JP2691365B2 - ジャイロ装置 - Google Patents

ジャイロ装置

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JP2691365B2
JP2691365B2 JP13814289A JP13814289A JP2691365B2 JP 2691365 B2 JP2691365 B2 JP 2691365B2 JP 13814289 A JP13814289 A JP 13814289A JP 13814289 A JP13814289 A JP 13814289A JP 2691365 B2 JP2691365 B2 JP 2691365B2
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功 益沢
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株式会社トキメック
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は音叉を用いたジャイロ装置(角速度検出装
置)に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種のジャイロ装置としては、例えば、特開
昭63-38110に示すようなものがある。ここで、従来の技
術を第5図乃至第11図を参照して説明する。
第5図に示す従来の例に於ては、音叉(1)を、大な
る質量を有する振動質量部(1-1),(1-1)と、これ等
の夫々に連結した撓み部(1-2),(1-2)と、両撓み部
(1-2),(1-2)の各遊端を連結する基部(1-3)と、
この基部(1-3)より両撓み部(1-2),(1-2)間の空
隙内を両者に非接触で伸びる連結部(1-4)とより構成
する。
(80)はヒンジで、このヒンジ部(80)は、中央の連
結部(80-2)と、それから上下に伸延する短冊状のヒン
ジ(80-1),(80-3)と、該2個のヒンジ部(80-1),
(80-3)の遊端を一体的に連結、結合する基部又は円環
部(80-4)とから構成される。ヒンジ部(80-1),(80
-3)には、音叉(1)の入力軸(Z−Z)まわりに入力
する角速度Ωによる音叉(1)、従って、ヒンジ(80)
に生ずる撓みを検出するための圧電素子(80-1),(80
-2)が夫々固定される。又、ヒンジ(80)の連結部(80
-2)は、音叉(1)の連結部(1-4)のコ字状凹部(1-4
a)に嵌合している。
又、ヒンジ(80)の基部、即ち円環部(80-4)の両開
口端に、一端が閉じている略々同形状、且つ同寸法の筒
状体(21-1),(21-2)の開口部を夫々気密に固定す
る。この場合、円環部(80-4)、筒状体(21-1),(21
-2)の軸は、夫々音叉軸或いは入力軸(Z−Z)に一致
するようになされている。筒状体(21-1),(21-2)の
夫々の閉端(21-1a),(21-2a)を、円筒状の弾性部材
(22-1),(22-2)を介し、下端部が夫々取付基台
(2)に固定されているL字型金具(23-1),(23-2)
の上端部に固定する。
第6図は第5図に示した従来例の原理を説明するため
の説明図で、その主要部を第5図の軸(Z−Z)方向か
ら見たものである。同図に示す如く、このジャイロ装置
に、角速度Ωが軸(Z−Z)まわりに加わると、それに
対応したコリオリの力Fcが両振動質量部(1-1),(1-
1)に互に平行且つ反対方向に発生し、これによるトル
クが、ヒンジ(80)の連結部(80-2)を介してヒンジ部
(80-1),(80-3)に,図示に示す如く、S字状の曲げ
変形を生ぜしめる。この場合、圧電素子(81-1),(81
-2)は、その分極方向が同図で+,−で示したように、
互いに逆方向になるように、夫々ヒンジ部(80-1),
(80-3)に固定されているので、両圧電素子(81-1),
(81-2)を並列接続して一つの出力(Vp1)とし、これ
を音叉(1)を駆動する制御装置(35)の位相出力(V
p3)と共に検出装置(7)で同期整流することにより、
入力角速度Ωを検出し、従ってジャイロ装置を得ること
が出来る。
一方、音叉(1)の変位を検出するため、その両撓み
部(1-2),(1-2)に取付けた変位検出器(圧電素子)
(6),(6A)の出力は、制御装置(35)を介して、音
叉(1)の2個の撓み部(1-2),(1-2)に取付けられ
た例えば圧電素子製の駆動素子(4),(4A)に入力さ
れ、これにより音叉(1)の自励発振系が構成される。
第7図は第5図に示す制御装置(35)を含んだ自励発
