JPH036445B2 - - Google Patents

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JPH036445B2
JPH036445B2 JP22476084A JP22476084A JPH036445B2 JP H036445 B2 JPH036445 B2 JP H036445B2 JP 22476084 A JP22476084 A JP 22476084A JP 22476084 A JP22476084 A JP 22476084A JP H036445 B2 JPH036445 B2 JP H036445B2
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Takeshi Hojo
Kazuteru Sato
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、振動系の力学的振動を安定に持続せ
しめるための制御装置に関する。尚、ここで述べ
る力学的振動とは、最近の例では、振動ジヤイロ
とか、リングレーザジヤイロのデイザー装置等の
振動系の振動を挙げることができよう。これら
は、いずれも質量とバネとから成るか、慣性能率
と捩りバネとから成る力学的共振系である。ここ
では代表して振動ジヤイロを例にとつて説明す
る。
〔従来の技術〕
先ず、従来公知の振動ジヤイロを第4図を参照
して説明する。同図の振動ジヤイロに於ては、音
叉1が撓み軸3を介して、基台2上にささられて
いる。撓み軸3の中心線は、図示のごとく、音叉
1の両脚11,11Aの中心線と一致するように
なされているので、この中心線を、Z−Z軸と称
することにする。4,4Aは音叉1の両脚11,
11Aを振動させるための駆動装置であり、電歪
素子や、電磁フオーサーなど、色々なものが使用
可能である。駆動装置4,4Aへ、交流電源5よ
り駆動用交流、電圧を供給し、音叉1を振動させ
ると、音叉1の両脚11,11Aは、Z−Z軸に
関して互いに対称に振動する。ある一瞬を考え
る。この時、第4図のごとく、音叉1の両脚1
1,11Aの先端は、それぞれ速度vで、外方へ
運動中であり、全装置が基台2と共に、Z−Z軸
のまわりに角速度Ωで一定回転していたとする
と、音叉1の一脚11には、コリオリの力FCが、
他の一脚11Aには、前者と平行で向きが反対の
コリオリの力FC1が生ずるので、音叉1は基台2
に対し、撓み軸3を捩る運動をすることになる。
これは、コリオリの力FCとFC1のつくる偶力によ
る作用である。音叉1は振動しているので、両脚
11,11Aの動きが反対に内側を向き、その速
度が図のvと逆方向になると、FC,FC1もまた逆
の方向を向くので、FCとFC1のつくる偶力も逆向
きになる。このため、一定角度ΩがZ−Z軸まわ
りに存在すると、音叉1は基台2に対して、Z−
Z軸のまわりに捩り振動を生じ、その振幅はFC
FC1の作る偶力に比例するので、結局、角速度Ω
に比例する。よつて、音叉1のZ−Z軸まわりの
捩り振動を検出する捩り検出器8を、図示のごと
く、音叉1の基部に設置し、その出力7を検出す
ることで、角速度Ωを知ることができ、第4図の
装置はZ−Z軸のまわりの角速度Ωの検出器とし
て、レートジヤイロと等価に使用することができ
る。
従来、もつとも一般的な音叉1の励振方式は、
その駆動装置4,4Aに、一定周波数、一定電圧
の交流電圧を加えることである。音叉1をその力
学的共振点で振動させなくてよいのであれば、こ
れは簡単にして要を得ているが、音叉1の共振点
を用いないと、大きな振幅をとりにくく、また電
力効率も良くない。このため、音叉1をその共振
点で振動させて使いたいと言う要求は多く、電源
周波数を力学的共振点に一致せしめ、必要な振幅
を得られる電圧に、電源を調節して使用する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従来の、この方法には重大な欠
