JPH03100046A - 柴外線吸収剤を含有するポリカーボネート類 - Google Patents

柴外線吸収剤を含有するポリカーボネート類

Info

Publication number
JPH03100046A
JPH03100046A JP2233421A JP23342190A JPH03100046A JP H03100046 A JPH03100046 A JP H03100046A JP 2233421 A JP2233421 A JP 2233421A JP 23342190 A JP23342190 A JP 23342190A JP H03100046 A JPH03100046 A JP H03100046A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
alkyl
diphenols
polycarbonate
mol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2233421A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2901725B2 (ja
Inventor
Uwe Westeppe
ウベ・ベステツペ
Dieter Freitag
デイーター・フライターク
Werner Nouvertne
ベルナー・ノウフエルトネ
Ulrich Grigo
ウルリツヒ・グリゴ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bayer AG
Original Assignee
Bayer AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bayer AG filed Critical Bayer AG
Publication of JPH03100046A publication Critical patent/JPH03100046A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2901725B2 publication Critical patent/JP2901725B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/16Nitrogen-containing compounds
    • C08K5/34Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring
    • C08K5/3467Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring having more than two nitrogen atoms in the ring
    • C08K5/3472Five-membered rings
    • C08K5/3475Five-membered rings condensed with carbocyclic rings

