A及びBは夫々本発明の45°移相器
の他の例の接続図、第3図A及びBは夫々本発明による
45°移相器の他の例の接続図、第4図A及びBは夫々
本発明の45°移相器の更に他の例の接続図、第5図は
従来のジャイロ装置の一部を除いた斜視図、第6図は第
5図の要部の側面図、第7図は第5図の自励発振系及び
検出系のブロック図、第8図A及びBは夫々第7図の第
1のプリアンプ及び圧電素子と第2のプリアンプ及び圧
電素子の結線図、第9図A及びBはジャイロ装置の検出
系の動作説明図である。 図に於て、(1)は音叉、(7)は検出装置、(11B
)  は変位検出器、(32)及び(34)は第2及び
第1のプリアンプ、(33)はデモシュレータ、(35
)は制御装置、(37A)、  (38A)は45°移
相器を夫々示す。 1 五惠ヤJ−玉工。。 Rq+zC711tdo=1p  R?12   a丁
    Cnt   9丁¥1の45′衿相料の回路口 〔RatzCalltt)o−1、BB12 ? 十C
tttl ”aT又’]第2の4511相器の口路閏 第1 図 匪に 第2 第1の45宰相豚の回路圀 工と潤色 37A、38A [RCIt)o=tanFr7.5’、 #:Fc F
’〕、4ダ科8器のイ亡の口4各圓 篤1のブソアンブ(J4)k、圧電#子(6,6A)r
rlムr、*i纂2/1アリアンア(32)ヒ圧電先−
;)(81−1)、(81−2)/I系81L!!j図
第8図 第 凶 ジャイロX1の検わ糸の動イ脣説明国 第9図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 角周波数ω_0で振動する質量部を有する音叉、該音叉
    の質量部の振動の振幅を検出する変位検出器、該変位検
    出器の出力が入力される第1のプリアンプ、該第1のプ
    リアンプの出力を入力とする第1の45゜移相器、上記
    質量部の振動振幅の微分値(レート)を一定に保持する
    ための制御回路よりなる自励発振系の制御装置、上記音
    叉に生ずるコリオリの力によるモーメントを検出する角
    振動検出器、該角振動検出器の出力が入力される第2の
    プリアンプ、上記第1の45゜移相器の出力を入力とす
    る第2の45゜移相器、上記第2のプリアンプの出力を
    入力とし上記第2の45゜移相器の出力を基準信号とす
    るデモジュレータより成るジャイロ装置において、 上記第1及び第2の45゜移相器を、その移相量を決め
    ているコンデンサ及び抵抗器の値と、その温度係数との
    間に 1/R ∂R/∂T+1/C ∂C/∂T=0が成立す
    るようになしたことを特徴とするジャイロ装置。
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