JPH0298659A - 超イオン伝導性三元化合物をベースとするフツ化物イオン選択性電極およびその製法 - Google Patents

超イオン伝導性三元化合物をベースとするフツ化物イオン選択性電極およびその製法

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JPH0298659A
JPH0298659A JP1139375A JP13937589A JPH0298659A JP H0298659 A JPH0298659 A JP H0298659A JP 1139375 A JP1139375 A JP 1139375A JP 13937589 A JP13937589 A JP 13937589A JP H0298659 A JPH0298659 A JP H0298659A
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ロバート・ケネス・コボス
Lorenzo F Pelosi
ロレンツオ・フレッド・ペローシ
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明はイオン選択性電極の分野に関し、そして特に活
性膜成分として超イオン伝導性三元化合物を使用したフ
ッ化物イオン選択性電極の分野に関する。
技術背景 イオン選択性電極は試料溶液中の特定イオン種の濃度に
応答する電気化学センサーである。
測定の原理は試料溶液中における特定イオンに対する膜
の選択透過性に基づいている。これらのセンサーの応答
性は二液例えば内部参照液と試料溶液とを隔離している
イオン選択性膜を横切る電位の大きさに依存している。
この膜はイオン交換体として作用し、これは特定イオン
を選択的に取り出し対イオンを螢に残す。これは電荷を
膜表面で分離させ相境界電位を生じさせる。
イオン選択性電極の電位は、試料溶液中のイオン種によ
らず一定の電位を与える外部参照電位に対して測定され
る。内部参照電極はイオン選択性電極の不可欠な部分で
あるが、内部参照溶液中にある特定のイオンの既知の濃
度により決定される一定の電位を与える。測定される電
位は試料溶液中の特定のイオンの濃度に対してよく知ら
れたネルンストの式により関係づけられる。
E一定数−RT/F ffn ap− ここで用語、定数とはイオン選択性[&の標準またはゼ
ロ電位即ち有効濃度が均一である時の電極電位;参照電
極電位;および接合電位を含み、a、−は試料溶液中の
特定イオンの有効濃度であり、Rはガス定数(8,31
6ジユ一ル1モル・度)であり、Tは絶対温度であり、
Fはファラデ一定数(96,491クーロン)である。
多くの著者がイオン選択性電極とその使用を数多くのイ
オン種について記載している[ Freiserm 、
 JonSelective Electrodes 
in Analitical Chemis−try、
l、  2巻。Planum Press (1978
,1980) 。
Koryta、 Anal、 Chial、^cta 
Vol、183. l  46(1986) 、  お
よびArnoldおよび5olsky、  Anal。
Chew、 Vol、58.84R−101R(198
6))。
種々の製品並びに天然および生物学的物質中の7フ化物
イオン濃度を決定することの重要性はよく知られている
。CMoody8よびThon+as。
Ion−Selective Electrodes 
in Analitical Ch−amfstry、
 Freiser編、、Plenurm Press、
  Vol  l。
339−433.1978)。しかしながら従来の分析
法例えば重量法、容積法は面倒で手間を要していた。7
ツ化物イオン選択性電極はその簡便さ、信頼度、優れた
選択性と感度を有するため科学および産業用共に広く使
用されている。イオン選択性電極の性能は種々の因子例
えば活性成分の水性溶解度、イオン伝導性、内部参照溶
液との接触点における密封強度、熱膨張特性並びに膜の
製造方法により影響を受ける。当業においては純粋な結
晶性の希土類のフッ化物が結晶格子内欠陥内の7ツ化物
イオンの移動のために高い電気伝導性を有することはよ
く知られている。
(Sherら、Phys、Rev、Vol、144,5
9’3−604(1966))。これらの結晶性フッ化
物の多くは水に対して不活性でもあり、このため高感度
フッ化物イオン選択性電極中の膜として使用するのに理
想的に適しているのである。
最初のフッ化物イオン選択性電極には実質的に不溶性の
結晶性フッ化物、即ちビスマス、スカンジウム、イツト
リウム、および希土類金属のランタン系列の三フッ化物
およびフッ化鉛の非−多孔性膜を使用したことがFra
ntおよびRossらの5cience、  Vol、
154. 1553−1555(1966)およびFr
antの米国特許第3,431,182号に開示されて
いる。Frantにより開示された最も成功した膜はチ
ンナイト構造を有する三7フ化ランタンの純粋な単結晶
である。このフッ化物電極は三7フ化ランタンの結晶の