振系(35A)及び検出装置(7)を含んだ検出系(7A)
の一実施例を示すブロック線図である。図中、(10)は
音叉(1)の力学的振動系、すなわち制御対象(振動ジ
ャイロの音叉系)を示し、ブロック内はその伝達関数を
示す。(11B)は変位検出器(6),(6A)全体を示
し、G2は、そのゲインである。
上記変位検出器(11B)の出力電圧Vp2は、制御装置
(35)のプリアンプ(34)に加えられ、45°移相器(3
7)、乗算器(12)を介して、制御装置(35)の出力と
して制御信号Vcを出力し、その出力Vcは駆動素子
(4),(4A)よりなる駆動装置(4B)を介して、力学
的振動系(10)に加えられ、制御ループが閉じるよう構
成されている。
45°移相器(37)の出力Vp3はAC−DC変換部(16)に
も加えられる。AC→DC変換部(16)は、入力電圧Vp3
全波整流し、図示せずも適当な平滑回路によりVp3の振
幅に対応した直流電圧を出力する。Vp3の直流電圧は、
基準電圧を例えばポテンショメータのような設定素子
(15)を通して得られた設定電圧VIと、加算器(AD1)
で比較され、その偏差信号は、偏差増幅器(18)に加え
られる。偏差増幅器(18)は、加えられた偏差信号を増
幅し、その出力を乗算器(12)へ供給する。
上述の如く構成された制御装置(35)を含んだ自励発
振系(35A)の閉ループは発散振動する性質をもち、正
弦波状の振動を生じ、その振幅は次第に増大する。これ
は、ループ一巡の信号がそのように振動しつつ増大する
ことをあらわすので、音叉(1)もまた、その周波数で
力学的に振動しつつ、その増幅を増大する。これにつ
れ、AC→DC変換部(16)の入力電圧Vp3も増大するの
で、設定電圧VIとAC→DC変換部(16)の出力電圧との差
は次第に減少していき、乗算器(12)に加わる偏差増幅
器(18)の出力電圧も減少する。このため、乗算器(1
2)の出力は、Vp3の増大と共に偏差増幅器(18)の出力
電圧の減少の影響で小さな値となって行き、ついにはル
ープ一巡の信号も音叉(1)の振幅も一定となる。
第8図Aは第7図に示した自励発振系(35A)の制御
装置(35)のプリアンプ(34)と変位検出器(11B)と
しての圧電素子(6),(6A)の部分を示す結線図であ
る。例えば圧電素子より成る変位検出器(6),(6A)
の各々は、音叉(1)の各脚の振れ角φに比例した電圧
Vp2=Kv2φの電圧源(6-1)と静電容量C2とで近似的に
表わされる。ここで φ=sinωt ‥‥‥(1) 一方、プリアンプ(34)は、抵抗R2の入力抵抗器(34
-1)、演算増幅器(34-2),抵抗R3,R4のフィードバッ
ク抵抗器(34-3),(34-4)より構成される。演算増幅
器(34-2)の入力電圧Vi2と圧電素子(6),(6A)の
出力電圧Vp2との間には、 Vi2=R2C2S/(R2C2S+1)Vp2 ‥‥(2) 但し、Sはスプラス演算子である。
ここでVp2は次式(3)で表わせるので、 Vp2=Kv2sinωt ‥‥‥(3) (;振動振幅、ω;音叉の角周波数) この(3)式を(2)式に代入し、時間領域に変換す
れば、次式が得られる。
ここで、δはR2C2等で決まる位相角である。
一方、変位検出器(6),(6A)のゲインKv2は次式
で表わされる。
但しは変位検出器の寸法で決まる定数、は変
位検出器(6),(6A)の電気機器結合係数を表わす。
(5)式を(4)式に代入すれば (6)式の中で、温度変化の影響を受けやすいもの
は、例えば圧電素子からなる変位検出器(6),(6A)
の静電容量C2であり、これが温度変化を受けないために
は、次式が成立する必要がある。
R2=1/C2ω ‥‥‥(7) しかしながら第7図に示す自励発振系(35A)として
みると、上式の条件は、位相的に音叉(1)の振幅φに
対して45°進んでいることになり、((6)式のδ
45°)、理想発振系として90°進みの条件が満たされて
いないため、一般には通常のR,C回路で構成される第1
の45°移相器(37)をプリアンプ(34)の出力段に設け
ている。
また、音叉(1)の振動振幅φは変位検出器(6),
(6A)及び、プリアンプ(34)に関する条件式と45°移
相器(37)と両者合せて90°進んだ信号Vp3となり、こ
の位相信号Vp3は音叉(1)の振動振幅φの微分値
(レート)に相当することになる。
(1)式より =φωcosωt ‥‥‥(8) 簡単のため、プリアンプ(34)、45°移相器(37)の
ゲインを1とし、45°移相器(37)で移相が45°進むと
すると、45°移相器(37)の出力Vp3は次式で表わされ
