JPH0299784A - 密閉型圧縮機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）　産業上の利用分野 本発明は立設状態のクランクシャフトにカウンターウェ
イトを設けると共に、このカウンターウェイトの上部で
前記クランクシャフトに圧縮要素を連結してなる密閉型
圧縮機に関する。

（ロ）従来の技術 本発明に先行する特開昭６２−２９４７８６号公報に記
載された従来の密閉型圧縮機では、密閉容器の内部に設
けた水平枠体とクランクシャフトの軸受けとを別体とす
ることで種々のメリットを得ているが、前記軸受けのス
ラスト部が前記水平枠体の上部に突出しているため、こ
のスラスト部上のカウンターウェイト及び圧縮要素連結
部等も大きく前記水平枠体上に突出するようになり、こ
の圧縮要素連結部及び圧縮要素等の収納の都合上圧縮機
の密閉容器の高さ寸法の大きくなる欠点がある。

（ハ）発明が解決しようとする課題 本発明は前述の欠点を解消し、前記水平枠体と前記軸受
けを別体に形成したことによるメリットを享受すると共
に、圧縮機の密閉容器を高さ寸法について小さくするも
のである。

（ニ）課題を解決するための手段 本発明は、密閉容器の内部に弾性体で支持して設けた水
平枠体と、該水平枠体の下部に取付けた電動要素と、該
電動要素のクランクシャフトを立設状態で支持する軸受
けと、該軸受けの上端のスラスト部で支持された前記ク
ランクシャフトのカウンターウェイトと、該カウンター
ウェイトの上部で前記クランクシャフトに連結した圧縮
要素と、を備えたものにおいて、 前記水平枠体を金属板のプレス成形により形成し、この
水平枠体に、前記カウンターウェイトを収容する切欠部
を形成すると共に、 前記軸受けを、そのスラスト部を前記水平枠体の上面よ
り下側に位置せしめてこの水平枠体に溶接したものであ
る。

（ホ）作　用 本発明によれば、水平枠体は、金属板のプレス成形によ
り形成されるため鋳物とは異なり複雑な機械加工も高価
な設備も不要として金属板を打ち抜き加工するだけでそ
の平面度を維持した状態で簡単にカウンターウェイトの
収容用切欠部が形成され再プレス等の後加工の不要なも
のになる。また前記軸受（ｔＡスラスト部を前記水平枠
体の上面より下側に位置せしめたので、このスラスト部
と共に前記カウンターウェイトは、その位置が低下して
前記水平枠体の切欠部に収容されるようになり、このカ
ウンターウェイトの収容分だけ、圧縮要素連結部及び圧
縮要素の配設位置が低下し、従って圧縮機の密閉容器は
高さ寸法について小さくなる。

（へ）実施例 次に本発明の一実施例について説明する。

第１図において、（１）は密閉容器で、冷凍サイクル（
図示しない）から帰還した冷媒ガスをこの密閉容器（１
）の内部に導入して開放している。

（２）は密閉容器（１）の内部に配設した水平枠体で、
その下側から３箇所でボルト（３）を螺合し、このボル
ト（３）の額部に嵌着した弾性体（４）を介して支持さ
れている。弾性体（４）は、圧縮スプリングで形成され
、上端部において前記ボルト（３）の受は具（５）に嵌
着し下端部において密閉容器（１）の固定具（６）に嵌
着している。（７）は水平枠体（２〉の下部に取付けた
電動要素で、前記ボルト（３）に嵌着したステーター（
８）と、該ステーター（８）の内側に配置したローター
（９）と、該ロークー（９）に挿着され該ローター（９
）と共に回転するクランクシャフト（１０）等から構成
されている。

（１１）は前記クランクシャフト（１０〉を立設状態で
支持する軸受け、（１２）は前記軸受け（１１）の上端
のスラスト部（ｌｌａ）で支持されたカウンターウェイ
トで、前記クランクシャフト（１０）に、そのクランク
ピン（１０ａ）に対して反対方向に偏倚した態様で一体
成形されている。　（１３）は前記クランクピン（１０
ａ）に連結した圧縮要素で、具体的には、クランクピン
（１０ａ）に嵌挿リング部（１４）で連結したピストン
ロッド（１５）と、ピストンを収容して往復摺動させる
シリンダー（１６）と、該シリンダー（１６）にネジ止
めされたシリンダーヘッド（１７）等から構成されてい
る。圧縮要素（１３）では、クランクピン（１０ａ）に
よる振動をカウンターウェイト（１２）で相殺すると共
に、密閉容器（１）内の冷媒ガスをシリンダー（１６）
に吸入して圧縮し、その後シリンダーヘッド（１７）の
吐出室更には吐出パイプ（図示しない）を通して密閉容
器（１）の外部へ排出する。