円盤形状をした断片を硬質塩化ビニルチューブ、この中
I;は7フ化ナトリウムと塩化ナトリウムの溶液が充填
されている、の中に密封することにより作製されている
。電気的接触は銀/塩化銀参照電極でなされており、こ
れは内部参照溶液中に挿入されている。この単結晶電極
はフッ化物イオンの検出限界が10−”Mであり、応答
時間は30秒より短かく、安定した電位の測定能力はl
ll1vである。これらの電極は種々の用途に有用であ
るが臨床用の1回用(singel−use)センサー
としては哀調製のコストが高いので有用でない。単結晶
膜には高価で、高純度光学的等級の原材料および作製の
ために長時間を必要とする。他の問題点としては、種々
のセンサー電極の形態とするため、壊れやすい膜を強く
密封する必要があることおよび熱膨張に対する特性が貧
弱であることである。
銀/7ツ化銀接触により内部溶液の接触が置き換えられ
ているソリッドステートフッ化物電極の構造について、
FjeldlFおよびNagy  J。
Electrochem、 Soc、 127.129
9−1303 (1980)。
およびBix1arおよびSolomon、Anal、
 Cheap、 56+3004−3005(1984
)に報告されている。
フッ化物電極を臨床用の使い捨てセンサーとして使用す
ることが出来るような十分低いコストとする必要がある
そのような低コストのフッ化物イオン選択性膜を作製す
るI;め数多くの試みがなされて来たが、単結晶電極の
感度を維持しつつ、または改良して、知られている欠点
を克服して成功した者はいない。
Pungorらの米国特許第3,446,726号には
イオン伝導性無機沈殿物微粒子を含有するシリコーンゴ
ムから成る低コストで、不均一系イオン選択性膜の作製
法が開示されている。この方法はヨウ化銀および硫酸バ
リウム膜を製造するのに成功を納めた。このようにして
製造された膜は容易に製造出来、弾力性が大きいので機
械的に強く、熱膨張に対して耐性があり、しかも高伝導
性であっt;。しかしながら多結晶性フッ化物を含有す
る同様の膜は開示されていない。
粉末化しI;三フッ化ランタン、四7ツ化トリウムまた
はニフフ化カルシウムを含有するシリコーンゴム膜を製
造する試みはMcdona ldおよびTothらによ
りAnal CheIIl、  Acta、  Vol
  41. 99−106 (1968)に開示されて
いる。三フッ化ランタン沈澱物から、このように作製さ
れた電極は狭い範囲のフッ化物イオン濃度l0−1〜l
0−2にわたる選択性を示した。最も安定なフッ化物イ
オン電極はニフフ化カルシウム沈澱物で作製したもので
あった。しかしながら感度は検出限界が10−’Mト貧
弱であった。更にこれらの電極の抵抗は非常に高く電位
を測定するには高インピーダンスのエレクトロメーター
を必要とした。
不均一系7フ化物電極を作製するための他の試みとして
はRadhakr fshnaらの米国特許第3.78
7.309号に開示されている。この発明の電極はポリ
アルケン樹脂に導入されたフッ化ランタンのような不溶
性無機塩を含有する焼結膜を使用する構成となっている
。感度は5 X 10−’Mに若干向上しているが単結
晶フッ化ランタン電極程良くはない。
低コストのフッ化物電極を作製するための他の試みとし
ては金属または金属で被覆しt;基体材料上に多結晶性
三フフ化ランタンの薄層を被覆する蒸着法が挙げられる
。(FaiLら英国特許明細書GB 2,163.45
7A号〕。この型の電極は大量生産技術により製造する
ことが出来、しかもl x 10−’Mに下がるフッ化
物イオンに対する良好な感度を有する。しかしながら多
結晶性フッ化物が高抵抗を有するので高インピーダンス
のエレクトロメーターを必要とし、しかも電位測定は内
部の参照電極の安定性が不足するため本質的に信頼性が
劣るだろう。
膜の性能を改良することを目的とした他の試みとしては
ランタン系列混合物フッ化物の単結晶からなる球面形状
膜を使用したもの[Pungorら米国特許第4.02
1,325号] :ニフツ化ユーロピウムでドープした
三フッ化ランタンの使用(FranLj5よびRoss
、 5cience Vol、154.1553−15
55 (1966)およびBausovaらJ、 An
al、 CheIl。
U、S、S、R,Vol、28.2042−2()44
 (1973))  ; 7 y化うンタン、ニフツ化
ユーロピウムおよびニフフ化カルシウムの混合物からな
るセラミック膜の使用〔ヒラタおよびアユザワ、Che
m、 Lett。
1451−1452 (1974)) ;およびユウロ
ピウム、サマリウムまたはイツトリウムのような希土類
金属でドープした焼結フッ化セリウムのセラミック膜の
使用N 77−013,9561977年4月18日発
行〕が挙げられる。
球面形状膜の使用により単結晶電極の熱膨張の問題を解
消はしたが、コスト上の不利が依然高かった。セラミッ
ク膜は単結晶フッ化うンタン電極と比肩し得る高い感度
と選択性を示したが、工程に高温、高圧を必要とし、工
業的には容易に達成出来ない。これらの焼結膜を製造す