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ドイツ国特許出1[R38,32396,6は、式() E式中、 R1およびR1は、互いに独立して水素、ハロゲン、好
適には塩素または臭素、C,−C8アルキル、C,−C
,シクロアルキル、C,−C1゜アリール、好適にはフ
ェニル、およびCT−CI!アラルキル、好適にはフェ
ニル−C,−C,−アルキル、より特別にはベンジル表
わし、 mは、4〜7の整数、好適には4または5、であり、 R3およびR4は、独立して各々のXに関して選択可能
であり、互いに独立して、水素またはCI−Caアルキ
ルを表わし、 そして Xは、少なくとも1つの原子Xで R3およびR′の両
方共アルキルであることを条件として、炭素を表わす] に相当するジヒドロキシジフェニルシクロアルカン類に
関する。
好適には1つまたは2つの原子Xそして、より特別には
、ただ一つの原子Xで、R3および鴫の両方共アルキル
である。好適なアルキル基はメチルである。ジフェニル
で置換されたC原子(C−1)からα−位のX原子は、
ジアルキルで置換されていことが好ましいが、C−1か
らβ−位のXi子は、ジアルキルで置換されていること
が好ましい。
特別には、C−1からβ−位の1つのX原子はジアルキ
ルで置換され、C−1からβ′−位の1つのX原子はモ
ノアルキル置換されている。より特別には、ドイツ国特
許出1!IP3832396.6の発明は、脂環式基中
に5および6環CyK子を有するジヒドロキシジフェニ
ルシクロヘキサン類(式(1)中m−4または5)、例
えば次式(I[I)および に相当するジフェノール類に関し、l、l−ビス−(4
−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−)リメチルシク
ロヘキサン(式■)が特に好適である式(I)に相当す
るジヒドロキシジフェニルシクロアルカン類は、式(V
) R1 に相当するフェノール類と、式(Vl)R3R4 [式中、 X、R’、R1、R3、R4およびmは、式(1)に関
して定義したのと同様である] に相当するケトン類とを、 縮合させることによる常法で得られる。
式(V)に相当するフェノール類は、文献から公知であ
るかまたは文献から公知の方法で得られる(クレゾール
類およびキシレノール類に関しては、例えばU llm
anns  E ncyklop![die  der
  teahnischen  Chemts、第4改
訂増補版、15巻、61〜77頁、V erlag  
Chemie、 Weinheim/New  Yor
k、  1978 ;りooラフエノール類関しては、
Ullmanns  Encyklopadie  d
er  technischen  Chemie、第
4版、V erlag  Chemie。
1975.9巻、573〜582頁;およびアルキルフ
ェノール類に関しては、U l 1manns  E 
ncykloplidie  der  techni
schen  Chemie、第4版、Verlag 
 Chemie、  1979.18巻、199〜21
4頁参照)。
式(V)に相当する適切なフェノール類の例は、フェノ
ール、0−クレゾール、m−クレゾール、2.6−1;
メチルフェノール、2−クロロフェノール、3−クロロ
フェノール、2.6−ジクロロフェノール、2−シクロ
ヘキシルフェノール、2゜6−ジフェニルフェノール及
び0−ベンジルフェノールである。
式(Vl)に相当するケトン類は、文献から公知である
(例えばB eilsteins  Handbuch
  derOrganischen  Chemie、
 7巻、第4版、Springer−Verlag、 
Berlin、  1925および相当する増刊l〜4
およびJ 、 Chem、 Soc、 79巻(195
7)、1488〜1492頁、US−PS2,692,
289、A11en他、J、Chem。
Soc、、(1959)、2186−2192およびJ
 、 Org、 Chem、 38巻、(1973)、
4431〜4435頁、J 、 Am、 Chem、 
Soc。
87、(1965)1353〜1364頁参照)式(V
l)に相当するケトン類の一般的製造方法は、例えば、
“Organikum   15巻、1977、V E
 B −D eutscher  V erlag  
der  W 1ssenschB[61,B erl
in、の例えば698頁に記載されている。
以下は式(Vl)に相当する公知のケトン類の例である
:3,3−ジメチルシクロペンクン、3.3−ジメチル
シクロヘキサノン、4,4−ジメチルシクロヘキサノ、
3−エチル−3−メチルシクロペンタノン、2,3.3
−1−ジメチルシクロヘプタノン、2,4.4−1−ジ
メチルシクロペンタノン、3.3.4−トリメチルシク
ロペンタノン、3.3−ジメチルシクロヘプタノン、4
.4−ジメチルシクロヘプタノン、3−エチル−3−メ
チルシクロヘキサノン、4−エチル−4−メチルシクロ
ヘキサノン、2.3.3−トリメチルシクロヘキサノン
、2.4.4−トリメチルシクロヘキサノン、3.4゜
4−トリメチルシクロヘキサノン、3.3.5−トリメ
チルシクロヘキサノン、3.4.4−トリメチルシクロ
ヘキサノン、2,3.3.4−テトラメチルシクロペン
タノン、2.6.6−)ジメチルシクロヘプタノン、3
.5.5−トリメチルシクロヘプタノン、3.5.5−
トリメチルシクロヘプタノン、5−エチル−2,5−ジ
メチルシクロヘプタノン、2.3,3.5−テトラシク
ロヘプタノン、2,3゜5.5−テトラメチルシクロヘ
プタノン、3.3゜5.5−テトラメチルシクロヘプタ
ノン、4−エチル−2,3,4−トリメチルシクロペン
タノン、3−エチル−4−イソプロピル−3−メチルシ
クロペンタノン、4−第二ブチル−3,3−ジメチルシ
クロペンタノン、2−インプロヒル−3,3゜4−トリ
メチルシクロペンタノン、3−工1チルー4−イソプロ
ピルー3−メチルシクロヘキサノン、4−エチル−3−
イソプロピル−4−メチルシクロヘキサノン、3−第二
プチル−4,4−ジメチルシクロヘキサノン、3.5.
5−トリメチル−5−プロピルシクロヘキサン、2−ブ
チル−3,3゜4−トリメチルシクロペンタノン、2−
ブチル−3,3,4−トリメチルシクロヘキサノン、4
−ブチル−3,3,5−トリメチルシクロヘキサノン、
3−イソへキシル−3−メチルシクロヘキサノンおよび
3.3.8−トリメチルシクロオクタノン。
以下は好適なケトン類の例である: ビスフェノール類を製造するため、フェノール(V)は
一般にケトン(Vl) 1モル当り2〜10モルの量、
そして好適には2.5〜6モルの量、が用いられる。好
適な反応時間はl−100時間である。反応は一般に、
−30°Cから300°Cの範囲の温度、好適には一1
5℃から150°Cの範囲の温度、でl〜20barの
圧力、好適には1〜1obarの圧力下で行なわれる。
縮合は一般に、酸性触媒、例えば塩化水素、臭化水素、
弗化水素、三弗化硼素、三塩化アルミニウム、二塩化亜