る。
更に、簡単のためにAC→DC変換部(16)のゲインを1
とすると、後述するように(9)式の振幅が設定電圧VI
に等しくなることから、音叉(1)の振動レートω
は次式で表わされる。
上述したように第7図の制御装置(35)を含む自励発
振系(35A)の一巡ループは、振幅のレートを一定にす
るような自動制御機能をもち、且つその周波数を力学的
振動系の共振周波数に保つ機能をも、あわせ備えている
自励発振系であることがわかる。一定となる振幅は、設
定電圧VIと偏差増幅器(18)のゲインとで定まるが、偏
差増幅器(18)の伝達関数に、周波数が低くなるに従っ
てゲインが増幅するような特性(例えば「比例+積分」
特性)を用いると、振幅の定常値は設定電圧VIのみによ
って定まる。これより、設定素子(15)でVIを変えるこ
とにより、振幅を任意にきめることができる。
次に、第7図の検出系(7A)について述べる。
前述の如く、音叉(1)を動作させた状態で第5図に
示す音叉軸(Z−Z)のまわりにΩで示す角速度が入力
されると、2個の振動質量部(1-1),(1-1)には、速
度vと入力角速度Ωの積に比例したコリオリの力Fcが夫
々発生し、音叉(1)を上記音叉軸(Z−Z)のまわり
に音叉(1)と同一の振動数で交番振動させる。この交
番振動の変角は、圧電素子(81-1),(81-2)からなる
角振動検出器(81)によって、電気信号に変換され、電
圧出力となる。
この場合、第7図の検出系(7A)に示す如く、上記角
振動検出器(81)の出力電圧Vp1を、プリアンプ(32)
を介してデモジュレータ(33)に入力し、同期整流した
後、必要があればフィルタ(36)を通すことにより、音
叉(1)の音叉軸(Z−Z)まわりに入力される角速度
Ωに比例した電圧Yが出力され、ジャイロ装置が構成さ
れる。即ち、音叉(1)の両振動質量部(1-1)の質
量、該振動質量部(1-1),(1-1)間の距離の積を比例
定数KTで表わすものである。音叉軸(Z−Z)まわりの
入力角速度Ωと比例定数KTと音叉(1)の速度、即ち振
幅φ=sinωtを微分したものを乗じたコリオリの
力Fcによる交番トルクΩKTω cos ωtは、音叉
(1)全体を音叉軸(Z−Z)のまわりに交番角振動さ
せる。第7図の(31)は、音叉(1)を含む(Z−Z)
軸まわりの機械系で、ブロック内はその伝達関数であ
る。交番角振動の偏角θは角振動検出器(81)によって
電気信号Vp1に変換され、検出装置(7)のプリアンプ
(32)に加えられる。プリアンプ(32)で交流増幅した
後、デモジュレータ(33)において、同期整流され、フ
ィルタ(36)を通して角速度Ωに比例した電圧Yが検出
装置(7)から出力できることになる。ここで、デモジ
ュレータ(33)の基準信号として、自励発振系(35A)
の制御装置(35)内の45°移相器(37)の出力Vp3が、
検出系(7A)の検出装置(7)内の45°位相器(38)を
介して供給されている。
尚、Kv1は角振動検出器(81)を構成する圧電素子(8
1-1),(81-2)の偏角−電圧変換定数、K1はプリアン
プ(32)のゲインである。ブロック(31)内の伝達関数
内に於ける、Iは音叉軸(Z−Z)まわりの音叉系の慣
性能率、1は音叉系の等価粘性抵抗係数、Kは圧電素
子(81-1),(81-2)の音叉軸(Z−Z)まわりのトル
クバネ定数、又、Sはラプラス演算子を夫々示す。
尚、第8図Bは検出系(7A)の検出装置(7)のプリ
アンプ(32)と角振動検出器(81)を構成する圧電素子
(81-1),(81-2)との一例を示す結線図で、同図に於
て、圧電素子より成る角振動検出器(81)は、検出系
(7A)に用いた場合には、機械系(31)の偏角θに比例
した電圧Vp1=Kv1θの電圧源(81-10)と静電容量C1
で近似的に表わされる。一方、プリアンプ(32)は、抵
抗Rの入力抵抗器(32-1)、演算増幅器(32-2)、抵抗
R5,R6のフィードバック抵抗器(32-3),(32-4)より
構成される。演算増幅器(32-2)の入力電圧Vi1と圧電
素子(81-1),(81-2)の出力電圧Vp1との間には、次
式の関係がある。
Vi1=R1C1S/(R1C1S+1)Vp1 ‥‥(11) 但し、Sはラプラス演算子である。
ところで、機械系(31)は、ΩKTωcos ωtと
し、第7図に示す伝達関数で表わされる関数で、偏角θ
を出力する。その共振点は、普通、自励発振系(35A)
の力学的振動系(10)の共振点より低い周波数に選ばれ
るので、振動系(10)の共振周波数において、機械系