る工程は、非−多孔質構造を得る必要からさらに複雑で
あった。さらに、七ロタの方法(Chem 。
Latt、 1451 1452 (1974))では
腐食性フッ化水素の雰囲気が必要とされt;。ランタン
系列金属7ツ化物へのユーロピウムドープはイオン伝導
性を向上させることが知られてはいるが、このようなフ
ッ化物電極において、本当に利点があるかは疑問である
。ドーピングは少量のニフツ化ユーロピウム0.1〜0
.15モル%を加えることによりなされ、おそらくこれ
により、フッ化物イオンが動き回るためのホールを有す
る非化学量論的結晶を形成するのを助けるとされている
しかしながら二7フ化ユーロピウムは非常に不安定であ
り、従って少なくとも膜表面において、溶液中に溶解し
た酸素に晒されるのでユーロピウムは+3の酸化状態に
あると考えられている。
それから三7ツ化ユ漆ロビウムの溶解度積は三フフ化ラ
ンタンのそれより約10倍大きいので大量のユーロピウ
ムを加えれば膜の感度が減少する。(Lingane、
 Anal、 Chei、、Vol、40935−93
9(1968)MoodyおよびThomas、 Io
n−Selective Electrodes、 6
9−70.1971)超イオン伝導性三元化合物は当業
においてほかなり長い間知られている。(Nage l
および0’Keefe、  Fast  Ion  丁
ransport  in  5olids  165
−170.  W、  Van Gool  1lii
Elsevier、  1973.  および高橋ら、
J、 Elactrochem Soc、 Vol、1
24.280−284 (1977))。超イオン伝導
体は電子ではなくイオンの運動により0.01  oh
m−’・cm−’を越えるイオン伝導性を有する固体で
ある。(Mahon 。
5uperionic Conductors、 IJ
ahon and RossllA1976)これらの
物質はまた固体電解質または高速イオン伝導体(fas
t−ion conductor)とも称されている。
7ツ化物イオン伝導体はチソナイト型構造で一般弐M)
(LnyFt−x(ただしここでMはカルシウム、スト
ロンチウムまたはバリウムのようなアルカリ土類金属イ
オンであり、 Lnはランタンまたはセリウムのような
ランタン系列金属である。これら三元フッ化物化合物の
伝導性は当業で最高の一つとして知られる約5モル%ま
でドープした純粋なランタン系金属のフッ化物、Cea
、 eicao、 eiFz、 ssよりも約1桁も大
きいことが報告されている。これらの研究の結果は大き
な陽イオン金属フッ化物の結晶格子中のフッ化物イオン
の移動が高い伝導性に関与しているという早期の仮説を
支持するものであった。
最近単結晶フッ化物電極を酵素活性の測定に使用するこ
とを記述した報告がいくつか見られる。(Siddiq
i、  Cl1n、 Chem、  Vol、28. 
1962−1.967(1982)および欧州特許第0
.227.073号1987゜1.7発行)。この技術
はグルコースオキシターセによってグルコースを酸化す
るような種々の酵素反応により生成しf−H,O□(過
酸化水素)の検出に基づいている。検出の手段はH,O
,と4−フルオロアニリンまたは4−フルオロフェノー
ルのようなフッ素化芳香族化合物とをペルオキシダーゼ
の存在下で相互作用を行なわせフッ化物イオンを生成さ
せ、これを次に7ツ化物イオン選択性電極により測定す
ることから成っている。
これは酵素活性とその生物学的流体中における基体の測
定を迅速にかつ容易にすることを可能にしI;。しかし
ながらこれらの記載には、臨床用途のための使い捨てセ
ンサーとして特に有用になる程に十分な低いコストの高
感度7ツ化物電極を使用することと如何にして作製する
かについての教示はない。
発明の概要 本発明は従来の技術における多くの難点を克服したもの
であり、フッ化物イオン選択性電極中に使用される[1
こ関し、MXLnyF、−エ型3元化合物、ここでMは
アルカリ土類金属イオンであり、Lnは活性成分として
のランタン系列金属イオンである。膜は非ポリマ−ベー
スでもよく、適切な、不活性支持体上に前述の三元化合
物を蒸着することにより形成させてもよい。また前述の
三元化合物は焼結したベレット状膜中で形成させてもよ
い。
その好ましい実施態様に8いて、本発明の三元化合物は
測定されるべき溶液中のフッ化物イオンの濃度を決定す
るためにフッ化物イオン選択性電極内で使用され、この
電極は7ツ化物イオンを含有する内部参照溶液を含むよ
う適合された管と、この管中に配置されしかもその溶液
により接触されるように適合されている内部参照t8i
と、そして測定するべき溶液と、この参照溶液との間の
拡散バリアとして機能させるため管の片端上に拡散膜を
有し、そして本発明の改良点はMxLnyFs−x型の
三元化合物、ただしMはアルカリ土類金属イオンであり
、Lnは活性成分としてのランタン系列金属イオンであ
る、からなる膜にある。本発明はまたフッ化物イオン選
択性電極作製の方法も含み、ここで膜は以下の工程、 
MxLnyF、−8の型の三元化合物、ただしMはアル