而して前記水平枠体（２）は第２図に示すように、金属
板のプレス成形により形成し、周縁部の３箇所に前記ボ
ルト（３）の螺合孔（１８）（１８）（１ｇ）を形成す
ると共に略中央部に前記カウンターウェイト（１２）を
収容する切欠部（１９）を円形に打ち抜き形成しである
。また水平枠体（２）は前記シリンダー（１６）の取付
用ネジ孔（２０）（２０）を有し、このネジ孔（２０）
（２０）の周縁部でシリンダー（１６）の底面両側部を
支持している。また前記軸受け（１１）は、第３図に示
すように、冷間鈑造により形成しそのスラスト部（ｌｌ
ａ）を第４図に示すように前記水平枠体（２）の上面よ
り下側に位置せしめてこの水平枠体（２）にレーザー溶
接しである。前記軸受け（１１）は、周縁の溶接部（ｌ
ｌｂ）を立ち上げ形成することで、その立ち上げ分だけ
スラスト部（ｌｌａ）を低位置にしである。

前記密閉型圧縮機では、水平枠体（２）は平面上の金属
板を打ち抜き加工するだけでその平面度を維持した状態
で簡単にカウンターウェイト（１２）の収容用切欠部（
１９）が形成され再プレス等の後加工の不要なものにな
る。また軸受け（１１）は、鍛造により形成されるため
簡単に且つ強度アップした状態で形成される。また、前
記軸受け（１１）のスラスト部（ｌｌａ）を水平枠体（
２）の上面より下側に位置せしめたもので、このスラス
ト部（ｌｌａ）と共にカウンターウェイト（１２）は、
位置低下して水平枠体（２）の切欠部（１９）に収容さ
れるようになり、このカウンターウェイト（１２）の収
容分だけ、圧縮要素り１３）連結部及び圧縮要素（１３
〉の配設位置が低下し、従って圧縮機の密閉容器（１〉
は高さ寸法について小さくなる。。

第５図は他の実施例を示し、他の実施例では、軸受け（
２１）の周Ｒ部（２１ｂ）を平坦に形成して水平枠体（
２）に溶接しである。この実施例では、周縁部（２１ｂ
）を平坦化した分だけ前記実施例よりもスラスト部（２
１ａ）の位置が高くなるが、依然としてこのスラスト部
（２１ｇ）の位置は水平枠体（２）の上面より低位置に
規制されている。この実施例では、特に説明しないその
他の部分は前記実施例と同様に構成されている。

（ト）発明の効果 本発明は以上のように構成され、水平枠体は、金属板の
プレス成形により形成されるため鋳物とは異なり複雑な
機械加工も高価な設備も不要として金属板を打ち抜き加
工するだけでその平面度を維持した状態で筒単にカウン
ターウェイトの収容用切欠部が形成され再プレス等の後
加工の不要なものになり、 また前記軸受けのスラスト部を前記水平枠体のが低下し
て前記水平枠体の切欠部に収容されるようになり、この
カウンターウェイトの収容分だけ、圧縮要素連結部及び
圧縮要素の配設位置が低下し、よって圧縮機の密閉容器
は高さ寸法について小さくなり、 従って、密閉型圧縮機を簡単な構造で密閉容器の高さ寸
法について小さくできる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第４図は本発明の一実施例を示し、第１図は
縦断面図、第２図は同実施例に備えた水平枠体の上面図
、第３図は要部の分解状態の断面図、第４図は同要部の
縦断面図である。第５図は本発明の他の実施例の要部の
縦断面図である。 （１）・・・密閉容器、（２）・・・水平枠体、（４）
・・・弾性体、（７）・・・電動要素、（１０）・・・
クランクシャフト、（１１）（２１）・・・軸受け、（
ｌｌａ）（２１ａ）・・・スラスト部、（１２）・・・
カウンターウェイト、（１３）・・・圧縮要素、（１９
〉・・・切欠部。 第１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）密閉容器の内部に弾性体で支持して設けた水平枠体
   と、該水平枠体の下部に取付けた電動要素と、該電動要
   素のクランクシャフトを立設状態で支持する軸受けと、
   該軸受けの上端のスラスト部で支持された前記クランク
   シャフトのカウンターウェイトと、該カウンターウェイ
   トの上部で前記クランクシャフトに連結した圧縮要素と
   、を備えたものにおいて、 前記水平枠体を金属板のプレス成形により形成し、この
   水平枠体に前記カウンターウェイトを収容する切欠部を
   形成すると共に、 前記軸受けを、そのスラスト部を前記水平枠体の上面よ
   り下側に位置せしめてこの水平枠体に溶接したことを特
   徴とする密閉型圧縮機。