(31)のゲインは1より小さく、位相は180°遅れてい
る。そのゲインをK2とすると、偏角θは次式となる。
θ=−K2ΩKTωcos ωt ‥‥(12) 従って、(11)式を時間領域で表わすと次式となる。
ここで、δはR1,C1等で決まる位相角である。
一方、角振動検出器(81)の圧電素子(81-1),(81
-2)のゲインKv1は次式で表わされる。
但し、は圧電素子の寸法で決まる定数、は圧電素
子の電気機器結合係数を表わす。
(14)式を(13)式に代入すれば (15)式の中で、温度変化の影響をうけやすいもの
は、角振動検出器(81)を構成する圧電素子(81-1),
(81-2)の静電容量C1であり、これが温度変化をうけな
いためには次式が成立する必要がある。
R1=1/C1ω ‥‥‥(16) しかしながら、この条件は、第8図Bのプリアンプ
(32)の入力電圧Vi1、即ちその出力VP1′の信号位相を
45°進めることになる((15)式で、δ=45°を意味
する)。
一方、自励発振系(35A)の制御装置(35)のプリア
ンプ(34)のゲインを1とすると、その出力VP2′は
(6)式で表され、検出系(7A)の検出装置(7)のプ
リアンプ(32)のゲインを1とすれば、その出力VP1
は(15)式で表され、両者の信号の位相差は90°であ
る。従って、制御装置(35)の45°移相器(37)の出力
VP3を入力すると第2の45°移相器(38)を検出装置
(7)内に設け、合計90°の位相差をもつ信号出力V
Fを、デモジュレータ(33)の基準信号としてデモジュ
レータ(33)に供給し、基準信号VFとプリアンプ(32)
の出力VP1′とが同位相或いは180°位相になるように構
成している。
従って、簡単のため、プリアンプ(32)、デモジュレ
ータ(33)及びフィルタ(36)のゲインを1とすると、
(15)式より、検出装置(7)の出力Yは次式で表わさ
れる。
音叉(1)の振動レートωを表わす(10)式を(1
7)式に代入すると、 温度変化の影響をうけない(5)式及び(16)式を
(18)式にあてはめると、次式を得る。
上式より、第7図に示すブロック線図のジャイロ装置
は、温度変化の影響をうけないことが知れる。
これを、動作的に簡単に並べると、音叉系の振動レー
トωは、その値が一定となるような制御装置(35)の
作用により、その振幅を検出する圧電素子(6),
(6A)のゲインが増大すると逆に、小さくなる。一方、
検出系(7A)の圧電素子(81-1),(81-2)のゲインが
増大すると、その出力は増大する。ジャイロ出力は、音
叉系の振動レートと検出系の出力との積になっているた
め、上記音叉系及び検出系のプリアンプを含めた圧電素
子の温度特性を夫々最小にすることにより、温度変化の
影響を受けないジャイロ装置を得ることができる。
尚、上述の構成により、スケールファクターの温度変
化の少いジャイロを得ることが出来るが、実際には、ス
ケールファクターのわずかな温度変化が残存し、又、音
叉(1)の制作上のアンバランス等により、バイアス自
体が温度による影響をうけることが避けがたい。第7図
の検出装置(7)内の符号(40)は、音叉(1)の近傍
に設けた温度センサーで、その出力を調定器(41)を介
してデモジュレータ(33)の出力に、加算器(42)で加
算入力することにより、バイアス温度変化を補償する。
尚、(43)はバイアス修正回路で、音叉(1)のアン
バランス等による固定的なバイアス出力を修正するため
のものである。この従来例は、ジャイロ出力に対し、音
叉(1)の振動系の検出圧電素子(6),(6A)の出力
伝達関数と、検出系の圧電素子(81-1),(81-2)の出
力伝達関数とが、分母・分子の関係になる点に着目し、
これ等を同種の素子で構成すると共に、それぞれのプリ
アンプの入力抵抗をR1=1/C1ω,R2=1/C2ωにする
と共に、音叉の自励発振系のプリアンプの後段に45°移
相器(37)を設けることにより、自励発振系としての動
作を確保すると同時に、検出系のデモジュレータへの基
準出力にも45°移相器(38)を設けることにより、圧電
素子の温度特性に依存しない高精度のジャイロ装置を得
ている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来のジャイロ装置にあっ
ては、2個の45°移相器(37),(38)を使用してお
り、その移相量を決定している部品の定数が温度変化、
経時変化等により変化するため、ジャイロ装置の出力信
号のスケールファクター、バイアス等が変化して、安定
な性能を得ることが困難という問題点があった。
また、その移相量を決定している部品に、温度特性、