カリ土類金属イオンであり、Lnは活性成分としてのラ
ンタン系列金属イオンでアル、を形成させ、この三元化
合物を粉砕して粒子状とし、そしてこの粒子を撥水性ポ
リマー中に導入し粒子のマトリックスを形成させること
により作製される。
本発明の三元化合物のフッ化物イオン選択性電極は使い
捨て用途に使用出来る程十分に低コストであり、しかも
高い感度を与える。これらは、臨床用において、使い捨
てが重要な因子となる用途に最適である。
参照した実施態様の詳細な説明 本発明によれば、フッ化物イオン用超イオン伝導体を活
性成分としてポリマー拡散膜中で使用することにより低
コストのフッ化物イオン選択性電極が作製される。この
超イオン伝導体は一般弐M、LnyF、−え、ここでM
はアルカリ土類金属イオン、即ちカルシウム、ストロン
チウムまたはバリウムであり、Lnはランタン系列金属
即ちランタン、セリウム、プロセオジウム、ネオジム、
プロメチウム、サマリウムまたはユーロピウムである、
を有する。アルカリ土類金属フッ化物を15モル%まで
含む、即ちMa +5Lno、asFt、si、三元化
合物の中で利用スルと好結果が得られる。膜は細かく粉
砕し、篩にかけ75u+より小さな粒径の粒子としI;
超イオン7ツ化物伝導体をポリマーマトリックス中に5
0〜90%v/v導入することにより作製される。ポリ
マーは化学的に不活性で撥水性であればとのポリマーで
もよい。ポリマーは粒子を互いに緊密に接触させ保持で
きなければならない。適切なポリマーとしてはシリコー
ンゴム、ポリ(テトラフルオロエチレン)、ポリ(ビニ
ルクロライド)、ポリプロピレン、ポリスチレンまたは
ポリエチレンが挙げられる。
従来の管型電極構造の外に、ソリッド−ステート、平面
フッ化物電極および管型フロースルー電極は、超イオン
伝導体/シリコーンゴム膜を使用することにより容易に
作製することが可能である。平面電極はシリコーンゴム
シート(silasLic 5hear)中の小さい穴
の中で超イオン伝導体/シリコーンゴム膜を形成させる
ことにより作製される。管型フロースルー電極はシリコ
ーンゴムチューブの側の小さな穴の中に超イオン伝導体
/シリコーンゴム膜を形成させることにより作製される
本発明の好ましい寅施態様はMo  。6Lno、 u
sF!9.型、ただしMはアルカリ土類金属イオン例え
ばカルシウム、ストロンチウムまたはバリウムであり、
Lnはランタンまたはセリウムである、超イオンフッ化
物イオン伝導体を80%ψ/V導入することにより、フ
ッ化物イオン選択性膜を製造する方法を包含する。三元
化合物は粉砕し、篩にかけ75umより小さい、好まし
くは40umより小さい粒径とし、架橋されていないシ
リコーンゴム例えば5jlopreneeK100O中
に加え超イオン7フ化物イオン伝導体の組成物が80W
(%となるようにする。得られt:組み合せを乳鉢と乳
棒で十分混合する。5iloprene@に1000ク
ロスリンカ−のような架橋剤を加え、そのシリコンゴム
混合物を再び混合する。このシリコーンゴム混合物を厚
さ0.33〜1.5mmの空隙を有する型に移す。硬化
後シリコーンゴム膜を取り出しフッ化物電極膜として使
用するt:めに円形片に切り出し、他の点は従来法によ
る。この円形片をシリコーン製管の終端に通常のシール
剤を使用して密封する。この管にフッ化物イオン(フッ
化ナトリウムおよび塩化ナトリウムが普通である)を含
有する内部参照液を充填する。内部参照電極は管内でこ
の溶液に接触出来るよう配置される。膜の厚さは所望の
用途により選択出来る。
超イオン伝導体を基体とするフッ化物電極は、典型的に
は、フッ化物イオン濃度がI X 10−’Mに下がる
までネルンストの応答に近い傾き55〜581mV/d
ecadeを有し、低い方の検出限界は1×10−’M
であり、これは単結晶三7フ化ランタン電極と同様であ
る。選択性もまI;単結晶電極と同様であり、即ちただ
1つの重大な妨害は水酸イオンから受けた。超イオン伝
導体/シリコーンゴム膜の抵抗は驚くべき低さで、即ち
10’オームでありこれは、多結晶性三7ツ化ランタン
で作製した同様の膜より2〜3桁低い。従来の技術に基
づいて抵抗を改善してもわずか約10倍が期待されるに
すぎないだろう。この超イオン伝導体/シリコーンゴム
電極の抵抗は単結晶三フフ化ランタン電極の約10’オ
ームまだはるかに高い。しかしながら本発明における電
極の応答特性に対して重大な影響は何ら示していない。
超イオン伝導体を基体とするフッ化物電極の優れた選択
性と検出限界は予想し得ないものであっt;。なぜなら
、その中に三フフ化ランタンよりはるかに高い溶解度を
有するアルカリ土類7ツ化物を大量に含有するからであ
る。イオン選択性電極の選択性と低い方の検出限界は膜
の活性成分の溶解度に強く依存している。溶解性のはる
かに高い成分を添加するとこれらの応答特性に対して、
逆効果を与える。この理由のため、単結品玉7ツ化ラン
タン電葎中で使用される二7ツ化ユーロピウムのドーピ
ングの量は非常l二少量なのである。(に、 J、 M
oodyおよびJ、 D。
R,Thomas、 Ion 5elective E