点がある。すなわち、この種の力学系の共振点
は、極めて鋭く、その共振周波数は、温度に敏感
に左右されるので、ある時点でよい共振状態が得
られていても、力学的共振周波数は周囲の温度変
化等により、電気的一定周波数から徐々にはずれ
てしまい、振幅が急激に減少し、振動ジヤイロと
しての特性が忽ち劣化してしまう。よつて、従来
型においては、その振動が周囲温度等の影響を受
けやすく、振幅変化が大で、感度が一定しないと
いう欠点があつた。また、一定周波数、一定電圧
の電源も決して安価なものではなく、精度を向上
しようとすれば、高価な電源を使用することとな
り、その割に上記の欠点に左右されて振動ジヤイ
ロとしての性能向上が得られないという別の欠点
をも有する。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明では、固有振動数の共振点を有する振動
系と、該振動系に振動を生ぜしめるための駆動装
置と、上記振動系の振動を検出するための圧電素
子より成る変位検出器と、入力抵抗Rを有し上記
圧電素子の出力が入力されるプリアンプとを有す
る振動系に於て、上記振動系の振動を安定に持続
せしめるための制御装置を設け、該制御装置の入
力抵抗Rを略々R≒1/Cω(但し、Cは上記圧電素 子の静電容量、ωは振動系の角周波数)で表わさ
れる値に選定した制御装置により、上記問題点を
解決する。
〔作用〕
本発明の上述の構成によれば、力学的振動系
を、温度変化等の外乱に関係なく、その固有振動
数且つ一定の振幅で継続的に振動させ、上述した
従来の緒問題を全べて解決するものである。
〔実施例〕
第1図は本発明の一例をジヤイロ装置(振動ジ
ヤイロ)に適用した場合の斜視図である。
同図の例においては、平板状の基台2上に、そ
の上面と略々垂直となる如く、短冊状バイモルフ
から成る入力角速度Ωを検出するための薄板状の
検出用圧電素子30を取付ける。尚、この際、必
要に応じて、取付部30Aを用いてもよい。この
例では、音叉1を、一対の大なる質量を有する振
動質量部1−1,1−1と、これ等の夫々に連結
した撓み部1−2,1−2と、両撓み部1−2,
1−2の各遊端を連結する基部1−3とより構成
する。ここで基部1−3の上面に、L字状取付部
1−4の一方の脚1−4aが略々垂直上方に伸び
る如く固定し、他方の脚1−4bが両撓み部1−
2,1−2と略々平行に伸びる如くなすと共に、
基部1−3の下面にカウンターウエイト部1−5
を取り付ける。
上述の如く構成した音叉1を、次の如く、薄板
状の振動検出用圧電素子30に固定する。即ち、
音叉1の両撓み部1−2,1−2間の隙間gに、
薄板状のバイモルフ型圧電素子30の幅方向Bが
延在する如く、圧電素子30の上端に、L字状取
付部1−4の脚1−4bを固定する。かくすれ
ば、音叉1は、その振動面(音叉面)が、第1図
に示す如く、水平に配置された基台2の板面と
略々平行、即ち圧電素子30の長手方向X−Xと
直交する如く、圧電素子30に取付けられる。
尚、この場合、両撓み部1−2,1−2間の隙間
gは、圧電素子30が振動し、音叉1の振動面が
傾斜しても、圧電素子30と両撓み部1−2,1
−2とが接触しないような値に設定されていると
共に、音叉1の振動質量部1−1,1−1及びカ
ウンターウエイト部1−5等が、基台2の上面に
接触しないように、圧電素子30の基台2上の高
さは設定されている。
音叉1の変位を検出するため、その両撓み部1
−2,1−2に取り付けた変位検出器(圧電素
子)6,6Aの出力は、本発明の制御装置35を
介して、音叉1の2個の撓み部1−2,1−2に
取付けられた例えば圧電素子製の駆動素子4,4
A(4Aは図示せず)に入力され、これにより一
つの制御閉ループが構成される。
ここで振動ジヤイロの音叉1は、当然のことな
がら左右両脚(各々振動質量部1−1及び撓み部
1−2より成る)は対称で相等しいとし、一脚の
振動支点Qから見た等価慣性能率をI、復元バネ
常数をkとするならば、振動ジヤイロの力学的運
