JPH029982A

JPH029982A - 回転圧縮機

Info

Publication number: JPH029982A
Application number: JP15856588A
Authority: JP
Inventors: Takeji Watanabe; 竹司渡辺; Masao Noguchi; 野口　正夫
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1988-06-27
Filing date: 1988-06-27
Publication date: 1990-01-12

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、ヒートポンプ利用の空気調和機、冷蔵庫等の
フロン系冷媒ガスを圧縮するアウターロータ弐回転圧縮
機に関するものである。

従来の技術従来、アウターロータ弐回転圧縮機として第５図に示す
如（ピストン２を有する固定軸８と、前記ピストン２の
外周を回転するシリンダ１１と、前記シリンダ１１の各
端面に設けられた上軸受１３及び下軸受１５とで囲まれ
た空間を前記シリンダ１１に設けられたベーン９で仕切
って容積変化させる圧縮部構成とし、前記シリンダ１１
と−体で回転する回転ヨーク板１６と永久磁石１７を前
記シリンダ１１の外周に設け、前記永久磁石１７の外周
に密閉ハウジング２０に固定された電機子コイル１９を
有するステータ１８とから駆動部を構成し小型化をはか
ることが考えられている。

発明が解決しようとする課題しかし、圧縮部を密閉ハウジング２０の冷媒吐出口が非
常に近距離である為、密閉ハウジング２０の冷媒吐吐出
口２１から冷媒とともに潤滑油２２も吐出され、密閉ハ
ウジング２０下部の潤滑油量が減少し摺動部の潤滑が悪
くなり焼付けが生じるという課題がある。本発明はかか
る従来の課題を解消して信顛性を確保するものである。

課題を解決するための手段上記課題を解決するために本発明の回転圧縮機は、冷媒
吸入ポートを有するシャフトおよび、前記シャフトの冷
媒吸入ポートと連通したポートを径方向に有するピスト
ンを一体構成とした固定軸と、前記固定軸のピストン外
周を回転する中空形状のシリンダと、前記シリンダある
いは前記ピストンのいずれか一方に出没自在に設けられ
常にその先端部が前記ピストンあるいはシリンダの周面
に接するベーンと、前記ピストンと前記シリンダによっ
て形成される空間を囲み前記固定軸を中心として前記シ
リンダと一体となって回転する上軸受及び下軸受と、前
記シリンダの外周に設けられた回転ヨーク板及び永久磁
石と、前記永久磁石の外周に設けられた電機子コイルを
有するステータと、前記固定軸、前記シリンダ、前記ベ
ーン、前記上軸受、前記下軸受、前記回転ヨーク板、前
記永久磁石、前記ステータを収納する密閉ハウジングで
構成し小型化をはかり、又、前記密閉ハウジングに設け
られた冷媒吐出口と、前記密閉ハウジング内で前記冷媒
吐出口と前記固定軸、前記シリンダ、前記ベーン、前記
上軸受、前記下軸受、前記回転ヨーク板、前記永久磁石
、前記ステータとの間に配置され冷媒のみを前記冷媒吐
出口へ通過させるオイルセパレータを設け、潤滑油を分
離する構成により、前記密閉ハウジング内の潤滑油量の
減少は少なく摺動部の潤滑不良等の問題はなくなり、信
顧性が高い。

作用本発明は上記構成によって、電機子コイルへの通電によ
り永久磁石と回転ヨーク板を駆動し、前記回転ヨーク板
と連結されている下軸受を介してベーンを有するシリン
ダを回転させることにより、回転しないピストン部との
空間を前記ベーンで囲い容積変化させて前記シャフトの
冷媒吸入ポートから吸入したガスを圧縮する。又、軸受
部等の摺動部への潤滑油供給は、下軸受が回転すること
により前記シャフト外周の油溝部が負圧となり、前記シ
ャフト下方に設けられている潤滑油吸入ポートから密閉
ハウジング下部の潤滑油が吸い上げられる。そして、ラ
セン状の前記油溝を通りながら下軸受とシャフト間の摺
動面を潤滑及びシールし、下軸受側のピストン端面の油
溜部、油流通路、上軸受側のピストン端面の油溜部を通
り、同作用で上軸受とシャフトの摺動面を潤滑及びシー
ルしなから油溝を通り上軸受上方から密閉ハウジング内
部に吐出される。そして、冷媒とともに密閉ハウジング
に設けられた冷媒吐出口へ流れるけれども途中でオイル
セパレータで冷媒と分離し、冷媒は冷媒吐出口へ流れ、
潤滑油は落下し密閉ハウジング下部に貯まる。