lectrodes、 197Lp、69〜70:J、
 J、 Lingane、 Anal、 CheIll
、 39゜881(1967))。二フッ化カルシウム
の溶解度に基づいて、これらの電極の低い方の検出限界
はわずか約4 X 10−’Mが予想されよう。実測さ
れた低い方の検出限界I X 10−’Mははるかに低
く、これは溶解度の低い真の三元化合物を使用したこと
によると最も考えられる。本発明は高伝導性三元金属フ
ッ化物を用いて、特に臨床用の使い捨てセンサーとして
有用な、低コストで高感度のフッ化物イオン選択性膜を
作製することにある。上述の方法は極めて単純で再現性
があり、膜は所望の形状および厚さいずれにも調製する
ことが可能である。
この超イオンフッ化物伝導体は、フッ化物電極のだめの
非ポリマーを基体としたフッ化物選択性膜、例えば蒸着
膜および焼結ベレット膜を作製するために使用してもよ
い。蒸着膜は研磨したシリコーン円板のような適当な不
活性支持体上に、例えば金または銀の100 nmの薄
層を析出させ、次いで200℃より高い温度で本発明の
三元化合物の薄層例えば270nmを析出させることに
より製造してもよい。
焼結ベレット膜はランタン系列金属フッ化物の粉末をア
ルカリ土類金属フッ化物と所定比で混合し、次いでそれ
をハンドプレスしてベレント状として、750℃または
それ以上で約4時間焼成することにより製造してもよい
。次いでそのベレットを砕き細かい粉末となるまで粉砕
しこれを静水圧成型して円筒型または円板状としで、そ
して870°〜900℃で焼結してもよい。この焼成と
焼結工程は不活性ガス雰囲気下で行なうべきである。
実施例 1 Can、 +5Lao、 5sFx、 as/シリコー
ンゴムフッ化物電極の作製 三元化合物Cao、+aLao、as  *、siは市
販のCaFIとLaF、とを適当なモル比で混合しCa
Fi15モル%となる混合物を得た。この混合物を不活
性ガス雰囲気中1500℃より高く加熱し完全に混合物
を融解させる。融解物を不活性雰囲気で放置して室温ま
で冷却する。得られた三元化合物を撹拌乳棒と乳鉢で微
粒子となるまで粉砕して、400メツシユスクリーンを
通し40ミクロンより小さい粒子を得た。粉砕した融解
物をX線回折で試験し、三元化合物の生成を示す単一相
の存在を調べた。
フッ化物選択性シリコーンゴム膜は三元化合物4.0g
と5iloprene K100Oシリコーンゴム (
Fl−uka CheIIlicals)1.0gとを
撹拌乳棒と乳鉢で緊密に混合することにより製造した。
この混合物を真空下で脱ガスし次に5iloprene
 K100Oクロス−リンカ−0,1gを加えた。この
クロスリンカ−を注意深< S i 1oprene混
合物を乳鉢中で乳棒で注意深く過剰の空気が入らぬよう
にして混合した。この混合物を素早く小さな2つの部分
のルーサイト■またはテフロン0型に移して硬化させた
。この型は厚み1.3a+w (50mi1)、直径1
.5インチの円形空隙を有している。硬化工程の間、型
を室温中プレス機中に置き若干の圧力をかけて過剰の5
ilopraneを搾り出しt:。この混合物を少なく
とも30分間放置して硬化させた。この後、硬化した薄
板を型から取り出し、8mmの円板に切る。フッ化物電
極はシリコーンゴム膜の円形片(8禦肩直径)を短いシ
リコーンゴム管(長さ8〜10cm、外径8 m+m)
上で市販のシリコーン製シール剤を用いてシールするこ
とにより作製した。シール剤は一夜乾燥のため放置し、
その後管の内側に0.01Mのフッ化ナトリウムおよび
塩化ナトリウムを含有する溶液を充填した。
銀/塩化銀導線を内部溶液中に挿入し電極を完成した。
膜の抵抗および7ツ化物電極対飽和カロメル電極の電位
を高入力インピーダンスエレクトロメータ(Keith
ley model 616)を用いて測定した。
試験は素早く行ない、電極はlOI′オームの抵抗を有
した。蒸留水中に一晩浸漬した後は、その抵抗は106
オームに低下した。比較として、同様の方法で作製した
三フフ化ランタン融解物まI;は単結品玉7ツ化ランタ
ンの粉砕物を使った電極は素早く測定するには高すぎる
程の抵抗であった。これらの電極の抵抗は、水中で一晩
浸漬後に1010〜10”オームに低下した。これらの
電極の抵抗は高いので測定にはキャパシティノイズを減
じるため7アラデーケージが必要であった。さらにLa
F、とCaF、とを同様のモル比で物理的に混合して、
この中では三元化合物は形成されていないが、作製した
電極の抵抗は純粋な三フフ化うンタン膜のそれと同等で
あった。
超イオン伝導体電極のフッ化物イオンに対する応答は、
その電極を参照電極を添えて、総イオン強度を調整した
緩衝液(丁otal Ion Stren−gth A
djusting buffer TISABX25m
12)中に置くことにより試験した。この溶液は氷酢酸
57+x12および塩化ナトリウム58gを脱イオン蒸
留水中に入れ、5M水酸化ナトリウムでpHを5.0〜
5.5に調整して調製した。安定した電位が得られた後
、0.1または0 、01 M  N a Fを添加し