経時変化等の良好な特性のものを採用すると、高価格と
なり、ジャイロ装置のコストが高くなってしまうという
欠点があった。
これらの問題点について、もう少し詳しく説明する。
第7図に示す制御装置(35)の45°移相器(37)、お
よび検出装置(7)の45°移相器(38)としては、夫々
例えば第9図AおよびBに示す回路が使用される。45°
移相器(37)は、第9図Aに示す如く、静電容量C71
入力コンデンサ(37-1)、抵抗R72の入力抵抗器(37-
2)、抵抗R73,R74のフィードバック抵抗器(37-3),
(37-4)および演算増幅器(37-5)より構成される。ま
た、45°移相器(38)は、第9図Bに示す如く、静電容
量C81の入力コンデンサ(38-1)、抵抗R82の入力抵抗器
(38-2)、抵抗R83,R84のフィードバック抵抗器(38-
3),(38-4)および演算増幅器(38-5)より構成され
ている。45°移相器(37)の入力端には、プリアンプ
(34)の出力電圧VP2′が印加され、その出力はVP3であ
る。また、45°移相器(38)の入力は、45°移相器(3
7)の出力VP3であり、その出力は基準信号VFである。こ
れらの入出力間特性は、夫々次式の伝達関数で表わされ
る。
これらを、周波数領域に変換すると、次式を得る。
上記(22),(23)式の移相角が、角周波数ω=ω
(音叉の振動角周波数)のところで、次式が成立するよ
うに、抵抗器、コンデンサの定数を夫々決定することに
より、入力信号に対し、45°進んだ出力信号を得る。
R72C71ω=1 ‥‥‥(24) R82C81ω=1 ‥‥‥(25) ところで、45°移相器(37),(38)の周波数特性を
考えてみよう。
(22),(23)式をボード線図に表わすと、夫々、第
10図A,Bに示すようになり、位相が45°のところで勾配
が最大となっている。従って、位相量を決定している部
品、即ち、抵抗器(37-2)、コンデンサ(37-1)および
抵抗器(38-2)、コンデンサ(38-1)の夫々の定数
R72,C71およびR82,C81が温度変化、経時変化等により
変ると、45°移相器としての条件(24),(25)式から
ずれてしまい、しかも、その近辺の位相勾配が大きいた
め、ずれ量が大きくなり、結果として、ジャイロ装置の
出力のスケールファクター、バイアス等の変化が大きく
なるという問題がある。
また、移相量を決定している部品に温度・経時特性の
良好なものを用いると、高価格になるという欠点があ
る。ここで、上記スケールファクター及びバイアスの変
化が発生する動作について、第11図A,Bを参照して説明
する。
同図に於て、VP2′は制御装置(35)のプリアンプ(3
4)の出力、VFは検出装置(7)の45°移相器(38)の
出力、VGは図示せずもデモジュレータ(33)内のスイッ
チ素子をON,OFFするための信号電圧、VP1′はプリアン
プ(32)の出力、即ちデモジュレータ(33)への入力で
ある。また、VNはプリアンプ(32)の出力信号に混在す
るヌル電圧で、音叉(1)のアンバランス等により生じ
る固定的な残電圧で、入力角速度Ωに比例する本来の信
号出力と90°位相がずれている。また、従来例の動作説
明で述べたように、VP2′とVP1′とは90°位相差があ
る。同図Aは制御装置(35)の45°移相器(37)及び検
出装置(7)の45°移相器(38)が、理想的に合計90°
の移相量を作っている場合を示し、例えば、VGが負の半
サイクルの区間、デモジュレータ(33)の出力が得られ
るとすると、本来の出力はVP1′の波形の斜線部が、デ
モジュレータ(33)の出力となり、VP1′とVGとは同相
なので、これを平滑した直流電圧出力は最大となる。
一方、同図Bに示すように、2つの45°移相器(3
7),(38)の合計移相量が90°でなく、例えば90°よ
りαだけ少ない場合は、本来の出力VP1′の斜線部に示
すようなデモジュレータ(33)の出力波形となり、これ
を平滑した直流電圧出力は同図Aの場合に比してcosα
を乗算した値となる。即ちスケールファクターが小さく
なる。
また、ヌル電圧VNは2つの45°移相器(37),(38)
の合計移相量が理想的に90°であれば、第11図AのVN
形の斜線部に示すように正負同面積となるので平滑する
と零となる。しかし、同合計移相量が90°でなく、例え
ば90°よりαだけ少ない場合、同図BのVN波形の斜線部
に示すように正負同面積にならないので、平滑すると直
流出力電圧、即ちバイアスを発生し、その値はヌル電圧
の大きさとsinαとの積に比例する。