鉛、四塩化チタン、四塩化錫、ハロゲン化燐類、五酸化
燐、燐酸、濃塩酸または硫酸およびまた酢酸と無水酢酸
の混合物などの存在下で行なわれる。酸性イオン交換体
も用いられる。
更に、この反応は、助触媒類、例えば01〜C1,アル
キルメルカプタン類、硫化水素、チオフェノール類、チ
オ酸類及びジアルキルスルフィド類を、ケトン1mol
当り、0.01〜0.4mol、特別にはケトン1mo
1当り0.05〜0.2mol添加することで促進され
る。
縮合は無溶媒または不活性溶媒(例えば脂肪族もしくは
芳香族炭化水素、塩素化炭化水素)の存在下で行なわれ
る。
触媒が脱水剤としても作用する場合には、別の脱水剤を
用いる必要はないが、良好な転化率を得るために、用い
る触媒が反応水と結合しないときには脱水剤を用いる方
が常に有利である。
適切な脱水剤は、例えば無水酢酸、弗石、ポリ燐酸、お
よび五酸化燐である。
従って、ドイツ国特許出願P3832396゜6の発明
はまた、式(V) 1 6 「式中、 R1およびR2は、式(I)に関して定義したのと同様
である] に相当するフェノール類と、式(Vl)[式中、 X1m5 R’およびR4は、式(I)に関して定義し
たのと同様である1 に相当するケトン類とを、 (v):(■)のモル比が2:1−10:1、好適には
2.5 : l 〜6 : 1. (7)モル比で一3
Q℃〜300℃の範囲の温度、好適には一15〜150
℃の範囲の温度で、1〜10barの圧力下、酸性触媒
の存在下そして任意に助触媒および/または溶媒および
/または脱水剤の存在下で、反応させることを特徴とす
る、式(I) [式中、 R1およびR2は、互いに独立して水素、ハロゲン、好
適には塩素または臭素、C,−C。
アルキル、Cs−Caシクロアルキル、C@−C1゜ア
リール、好適にはフェニルおよびC7−C1□アラルキ
ル、好適にはフェニル−〇、−04−アルキル、より特
別にはベンジル表わし、 mは、4〜7の整数、好適には4または5、であり、 R3およびR1は、独立して各々のXに関して選択可能
であり、互いに独立して水素またはCr −Caアルキ
ルを表わし、 そして Xは、少なくとも1つの原子Xで R3およびR4の両
方共アルキルであることを条件として、炭素を表わす] に相当するジヒドロキシジフェニルシクロアルカン類の
製造方法にも関する。
式(1)において、好適には1つまたは2つの原子X1
しかしより特別にはただ1つの原子XでRsおよびR1
は共にアルキルである。好適なアルキル基はメチルであ
るが、エチル、或いは、直鎖もしくは分岐鎖状のC,−
C,アルキル基も使用できる。ジフェニルで置換された
CW子(C−1)からα−位のXw、子は、ジアルキル
で置換されていないことが好ましいが、C−1からβ−
位のX原子は、ジアルキルで置換されていることが好ま
しい。
ある場合には、反応は完全に均一ではない、即ち数種の
異なる生成物が生成し得る。そのため所望の化合物をま
ず混合物から単離しなければならない。縮合の詳細は、
5chnell著Chemistryand  P h
usics  of  P olycarbonate
s、  I nterscience  Publis
hers、 New  York l 964が参考と
なる。ある場合には、適切な触媒を選択し、そして単離
しやすくするように所望の化合物が沈殿するかまたは晶
析するような反応条件を選択することによって、反応を
調整することも可能である。
実施例 A ジフェノール(II)の製造 7.5mo l (705g)のフェノールおよび0.
15mo + (30,3g)のドデシルチオールを、
撹拌機、滴下漏斗、温度計、還流冷却器およびガス導入
管の備わった1aの丸底フラスコ中に入れ、28〜30
℃で乾燥MCIガスを飽和させる。得られた溶液に、1
.5mo l  (210g)のジヒドロイソホロン(
3,3,5−トリメチルシクロヘキサン−1−オン)お
よび1.5mo +(151g)のフェノールの溶液を
3時間かけて滴下する。そしてこの間MCIガスを反応
溶液中に通し続ける。滴下後1.HClガスを更に5時
間導入する。その後、混合物を室温で8時間反応するに
まかせる。そして過剰のフェノールを水蒸気蒸留によっ
て除去する。残留物を石油エーテル(60−90)で2
回そして塩化メチレンで1回熱間抽出し、そして炉別す
る。
収量: 370g、Mp、: 205〜207℃。
式(I)のジフェノール類は、高耐熱性並びに他の好ま
しい性質によって特徴づけられる高分子量の熱可塑性ポ
リカーボネート類の製造に特に適切である。
従って、ドイツ国特許出願P3832396゜6の発明
は、高分子量の熱可塑性芳香族ポリカーボネート類の製
造のための式(I)のジフェノール類の使用にも関する
式(I)に相当する単一のジフェノール(この場合、ホ
モポリカーボネート類が生成する)と式(I)に相当す
る数種のジフェノール類(この場合、コポリカーボネー
ト類が生成する)の両方を使用することができる。
更に、式(I)に相当するジフェノール類は、高分子量
の熱可塑性芳香族ポリカーボネート類の製造のため、他
のジフェノール類例えば式HO−Z−OH(■)に相当
するジフェノール類との混合でも使用できる。
式HO−Z−OH(■)に相当する適切な他のフェノー
ル類は、Zが、1以上の芳香族核を含有してもよく、置
換されていてもよくそして脂肪族基または式CI)に相
当する基とは別の脂環式基、或いは連結員としてのへテ
ロ原子を含有してもよい6〜30個のCw、子を有する
、芳香族基であるジフェノール類である。
式(■)に相当するジフェノール類の例は、ヒドロキノ
ン、レゾルシノール、ジヒドロキシジェニル類、ビス−
(ヒドロキシフェニル)アルカン類、ビス−(ヒドロキ
シフェニル)−シクロアルカン類、ビス−(ヒドロキシ
フェニル)−スルフィト類、ビス−(ヒドロキシフェニ
ル)−エーテル類、ビス−(ヒドロキシフェニル)−ケ
トン類、ビス−(ヒドロキシフェニル)−スルホン類、
ビス−(ヒドロキシフェニル)−スルホキシド類、α、
α −ビス−(ヒドロキシフェニル)−ジイソプロピル
ベンゼン類、並びに、それらの核アルキル化および核ハ
ロゲン化化合物類である。
これらのおよび他の適切なジフェノール類は、例えばU
S−PSS3.028,365.2,999.835.
3,148,172.3,275,601.2,991
,273.3,271,364.3゜062.781,
2,970,131及び2,999゜846 、DE−
OSSl、570,703.2,063.050.2,
063.052.2,211.0956、FR−Psi
、561,518、並びに、H、S chnell著の
本“Chemistry  and  P hysic
s  of  P olycarbonates”  
I ntersciencePublishers、 
New  York、  l 964中に記載されてい
る。
好適な他のジフェノール類は、例えば、4.4’−ジヒ
ドロキシジフェニル、2.2−ビス−(4−ヒドロキシ
フェニル)−プロパン、2.4−ビス−(4−ヒドロキ