て、安定状態の電位を記録した。代表的な結果を表1に
示した。
同様に比較の!こめにLa、F、融解物やユーロピウム
でドープしたLaF、単結晶の粉砕物をシリコーンゴム
膜に導入して上記のように作製した電極の応答性も示し
た。
表1 シリコーンゴム膜電極のフッ化物応答性4、OX 10
−’ 1、.2X10−4 3.2X10−’ 7.2X 10−’ 1.5X10−’ 3.4XIO−3 7,0X10−″ 1.3X 10−’ このデータにはシリコーンゴム膜中で超イオン伝導性三
元化合物を使用して作製したフッ化物電極がすぐれた応
答特性を有することが顕著に示されている。
実施例 2 Sr、、 + @Lag、 BSF”l as/シリコ
ーンゴムフッ化物電極の作製 SrF 1とLaF、の混合物を用い実施例1中に述べ
たようにして三元化合物Sro、 +5Lao、 gs
Fy、 a、を調製した。この化合物を使用したシリコ
ーンゴム電極を実施例1に述べたように作製し、そして
試験した。代表的応答性のデータを表2に示す。
抵抗(オーム) 3.5XlO” 3.9XlO” 5.7XIO10 表2 CF−〕 4.0X10−″ 1.2X1,0−4 3.2X to−’ 7.2X 10−’ 1.5X 10−3 3.4X10−’ 7゜0XIO−” 1.3xlO−! スロープ(mV/decade) 抵抗(オーム) 実施例 3 Baa  +5Lae、ssF*、ms/シリコーンゴ
ムフッ化物電極の作製 BaF2とLaF 3の混合物を使用し実施例1に述べ
たようにして三元化合物Bao、 I 1Lao、 a
sFz、 msを調製した。この化合物を使用してシリ
コーンゴム電極を実施例1のように作製し、試験しj二
表3に代表的な応答性のデータを示す。
表3 4.0×10−’ 1.2X 10−’ 3.2XlO−’ 7.2XlO−’ 1.5XlO−” 3.4 X 10−3 7.0XlO−s 1.3XIO−” スロープ(mV/decade) 抵抗(オーム) 実施例 4 Can eice++、 IIF!、 $6/シリコー
ンゴA7’/化物電極 三元化合物Ca、、 esceo、 5iFz、 ss
を実施例1に述べたようにして、CaF、(5モル%)
とCeF、との混合物を用いて調製した。この化合物を
用いてシリコーンゴム電極を実施例1に述べたようにし
て作製し、そして試験した。代表的なフッ化物応答性を
表4に示した。
表4 Can、 osCeo、 *Js、 *s/シリコーン
ゴムフッ化物電極のフッ化物イオン応答性 〔F−〕 4.0XIO−’ 1.2X 10−’ 3.2X 10−’ ?、2X1.0−’ 1.5X 10−’ 3.4XlO−’ ?、OX 10−” 1.3X10−” スロープ(mV/decade) 抵抗(オーム) 実施例 5 Cat、 l。Pro、*。Fffi、 I。/シリコ
ーンゴムフッ化物電極の作製 三元化合物Can、 r。P「。、。オ 、。を実施例
1に述べたようにして、CaFs(10モル%)とPr
F、との混合物を用いて調製しI;。この化合物を用い
てシリコーンゴム電極を実施例1に述べI;ようにして
作製し、そして試験した。代表的なフッ化物応答性を表
5に示した。
表5 4、OX IQ−’ 1.2X]、o−’ 3.2X to−’ 7.2X 10−’ 1゜5XIO−’ 3.4XlO−” 7、OX 10−3 1.3XlO−” スロープ(n+V/decade) 抵抗(オーム) 実施例 6 Ca@、 1oNd、+、 asFz、 go/ ’/
リコーンゴムフツ化物電極の作製 三元化合物Ca、、 +oNde、 *。Fx、 so
を実施例1に述べたようにして、CaFx(10モル%
)とNdF、との混合物を用いて調製した。この化合物
を用いてシリコーンゴム電極を実施例1に述べたように
して作製し、そして試験した。代表的なフッ化物応答性
を表6に示した。
表6 Cao、 +aNdo、 toFz、 to/シリコー
ンゴムフッ化物電極の応答性 〔Fつ 4.0XlO−’ 1.2XlO−’ 3.2X 10−’ 7.2X10−’ 1.5X 10−” 3.4XlO−’ 7、OX 10−’ 1.3Xlo−” スロープ(mV/decade) 抵抗(オーム) 実施例 7 Sro、 asLao、 IIF!、 as/シリコー
ンゴムフッ化物電極の作製 三元化合物Sra、*5Lae、*s  t、tsを実
施例Iに述べたようにして、SrF*(5モル%)とL
aF、との混合物を用いて調製した。この化合物を用い
たシリコーンゴム電極を実施例1に述べたように作製し
、そして試験した。代表的なフッ化物応答性を表7に示
した。
表7 4.0X10−’ 1.2X 10−’ 3.2X1.0−’ 7.2X1.O−’ 1.5X 10−” 3.4X10−1 7.0XIO−” 1.3XlO−’ スロープ(mV/decade) 抵抗(オーム) 選択性に関するSra、 osLao、 asFz、 
*s/ シリコーンゴムフッ化物電極の調査は以下のよ
うに行なった。7ツ化物電極と参照電極とを高濃度、代
表的には0.IMの妨害イオンを含有するTl5AB溶
液中に入れた。水酸化物の妨害の試験の場合Tl5AB