上述のように、温度・経時変化等により、2つの45°
移相器(37)、(38)の移相量がαだけ変化すると、ジ
ャイロ装置の出力信号のスケールファクターはcosαの
係数で減少し、バイアスはヌル電圧のsinαの係数で増
大するという欠点が生ずる。
従って、本発明は上述した欠点のないジャイロ装置を
提供せんとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明による課題を解決する手段は、角周波数ω
振動する質量部(1-1)を有する音叉(1)、該音叉の
質量部の振動の振幅を検出する変位検出器(11B)、該
変位検出器の出力が入力される第1のプリアンプ(3
4)、該第1のプリアンプの出力を入力とする45°移相
器(37)、上記質量部の振動振幅の微分値(レート)を
一定に保持するための制御回路(16,15,AD1,18,12)よ
りなる自励発振系(35A)の制御装置(35)、上記音叉
に生ずるコリオリの力によるモーメントを検出する角振
動検出器(81)、該角振動検出器の出力が入力される第
2のプリアンプ(32)、該第2のプリアンプの出力を入
力とするデモジュレータ(33)より成るジャイロ装置に
おいて、上記第1のプリアンプ(34)の出力を入力とす
る90°移相器(50)を設け、該90°移相器の出力を上記
デモジュレータの基準信号(VF)として供給するように
成したジャイロ装置である。
〔作用〕
本発明は上述のような構成であるので、上記2つの45
°移相器(37),(38)の移相量の合計90°と同じ移相
量が常に得られるため、検出装置(7)のデモジュレー
タ(33)の基準信号として同じく使用出来る。また、移
相量を決定している部品定数の温度・経時変化があって
も、90°移相器(50)の移相勾配は45°移相器(38)の
それより小さく、しかも、2個の45°移相器(37),
(38)を用いている従来例に比して移相量の変化は極め
て少なく、安定な性能のジャイロ装置を得ることができ
る。また、移相量を決定している部品に温度・経時変化
特性の良好な高価格のものを用いる必要がなく、低コス
トのジャイロ装置を得ることができる。
〔実施例〕
以下、本発明を図面に基づいて説明する。
第1図は、本発明の一実施例を示すブロック図であ
る。同図に於て、第7図に示す従来例と同じ部分は同じ
符号で示し、それ等の詳細説明は省略する。
まず、第1図の例の構成を説明すると、自励発振系
(35A)の制御装置(35)のプリアンプ(34)の出力
VP2′を、位相出力信号として、検出系(7A)の検出装
置(7)に供給する接続となす。即ち、検出系(7A)の
検出装置(7)内に90°移相器(50)を設け、上記プリ
アンプ(34)の出力VP2′をこの90°移相器(50)に入
力する。90°移相器(50)の出力VFを、デモジュレータ
(33)にその基準信号として供給する。
第1図に示す本発明の例の上記以外の構成は、第7図
に示す従来例と同じであり、また、ジャイロ装置として
の基本的な動作も、従来例と同様であるので、説明を省
略し、本発明の特長である90°移相器(50)に関連した
動作を述べる。
上記、90°移相器(50)は入力信号に対し、90°進ん
だ出力信号を得るものでもよく、また90°遅れた信号を
出力するものでもよい。その理由は、従来例の説明で述
べたように、制御装置(35)のプリアンプ(34)の出力
VP2′は(6)式で表され、検出装置(7)のプリアン
プ(32)の出力VP1′は(15)式で表され、両信号
VP2′,VP1′間は90°の位相差があるからである。従っ
て、90°移相器(50)は90°進めるか、90°遅らすかに
より、デモジュレータ(33)への基準信号VFは、その入
力VP1′と同位相或いは180°位相になるため、デモジュ
レータ(33)の出力信号の極性(符号)が反転するだけ
であり、実用上どちらでも使用可能である。
本発明の90°移相器(50)の具体的例を、夫々第2図
A,Bに示す。
第2図Aは90°移相器(50)の90°進みの一実施例で
ある。この例の90°移相器(50)に於ては、その電圧入
力端子(50i)と演算増幅器(50-15)の非反転入力端子
との間に、静電容量C11の入力コンデンサ(50-11)を接
続し、演算増幅器(50-15)の非反転入力端子とコモン
電位との間に抵抗R12の入力抵抗器(50-12)を接続し、
抵抗R13のフィードバック抵抗器(50-13)を演算増幅器
(50-15)の反転入力端子とコモン電位との間に接続
し、抵抗R14のフィードバック抵抗器(50-14)を演算増
幅器(50-15)の反転入力端子と出力端子との間に接続