動方程式は各脚で次のとおりとなる。ここで、S
はラプラスの演算子である。
(IS2+k)φ=KV ……(1) ここで、φは音叉1の1脚の振れ角(偏角)
で、Vは一対の駆動装置4,4Aに加える電圧を
示し、Kは駆動装置4,4Aのゲイン定数で、
KVは駆動装置4,4Aの発生トルクを示す。
(1)式よりVとφの間の伝達関数は次のとおりと
なる。
φ/V=(K/I)/S2+k/I ……(2) 以上は、音叉1に対する空気の抵抗や、その脚
内での歪みによるエネルギー損失を全く無視して
導いた式であり、第1近似としては、これでよい
が、実際には、上記のごときエネルギー損失があ
るので、これをほぼ振動角速度に比例するダンピ
ングトルクの存在で代表させるならば、(2)式は、
次の(3)式のとおりとなる。
φ/V=(K/I)/S2+D/IS+k/I ……(3) ここで、Dはダンピング項の係数である。
第2図は第1図に示す本発明の制御装置35の
一実施例を示すブロツク線図である。図中、10
はその力学系、すなわち制御対象(振動ジヤイ
ロ)を示し、ブロツク内はその伝達関数を示す。
11Bは変位検出器6,6A全体を示し、G2は、
そのゲインである。VPは上記変位検出器6,6
Aの出力電圧であり、この電圧VPは、プリアン
プ34、乗算器12を介して制御回路14に印加
される。制御回路14は、代表的には微分操作を
行い、その微分係数をμとする。制御回路14の
出力は、初期値電圧VOに、加算器ADで加算さ
れ、その出力を増幅器17で増幅して、力学的振
動系10の駆動装置4,4Aに加えられ、制御ル
ープが閉じるよう構成されている。
第2図に示す乗算器12は、2つの入力信号を
有し、これをそれぞれX,Yとし、乗算器12の
出力信号をZとすると、入出力信号の関係は、一
般的にZ=XY/VCとなる。ここでVCは乗算器12 によつて決まる定数である。ここで、上式を書き
直してZ/X=Y/VCとし、上記プリアンプ34の出 力電圧VP′を一方の入力信号Xとすると、乗算器
12のVP′に対するゲインは、他方の入力信号Y
の値に応じて変化する。例えば他方の入力信号Y
の値が乗算器12の定数VCと等しいと、乗算器
12はゲイン1で、VP′を出力する。
第2図で、乗算器12のゲイン=1の場合を先
ず説明する。この場合、VP′はそのまま制御回路
14に供給されることになるので、第2図の例か
らVP′を計算すると、次式のとおりとなる。
VP′= G1G2G4(K/I)/S2+{D/I−G1G2G4(K/I)μ
}S+k/I VO ……(4) (4)式はVP′がVOに対応した振幅をもつ振動解に
なることを示しており、(4)式の右辺がD/I<
G1G2G4(K/I)μであれば、振動は発散し、
D/I>G1G2G4(K/I)μであれば、振動は集
束し、D/I=G1G2G4(K/I)μであれば、一
定振幅となることを、表わしている。
ここで、第2図に於て一点鎖線で示したループ
について説明する。電圧VP′はAC→DC変換部1
6にも加えられる。AC→DC変換部16は、入力
電圧VP′を全波整流し、図示せずも適当な平滑回
路によりVP′の振幅に対応した直流電圧を出力す
る。VP′の直流電圧は、基準電圧を例えばポテン
シヨメータのような設定素子15を通して得られ
た設定電圧VIと、加算器(AD1)で比較され、
その偏差信号は、偏差増幅器18に加えられる。
偏差増幅器18は、加えられた偏差信号を増幅
し、その出力を乗算器12へ供給する。
さて、このような第2図の装置を起動すると、
はじめは未だ発振していないので、プリアンプ3
4の出力VP′は零からスタートするから、AC−
DC変換部16の出力は零である。このため偏差
増幅器18はG3V1なる出力電圧を発生する。こ
こで、偏差増幅器18のゲインG3を適当に大き
く選んでおくと、G3V1>VCとなり、上記偏差増
幅器18の出力電圧は乗算器12の定数VCより
大となる。これにより、乗算器12はゲイン1以
上の状態からスタートするので、D/I<
G1G2G4(K/I)μが成り立つように制御回路1