緩衝液のpitをlOに調製した。リン酸塩の選択係数
(selectivity coetticient)
を全リン酸として0.01Mの濃度を含有するリン酸緩
衝液中で決定し!=、 O,OIM NaFを添加し、
そして安定状態の電位を記録した。この選択係数は応答
曲線が(低い方の検出限界)ズしてくる時のフッ化物イ
オン濃度と妨害イオンの濃度との比率から計算される。
選択性の比率を表8に示した。
この超イオンフッ化物伝導体を基部とする電極の選択性
は単結晶フッ化物電極のそれと比肩し得るものである。
表8 S「。。5Lao、 asFz、 +s/シリコーンゴ
ムフッ化物電極の選択係数 イオン種           選択係数硝酸イオン 
          4XlO−’ヨウ化物イオン  
       5XlO−’臭化物イオン      
    5XIO−’硫酸イオン          
 3X10−’塩化物イオン        <5Xl
Oづ水酸化物イオン         lXl0−’リ
ン酸イオン          4XlO−4実施例 
8 ソリッドステートsr6. +1Laa、 asFz、
 as/シリコーンゴムフッ化物電極の作製 Sro、 1iLao、 tsFt、 ah/シリコー
ンゴム電極を、実施例1に述べたようにして作製した。
ただし内部溶液はソリッドステート接触で置き換えてい
る。AgFの飽和溶液をメタノール中で調製した。遠心
分離の後、上澄液3滴をシリコーンゴム膜の内側表面に
加えた。メタノールを真空下で2時間デシケータ−中で
蒸発させた。電極本体を次いで銀を含有するシリコーン
ゴム(Eco−bond 5LDR−9)で包んだ。同
軸ケーブルを銀/シリコーンゴムの中に挿入し、そのシ
リコーンゴムを、−晩かけて硬化させた。得られた1項
のフッ化物応答性を実施例1に述べたようにして試験し
た。表9に代表的応答性を示した。
表 9 4、OX 10−’ 1.2X 10−’ 3.2X 10−” 7.2X 10−’ 1.5X 10−3 3.4XIO−3 ?、0X10−3 1.3X 10−” スロープ(+nV/decade) 抵抗(オーム) 実施例 9 ソリンドステート、平面Sra、 eiLae、 es
Fx、 ss/シリコーンゴム7フ化物電極の作製 平面7ツ化物電極をシリコーンゴムシートの小さな穴の
中でSr、、 osLas、 esFx、 *a/シリ
コーンゴム膜を形成させることにより作製した。シリコ
ーンゴム(Silastic Sheating、医療
用RV。
40ミル厚)の強化された薄板を約1インチ角に切り出
し、直径5mmの穴を下部中央にバンチした。この角薄
板を“ルーサイト″ブロック上に置き、実施例7に述べ
たように調製したS「。。。
La、、、 esFx、 *h/ 5iloprene
混合物をその穴の中に充填した。余分の混合物はすべて
除去し、′ルーサイト”ブロックをこのシリコーンゴム
角片上に載せ、二つのブロックの間でサンドインチとな
るようにした。このシリコーンゴムは実施例1に述べた
ように、室温中央なくとも30分間、軽い圧力をかけな
がら硬化させた。この時間の後シリコーンゴム角片を“
ルーサイト”ブロックから取り出した。実施例8で述べ
たように、メタノール中のAgFの飽和溶液の上澄液1
〜3滴をS「。。1La11. esFx、 es/シ
リコーンゴム膜の片側に滴下した。メタノールを真空下
デシケータ中で1時間蒸発させた。次に銀を含有したシ
リコーンゴム(Ecobor+d 5LDR−59C)
を用いて、八gFで処理した側の膜上を鍵穴型となるよ
う塗布し、電極膜を完全に被覆し、そして銀を含有する
細長い片がこのシリコーンゴム角片の上方に延長される
ようにした。この銀含有シリコーンゴムを真空下で1時
間硬化させた後、下部を架橋した5iloprene 
K100Oで覆い、電気的接触を得るためにこの角片の
上部の小さい部分のみがむき出しとなる様に残した。こ
のSi 1opreneを真空下で1時間硬化させた。
平面7ツ化物電極の応答性を試験するために、Tl5A
B中で調製した試験溶液0.1mQを電極@(上記処理
を行なわなかった側)上に置いた。超小をのAg/ A
gCΩ電極をフッ化物電極の上方に位置させて、参照電
極として使用した。代表的な応答性を表10に示し に
 。
表10 4.0XIO−″ 4.4XlO−’ 4.2X 10−’ 3、I X 10−” スロープ(mV/deca、de) 抵抗(オーム) −57.7 5.3X10’ 以上、本発明の詳細な説明したが、本発明はさらに次の
実施態様によってこれを要約して示すことが出来る。
(1)フッ化物イオン選択性電極に使用するための、1
JxLnyF s−エ型、ただしMはアルカリ土類金属
イオンであり、Lnはランタン系列金属イオンであり、
yはLxに等しい、の三元化合物からなる活性成分を有
する膜。
(2)アルカリ土類金属がカルシウム、ストロンチウム
およびバリウムよりなる群から選ばれた前項(1)に記
載の膜。
(3)ランタン系列金属がランタン、セリウム、プラセ
オジム、ネオジム、プロメチウム、サマリウムおよびユ
ーロピウムよりなる群から選ばれた前項(2)に記載の