してなる。
この第2図Aの90°移相器(50)の周波数特性は次式
となる。
ここで、ω=ωの角周波数で次式(27)が成立する
ように抵抗器、コンデンサの定数を夫々決定する。
R12C11ω≪1 ‥‥‥(27) (ω:音叉の角周波数) この90°移相器(50)の周波数特性は、第3図Aに示
す周波数特性となる。この位相カーブより解るように、
位相量は、ほとんど90°進み量となり、しかも位相カー
ブの勾配が従来の45°移相器(38)の場合に比して、小
さな値となっている。従来では、2個分合せた位相カー
ブの勾配は、2倍であるので、本発明の90°移相器(5
0)の位相勾配は、従来例に比し、更に小さくなる。従
って、第2図Aに示す本発明の90°の移相器(50)(進
み)は、移相量を決定している部品の定数の温度・経時
変化があっても、移相量の変化が従来例に比して、極め
て小さく、また、部品定数の偏差があっても移相量全体
のバラツキは少ないという特長がある。
尚、(27)式で示した90°移相器としての条件につい
ては、R12C11ωの値を十分に小さくすればする程、移
相量の変化は小さくなるが、ゲインも小さくなるので、
実用上はR12C11ω=0.01〜0.1程度が望ましい。
第2図Bは90°移相器(50)の90°遅れの一実施例で
あり、この例は、第2図Aの90°移相器(50)の抵抗器
(50-12)とコンデンサ(50-11)の接続位置及び符号を
入れ換え、前者の抵抗をR11、後者の容量をC12とし、他
の構成は第2図Aと全く同様である。
この第2図Bに示す90°移相器(50)の周波数特性は
次式となる。
ここで、R11C12ω≫1 ‥‥‥(29) (ω:音叉の振動角周波数) この(28)及び(29)式を満たすように、移相量を決
定する部品定数を設定すると、第3図Bに示す周波数特
性となる。この移相カーブより解るように、移相量はほ
とんど90°遅れ量となり、しかも、移相カーブの勾配が
従来の45°移相器(38)の場合に比して、小さな値とな
っている。従来例では、2個の45°移相器(37),(3
8)を用いているため、2個分合わせた移相カーブの勾
配は2倍となるので、この第2図Bの90°移相器(50)
の移相勾配は、従来例に比し、更に小さくなる。従っ
て、第2図Bに示す本発明の90°移相器(50)(遅れ)
は、移相量を決定している部品の定数の温度・経時変化
があっても、移相量の変化が従来例に比して極めて小さ
く、また、部品定数の偏差があっても移相量全体のバラ
ツキは少ないという特長がある。
尚、(29)式で示した90°移相器としての条件につい
ては、R11C12ωの値を十分に小さくすればする程、移
相量の変化は小さくなるが、ゲインも小さくなるので、
実用上はR11C12ω=10〜100程度が望ましい。
第4図A〜Dは夫々90°移相器(50)の更に他の実施
例を示す回路図である。同図A,Bは夫々第2図A,Bの例の
フィードバック抵抗器を除いたフォローアー回路にした
例であり、同様の作用をなすことは明らかであろう。
また、第4図C,Dは、夫々同図A,Bの演算増幅器のない
回路であり、この回路の次に接続される回路(図示せ
ず)の入力インピーダンスが大きい場合に使用できるも
ので同様の作用をなすことは自明であろう。
また、90°移相器(50)には、実施例と同じ機能、効
果を有する回路であれば全て使用できることは自明の理
である。
例えば第4図Eは、第4図Dに示す回路の次段に、容
量C23のコンデンサ(50-23)と抵抗R24の抵抗器(50-2
4)との直列接続の回路を付加したものである。付加し
た回路は、入力端子(50i)に印加される入力電圧に含
まれる直流信号をカットオフするための回路であり、R
24C23≫1の条件を満すように設定され、それによる位
相差はほとんど生じないものである。
〔発明の効果〕
以上説明してきたように、本発明によれば、以下に列
挙する効果が得られる。
自励発振系(35A)の制御装置(35)のプリアンプ(3
4)の出力を入力とする90°の進み又は遅れの移相量を
もつ90°移相器(50)を備え、その出力を検出系(7A)
の検出装置(7)のデモジュレータ(33)へ基準信号と
して供給するように構成したことにより、検出装置
(7)の出力信号のスケールファクター、バイアス等の
温度・経時変化が少ない、即ち、安定で高性能なジャイ
ロ装置を得ることが出来るという効果がある。
また、90°移相器(50)は第2図A,B及び第4図A〜
Eで示した実施例のように、簡単な構成の回路で実現で
き、移相量を決定する部品の定数に温度・経時変化特性