4の微分係数μを選んでおくと、第2図の一巡閉
ループは発散振動する性質をもち、ω=√
の角周波数で正弦波状の振動を生じ、その振幅は
次第に増大する。これは、ループ一巡の信号がそ
のように振動しつつ増大することをあらわすの
で、音叉1もまた、その周波数で力学的に振動し
つつ、その振幅を増大する。これにつれ、AC−
DC変換部16の入力電圧VP′も増大するので、
設定電圧VIとAC→DC変換部16の出力電圧と
の差は次第に減少していき、乗算器12に加わる
偏差増幅器18の出力電圧も減少する。このた
め、乗算器12のゲインは、VP′の増大と共に偏
差増幅器18の出力電圧の減少の影響でどんどん
小さな値となつて行く。従つて、この乗算器12
のゲインと、制御回路14の微分係数μとを乗じ
た等価なμをμ′であらわすと、μ′は起動時最大
で、VP′が大きくなるにつれ、急速に小さくなつ
て行く。このため、μのかわりにμ′を用いたと
き、D/I<G1G2G4(K/I)μ′は、いつまでも
保たれず、右辺のμ′の低下にともない、やがて
D/I=G1G2G4(K/I)μ′の条件が満たされ、
ここで、ループ一巡の信号も、音叉1の振幅も一
定となる。その点の周辺では、外乱により振幅が
増大すると、μ′は一層小さくなるので、D/I>
G1,G2,G4(K/I)μ′となつて、振動は減衰振
動にかわり、元の一定振幅になるよう振幅が制御
され、同様に外乱により、一度振幅が小さくな
り、VP′が小となれば、μ′が大きくなるので、振
動は増大し、やはり元の一定振幅に向つて振幅を
制御する。こうして、第2図の制御ループは、振
幅を一定にするような自動制御機能をもち、且つ
その周波数を正しく力学的振動系の共振周波数に
保つ機能をも、あわせ備えていることがわかる。
一定となる振幅は、μを一度定めてしまえば、接
点電圧VIと偏差増幅器18のゲインとで定まる
が、偏差増幅器18の伝達関数に、周波数が低く
なるに従つてゲインが増加するような特性(例え
ば「比例+積分」特性)を用いると、振幅の定常
値は接点電圧VIのみによつて定まる。これより、
設定素子15でVIを変えることにより振幅を任
意にきめることができる。
第3図は第1図に示した本発明の制御装置のプ
リアンプ34と圧電素子6,6Aの部分を示す結
線図である。例えば圧電素子より成る変位検出器
6,6Aの各々は、本発明の制御装置に用いた場
合には、自己共振周波数に比して十分低い周波数
において動作しているため、音叉1の各脚の振れ
角φに比例した電圧VP=KV〓の電圧源6−1と静
電容量Cとで近似的に構成される。一方、プリア
ンフ34は、抵抗Rの入力抵抗器34−1、演算
増幅器34−2、抵抗R1,R2のフイードバツク
抵抗器34−3,34−4より構成される。演算
増幅器34−2の入力電圧Viと圧電素子6,6
Aの出力電圧VPとの間には、 Vi=RCS/(RCS+1)VP ……(5) 但し、Sはラプラス演算子である。
ここでVPは次式(6)で表わせるので、 VP=Kvsinωt ……(6) (;振動振幅、ω;音叉の角周波数) この(6)式を(5)式に代入し、時間領域に変換すれ
ば、次式が得られる。
ここで、φはR,C等で決まる位相角である。
入力電圧Viの振幅と振動振幅の比(ゲイン)
をとすれば、は次の如く表わされる。
一方、変位検出器6,6AのゲインKvは次式
(9)で表わされる。
Kv=K^/√ ……(9) 但し、K^は変位検出器の寸法で決まる定数、
は変位検出器6,6Aの電気機器結合係数を表わ
す。
(9)式を(8)式に代入すれば となる。
今、(10)式に於いて、静電容量C、電気器械結合
係数が、他の定数に比して温度感度が大なるた
め、これ等についてのゲインの温度特性式をつ
くれば、次式となる。
(dS/dT)/S=−R2C2ω2+1/2(R2C2ω2+1)・
1/C(dC/dT) +1/k(dk/dT) ……(11) ここで、 A=1/k(dk/dT)は電気器械係数kの温度係数 B=1/C(dC/dT)は静電容量Cの温度係数 を表わすものとすれば、(11)式は次の如くとなる。