シフェニル)−2−メチルブタン、1.x−t’スス−
4−ヒドロキシフェニルニル)−シクロヘキサン、α、
a −ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−p−ジイソ
プロピルベンゼン、2.2−ビス−(3−メチル−4−
ヒドロキシフェニル)−プロパン、2.2−ビス−(3
−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)−フロパン、ビス
−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−プ
ロパン、ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)−スルホン、2.4−ビス−(3,5−ジメチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)−2−メチルブタン、1
.1−ビス−(3,5−ジメチル−4−イドロキシフェ
ニル)−シクロヘキサン、α、a −ビス−(3,5−
ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)−p−ジイソプロ
ピルベンゼン、2.2−ビス−(3,5−ジクロロ−4
−ヒドロキシフェニル)−プロパンおよび2.2−ビス
−(3,5−シフ’ロモー4−ヒドロキシフェニル)−
プロパンである。
式(■)に相当する特に好適なジフェノール類は、例え
ば、2.2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−プロ
パン、2,2−ビス−(3,5−ジメチル−4−ヒドロ
キシフェニル)−プロパン、2.2−ビス−(3,5−
ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)−プロパン、2.
2−ビス−(3,5−シフコモ−4−ヒドロキシフェニ
ル)−プロパンおよび1.1−ビス−(4−ヒドロキシ
フェニル)−シクロヘキサンである。
2.2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−プロパン
が特に好適である。
他のジフェノール類は単独、並びに、他のジフェノール
類の混合物としても使用してもよい。
式(I)に相当するジフェノール類の、任意に使用され
る他のフェノール類、例えば式(■)に相当するジフェ
ノール類、に対するモル比は、100mol−%の(I
)とOmo +−%の他のジフェノールおよび2mo 
l−%の(I)と98mol−%の他のジフェノールと
の間、好適には100mol−%の(I)とOmo l
−%の他のジフェノールおよび5m01−%の(I)と
95mo+−%の他のジフェノールとの間、そしてより
好適には100mo+−%の(I)とOmo +−%の
他のジフェノールおよびlomo+−%の(I)と99
mol−%の他のジフェノールとの間、そして最も好適
には100mol−%の(I)とOmo +−%の他の
ジフェノールおよび20mol−%の(I)と80mo
l−%の他のジフェノールとの間である。
式CI)に相当するジフェノール類の高分子量ポリカー
ボネート類は、任意に他のジフェノール類との組み合わ
せで、ポリカーボネート類を製造するために用いられる
任意の公知の方法で製造されうる。種々のジフェノール
類が、不規則におよびまt;ブロック状の両方で、互い
に結合されうる。
従って、ドイツ国特許出願?3832396゜6の発明
はまた、式(I)のジフェノール類を、用いたジフェノ
ールの全モル数を基準にして100mo 1−%〜2m
ol−%、好適には100m61−%〜5mol−%、
より好適には100mol−%〜lomol−%、およ
び最も好適には15Qmol−%〜20mo+−%の量
で用いることを特徴とする、常法による、好適には界面
方法による、ジフェノール類および任意に連鎖停止剤お
よび任意に分枝剤とから、高分子量熱可塑性芳香族ポリ
カーボネート類を製造する方法にも関する。
使用する分枝剤は使用するとしても公知の方法では少量
であり、好適には0.05〜2.Qmol−%(使用す
るジフェノール類を基準にして)の三官能または三官能
以上の官能性を有する化合物類、特に3個もしくは3個
以上のフェノール系ヒドロキシル基を有する化合物類で
ある。3個もしくは3個以上のフェノール系ヒドロキシ
ル基を含有する分枝剤には、70口グルシン、4.6−
シメチルー2.546−トリー(4−ヒドロキシフェニ
ル)−へブタン、l 、3.5−トリー(4−ヒドロキ
シフェニル)−ベンゼン、1.1.1−トリ(4−ヒド
ロキシフェニル)−エタン、トリー(4−ヒドロキシフ
ェニル)−フェニルメタン、2.2−ビス−(4,4−
ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−シクロヘキシル)
−プロパン、2゜4−ビス−(4−ヒドロキシフェニル
イソプロピル)−7エノール、2,6−ビス−(2−ヒ
ドロキシ−5′−メチルベンジル)−4−メチルフェノ
ール、2−(4−ヒドロキシフェニル)−2−(2,4
−ジヒドロキシフェニル)−プロパン、ヘキサ−(4−
(4−ヒドロキシフェニルイソプロ、ピル)−フェニル
)−オルソテレフタル酸エステル、テトラ−(4−ヒド
ロキシフェニル)−メタン、テトラ−(4−(4−ヒド
ロキシフェニルイソプロビル)−7エノキシ)−メタン
およびl。
4−ビス−((4’、4“−ジヒドロキシトリフェニル
)−メチル)−ベンゼンが含まれる。
他の三官能化合物類のいくつかは、2.4−ジヒドロキ
シ安息香酸、トリメシン酸、塩化シアヌールおよび3.
3−ビス−(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)−
2−オキソ−2,3−ジヒドロキシインドールである。
公知の方法で分子量を調節するため、単官能化合物類を
連鎖停止剤として通常の濃度で用いてもよい。適切な化
合物類は、例えばフェノール、第三ブチルフェノール類
、または他のアルキル−C+ −Cを置換フェノール類
である。式(■)「式中、 Rは、分枝C8および/またはC,アルキル基である] に相当するフェノール類を少量用いるのが、分子量を調
節するのに特に適切である。アルキル基R中、CH3の
プロトンのパーセントは47〜89%であり、CHとC
H,のプロトンのパーセントは53〜11%である。R
は好適には、OH基にt;いして0−およびp−位にあ
り、オルソ成分に対する上限は特に好適には20%であ
る。連鎖停止剤は一般に、使用するジフェノール類を基
準にして0.5〜lOmol−%の量、好適には1.5
〜8mo+−%の量、が用いられる。
ポリカーボネート類は公知の方法、好適には界面方法(
H、S chnell著“Chemistry  an
dP hysics  of  P olycarbo
nates” 、 P olymsrReviews、
 Vol、 IIs 33頁以降、1 ntersci
ence  Publ、、 1964参照)で製造され