膜。
(4)膜が撥水性ポリマーマトリックスであり、三元化
合物が粒子の形状でマトリックス全体に配置されている
前項(3)に記載の膜。
(5)膜が撥水性ポリマーマトリックスであり、三元化
合物が粒子の形状でマトリックス全体に配置されている
前項(1)に記載の膜。
(6)粒子は75μ肩より小さい直径を有し、マトリッ
クスの50〜90%1/νから成っている前項(5)に
記載の膜。
(7)三元化合物を膜を形成させるために蒸着させた前
項(1)に記載の膜。
(8)三元化合物が焼結ペレットである前項(1)に記
載の膜。
(9)測定すべき溶液中のフッ化物イオンの濃度を決定
するために、フッ化物イオンを含有する内部参照溶液を
含むように適合する管と、管中に配置されしかもその溶
液により接触されるよう適合されている内部参照電極と
、そして測定すべき溶液と参照溶液との間の拡散バリア
として機能させるため、管の片端上に拡散膜とを有する
フッ化物イオン選択性電極において、膜がMxLnyF
s−x型ただし活性成分としてMはアルカリ土類金属イ
オンであり、Lnはランタン系列金属イオンである三元
化合物からなることを特徴とする改良された電極。
(10) iが撥水性ポリマーマトリックスであり、三
元化合物が粒子の形状でマトリックス全体に配置されて
いる前項(9)に記載の電極。
(11)粒子は75μmより小さい直径を有し、マトリ
ックスの50〜90%V/Vから成っている前項(10
)に記載の電極。
(12)三元化合物を膜を形成するために蒸着させた前
項(9)に記載の電極。
(13)測定すべき溶液中のフッ化物イオンの濃度を決
定するために、7ツ化物イオンを含有する内部参照溶液
を含むように適合する管と、管中に配置されしかもその
溶液により接触されるよう適合されている内部参照電極
と、そして測定すべき溶液と参照溶液との間の拡散バリ
アとして機能させるため、管の片端上に拡散膜とを有す
る7ツ化物イオン選択性電極において、膜を以下の工程
、すなわちM)(LnyF 3−8型の三元化合物、た
だしMはアルカリ土類金属イオンであり、Lnはランタ
ン系列金属イオンである、を形成させ、この三元化合物
を粉砕して粒子状とし、そしてこの粒子を撥水性ポリマ
ー中に導入し粒子のマトリックスを形成させる、により
作製することを特徴とする改良されたフッ化物イオン選
択性電極の作製方法。
(14)粒子は75μmより小さい直径を有し、マトリ
ックスの50〜90%V/Wから成っている前項(13
)に記載の方法。
(15)三元化合物がMo、 osLne、 5sFz
、 !SsただしMはアルカリ土類金属イオンであり、
ランタン系列金属はランタン、セリウム、ブラセオジム
、ネオジム、プロメチウム、サマリウムおよびユーロピ
ウムよりなる群から選ばれている前項(14)に記載の
方法。
(16)粒子径が40urtrより小さい前項(15)
に記載の方法。
(I7)ポリマーがシリコーンゴムである前項(16)
に記載の方法。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)フッ化物イオン選択性電極に使用するための、M_
    xLn_yF_3_−_x型、ただしMはアルカリ土類
    金属イオンであり、Lnはランタン系列金属イオンであ
    り、yは1−xに等しい、の三元化合物からなる活性成
    分を有する膜。 2)測定すべき溶液中のフッ化物イオンの濃度を決定す
    るために、フツ化物イオンを含有する内部参照溶液を含
    むように適する管と、管中に配置されしかもその溶液に
    より接触されるように適合されている内部参照電極と、
    そして測定すべき溶液と参照溶液との間の拡散バリアと
    して機能させるため、管の片端上に拡散膜とを有するフ
    ッ化物イオン選択性電極において、膜がM_xLn_y
    F_3_−_x型、ただし活性成分としてMはアルカリ
    土類金属イオンであり、Lnはランタン系列金属イオン
    である三元化合物からなることを特徴とする改良された
    電極。 3)測定すべき溶液中のフッ化物イオンの濃度を決定す
    るために、フッ化物イオンを含有する内部参照溶液を含
    むように適する管と、管中に配置されしかもその溶液に
    より接触されるよう適合されている内部参照電極と、そ
    して測定すべき溶液と参照溶液との間の拡散バリアとし
    て機能させるため、管の片端上に拡散膜とを有するフッ
    化物イオン選択性電極において、膜を以下の工程、すな
    わちM_xLn_yF_3_−_x型の三元化合物、た
    だしMはアルカリ土類金属イオンであり、Lnはランタ
    ン系列金属イオンである、を形成させ、この三元化合物
    を粉砕して粒子状とし、そしてこの粒子を撥水性ポリマ
    ー中に導入し粒子のマトリックスを形成させる、により
    作製することを特徴とする改良されたフッ化物イオン選
    択性電極の作製方法。
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