(dS/dT)/S=A+−R2C2ω2+1/2(R2C2ω2+1
)B……(12) (12)式をゼロと置いて、温度感度がない条件を求
めると、その時の入力抵抗Rは、次式の如く表わ
せる。
一般に、B>Aなる故に、(13)式は近似的に R≒1/Cω ……(14) となる。
尚、上述は、本発明を第1図に示した構造のジ
ヤイロ装置(振動ジヤイロ)に適用した場合であ
るが、本発明の制御装置は、一般の音叉を用いる
構造のものは無論のこと、棒や板の振動を利用す
る構造のものにも適用でき、要は圧電素子の如き
変位検出器を振動のピツクアンプとして用いる所
で、その温度特性が問題となる場合には、全て適
用して卓効である。
又、本発明を、音叉の如き力学的振動系の振動
振幅を一定とする制御ループに用いた場合に就き
説明したが、音叉の振動角速度振幅を一定とする
制御ループにも、本発明が応用出来ることは言う
までもない。更に、レーザジヤイロのデイザー装
置の振動制御にも、勿論使用し得るものである。
〔発明の効果〕
変位検出器の静電容量Cの温度特性Bは、一般
に、10-3/℃のオーダーであり、温度変化を100
℃と仮定すれば、10%以上のゲイン変動となり、
制御装置としての性能に大きな制約をうける。
本発明によれば、圧電素子6,6Aの出力を受
けるプリアンプ34の入力抵抗Rを、(13)式又は
(14)式で示す値に選定することにより、圧電素子
6,6Aの静電容量Cや電気器械結合係数の温
度特性に起因する振動振幅誤差の全くない高精度
の制御装置を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による制御装置を振動ジヤイロ
に適用した場合の斜視図、第2図は本発明の一例
の系統的ブロツク線図、第3図は本発明の一部の
結線図、第4図は従来の振動ジヤイロの一例の斜
視図である。 図に於て、1は音叉、4,Aは駆動装置、5は
交流電源、6,6A,11Bは変位検出器、
AD,AD1は加算器、10は振動ジヤイロ、1
2は乗算器、14は制御回路、15は設定素子、
16はAC−DC変換部、17は増幅器、18は偏
差増幅器、6−1は電圧源、Cは静電容量、34
はプリアンプ、34−1は入力抵抗器、34−2
は演算増幅器、34−3,34−4はフイードバ
ツク抵抗器を夫々示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 固有振動数の共振点を有する振動系と、該振
    動系に振動を生ぜしめるための駆動装置と、上記
    振動系の振動を検出するための圧電素子より成る
    変位検出器と、入力抵抗Rを有し上記圧電素子の
    出力が入力されるプリアンプとを有する振動系に
    於て、上記振動系の振動を安定に持続せしめるた
    めの制御装置を設け、該制御装置の入力抵抗Rを
    略々R≒1/Cω(但し、Cは上記圧電素子の静電容 量、ωは振動系の角周波数)で表わされる値に選
    定したことを特徴とする制御装置。
JP59224760A 1984-10-25 1984-10-25 制御装置 Granted JPS61102519A (ja)

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US5874674A (en) * 1988-08-12 1999-02-23 Murata Manufacturing Co., Ltd. Vibrator including piezoelectric electrodes or detectors arranged to be non-parallel and non-perpendicular to coriolis force direction and vibratory gyroscope using the same
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