実施例以下、本発明の実施例を添付図面にもとづいて説明する
。

第１図、第２図、第３図において、１はシャフト、２は
ピストンであり、前記シャフトｌの直径より大きく、又
、軸の中心が前記シャフト１の軸の中心と偏心してなる
。３は冷媒吸入ポートであり、前記シャフト１の軸方向
と前記ピストン２の径方向を連通してなる。４は油溝で
あり、前記シャフト１の外周にラセン状に設けである。

５は潤滑油吸入ポートであり、前記シャフト１の下端に
あり、前記油溝４と連通してなる。６は油流通路であり
、前記ピストン２を軸方向に設けてあり、前記油溝４の
上下が連通ずる構成になっている。

７は油溜部であり、前記ピストン２の上下端面を切欠い
てなる。８は固定軸であり、前記シャフト１と前記ピス
トン２を一体構成してなる。９はベーン、１０はベーン
バネであす、前記ベーン９の先端部を前記ピストン２の
周面に常に押しつける働きをする。１１はシリンダであ
り、中空形状をなし、前記ベーン９の溝を有する。１２
は吐出ポート、１３は上軸受であり、前記吐出ポート１
２を有している。１４は吐出弁であり、前記上軸受１３
に固定されている。１５は下軸受である。そして、前記
上軸受１３と前記下軸受１５は前記シリンダ１１の各端
面に連結されている。又、前記ピストンと前記シリンダ
１１、前記上軸受１３及び前記下軸受１５で囲まれた空
間でシリンダ室を形成する。１６は回転ヨーク板、１７
は永久磁石である。又、前記回転ヨーク板１６と前記永
久磁石１７は前記シリンダ１１の外周に設けられ、前記
下軸受１５と連結されている。そして、前記シリンダｌ
ｌ、前記上軸受１３、前記下軸受１５、前記回転ヨーク
板１６、前記永久磁石１７は一体となって前記固定軸８
を中心として回転する。

１８はステータであり、電機子コイル１９を有し、前記
永久磁石１７の周囲に設けられている。２０は密閉ハウ
ジングであり、冷媒吐出口２１を有し、前記固定軸８、
前記ベーン９、前記シリンダ１１、前記上軸受１３、前
記下軸受１５、前記回転ヨークＦｉ１６、前記永久磁石
１７、前記ステータ１８を収納する。２２は潤滑油であ
り、前記密閉ハウジング２０の下部に封入されている。

２３はオイルセパレータであり、前記密閉ハウジング２
０内で前記冷媒吐出口２１と前記固定軸８、前記ベーン
９、前記シリンダ１１、前記上軸受１３、前記下軸受１
５、前記回転ヨーク板１６、前記永久磁石１７、前記ス
テータ１８との間に配置され、第１のセパレータ部２４
と第２のセパレータ部２５からなる。

上記構成において、次に作用を説明する。

前記電機子コイル１９に通電されると磁界により前記永
久磁石１７及び前記回転コーク板１６は回転し、それに
よって、前記下軸受１５、前記シリンダ１１、前記上軸
受１３、前記ベーン９、前記吐出弁１４は回転する。そ
して、前記冷媒吸入ポート３から吸入された低圧の冷媒
ガスはシリンダ室に吸入され、前記シリンダ１１の回転
にともなう前記ベーンの回転により生ずる容積変化で圧
縮されて高圧ガスとなり、前記吐出ポート１２を通って
前記密閉ハウジング２０の内部空間に吐出される。又、
潤滑油２１は、前記下軸受１５の回転により、前記シャ
フトｌに設けられているラセン状の前記油溝４部は負圧
となる為、前記潤滑油吸入ポート５から吸引されて前記
下軸受１５端面の前記油溜部７に流入し、前記油流通路
６を通って前記上軸受１３端面の前記油溜部７に流入す
る。

そして、前記上軸受１３の回転により、前記シャフトｌ
に設けられているラセン状の前記油溝４部を同作用で流
れ前記上軸受１３の上方から密閉ハウジング２０の内部
空間に吐出される。そして、吐出された潤滑油は前記上
軸受１３の回転により外方へ飛ばされる。その際に前記
吐出ポート１２から吐出された冷媒ガスと混合し、第１
のセパレータ部２４に衝突しほとんど分離して落下する
。

さらに残量は第１図の実線矢印に示す如く抵抗の大きい
、電機子コイル１９のすき間を通り分離され、前記電機
子コイル１９と前記密閉ハウジング２０の全周すき間か
ら冷媒のみが冷媒吐出口２１に流れ前記密閉ハウジング
２０から吐出される。