の良好なものを用いる必要もないことから、低コストの
ジャイロ装置が得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のブロック図、第2図A及び
Bは夫々本発明の90°移相器の接続図、第3図A及びB
は夫々第2図A及びBの90°移相器の動作説明図、第4
図A乃至Eは夫々本発明の90°移相器の更に他の例の接
続図、第5図は従来のジャイロ装置の一部を除いた斜視
図、第6図は第5図の要部の側面図、第7図は第5図の
自励発振系及び検出系のブロック図、第8図A及びBは
夫々第7図の第1のプリアンプ及び圧電素子と第2のプ
リアンプ及び圧電素子の結線図、第9図A及びBは夫々
第7図の45°移相器の接続図、第10図A及びBは夫々第
10図A及びBに示す45°移相器の周波数特性図、第11図
A及びBはそれ等の動作説明図である。 図に於て、(1)は音叉、(7)は検出装置、(11B)
は変位検出器、(32)及び(34)は第2及び第1のプリ
アンプ、(33)はデモジュレータ、(35)は制御装置、
(37)は45°移相器、(50)は90°移相器を夫々示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−38110(JP,A) 特開 平1−269063(JP,A) 特開 平2−129514(JP,A) 特開 昭62−52410(JP,A)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】角周波数ωで振動する質量部を有する音
    叉、該音叉の質量部の振動の振幅を検出する変位検出
    器、該変位検出器の出力が入力される第1のプリアン
    プ、該第1のプリアンプの出力を入力とする45°移相
    器、上記質量部の振動振幅の微分値(レート)を一定に
    保持するための制御回路よりなる自励発振系の制御装
    置、上記音叉に生ずるコリオリの力によるモーメントを
    検出する角振動検出器、該角振動検出器の出力が入力さ
    れる第2のプリアンプ、該2のプリアンプの出力を入力
    とするデモジュレータより成るジャイロ装置において、 上記第1のプリアンプの出力を入力とする90°移相器を
    設け、該90°移相器の出力を上記デモジュレータの基準
    信号として供給するように成したことを特徴とするジャ
    イロ装置。
  2. 【請求項2】上記90°移相器は入力信号の移相90°を進
    めるか又は遅らせることを特徴とする上記特許請求の範
    囲第1項記載のジャイロ装置。
  3. 【請求項3】上記90°移相器は容量Cのコンデンサと抵
    抗Rの抵抗器との直列回路より成り、上記コンデンサの
    遊端は上記第1のプリアンプの出力端に接続され、上記
    抵抗器の遊端はコモン電位点に接続され、上記C及びR
    は R・C・ω≪1 を満足することを特徴とする上記特許請求の範囲第1項
    記載のジャイロ装置。
  4. 【請求項4】上記90°移相器は容量Cのコンデンサと抵
    抗Rの抵抗器との直列回路より成り、上記抵抗器の遊端
    は上記第1のプリアンプの出力端に接続され、上記コン
    デンサの遊端はコモン電位点に接続され、上記C及びR
    は R・C・ω≫1 を満足することを特徴とする上記特許請求の範囲第1項
    記載のジャイロ装置。
  5. 【請求項5】上記コンデンサ及び抵抗器の接続点を演算
    増幅器の非反転入力端に接続し、該演算増幅器の出力端
    とコモン電位点との間に2個の抵抗器の直列回路を挿入
    し、該2個の抵抗器の接続点を上記演算増幅器の反転入
    力端に接続したことを特徴とする上記特許請求の範囲第
    3項記載のジャイロ装置。
  6. 【請求項6】上記コンデンサ及び抵抗器の接続点を演算
    増幅器の非反転入力端に接続し、該演算増幅器の出力端
    とコモン電位点との間に2個の抵抗器の直列回路を挿入
    し、該2個の抵抗器の接続点を上記演算増幅器の反転入
    力端に接続したことを特徴とする上記特許請求の範囲第
    4項記載のジャイロ装置。
  7. 【請求項7】上記抵抗器及びコンデンサの接続点とコモ
    ン電位点との間に容量C′のコンデンサ及び抵抗R′の
    抵抗器の直列回路を挿入し、上記C′及びR′は R′・C′・ω≪1 を満足することを特徴とする上記特許請求の範囲第4項
    記載のジャイロ装置。
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