る。この方法において、式(I)に相当するジフェノー
ル類は、アルカリ水相中に溶解する。他のジフェノール
類とのコポリカーボネート類を製造するため、式(I)
に相当するジフェノール類とその他のジフェノール類、
例えば式(■)に相当するジフェノール類との混合物類
が用いられる。例えば式(■)に相当する連鎖停止剤類
が、分子量を調整するために加えられる。その後、この
反応は、不活性の好適にはポリカーボネートを溶解する
有機相の存在下での界面縮合方法によって、ホスゲンを
用いて行なわれる。反応温度は0〜40℃の範囲である
任意に用いてもよい分校剤(好適には0.05〜2mo
 +−%)を最初にジフェノール類と一緒にアルカリ水
相に導入するか、或いは、ホスゲン化する前に有機溶媒
の溶液中に加えてもよい。
式(I)のジフェノール類および任意の他のジフェノー
ル類(■)と共に、それらの七ノーおよび/またはビス
−クロロ炭酸エステル類も用いられ、有機溶媒の溶液中
に加えられる。使用する連鎖停止剤および分枝剤の量は
、式CI)および任意の式(■)に相当するジフェノラ
ート残基のモル量によって決定される。クロロ炭酸エス
テル類を用いる場合、公知の方法に従って、ホスゲンの
量を減少させうる。
連鎖停止剤用および任意の分校剤およびクロロ炭酸エス
テル類用の適切な有機溶媒は、例えば塩化メチレン、ク
ロロベンゼン、アセトン、アセトニトリルおよびこのよ
うな溶媒の混合物であり、特に塩化メチレンとクロロベ
ンゼンの混合物である。連鎖停止剤と分校剤は任意に同
一の溶媒中に溶解させてもよい。
界面重縮合のための有機相は、例えば塩化メチレン、ク
ロロベンゼンおよび塩化メチレンとクロロベンゼンの混
合物によって作られる。
例えばNaOH水溶液がアルカリ水相として用いられる
界面方法によるポリカーボネート類の製造は、三級アミ
ン類のような触媒、特に三級脂肪族アミン、例えばトリ
ブチルアミンまたはトリエチルアミン、による通常の方
法で触媒反応を生じさせてもよい。触媒は、使用するジ
フェノール類のモル数を基準にして0.05〜r Om
o +−%の量で用いられる。触媒類は、ホスゲン化が
開始する前またはその間および後で加えられる。
ポリカーボネート類は公知の方法で単離される。
高分子量熱可塑性芳香族ポリカーボネート類はまた公知
の均一相、いわゆる、“ピリジン法”およびまたホスゲ
ンの代わりに例えば炭酸ジフェニルを用いる公知の溶融
エステル交換方法によっても製造され得る。この場合も
また、ポリカーボネート類は公知の方法で単離される。
ドイツ国特許出願p3832396.6の方法によって
得られるポリカーボネート類は、好適には少くとも10
,000、より好適にはio、o。
O〜300,000、そして最も好適には20,000
〜80.000の分子量MW(重量平均、予備検定後の
ゲルクロマトグラフィーによる測定)を有する。それら
は直鎖もしくは分枝していてもよく、モして式(1)に
相当するジフェノール類を基とするホモポリカーボネー
ト類又はコポリカーボネート類である。
従って、ドイツ国特許出[1P3832396゜6の発
明はまた、直鎖もしくは分枝してもよい、式(1)のジ
フェノール類から該発明に従う方法によって得られる少
なくともto、ooo、好適にはto、ooo〜300
,000、より好適には20.000〜80,000の
Mw値(重量平均分子量)を有する高分子量熱可塑性芳
香族ポリカーボネート類にも関する。
従って、ドイツ国特許出願p3832396゜6の発明
はまた、式(Ia) (Ia) [式中、 X、RISR”、R3、R4およびmは、式(I)に関
して定義したのと同様] の二官能カーボネート構造単位を、各場合共ポリカーボ
ネート中の二宮能カーボネート構造単位の全量100m
o+−%を基準にして、100m。
1−%〜2m01−%の量、好適にはl OOm。
1−%〜5mo l−%の量、より好適には100mo
l−%〜LOmot−%の量、最も好適には100mo
+−%〜20mol−%の量、を有する少なくともto
、ooo、好適にはio、oo。
〜300.000、最も好適には20.000〜8o、
oooのMW値(重量平均分子量)を有する高分子量熱
可塑性芳香族ポリカーボネート類にも関する。
従って、ドイツ国特許出111F’3832696゜6
のポリカーボネート類は、他の二宮能カーボネート構造
単位、例えば式(■a) に相当する単位を各場合共100mol−%になるよう
に補充する量、即ち、各場合共、ポリカーボネート中の
二宮能カーボネート構造単位の全量100mol−%を
基準にして、Omo +−%〜98mol−%、好適に
はOmo +−%〜95mol−%、より好適にはOm
o 1−%〜90mol−%、最も好適にはOmo +
−%〜80mol−%の量を有する。
脂環式ビスフェノール類を基準とするポリカーボネート
類は、基本的に公知であり、例えばEP−016447
6、DE−OS3345945、DH−O520630
52、FR1427998、WP8000348.BE
785189中に記載されている。これらはしばしば比
較的高いガラス転移温度を有するが、他の重要な物性、
例えばUV安定性および耐熱老化性、を有する。
驚くべきことにはドイツ国特許出願P3832396.
6に従って式(1)のジフェノール類を組み入れること
によって、高い耐熱性を他の好ましい性質と一緒に有す
るポリカーボネート類が得ることが可能であることを見
出した。これは特にジフェノール類(1)(式中mは4
または5である)を基とするポリカーボネート類、最も
特別には式(Ib) 従って、ドイツ国特許出11P3832396゜6の発
明は、好適には式(I a)に相当する構造単位がm=
4または5に限定され、そして、より特別には式(1c
) 1式中、 R1及びR2は、互いに独立して式(I)に関して定義
した意味を有し、より好適には水素を表わす] に相当するジフェノール類を基とするポリカーボネート
類に当てはまる。
(Ic) 1式中、 R1およびR″は式(I a)に関して定義したのと同
様であるが、好適には水素である]に相当するポリカー
ボネート類に関する。
式(Ib)に相当するジフェノール類(式中、R1およ
びR1は好適には水素である)を基とするこれらのポリ
カーボネート類はまた、それらの高耐熱性に加えて、高
いUV安定性および溶融状態での良好な流動挙動を示す
更に、このポリカーボネート類の性質は、他のジフェノ
ール類、特に式(■)Iこ相当するジフェノール類との
組み合わせにより有利に変えることができる。
ドイツ国特許出@P3B、2396.6の方法によって
得られるポリカーボネート類は、界面方法で得られる有
機相を分離し、それを中性および電解質がなくなるまで
洗浄した後、例えばベント式押出し機で、粒状として単
離することによる公知の方法で単離される。
安定剤、離型剤、顔料、防炎剤、帯電防止剤、充填剤お
よび補強剤のような、熱可塑性ポリカーボネート類用と
して通常に用いられる添加剤類が、加工前および後で、
ドイツ国特許出願P383239636のポリカーボネ
ート類に通常量加えてもよい。