従って、前記密閉ハウジング２０内の前記潤滑油２２の
減少は非常に少なく摺動部の潤滑は非常に良好であり信
頼性が高い。又、冷媒は前記密閉ハウジング２０の全周
すき間から前記冷媒吐出口２１に流れる為、流速も遅（
圧力損失は小さい。

又、他の実施例として、前記ベーン９を前記ピストン２
に設け、前記ベーン９の先端部が常に前記シリンダ１１
の内周面に接する構成も容易である。

発明の効果以上のように本発明の回転圧縮機によれば次の効果が得
られる。

（１）冷媒吸入ポートを有するシャフトおよびシャフト
の冷媒吸入ポートと連通したポートを径方向に有するピ
ストンを一体構成とした固定軸と、前記固定軸を中心と
して回転するシリンダ、上軸受および下軸受とで形成さ
れるシリンダ室を前記シリングに設けたベーンで仕切っ
て容積変化させる圧縮構成とし、その外周に回転ヨーク
板、永久磁石、ステータを設けて駆動部を構成し、前記
固定軸、前記シリンダ、前記上軸受、前記下軸受、前記
ベーン、前記回転ヨーク板、前記永久磁石、前記ステー
タを冷媒吐出口を有する密閉ハウジングで収納している
ので小型化となる。

（２）前記密閉ハウジングに設けられた冷媒吐出口と、
前記固定軸、前記シリンダ、前記ベーン、前記上軸受、
前記下軸受、前記回転ヨーク板、前記永久磁石、前記ス
テータとの間にオイルセパレータを設け、冷媒のみを前
記冷媒吐出口へ通過させる構成にしている為、摺動部の
潤滑性確保ができ信転性が高い。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における回転圧縮機の断面図
、第２図は第１図のＸ−Ｘ線断面図、第３図は同回転圧
縮機の固定軸の斜視図、第４図は同回転圧縮機のオイル
セパレータの斜視図、第５図は従来の圧縮機の断面図で
ある。１・・・・・・シャフト、２・・・・・・ピストン、３
・・・・・・冷媒吸入ポート、４・・・・・・油溝、５
・・・・・・潤滑油吸入ポート、６・・・・・・油流通
路、７・・・・・・油溜部、８・・・・・・固定軸、９
・・・・・・ベーン、１０・・・・・・ベーンノ”ｔ、
１１・・・・・・シリンダ、１２・・・・・・吐出ポー
ト、１３・・・・・・上軸受、１４・・・・・・吐出弁
、１５・・・・・・下軸受、１６・・・・・・回転ヨー
ク板、１７・・・・・・永久磁石、１８・・・・・・ス
テータ、１９・・・・・・電機子コイル、２０・・・・
・・密閉ノ１ウジング、２１・・・・・・冷媒吐出口、
２２・・・・・・潤滑油、２３・・・・・・オイルセパ
レータ、２４・・・・・・第１の七ノでレータ部、２５
・・・・・・第２のセパレータ部。

Claims

【特許請求の範囲】

　冷媒吸入ポートを有するシャフトおよび前記シャフト
の冷媒吸入ポートと連通したポートを径方向に有するピ
ストンを一体構成とした固定軸と、前記固定軸のピスト
ン外周を回転する中空形状のシリンダと、前記シリンダ
あるいは前記ピストンのいずれか一方に出没自在に設け
られ常にその先端部が前記ピストンあるいは前記シリン
ダの周面に接するベーンと、前記ピストンと前記シリン
ダによって形成される空間を囲み前記固定軸を中心とし
て前記シリンダと一体となって回転する上軸受及び下軸
受と、前記シリンダの外周に設けられた回転ヨーク板及
び永久磁石と、前記永久磁石の外周に設けられた電機子
コイルを有するステータと、前記固定軸、前記シリンダ
、前記ベーン、前記上軸受、前記下軸受、前記回転ヨー
ク板、前記永久磁石、前記ステータを収納する密閉ハウ
ジングと、前記密閉ハウジングに設けられた冷媒吐出口
と、前記密閉ハウジング内で前記冷媒吐出口と前記固定
軸、前記シリンダ、前記ベーン、前記上軸受、前記下軸
受、前記回転ヨーク板、前記永久磁石、前記ステータと
の間に配置され、冷媒のみを前記冷媒吐出口へ通過させ
るオイルセパレータとからなる回転圧縮機。