より特別には、例えばカーボンブラック、グラファイト
、ケイソウ土、カオリン、粘土、CaF3、CaCO3
、酸化アルミ、ガラス繊維、Ba5Oいおよび無機顔料
、が、充填剤および核形成剤の両方として用いられ、そ
して例えばステアリン醜グリセロール、テトラステアリ
ン酸ペンタエリスリトール、及びトリステアリン酸トリ
メチロールプロパンを離型剤として用いることができる
ドイツ国特許出願P3832396.6のポリカーボネ
ート類は、例えば公知の方法で単離されたポリカーボネ
ート類を粒状に押出し、任意に上述した添加剤を配合し
、得られた粒状物を、射出成形による公知の方法で加工
することで、種々の成形品にすることができる。
ドイツ国特許出願P3832396.6のポリカーボネ
ート類は、今まで公知のポリカーボネート類が使用され
ているいかなる用途、即ち、特に良好な加工性と共に高
耐熱性が要求されるとき、即ち高耐熱の複雑な構成要素
が必要とされるときの覆いおよびガラス窓の目的のため
の電気分野および建材分野の両方で、成形品として用い
られる。
以下の実施例B、l−B、5において、相対粘度は、C
H、Ctt中0.5重量%のポリカーボネート溶液で測
定した。
ガラス温度は、示差走査熱量計(D S C)によって
測定した。
実施例 8.1 式(II)のジフェノール31g (0,1moり、K
OH33,6g (0,6mo l)および水560g
を不活性ガス雰囲気中で撹拌しながら溶解する。
その後、塩化メチレン560m(l中0.188gのフ
ェノールを溶解させた溶液を加える。この溶液をよく撹
拌しながら、pH13〜14そして21〜25°Cの温
度で、19.8 g (0,2mo l)のホスゲンを
カロえる。そしてO,1m(2のエチルピリジンを加え
た後、45分間撹拌する。ビスフェノールのない水相を
分離し、有機相を燐酸で酸性にした後中性になるまで水
で洗浄し、溶媒を除去する。このポリカーボネートは1
.259の相対溶液粘度を有していた。
このポリマーのガラス温度は、233℃(DSC)であ
った。
実施例 B、2 ビスフェノールA 2,2−ビス−(4−ヒドロキシフ
ェニル)−プロパン68.4 g (0,3mo +)
 、式(I[)に相当するジフェノール217、Og 
(0,7mo l) 、KOH336,6g(6mof
)および水2700gを不活性ガス雰囲気中で撹拌しな
がら溶解する。その後、塩化メチレン2500m12中
1.88gのフェノールを溶解させた溶液を加える。こ
の溶液をよく撹拌しながら、pH13〜14そして21
〜25℃の温度で198 g (2mo l)のホスゲ
ンを加える。
モして1+nQのエチルピリジンを加えた後、45分間
撹拌する。ビスフェノラートのない水相を分離し1.有
機相を燐酸で酸性にした後中性になるまで水で洗浄し、
溶媒を除去する。このポリカーボネートは1.336の
相対溶液粘度を有していた。
このポリマーのガラス温度は、212°0(DSC)で
あった。
実施例 8.3 ビスフェノールA  l l 4 g (0,5mo 
l)とジフェノール(II)155g (0,5mo 
I)の混合物を、実施例B、2七同様にして反応させポ
リカーボネートを生成させた。
このポリカーボネートは、1.386の相対溶液粘度を
有していた。
このポリマーのガラス温度は、195°0(DSC)で
あった。
実施例 B、4 ビスフェノールA  I 59.6 g (0,7mo
 1)とジフェノール(II) 93 g (0,3m
o 1)の混合物を実施例B、2と同様にして反応させ
、ポリカーボネートを生成させた。
このポリカーボネートは、1.437の相対溶液粘度を
有していた。
このポリマーのガラス温度は、180℃(DSC)であ
った。
実施例 B、5 式(n)のジフェノール31.0 g (0,1m。
1) 、NaOH24,Og (0,6mo l)およ
び水270gを不活性ガス雰囲気中撹拌しながら溶解す
る。その後、塩化メチレン250g中0.309gの4
−(1,1,3,3テトラメチルブチル)フェノールを
溶解させた溶液を加えた。この溶液をよく撹拌しながら
、pH13〜14そして21〜25°Cの温度で19.
8 g (0,2mo 1)のホスゲンを加える。モし
てQ、1molのエチルピリジンを加えた後、45分間
撹拌する。ビスフェノラートのない水相を分離し、有機
相を燐酸で酸性にした後中性になるまで水で洗浄し、溶
媒を除去する。このポリカーボネートは、1.314の
相対溶液粘度を有していた。
このポリマーのガラス温度は、234°0(DSC)で
あった。
新規なポリカーボネート類のUV安定性を検査するため
、2.2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−プロパ
ンを基とするポリカーボネートとの比較で、水銀ランプ
(末端フィルター3050m)を用いたUv照射下で一
次ラジカルの生成を測定した。実施例8.1のポリカー
ボネートは低い一次ラジカルの生成率を示し、それ故に
高いUV安定性を示すことが見い出された。
式(I)に相当するビスフェノール類を基とするポリカ
ーボネート類は、厳しい気候条件下、即ちそれらの物性
の悪化を明示する、空気、湿度およびUV光の影響下で
劣化することが見い出された。それらの可視的性質、例
えば透過性および黄色度など、もまた不利な影響を受け
る。
驚くべきことに式(I)に相当するジフェノール類を基
とするポリカーボネート類は、400℃に至る高加工温
度にもかかわらず、ヒドロキシベンゾトリアゾール類を
基とする安定剤を用いることで、UC光に対して安定化
できることを見い出した。安定化された組成は、また、
粘り強さが改良されることによっても特徴づけられる。
従って、本発明は、式(A)および/またはCB) (B) [式中、 R%およびR1は、互いに独立して水素、ハロゲン、C
,、。アルキル、CB−1゜シクロアルキル、Cl−1
4アリール、C、−,3アラルキル、0−R’まタハ−
COOR’ヲ表ワシ、R9は、HまたはC1−、アルキ
ルを表わし、R7およびR8は、互いに独立して水素、
C3−、アルキル、cI−1シクロアルキル、C、、、
アリール、C2−、アラルキルを表わし、qは、1.2
.3であり、そして nは、1,2.3まt;は4である] に相当するUV吸収剤を、ポリカーボネートの重量を基
準にして0.05重量%〜15重量%、好適には0.1
重量%〜12重量%、より好適には0.2重量%〜10
重量%、含有することを特徴とするドイツ国特許出願P
 3832396.6(LeA26344)に従う、U
V吸収剤を含有するポリカーボネート類に関する。
本発明に従う好適なポリカーボネート類はまた、ドイツ
国特許出[P3832396.6 (LeA26344
)に従う好適なポリカーボネート類であり;同様なこと
がまた、式(Ic)に相当する特に好適なポリカーボネ
ート類にも適用される。
式(A)または(B)に相当する好適なUV吸収剤類は
、R,およびR,がH1塩素またはメチルを表わし、R
7およびR1がHlCl−4アルキル、シクロヘキシル
、フェニル、ナフチルまたはベンジルを表わし、そして
R1がHまたはCH,を表わすところの吸収剤である。
式(A)および(B)に相当するヒドロキシベンゾトリ
アゾール類は公知であり、それらの製法はDOS167
0951およびチェコスロバキア国特許146360に
記載されている。式(A)および(B)の特に適切なヒ
ドロキシベンゾトリアゾール類は、400g/mo1以
上の分子量を有し120°C以上の融点を有する。
下記のものが好適なヒドロキシベンゾトリアゾール類の
例である。
芳香族ポリカーボネート類は、ヒドロキシベンゾトリア
ゾール系のUV吸収剤、例えば式(A)およびCB)に
相当する化合物類、を用いて安定化できることも公知で
ある。(T aschenbuchder  Kuns
tstoffadditive、 Ed、 V、 R,
Cachter、 H、Muller、 C、−Han
ser −Verlag。
Mtinchen/Wien、  1983 、 18
3頁以降):ビスヒドロキシフェニルシクロアルカン類
を基とするポリカーボネート類は、電子写真上の光受容
体として用いることができることが見い出された(JA
−OS62039/1986.JA−Os62040/
1986およびJA−O3105530/1986参照
)。
しかしながら、本発明の主題、即ち高い気候安定性を有
する高耐熱で高い粘り強度を有するポリカーボネート類
は、従来の技術では予想されずまた当然であるとは言え
なかった。
式(A)または(B)に相当するUV吸収剤は、例えば
ポリカーボネート類の溶融状態で又はポリカーボネート
類の溶液状態、例えばCHICI2中、での公知の方法
によってポリカーボネート中に組み込まれてもよい。
本発明に従う、UV吸収剤を含有するポリカーボネート
類は、ドイツ国特許出願03832396.6 (Le
A26344)またはドイツ国特許出願p383709
0.5 (LeA26402)そしてドイツ国特許出願
P3909601.7(LeA26699)中に記載さ
れるように、繊維、フィルム、シート、射出成形および
押出し製品に加工されてもよい。問題となる加工技術は
一般に公知である。
成形品の例は、シート類または多層シート類、ヘッドラ
ンプ類及びヘッドランプ反射鏡類である。
実施例 式(II)のビスフェノールは、ドイツ国特許出願P3
833953.6に記載されるように製造された。
ドイツ国特許出願P3833953.6に従って、式(
If)のビスフェノール35mo1%と2゜2−ビス−
(4−ヒドロキシフェニル)−プリパン65mol−%
とを基とするコポリカーボネートを、連鎖停止剤として
4− (1,1,3,3−テトラメチルブチル)−フェ
ノールを用いた界面重縮合によって製造した。CH,C
I!中25°C(0−5g / 100 m Q CH
* CI t)で測定して、相対溶液粘度は1.30で
あった。
次の化合物類をUV吸収剤として用いた:UV吸収剤A
1: UV吸収剤Bl: での二軸押出し機中でポリカーボネート類に混合した後
、押出し物を粒状にした。標準射出成形機で、60X4
0X4mmの大きさの平板および80X10X4mmの
大きさの試験片を作成した。
この板と試験片を、6.5ワツトのキセノンランプの備
わったアトラスウェザーオメーター(サイクル:102
分間の光暴露そして光暴露下18分間の脱イオン水噴霧
)を用いた耐候試験にかけた。細孔ブラックボード温度
は60±5℃であった。下に示す時間後、この板の評価
を行なった。
黄色度(D I N6167) 、CH,C1!中25
°C(0,5g/l 00ml2cHact、)で測定
した相対溶液粘度および衝撃強度(ISO1−C)を測
定した。
0.3重量%のUV吸収剤を、340℃の温度前 試験基準 相対溶液粘度 0時間 500時間 750時間 1000時間 黄色度 0時間 500時間 1000時間 衝撃強度 0時間 750時間 1000時間 使用ポリカーボネート 未安定化     安定剤で安定化 (At)     (Bl) 1.292 1.284 1.284 1.279 8.4 11.44 15.70 [KJ/m’] ub。
8 2 1.290 1.290 1.290 1.289 8.6 6.2 8.1 ub。
40 2 1.293 1.287 1.288 1.288 ub。
50 35 実施例は、耐候試験を行なった後、安定化した組成物は
顕著に低い黄色度を示し改良された粘り強さ値を示すこ
とを示している。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式(A)および/または(B) ▲数式、化学式、表等があります▼(A) [式中、 R^5およびR^6は、互いに独立して水素、ハロゲン
    、C_1_−_1_0アルキル、C_5_−_1_0シ
    クロアルキル、C_6_−_1_4アリール、C_7_
    −_1_3アラルキル、O−R^9または−COOR^
    9を表わし、R^■は、HまたはC_1_−_4アルキ
    ルを表わし、R^7およびR^■は、互いに独立して水
    素、C_1_−_4アルキル、C_5_−_■シクロア
    ルキル、C_■_−_1_4アリール、C_7_−_9
    アラルキルを表わし、qは、1、2、3であり、そして nは、1、2、3または4である] に相当するUV吸収剤を、ポリカーボネートの重量を基
    準にして、0.05重量%〜15重量%含有することを
    特徴とする、ポリカーボネート中全量100mol−%
    の二官能カーボネート構造単位を基準にして、100m
    ol−%〜2mol−%の量の下記の式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I a) [式中、 R^5およびR^6は、互いに独立して水素、ハロゲン
    、C_1−C_■アルキル、C_5−C_■シクロアル
    キル、C_■−C_1_0アリール、およびC_7−C
    _1_2アラルキル、を表わし、 mは、4〜7の整数であり、 R^3およびR^4は、独立して各々のXに関して選択
    されてもよく、そして互いに独立して水素またはC_1
    −C_■アルキルを表わし、そして Xは、少なくとも1つの原子Xで、R^3およびR^4
    の両方共アルキルであることを条件として、炭素を表わ
    す] に相当する二官能カーボネート構造単位を含有する少な
    くとも10,000のMw値(重量平均分子量)を有す
    る、UV吸収剤含有ポリカーボネート類。
JP2233421A 1989-09-07 1990-09-05 柴外線吸収剤を含有するポリカーボネート類 Expired - Fee Related JP2901725B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE3929671.7 1989-09-07
DE3929671A DE3929671A1 (de) 1989-09-07 1989-09-07 Uv-absorberhaltige polycarbonate

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03100046A true JPH03100046A (ja) 1991-04-25
JP2901725B2 JP2901725B2 (ja) 1999-06-07

Family

ID=6388782

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2233421A Expired - Fee Related JP2901725B2 (ja) 1989-09-07 1990-09-05 柴外線吸収剤を含有するポリカーボネート類

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP0416404B1 (ja)
JP (1) JP2901725B2 (ja)
DE (2) DE3929671A1 (ja)
ES (1) ES2060879T3 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002348455A (ja) * 2001-05-25 2002-12-04 Ge Plastics Japan Ltd ポリカーボネート樹脂組成物およびその成形品

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3941014A1 (de) * 1989-12-12 1991-06-13 Bayer Ag Zweistufen-verfahren zur herstellung von polycarbonaten auf basis von speziellen dihydroxydiphenylalkanen
DE4413005A1 (de) * 1994-04-15 1995-10-19 Bayer Ag Verfahren zur Herstellung von hochwärmeformbeständigen, UV-geschützten optischen Teilen
EP1141113A1 (de) * 1998-12-18 2001-10-10 Bayer Aktiengesellschaft Röntgenkontrastierbare formteile mit verbesserter langzeitstabilität

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4816504A (en) * 1985-04-11 1989-03-28 Mobay Corporation Stabilized polycarbonates
DE3617978A1 (de) * 1986-05-28 1987-12-03 Bayer Ag Verzweigte thermoplastische polycarbonate mit verbessertem schutz gegen uv-licht
US4812498B1 (en) * 1986-12-22 1995-04-11 Adeka Argus Chemical Co Ltd Polycarbonate resin compositions having improved resistance to deterioration when exposed to light and containing alkylidene bis(benzotriazolyl phenols).
DE3832396A1 (de) * 1988-08-12 1990-02-15 Bayer Ag Dihydroxydiphenylcycloalkane, ihre herstellung und ihre verwendung zur herstellung von hochmolekularen polycarbonaten

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002348455A (ja) * 2001-05-25 2002-12-04 Ge Plastics Japan Ltd ポリカーボネート樹脂組成物およびその成形品

Also Published As

Publication number Publication date
EP0416404B1 (de) 1994-10-12
DE59007440D1 (de) 1994-11-17
EP0416404A1 (de) 1991-03-13
ES2060879T3 (es) 1994-12-01
DE3929671A1 (de) 1991-03-14
JP2901725B2 (ja) 1999-06-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0402678B1 (de) Verwendung von Polycarbonatmischungen in der Optik
JP2749653B2 (ja) ジヒドロキシジフエニルシクロアルカン
US10370489B2 (en) Polycarbonate composition having improved optical and thermal properties
CA1061036A (en) Polycarbonate and polyphenylene sulphide molding materials
DE3844633A1 (de) Dihydroxydiphenylcycloalkane, ihre herstellung und ihre verwendung zur herstellung von hochmolekularen polycarbonaten
EP0001096B1 (de) Polycarbonatgemische mit verbesserter Flammwidrigkeit
TWI523888B (zh) 具有增進之熔融穩定性的聚碳酸酯組成物
US5086159A (en) Stabilized copolycarbonate from dihydroxy diphenyl cycloalkane
JPS6244020B2 (ja)
JPH03100046A (ja) 柴外線吸収剤を含有するポリカーボネート類
JPH0543670A (ja) ポリアリレートおよびその製造方法
JPS59166528A (ja) 改良された耐熱性を示すポリカ−ボネ−ト
JPH03152154A (ja) ポリカーボネート
JPH02300258A (ja) 耐熱性ポリカーボネート成形用組成物
US5021542A (en) Polycarbonate of polysubstituted cyclohexylidene bisphenols
EP0372299A2 (en) Polycarbonate cross-linker resin and fire resistant compositions made therefrom
JP2003096289A (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JPH06239781A (ja) ビス[4−(4−ヒドロキシフェニル)−フェニル]アルカン及びそれから製造されるポリカーボネート
US5276213A (en) Special dihydroxydiphenyl bicycloalkanes, their production and their use for the production of high molecular weight polycarbonates
DD297654A5 (de) Verfahren zur herstellung von hochmolekularen thermoplastischen, aromatischen polycarbonaten
EP0372308A2 (en) Polycarbonate cross-linker resin and fire resistant compositions made therefrom
EP0372323A2 (en) Polycarbonate cross-linker resin and fire resistant compositions made therefrom
JPS59140251A (ja) 組成物
JP2003003059A (ja) 芳香族ポリカーボネート樹脂組成物
DE3930673A1 (de) Stabilisierte polycarbonate

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080319

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090319

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100319

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees